ご報告
2020.08.16 Sunday
紫苑の姉です。
紫苑は8月13日21時11分に亡くなりました。
15日に家族で葬儀を終え夕方帰宅しました。
前のブログを書いた後からの話を少し書いておきます。
6月22日は午前中だけ仕事に行き、6月23日は定期の診察で朝病院へ向かいました。送る車の中で「昨日お腹が痛すぎて会社の更衣室で暴れてたらコンタクト片方なくしたから家帰ったら注文しなくちゃ」と言っていたのが、病院で診察したところ直腸が破れているとのことで即入院となりました。
6月中はまだ元気で自宅で作ったジュース市販のジュースを飲んだりゼリーを食べたりしていました。
7月1日のCT検査、異常なしだったと本人から連絡があり、夕飯も重湯が出るようになりました。
7月2日、自宅で作ったメロンジュースを喜んで飲み、血液検査の異常がなければ7月7日に退院できるとの連絡。
が、7月3日にもう少し様子見で7日の退院はなしにするとの連絡。この時に飲んでいたメロンジュースが悪かったのだと本人は思ってしまったようで、以後メロンジュースは飲みたくないと。メロン大好きなはずなのに。
そして再び絶飲食に。
7月9日に病院から電話。主治医の先生から話があるとのこと。
腹膜播種の状態が悪いと。ストマにしたので基本的には小腸までしか通らないことにはなっているけれど、体内は繋がっているので飲食したらどうしても腸を取ってしまう分があり、腹膜が炎症を起こしてしまうとのこと。
そして、この先もう家に帰れることはありませんと言われました。痛みがひどいので医療用の麻薬も処方しましたと。
絶飲食が続いても、本人は治る気まんまんで、お腹の中がきれいになればまた元気になって家に帰れるし仕事にも行きたいし、8月下旬頃に一昨年行った岐阜の温泉に行きたいんだけど混んでるかな?と至って前向き。
7月21日には「23日、キウイジュース持って来て!先生の許可出た!」とうれしそうなLINEが来ました。
近江町市場の果物屋で最高に良さそうなキウイを買って本人の希望通りのキウイのみ混ざりっ気なしジュースを届けましたが酸っぱくて飲めなかったと。そしてやっぱりお腹に何かを入れるのは良くないようで再び絶飲食になりました。
7月29日、夜病院へ行くと画面が真っ黒で表示されていないスマホをスクロールしながらうれしそうに「11月24日、神戸のいつものホテルとっといて。ミッチーのLIVEがあるの!」と。今年のLIVEは全公演中止で払い戻しをしたはずなのに決まったのかな?と帰りに病院の駐車場でミッチー公式やらTwitterやら確認しましたがあるのは「チケットの払い戻しは8月31日までです」だけで。せん妄なのか…
7月30日未明、「口の中の乾燥が酷いので乾燥しないよう助けて」とLNE有。
7月31日、スイカのジュースを持ってきてと電話。ナースセンターに飲んでいいのかこちらから確認を取り、ジューサーをかけたスイカを更に裏ごししたジュースを届け3口ほど飲みました。
でもやっぱり良くなかったようで、翌日、生のフルーツは刺激が強すぎるからいろはすのフルーツ味のを持ってきてとのこと。そのいろはすを飲んだのも2口ほどだったでしょうか。
30日も31日ももうスマホを操作することが大変だったようで、LINEの文章が途中で途切れ電話で補うようになっていました。
8月1日からはLINEは一切既読にならず。病院へ行っても「おかあさん」「おねえちゃん」「うん」ぐらいしか話せなくなりました。
8月2日から鼻から胃の中のものを出す管が装着されました。これで吐かずにすむとのこと。
8月9日までは意識があり、目も開いていたのですが、10日の朝に病院から「呼吸が途切れ途切れになったのですぐに来てください」と連絡。極めて危険な状態になっているとのことでその日は付き添いで病院に泊まりました。
熱が出たり、左足だけ冷たく青くなってきたり、血圧が低すぎて機械では測れないと言われたり、心電図もパッチの場所によっては反応しないと言われたりでしたが13日まではこちらからは同じような状態に見え、13日の午後に「おじいちゃんのお墓参りに行ってくるからね。また明日ね」と頭を撫でたのが、生きている彼女にかけた最後の言葉となってしまいました。
13日の20時40分頃に病院から電話。「呼吸していません。すぐに来てください」と。
20時37分に心臓が止まったそうです。
病院に駆けつけた時、まだ頭は温かく、ずっと口をあけっぱなしで苦しそうにしていたのがやっと楽になったのか、微笑んでいるように見えました。
15日葬儀。お気に入りの黄色いワンピースを着てヒマワリを中心とした黄色い花に囲まれてとてもきれいでした。
6年8カ月の闘病は大変だったろうと思うけれど、良いお友達に恵まれ、たくさんの趣味を思う存分楽しみ、どんなに休むことが多くても働かせてくれる職場にも恵まれ本当にありがたいことでした。
まだ、いなくなってしまったことが信じられないですが、苦しみからはやっと解放されたのだと思います。
今までお世話になったみなさん本当にありがとうございました。
ポート入れ替え
2020.06.14 Sunday
6月から週に2日、午前中のみのゆるゆる勤務で会社に行き始めました。
当初は週に3日の予定でしたが、体力がどうしてももたず。
しばらくは2日で様子を見つつ、やっていきます。
こんな緩い働き方、あり得ませんが許してくれる会社や社内の人達には感謝しかないです。
仕事に行くと活動量が全然違うのでいつもより少したくさん食べられるのです。
疲れは大きいけれど、少しずつちゃんと動けるようになって嬉しいなあと思っていたら。
先週の半ばから、夜中から明け方にかけて40度近い高熱が出て朝、9時過ぎくらいに平熱に戻る、というのが3日続き。
さすがに40度近い高熱が数時間続くのは辛く、ベッドの中でもう死にたいと何度も呻く日々でした。
でも、現金なもので熱がない昼間は食べられもしない美味しそうな料理をネットで眺めては食べたいなあ、と妄想するのです(笑)
とはいえ、こうも高熱が続くとせっかくついてきた体力もガタ落ち。
何とかして〜と毎日点滴しにやって来てくれる訪問看護師さんに泣きつき。
小腸に人工器官、ストーマを設置したため毎日一定量水分&栄養補給をしないと今はならず。夕方に点滴をしてもらい、夜中止まったら自分で終了処理をしています。
そんなわけで何かあれば直ぐに対処してくれる訪問看護サービスには本当に助かるし、心強いです。毎週様子を見に来てくれる院長先生がどうして夜〜朝だけ熱が出るのか考えて出した結論が点滴。
抗がん剤の影響ですっかり血管が細くなり、胸に入れたポートという人工器官を使って点滴をしているのですが、そのポートが原因ではないかと。
試しに2日間、腕から点滴してみたところ熱が出なくなりました。
直ぐに訪問看護サービスから主治医に連絡したところ、直ぐに病院へ来てくださいとなり。
ポートに菌がついたと思われるので今日、抜きましょうと言われ。
心の準備も何もありませんが緊急手術で取り除いて帰って来ました。
それが月曜日。ちなみに手術自体は1時間です。
新しいポートは、菌が身体に残っていないか数日様子を見て金曜から1泊2日で入院して入れることに。
先生から抜くのは簡単なんです、と言われた時はそうなの?とちょっと拍子抜けでした。
そんなわけで金曜に入院し、その日の午後に新しいポートを反対側の胸に設置してもらい土曜日に退院してきました。
1日だったのと、とにかくしんどかったので個室にしたら静かで快適でした。
3月に長期入院した時と同じ病棟だったので、顔馴染みの看護師さんと再会して楽しかった。
手術の後、何度も吐いたり空調を切ったら熱中症になりかけて点滴してもらったり、度重なる高熱のせいで酷い貧血状態になっていたことが判明して輸血したりとけっこう大変だったけど。朝、目覚めると身体がずいぶん楽になってました。
このところちょっと動くとしんどかったのは貧血のせいとわかり、今までなったことがないためこんなにしんどいものなのかと驚きました。
昨日はご飯もしっかり食べられて、今朝は久しぶりにすっきりした気分で目覚めました。まだ体力がないけれど熱がなくなれば活動量も増えるので。
また、ゆるゆると少しずつ焦らずやっていきます〜。
昨夜の報道ステーションのつばちゃんリモート出演、いい感じに編集してくれて楽しかった〜。
観客のいない球場でもパフォーマンスをする理由が嬉し過ぎて楽しいのにぼろぼろ泣いてしまいました(^^;
再入退院とドセタキセル その3
2020.05.23 Saturday
またまた前回からかなり続きがあきました。
へたりすぎていてとてもブログを書く力もありませんでした。
薬の投与から3週間目なので、まさかもう副作用はないだろうとおもっていたのですが大甘でした(ぐすん)。
5月4日の月曜朝、目覚めた時に枕に大量の髪が抜け落ちていてぎょっとしました。これまでも抗がん剤による脱毛は何度も経験しましたが、いつも2回目の投与から髪が抜け始めていたため、今回ももう少し先だと思っていたのでビックリ!
更にとにかく身体がだるく重く。日中になるとどんどん酷くなり、自分の意思とは無関係に目蓋が降りて来てしまい、何もできません。
しんどいのと何かをしている途中で意識がなくなりそうで、動くこともままなりません。
毎日夕方に訪問看護士が来てくれて、点滴をしてくれるのですが今日の状態を説明をしている間にもすーっと目蓋が降りて来て、初めて見る現象に看護士さんも驚いてました。
その日はいつもの通り点滴を施され、夕食後ベッドに横になっていると再び連絡があり、抗生物質の投与に再訪してくれました。
夜、寝ている時がとにかくしんどくて苦しくて。一晩中辛かった。
火曜日もほぼ同様な感じで。ただ、目蓋が勝手に降りて来てしまう現象は前日より少し和らぎました。
この日の訪問看護の方はベテランだけあって、前日何でだろう? と思っていたことは熱によるものと即座に判定。この日から解熱剤を服用することに。
水曜日も同様な感じですが、前夜、解熱剤を飲んだおかげで朝はふらふらする以外は少し楽でした。でも、この夜は寝初めてしばらくしたら、ものすごい悪寒に襲われ、布団から出ることはもちろん、手を伸ばして鼻をかむこともままならないほど。悪寒がやっと治まっと思ったら、熱が急上昇し始め39度を軽く超えました。
木曜日もほぼ同様です。日中のだるさが日に日に増していきます。
この日は、採血も行い、結果を受けて金曜日から抗生物質の内容が変わり投与が朝夕の2回に変更に。
金曜日もやはり、前日と似たような症状。毎晩、高熱が出て解熱を繰り返すのでものすごく辛い。
土曜日になったら流石に少しは良くなるかなと期待しましたが、結局さほど変わらず。3日連続で解熱剤を飲んだせいで別の副作用が起きて、身体が鉛のように重くなってしまったため、この夜は氷枕で凌ぐことに。
明け方には何とか熱も下がり、日中はだいぶ回復していたため、今夜はもう熱が上がらないといいなーと思っていたのですが。
土曜夜もやはり、熱が上がり何とこの夜は数日ぶりの39度超え。もう解熱剤は飲まないと固く決めていたので、この夜も氷枕と水分補給で何とか一晩乗り越えました。
日曜の朝になり、やっと37度台まで下がると同時に、自分でも毎回不思議なのですがようやく「あ、今回の副作用はこれで終わった」という感覚が初めて訪れました。
翌週の火曜は2回目の抗がん剤投与だったのですが、前回の受診以降の副作用の顛末を時系列に沿って記録したものを先生に渡し、もう抗がん剤は出来ません、とお願いしたところ。思いの外、すんなり受け入れられました。これからは毎月、血液検査等で様子を見ながら、何かあれば都度対応していくことになりました。
わーい、これで体力回復に努めるぞ〜とその日は嬉しかったのですが。
頑張って外出したのが思いのほか、たたったらしく。
その日の午後はもちろん、翌日の水曜日はものすごくぐったりしてしまい、1日中ほぼ起き上がることも出来ませんでした。
これには、さすがに落ち込んでしまいました(泣)。
それからは、少しずつ亀の歩みで動ける時間を増やすようにしているのですが。今週に入り、もう副作用は終了したはずなのに。
水、木、金と3日続けてまた夜中に熱が上がる症状が出て、一体何故なんだろう? と。
昨日は久しぶりに会社へ行き、6月からの復帰について話をして、丁度コロナ禍の影響で雇用調整に入っているのあり。有り難いくらいのゆるゆる勤務で無理のない範囲で様子を見ながら仕事を始めることも決定しました。久しぶりに同僚と会話もして、疲れたけれどとっても楽しかったのです。午後は流石にぐったり、でほぼ寝ていたのですが。
2日続けて解熱剤を飲んだせいで、身体がとてもだるかったのもあり、昨夜も久しぶりに氷枕で凌ごう!作戦を決行したのですが。
なかなか熱が下がらず苦しかった。
ようやく起き上がれるようになったのですが、すぐに疲れてしまうのは仕方がないにしても、毎晩発熱するのが本当に困ります。
焦っても仕方がないので。地道に少しずつやっていきます〜。
再入退院とドセタキセル その2
2020.05.13 Wednesday
ドセタキセル投与から2日後の4月24日。
遂に晴れて退院の日がやってきました。
投与当日、翌日と副作用は現れなかったのですが、退院当日から副作用が始まりました。
朝食後、身の回りの片づけをしていたら、お馴染みの吐き気がやってきて嘔吐。一度嘔吐した後は、しばらく休んでいれば回復するので、休み休み退院準備をします。
この日から新型ウィルスへの対策がより厳しくなり、入院患者は病棟からの出入りが1日1回に制限され、そこそこ動ける患者にとってはかなり窮屈になりました。
もちろん面会は一切アウトです。着替え等の差し入れは1階受付で病棟ごとにまとめ、各病棟の看護士さんが各自に配ることに。
丁度退院の日からで本当によかった〜。
退院時も例外ではなくこの日、荷物は1階まで看護士さんが運んでくれました。
2月に入院した時からずっと、退院したら行きたかったお気に入りの紅茶やさんで前日お願いしておいたテイクアウトのセットをお昼用に受け取り、帰宅後美味しく頂きました。幸せ〜。
数時間後に結局、嘔吐してしまうのですが(苦笑)美味しかった〜という満足感はひととき得られます。この日から週末までの3日間は、食べた後に嘔吐はするものの、以前のような完全な絶食になることはないのが救いでした。
週が変われば、嘔吐も治まり少しずつ体力を取り戻していこう、と思っていたら。
明けて月曜日。朝から上から抑えつけられるようなだるさが襲ってきます。加えてとてつもない息苦しさで、ほんの少し動いただけで息が切れて動けません。そんな状況が午前中いっぱいずっと続きます。夜になるとひざ下からがとにかく痒い!
息切れが治まる時間が日を追うごとに少しずつ早くなっていくのと対照的に身体のかゆみは足からどんどん上に範囲が広がり耐え難くなっていきました。
退院から1週間後の5月1日。
退院後の検査の為、病院へ。この頃には息切れで身動きがとれないのが10時までには治まるようになっていたので受診も何とかなるかなと思っていたのですが。
病院は広い!そんな当たり前のことが弱り切った身体には堪えました。
検査と受診科はフロアも違うため、亀の歩みでしか進めない身には辛い。
婦人科へたどり着いた頃には完全に弱り切ってしまい、待っている間に久しぶりに嘔吐しました。
先生に退院後の状況を説明し、週明けくらいから副作用も抜けて徐々に回復していくといいですね、と次回からの減量と投薬間隔を少し開けることを決め点滴を受けてから帰宅。
久しぶりの外出は思った以上に負担が大きかったらしく、帰宅後はぐったりでした。
週末には息苦しさと身体のだるさも随分、軽くなり全身の痒みも土曜夜で遂に治まりこれでやっと終わった、と思っていました。
更にくづつ
再入退院とドセタキセル
2020.05.02 Saturday
またまたお久しぶりです。
ようやく起き上がってPCの前に座ることが出来るようになりました。
3月末に再入院から何とか退院し、毎日訪問看護サービスによる点滴治療を受けながら日常復帰を目指していたのですが。
今後の治療方針を話し合うために再診に向かう4月14日。この日は前日夜に激しい嘔吐があり、手足がしびれてフラフラで起き上がるのもままならず。
訪問看護サービスに助けを求めたところ、病院へ行けるようにすぐに点滴しましょう、と駆けつけてくれました。
こういうきめ細かい対応をしてくれるのが本当に助かります。
急ぎ、入れられるだけ点滴してタクシーまで送ってもらい、何とか病院に辿り着いたものの。病院は広い!何とか婦人科の受付まで這うように行き、とても座っていられないため順番までベッドで休ませてもらい。
対面した主治医にこれこれこういう状況だから、点滴をお願いしますと伝えたところ、即座に血液&尿検査と点滴をすることに。
3時間ほどの点滴を終え、何とか動けるようになり検査結果を伝える先生がマグネシウムの値が危険水域です。腫瘍マーカーも上昇してますし、一度戻ってもいいけれどこのまま入院した方が……という提案に、前回とは違い一も二もなく同意してました。
病棟まではもちろん自力で行けないので車椅子を押してもらっての移動です(^^ゞ
家族に入院になったので必要な荷物を依頼し、今度は勝手知ったる婦人科病棟へ。
このご時勢なので幸い、病棟が空いていて助かりました。
しかし、激しい嘔吐等で脱水症状は覚悟していましたが、まさかのマグネシム欠乏。短くなってしまった小腸からの栄養吸収が上手くいかなかいためで、これは予想外でした。何だか見たことがないいつもの先生の態度とは違う慌てぶりが自分が思うよりも危険な状況だったんだなーと。今日が丁度受診日で良かったと思いました。
病衣に着替えてほどなくして点滴が始まりました。
今回は24時間の点滴だけでなく、あまり馴染みのない心電図の装置が取り付けられ、これが無駄に重い。
マグネシウム値が崩れると不整脈や心不全の危険性があるそうで。真剣に訴える先生をよそに、ふーんそうなの? とどこまでもお気楽な私(^^ゞ
入院した週末に取り外されるまでずっと邪魔だなーと思ってました。
ベッドに横になり、点滴を入れられてひと眠りするうちにだいぶ気分がよくなってきました。そうすると、吐くのが怖くて食べられなかった食欲が急に沸いてきました。
家だと日に日に食べられる量が減って行ったのに、今回の入院では入院した日の夕食からどんどん逆に食べられるようになりました。
前回の入院時は、もう病院のご飯飽きたー嫌だーと思っていたのが、あれ?これ食べやすくて美味しいと感じるまでに(苦笑)。
今回の入院では、入院した時はこの人どうなるんだろう? 状態だったのにその日の夕食から食べられるようになり、点滴で栄養も補給したおかげか数日は手足の痺れがあったものの、みるみるうちに回復していくのが自分でもわかりました。
当初は病棟のすぐ隣のトイレに行くのもやっとだったのが、程なくして病棟から続く談話室へ自力で行けるようになり。入院した週末には他所のフロアやコンビニに買い物へも行けるようになりました。
前回はまだまだ慣れず、粗相をしてばかりだったイレオストミーの扱いも看護士さんに褒められるほど上手くなっていて、数日に一度行わなければならない装具の交換もスムーズに出来ました(^-^)v
今回の入院では、血液検査の数値を回復させることと同時に入院中に新しい抗がん剤を投与する目的も。
順調に回復し、入院した翌週の水曜に新しい抗がん剤、ドセタキセルの投与を受けました。
事前に薬剤師から副作用の説明を一通り受けていましたが、投与当日と翌日はほぼ影響なく先生とも今回のはよさそうですね、と話していたら……。
くづつ
慌てないあわてない
2020.04.12 Sunday
退院して2週間目の週末。
なかなか体調が安定せず、毎日一喜一憂で落ち込んだりこの先どうなるのか不安になったりしますが。今日は退院して一番、体調が安定してご飯も退院後もっともしっかり食べることが出来ました。
入院中は退院したらあれを食べよう、これも食べたいと強く思っていたのに実際に家に帰ってからは思うようにご飯が食べられず。あんなに食べたいと願っていたおかずはとてもいらないや、という状態だったりで。
これまでの闘病生活とは随分勝手が違うことにかなり戸惑ってます。
ですが、在宅治療に来てくれる看護士さんと話したりするうちに、今回はこれまでとは違うのだ。のんびりゆっくり徐々にやっていこう、という気持ちにようやくなりつつあります。
幸いなのか(?)、今世の中がこういう状態なので目の前にニンジンとなるようなお出かけも全くなく。何より今はまだ外出がままならないので毎日様子見しながらのんびりやっていきます。
腸閉塞
2020.04.01 Wednesday
今日から4月1日。そして、お久しぶりです。
ようやく家に帰ることが出来ました。2月の初めに突然、腸閉塞を発症して約2ヶ月。最初に収監された時はまさかここまでかかるとは思ってもいませんでした。
今年に入ったくらいから、何だか便秘気味だなとは思っていました。いつも、抗がん剤治療の後は便秘になるのですが、処方されている便秘薬を飲むと解消されてその後は正常になるのですが。年が明けたくらいから、薬を飲んでもこれまでほどの効果がなく。また、今までなかった腹痛がありました。
何だかんだとだましだましやっていたのですが。
建国記念の日。前日にものすごい腹痛があり、一晩眠れないくらいでしたが翌朝になると痛みもだいぶ引いており、当日は出勤日だったので出社し仕事をしていました。午前中は割と調子がよく、たまった仕事を片付けていました。
昼休みに持参したおにぎりを美味しく頂き、しばらくするとだんだん具合が悪くなってきたので水分を沢山取ろうとペットボトル1本を少しずつ飲み干した昼休み明け。
盛大な嘔吐とともに今までにありえないくらいの量を吐いてしまいました。これは、ヤバイと思い諦めて早退し病院へ送ってもらいましたが、病院に向かう車中ではとても座っていられない状態でした。
救急外来を待つ間も嘔吐は止まらず。検査結果を聞く間も吐き通し。当直医の見立ては結石で、ただこんなに吐くのはおかしい?と首を傾げながらも翌日の外来の予約を入れてその日は帰宅。
一晩、ほぼ眠れないくらいお腹がパンパンに張り息苦しい夜を過ごし、翌日も病院へ。予約は泌尿器科でしたがどう考えてもそうじゃないだろう?と思ったので、いつもの婦人科を予約外で受診したところ。たまたま主治医の診療日を重なり、腹部エコーで確認した瞬間、お腹にパンパンに便が詰まっている!すぐに消化器内科に連絡してもらい、検査の結果腸閉塞ということで、そのまま入院になりました。
投薬治療で様子を見ること1週間。なかなか溜まった腸の内容物が減りません。薬を変えたりしつつ、ほんの少しは減ったかなぁという感じで数週間が経過。とにかくいつまでも入院していられない、と2月末に一旦退院。まだお腹はパンパンでしたが、翌日は少しだけ調子もよくなりやっぱり家の方がいいと思ったのですが2日目には再び悪化。丁度日曜だったので翌日まで待ち、諦めて週明けの3月2日に再び病院へ。
この時は多分、再入院覚悟で家に入院支度をしておいて行きました。
消化器内科の担当医が慌てて再検査したところ、悪化しておりただし大元は卵巣がん原発の腹膜の腫瘍だから、ということで再び婦人科で治療してください、と。この時点でもうめっちゃ不信感です。
その日のうちに婦人科で鼻から胃管を入れ、腸にたまった内容物を外に出す治療を開始。みるみるうちに溜まっていく内容物にこんなにいっぱい溜まっていたのかと。まるでお腹にメロンが詰まっているかのようにパンパンだったのが、1ヶ月ぶりにようやくすっきりしました。
2日かけて腸閉塞自体は治まりましたが、閉塞の原因となっている腹膜の腫瘍がある限り再発の危険が常にあり、今後のことを考えて小腸にストーマ(人工肛門)を作り閉塞を回避した上で腫瘍の治療をするのがよい、ということで消化器外科にて緊急手術を行うことになりました。
入院が月曜で水曜には手術、という異例のスピードで心構えもろくにないまま手術となりました。
手術自体は、これまでとは違い2時間弱と短く、手術後の夜は吐き通しなのが初めてそれがなかったけれど。開腹なので痛みはやっぱりものすごくありました。しばらくは寝返りも打てず、ベッドから起き上がれずというお決まりのコースを辿る間も手術前からずーーーーっと絶食なのが何よりも辛かった(苦笑)。
初めて重湯が開始になった時は嬉しかったなぁ。
当初は手術後、10日くらいで退院という見立てだったのですが、2月から1ヶ月以上ほぼ絶食で体力が激減していたのと病院だと眠れないのも祟り、2度ほど重度の脱水症状に陥る羽目に。息が思うように出来ない苦しさを初めて体験しましたが、苦しみながら溺死する時はこんな感じなんだろうか? と想像してしまいました。
体調がすぐれない間も、取り付けたストーマに便という名のほぼ水様の液体が溜まるため、何度もトイレに通うのが大変でした。
それと同時に定期的に装具交換の練習をするのですが、これがまた不器用な私にはひと苦労。体力がない間は本当にこの装具交換の時間が地獄の辛さでした。
ご飯も食べられるようになってきて、そろそろ退院を待つばかりの頃に突然言われた、退院後も自宅で点滴治療が必要ですの知らせに目の前が真っ暗になり。今まで再発等があってもそんなに落ち込むことなく、やってきたのが初めて心の底からずどーんと落ち込んでしまい、一生点滴生活ならもう生きてる意味なんかないや、とまで思うほど。
主治医に詳しい説明を受け、ケア堪能の看護士さんにも色々相談に乗ってもらい数日でようやく前向きになることが出来ました。
最初はどうなることかと思った便の量も、薬の効果もありだんだんと減っていき。毎日もう退院したいしたいと願い続けた月末、ようやく退院の許可が出て目出度く退院になりました。
まさかまるまる1ヶ月というか、前月も含めるとまさか2ヶ月も病院に閉じ込められるとは思ってもいませんでした。
最初から消化器内科ではなく、消化器外科で治療していたならここまで体力が落ちることもなく、ストーマ生活にももっと早くに馴染むことが出来たのにという思いはぬぐえませんが。兎も角、ようやく家に帰ることが出来て本当に嬉しい♪
しばらくは点滴生活(現在も点滴しながらこれを打ってます)が続きますが、順調に回復していけば点滴から解放されて日常生活に復帰出来る日をめざしてゆるゆるやっていきます〜。
2020年1回目終了
2020.01.11 Saturday
年明け早々に抗がん剤投与をし、今週は半日のみ仕事→帰って寝るというパターンでした。
最初の頃はけっこう起きたり出来たのですが、回数を重ねるごとにとてもじゃないけれど起きていられず午後から夕方までずーーっと寝っぱなし。夜もものすごく早くに就寝と寝る子は育つみたいな生活です。
新年最初の血液検査では、薬の効果があまりなくなってきたらしく腫瘍マーカーが再び上昇してました。
年末年始のお休み中、やたらすぐ疲れるなーと思っていたのでやっぱりそうかと納得です。
これだけ長く付き合ってると、自覚症状で何となくあれ、調子悪いんじゃない?とわかるようになってきます。
アレルギー反応とかもあって新しい薬にするのも難しい&今の薬は副作用としてはかなりマシなのでもうしばらく使って様子を見ましょう、となりました。
とりあえず月末まで2週間は投薬がないのでその間に少しでも体力回復して、今年最大の(?)お楽しみに注力せねば。
そういえば、前までは食べられるようになるとそれこそ食べ盛りの子供のようにやたらお腹が空いたのですが、最近はそこまで食べることもなく。
ちょっと食べて少ししたらまた小腹が空くので、その時に軽く何かをつまむのが丁度いいようです。
ちなみに今日のお昼ご飯は、前から目をつけていたファンファーレのオムレツサンド。厚焼き玉子みたいなオムレツのサンドイッチですが、これがめちゃくちゃ美味しかった!ここのおかずパンは、パン生地や具だけでなくソースが本当に美味しいのです。今日の1品もケチャップソースが絶妙にいい仕事をしていました。
あ、待ちきれなくて早々に食べてしまったので(^^ゞ写真はありません。
ファンファーレのサンドイッチが美味しすぎて、ちょっとしたサンドイッチ専門店のサンドイッチを食べても満足できなくなってしまいました(苦笑)。
そんなに一度に食べられないのに何だか常にちょっと小腹が空いている状態のため、完全な男メシなのに松山自主トレのカレーが美味しそうに見えて仕方がありません。つばちゃんがマジヤバ、というからにはきっと肉肉しくて私好みではないのがわかっているのにルーに埋まったジャガイモが誘惑してきます(笑)。
そういえば、月曜はグッズで買った王子のクリームシチューを忘れずに食べなきゃ。
ゲムシタビン3回目
2019.11.30 Saturday
1週置いて3回目の投与になったゲムシタビン。
今回は、前回骨髄抑制が酷かったおかげか頼む前に減量されてました。
近くのベッドの別の部位ガンの高齢男性も、看護士さんから今回は少し減量になってます、との声が聞こえてきてどこも同じかいっと突っ込みたくなりました。
顕著な影響が出てから減量するんじゃなくて、最初からその人に合わせた量にしてくれたらいいのに、とすっかり長くなった抗がん剤生活を送っている身としては思うのです。
今回はこれまでの2回と比べ、投薬中にやたらと眠いお馴染みの症状が出てきて何だか違うなぁと思っていたら。
投薬当日の夕方から盛大に吐くことに。翌日ももちろんせっかく食べた前日のお昼が次々と出て行ってしまいました(とほほ)。
結局、木曜日まで量は少しずつ減りましたが吐くことに。
そのせいか、ようやく回復した本日みぞおちの辺りから背中にかけてずっと痛い(^^ゞ
来週は休薬の週で。その次の週はこちらの事情で休薬にしてもらったので次回の投薬は12月17日。
毎回お決まりのすっかり膨れ上がった食欲を上手に宥めつつ、2週間の平穏な日々を楽しみます〜。
ところで、今朝トレンドに上がっていたバレンディンがソフトバンクへ移籍のニュース。あらーとうとうココも移籍かー、と思いつつ守備がものすごーくアレなので球団としては痛しかゆしだろうなぁという気もするので本人がそれでいいなら仕方ないかな。
戦力云々より、大の仲良しのココがパに行っちゃうとつばちゃん寂しいだろうなぁという思いの方が強いです。ここ数年で一気に長年の付き合いの仲のいい選手が次々とユニフォームを脱いでいってるし。
まだカツオ君が残ってるけれど。投手は野手と違って過ごし方が特殊だからそんなにぱとろーるも行けないしね。
先週のガチャムクで一番良く飲みに行くのはバレンティンと言っていたから余計に寂しくなるなーと思ってしまいました。
来年の神宮では ♪おーバレンティン が聞けないのかと思うとちょっと寂しいけど。初めて神宮観戦に行った時にもらった、ひろやすくんのサイン入りバレンティンお面大事にとっておこう、と改めて思ったのでした。
ひと休み
2019.11.19 Tuesday
今日は3回目のゲムシタビン投与。1、2回は多少吐くものの、これまでと比べると少しは食べられるため、だいぶ楽だなーと。
昨日、仕事中に何だかやけにだるく、ともすると横になりたいなぁと思うくらいで週末に家族が風邪気味と言っていたので、あらいやだ、うつったのかなぁと思っていましたが特に熱はないため寒くなったからかな?くらいに思っていました。
いつものように尿検査と血液検査を済ませて、面談に臨んだところ、これまでの症状等を聞かれた後にだるさはどうですか? と言うのでだるいです、と答えたら……やっぱりという感じで。骨髄抑制が出て白赤血球、血小板ともに基準以下になってしまったので今日は中止しましょうとのこと。
1週間様子を見て来週また仕切り直しになりました。
無駄足と言えば無駄足だけど。とりあえず今週はなし、ということはご飯が美味しく食べられる〜と思ったらすっかり嬉しくなりました(笑)。
しかも、今週はボジョレーヌーボー。今年は舐めるだけだなぁと半ば諦めていたのですがちゃんと味わえる、わーい。
先生もこんな感じで血液の様子を見ながらのんびりやっていきましょう、と言ってくれたのでいい感じ(?)に小休止を挟みつつになりそうです。
先日のつばブログを読んでずっと気になっていた、ジャニーズウエストの桐山くんのブログ。ジャニオタの身内のおかげで読むことが出来ました。
ぱとろーる楽しみと言ってくれる桐山くん、いい人だー。
ちなみにジャニーズに詳しくないので伏字だらけのつばちゃんのブログでは誰のことかわからず、解読してもらいました(^^ゞおかげで桐山くんの顔と名前を初めて知ることが出来ました。
それにしても本当に広すぎる交友範囲に脱帽です。
ゲムシタビン1回目
2019.11.09 Saturday
今週は火曜に新しい薬「ゲムシタビン」の1回目の投与でした。
この薬は毎週1回ずつ3週に渡って投与し、1週間の休息を挟んでの繰り返し。
事前の薬剤師さんからの説明でも医師からの説明でも副作用は少ないと聞いていましたが、今までもずっとそう聞いてたけど違ったもん! というのを身をもって経験しているため話半分に聞いて臨みました。
吐き気は今までで一番少ないです、と聞いていたのですが……投与の帰り道は前回のイリノテカンとは比べものにならないくらい元気で。帰りにもうすぐ命日だしと花屋に寄ってお花を選べるくらいの余力もあり。帰ってからも無事に活けることは出来たのだけれど。
だんだん夕方になるにつれ、何だか気持ちが悪いなーという事態に。
お昼ごはんお腹が空いててしっかり食べたのもいけなかったのか、結局夕食前から後も何度も吐く羽目に。
しかし、確かに吐くけれど前回との吐くしんどさは違いました。
吐きマスターの称号が欲しいくらい、吐き名人の域に達したと自負する私。遂に吐きの違いがわかるまでになりました(えっへん)。
残念ながら美味しく頂いたお昼ご飯もおやつも綺麗に流れて行ってしまいました。やっぱり話が違うなーと思いつつ、夕食も少しだけ食べられる量を食べましたが、こちらもやっぱり夜中までに綺麗に下水への道を辿り。
翌水曜は会社に行き、午前中の間申し訳ないくらい沢山吐く羽目に。
それでもやっぱり前回までの吐きよりはマシです。吐いた後しばらくは力が回復します。そんなわけで2時間くらい早く早退しましたが、普通に仕事をして帰ることが出来ました。
吐くのが続いたのはこの2日間。木曜になると、多少のむかつきはあるものの堪えることが出来るレベル。用心したのと勝手に食欲も減退したのでほんの最小限のみ口にする程度でしたが、この日も同じような時間に早退して仕事が出来ました。
金曜もほぼ同様。というわけで、全滅だった前回までと違い、今回は一応日常生活が送れるレベルです。ただし、夜は異常に早く眠くなるので毎日子供かっという時間に寝てしまいますが(苦笑)。
まだ1回目なので蓄積も少なく、これが積み重なっていくときっともっとしんどくなるのかな、と予想してます。最初に人よりいつも副作用がたくさん出るから減量してください、とお願いしたら却下されましたが、一応今回も吐く人は滅多にいないと聞かされてやっぱり2日間だけど盛大に吐いた実績が出来たので、来週の問診でほら、やっぱり吐いたでしょ? だから減らしてねのお願いを再度したいと思います。
今日は出勤日ですが、そんなわけで体力回復の為にお休み。
この1週間ロクにご飯を食べられなかったので、すっかり持て余した食欲をなだめつつ。明日の年に一度の香箱カニ祭りの為に近所のスーパーでカニを買ってきてもらったのを茹でて香りを愛でてます。
お鍋の中に仲良く並んで入れて、茹でられてだんだん目力がなくなっていくカニさんを眺めながら、3匹の子豚ならぬ3匹(本当はバイ)の子カニだ〜と思うと何だか楽しい。ちなみに子ではなく立派な親カニですが。
普段はあんまりそんな実感はありませんが、毎年この時期だけは金沢に生まれ育って良かった〜と思います。ズワイは立派だし食べごたえもあるけれど香箱カニの赤子に勝るものはないのです。むふふふ、明日が楽しみ〜〜。
小休止
2019.10.02 Wednesday
昨日、病院へ行き今回の症状を伝えもうやめたいと申し出たところ、イリノテカンは中止になりました。
血液検査の結果でも骨髄抑制がはっきりと出て今まで見たことがない数値が並んでいたのも後押ししたようです。
2週間後にCTを含めた検査を行い、結果を踏まえて別の治療法を提示することになり、来られますか? と聞かれた際に思わず「来るのは全く問題ないですが、来たらだまし討ちで点滴されるとかないですよね?」と聞くと苦笑しながら「(点滴の)オーダーはもう取り消したので大丈夫です。ちゃんとしおんさんの意思を尊重してそんなことはしません」と言ってくれたのでひと安心です。
まだ別の薬がありますから、と言われたけれど。これ以上抗がん剤をするのは気が進まないのが本音です。
幸い今の時代は認可したての新薬でなければ、副作用等はネットで調べられるのでイリノテカン並みの副作用があるのであればお断りしたいです。
ご飯は美味しく食べられるようになったけれど。今日現在、ご飯を食べてしばらくすると必ず下痢になり、何度もトイレに行かなければならないのが困ります。しんどいのはもちろん、会社や家だとすぐにトイレに行けれるけれど外出先でそうなったら……と思うと出かけるのを躊躇してしまいます。体力は今週を乗り切ればそこそこマシになると思われますが、消化器官のダメージが早く回復してほしい〜〜。
と、ふーふー言っている間にとっても嬉しいニュースが。
全く期待していなかった(こらこら)まさかの6連勝で3位確定。クライマックスシリーズ進出を果たしました
最終戦は試合開始当初は、社会復帰した疲れでへろへろだったのが試合が進むにつれて謎のアドレナリンが出たようで。試合終了→セレモニーの頃には何だかやけに元気になってました(笑)。
大声援に応えてベンチ前に出て手を振ってくれただけで、あっさり退場していったのが鳥谷らしくて良かったな。
高橋投手への虎党竜党一緒になっての大歓声にうるっときました。
前日のメッセンジャーの時と言い、最後の2連戦の相手がドラゴンズで良かったとしみじみ思った2日間でした。
週末からのCSはご褒美みたいなものなので(^^ゞ、控えめに期待しつつ楽しみます♪
断固たる決意
2019.09.29 Sunday
火曜に2回目のイリノテカンを投薬したのですが、点滴の途中から鼻水と下痢が止まらなくなるわ帰りはもうふらふらでとてもじゃないけれどバスで帰れない。火曜から土曜の明け方まで吐くのと下痢でずっと寝たきり。
前回以上のダメージでこれ以上は命の危険を感じました。
慎之助vs球児の対決はもちろんリアルタイムで見る元気もなく。
動画のおかげで見ることが出来ました。
昨日からようやくご飯が少しずつ食べられるようになり。けれど体力がガタ落ちのため座って何かをするのがとても苦痛で。
今日1日かけてようやく何とか座っていることが出来るようになりました。
今回の投薬で髪が相当数抜け落ちてしまい、私が歩くと髪も一緒にパラパラ落ちる状況です(苦笑)。
この2日で相当数抜けたので明日からは少し落ち着くかな。
今日のメッセンジャー引退試合は寝たり起きたりしながら見届けることが出来ました(^-^)。
阿部さんやメッセンジャーへの思いはもう少し回復してから改めて書きます。
とりあえず、今回の投薬でこれ以上の抗がん剤はもうしないと固く心に決めました。あさって状況確認で病院へ行くのでこれ以上はしません、と話してきます。
投薬した方が具合が悪くなる薬なんていりません!!
九死に一生
2019.09.14 Saturday
火曜日から新しい抗がん剤、イリノテカンに切り替え。
先週薬剤師さんから説明を受け、どうなるのかなとかなり不安でしたが。現実は想像よりもっと悲惨でした。
これまでの抗がん剤では、投与した当日は元気いっぱいとは行かないまでも何とかご飯が食べられたのですが。今回は投薬が終わり病院を出る時点でお腹が緩みだし。歩くのもすっかりヨロヨロという表現がぴったりなへろへろさ。
街中までバスで出て家に帰る路線に乗り換える前に再びトイレに直行。
トイレから出てもしばらくしたらすぐにお腹が緩んできてしまい、結局街中のトイレ3か所をはしごする羽目に(苦笑)。
バス時間までバスを待つ予定でしたが、バス停から家までのほんの数分を歩くことを考えると自信がなく。諦めてタクシーで帰宅しました。
帰宅後は、胸のムカムカが本格的になり家に着いて程なくして最初の嘔吐を皮切りにそこからはベッドとトイレの往復に。
まさか初日からそうなるとは思っておらず。翌日の明け方までずっと数時間おきに嘔吐の繰り返し。最初は昼に食べたものや朝ごはん等が出ていたのがすぐに吐くものがなくなり、そのうちお馴染みの胃液に。
翌水曜はそんな状態で仕事に行けるはずもなく。吐く分何とか水分だけは取らないとと朝にレモンを絞ったレモン水を飲むとしばらくすると全部戻してしまい。そこからまた3時間おきくらいに吐き通し。
翌日の木曜になっても状況は変わらず。吐くものがないのに吐き気だけは定期的にやって来るのが辛く。
しかも、これまでは食べられない期間であっても食欲はあって、回復したらあれを食べようこれ食べたい、という妄想が膨らんだのですが今回はそれすらもなく。副作用に食欲減退があるとは聞いていましたが、食べ物妄想すら沸かないのは流石に不安になってきました。
金曜になれば少しは回復するかなという希望も虚しく。状況はさして変わらず。体力はもちろんそろそろヤバいなというわけで病院へ連れて行ってもらい点滴を受けました。
もう点滴の順番を待つ間も普通に座っていることが出来ず、採血室の長椅子に横になっていたら顔なじみの看護士さんが気づいてすぐにベッドを提供してくれてありがたかったです。
30分くらいで済むかと思った点滴はなんと2時間。点滴受けるのも楽じゃないよーととほほな気分になりました。
結局、半日がかりで病院から帰宅し午後はひたすら眠るのみ。
今日の明け方になってもなかなか胸のむかつきが治まらず。一体いつまで続くのかと泣きたくなりましたが。今日の午前中にようやく回復してきました。まだ体力がなくてふらふらですが、とりあえず今夜は少しだけどご飯が食べられてほっとしました。
これまでも辛かった薬はあったけれど、今回吐き通しで薬を入れてからずっと再起不能な状態になったのは初めてな気がします。これまでは翌日から2日目の途中くらいまでは普通の生活を頑張れば送れたのに。
これが1週間おいたまた来るのかと思うと。今週は結局月曜以外は全休。これが続くと仕事どころではなくなるので本当に困ります。
金曜に惨状を訴えたので次回からは吐き気止め等が処方されますが、果たしてどのくらい効き目があるのか。すぐ吐く方だという自覚はあってもここまでの事態は想定してなかったです。
あんまり苦しくて途中、本当に生きてく気力を無くしかけました(^^ゞ
今週は幸い3連休なのであと2日体力の回復が出来るのがありがたいです。
薬変更
2019.08.20 Tuesday
今日は朝から検査と今後の治療についての説明のために病院へ。
久しぶりにバケツをひっくり返したような土砂降りになりましたが、新しくなった駐車場の通路近くに停められたおかげで病院の入り口まで屋根のある通路を通り濡れずにすみました。
あまりに便利で今後も空いてたらあの辺に停められるように狙おうと決意しました。
駐車場といえば、お盆休み前に仕事で1日役所の施設に缶詰になった際、駐車場が47番に停めることが出来て嬉しかったなぁ。
なかなか47番ってロッカーでも駐車場でもないので見つけた瞬間、あ47がある!? とウキウキで停めてしまいました。
それはともかく。
雨のせいか今日は身体が重いなぁと思いつつ、いつもどおり検査を済ませて持参した本を読んで待つことしばし。
ようやく順番が回ってきました。
今回、3クールの抗がん剤投与を行ったのですが残念ながら効き目がなかったようで。次回から別の薬にしましょうとなりました。
これまでは長年のパクリタキセルから始まりアバスチン+ネダプラチンのプラチナ系の薬剤を使用していたのですがこれで終了です。
毎週投薬か2週間に1度の二択だったため、毎週だと仕事にも大幅に支障を来す上に普通の生活が送れなくなるため、まずは2週間に一度の投薬となるイリノカテン+アバスチンで試してみることになりました。
副作用等、薬の詳細については来月初めに薬剤師さんから説明を受けてからになりますが、お腹が緩む副作用があるそうで。元々胃腸にあまり自信がないのでピーピーになったら嫌だなというのが率直な感想です。
ネットで検索してみたところ、これまでの薬剤と変わらない副作用が挙げられているのでまた食べられない日が続くようだと困るなぁ。
まだどうなるのか未定なので、次の投薬まで目白押しな楽しみに精を出して過ごそう。
数日ぶりに
2019.08.18 Sunday
火曜に抗がん剤を投与し、丁度会社のお盆休みと重なり最初の数日をゆっくり過ごせて助かりました。
いつもどおり今朝になってようやく久しぶりに朝ごはんを食べて、とても座っていられなかった状態から少し回復。
ここから毎日ご飯を食べて日常が戻ってくれば、週末は年に一度のつばちゃんデー。今年はつばちゃん以上に(こらこら)近本君のプレーを見られるのが楽しみでしょうがないです。
つばちゃん見たさに1塁側だけど、もし近本っちゃんが打ったらわーい!と喜ばないように肝に銘じておかねば。
ようやく
2019.06.22 Saturday
月曜日に半年ぶりくらいの抗がん剤(アバスチン+ネダプラチン)投薬を行い、ス火曜、水曜は午後の途中まで仕事が出来たのですが、木曜くらいから雲行きが怪しくなり、木曜は半日頑張るのが精いっぱい。
金曜になったらクライマックスで完全に起き上がれなくなってました。
当初の目論見では土曜も何とか半日くらいは、と思っていたのですが朝が来た時点でアウト。
ただし、今日からようやく少しずつご飯が食べられるようになりました。
が、土曜ってこんなにいつもふらふらだったっけ? という感じで普通に座っていることが少ししか出来ません。
多分、明日になればもうちょっとちゃんと動けるようになるかな。
毎回、絶食期間の後は猛烈に食べたくなるのですが、今回は少しそれが小さいような。食べたいけれどそんなには入りません、って感じです。
しかーし、かかしおかし。今回も絶食中にせっせとスマホで美味しいもの検索してはエア食事を楽しみました。
いくつか行ってみたいお店も発見。近いうちに行けたらいいなぁ。
土曜日に勝ったのってかなり久しぶりな気が。しかも連勝♪
PET-CT検査
2019.06.10 Monday
昨日はサムライ魂−赤と黒−の舞台を見に、大阪へ日帰りしてきました。
とっても楽しくて見どころ満載、大満足でした。女性ホルモンがいっぱい出たかどうかは分からないけれど。幸せメーター満タンになりました。
舞台の感想等はまた日を改めて。
今日は早朝からPET−CT検査の為に病院へ。
観劇の予定を立てた時に丁度このくらいの時期に病院になるはずだから、多少疲れても病院の待ち時間で寝られると踏んだのです(むふふ)。
PETがやって来るとは思っていなかったけれど、数ある検査の中でも途中で睡眠時間が確保される時間がかかる検査。
前回の通院時、検査の予定を決める時「10日10日」とこちらから催促して目出度く本日になりました。
今飲んでいる薬が効かなくなって来て検査するけれど、丁度舞台の翌日だから検査しながら寝られてラッキー、という話を先週会った友人にした際「ホント前向きだよねぇ」と半ば呆れられたのですが(^^ゞ。だって本当にそう思ったんだもん。お陰で昨日はとっても元気だったし。
既に何回目なのか自分でも忘れましたが、久しぶりのPET検査。
新しい病棟になって2回目。綺麗な部屋で気持ちよく昨日の疲れを癒すことが出来ました。
検査結果は上半身部分のリンパにいくつか転移が見られますとのこと。
ここのところ、採血のたびに腫瘍マーカー値が上昇していたのと、普段の疲労度が以前に比べて格段に大きくなっていたのでそうだろうなぁと。
しかし、土曜日は仕事中から帰宅しても疲れてへとへとだったのに日曜になったら途端に元気になったのには自分でもびっくりで笑いました。大好きなものの力って素晴らしい(笑)。
ただ、先日急激な痛みに襲われた際にあれこれ検索して膵臓とかどこかの臓器についたかな、と思ったりもしたので臓器に異常がなくてほっとしました。
とりあえず今服用しているリムパーザは効果がなくなった為、中止。次回から以前に行っていたアバスチン+ネダプラチンの点滴投与に切り替えることになりました。効果があるか確かめるためにまずは3回、早速来週第一回目をすることになりました。
昨冬から初夏にかけて飲み薬で。勝手に減量したおかげで身体への負担も最小限で済んでかなり日々の生活が楽になり、最初の手術→抗がん剤投与6回後の休療期間以来の快適さを味わうことが出来ました。
点滴に戻ったらまたしんどくなるけれど。適度に大きな釣り針要素を入れて乗り切ろう。
連休中に音楽祭へ行った折、大好きなブラームスのバイオリン協奏曲の公演があることを知り久しぶりにOEKの定期公演のチケットを確保したのですが。来週の水曜夜なのでちょっと難しいかな。
今年最大の楽しみは無事、どれも楽しく遂行出来たので悔いはありませんw。
まだチケット発売になっていないけど。もちろん今季も神宮に行きますよー。
つばちゃんに会うのはもちろん、今年は近本くんを全力で応援するのだ。
ってことでつばちゃんめんご。
タイガースと言えば、昨夜の原口のサヨナラヒット。本当におめでとう!!
良かったね!
ヒットを打ったこと以上に矢野監督のインタビューにもらい泣きしてしまいました(^^ゞ矢野監督、毎回本当に見てて飽きないわ。
救急外来
2019.05.26 Sunday
今月ははた迷惑な大連休のおかげで土曜出勤だらけの中、昨日は唯一の土曜休みの2連休。
嬉しいよねーと毎朝同僚達とも言いあって迎えた週末。週半ばくらいから左の脇腹より少し下の骨盤の上あたりに鈍痛があり、日常には差支えがない程度だったのですが。金曜の夕方くらいから今度は同じ部分の背面側がすごく痛くなってきて。座っていても痛いと感じるくらいに。
温かいお風呂に漬かったら痛みも和らぎ、早めに就寝。
昨日の朝起きた時点でやはり左の腰の端部分に痛みがあり。耐えられないほどではなかったので掃除を済ませ、昼前に丁度見頃なバラ園を見がてら久しぶりにお気に入りのタルト屋さんへ。
ところが、近くのスーパーの駐車場からバラ園へ歩く道すがら、徒歩3分あるかないかの距離が既に痛みで辛く。何とかたどり着いたものの、立っているのも痛いのでベンチに座ったら、炎天下でお尻がものすごーく暑い(笑)。
近くの木陰にもベンチがあったので、そこに移動してしばらく休むことに。
薔薇は今週の暑さでかなり咲ききってくたびれた感じになっていましたが、沢山の人が鑑賞に訪れていました。
ゆっくりゆっくりバラ園からタルト屋さんへたどり着き。着席したら、やっぱり痛くて。これを食べ終えたら諦めて病院へ行こうと決意。
最初はタルトも食べられるかなぁ? というくらい痛いのと急にやってきた吐き気でとりあえず同行者が食べ終えるまでは我慢しよう、と思っていたら。
トイレで少し嘔吐したら急に楽になり、ココナッツとマンゴーの爽やかなタルトは無事食べることが出来ました(笑)。
うん、夏向きで美味しかった〜。
一旦、診察券を取りに家に戻り病院へ向かう道中もやはり痛みは治まらず。
救急外来まで痛くてまっすぐ歩けないので、文字通りヨロヨロと辿り着き。混んでいるかと覚悟した外来は思いの外空いていました。
前に何度か来た時はいつも秋〜冬で風邪等の人が多かったんだなぁと。
空いているため、長椅子で横になって(座っていられないくらい痛いので)待つことしばし。
かくかくしかじか、と当直の若い先生に容態を話し、エコーと血液検査を受けましたが、結局白血球が少ない以外の目立った所見は見当たらず。
痛み止めを処方してもらい様子を見ることになりました。
帰宅して痛み止めを飲んでしばらくしたら、効いたため日常生活に復帰出来ましたが、朝起きたら薬が切れたらしく再び激痛が。
家族にウルトラマンのカラータイマーのようだ、と言われたようにしばらく横になっているとほんの数分だけ座ったり歩いたり出来るのです。
昨日の実験で痛み止めは12時間くらいは効く、と学習したので朝食後にもう一度貴重な(何しろ5回分しかない)痛み止めを飲んでしばらく転がっていたのですが、少し楽になってきたのでようやく座ってパタパタとこれを打ってます。
元々今飲んでいる薬が効かなくなってきたため、来月の10日に精密検査の予約が入っており、それまで痛み止めで凌ぎたいのですが、このペースだと足りない為、明日も起きて同じ症状なら諦めて病院へ行ってきます。
6月の1、2週のみ大事な大事な心の栄養予定が詰まっているので兎に角痛くて動けないのだけは回避しないと。
ちゃんとご飯も食べられるし熱もないので、痛みで動けないというのが余計もどかしい。
抗がん剤の副作用でふらふらな時に無理をおして神宮へ行き、つば九郎を目にした途端元気になったことがあったけど(苦笑)。身体自体はその時より苦しくないけれど、座れない歩けない立てないだと何も出来ないのを身をもって実感してます。
今年最初の
2019.01.07 Monday
今日は新年最初の病院デーでした。
新年最初の月曜日だから相当混むかなぁと覚悟していましたが、予想よりは混んでなくてほっとしました。
先月くらいから一時期のあり得ないくらいの混雑が少し緩和されてきた気がします。やたらと押しかけていたココでなきゃダメ以外の患者を上手く周囲の病院へ振り分けることが出来たのかな。
新薬なので2週間分しか処方できず、必ず2週間毎に通院していたのですが、前回12月最後の時に年末年始の関係で1週間空いてしまうため、ダメ元で足りない1週間分はその前に飲む量を減らして調整するのはどうでしょう? と言ったら「それよりお正月休みで1週間飲むのをお休みしましょう」というウソ?いいの!? と言いたくなるような有り難い処方が出たのです。
元々処方される量が多すぎて勝手に減量しているため、お正月も関係なくずっと一定して少ない量を飲んでの本日の検査。
ちょっとドキドキでしたが、結果はなんと効果が出ていました。
先生も効果出ましたね、と嬉しそう。ふふふふ、てことは勝手に減量して良かったってことねとこっそりほくそえみました(笑)。
点滴より楽ですか?と聞かれたのでかなり楽です、と答えておきました。
これでしばらくは投薬治療が続けられそうです。いつかはこれまでの薬同様効かなくなるときがくるだろうけれど。それまではこの平穏な日々を楽しみます〜。
5年経過
2018.12.15 Saturday
今年は暖冬だなーありがたやーと思っていたら、先週末の初雪に続き今週も途中から寒波がやって来ました。
今日は朝、目覚めたら外がうっすら白くなっていて、更にちらちらと上空から白いものが舞っていました。
午前中に外出したら、当たり前ですがものすごーく寒かったです。バスや建物の中が暖かいだけに外との落差が逆に辛いくらいでした。
それでも去年に比べると随分まだ暖かいんだけれどね。
この時期になるといそいそと随分前につばサンタから頂いたメリクリ色紙を飾るのですが、つばちゃんと小川監督の2つ並んだサインを眺めながら、今シーズンを振り返りまた小川監督と1羽の絡みが見られるとは思わなかったなーとしみじみ。何よりつばちゃんに出会ってそこそこの年月が経過したことも実感です。
これを頂いた頃はまだ元気でって今も充分元気ですが(^^ゞ自分が病気になるなんて夢にも思っていなかったです。
そして12月でとうとう最初の手術から丸5年目を迎えました。
発覚した当初は乳がんではなくて卵巣がんだから、5年後も生存しているのは厳しいかもなーと思っていましたが、最初の休止期間を除けばずっと治療続きながらもあっちこっちにも行き、副作用の辛さにもう嫌だと思ったりもしながら気づいたら5年目が来ていました。
当初は夢のまた夢と思っていた、つば九郎2000試合出場を一緒にお祝いももしかしたら実現出来るかも、になってます。
我ながらびっくりです。ここまで生き延びられたのは色んな方のおかげです。
ありがとうございます!
君は生き延びることが出来るか? なガンダム1stの予告編ではないけれど。こうして生き永らえていることはとっても有り難いことです。
最近は勝手に薬を減量しているおかげでご飯も前より美味しく頂けるし(笑)。
ただひとつだけ心苦しいのは、自分を含めたこの国を取り巻く状況が確実に5年前よりは暗い状況に時計の針が進んでいること。
税金が上がるのはもちろん、今後確実に跳ね上がるであろう水道費、生活保護受給者への締め付け、高齢低所得者への医療費補助削減の次は、私もこの5年間ずっとお世話になっている高額医療制度に何らかの改定が入るんだろうなという覚悟があります。
削った分を本当に日々の暮らしに困っている人や子供達に使ってくれるのなら仕方がないなと思いますが、削った分は全て人殺しの道具や一部の人の懐に入るのかと思うとやりきれないです。
今週のイタミン回で悪事を働いた(って時代劇みたいだ)どうしようもないクズ親子が法の下と右京さんにばっさりやられたのを見ながら、イタミンの首がつながったのと合わせて安堵しながらも現実はこうはいかず、寧ろどれだけ悪事を働いても全く処罰をされない人と些細なことでもやり玉に挙げられる人の差がどんどんと広がるとても嫌な社会になってしまったことが悲しくなりました。
予想を遥かに裏切るお洒落な伊丹さんのお部屋が見られたり、捜一コンビの熱い絆をひしひしと感じられたり、久しぶりに大河内さんがラムネを食べていたりと話自体はなかなか面白かったです。
今週に限らずシーズン17(!)は全体的に外れ回が殆どない印象です。最初はうわっと思っていたサイバーセキュリティ特命係分室も今日はどこで出て来るかな? と楽しみになってきてるし。このまま来年の3月まで飽きることなく楽しめますように。
薬剤効果
2018.12.03 Monday
12月になりました。週末は久しぶりにお出かけして旧い友人といっぱい色んなことを話して楽しみました。
その影響か、今日はすっかり疲れ果て。朝から病院でしたがそれこそヨダレが出るくらい(苦笑)長〜い待ち時間に爆睡してしまいました。
先月からリムパーザに変えて初めての本格的な検査。
定量だと明らかに体調がおかしくなるため、勝手に半分の量を服用にした結果がどうでるのか少々ドキドキでしたが。
結果は効果あり、で先生には減量がばれずに(笑)しばらくリムパーザ療法が続くことになりました。
赤血球や血小板が少なくなったり、腎臓や肝臓の機能が低下しているという薬剤の影響はありますが、今のところ許容範囲なのかそこまで問題視されなかったのでとりあえずは勝手に減量して成功の模様です。
腎・肝機能の低下は自覚があるので、このまま現状維持ならOKかな。
ところで今年も開催されるコアラと燕のディナーショー、どこも本当に瞬殺だったそうで。一度くらい行ってみたいなと思いつつ、この状況ではやっぱり行ける日は永遠に来なさそうです(へでで)。
リムパーザ始まる
2018.11.07 Wednesday
今週から、正確には薬局の手違いで昨夜からリムパーザの服用が始まりました。
錠剤とはいえそこは抗がん剤、包みから出してみたら……見たこともないようなとても口にしたいと思えない色の錠剤が出てきてビビリました(^^ゞ
1回1錠、朝夕2回の服用です。先ほど夕食後に飲んだのを含め、3回服用しましたが吐き気止めのおかげか、今のところ目立った副作用はまだ出てきていません。
関節が少々痛かったり、吐き気止めのせいかやたら眠かったりとかはありますが。先生や薬剤師の方がくどいくらいに懸念していた吐き気・食欲不振がいつやってくるのかドキドキです。
これまでは病院で点滴による投与だったため、高額医療限度額適用で検査費用、抗がん剤費用込みの金額でしたが、今回から抗がん剤薬は処方箋薬局での受け取りになるため、病院で検査費用等を支払い、それとは別に薬剤代を支払うことになり持ち出し金額がけっこう増えました(苦笑)。
しかも、3回目までは限度額も多数適用とならないため今回を含めあと2回はこれまでより1万5千円ほど割高な薬剤料金の支払いなります。
院内処方だとこれまで通りの金額になるのになーとちょっぴりトホホホな気分です。
さて、今夜はドキドキの角田課長vs右京さんっぽい??先週の予告から気になって仕方がなかったです。
伊丹さんと並んで角田課長好きなので、どうかこの先退場とかになりませんように。
リムパーザ
2018.10.17 Wednesday
月曜に検査のため病院へ行ってきました。
いつも月曜は激混みですが、この日は朝イチでなかったため駐車場に停車するのもひと苦労。
旧い病棟の取り壊し作業が終了次第、跡地を駐車場にするそうですが完成まではまだまだ時間がかかりそうです。
前回の投与で一旦一区切りがついて休薬期間になればいいな、という願望を書きましたが残念ながら叶いませんでした。
点滴による投薬は一旦休止し、来月から経口薬での治療を開始することに。
今年の4月から使用解禁になった新薬です。
今使っているプラチナ系の抗がん剤で一定の効果があった患者のみ使用出来る、飲む抗がん剤。
点滴だと月に1回でしたが、飲む抗がん剤は1日2回服用で毎日飲まなければいけません。
手足の痺れや脱毛などの副作用はないそうですが、一番嫌な吐き気や倦怠感が人によっては出るそうで。
ネットに色々情報が載っているので検索してみてください、と言われたので早速検索してみたところ……。
小難しい医療用語のページは読んでいて頭痛がしてきたので(苦笑)あっさり諦めて、実際に使用している方の声をまとめたページによると。
やはり嘔吐や吐き気を訴える声が多いようで。
点滴の場合は、投与から1週間ほどの地獄の日々を耐え忍べばしばらくは美味しくご飯も食べられるという楽しみがありましたが、毎日服用する薬で吐き気が酷くなったらずっと食べられないよ、という不安が(汗)。
とりあえず来月の服用開始時に薬剤師からの説明等もあると思うので、もう少し詳しい話が聞けるだろうけれど。今より酷い副作用が出ないことを願うばかりです。
抗がん剤治療5−6
2018.10.07 Sunday
今クール6回目の抗がん剤投与のため、月曜にまたしても病院へ行ってきました。今回は6回目で蓄積がかなりあったらしく、減量してもらったにも関わらず回復期に入りかけてからの回復にかなり時間がかかり。すっかりブログも空いてしまいました。
昨夜はそんな中、かなり頑張ってお出かけ(笑)して心の栄養満タンにしたおかげで、身体はちょっと疲れたけれど一気に元気になりました。
やっぱり”キラキラする”って大事だね。ときめきモードスイッチオンとはちょっと違うけど、もう何十年も続く心の栄養ドリンクたらふく頂きました。
さて、話は週頭に戻り。
折しも台風一過の朝、職場はこの日今年に入ってどうしたんだ!? という2度目の英断でなんと10時始業でしたが、病院の予約は8時30分なので早朝からバスで病院へ。官公庁や学校も始業を遅らせていたので早めに着くかも? という淡い期待と裏腹に。バスはガラガラなのにいつもより時間が少しかかって到着したのと、その前に2週間月曜祭日が続いた影響で到着した時点で受付機の前はありえないくらいの長蛇の列。
うわーん、と思いつつ列に並んで順番を待ちます。じーっとまつ。とみーとまつくらい待ってようやく順番がキター!と思ったら、私の前におじいさんが受付を終えた瞬間、画面に”トナーカートリッジを交換してくだい”の文字がっ。
えーーーーーっ、そんなーここまで待ったのにこの機械はしばらく使えないから隣に並び直せと?? とトホホな気持ちで並び直しました。
たまたま後ろに同じように並び直した女性の方が、さっきは保険証再確認であっちに並び直して3度目だ、と憤っておられてそれはお気の毒な……でした。気持ちはものすごーくわかるのですが、こっちは患者やぞ! という最近あちこちでよく見聞きする台詞を言われて、いやカートリッジ切れは不幸な事故で病院側もどうしようもないし、そこまで患者様じゃないよ?? と胸のうちでそっと呟いておきました。
大都会の待ち行列は、きっとココの比じゃないし。
受付の開始時間はこの病院では診察予約の1時間半前と決まっているのですが。この診察予約は、先生との面談予約時間であって、その前に各種検査が入っていてもその時間は関係ないのです。面談が11時なら受付は9時30分〜。採血とかが10時予約になっていてもあくまで受付は9時30分以降。それが理解できずに並んでいる方がものすごーく多いんです。毎回、機械にエラーで弾かれている人がそこそこいて、それも大行列の一因なのです。
それをいつも見ているので、各人が正しい時間にチェックインすればここまでの混雑になりませんし、皆のイライラもかなり解消できるのです。
病院側がちゃんと説明しないからだ! と更に怒る人もいるかもしれませんが、建て替える前から毎回係りの方がやさしく説明しているのに理解できない人が多いのが現状です。
数ヶ月や年に1回くらいの定期健診とかだと、次来るときには仕組みを忘れている人もいるだろうし。この先、もっと老人が増えたらどうなるのかなぁと不安になるこの頃です。
それはともかく。今回は色々出遅れましたが、久々に伝家の宝刀ファストパスがこっそり発効されたらしく?(化学療法の予約時間との兼ね合いがあるからね)、採血は意外と早く回ってきました。
せっかく発効されたファストパスでしたが、この日は先生の都合で診察開始が遅れたため、問診は結局予定より30分以上遅れてしまいましたが無事辿り着きました。
前回の状況を伝えると、先生の方から前回も吐き気がかなり酷かったということなので、今日はほんのちょっとだけど10ml量を減らすので、少しは楽でしょうという有り難い言葉がっ。すっかり忘れてましたが、前回あんまりしんどかったので病院へ駆け込んだのでした。結局、薬を処方されただけで行った甲斐がなかったと嘆いてましたが、ちゃんと効果はありました。わーい!!
更に前回から今回は腫瘍マーカーの値は横ばい気味にちょっと増えたけど、一応効果はあるようだから、2週間後に画像診断をして今後の予定を決めましょうとのこと。
もしからしたら、ほんのちょっとだけど少しだけ休薬期間が来るかも?
地味にですが、薬の蓄積で足の指がすっかり固まっていたり、体力が少しずつMAXでも衰えてきているのをひしひしを感じているだけに、これは朗報です。
休薬期間の可能性は、きっとタイガースが最下位でシーズン終える確率くらいとすれば限りなくアリに近いはず(わはは)。
この日は、化学療法室の予約が長い投薬を受ける患者でいっぱいで。いつものベッドに空きがなく。テレビがないけれど個室でもいいですか? と問われ、いつもテレビを見ないためもろ手を挙げてOKでした。
個室で点滴、もんのすごく快適でした。あんまり快適で途中でスマホゲームもちょっとやってみたり(笑)。トイレは目の前だったし。時間はいつもどおりものすごくかかったけれど、素敵な環境でした。
が、しかーし。かかしおかし。6回目の蓄積はかなり来ていたらしく。点滴を終えて病室を出る時点で既にかなりふらふら。会計を終え、病院の前にある調剤薬局までの道のりがいつにもまして遠かったです。
そんなわけで、帰宅した時点で既にブログを書く気力もなく。
火、水は何とか頑張って半日強会社へ行きましたが、ピークの木曜は完全にダウン。あと1日凌げば……とこれまでの経験で思っていたら、木曜の夜が本当にしんどかったです。減量してもらったので吐き気はこれまでの2回よりはかなりマシでしたが、今度はお腹がものすごく苦しくて。吐き気はあって苦しいけれど、吐けないし何も出て行かないので余計に苦しくて。明け方までずーーーっとそれが続いて散々でした。
金曜は午前中だけ何とか仕事をこなし、翌日のお休みをお願いして帰宅した途端、何だか急激な便意を催しトイレへ直行。
ほぼ4日間何にも口にしていないのに、月曜に食べたものの蓄積か数日ぶりにコロコロくんが出てきました。これで少し楽になるかも? と横になっていたら程なくして猛烈な腹痛が襲ってきて再びトイレへ。次にやってきたのは盛大な下痢でした。それを3回くらい繰り返したら、パンパンに張ってこ、これは新たな腹水? と心配したお腹がすーーーーっとへっこんでいきました。
これまでは金曜の午後くらいになると、あれ食べたいこれ食べたい、と少しずつ妄想が膨らんでくるのですが、今回は妄想はそこそこ膨らんできても肝心の食欲がなく。空腹で目が覚める(苦笑)、土曜朝もそこまでではなく。これまでの半分くらいの量で満腹で。当然、体力もなく。夕方から隣県に出かける気持ちだけは満々だけど、フラフラで起き上がれないよーでしたが。
午前中にファンファーレに行き、今回はチキンカツサンド1コを購入し、食べたら俄然、むくむくと身体に力が沸いて急に食欲も出てきました。
お昼過ぎまではのんびり過ごし、無事出かけることが出来たのでした。
とりあえず来週の検査で年内くらいは休薬になるといいな。
社会復帰
2018.09.08 Saturday
今回の副作用もようやく峠を越え、今日から普通の生活が送れるようになりました。
月曜日に抗がん剤を入れ、夕方の時点から既に副作用の兆候(吐き気やだるさ)が出始め、火曜日は半日だけでもと出勤したら、丁度接近してきた台風21号の影響でなんと会社自体が午前中で休業という僥倖に。
長年勤めてますが、去年の大雪の際にも近隣の取引先が休業する中、頑なに営業していたのが一体どうしたんだ!? と皆で初めての快挙を喜び合いつつ帰宅しました(笑)。
この日は当地も市内を走るバスが午後3時で終了したり、JRも運休を決めたり近所のスーパーも早々に店じまいをしたりと、各所で早めの備えが進められてよかったです。ただ、市内全域に避難勧告が出され、殆ど避難した人はいなかったのですが、もし本格的に避難となったら自分は間違いなく避難所で吐き続けるわけにもいかないし、避難場所の境遇に耐えられる自信も全くなく。本当に避難しないといけない状況になったら、自分達だけで避難してねと家族に言いました。
今年は本当に次から次へと、目を覆いたくなるような大きな災害があちこちで起きていますが、ニュース映像などで見る避難所生活って子供の頃から殆ど変わっていない気がします。
これだけ災害が多い国なのに、何十年経っても避難者に究極の我慢をひたすら強いる状況が一向に変わる様子がないのが悲しいです。
私のように足手まといにしかならない者は、災害が起こって動けない場合はそれが天命と思って諦めもつきますが、元気で避難した人が避難所生活によってだんだん元気でなくなってしまう状況は本当に何とかしてほしいです。
今回は、主治医からも酷くなったらガマンしないで病院へ来てください、と念を押されていたので、水曜日に何とか頑張って少しだけ仕事をして病院へ行き、点滴を打ってもらおうと思ったら……。
ご飯が食べられないのなら、入院して点滴になりますが? と代わりの若い先生に言われ、丁重にお断りして帰って来ました。
ふらふらの状態でやっと病院へ行ったのにぃぃ。副作用の嵐が治まるまでじっと耐えるしかないですね、なんて言われなくても毎回やってるわ! と心の中で呟きましたよ(とほほ)。
木曜日は諦めて1日完全に寝て過ごし、金曜に午前中だけ溜まった仕事を片付けてようやく週末になり、今朝は久しぶりに朝ごはんを食べることが出来ました。
毎回、思うことだけれど。栄養が身体に入らなくても爪は何故か伸びるのです。だから動けるようになると、毎回最初にしているのは指の爪を切ることだったりします。あと、前回から薬を変え脱毛が止まったので、髪が生えてきました。これも栄養がないのにちゃんと伸びているから不思議です。いつの間にかカツオ君くらいに髪があるようになりました(笑)。
まだ体力がないのですぐに疲れてふらふらですが、これからまた3週間ほど美味しいものを食べて楽しく暮らしていきます〜。
抗がん剤治療5−5
2018.09.03 Monday
今クール5回目(!)の抗がん剤治療のため朝から病院へ。
今日からほぼすべての学生の新学期が始まるため、バス混むんだろうなーと覚悟した通り行きも帰りも高校生でいっぱいでした。
帰り、病院のすぐ近くの調剤薬局の前からバスに乗ったら、とっても混んでいて駅まで少しあるけどそれまで頑張って立つしかないなーと思ったら、すぐ近くにいたおじさんに「あちら座りますか?」と声を掛けられ、示された方向に優先座席が1つ空いていたのでお礼を言って座らせてもらいました。
すごく助かったけれど、そんなに死にそうな顔してたのかしらん(とほほ)。
バスもですが病院も9月最初の月曜だから混むだろうなと思っていましたが、想像以上に混んでました。
新病棟になって半年以上過ぎたくらいから、近隣の総合病院から患者が減り始め、代わりに私が通う病院が目に見えて混んできています。
どうしてもココじゃないと困る人以外は、出来れば今なら空いている近くの病院で受診してほしいけれど。一患者にはどうしようもなく。2〜3年くらいしたら落ち着くのかなぁ。
いつも治療の前に採血と採尿があるのですが、今日は何故か採血しかなく。看護士さんに採尿は? と確認したところ、今日はないみたいですとの返答。そのまま婦人科で受付し、待つ間にトイレを済ませておこうと行って帰ってきたら、スタッフの方が「採尿がまだみたいなんですが……」と。かくかくしかじかと説明し、たった今トイレから帰って来たばかりだから出ませんよーと言ったら、謝罪と先生に説明しておきますとなり、ひとまずほっ。
採尿の為に家を出る前にわざわざコップ1杯の水を毎回飲んで来るので、え?今日ないの?ってとても拍子抜けしたのです。
今日はいつもよりたくさん待って、問診の時間がやって来たのですが、待ち時間にすっかり眠りこけてしまい何だかぼーーっとした頭で応答する羽目になりました(苦笑)。おかげで会話する時に、いつもはすんなり出て来る薬の名前が出てこない(汗)。
前回、新薬に変えた際に吐き気止めも弱いタイプに変えたら、史上最悪に吐きっぱなしとなったので、今回からまた以前の吐き気止めに戻します、となりました。薬の形状が少しだけ変わったので、不味い味はそのままだろうけど、少しは飲みやすくなるかな。
前回の薬剤師さんとの会話で、吐き気止めが変わる話を聞いた際、うっかり現状のデカドロンが苦くて不味いと言ってしまい、薬剤師さんもそうそうあれ、苦いと思いますーと盛り上がったのですが。何故か現状の薬が不味いから新しい吐き気止めに変えたと先生に伝わっていたようで。
そうじゃなくて、吐き気の強度が最強から中の上くらいになるから、と薬剤師さんの方で替えてくれたんですと説明したら笑ってました。
うっかりしたことは言えないわー。でも、PC関連の話は流石にご本人には伝わってなかった模様でよかった。
そんなわけで投薬の開始が少し遅れた分、終了もしっかり遅くなり。しかも、投薬の途中で採尿はやっぱりいるので帰りにしていくこととなりました。毎回、投薬でものすごい量の水分が身体に入る+投薬しながら途中でお茶を飲んだりもするため、いつものように採尿しようとしたら、いつもはコップの底にほんのちょっとしか出ない尿が、コップから溢れそうになるくらいになって焦りました
今回は、投薬の前から吐き気止めを飲んだため、前回よりは今日の夕食も食べることが出来ました。既に胸のむかつきが始まってますが、明日の朝不味い不味い吐き気止めを飲んだら少しは効き目があるかな。
前回はあまりの吐き気の酷さに、火曜しか出勤出来なかったので、今回は毎日半日だけでもいいから出勤出来るといいな。
抗がん剤治療5−4
2018.08.10 Friday
月曜日に先週、延期になった抗がん剤治療に病院へ行ってきました。
夏休みに入っても道路が空くことはなく、いつもより少しバスの到着が遅れたため既に長蛇の列になっていました。
抗がん剤剤投与の場合、通常の採血と異なり別の窓口で順番を待つのですが。
毎回、ここで順番待ちをしているととても悲しい気持ちになります。
というのも、私のようにすっかり慣れてしまった患者はいつもの手順で名前を呼ばれるのを待つだけですが。
初めて来た人は当たり前ですが、手順がわからず不安です。それはいいのです。私も最初はそうでした。だから、最初は聞きました。多分、殆どの方がそうすると思います。
私が悲しい気持ちになるのは、わからないから聞くことではなく。その聞き方です。相手が看護士さんだから若い女性だからなのか、ものすごく横柄にそれが人にものを尋ねる態度ですか? と目と耳を疑うような聞き方をする方が毎回必ずいるのです。そういう態度を取る人はほぼ100%年配の男性です。
この人はお医者さんの前でも同じような態度なのかしら、と思うくらいそれはそれは酷く失礼な物言いです。
私はとっても心が狭いので、あまりにひどい人を見るとこんな人に治療なんていらないのでは? と思ってしまいます。
化学療法室にも同じような年配の男性の方が治療を受けに来ますが、そこまでの態度の人は見たことがありません。
その人の資質によるのだと思いますが、毎回採血のたびに憂鬱になるのが最近の悩みの種です。
採血も無事終わり、今日から新しい薬での化学療法です。
前回、アクシデントにより通常の半分以下の抗がん剤しか投与されず、身体の方はそれはそれは楽で助かりましたが、結果には悲しいくらいきちんと反映されていてせっかく減った腫瘍マーカー値がまた増えていました。
でも、楽しく平穏な暮らしが出来るなら少しくらい増えたっていいじゃない、とこの頃は思うのですが、医者の立場は当たり前ですが違っていて増えてしまいましたねーと残念そうな先生でした。
今回から投与するのはネダプラチン。パクリタキセルも一緒になくなったため、時間がかなり短縮されるかも、という期待はネダプラチンが腎機能に及ぼす影響を軽減するために投与する輸液の量がとても多く、ネダプラチン自体も90分をかけて投与するため、今回もとっても時間がかかってしまいました。
看護士さん達が心配した、投与中のアレルギー症状は起きなかったのですが。
これまでのカルボプラチンでの経験だと投与した当日、うまく行けば翌日くらいまではご飯を食べられたのですが。
今回は、夕方にはもう気持ちが悪く殆ど食べられず。
翌朝も水分以外は殆どいらず。処方された吐き気止めを飲んで出社しましたが。
朝礼が終わった時点で盛大におう吐してしまいました。
その後も40分に一度くらい盛大におう吐しながら、15時くらいまで仕事をして早退。
そこからが嘔吐地獄の始まりでした。夜も水分だけは、と飲み物とスイカの小さな一切れを食べたのですが、しばらくしたら盛大に戻してしまう羽目に。
その後、朝まで一体何回トイレを往復したかわからないくらい吐きました。
そんなわけで、水曜は諦めて休みましたが、1日中寝てる以外は吐く、という感じで木曜になったら少しは改善するかと思いきや状況は変わらず。
これまでも吐くことはありましたが、大抵ピークの1日以外は食べられなくてもここまで吐き通しだったのは、赤い悪魔と命名したドキシル以来です。
流石に3日間も吐き通しで、体力は限界になるし明日からお盆休みに入るため、今日くらいは少しだけでも出社して……と思いましたが、何より車の運転が出来ず。こんなところで意地を張って仕事する必要もないわ、というわけで今日もお休み。この3日で何を食べて飲んだら吐くかをかなり学習したおかげで今日は夜中に吐いた以外は今のところ吐いていないので、このまま吐き気が治まってくれることを願います。
今回、吐くのがとにかく苦しいのですが、それ以上に食欲不振なのが。いつも副作用が酷くて寝たきりになっていても、元気になったらアレを食べようこれを食べようという妄想が働くのですが、今回はそれもなく。食べるとまた吐くんじゃないかという恐怖がそうさせるのか? 美味しいものを眺めて楽しむという気持ちがないのが悲しいです。
それも多分、明日以降一気に解消されるとは思いますが。
とりあえず次回も今回と同量を投与されると、生命の危機を感じる怖さがあるので(苦笑)、再来週の通院時にとにかく酷くて恐ろしかったことを頑張って訴えなきゃ。
延期&薬変更
2018.07.30 Monday
今日は今クール4回目の投薬のため、朝から病院へ。
夏休みに入ったから道路もいつもより空いているはず、と思いきや何故か途中まではプチ渋滞。いつも駅で高校生が沢山乗って来るのですが、今日はさすがに殆どなく。最後まで空いていたのがやっぱり夏休みを実感しました。
結局、いつもと同じくらいの時間に到着すると今度は月末だからか?院内は早朝からかなりの人でした。
採血・採尿のお決まりのコースを経て婦人科へ。
朝が早かったため最初は空いていたのが、時間が経つにつれありえないくらいの人で埋まってました。
前回の投薬でカルボプラチンで呼吸困難が出てしまい、投与量が少なかったおかげでその後がかなり楽でしたが、まだカルボやるのかな? と思いつついつものように面談開始。
結果として量が少なかったため吐き気と副作用が治まってからの回復は楽だったけれど、足の痺れが蓄積で酷くなってきたことを伝えました。
前回、カルボプラチンでアレルギー反応が出てしまい途中で終了したせいか、減少したマーカー値がまた増えてきました。プラチナ系の薬は効いているようなので、薬の変更をしましょう、今日は投薬は中止してCTを撮って、結果を見て薬を決めましょうということでCT検査へ。
ここも今までにないくらいの人で溢れ返ってました。お年寄りに夏休みってあんまり関係ないと思うのですが、なんで今日はあんなにどこも混んでいたんだろう?
かなり待って持参した本もすっかり読み終えて、ひと眠りしたところでようやく順番が回ってきました。
検査を終えて再び婦人科へ戻ると今度こそ待合室が満杯で座るところもないため、婦人科の前にあるロビーでうたた寝(苦笑)しつつ待ちます。
じーっと待つ、とみーとまつ、くらいまで行かず今度は意外と早く回ってきました。
画像を見ながら、右の尿管がリンパ節の腫れのため巻き込まれてしまってますが、リンパのガン自体は減少してきているので、もう少し薬の効果が出てくればそれも治まるでしょうとのこと。
確かにこのところ、尿の出がイマイチ勢いがなく片方しか機能してないからかーと納得です。
カルボをやめて次回からネダプラチンに変更します、とのこと。
アバスチンは継続ですが、パクリタキセルは中止ということでやった!1種類減りました(パチパチ)。
ネダプラチンもカルボプラチンに比べれば少ないけれど、副作用は吐き気ということで最初から2割減にしてもらいました。
来週の月曜日に新しい薬での投薬開始です、今日はこれから薬剤師の説明を聞いてください、ということで終了。
いつもこれはどういう副作用がありますか? とかどんな薬ですか?とか聞くので以前、ドキシルに変更した時同様薬剤師さんからの説明を予めセッティングしてくれたのはありがたかったです。
薬剤師さんは前回、説明してくれた方と同じで安心しました。
プラチナ系の薬剤の吐き気はカルボプラチンとネダプラチンは同じBランクに属するけれど、両者にはかなりの隔たりがあるそうで。
カルボプラチンはかなり吐き気が出る確率が強く、90とするとネダプラチンは30〜40くらいだそうで。説明の通りなら、いつも相当苦しむことになる吐き気と食欲不振がだいぶ楽になりそうだけれど、ドキシルも同じように説明を受けて安心していたらとんでもないことになったので、油断大敵おでんたいやきです。ドキシルには勝手に”赤い悪魔”という名前をつけていて、うっかり言ってしまい薬剤師さんに大受けでした(^^ゞ
あと、足の痺れはパクリタキセルの副作用なのですぐには無理だけれど、次回からはなくなるため少しずつ痺れは解消に向かうとのことでちょっと嬉しい。
関節の痛みとかどうですか? と聞かれ、そういえば回を重ねるごとに酷くなってきてます、と言うとそれもパクリタキセルの副作用だから次回からは軽減されるとのこと。
吐き気があまりにも酷くてカルボプラチンの暴君っぷりにばかり関心がいってましたが、パクリタキセルも色んなダメージを引き起こしていたんだなと改めて思いました。
薬剤が2種類になるから、投薬時間もかなり短くなるのかと思いきや、プラチナ系薬剤の副作用のひとつである、腎臓への影響を少なくするため、生理食塩水と利尿剤を入れるため、最短4時間コースになるとのこと。
実際は4時間半くらいかな。前回は6時間以上かかったことを思えばこれでもかなりの短縮です。これは事前に知っているのと知らないのとでは心構えが全然違うので先に聞けてよかったです。
主治医の秘密というほどではないけれど、そうじゃないかなぁとずっと思っていたことも薬剤師さんによりあっさり裏付けが取れたのも収穫でした。
そんなわけで来週から新しい薬での治療です。
どうなるのかわからないけれど、とりあえず副作用があまりないといいなぁ。
抗がん剤治療5−3
2018.07.06 Friday
大雨の影響で甲子園はもちろん、ドーム開催のナゴヤドームまでスワローズの選手たちの用具を積んだ車が滋賀県から動けない、というまさかの理由で本日の試合は中止に。
試合を待ち望んでいたファンの方々はがっかりだろうけれど、ドアラ、つば九郎、シャオ、パオ達が入場を待っていたお客さんを楽しませてくれたようでよかったね。
さて、月曜日に今クール3回目の抗がん剤投与をしてきました。
今回は血液検査で白血球が減少しているのはいつものことですが、それに加えて好中球もギリギリの数値にまで減ってます、と言われ。
前回はとにかくしんどくて吐いて大変だったことを伝え、吐く元凶であるカルボプラチンの投与量をもう少し減らしてください、とお願いしたところすんなり受け入れてもらえました。
が、減ったのは50mlのみ。あとで化学療法室の看護士さんと100mlぐらい減らしてもらえばよかったね、と言い合ったので次回はもっと減らしてもらえるよう再度お願いしてみよう。
今回の投与、面談→化学療法室まではスムーズにいったものの、いざ部屋に到着してもなかなか投与が始まりません。
1時間ほど待ってもまだ始まらないので、ベッドから顔を覗かせてみると、血液の数値がギリギリなので別の先生とも協議しています、とのこと。
結局、1時間以上遅れでの投薬開始となりました。
ポートを設置してから投薬自体は楽になったけれど、最初に針を刺す瞬間は意外と痛かったり(^^ゞ
吐き気止め→アバスチン→パクリタキセルと順番に投与していき、前回も難関だったカルボプラチンの投与。
今回も痒み等の症状が出たら言ってくださいね、と始まりましたが。しばらくしてトイレに立った時に痒みよりもあれれ? 何だか身体がとてもしんどいなということに気づき。諦めてブザーを押しました。
呼吸が苦しくないですか? と聞かれ、確かに息苦しくなってきたため正直に伝えると鼻に呼吸器が挿入され、点滴も一旦ストップ。
アレルギー症状による呼吸困難が出たようで。
その場で点滴は中止になりました。しばらくすると呼吸は楽になりましたが、若い先生がやってきて、心配だから今日は一晩このまま入院しましょう、と言われ即座に嫌です、と答えてしまいました(苦笑)。
そこまで深刻な状況ではなかったらしく、そのままもう少し楽になるまで1時間ほど休み夕方5時になった時点でどうしますか? と聞かれたため、起き上がって帰宅しました。
薬は寝ている時点で病院で受け取りに切り替えてくれていてラッキーでした。
そんなわけで、アクシデントのおかげで当初の予定より大幅に減量された今回の投薬。
量が減った分、前回に比べるとかなりマシでした。
前回あれだけ酷かった吐くのが、時々吐き気は出てもガマン出来るレベルで今日まで一度も吐かなかったのは助かりました。
食欲も完全絶食まではいかず、ほんの少しだけ何とか口にすることが出来たのはありがたいです。
ただ、急激に減った白血球のせいなのかいつもより頭痛や身体の重さが酷かったのはちょっと困りました。
けれども、今日はちょっとしか行けなかけれどまでほぼ毎日なんとか半日は勤務出来たのは助かりました。
とりあえず今回の副作用もこれで峠を越えたかな。
明日からはまた美味しくご飯が食べられる日々が戻ってきそうです。
肉にく肉肉野菜
2018.06.10 Sunday
今クール2回目の抗がん剤。
毎回そうですが、初回はまだ元気だけれど回を重ねるとどんどんしんどくて耐えられなくなるのですが。
今回は比較的まだマシだった前回とは打って変わり。火曜どころか投与当日の夜から既に雲行きが怪しくなり。
何とか火曜水曜は半日のみ出勤したけれど、それ以降はもう完全にダウン。
食事自体、月曜の夕方に少し食べたのを最後に土曜まで絶食。
あと今回は嘔吐が酷く。食べていないのでひたすら胃液のみを定期的に吐き続けるという。
吐き気は木曜までがピークで金曜になったら治まったのですが、体力が根こそぎ持っていかれてしまい。
吐いた分、何とか水分補給だけはと金曜から少しずつ水分補給をしに階下へ降りると、水分を採った時点でもうへろへろ。しばらくソファーで横にならないと階段が上れないというとほほほな事態が発生(^^ゞ
トイレに行けば、ベッドに戻るのにも一苦労する体たらく。大した高さでないベッドがあんなに高く感じる日が来ようとは。
今回も前回同様5キロ体重が減りました。2回目までにかなり体重は戻しましたが、今回の減量で体重計に表示された数字を見た時、流石にこりゃばいやーと思ったくらい自分でも驚きました(苦笑)。
吐く心配がひとまず治まった金曜の午後、テレビを見るのはしんどくて無理だったので久しぶりに、とつば九郎かるたの絵合わせをしただけでものすごくしんどくてちょっと凹みました。
土曜から少しずつ食べられるようになったら、今度は猛烈にお腹が空いて。でも、すぐにいっぱいになるので一度にたくさんは食べられず。
されども何だか無性に肉が食べたくなり。ファンファーレのカツサンド1切れを初めて食べましたが、これが最高に美味しかった!!
一口食べるごとに身体に力が沸いてくるのがわかるのが凄いっ。肉の力は偉大です。土曜夜はミニハンバーグを食べて肉づくし(笑)。
今日は明日からの社会復帰に備え、カフェ/ワイズホームへ連れて行ってもらい、以前友人が食べていてとっても美味しそうだったBLTサンドに初挑戦。レタスがシャキシャキでパンがこんがりしていてとっても美味でした。
そんなわけで、この2日間は♪にくやさいにくにくやさい を実践しました。
驚いたのが、食べられるようになるとそれまで干からび切っていた身体が栄養を欲するのか、それなりの量の水分を補給しているのに排尿が殆どないこと。
普段、どちらかというと人より尿が近いのですが、この週末の排尿量はほんのわずか。これにはビックリというか、食べる飲むというのがいかに生きる上で大事かを身をもって実感しました。
体力の限界までむしり取られてしまい、少し動くとすぐ息があがってしまう体たらくです。明日から仕事復帰してご飯を食べて行けば徐々に復活するでしょう。
昨日、ようやく見られるようになったつばブロで、サタデーステーション出演を知り、夜久々に動くつばちゃんを見られて嬉しかった〜〜♪
抗がん剤治療5−2
2018.06.05 Tuesday
昨日は今クール2回目の抗がん剤投与のため、朝から病院へ。
回数を重ねるたびにだんだんしんどくなるんだよなぁ、と覚悟した通り昨日はもう病院を出る時点でへろへろ。
採血→主治医との面談のお決まりのコースです。
前回の投薬で一応効果があったようで。腫瘍マーカー値が200ほど減少していました。前回の副作用の状況を伝え、次回は3週間後だから6月25日と言いかけたのでカレンダーを指差して「30日に大事な用があるので」と言ったら、あっさりじゃぁ1週間ずらしましょう、と次は7月2日になりました。
よっしゃぁー予定通り、と思ったのはいいけれど電子カルテに「6月30日大事な用事」と先生打ち込んでるよ(苦笑)。
次回の投薬時に看護士さんに聞かれそうだなぁ。別に隠すことでもないので効かれたら堂々とすっごい楽しかった!と言うけどね。
さくさく進み、今回からポートでの投薬のため両手が自由に使えますよーと前回教えてもらったので、久しぶりに投薬しながらお昼ごはんが食べられます。
というわけで、化学療法室へ行く前にコンビニに寄ってお昼ごはんの調達。
ポートでの投薬、針を刺すときにちょっと押されるので痛いかも、と言われましたが全く大したことがなく、あっという間に無事ポートに接続していました。
これまでは毎回、腕を温めて看護士さんが一生懸命血管が出てくるように叩いたりと大変だったことを思うと何て楽なんだー。
順調に投薬も進み、お昼少し前にお昼ごはんも食べて。トイレ以外は殆ど眠ってばかりでしたが、午後になるとお昼に飲んだカルピスの影響か途端にお腹がごにょごにょし出しました。
何度かトイレに行ったおかげで、前回の副作用期間同様お腹のなかがすっかり空っぽに。
看護士さんにカルピス飲むと、ものすごくお通じが良くなるんですが副作用期間にカルピスはまずいですか?と聞いたところ。カルピスでそんなにお通じが良くなりますかー、と驚きつつも乳酸飲料だからねーと。
水のような下痢が続くと脱水症状が心配だけれど、ちょっと柔らかい軟便くらいなら問題ないです、と言われてほっとしました。
でも、ほんのちょっと食べただけなのにすぐに出ていってしまうのは精神的に辛いので。今回はある程度症状が回復するまでカルピスは自粛します。
最後はカルボプラチンの投薬ですが、今回で何と18回目だそうで(怖っ)。痒みや痺れ等の症状が出たら言ってくださいね、とのことでしたが、正直に申告するとまた色々めんどくさいので我慢していたら、途中でポート周りが赤くなっているのを見つけられてしまい、婦人科の先生が見えられて追加でアレルギー予防の点滴が追加されたり、終了後にもう一度婦人科で面談することになってしまいました(とほほ)。
ただ、主治医が手術中で名前だけは知っている別の先生でしたが、とっても人当たりが柔らかな先生でした♪
学者肌の主治医の先生ももちろん好きですよ。私が考えた仮説をいつもにべもなく切り捨ててくれますが、楽しいひとときです。
そんなわけでいつも以上に時間がかかった今回の投薬。2回目だからか病院を出る時点で既に身体が重くて。
すぐ近くの調剤薬局に着いた時点で相当へろへろ。
しばらく待って薬を受け取る時、薬剤師さんにお帰りはお迎えが来てくれるんですか? と聞かれたので病院へ戻ってタクシーで帰ります、と言ったらタクシーならこちらで呼びますからお待ちください、と言われしばり待つことに。
そんなはた目に見てわかるくらい、へろへろだったのかーとちょっぴりショックでしたがご厚意はありがたかったです。
今回の治療、先月末の入院費も今日まとめて払うことにしていたのですが。薬代と帰りのタクシー代を足したら、なななななんと1日で10万円!の出費でした。1泊2日とはいえ手術だったからなー。もちろん新記録です。
帰宅した時点でぐったり。夕食も既に胸のむかつきが始まってしまい、ほんの少し食べただけで終了。疲れ果てすぎてブログを書く気力もなく。
今日は13時くらいまで溜まっていた仕事を片付けて早退。
しばらく休んだおかげで少し復活したので今のうちにとパタパタ打ってます。
明日からしばらくはどんどんしんどくなる一方なのがわかっているため、憂鬱ですが日曜になったらまた美味しくご飯が食べられるのを楽しみに、何とか今回も乗り切ろう。
ポート埋め込み手術
2018.05.30 Wednesday
1泊2日の収監から無事に帰宅しました。
今回は、末梢の血管から点滴や採血の針を入れることが出来ない為、ポートと呼ばれる機器を埋め込む手術のための入院。
火曜日に病院へ行き入院手続きを済ませ、病室に案内されてとりあえず抗生物質を入れるための点滴を入れる場所を確保して待っていると、意外と早く呼ばれました。
てっきり手術室へ行くのかと思ったら、1Fにある透視鏡室での手術になるそうで。CT撮影と似たような装置が置いてあるベッドに横になり、ちょこちょこ機器を身体に取り付け、消毒薬を塗り顔の部分をビニールシートで覆われて手術開始です。局部麻酔なので意識も会話もあります。右側の胸の少し上に埋め込みなので手術の間は顔は左側に向いていてください、ということで何をやっているのかはちゃんと見えないようになっていました。
40分くらいかかると聞いていたので、40分も顔を左に向けたままの体勢は辛いかなと思いましたが、実際にやってみたらそうでもなかったです。
最初に右側の首筋に注射をされ、これはちょっと痛かったです(^^ゞ
注射だけかと思ったら、ななななんと胸にポートを入れ、首筋に管を通す手術でひぇぇぇぇとなりました。麻酔をしているのでさほど痛みはないけれど首筋に何かをされるのはけっこう怖い(苦笑)。
麻酔が効いているからいいけれど、たまに殺人事件とかで首筋を切られたり、メッタ刺しにされた人は一体どれくらい痛くて怖かったんだろう、と余計な想像をしてしまいました。
手術中、先生はここ山場です、これで大体3分の1終了です、等要所要所で声をかけて実況中継してくれます。
途中、寒くないですか? と聞かれたので「いえ、寧ろ暑いです」と答えたら、「僕も暑いんでじゃぁ下げましょう!」と冷房温度が下げられました(笑)。
患者さん優先なんですけどね、暑いんですよと。そりゃー手術着は暑そうだもんなぁと。手術中は緊張等もあって妙に暑く感じていたのですが、手術を終えて病室に戻ったら看護士さんも驚くくらい手足が冷え切ってました(苦笑)。
一体、室温は何度だったんだろう?
最後はあと傷口を縫合したら終わりですからね、と言われ本当に傷を縫っている気配がしっかりと伝わって来て終了。
胸元から首筋にかけてとっても違和感があり、これはしばらくしたら消えるのですか? と聞いたら「異物が入ってますからね。違和感はずっとありますが慣れます」とのこと。非常に正直な答えをありがとうでした。
手術が終わったのが11時40分くらい。そのまま病室へ戻り、ほどなくお昼ごはんで丁度お腹も空いてきた頃だったのでありがたかったです。
傷は違和感がかなりあるものの、痛みは思ったほどではなく。首を動かしたり態勢を替えたりするときに痛みがあるくらいで。
寝ると夜眠れなくなるし、と午後は院内にある本を手当たり次第に読んだりスマホを見たりとのんびり過ごしました。
前回は手術後はかなりしんどかったけれど、今回は身体も元気なので本を読むのも楽だし、何よりお腹が空きます(笑)。
夕方、お腹が空いて来たのでアイスでも食べよう、とコンビニへ行ったら、、ジャイアントコーンの大人のチョコミント味なるものを発見してしまい、迷わず購入。大人のとついている通り甘すぎずしっかりミントの味もして大変美味しかったです!他にもチョコミントのおやつが色々売られていたので、次回から少しずつ試食してみなくっちゃ。
チョコミント、ここ数年でとても市民権を得て来たようでチョコミント派には嬉しいなぁ。
夜はぐっすりとはいかなかったけれど、適度に眠れて目覚めたら昨日より痛みも少なくなっていました。
ポートを入れたら、着る洋服に制限とかあるのかと心配しましたがそれも特になく。
退院する時はけっこう元気で、せっかく今日はお休みだから帰宅したらちょこっと出かけようかと思っていましたが、家に着いたら意外とけっこう疲れていることが判明。やっぱり病院は何にもせずにのーーーーんびりするから気が付かなかったようです。
そんなわけで一旦しばらく昼寝します。
脱毛始まる
2018.05.25 Friday
ようやく週末です。
今週は日、1日と復調していくのが手に取るようにわかりそれに伴い食欲も増進。
白血球減少による、頭痛やめまいはあるもののかなり元気になりました。
さすがに5回目+リンパ節をたくさん切除した影響なのか、足がかなり痺れたり熱くなったりするようになってますが、日常生活に支障が出るほどではないためそんなものかな。
で、明日はいよいよ2年ぶりに浜風に吹かれてトラッキーに会いに行くのですが。いそいそと準備を進めていたら……、突如脱毛が激しく始まりました(苦笑)。
前回の治療の時はパクリタキセルのみだったため、脱毛も少量ですみましたが今回は久しぶりにカルボプラチンが加わったため、お約束通り始まりました。
せめて旅行が終わってからにしてほしかったけれど、こればっかりは仕方がありません。まだカツラを被るほどハゲていないので、とりあえず帽子でしのぎます。
今夜の試合では懐かしいユニフォームプレゼント+アルプス席人文字大作戦をやっていますが。これって今日限定なのかなぁ。
せっかくだから記念に人文字体験したかったけれど、この3連戦はビアフェスタ(^^♪どうせ飲めないでしょ、という突っ込みはいいのです。
連れの友達にじゃんじゃん飲んでもらって(笑)、1杯くらい楽しめればいいかな。
そろそろ社会復帰
2018.05.20 Sunday
月曜に抗がん剤を注入し、回数が回数だけに今回は早く副作用が出るんだろうなと覚悟したとおり、火曜からすでに始まった副作用。
注入前にくどいくらい減量してください、とお願いしたのが効いたのか吐き気はこれまでで最も少なかったけれど。
今回はずっと今もお腹の調子が緩くなってしまい、少し何かを口にすると覿面にトイレに行くという症状に悩まされました。
吐かなくても胸のむかつきやお腹の中に竜宮城でもすっぽり入っているんじゃ……?と思うような重さで食欲は全くなく。お決まりの数日間ほぼ絶食コースは健在。
ただ吐き気が少なかったのだけはありがたかったです。
ただ、今回は今まであまり感じなかった大腿骨や手足の骨がガマン出来ないほどではないけれど痛むという症状が発現しました。
副作用もどうにか峠を越え、今朝から少しずつようやくまともな食事が取れるようになってきました。
この数日間、ほぼ飲まず食わずで寝て過ごしていたため体力がガタ落ち。今日の午前中にほんの少しだけ外出させてもらったのですが、ほんのちょっと動いただけですぐに疲れてしまうのに愕然としました。
とりあえず明日からはゆるゆると社会復帰して少しずつ体力も取り戻していくつもりです。
最初の日に書いた耳の不調は、数日間続きましたが今は治まってくれてほっとしてます。
へたっている間にヒデキが逝ってしまいました。
寝転がって開いたスマホで訃報を知りビックリでした。
私は聖子ちゃん、たのきん世代なのでヒデキさんは物心ついた時から大スターで。テレビをつければ派手な衣装と激しいアクションで歌っていたお兄さんのイメージですが。あの独特な歌声が好きでした。
どんくさくてピンクレディーは踊れなかった私でもヤングマンの振り付けは出来たし(笑)。
物心ついた時からずっと歴然たるスターだった方が突然いなくなってしまったのはとても寂しいです。
脳腫瘍を発症されてから、時たま新聞やメディアでインタビュー等を目にするたびに復活できてよかったなぁと思っていただけに。
亡くなる直前まで歌手活動を続けられていたことを知ってそれだけはよかったなと思います。
色んな名曲を残してくれたヒデキさんだけど。人生も後半を過ぎた今、「ブルー・スカイブルー」がとても心に響きます。
もう少し元気になったら、改めてヒデキさんのアルバムを聴いてみたいと思います。
抗がん剤治療5−1
2018.05.14 Monday
今日は5回目(!)となる抗がん剤治療のため、朝からバスに揺られて病院へ行ってきました。
3月の手術時に先生に大抵の人は途中で薬が効かなくなってしまうのだけれど、しおんさんは4回再発して4回治療しても何とか薬が効いてくれるので。と言われてそんなに抗がん剤やったのかと自分でも驚いたのですが、遂に5度目に突入です。
これまではしんどすぎて途中で打ち切ったことも多々あれど(苦笑)、一応開始時に何クールするかを決めて始めるのですが、今回はまず効くかどうかがわからないため、何クールやるかは決まってません。先生の本音は、身体が持つなら定期的にずっと続けたいんだろうなぁ。
これまでは化学療法が行われる時は、採血受付時にこっそりファストパスが発行されて優先的に順番が回ってきましたが、新病院になって初めての化学療法。採血はどうなるのかなー? と思ったら、そもそもの受付場所が別でした。順番に名前を呼ばれ、看護士さんが採血。先週の採血では看護士さんが四苦八苦で申し訳なかったけれど、今日は採れそうな左の甲から1回で採血成功。つい、小声で「さすが」と言ってしまったら、「必死です」と返ってきて笑いました。
先生との面談で月末に手術するポートのことを再びあれこれ聞き。皮膚の中に埋め込むので、外からはポートがあることが分からないと知りほっ。
でも、それだとどうやって点滴や採血するの? と思い聞くと。ちゃんと表面を触るとわかるのでそこを狙って針を刺すそうで。多少の誤差はあっても上手くサポートに接続することができるとのこと。すごいなー。
ちなみにこれまでは点適時は片手しか使えなかったけれど、ポートになると両手が使える上に体勢の制約も緩和されるため、かなり開放感があると治療室の看護士さんが教えてくれました。
化学療法室へ行く前に、院内のセブンでハーゲンダッツの”マンゴープリン〜ココナッツミルク仕立て〜”を購入、美味しく頂きました。
上にかかったマンゴーソースがちょっと甘すぎだけど、下のココナツミルクとマンゴープリンは爽やかで美味しかった!
点滴時間が長すぎて今日はお昼ごはんを食べそびれたので、先にアイスを食べておいてよかったです。
今回の抗がん剤は、パクリタキセル、カルボプラチン、アバスチンの3種盛り。
時間がかかるだろうなーと覚悟していましたが、「5時間コースです」と言われ、実際はトイレに行ったりなんだかんだでもっとかかるだろうなと覚悟したとおり5時間半コースでした。
パクリタキセルは、今日で実に11回目なため、途中で身体が猛烈に痒くなったり熱くなったりする恐れがあり症状が出たらすぐ言ってください、とのことでしたが。これまでは痒いと訴えるとそこで医師との相談が始まり時間がとにかくかかることになるため、痒みはトイレに行った時に”かきだめ”してしのいでいましたが、今日は最後がパクリタキセルだったため、睡眠導入剤がばっちり効いて熟睡しているうちに終わってました(^^ゞ
帰りの時点で身体がとても重く、帰宅すると足の裏が痺れたような鈍い痛みがあって、もちろん胸がムカムカするのも始まり、回数がとにかく多いから副作用も早く出るんだろうなと覚悟していたけれど。早速きました。
が、これらは予想の範疇なので仕方がないやと諦めもつきますが。今回、初めての私にとってはものすごくショッキングな副作用が発現しました。
それは、音楽というかメロディーの殆どが8分の2音ぐらい下がって聞こえるのです。半音なら調が変わってしまうけれど、転調バージョンだと思って聞けますが、微妙な半音にも満たない音のずれは私にとってはものすごいストレスです。
ずっと壊れたオルゴールを聞かされているようなものです。テレビの効果音やBGMが全部、ちょっとずつ狂って聞こえるので気になって仕方がありません。
よく知ってる音楽だとどうなるのか? と試しに「恋人たちのペイヴメント」とチャイコのバイオリンコンチェルトの冒頭を聞いてみたら……。
ペイヴメントの方は、未だに語り草になっている伝説のベストテン状態に近いものが(泣笑)。
チャイコはオケの部分はちょっと気持ち悪いけれど、前奏からバイオリンソロになったらそこまで気にならなくなりました。ただし、少しずつ音が下がっているため全体的に暗い色調に聞こえます。
恐らく普通の人はそこまで気にならないレベルだと思います。だけど、私にとっては死活問題に近いくらいに悲しいです。音がおかしいとその音についている色もぐちゃぐちゃになるため、とにかく気持ち悪いしとてもとても悲しくなります。
これ、吐き気や食欲が戻ってきたら耳も治るのかなぁ。
治ってくれないと困ります。治らないと本当に困るけれど、次回の面談の時に先生にこの症状を訴えても、きっと私の言いたいことの100分の1も伝わらないんだろうな(ぐすん)。
ポート設置
2018.05.07 Monday
今日は先月の時点で連休明けにしますよ、と言われていたCTと血液検査のため病院へ行ってきました。
血液検査、後でCTの時に造影剤を入れるからと唯一使える血管を温存したため、手の甲から取ってもらおうとしたのですが、これまでなら何とかなった手の甲の血管がなかなかいい感じに見つけられないらしく。
何度かやり直した末、なんとか入った針が途中で抜けてきて血が漏れてきたためほんの少量採取した時点で一旦中止。これじゃ足りないですよねぇ、ととほほな気分でいると一応、聞いてきますと奥に消えた看護士さん。ほどなくていOKでした!と笑顔で戻って来られてほっとしました。
CTも終え、本を読みつつ待つことしばし。
検査結果は前回より更に腫瘍マーカー値が増えてました(汗)。
CT検査の結果、臓器には転移していないけれど、手術で取った骨盤周りより上のリンパ節に転移しているとのことでした。
早い方がいいでしょう、とのことで来週から抗がん剤治療の開始です。
が、血管がどこも針が射しにくくなっている状態の為、遂にポートを入れましょうと言われてしまいました。
1泊2日の外科手術になるそうで。手術の日程を決めるために明日また、今度は消化器外科を受診することになりました。
普段の血液検査もポートから出来るよう、血液検査も出来るポートと言ってくださいとのこと。点滴単独のポートと血液検査にも使えるポートと種類があるのを初めて知りました。
抗がん剤については、とりあえずパクリタキセル+カルボプラチンの最初にやったモノが一番効果があるため、それにアバスチンを加えた3種類を何回か投与してみて効くかどうかやってみることになりました。
今までの経験から、標準の量だとまた大変なことになるので量を減らしてくださいとお願いしましたが、どのくらい減らしてくれるのかなあ。
ポートに関しては、先生も日常生活に支障はありません、と言われていましたが今しがたネットで検索してみたところ手術自体もすぐ済むし、何より点滴や検査のストレスが解消されるようなので、なるようになるかなと思ってます。
余程首回りが開いた服でない限り見えないようだし、元から首回りが開いた服は着ないので大丈夫でしょう。
ただ、パクリ+カルボのセットだとまた髪の毛がなくなるなーと。今スグじゃないけれど6月以降のお出かけはカツラが必須になりそうです。
カツラ、髪型が安定して楽だけれど暑い時期は暑さ倍増なのは……仕方がないですね。
病理結果
2018.04.03 Tuesday
昨日は手術で採取したリンパ節の病理検査の結果を聞きに病院へ行ってきました。
時間が朝一ではなかったため、少しだけ離れた駐車場に停車したところ、病院のエントランスまでが遥か遠くに感じられました(^^ゞ
院内へ入っても、すたすた歩けないというのはなかなか不便なものだなぁと再確認。いつもの3倍くらいの時間をかけて婦人科へたどり着きました。
普段だと待ち時間は読書タイムですが、週末の疲れでへろへろ状態ではそんな気力もなく。時折ウトウトしながらのんびり待ちました。
主治医との問診では、最初に採取したリンパ節215本のうち196本にガンが見つかりました、とのこと。ひぇぇぇ9割以上だ、と思いましたがそこは黙って話の続きを待ちます。
ガンは身体の上の方へと行きたがる習性があるそうで。取れるだけ取ったけれど、これだけあったということはもっと上の方にもある可能性があり、鎖骨や首のリンパが腫れたりすると大変なので薬剤療法を継続しましょう、とのこと。
上に行きたがる習性、は初めて聞いたのでへぇぇでした。
手術後にちらりと聞いた、飲む抗がん剤は4月半ばに使用可能になるため、再来週に血液検査を行い、投与の日程を決めましょうとなりました。
リンパ節以外の腹蔵や他の臓器には転移していないのが幸いです。
ひとしきり説明を聞いた後は、術後の体調について聞かれたので、お腹が痛いです、と訴えるも”まだ手術からそんなに経ってないからねぇ”と痛いのは当たり前ですな答えでした。うん、確かに手術前に痛いですとは聞いてたけどこんなに痛いと思ってなかったのにぃぃぃという心の声は届かず(苦笑)。
当初の予定より上の部分までお腹の中をいじることになったため、それなりに痛いと思いますと言われただけでした(とほほ)。ちなみに痛みが取れるまではあと1ヶ月くらいかかるそうです。だんだん薄れていくとはいえ、この不自由な状態がまだしばらく続くのかーとげんなりです。
4年前の開腹手術の時も退院時に鎮痛剤は処方されなかったので、当然今回も処方されず。手術後はしばらく痛いのは仕方がない、ということなんでしょうね。
お腹の傷の具合を確かめて、お腹が張ったりしていないので大丈夫です、ということで終了。
傷は確かに痛いけれど、経過は順調とカルテにも書かれたので早期退院したり、点滴をやめても問題がなくて良かった。
飲む抗がん剤、飲んだ途端に刺激があったりしますか? との問いには”そういうのはありません”と即答だったので、あとは恐ろしくまずいとかでないことを祈ろう。
途中経過
2018.03.30 Friday
今日からプロ野球も開幕。
桜も少しずつ先始め、いよいよ春満開になってきました。
退院以来、少しずつ社会生活に復帰していますが、意外とお腹の痛みがなかなか取れません(^^ゞ
ここしばらくは、運動量が少ないせいかお腹の働きも鈍くそのせいで余計痛いのかな? とせっせと便秘薬を飲んで本日めでたく解消。
これでお腹の痛みも一気にすーーーーっと引くのかと思ったら、そんな簡単な話ではなかったです。
うーん、前回の開腹手術の時はそもそも数ヶ月間の療養期間があり、出来る範囲で少しずつ散歩したりしていたため、お腹が痛ければ寝て元気な時は活動、という悠々自適な生活のおかげでそこまでの不自由は感じてなかったのかもしれません。
しかも、今回は腹腔鏡だから大して痛くないはず、という思い込みのせいで余計もどかしく感じるのかも。
それでも、昨日までは椅子に座っているのもけっこう苦痛だったのが今日はそこまででなくなっているので、少しずつだけれど前進しているかな。
リンパ節切除その2
2018.03.24 Saturday
3月14日水曜日。いよいよ手術当日です。
9時から手術なので、起きて歯磨き等準備を済ませると早々に手術用の着衣に着替えて待機です。手術時は弾性ソックス着用ですが、前回は初めてでなかなか履くのに手間取りましたが、今回は普段から5本指ソックスを愛用しているのが功を奏し難なく装着完了。見に来たベテラン看護士さんに「あら上手やねぇ」と褒められるとどうでもいいことだけれどちょっとだけ嬉しい。
前回は手術室に入り麻酔を注入されるまでの記憶があるのですが、今回手術時間がとてつもなく長くてずっと眠っている間に諸々忘れ去ったらしく。手術室に向かうあたりからの記憶がすっぱりと抜け落ちています。
当初、10時間くらいと言われた手術は最終的に先生曰く12時間かかりました。終わったのは日付が変わるのも近い時刻。執刀医の先生は術後、何とか今日中に渡すことが出来ました、とナースセンターにホワイトデーのお返しを持ってきたそうで。
そんな長時間の手術だったため、本人の全く知らぬ間にナースセンターの有名人になってました(苦笑)。
術後は今回もICUで一晩過ごします。一度経験しているのと開腹でなかったため、動けないのはつらかったけれど前回ほどの喉の渇きや体調の悪さでなかったのが救いです。
明け方何度か嘔吐したら、褐色の液体が出て来るため当直の男性看護士に何でこんな色なんですか?と聞くと胃液に胆汁が混じっているからだそうで。
生理現象でどうしようもないとはいえ、嘔吐の対応をしてもらうのはどうしても申し訳ない気持ちになってしまいます。
翌朝9時くらいにようやく病室へ戻ることが出来ましたが、ここでも動けず身体のあちこちに管がついているのは変わりません。
時折、口腔うがいをさせてくれるのが何より有り難かったです。この日はまだ麻酔が残っていたため、うとうとしながら1日が過ぎて行きました。
昼過ぎぐらいに先生が顔を出し、お水の摂取がOKになりやっとお水が飲めるーと思うのですが、背中に挿入された痛み止めの副作用で嘔吐があるため、怖くてちょっとずつしか飲めません。
この日も何度か嘔吐し、夜になると今度は腸が働き始めたらしくお腹がごにょごにょしてきました。
この時点で人生初の意識がある状態でオムツ装着ですが、この感触は……明らかにオムツを替えた方がいいのかなぁ?? と迷いつつナースコールをしてみたら、にっこり笑顔で「バッチリです。どんどん言ってください」との言葉に救われました。
綺麗になりそのまま眠ろうとしたら、今度は急にお腹が張って苦しくなってきました。再びナースコールを押し、飛んできた看護士さんの判断でこの夜は病室ではなく、夜勤の看護士さんの詰め所横のスペースで一夜を明かすことになりました。ずっとお腹が張っていて、30分おきくらいにお通じがあり、その都度嫌な顔ひとつせずオムツを何度も何度も替えてくれた看護士さんには本当に頭が下がりました。
一晩お世話してもらったおかげで、すっかり仲良くなりましたが、あの夜の当直が彼女で良かったと心から思います。ありがとうございました。
そんなわけで、この夜は彼女曰く「私と一緒に夜勤」状態で殆ど眠れませんでしたが朝になったらお腹の張りも治まり楽になっていました。
手術から3日目、予定より1日遅れで遂に弾性ストッキングを脱いで歩行訓練をする日がやって来ました。
4日間ずーーーーっと足をがっちり固定されていたため、ようやく脱ぐことができると思うと嬉しくて嬉しくて。テンションが上がりました(苦笑)。
尿管に差し込まれていた管も無事に取れて、これで晴れて自分の足でトイレに行ける喜びを噛みしめましたよ。
まだ、お腹から漏れて来るリンパ液等を出す管が入っているため、体液袋(けっこう入っているので意外と重いです)を首からぶら下げての行動ですが、これで確実に一歩前進です。
最初こそ、ふらついたものの何度かトイレに行くうちにだんだんと病室のすぐ横のトイレまでは自力で行けるようになりました。
土曜日になると、お腹の管もなくなり点滴以外は身体の自由が戻ってきました!
ただ、管を抜いたところからしばらくは液が漏れて来るため、訓練のために院内を歩いたりすると一気に出てきて下着やパジャマがびしゃびしゃを何度か経験しました。
この頃から、ずっと寝たきりのため背中や腰が痛くて痛くて寝返りを打っても治まらず。かと言ってずっと起き上がっている元気はまだないため本当に辛かった。あんまり辛くて、以前テレビやネットで見た厚手のタオルをくるくると巻いて腰の下にダメ元で置いてみたら……意外とこれが効果がありました。
日曜日、手術前から何度も場所を替え続けていた点滴の針を刺すところが遂になくなってしまいました。元々普段の採血でも入るところを探しているくらいだったのが今回の手術ですべて使い切ってしまった模様。
丁度ベテラン看護士さんが担当の日で、どうやっても入らないのを見かねて「これ、どうしてもしないとダメですか?命に別状ないのならやめません?」と言ってみたところ、当直の先生に確認を取ってくれて「アンタの言う通りやわ」と点滴は終了することに(パチパチ)。
これで完全に身体についていた針や管はすべてなくなりました。
院内を少し歩いたり、談話室の椅子に座ったりとベッド以外で過ごす時間を少しずつ増やしては残りは本を読んで過ごします。
ご飯は軟飯でほぼ普通食と変わらないものに消化のよいおかずが出るようになったのですが、最初に流動食が出た時は、手術前からずっと何も口にしていなかったためお腹が空いていたものの、それ以降は1日の運動量が極端に少ないのもありお腹が空きません(苦笑)。1日3食はとても無理なため、朝を少しにお昼は抜き、日中動いてお腹を空かせて夕食をなるべく食べる、という戦法に。
差し入れてもらった果物やヨーグルトも何日もかけてやっと消化したくらいです。
今回、夕食には毎回カットフルーツが出たのがとても嬉しかったです。しかも、これが新鮮で美味しかった〜〜。ご飯は食べずともお味噌汁とフルーツだけは毎日食べてましたもん。
腰の痛みに加え、週末になって来ると手術明けからずっと続く不眠がそろそろ辛くなってきました。本当に嫌になるくらい眠れず。どんなに疲れて眠っても30分もしたら目が覚めてしまうため夜が長かった!
身体の回復に伴い、連続して眠っていられる時間が30分→40分→1時間と増えても眠れない状況は変わらず。
月曜には不眠疲れで違うしんどさが出てきたため、火曜朝の回診で思い切って訴えてみたところ……意外にもあっさりと「退院を早めますか」と言ってもらえてほっとしました。
退院後の生活の注意を聞いたり、むくみ解消のDVDを見たり、術後の歯科検診に行ったりで火曜日は1日盛りだくさんでした。
15時頃に先生の診察と手術についての説明があり。
右の尿道付近のリンパが一番腫れていたそうで。どのリンパ節も血管にべったり張り付いていたため採るのが大変だったとか。気の遠くなるような作業をやり遂げてくれた先生に感謝です。
今後は血管がだいぶ弱っている為、4月は病理結果の確認のみで5月からまた治療再開しましょう、とのことでした。
これでやっと家に帰れるーーーと思ったら現金なもので、最後の夜ご飯は出来るだけ食べて夜もいつもよりはたくさん眠ることが出来ました。
退院の祝日は、ナースセンターで一晩ともにした看護士さんの出勤日で最後にちゃんと再びお礼が言えてよかったです。
しんどい時30分置きに夜中、トイレに起きるとトイレの床の木目が何故かあれ?こんなところに○○さん(つばちゃんではない)と自分が好きなものの顔に見えるのが不思議でした。元気になるにつれ、ただの木目にしか見えなくなったので無意識に楽しいことを考えていたのかも。
はじめての…
2018.03.24 Saturday
今日は朝からいい天気。
まだすたすた歩いたりはできませんが、だいぶ回復してきたので月曜からの出勤に備えて手術後初めてほんの少しだけ1人で外出してみました。
と言っても家から車で10分もかからないクリーニング店に冬物を出しに行くというだけ。
車の運転自体が入院後初でしたが、久しぶりなのとまだ身体が思うように動かないのもあって怖かった〜〜(>_<)。
とりあえずバックで少しだけ身体をひねるのが辛いため、前進あるのみ(笑)。
いつもだとバックで停車して楽ちんスタートなのですが、そんな高度な余裕はなく。とりあえずお店に突っ込んで、ゆっくりそろりそろり時間をかけて出ました。家に帰っての車庫入れもいつもと勝手が違うので緊張します。
無事に車を収納し、今度は近所を少しだけ歩いてみました。
家から徒歩5分で行けるコンビニまでえっちらおっちら、自分でも驚くくらいちょっとずつしか進まない(苦笑)。どこのおばあさんかという歩き方になっていると思われますが気にしない。いつもの倍以上の時間をかけて往復できました。
少しずつ食べる量も増えてきて短時間でも仕事に行くようになれば、もっとお腹も活性化して回復していくかな。
リンパ節切除その1
2018.03.22 Thursday
12日の月曜日から10日間、リンパ節切除手術のため県立中央病院へ入院していました。
今年の初めに通称・県中が新しくなってからこんなにも早くに自分が入院する羽目になるとは露ほども思わず。昨年末に見学会へ行った時は次に入院するのはもう最期の時だと勝手に思ってました(^^ゞ。
朝、入院手続きのため病院へ行き受付で手続きを済ませると程なくして病棟へ。
西病棟6Fの4人部屋に案内されました。
4人部屋ですが、それぞれのスペースがとても広く、隣とのストレスを殆ど感じずにすみます。ベッドの傍には大きな窓、そこから市内が見渡せます。
病衣(これだけは以前のまま 笑)に着替えて待機していると、まずは麻酔科で手術前の説明を受け、その次は歯科です。
何で歯医者? と不思議でしたが、手術前に口の中をチェックし、ぐらついた歯や虫歯など手術に耐えうるか必要だそうで。
長年病院に通っていて思うのは、女医の数が圧倒的に増えました。
麻酔の後の説明をしてくれたのも、歯科衛生士もみんな女性で同性としては知らないことも気兼ねなく聴けてよかったです。
歯医者10年ぶりくらいです。私、ズボラなクセに何故か歯は丈夫なんです。
今回も虫歯はなく、ただ歯石がたまっているのを取ってもらいました。ラッキー。
それだけを終えるとお昼ご飯。今回、手術前に食べられるのはこの昼ご飯のみ。
夜は流動食になりその後は絶食だったため、今回10日ほどの入院で食べた唯一の普通食でした。何を食べたか、既に忘れましたが以前より各段に美味しくなってました。
夕方の手術の詳しい説明まで、必要なものを買い足しに行ったり、あとは看護士さんの”しばらく食べられないから夕食までにおやつを食べておいたほうがいいですよ”とのアドバイスに従い、コンビニで普段は買わないちょっぴり贅沢スイーツを買って食べたりして過ごすうちに手術前説明。
これまでの経緯説明で5年前に最初に手術してから、今回で4回目の再発と聞き案外しぶといなーと改めてびっくり。
今夏の手術はお腹に6展ほど穴をあけ、そこから腹腔鏡でお腹の中を点検し、ガン細胞で取れるものがあれば取り、腹部から右大腿部にかけてのリンパ節を切除する、というもの。
簡単に切除と言ってもリンパ節自体が入口から最も遠い背中側にあるためとても時間がかかる&様々な危険を防止するための策を講じる必要があるとのこと。
術後の尿道を確保するため、尿管にステントという管を挿入するのですが、もしかしたら手術中にステントが尿管を傷つけるとその処置が必要とか、腹部に新たながん細胞が発見された場合は、開腹手術に切り替えとなり、その場合は退院が遅れます等、いろいろ聞くとしんどそうですが、あくまで最悪の場合を想定してのことなので確率は低いと言われてほっ。
いくら聞いたところで、こちらはまな板の鯉なので先生頑張ってね、とお願いするしかありません。
ひとつだけ、10時間くらいかかりますと言われたので、その間先生は飲まず食わずですか? と聞いたところ途中で栄養補給はします、と言われほっとしました。
その後はシャワーを浴び、(ここも新しくて綺麗&暖かい!)夕食は……本当にいきなり流動食になってました。とはいえ、これが術前最後の晩餐なので美味しく?いただきました。
その後はほんの少しだけテレビを見たり、読書をしたりして就寝。
この日は身体も元気だったため、あまり苦もなく眠りにつくことができました。
<2日目>
初日と違い各科の検査は不要ですが、この日の最大の目的は明日の手術に備え胃腸の中を空っぽにすることです。平たく言えば、下剤を飲んで中のものを全部出しなさいということ。
朝から完全絶食のため、栄養補給の点滴を打ちながらとうとうその時が来ました。てっきり錠剤かと思いきや2リットルの大きな瓶がどーんとおかれ、これをコップに移して少しずつ飲み切ってください、とのこと。
3種類の便入り便器写真を渡され、こういう風になるまで頑張ってくださいと去っていきました。
凄いよ、そんなリアルな写真つきの資料を渡されるとは思わなかったよ!
でも、これがすごーくわかりやすかったです。作った方偉い!!
やるしかないため、最初はムキになり1リットルくらいは割と短時間で飲み進めつつ横になりながら読書の続きです。が、しかーしいっこうに兆しがありません。何で?と思いつつ、この線までに最初の便意がない場合はと書かれたすぐ近くまで飲んだところで遂に看護士さんに”効果ないみたいなんですけど……”と告白。しばし瓶と私を見比べ”少し、動いて腸の動きを活性化させましょう”。
すぐトイレに行かなきゃいけないからむやみやたらと動き回ってはいけないのかと思ってましたよ(苦笑)。
そんなわけで早速、院内を徘徊です。
効果絶大(笑)、程なくして最初の便意があり、その後は遂に2リットルを飲み切り夜までには最終目標の写真どおりになりました(パチパチ)。
ちなみに下剤の味はポカリから甘さを引いた感じで美味しくはありません(きっぱり)。
いよいよ明日は手術です。この日はお腹空いたなーと思いながら眠りにつきました。
とりあえずただいま
2018.03.21 Wednesday
本日、退院してきました。
週末までの予定でしたが、病院ではあまりに夜眠れず昨日先生に言ったところ、退院を早めましょう、となり急きょ本日の退院となりました。
家も外も病院に比べると断然寒いけれど、やっぱり家のお布団はいいなぁ。
入院、手術についてはまた後日長いのを(笑)書きます。
昨日の朝、ヤクルトさんとつばちゃん談義で盛り上がり、明日の木曜の朝、ヤクルト本社が出している2018年度つば九郎グッズ一覧表を持ってきまーすと言っていたのですが、一足先に退院しちゃってめんごです。
でも、朝からきゃいきゃい楽しかったおかげで回復に確実に一役買ったはず。
明日から
2018.03.11 Sunday
明日からしばらく新しいお部屋で静養に行ってきます。
準備はしばらく前から少しずつしていたので、あとは明日の朝”かれんだーだれんだー”と簡単な化粧セットをカバンにつめるだけ。
(つばくろうかるたは万が一1枚なくしたりすると嫌なのと荷物になるのでやめました^^ゞ)
本も持ったし、ウォークマンも入れたし充電器もつめたし忘れずにスワローズクルーの会員証も入れた(笑)。今週のどこかで発売発表かな。手術前もしくは動けるようになってから発売だと有り難いけれど、そうは上手くいかないかな。
図書室もあるようで、明日着いて諸々が終わり時間があったら早速目ぼしい本がないか物色しようと目論んでます。
帰ってきたらアルバム発売とツアーだっ。
しばらくは誰にも邪魔されずゆっくり本を読んだり音楽を聞いたり出来るかなと思う心境は殆ど避暑地に行く前のようです。
今夜もあとは「99.9」を見て寝るだけ(笑)。
普段は明日からまた仕事だーと憂鬱な気分ですが、眠たくなったら昼寝も出来るしと呑気なことを思ってます。
気が向いたらスマホで何か書くかもですが、基本スマホで打つのがとっても遅い化石人なので。とりあえず行ってきます。
入院前検査
2018.03.05 Monday
今日は来週からの入院に備えて検査のためにまたしても病院へ。
週末は驚くほど暖かかったけれど、今日は途中まで暖かくて夕方一気に下がる予報が出ていてそれなりに覚悟と準備をしていたのですが、結局それほど寒くならずにすんでほっとしました。
初めてする検査もあり、けっこう盛りだくさんでしたが出だしの血液検査で血管がなかなか見つからず、全幅の信頼をおいているベテラン看護士さんをもってしても何度もやり直しになってしまうアクシデント(?)があった以外はスムーズに終えることが出来ました。
結果発表まで長いのはいつのものこと。ひと眠りしたらようやく順番が回ってきました。
足の血管に血栓が出来ていないか、尿管や腎臓が腫れていないかの検査結果はどれも異常なしで余計な治療をしなくてすみそうでほっ。
ただし、あちこちの検査を周っている時に2日間お休みだったけれど、今日はやけに疲れてるなぁ。色々入院前に冬もの片づけとか張り切ったからかな? と思ったら、腫瘍マーカーが一気に上がってました(^^ゞ
どうりでここ最近、ものすごい勢いで爪が割れたり反ったり日常生活にちょっと困るレベルで爪がボロボロになってるわけだ、と納得です。
詳しい手術の内容や術式等は来週入院した日に20分くらいかけて説明があるそうで。現時点では腹腔鏡でお腹から右大腿部にかけてのリンパ切除で8時間くらいかかること以外は不明です。
ま、素人なのでそれ以上詳しいことを聞いても理解しきれない気もします(苦笑)。
その後、場所を変えて入院についての説明があれこれ。
これだけは先に絶対に言っておかねば、と意気込んでいたご飯の量は、新病棟になった時に食事の量の見直しが行われ、身長に合わせて1日のカロリーが設定されることとなり私は1回100グラムのご飯になりました。
100グラムでも充分多いなーと思い、80とか60くらいになりませんか?と言ってみたところ、100は少ないですよとサンプルを見せられたのですが、一般的には少ない方だと思うけれど普段食べてる量よりはやっぱり多く。食べきれなかったら残せばいいや、で落ち着きました。
前回の手術時は手術の前後に使用する下着を事前に用意する必要があったのですが、今回はなんと紙おむつを準備してください、とのこと。
病院内に少量パックが売られているのでそれを利用することにしましたが、人生初の紙おむつ体験をすることになりました(笑)。
コインランドリーは洗剤つきだし、ICカードでテレビや冷蔵庫だけでなくコンビニやこまごまとした入院に必要なものの購入も出来てチャージも出来る、という、普通の病院ではとっくに実現していたであろうことが、遂に地元の病院にもやってきたのね、と妙なところで感動してしまいました。
うん、一気に21世紀仕様の病院に様変わり。長生きはするもんだね。
病気との付き合いもいい加減長くなってくると特にこれといった不安もなく。入院が丁度世間の年度末と重なるため、今季見ている2本のドラマの最終回と見事に被るのがちょっぴり残念です。
相棒は手術当日だから録画しておいて退院後に見るけれど。99.9は上手くいけば部屋で見られるかな。消灯時間に被るけど、イヤホンで見る分には皆さんけっこうやってますよーと言われていたのが変わってないといいな。どっちも録画しておけばいいだけなのですが、99.9はやっぱりリアルタイムで見たいのです(^^ゞ
PET-CT検査
2018.02.20 Tuesday
昨日は来月の入院・手術に備えてPET−CT検査でした。
検査を終えて帰宅途中から猛烈に頭痛がして、帰宅後しばらく寝ても治まらず。
結局、夕食後にすぐに寝てしまいました(^^ゞ
新しい建物になって初めてのPET−CT検査。
CTの方は先日体験しましたが、PETの方はこの日が初めて。
とは言っても検査の手順はこれまでと変わらず。初めて受ける人がほとんどの中、もう何度目かもわからないベテラン被験者なので(笑)検査前の説明も華麗にスルーです。
機械も見た目変わってないと思うのですが、ひとつだけ。待機場所にハロゲンヒーターが置かれていました。寒いので好きに使ってください、と言われたのでせっかくなので使ってみました。当たり前ですが暖かい。
この分だと夏は……ハイテク扇風機? と思いましたが、前から夏は部屋全体に空調が効いていて特に暑い!と思ったことがないのでそんな小道具は不要かな。
今回は追加の画像撮影もありいつもより時間が長めでした。
既にCTでガン細胞が確認できるくらいなので、追加がありますと言われてもあーハイハイという感じです。
検査を終えて結果を待つまでの間、朝からご飯抜きだったので新しくなった食堂で遅めの昼をいただきました。
食券ではなく、着席すると普通のお店と同じくお水が出てきて注文を聞きに来てくれます。
日替わり定食とか美味しそうでしたが、いかんせん量が多いのでミニ天丼(350円)を注文。ミニとついているのが天丼かカレーしかなかったんです。
注文した後でナポリタンがあることを発見したので、次回はナポリタンにしようかな。数分で運ばれてきたミニ天丼はエビ、ししとう、ナスの天ぷらが1コずつ小ぶりな丼に載っていました。
ミニだけど普段食べているご飯の2.5倍くらいありました(苦笑)。ミニで充分です。店員さんによると女性はミニ天丼を注文する人が多いそうで。
天ぷらの量に対して明らかにご飯が多かったけれど、タレがたっぷりかかっていたので最後の方はタレご飯で美味しくいただきました。
ちなみに普通サイズのかつ丼や天丼にはお味噌汁と漬物がつきます。
いい感じにお腹も膨れたので再び婦人科に戻り待ちます。
疲れてうとうとし始めたところで順番が回ってきました。
撮影した画像を見せながら説明です。
右足の付け根くらいから細長く黒い線が伸びていて、それが転移したリンパ節です、大腿骨のところのリンパにも転移していたのでその2ヶ所を取りますとのことでした。
手術自体は腹腔鏡なので楽だなーと思っていたら、リンパ切除の手術は時間を要し7時間くらいかかります、とのこと。
思わず、あら大変と言ったら笑ってましたが。ま、こちらは眠っているだけなのでいいけれど外科医って大変だなーとしみじみ思いました。
リンパを取ったらどうなるのか聞いてみると、もちろん生えてくるわけはなく。一部がなくても生活に支障はありませんとのこと。ただ、人によって足がむくみますが個人差が大きいそうで。あまりむくみませんようにと願うだけです。
来月の5日に手術前の色んな検査をして、その時に手術の内容について詳しい説明を受けて3月12日から入院で確定です。
転移先見つかる
2018.02.05 Monday
先週の定期検査で腫瘍マーカー値がまた上がってきている為、今日はCT検査に行ってきました。
先週は新しくなって初めての外来で一応、内覧会であれこれ見たとはいえ、実際にどうなるのかあれこれ聞いたりしつつでしたが2回目ともなればもうへっちゃらです。
綺麗になった、あれこれしやすくなった等ありますが何といっても支払いが自動になったおかげで格段に楽になりました。
前回は会計の待ち時間も少なくておぉぉーっと感動したのですが、今回はそこそこ待たされたのでたまたまだったようです。
さて、朝から雪がどんどん降りしきる中、3時間ほど仕事をして病院へ。雪のおかげで駐車場のスペースが狭くなってしまい、空いているところを探すのがちょっと骨でしたが無事見つけることが出来ました。
まだ旧館の取り壊し日程がきまっていないため、いつになるか未定ですが早く駐車場が整備されるといいな。
一体何度目か分からないくらい、すっかり慣れてしまったCT検査を終え待つこと小1時間。ようやく主治医との面談です。
また新しい薬の治療かな、嫌だなぁと思っていたら……右の大腿骨のリンパに転移しているのが見つかったので手術をしたいのですが、というものでした。
腹水も少し溜まってます、とのこと。確かに最近ちょっとお腹が出てきてあらら冬太りかしら?なんて思っていたら、何だか数年前にも見た光景です(苦笑)。
以前もリンパ節に転移している可能性がある、とのことでしたがその時は場所が特定できないため闇雲に手術するよりは、と投薬治療でしたが、今回は場所が特定出来るくらいになったので取り除きましょう、とのこと。
また長期拘束は困るなと思い、確認したところ腹腔鏡での手術だから時間も短く回復も早いです、ということで受けることになりました。
19日にPET−CT検査で更に詳しく調べてからの決定になりますが、今のところ予定は3月14日を仮押さえで1週間〜10日くらいの入院になる見込み。
これなら3月末の予定にも何とか間に合うかな、とほくそえんでます。
いい具合に直近にニンジンがぶら下げてありました(笑)。
最近ちょっと疲れやすかったり、爪がボロボロになってきていたので何かあるかなとは思っていましたが、それ以外は副作用がないおかげでご飯も美味しく頂けていたので油断してました。
手術もして更にまた薬は嫌です、と伝えたらそれは手術の結果によっては薬はなくなる可能性もあります、ということでした。
内覧会で見た新しい入院病棟にこんなに早くお世話になるとは予想外でしたが、とっても新しいうちに使用できるのはちょっと楽しみかも。
帰宅後は家の前の雪かきですっかり筋肉痛に。
今も降り続いている為、明日の朝がどのくらいになっているのか考えたくないです。
他力本願DX
2017.11.06 Monday
今日は先週、1週間延ばしにした抗がん剤投与のため病院へ行ってきました。
朝は肌寒いけれど日中はかなり暖かくなるため、着るものに困ります。
天気も良く道も空いていてスムーズに到着しましたが、意外とけっこう既に並んでいました。
やっぱり冬が近づくと患者が増えるのかしらん。
いつものとおり採血・採尿を終え、主治医との面談です。
気管支喘息やら食道に潰瘍やら散々な目に遭っているので、まずご飯は食べられるようになりましたか? と。
幸い昨日くらいから、だいぶ普通にご飯が食べられるようになったこと、ただご飯を食べると背中が痛くなるのと、足の指の爪が剥がれてしまったことを伝えました。
今日はアバスチンだけなのですが、これしばらく続くのですか? 点滴を入れるところもだんだんなくなってきたし、しばらく休止とか出来ませんか? と聞いてみたところ。
薬で抑えている状態だから、やめるとまた出て来る可能性があります。
だけど、やめるのはいつでもできます、高額だし一旦中止してみますか、とのことでとりあえず来月は検査のみになりました。
外来治療室でも、弱っているところがあちこち出てきて大変になってしまったから、一旦元気になってからまた治療したほうがいいね、と言われ今日は予定どおりアバスチンのみの投与になりました。
外来治療室の窓からはピカピカの新病棟が見えるため、点滴前に思わず窓から綺麗だなーとじっくり眺めてしまいました。
4年前に治療を始めた時は、このボロい病院が新しく建て替えすることも知らず。新しい病院に通うことが出来る日が来るとは、長生きはするもんだね。
点滴の準備をしてもらいながら、看護士さんが、今日のカバンは違いますが、前に見たカバンに他力本願のお守りついてましたよね? と言われ、そういえば点滴に通う日はテンションを無理やり上げるために”すぱん九郎”を使うことが多かったなーと。
あのお守りいいなーと、他力本願しかもデラックスって書いてるのがいいなーって思ってたんです、癒されますと言われてびっくりでした。
まさかそんな細かいところまで見られていたとは。
フランク三浦さんの遊び心が、遠い地方の病院の看護師さんの癒しになるとはきっと作られたご本人もびっくりの効能でしょう。
確かあのお守り、超特大サイズをつばちゃんが喜んでしっぽにつけてたら、球団の偉い人にプロ野球のマスコットが他力本願とはけしからん、と怒られたのですが、病人にとっては他力本願の遊び心は逆にとても良いことだったようで。
どのくらい休止期間がもらえるのかは不明ですが、不幸にもまた外来治療室に行くことになった時にはすぱん九郎で行こうと決意しました。
アバスチンは副作用が殆どない、とのことなので今回はこれまでのような思いをしなくてすむはず……。
とりあえず、今日は他力本願デラックスでいい夢がみられそうです。
食道潰瘍
2017.11.01 Wednesday
今日は仕事を途中抜けして胃カメラ検査に行ってきました。
胃カメラを飲むのは手術前以来だから4年ぶり。
以前は四角い黄緑色のシャービックみたいなのを舐めているうちに意識がなくなり、寝ている間に検査が終了でしたが。
月日は流れ、今は全身麻酔はやってないんですね。最初に喉に苦〜いしびれ薬をシュッとひと吹きされ。
部屋に移動し、ベッドに横になり(靴を履いたままでOKなのです!)、静脈注射をして口にマウスピースを咥えさせられてカメラを挿入です(と言っても横になっているのでカメラが入っていく様子は見えません)。
静脈注射をする際、両腕とも注射の跡だらけで麻酔科の技師がちょっと引いてました(^^ゞ
この注射はちょっと痛いですよー、と優しい声かけをしてくれましたが、抗がん剤や造血剤に比べたら軽いもんです。痛み耐性なんかついても嬉しくないけれど、大概の検査は痛いと思わなくなっているこの頃。
初めての意識がある状態での胃カメラ。口をずっと開けたまま、狭い道に機材を突っ込まれているのでだんだん息苦しくなってきます。途中で何度もせき込んでしまいました(汗)。
途中で何か見つかったららしく、そこは精査になるため時間がかかり、息苦しいわ喉に違和感がありすぎて苦しいわで、点滴時の痛み緩和に最大のケアを施こされる抗がん剤より辛いわこれ、と思ってしまいました。
なかなか終わらず、もうそろそろ限界ですと言いたくなった頃にようやく終了。
支えられて近くの休憩所で一休みという名のひと眠りをしたら、気づいた時には周りでたくさん休んでいた人が誰もいなくなってました(^^ゞ
時間にしたら30分くらいですが、皆さん割とすぐに麻酔が覚めるんですね。
まだふらふらしながら、呼吸器内科へ移動し結果発表を待ちます。
じーっと待つ、とみーとマツ、利家とまつくらい待つのかと覚悟しましたが、そこそこの待ち時間で先生との面談になりました。
渡された画像はシロクロで不鮮明だったのですが、先生のところでカラー画像を見たらよくわかるくらい、あちこちにクレーターみたいなのが見えます。
この阿蘇山の噴火口みたいになっているのが潰瘍です、食道潰瘍ですね、とのこと。胃潰瘍とか十二指腸潰瘍は聞くけど食堂潰瘍ってあんまり聞かないなーと思っていたら。
腫瘍とかではなく、抗がん剤によるものでしょう。大変ですねぇ、でも仕方がないのかなぁ、主治医の先生と相談してね、とのこと。
潰瘍に関してはとりあえず2週間薬を処方され、様子をみることになりました。
初めて会った時はとっつきにくい先生かなーと思ったけれど、例えが的確すぎて面白かったり意外と色々話してくれる先生でした。
早速今夜から処方された薬を飲みましたが、効いてくれるといいなぁ。
何となく身体の不調がガンの増殖によるものか、そうでないのかは長年の経験でわかるようになっていて、今回のは咳がとんでもなく酷かったり、あちこちが痛いけれど身体自体は元気なので(あれだけしんどい言っておいて元気? と思うかもしれませんが、ガンが増殖している時は痛みよりだるさや身体があり得ないくらい重くなってしんどいのです)これはきっと違うだろうなーと思っていたのが当たりました。
抗がん剤の副作用によるものなのが恨めしいけれど、とりあえず原因がわかってよかったです。
早く美味しく1人前のご飯が食べられるようになりますように!
そうそう。食べられるようになったら行こうと思っていた、お気に入りのタルト店・サロン・ド・シュークルがなんと先月上旬で倒産してしまいました(泣)。
今まで知りませんでしたが、ラ・ナチュールの傘下だったそうで。あのお店自体はとても流行っていたのに……母体の煽りを受けての閉鎖のようで残念です(ぐすん)。
これでますます、店内で美味しいお茶とケーキが食べられるお店がなくなってしまいました(わーん)。これからますますこういう状況が加速していったら、そのうち丁寧に料理されたものをお店で食べるのが、とてつもない贅沢になる時代が割とすぐそこまで来ているのかも。
気管支ぜんそく
2017.10.31 Tuesday
昨日は投薬のため朝から病院へ行ってきました。
いつもの採血・採尿コースから主治医との面談。
その後どうですか? から軟膏で手足症候群は少しずつ回復してきたけれど、咳が酷いのと痛みで食事がまともに取れないのが続いて困る、と訴えたところ。
アバスチンは副作用が殆どないから咳には影響しないけれど、投薬は来週に延期して今日は呼吸器内科で検査することにしましょう、ということになり。
また来週も病院で休まなくてはならないのにげんなりしたけれど、そこはもう諦めてその場で紹介状を書いてもらい呼吸器内科へ行くことに。
広い病院なので呼吸器内科へ行くのは初めて。こんなところにあったのかーと。
当日割り込みなので時間がかかります、と言われて覚悟した割にはそこまで待たされることなく診てもらうことが出来ました。
せわしなくパソコンを打ち込みながらあれこれ聞いてくる先生で、日頃産婦人科の丁寧に話を聞いてくれる主治医に慣れていたため、この人苦手かも(^^ゞと最初は思いましたが、しばらく対話するうちに慣れてきました。
ぜんそくの疑いがあるからぜんそくの検査をしましょう。
でも、咳で胸や背中が痛くてご飯が食べられないというのは聞いたことがなく。胃に潰瘍でも出来たかな、今日は朝ごはん食べましたか? と聞かれ、何とか食べましたと答えると。じゃぁ胃カメラ飲めないから、明日にでもまた検査しましょう、と。
ぜんそくの検査は呼吸器の検査です。基本的に太いホースに歌口のようなものをつけて息を吸ったり吐いたりすることを繰り返すバリエーションがいくつかあるのですが、これが意外と難しい(苦笑)。
器用な人ならすぐ出来るのかもしれないけれど、どんくさい私はなかなか上手く行かず。何度もやり直しで疲れました。
なんとかすべての検査を終え、結果は軽い気管支ぜんそくになってます。とのことでした。3日分の咳止めの薬を処方され様子をみることになりました。
咳よりも死活問題な食べるのが苦痛で仕方がない件は水曜に胃カメラの検査をすることに。
翌日でもよかったのですが、今日はたまった分の月曜の仕事を片付けたかったので水曜になりました。これは途中で抜けて検査を受けて戻ることで何とかなりそうです。
麻酔が効きすぎる体質のため、胃カメラあんまり好きじゃないけれど。このまま食べる楽しみがないのは本当に困るので仕方がありません。
ということを昨夜書きたかったのですが、帰宅して夕方くらいから猛烈な頭痛に襲われてしまい、とても起き上がれる状態でなく。結局、昨日は何もできずに終了したのでした。
日曜の夜は楽しく日本シリーズ最後まで見られたのになぁ(ぐすん)。
そんなわけで、明日になれば食べる楽しみを奪っている理由が判明しそうです。
明けない夜でいい
2017.10.08 Sunday
月曜日に4回目の投与をしてから、水曜日にはご飯が食べられなくなり。
何とか昼にパンを齧るだけの生活で水、木と凌ぎながら会社に行っていましたが、金曜は朝からもう耐えがたいくらいにだるく。もちろんご飯も食べられず。
会社に着いてしばらくすると、おなじみの感覚が襲ってきて今回も嘔吐の繰り返しになりました。
当たり前ですが、嘔吐は体力も奪います。椅子に座っているのもかなりしんどく。机にかじりつくようにしてPC作業をしつつ、耐えられなくなると嘔吐か更衣室でひっくり返る、の繰り返しで何とか午前中にどうしてもしなければならない業務を終えて早退。
帰宅してからはベッドに直行しましたが、寝ていると楽なわけでは全くなくて。
定期的にやってくるおう吐と、息苦しさからくるせき込み、それと今回最も辛かったのが漬物石で頭のてっぺんを殴られているような頭痛。
嘔吐は土曜の昼ころには治まってくれましたが、頭痛と喉の息苦しさは変わらず。定期的に出る鼻水はほぼ鼻血混じりで。最初にこの症状が出始めたときは花粉のせいかしら、と思っていましたが、そろそろ花粉も収まってきたのにこちらのほうは一向に鎮まる気配がなく。
頭痛が酷いので、当然本を読んだりテレビを見るのも苦痛で。眠りにつく前にあんまりしんどいので、このままもう目覚めなければ楽になれるなーと何度も思いました。目覚めてしまった時のがっかり感は大きかった。
抗がん剤治療を始めてしばらくしてから、何年もずっと喉がつかえているような感じがあるのですが、ここ最近それが酷くなってきて、普通に呼吸するのがしんどいときがよくあります。抗がん剤治療者によく見られる症状らしいのですが、意外とこれがけっこうダメージが大きいのです。
吐き気や頭痛は一定期間が過ぎれば回復しますが、この喉のつまりは元気になっても消えることがなく。飲み物を飲むときとか、注意をしていないとほぼ間違いなくむせることになります。
せっかくの連休ですが、今朝になっても頭痛は収まらず。午後の3時を過ぎた頃になってようやくあの耐え難い頭痛が引いてきました。
ご飯もほんの少しですが、ようやく口にすることが出来ました。
たぶん、明日になればもっと回復してくるでしょう。明日が休みで本当によかったです。
これ、次は今月末が予定されているのですが、これ以上にしんどい副作用が待ち受けているのかと思うともう受けたくないです。
前回、数値が正常値になってきたと言われたので、今回の数値は次に行ったときにわかるだろうから、そのまま安定しているのならここらで一旦中止にしたいです。
とりあえず、次回行った時にどれだけ酷くて辛かったかはきちんと言うつもりです。
4度目の抗がん剤3回目
2017.09.04 Monday
今日はこの薬に変えて抗がん剤投与でした。
前回、旅行に行きたいから8月はお休みにしましょうよー、と先生にワガママを言って延期したもらったため、ちょっぴり久しぶり。
相変わらず混んでますが、受け付け順が意外と早かったので殆ど待たずに採血できました。
点滴前の問診では、2回目終了時点で腫瘍マーカー値が下がってきているので今回の薬は効果があるとのことでした。
一体いつまで続くのか聞くと、数値が下がりきるまで、今のところ6回くらいかなとの答え。今日が3回目なのでまだ半分なのかとしょぼーん。
一応次回は10月頭ですが、今回の副作用の出方次第では、この先も上手に理由をつけて投与の間隔を調節していかなくっちゃ。
点滴は最初なかなか血管が見つからず、しばらく両腕を温めたら無事針を挿入できました。温め効果か今回は全く痛くなくてよかったです。
週末の旅行疲れを点滴中に取ろうと目論んだ通り、というより体のほうが勝手にそれはそれはたっぷり熟睡しました(苦笑)。寝てばっかりでいつもは頻繁に行く途中のトイレも今日は1回のみでした。
今回の副作用がどのくらいなのかは、神のみぞ知るですが、せめて前回同様に口内炎が酷くならないといいな。
トンネルの出口
2017.07.30 Sunday
今回の副作用、火・水はまだご飯もそこそこ食べられましたが、木曜の朝を最後にまた飲食から遠ざかり。
それでも、木曜はまだ吐くまでは至らず終業まで仕事もこなし今回はこのままいくといいなと思っていましたが、やっぱり現実はそう甘くはなく。
金曜の午前中からだんだん吐き気が酷くなり、何度もこっそり会社のトイレでおう吐しながら乗り越えました。
家のトイレより会社のトイレの方が広いので、その分閉塞感がなくて吐きやすい、という罰当たりなことを実感しました(苦笑)。
とてもどうでもいい&汚い話で恐縮ですが、胃液って本当に黄色なんですよ。この2回の投薬でイヤというほど実感しました。
飲み過ぎておう吐を経験された方にとっては、何を今更な話なんだろうけれど、この年になってそんな新しい発見をするとは思いもよらなかったので、うえぇぇと思いながらついつい新しい発見が嬉しくて観察してしまいました。
金・土と吐くのと戦い、今朝方までかなりしんどかったですが、今朝になってようやく少しマシになり、ようやく今回の峠を越えました。
前回のほぼ30分毎に吐く事態にまでは至らなかったため、量を軽減した効果は少しはあった模様。
この副作用の嫌なところは、嘔吐や耐え難い頭痛はもちろん、横になって動けないときに本も読めないこと。
軽い短編集を読もうと思っても、2ページも読まないうちにしんどくなり、一向に進まないため余計情けない気分になってしまいます。
風邪で寝込んだ時に本を読んだり、テレビを見たりしてやり過ごしていたのは、その時はすごくしんどいと思っていたけれど、まだまだ楽な方だったんだなぁと毎回思い知ります。
そんな副作用のトンネルを彷徨っているうちに、虎の子と燕さん達はどちらも長いトンネルを抜けていたようで(^-^)。
昨日は動けない間にドメさんが2ランを放ってくれての連勝
おまけに突然開眼しだしたココのおかげで、燕が鯉に勝ってくれて久しぶりにゲーム差が1桁に。
この先、ちょっとしたきっかけでまだまだ連敗地獄に陥ることは必至ですが(汗)、暑い夏のロードひとつでも多く勝てますように。
4度目の抗がん剤2回目
2017.07.24 Monday
今日は、先日延期になった2回目の抗がん剤投与でした。
今回の採血は運よく見慣れた超ベテランの看護士さんで、点滴用に血管を取っておきたいからという願いどおり手の甲から、さくっと1回で採血、更に最小の量にしてくれて助かりました。
抗がん剤は、ドキシルのみ前回より20%減での投与。
いつもは点滴を受けながらウォークマンで音楽を聞くのですが、このところの暑さでへばっていたのもあり、今回はひたすら寝てました。
自分でもよく眠れるなぁと感心するくらい寝る→目覚めてトイレ→寝るの繰り返し(^^ゞ
これだけ寝たら夜眠れなくなるのでは……と思ったけれど、今現在既に疲れて眠くなってきている為心配はなさそうです。
2種類の投薬なので仕方がないけれど、もう少し早く済めば帰りに色々寄り道したりして嫌な日がもう少し楽しくなるのにな。
これまでは回数を重ねるごとに副作用の出方が早くなってきていますが、今回も例に漏れず。まだご飯は食べられるけれど、夕食の時点で早くも麦茶が不味くなってきました。
吐くのはとりあえず、酷くなりそうならさっさと病院へ行くと決めているので、今回は注意に注意を重ねて口内炎が酷くならないことだけが願いです。
延期
2017.07.10 Monday
昨日のブログで延期になったらいいなぁ、と書いていた本日の投薬。
検査の結果、白血球中の好中球数が前回が600、今日は900で。1500以上ないと投薬できない、ということで目出度く2週間後に延期になりました(ぱちぱち)。
いや、それ喜ぶポイントなのか、というツッコミはさておき。今の状態で次なんて無理と思っていたのが回避されたので嬉しい限り。
昨日はお休みでのんびりしていたため、さほど気づきませんでしたが。朝、病院に行くためにバスに乗ったり、血液検査の結果を待つ間やっぱりだるくて。あれ?もしかしたら、数値はそんなに回復していないかもと思ったとおりでした。
次回、投薬するにしてもアバスチンだけになりませんか? という交渉は、前回の投薬で腫瘍マーカーの値が下がってきており、もう少し下がってからならアバスチン単体はOKだけれど、他の薬もそんなにない状況で辞めるのは得策ではないとのこと。
それなら量を減らしてください、というお願いは、それならできます、と即答だったため、次回は減量しての投薬になりました。
これまでの投薬でへたれっぷりは散々わかっているのだから、最初から減量でやってくれればここまで酷いことにならずに済むのに、という思いはありますが、減量にOKを出してくれるだけかなりありがたいです。
頑なに標準治療以外は認めない、というお医者様や病院もかなりあると聞くので。
というわけで、まだ痛みが残る口内炎を早いとこ治して2週間の猶予期間を満喫しなきゃ。
ようやく
2017.07.09 Sunday
一体いつから口内炎に苦しめられているのかわからなくなってきたくらい、ずっと痛くてたまらない口内炎。
いい加減にしてーーーとそろそろ我慢も限界に来ていましたが、ようやく少しですが明るい光が見えてきました。
まだまだ痛くて、ちょっとずつしかご飯も食べられないけれど、それでもようやく今日の夕食はこの2週間でいちばんたくさん食べられたかも。
(健康な人から見たら笑われるような量とレベルだけれど 笑)
まだまだ完治には遠いけれど、このまま順調に回復していってくれればファイナルには行けそうです。
あまりに痛みが酷すぎて、これじゃご飯が食べられないだけでなく、口を開けられないからコール&レスポンスも参加出来ないし、何より体力不足すぎて無理かも、とちょっと悲しくなっていましたが一応希望が出てきました。
ただし、明日また投薬されてしまったら、2回目はもっとダメージが大きそうで。最悪やるにしても、ドキシルはもう2度とごめんです。
アバスチンだけにしてほしいです。だって、2種類入れる理由が、アバスチンは最初の2回(だったかな)は他の抗がん剤と一緒に使用しないと保険の適用が受けられないから、ですよ。
ありえない!! そういう問題じゃないでしょ。いくらかかるのか知らないけれど、流石に1回数千万円ということはないと思うので、最初の1回はもう済んでるし払いますよ。普通の生活の方が遥かに大事です。
髪も本格的にまた少なくなってきちゃったし。
白血球がまだ戻っていないので今日は延期、が一番穏便に行く方法だけど、何となくどれくらい戻ったのかわからないけれど、一時期の3桁ではない気がするのであまり望めないかな。
白血球
2017.07.03 Monday
先週末頃からずっと微熱が続き、口内炎が悪化するばかりでそこの熱がついたのかなと思ってました。
今朝起きたら、口内炎は相変わらず、更に舌の両側が黒っぽく変色していて、ここも口内炎に発展したら完全にご飯が食べられなくなると思い、病院へ行ってきました。
予約外なので相当待つかなと覚悟して待っていると、すぐにしんどくてとても座っていられず。あれ?
意外と早く呼ばれて行くと主治医ではなく若い女医先生でした。色々症状を訴えて、微熱が続くのが気になるというわけで血液検査。
月初めでものすごく混んでたけど無事終わり。またしばらく椅子の上で寝ていたら結果がでました。
副作用で白血球が600くらいに減ってます、500だったら入院です、と言われてびっくり&しんどさの理由がわかって納得でした。
来週2度目の投薬予定ですが、延期の可能性が高いと言われてちょっとほっとしたような。
あまりに酷い場合は薬の減量や変更も主治医と相談してくださいと言ってくれたのですが、先生減量してくれるかなあ。個人的感触では新しい薬すごく嫌なのよね。
副作用が長いし、吐き続けも酷かったし何より初めてだから先が読めないのが困ります。
せっかく先月末にたくさん幸せ貯金したのになあ。
そろそろ打つのもしんどくなってきたのでこの辺で。
すまほより
今回の副作用
2017.06.17 Saturday
今回から新しい薬に変えて1回目。
ドキシルはカルボプラチンと比べて吐き気のランクが2ランクダウンするため、ご飯が食べられないとかはなくなる、と聞いていたのですが……。
確かに投与した当日から水曜くらいまでは、いつもより少ない量だけれどご飯も食べられて普通に仕事も出来て、これはいいかも、と思っていました。
がしかし、木曜日。朝は何とか少な目の朝食を食べたものの、午前中途中からものすごくだるくなり。
結局、午後の途中から早退。その日の夕方に盛大におう吐してから、おう吐生活が始まりました。
最初のうちはそれまでに食べたものが少しずつ出ていく感じでしたが、そのうちすぐに食べていないので出すものもなどないはずなのに。
ほぼ1時間おきくらいに盛大にこみ上げて来ては出すの繰り返し。
大昔、鶴太郎が♪胃液吐くまで胃液吐くまで という歌を歌っていましたが(知ってる人いるかなぁ) まさにその状態。
金曜は朝から晩までずっとそれが続き。土曜になればもう少しマシになるかな、と思っていましたが、金曜から土曜にかけての夜中もずっとおう吐が止まらず。
諦めて今日の明け方、救急外来に行き、点滴をしてもらったところ、やっと吐き気が治まってきました。
おかげで起き上がることも出来るようになり、昼ぐらいからは少しずつご飯らしきものも食べられるかな。
一応、病院からもらった薬のハンドブックによると、ドキシルでおう吐の副作用が出る人は少ないようですが、その少ない中にばっちり嵌ってしまった模様。
逆に医師や薬剤師が心配していた、口内炎や手足症候群はまったく出てません。
カルボプラチンの時も相当しんどかったけれど、あれは起き上がれない&食べられないという症状で吐くことはなかったため、ここまで吐き続けた方がしんどいかも。
とりあえず、これで今回の副作用はひと段落したようなので、ここから少しずつ上げていきます。
4度目の抗がん剤1回目
2017.06.12 Monday
今日は新しい薬での抗がん剤投与第1回目でした。
いつものように採血に行ったところ、今日は少し気温が下がったせいなのか、いつも以上になかなか採血が出来ず。上手な人に代わってもらい、何とか採血終了。その後、これまではなかった心音エコー超音波検査があり。
超音波の結果は心臓はとても元気(当たり前だっ)とのことでした。
今回から投与する薬はドキシルとアバスチン。
抗がん剤治療室の看護士さんはとても上手だから、と安心しきっていたら。すっかり顔なじみの看護士さんなのに、探しても探しても血管が見当たりません。
しばらく両腕を温めたりしたのですが、それでも針が入れられず。
上手な人に交代します、とやってきたのは朝、採血してもらった看護士さん。どうりで上手かったはずだ、と納得です。
しかしかかしおかし。そんな彼女をもってしても1回目は失敗。何とか2回目で無事投薬開始となりました。血管は暑くなってくると表に出てきやすくなるため、これから暑くなる季節なので少しだけ期待しよう。
前回のクールは薬が1種類、途中から減量してもらったため、投与時間は短めでしたが、今回は2種類のためがっつり時間がかかりました。
最後の方は寝すぎて背中が少し痛くなったほど。
ドキシル、薬剤師さんから事前に赤い色なので驚かないように、と聞いており驚くより逆にどんな綺麗な赤なんだろう、とちょっぴり期待していたら。燃えるような綺麗な赤ではなく、オレンジに近い赤色でした。
最初の血管を探すのに時間がかかった後は、点滴はスムーズに進み。ただ、やたら眠くてよく寝ました(^^ゞ
本日の投与は無事終了。
これまでのカルボプラチンと比べると、今回の薬は吐き気に関してはカルボがAランクからドキシルはCランクと2ランクダウンするため、食事は以前より取れるはず、とのことでしたが。
一応、夕食は少な目でそこそこ食べられました。今のことろ身体がやたら重い以外は前回よりは楽な気がします。
手足症候群やその他の副作用は初めてなので、どのタイミングで出るのか等は自分の身体で実験中。
PET-CT検査
2017.06.05 Monday
今日は午後からPET−CT検査でした。
もう何度もやっているので(^^ゞ殆ど勝手知ったる、という感じで。説明も省略さくさくと始まりました。
今日は何故か看護婦さんの姿が見当たらず、薬を注入してくれたのは初老に近いおじさんでしたが、この看護士?さんの指がびっくりするくらい綺麗で。
節々が発達してしまい、太くはないけれど女性らしい手とはお世辞にも言えない私より遥かに女性のように綺麗な手でした。
薬を注入されながら、「綺麗な手ですねぇ」って言いそうになるのを堪えましたよ(^^ゞ
今回もやっぱり最初に撮影後、休んでいたら追加での撮影がありました。
100%ではないけれど、PET−CT検査で追加撮影があった時は、何らかの兆候があり、と思った方がいい気がします。
ってそんな不確かな情報を発信しないでください、って病院関係者に怒られそうだけれど私の個人的な経験上はそうなんだもん。
今日はお昼ごはん抜きだったので、検査が終わり15時30分過ぎに今食べたら夕ご飯が食べられなくなるなぁ、と思いつつも空腹に勝てず、地下のコンビニでパンを1個買って食べてしまいました。
さて、検査の結果はリンパに転移の兆候が見られるとのこと。
3月までの6回の抗がん剤投与の薬がどうやら効かなくなっているので新しい薬にしましょう、と言われました。
いくつか候補があるけれど、まずはドキシルを試してみましょう。
以前から提案していたアバスチンとドキシルを併用します、とのこと。
アバスチンは分子標的薬で…と説明された時にうっかり、分子標的薬ってどういうのですか? と聞いてしまったから大変。先生が一旦席をはずしてしばらくして戻ってきたら、とっても嬉しそうにいいものがありました、と図解入りの日めくりカレンダーみたいなモノを使い丁寧に説明を。
一応、根っからの文系頭で理解した範囲で言うと。
ガンというのは単体では何もできません。ガンは血液に接近し血液から栄養をもらい、どんどん増殖していく生き物です。血液に接近するために、ガン細胞は血液に対してこっちに来なさーい、という信号を送るのですが、この送られる信号を攻撃するのが分子標的薬の役割だそうです。
ただし、アバスチンは最初は必ず他の抗がん剤と併用して使用することが義務付けられていて、その理由は保険適用の条件とのこと。
しばらく併用したのち、単体で使用することは可能です。
うぅむ、こんなところにも製薬会社の利権がと思いましたが、さすがにそれは心の中でむむっと思うだけにしておきました(^^ゞ
ということで、来週からドキシル+アバスチンでの治療が始まります。
ドキシルが効くかどうかはやってみないと不明なので、とりあえず2〜3ヶ月やって効果がなければ別の薬に替えましょう、ということになりました。
一応、これまでのカルボプラチンのような吐き気や身体が重くなる副作用はないです、その代わり尿にタンパクが出たり、手足症候群が起きることがあります、と言ってましたがこれも個人差があるからやってみないことにはわかりません。
ドキシルもアバスチンも新しい薬なのでこれまでのカルボプラチンやパクリタキセルとは比べものにならない高価です。
1ヶ月に1回の投与だけれど、1回で高額医療限度額に達することになりそうです。期間限定ならいいけれど、これがずっと続くと流石に辛いかも(汗)。
とりあえず、ドキシル治療の副作用が知りたくてちょっと検索してみたら、ドキシル治療中は運動は控えるように、という指示があるそうで。
運動不足と加齢で最近高くなってきたコレステロールを抑える&楽しみとして毎晩せっせと励んでいる振付練習は運動に入るのかなぁ?(苦笑)
これを始めてから確実に体力がついてきたのでやめたくないなぁ。
経過観察5月
2017.05.22 Monday
今日は検査のため、朝から病院へ。
耳鼻科を朝イチの予約にしてもらったので久しぶりに診察券のチェックイン機に稼働前から並んだのですが、並んでいると突然、後ろから「おい、それ邪魔やからどかせ!」という大声が。
びっくりして振り向くと70前後くらいの男性が怒鳴ってました。
チェックイン機のすぐ横には、自由に動けない方のために車椅子が折り畳んで
並べられているのですが、そのうち2台くらいほんの少しはみ出していたのです。
チェックイン機の近くに機械の操作が上手くできない方のために係りの方が1人立っていて、件の怒声はその方へ向けたものだったようです。
個人的には、車椅子は特に邪魔だとも思えないし、まだチェックイン機の稼働前なのでそんなに気になるのなら元気そうな男性ですから、ご自分で思う位置にずらせばよいだけです。
何よりどう見ても散らかっているともいえない状況で、自分が気に入らないというだけで他人に対してあぁも威圧的な態度をとること自体信じられません。
何故、普通にちょっと邪魔だからよけてもらえますか? とお願いできないのでしょう。
とても残念ですが、こういう人、年齢を重ねた男性にとても多いです。
朝からとーーーーっても嫌な気持ちになりました。
さて、耳鼻科に行く前に採血をしておけば、婦人科の待ち時間が少し軽減されるかも、という邪な思惑で採血に最初に行ったところ、狙い通りすぐに順番は回ってきたのですが、早い時間だとベテラン看護士さんはまだ病棟周り等をしているということを入ってすぐに思い出しました。
案の定、担当してくれた方は最初から四苦八苦し、1回目失敗。2回目もこれはダメだろうなぁと思った通り失敗。更にチャンレンジしようとしてくれたのですが、多分何度やっても無理だろうし、まだまだ順番待ちの人がいっぱいいる上に耳鼻科の予約時間もあるし、何よりこれ以上痛い思いをするのは嫌だったので(^^ゞ、申し訳ないと思ったけれど”採れる方に代わってください”とお願いしてしまいました(汗)。
しばらくして看護士さんが来られ、採れそうな場所をあちこち探し、1回で仕留めてくれてほっとしました。
抗がん剤用のこっそりファストパスみたいに、採血が難しい人カードがあったらいいのになぁ。
婦人科はいつも激混みで予約時間があっても、ひたすら待ち状態になることが日常ですが、耳鼻科はそこまで混んでいないため、ちゃんと予約時間より5分も早く呼ばれてちょっぴり感動でした(笑)。
耳の様子を見て、その後また聞こえの検査をし、結果をみての受診だったので結局なんだかんだと時間はかかりましたが、それでもかなりスムーズでした。
診察結果は先生も「完全にもとに戻ってます。よかったですねぇ」と言われるお墨つき(パチパチ)。
耳や目は二つあるから、片方に異常が出てもとりあえず生活できるため、症状が出てから1ヶ月後にようやく来る方も多いそうで。そうなると手遅れで間に合わなくなるため、早くに来てくれてよかったです、と言われました。
更に異変が起きたらすぐに受診するように、というのを広めてくださいとお願いされたので、再度ここに書いておきます。
耳鳴りやめまいなど、あれ?と思ったら放置せずすぐに最寄りの耳鼻科へ行きましょう。発症から24時間以内に適切な治療を受ければ、治ることがほとんどです。
さて、耳は順調に回復し2ヶ月後にもう一度最終確認をすることで解決しましたが、経過観察の方は先月のワンマン効果も虚しく。
腫瘍マーカー値が更に上昇してました。ま、元気だけれど疲れ方が大きくなってきているのと爪が割れたりしていたので下がってることはないだろうなぁと。
人にもよると思いますが、最初に発覚する前もそうでしたが、ガンが活動し始めると爪が割れるのです。去年再発してきた時もそうだったし。
とはいえ、最初の時はしょっちゅう割れていたのが、再発の時は3回とも兆候が出始めた時に割れるだけなので、そろそろ注意ですよーという信号がわりと思ってます。
それよりも、ここ最近ずっと1日働いていると途中で必ず電池が切れたみたいに眠すぎて起きていられなくなるので困ってます。
よくある昼食後にちょっと眠い〜、というようなそんな生易しいものではなく。もう身体が言うことをききません、という感じでとても目を開けていられなくなります。あんまり酷いので少し前に検索してみたら、ガン患者の特徴というか困りごとのひとつ、あるあるのようです。
先生との会話では体力が戻って来た(わーい)、という話はしたものの眠気のことを忘れていたので次回聞いてみよう。
今後の治療方法については、先生も迷い中のようで。去年も言ったように一度開腹してリンパに転移しているのか確かめたい、という思いもあるけれど。1ヶ所に固まっていれば取れば済むけれど、あちこちに散らばっていたら取れない。
これまで薬が効いているので、同じ薬を使うか違う薬にするか等。
CTに映らないくらいだから、1ヶ所に固まっている確率は低く、そうなると痛い思いをした上に薬になるから嫌だ、ということは伝えて。
来月初めにPET−CT検査をしてどうするか決めましょう、ということになりました。
とりあえずあと2週間は平穏な日が続きそうです。
その先のことは、結果を見てから考えよう。6,7月は予定が目白押しなので上手くやりくりしなくっちゃ。
経過観察4月
2017.04.24 Monday
今日は定期検査のために朝から病院へ。
先日の耳鼻科とダブルなせいなのか、いつも以上にくたくたになりました。
幸い耳鼻科の方は先生も”こんなに薬が早く効くとは”と驚く回復ぶりで、早くに治療に行った甲斐がありました。
ステロイド剤は終了ですが、まだ耳の神経が弱っているのでしばらくはビタミン剤を服用してください、と3週間分も出され受け取った時にその量の多さにびっくりでした。
卵巣がんの方は、また腫瘍マーカー値が上がってきたようで。
ただ、先日終わったばかりだしねぇ、せっかく元気になってきたし、というわけで来月もう1回様子をみましょ、ということになりました。
また抗がん剤をやるにしても、最短でも来月末か6月初めからになると思われるのでとりあえず、まだ1ヶ月くらいは元気に体力の回復に努めることができそうです。
今日はとても気持ちのいい陽気で。外を上着なしである国は丁度いい気候でした。停めてあった車はとっても暑くなったけれど(^^ゞ
すぐに暑い季節になってしまいそうだけれど、しばらくはこの過ごしやすい季節が続くといいなぁ。
Qさま、までの時間に振付の練習をしようと思っているのだけれど。へろへろすぎてちょっとしんどいです。でも、週末までもう時間がないわ(汗)。
突発性難聴
2017.04.17 Monday
昨日のお昼から突然、シャワシャワとセミが鳴いているかのような耳鳴りがずっとしていて。散歩をしてもピアノを弾いても夕食時になってもずっと変わらず。前にもたまに寝ようと横になったら、シャワシャワ耳の中で言っていることがあったのですが、一晩寝ると治まっていたので今回もそうだろうと思いながら寝たのですが、今朝になっても一向に治まる気配がなく。
これは何だか変だぞ? というわけで近くにある耳鼻咽喉科へ行くことに。
朝イチで行けば午前中には終わるだろうから、と会社にも連絡を入れて一番で診てもらったところ。
なんと左の耳が突発性難聴になっています、という診断が。
断定は出来ないけれど、多分抗がん剤の副作用で内耳の血管の流れが悪くなっている可能性があります、と。ステロイド剤を飲んで治療するのですが、ウチで薬を出すより、抗がん剤との兼ね合いもあるからそちらで出してもらった方がいいでしょう、すぐに紹介状を書きますねと言われ。
今日、明日どっちにしますか? と言われてびっくり。来週丁度検査の予定が入っているので一緒でいいかな、と思っていたら、すぐに行かないと元に戻らなくなります、と言われたため、そのまま中央病院へ行くことになりました。
当たり前ですが、月曜の中央病院はすごく混むのです。駐車場のスペースを見つけるのも一苦労。4月だからか今日はまた一段と混んでいました。
待っている間に右側の耳鳴りは治まったものの、左側はずっとそのまま。
いつもなら待ち時間のために本を持参するのですが、急だったため今日は何もなく。長〜い待ち時間ひたすら寝こけてしまいました(大汗)。
近くの耳鼻咽喉科でやったのと同じような検査をまた行い。やっと回って来た受診で色々聞かれ、薬を処方してもOKかどうか血液検査とレントゲンとCTを撮りましょう、と。その時点でお昼少し前。これはもう今日は会社に行くのは無理だなと諦めて電話しましたよ(とほほ)。
採血、来週もまたするのになぁと思いつつ、久しぶりに手の甲からになりました。3本もあるから相当時間がかかるなぁと覚悟したら、今日の看護士さんは大ベテランだったおかげで思いのほかすんなりいきました(パチパチ)。
私は見覚えがなかったのですが、座るなり、あなた血管の細いひとやね。覚えとるわと言われてしまいましたよ。間違ってはないけれど、そんなんで覚えられてても嬉しくないよ。
レントゲンもCTもこの前撮ったばっかりだなぁ、また造影剤あるのかなぁと思っていたら、今日は耳のCTだったため造影剤がなくてほっとしました。
しかし、耳のCTなんて初めて撮りましたよ。石膏ボードみたいなものに頭部をはめ込んで撮影するのが新鮮でした。
そんなわけですべての検査を終え、また長〜い待ち時間を経てようやく結果発表です。
ステロイド剤の治療をすると、むくむことがありますがいいですか? と聞かれ、えぇぇぇただでさえむくむが悩みなのにぃぃぃと迷いましたが。自然治癒もあり得るかもしれないけれど、逆に耳が聞こえなくなってしまったら取り返しがつかないしというわけで服用に同意しました。
抗がん剤の副作用と同じで、色んな副作用があるけれど人によって出方が違うのでもしかしたらそんなにパンパンにならないこともあるので、そうなることを願ってます。
だって顔や手足がパンパンでワンマンに行くの嫌だもん(←そこかいっ)。
とりあえず、むくみは体全体に出るわけではなく、服が入らなくなるくらいむくんだ人は見たことがないから大丈夫、という看護婦さんの言葉を信じよう。
そんなわけで結局会計が終了する頃にはもう16時近く。
まるまる1日病院で疲れた〜。
2軒も病院を回ったため、治療費も倍(苦笑)。県中ではCTとかも撮ったため諭吉様に羽が生えて飛んで行きました(涙目)。
今回は耳鼻科の先生だったため、薬は院外処方となり病院近くの薬局にもらいに行くと。薬剤師さんに突発性難聴は発生から24時間が勝負です。だから今日病院に来て本当によかった、と言われました。
病院嫌いで普段なら、そのうち治るだろうと放置するのが常な私にしては珍しく正しい判断だったのは虫の知らせだったのかしらん。
耳鳴りは今も治まらず。しゃしゃからキーンという普通の耳鳴りになっていてちょっと鬱陶しいですが、めまい等他の症状はないのでそのうち慣れるかな。
一応、症状としては軽度と言われたので、ネットで調べてみたら必ずしも早期治療=完治ではないようですが、薬が効いてくれるといいなぁ。
CT検査
2017.03.29 Wednesday
今日はCT検査のために病院へ行ってきました。
その前に朝イチで税務署に行き、昨年分の医療費の還付金請求の手続きをしてきました。去年までは確定申告の青色申告の時期に行き、混雑する中での手続きでしたが、医療費の還付金請求はいつでもOKということを知り、でも、やっぱり早めにしておこうと思い今日になりました。
一応、青色を過ぎても3月は確定申告期間中(?)らしく、税務署の入り口には確定申告会場はこちらの看板が出ていて、特設会場もそのままですが、青色を過ぎているためかガラガラ。さくさく手続きも済とっても楽ちんでした。
今回は途中で薬の量を減らしてもらったおかげで、支払金額も一昨年に比べると少なくその分、還付金も減りましたがそれでも1年でこんなに払ったのかと改めてビックリ。これだけあれば贅沢な国内旅行が出来るなあ、としょうもない換算をしてしまいました。
ちなみに医療費の還付金請求に必要なものは、1年分の医療費の領収書やレシート、源泉徴収票、マイナンバーカード、還付金の振込先がわかるもの(通帳や口座番号のメモ等)です。
事前に1年分の医療費の領収書の合計金額を計算しておくと、手続きがよりスムーズで簡単です。
よその市町村は知りませんが、何だか複雑そうでよくわかならい、という人でもパソコンへの入力作業などの実作業は税務署の係りの人がすべてやってくれるので、1年間に支払った医療費の合計金額が10万円を超える人は面倒だから別にいいやーとか思わずに手続きをすることをお薦めします。
さて、久しぶりのCT検査。CT検査では造影剤を使用します。これを入れると一時的に身体が熱くなるのですが、今回は久しぶりだったからなのか、過去最高に熱くなりました(苦笑)。一時的なものなのでその後困るとかはないですが、ちょっと熱くなりますーと看護士さんに言われた直後ぐらいに来たので、こっそり心の中でちょっとじゃなくてすごく熱くなったよ、と突っ込みを入れてしまいました。
検査の結果はCTでは特に何かが映るとかはないけれど、腫瘍マーカー値が完全に下がっていないため、お腹の中に小さいガン細胞が散らばっていることが考えられるとのことでした。
昨秋に治療を再開した時は500を超えていたマーカー値は年明けに一度40台に下がり、その後少し上がって今は50台なので単純計算で10分の1に下がりました。
もう少し値が下がるまで抗がん剤投与を続けたいけれど、今度は2〜3ヶ月に1回ずつくらいにするという方法もあります、とのこと。
今の治療はキツイですか? と聞かれたので楽ではないです、と答えてしまいましたが。
とりあえず、4月5月は検査で様子を見てその結果で今後の方針を決めましょう、ということになりました。一旦、体力の回復を図りましょう、と言われて束の間だけれどもお休みを頂くことになりました。
これで来月末のワンマンは何もない状態で行くことが出来ます(ほっ)。
しばらく何もないと思うと嬉しいような、でもこの先も当分は治療が続くと思うとげんなりするような。ちょっと複雑な心境です。
でも、秋ぐらいまではちょこちょこ予定している色んなスケジュールを楽しむ気満々だけれど。
この先、最近の色んなニュースを見聞きするとどう転んでも明るい未来につながっていくとはとても思えず、一体何のために治療をして生き延びていくんだろう、と考えてしまいます。
3度目の抗がん剤6回目
2017.03.06 Monday
楽しい話題ではないので今回はさらっと。
1日に6回目の抗がん剤を投与されてきました。
今回は蓄積がかなりあるからなーと一応覚悟していきましたが、やっぱりこれまでで一番しんどかったです。
まず、副作用が出るのが早かった。いつもなら翌日の午後くらいからピークがやって来るのですが、今回はもう当日の夜からダウンでした。
帰りにうっかりさくら餅とさくら大福を買ってしまったのですが、さくら餅も1個は食べられず半分食べてもらい、さくら大福に至っては食べられないままお亡くなりになってしまいました(汗)。
更にカルボプラチンを相当な回数投与していますが、これは回数を重ねると痒みや発熱などの副作用が起きると言われていて、これまでもまぁガマンできる程度に痒みは起きていましたが、短時間で治まるので流していたのですが。
今回は水曜夜に全身が猛烈に痒くなって困りました。幸い朝になったら痒みは引いていたので助かりました。
そんなわけで今回は翌日の出勤は潔く諦めてというより、動けないのに行けない(苦笑)。
そこからほぼ飲まず食わずで寝る日々が週末までずっと続き。
土曜の夜にうどんを1本だけ食べたところ、その後4回もおう吐する羽目になり、吐きすぎて胸骨が痛くなるという珍しい体験もしました。
これまでだと日曜の昼過ぎくらいから、急に食欲が沸いてくるのですが今回はそれもなく。
少しずつ水分は取れるようになってきたので日曜の昼くらいから飲み物をちょこちょこ取り、夜にようやくご飯と呼べるものを食べることが出来ました。
2回目くらいまでは、食べられるようになると猛烈に食欲が沸き、普段よりよく食べていたのが回数を重ねるにつれ、そんなに入らなくなってきていたのですが。看護士さんによると絶食期間を何回も重ねるうちに胃の大きさが小さくなったんでしょう、とのこと。
確かにようやくご飯がちゃんと食べられるようになった今日、お腹が空いたなーと思っても食べ始めるとすぐに膨れる、というちょっともどかしい状態でした。
それもしばらくしたら、元の状態にだんだん戻っていくかな。
月末に検査をして、それで今後の行方が決まるのですが。せめて夏が終わるくらいまでは何もない期間が続くといいな。
爪の不思議
2017.02.06 Monday
5回目の抗がん剤も副作用のピークを終え、今日から日常に戻りつつあります。
今回は、ご飯が食べられなくなるのがこれまでより少し早かったせいで、日曜になれば回復に向かうとわかっていても長かったです。
毎回副作用でへたってしまい、寝たきりに生活になり、筋力や体重が一時的に落ちてしまっても、爪だけは確実にすくすくと伸びていくのが不思議です。
手術後に点滴でしか栄養が取れなかった時でさえ、やっぱり爪は伸びていき。一時帰宅できた時に最初にしたことは爪を切ることでした(^^ゞ
人体の中で最も生命力が強いのは爪なのか?
あと食べられなくなった後に軽い味覚障害が起き、お茶や苦いものはとてつもなく不味く感じるのですが、そういう時でも野菜や果物は変わらず、というよりむしろ平常時より更に美味しく感じるのも不思議です。
それはともかく。来月までの3週間、美味しくご飯が食べられる生活を楽しみます〜。
3度目の抗がん剤5回目
2017.02.01 Wednesday
今日は5回目の抗がん剤投与の日でした。
今回は先月先生が張り切って予約を目の前で確定してくれたおかげで、順調に採血もファストパスが発動。
手の甲にあっという間に針も無事入り、今日は早いわ〜と思ったら、血流がイマイチ弱くてなかなか管に血管がたまりません。気長に溜まるのを待ちましたが、ようやく溜まった頃には左手がそれはそれは素敵な色に変色してました(^^ゞ
問診でどうでしたか? と聞かれたので、治療を始めてからどんどんひどくなってきた足のむくみについて言ってみました。
ここ数ヶ月、足がパンパンにむくれて丸太のようになってきて、いつも履いていた細身のパンツがぱっつんぱっつんになってきたのが最近の小さな悩みなのです。靴下を履くとゴムの跡がくっきり残ります。
先日、家族にも足、こんなに太かったっけ? と言われてしまったくらい、パンパンです。
でも、むくみも朝のうちはそれほどでもないため、先生が診てくれた時もそんなにパンパンかなぁ? という反応で。そもそも足が多少むくんでも命に別状がないのであっさり流されました。
むくみに関しては、副作用が治まってから体操したりほぐしたりして、日頃から気をつけることにします。
先日から、会社でもデスクワークの際にこっそり机の下で足を床上数センチ持ち上げてストレッチしてみたところ、ちょっこす効果がありそうなのでこの先も続けてみたいと思いますー。
投薬は今回は順調でした。途中、薬剤師さんが来られて、がっちりした男性の方だったのでちょっぴり意外な感じでした(こらこら)が、毎回ご飯が食べられないことをいたく気にされているようで。
ご飯に関しては本人と先生は、数日間のことだからその後食べられてるしいいっかーと数日間の断食は通過儀礼の1つくらいにしか思っていなかったのですが。
そこまで食べられない人はあまりいないようで。今回からもう1種類別の飲み薬を処方しますので試してみてください、となりました。
が、帰宅してカバンを開けてみたら、いつもの吐き気止めと便秘薬しか入ってませんでした(笑)。私自身は薬が嫌いで出来れば飲みたくないので、入っていなくて幸いだけれど、来月効果を聞かれても答えられないわ、ふふふ。
投薬中も今夜は神戸くんだーと思ったら、やけにテンションが上がり、ノリノリでウォークマンを聴いていたおかげで前回ほどの痒みも出ず。
帰りにセブンイレブンで週末までの食料、カップdeヤクルト2個を買った際、レジのおばさんが”すぱん九郎”を見て、うわー素敵、ご自分で縫われたんですか? と。
器用な人なら作れるんだろうけれど、私にそんな技術はなく、”いえいえ売り物です”と返しましたが、フランク三浦の職人さんありがとう、と心の中で拍手でした。
ヤクルトのですよね、とも言われたのですが、ここ数年でつばちゃんの知名度もぐーんとアップしたのを実感です。
しかし、すぱん九郎にカップdeヤクルトって、どんだけヤクルト好きやねん、て感じです。虎党だけどね。
これまでも、婦人科の受付でもうわー素敵なカバンと言われたり、とすぱん九郎なかなか好評なのです。おばさん受けは抜群だなぁと思っていたら、今日は薬を受け取る時にも若い薬剤師さんに可愛い♪と言われて嬉しかったです。
もう何年も使ってるけど、未だにスパンコールは1個も取れてないしこれを持ってると嫌な投薬の日でもちょっと嬉しい気分になるので思い切って買って良かったなぁと改めて実感した1日でした。
点滴は順調でしたが、5回目ともなると蓄積が大きいようで。いつもお昼ごはんまでは美味しくいただけたのが、今日は昼ごはんから砂を噛んでるようで。
これを打っている今も胸のあたりがかなりムカムカしています。
そうそう、毎回嫌な思いしかない投薬ですが、一応効果は出て来たようで。まだまだ正常値には遠いけれど、一時期のとんでもない数値からかなり改善してきました。多分、ゼロに近づくことはないだろうから、このまましばらく横ばいになってくれれば御の字かな。
さて、今夜は待ちに待った神戸君です。朝、新聞のラテ欄に六角さんとみちさんの名前があるのを見ただけで嬉しくてテンション上がりました。
ものすごく痒くなって来たけれど、神戸君を楽しみに乗り切ろう♪
折り返し地点終了
2017.01.09 Monday
4回目になった抗がん剤の副作用もようやくひと段落しました。
前回は日曜の午後くらいから、猛烈な食欲になってきましたが、今回はやや遅め。日曜夜の時点でも通常より少な目でしたが、今朝から普通の量が食べられるようになりました。
前回、割とそんなに出なかった味覚障害が今回はけっこうはっきり出てしまい、甘いものや塩味がしっかりついたものが美味しいです。
今朝、梅干しを食べた時にすごーく酸っぱく感じたのはとってもよく漬かっていたからなのか、これも今回の症状の一環なのかは不明です。
いずれにせよ、これで峠は越えたのでここからまた回復していくのみです。
しんどい時に眺めようと思っていた、つばくろうとらんぷは、昨日の昼間になってやっと眺める気力が沸き楽しみましたが、しんどい数日間は本当に何にもせずに寝るだけでした(^^ゞ
あとは足先が痺れるようになってきたのは、やっぱり回数を重ねて来たからかな。歩くのに支障があるほどではないのでこれも少しずつ改善していくことでしょう。
ずっと寝ていたせいで、今日の昼間少しだけ外出したのですが、自分でもびっくりするくらい歩けなくて今日が祝日でよかったーと思いました。
昨日、すっかりたまってしまった”つばブロ”を読んでいて、中山雅史さんはゴンという愛称ですが、何でゴンなんだろう? というのが急に気になり。
本日検索してみました。オレたちひょうきん族の鬼瓦権蔵に似ていたから、ということだそうで。どんなキャラクターだったのかあまり覚えてませんが、そういうことかーとすっきりしました。
3度目の抗がん剤4回目
2017.01.04 Wednesday
今日は今年最初の抗がん剤投与のために病院へ。
自分を含めてまだ正月休みの人が多いらしく、いつも乗るバスはガラガラ。道路もすいている為、途中の停留所で”時間調整のためしばらく停車します”と言って止まってました。停車するのは構わないのですが、バスなのでその間ずっと乗車口のドアが開いたままでちょっと寒かったです(^^ゞ
激混みかと思われた病院も前回に比べればそこまででもなく。今日はさくさく行くかなーと思ったのですが、採血の受付をした際、いつも書き込むファストパスを出してないなーと気づいたのですが、後で書くのかと思い待つことしばし。
いつもなら即行で呼ばれる番号がなかなか呼ばれず。自分より後の番号の方が先に呼ばれているのを見て、やっぱり……と受付に確認に行ったところ。すぐに婦人科に確認を取ります、と言われ……先生がうっかり予約し忘れたそうで至急で回します、とのこと。
その後、すぐに採血となり、今日も手の甲から採ることになったのですが、素人目にも血管がよく見えないなーと思っていたら、看護士さんがぺしぺしと手の甲を叩くとあれよあれよという間に血管が出てきました。
こするより叩く方が効果があるんですよー、と説明してくれた看護士さんについ面白いですねーと正直な感想を言ってしまいました。
その後はスムーズに運び、治療室ではすっかりお馴染みのアレルギー反応が出たら言ってくださいね、とのことでしたが。少々痒くなるくらいなので、今回は黙ってやり過ごしたところ、途中中断もなくすんなり終わることが出来ました。
しばらくすると痒みは治まるので次回もこの手でいこうっと。
ちなみに、あと何回ですか? と今回も聞くと。一応あと2回だから3月の初めまでとの返答。連続で投与するのは6回までという限度があるらしく。最初の時も6回で一旦終了だったので、今回もインターバルがどれくらいかは不明だけれど、とりあえずあと2回で小休止が来るようでちょっとだけ嬉しい♪
薬の量は前回と同じ500ml。ですが、しんどくなる速度は4回目だからか、前回より早い気がします。初めての時も4回目からぐっとしんどくなったので今回もそのパターンかなぁ。今回、あんまり酷かったら来月の投与の時にもう100くらい減らしてくれるようお願いしてみようっと。
そんなわけで、そろそろ座ってるのがしんどくなってきたのでおやすみなさいzzz
3度目の抗がん剤3回目
2016.11.30 Wednesday
11月の最終日は、今年最後の抗がん剤投与の日でした。
この時期の金沢は連日雨雨雨雨が常ですが、今年はいつになく曇りや晴れの日も多い11月で助かります。
今日も朝から曇りがちな晴れ。いつもは傘持参が常だけれど今日は傘の心配もいらないのが嬉しい。
さて、このところいつも混んでいる感じがすごいですが、今日の採血もびっくりするくらいの待ち人がいました。
あまりの人の多さにファストパスも今日は効力やや薄め。しばらく待って(それでもずっと待っている人に比べたら充分セミファストパス)採血ルームに入るとあまり見慣れない看護士さんが微笑んでました。
前回、何度も刺されまくったので今日は大丈夫かな? と心配でしたが、一応腕をあちこち触り、左の甲から採りますと針を入れて探ると程なく血が流れ始めてほっとしました。
主治医との問診では、これまで抗がん剤治療を始めると何故か伏せられてしまう、腫瘍マーカーの値を初めて教えてくれました。値が出るまで時間がかかるため、今日のではなく前回の値ですが、それでも抗がん剤を始める前の3分の1くらいにまで減っていて、薬が効いているのでこのまましばらく続けましょう、とのこと。
どれくらいまで続けるのか聞くと、標準値の30以下になるまでとのお答え。
それに続けてなななななんと、身体に無理がない範囲で続けていきましょう、ともう少し減らす許可が出ました。わーい。
とりあえず前回より更に50ml減量して500ですることに。その場で治療室へ電話をして指示をしていたので間違いありません。
650→550→500 と順調に減ってきましたが、もし、許されるのなら今回の様子次第ではもうちょっと減らしてもらおうかな。
1回目と2回目では、しんどい期間はあまり大差がありませんでしたが、峠を越えてからの回復ぶりが明らかに違ったので減量の効果は絶大です!
さらに当たり前ですが、減量するとその分だけお会計も安くなります。
前回減量してくださいとお願いした時は、これ以上減らせませんと言われたのに一体何が起こったんだろう? その間にしたことは別の病院のがん患者相談室で話を聞いてもらっただけなんだけれど、その時に通院している病院の外来治療室のケア看護士さんにも伝えておきます、と言われたのでもしかしてそこから先生に伝えてくれたのかしら。
今日の対応は、こちらがわからなくて不安に思っていたことを先回りして先生が話してくれたので。
先の希望も見えてきたことだし、これならもう少し頑張って続けられそうです。
次回はのんびり12月28日ですね、と言われたので、それだとお正月がなくなるから年明けにしてください、とお願いして1月4日になりました。
新年早々、副作用漬けになってしまうけれど、おかげで年末年始は元気に過ごせそうです。
採血も混んでいましたが、外来治療室もいつになく混んでいて、ベッドが開くまで30分待ちでした。減量で稼いだ時間は敢え無く待ち時間で帳消しに(苦笑)。次回も年始は相当混むと思います、と言われたので覚悟しておこう。
投薬も顔なじみの上手なベテラン看護士さんが担当だったおかげで、スムーズに注射針も入り助かりました。
前回同様、身体のあちこちが痒くなるアレルギー反応が起きてしまい、途中中断になりましたが無事終了。痒みを感じたらすぐに言うようにと言われていたため、正直に申告しましたが、あれだけ大げさになるんだったら次回は黙っていようかなぁ。数時間ガマンすれば痒みも消えるし。蚊に刺された時のようなどうにもならない痒さでもないし(^^ゞ
温泉記は副作用の嵐が済んだら書きますー。って食べ物のことしかないけれど(笑)。すんごく美味しかったのです。
3度目の抗がん剤2回目
2016.11.02 Wednesday
早いものでもう11月。カレンダーも残すところあと2枚となりました。
今日は3度目の抗がん剤治療の第2回目でした。
先月は小雨がぱらついていましたが、今日は朝から秋晴れ。天気がいい分、空気が冷たく。でも、歩くのには丁度いい。決して楽しいことではないけれど、出かける時に天気がいいと気分がいいものです。
今回の治療のお供、すぱん九郎も2度目の登場。他力本願のお守りがこの状況にピッタリです。
今日は明日が祝日で診療がお休みのせいか、いつになく大盛況でしたが今回もファストパス発動で、あっさり採血へ。いつものように手の甲から採血してもらおうと思ったのですが、若い看護士さんが何度もチャレンジするも採血できず。右の甲でもダメで挑戦すること4度。最後は見慣れたベテラン看護士さんの登場でようやく無事採血ができました。
苦闘の結果を物語るかのように、量の手の甲のあちこちが紫色に変色する結果になってしまいました(とほほ)。
もう平謝りされるのが逆に申し訳なく。本音を言えば、最初からベテランの方にささっとやってほしいけれど。若い看護士さんが抗がん剤治療者のような採血困難な血管からも採血する練習を何度もこなすことも必要だと思うので、少しくらい痛い目を見てもそこは我慢です。
そんなわけで今回は出だしから少〜し波乱含み。
抗がん剤の投与では、いつものように右手を出したところ、あららら度重なる酷使で血管がすっかり細くなってしまったようで。入れる血管が思うように見つかりません。困ったなぁとダメもとで左で探してみたところ、なななんと左腕から入れることが出来ました。これは嬉しい!実に3年ぶりの左腕復活です。採血はしにくいけれど、抗がん剤を入れるには丁度いい場所の血管が復活してきていました。投与中にトイレに行ったり、ウォークマンの操作をする際に利き手が使えるのは大きいです。
今回は念入りに温めてもらったので、痛みを感じることはなく。ただ、今回もカルボプラチンの累積投与回数がかなりの数になっていることによるアレルギー反応があるかも、と注意を受けたのですが、それがしっかりきました。
前回のような全身を押さえつけられているような圧迫感はなかったですが、身体のあちこちに赤く虫刺されのようになって痒く。蚊に刺された時のような強烈なかゆみではないけれども、かなりの頻度で痒くなりました。
先生に電話で確認をしてもらい、とりあえず今日のところはこのまま様子を見て、酷くなったり他の症状が出てきたら連絡を、ということで何とか本日の投薬も終了。
採血やら点滴でもアレルギー云々で時間をとったため、薬は減量してもらったけれど時間は前回よりかなりかかってしまいました。
帰りはバスを乗り継いで、香林坊の109に先日オープンしたばかりの東急ハンズをちょこっとだけ偵察。平日の昼間なのにけっこうな人で賑わってました。
軽く一回りしただけですが、ちゃんと東急ハンズでした(当たり前)。
そのうち調子が良い時にゆっくり見て回ろうっと。
帰宅後、相変わらず胸がムカムカして吐き気がするなぁと思っていたら。早めの入浴後に少しだけおう吐してしまいました。
これまでムカムカしても実際におう吐することは、殆どなかったので、減量してもらっても蓄積の威力って凄いんだなぁと妙なところに感心してしまいました。
これ、減量してもらってなかったらもっと大変なことになってたんだろうなぁと思うとちょっと怖いです。
とりあえず、明日が休みでよかった〜。
まだ夕飯を食べる元気が残っているので、今夜は「相棒」を楽しみにのんびり過ごしますー。
減量
2016.10.19 Wednesday
今日は今後の治療について主治医と話をするために病院へ行ってきました。
全国的にそうですが、本日も10月とは思えない陽気で、夏と違い今の時期は空調が効いていないため、長〜い待ち時間の間、暑さで汗が噴き出るほどでした。
今回はこれまででいちばん副作用が酷かったことを伝え、薬の量を減らしてほしいとお願いしました。
出来れば半分くらいに、と言ったところ、そこまで減らすと効かないからやる意味がないと言われ、標準の10分の1の量で長く続けている病院が実際にあることも知っているけれど、あんまり強硬に出て関係を壊したくはないので、妥協点としてこの病院で許される最大の減量、標準の80%まで減量することになりました。
次はだいぶ楽になるはずです、と言われたけれど、あんまり期待はしてません(苦笑)。
とりあえず、来月もう1回やってみて、それでもまたしんどかったら、今度は本当にもう無理です、としたいと思います。
少しだけ戻って来た味覚障害は、来月いっぱいまでは続くことになりました。
ま、味がはっきりしていれば食べられるだけありがたいんだけれどね。
抗がん剤やめます
2016.10.10 Monday
水曜日から始まった3度目、通算だと17回目(って自分で書いててびっくりした)の抗がん剤治療。
1度目より2度目はかなりきつかったので、3度目は1種類のみとはいえかなりだろうなぁと覚悟はしていましたが、現実はそんな生易しいものではありませんでした。
これまでは水曜日に投与すると大抵金曜の午後くらいから酷くなり日曜の午後くらいから回復、というパターンでしたが。
今回は当日の時点で身体が重い、吐き気がするの症状が出始め。翌日の時点でほぼ食欲がなくなりそのままずーーーーっと今朝、つまり月曜の朝まで殆ど食べられないという有様。
当たり前ですが、食べないので体力はガタ落ち。自分の体重が自分で支えられず、寝たきり。ちょっとだけ気分が良くなった時にテレビを横になって眺めるくらいで本はもちろん読めず。前回はつばちゃんの本を眺めて暮らしたのですが、今回はその気力も沸かず。”ちびくろさんぼ”や”ひとまねこざる”といった簡単な絵本を読み通すのも辛い現実は、なかなか堪えました。
1日の大半を寝て過ごし、夕方にお風呂に入るとこれがもうとにかく辛い。お風呂に入ってさっぱりはしたいけれど、お風呂に入る体力が……ない。なので、湯船には10秒くらいしか入れず、最小限の時間で入浴を済ませてもその後30分くらいは確実に立ち上がれないという体たらく。
今朝、ようやく胸のむかつきが取れて食べられるようになり、心底ほっとしました。少しずつ食べる量を増やしていき、夕食で数日ぶりにまともな食事になりました。お腹がすごーーく空いていたので、食べたい量にチャレンジしてみたところ、現実は胃袋はそこまで大きくなく(苦笑)、最後はふーふー言いながら食べる羽目になってしまいましたが。おかげでやっとPCに向かえるだけの体力が戻ってきました。
まだ味覚異常、味のはっきりしたものしかわからない、今回は珈琲だけでなく普通のお茶や紅茶も不味い。水か甘い果物ジュースくらいしか美味しいと思えない、おかずに関しても同様、というのが続いていますが、数週間すればそれも徐々に消えていくでしょう。
ひたすら寝てばかりの間に考えました。次の予定は11月2日だけれど、これを打ってしまったらどうなってしまうのだろう、と。
確実に今回よりもっと酷いのはこれまでの経験でよくわかっています。
今ならまだ、体力が回復したら普通の生活に戻れるけれど、これ以上続けたらそれすら叶わなくなるのでは?
元々、抗がん剤を打つ前も疲れやすくはあったけれど、それに注意していれば仕事にも行けて休日に出かけたりすることも可能でした。
40代も後半になれば、若い頃と同じくらい元気いっぱいとはいかないのは、別にがん患者じゃなくても誰しもが通る道です。
がんという病はありがたいもので、がんになった瞬間にその人の命が終わってしまうわけではありません。
抗がん剤でボロボロになって、寝たきりの苦しい余生を送ったのちに消えるよりは、ギリギリまで普通の生活をして終わりたい。
その終わりが案外早いのか意外ともっと先なのかは、誰にもわかりません。
だから、普通に動けるうちは好きなことをしてのんびり楽しく過ごしたいと思います。
そう考えて、抗がん剤をやめることにしました。当日、もうしませんと言うのは病院にも迷惑がかかるので、近いうちに時間をとってもらって先生に話してきます。
3度目の抗がん剤1回目
2016.10.05 Wednesday
今日からいよいよ3度目の抗がん剤治療開始です。
もう3度目ともなると慣れ過ぎていて(^^ゞ、先日の先生との面談(って学校ではない)でも、薬についても今更説明する必要ないしねぇ、と言われてしまったくらい特に諸注意もなく。
他の病院、例えばがんセンターのようなところはガン患者ばかりですが、私が通っているところは県の総合病院なので、色んな病気の方が通院しています。当然、採血は毎回激混みです。が、抗がん剤治療の日は、採血の受付をすると必ずラミネート加工されたカードに何かを書き込んで部内にそっと回すのです。
そうすると〜〜。どんなに激混みでも、ほんの少し待つとすぐに○○番の方ーと呼ばれて採血になるのです。私の中では勝手にテーマパークになぞらえて”ファストパス”と呼んでいます。
ちなみに、この病院では最初に受付をすると横に置いてあるプリンターに今日の受診予定一覧が印字されて出てくるのですが、化学療法だけは一言もどこにも明記されません。恐らく、化学療法室へ行く前の検査でガン患者だと周囲にわからないよう配慮しているのかな、と。
まぁ副作用で髪がなくなったりすると、配慮してもらってもバレバレですが、こっそりファストパスと言いありがたいことです。
さて、採血後に婦人科へ行くと検温です。そういえばコレの時は必ず検温があったなーと思い出しました。本日は36.6度でけっこう高めです。体温が1度上がると免疫力UPというのが一時期流行したので、これくらいで丁度よい感じかも。
いつもはひたすら待たされる受診も裏ファストパスの威力を発揮してすぐにやってきます。
最初なので白血球や血小板も充分な量です。ついでにここのところ、夜になると足の土踏まずが何故か痛くなるので(と言っても痛くて歩けないほどではない)試しに聞いてみましたが、案の定なんでだろうねぇという回答でした。
前回は、食べ物が飲み込みにくくなり、お茶や水はほんの少しずつ恐る恐るしか飲めなくなっていたのですが、今回はそれの代わりが土踏まずなのかな。
こっちの方が生活に支障が少ないのでいいかも。
3週間に1回と聞いていたのですが、今日になったら4週間に1回のサイクルの指示になっていました。これは先生も知らなかったようで、その方が身体も楽だと思います、と言われホントその通りなのでわーいと言っておきました(笑)。
すっかり通いなれた通路を通り、化学療法室へ。扉をあける時にうっかり懐かしいと思ってしまいました(^^ゞ
治療は痛いから嫌なんだけれど、古い建物の中でココは比較的新しいためトイレが綺麗で広いんです。点滴くんをゴロゴロ押しながら入るから広くしてあるのですが、やっぱりトイレは広くて綺麗に限ります。
うん、ホテルでもデパートでも書店でもトイレが綺麗なところはポイント3割増しです。
看護士さん達も顔なじみの方がいっぱいで何だかほっとします。
今回はカルボプラチンのみなので、髪は抜けないけれど吐き気は酷いよねぇ、どっちかを取るかですねーなんて会話を交わしながら吐き気止めを飲んで点滴開始です。前回、先生はカルボ1択だから副作用はだいぶ楽です、と言われましたが、いやいやいやそれ食べられなくなるヤツだからと心の中で反論したのですが。やっぱり直に患者に接している看護士さんは副作用について正しく認識していました。
つばちゃんなら、きっと がさす、はくいのちゃんねー と称えてくれるでしょう。
今日でカルボプラチン11回目です。11回になるとアレルギー症状が出る可能性が高いので、おかしくなったらすぐに言ってくださいね。との説明に11回もしたんですか、と聞いてしまいました(苦笑)。アレルギー症状は首が赤くじんましんのようになってかゆくなったり、身体が熱くなってかゆくなるそうで。
カルボ投薬30分くらいで症状が出て来ます、とのことだったのですが……。
何故か最後まで出ませんでした(ほっ)。
その代わりではないですが、今日は右手首に入れてもらい、いつものように温めてもらっていたのですが、入れる薬の量が少ないため途中でホットを変えずにいたら、最後の生理食塩水を入れる頃になるとすっかり冷めてすごく痛くなってきてしまったものの、あと10分くらいだからとガマンしたら……結局相当痛かったです。今もまだ痛いという(とほほ)。
次回はぬるくなってきたらすぐに言ってくださいね、とのことなので甘えさせていただきます。
そんなわけで、久しぶりの抗がん剤は無事終了。
今回も院内処方で薬を出してもらい、会計を済ませて帰りのバスまで時間があったため、病院の近くにあるオレンジなケーキ屋さんKOGURAでモンブラン1を1個食べてきました。
イートインスペースは、水だけですけどいいですか? と聞かれたのですが寧ろ水を出してくれてありがとうございます、でした。
肝心のモンブランは、まぁまぁかな。
今度ラ・パレットか、先日から気になっているサンルイのモンブランを食べてみようかな。モンブラン ♪ちゃらららーん だーいすきっ なので採点も辛いのです。
と、ここまではけっこう元気だったのですが。駅に着いて電車の時間までちょこっとぶらぶらしている間に、あれれれ? これはけっこうばいや〜 ではないか状態に。身体がものすごく熱くて、アレルギー症状が時間差で今頃やって来たのかと思いましたよ。
いつも副作用が酷くなると、四方から身体を押さえつけられた感じですごく重くなるのですが、今回はなななんと初日から来ましたよ。おかげで駅から家までの10分足らずの道のりがとても遠かったです。
次回は、少し遠回りだけれどバスを乗り換えて帰ることにしよう。
一応、まだ食べられる感じですが既にしおしおとしたものが食べたいなーと思い始めてます。
1回目より2回目の方が副作用が出始めるのが早かったのですが、3度目はそれ以上、3倍速の赤い副作用状態かも。ま、でも次まで猶予があるから最初の4日間くらいを乗り切れば後はまたモリモリ普段食べないような、肉肉しいもの、ってカツサンドとか小さいとんかつとかその程度なんだけどね、が無性に食べたくなる季節が来るのでしょう。
再びの
2016.09.26 Monday
今日は検査のため、朝から病院へ。
駐車場がかつてないほどの激混みで、今まで停めたことがない場所に駐車してえっちらおっちら歩いて病院に入ると中も恐ろしいまでの人人人。
血液検査の受付をするためにあんなに延々並んだのは初めてです。
そんなわけで、検査も検査結果が出るのにもすごーーーーく時間がかかり、お昼ご飯を食べたのは午後2時になってしまいました(とほほ)。
問診を待つ間も持参した本はとっくに読み終えてしまってもまだまだ順番が回って来ず。近くにいた方もここまでのことは初めてだと言われていたのですが、一体何があったんだろう?
でも、待っている間に去年抗がん剤治療中に何度も一緒になり、すっかり顔なじみになった方と久しぶりに再会したりして、けっこう楽しく過ごせました。
さて、肝心の検査結果ですが。
夏から上昇し始めた腫瘍マーカーは今回も止まることを知らず。前回のさらに3倍くらいになってました(とほほ)。クイズダービー(古いな!)の倍率、更に倍、ドン!という声が頭をよぎりました(^^ゞ
先生曰く、これだけ続くと間違いなくリンパにガンが潜んでいると思われるけれど、腫瘍が小さいから画像には映らないのでしょうとのこと。
方法としてはふたつ、以前に話した手術でリンパ節を採取するのと抗がん剤をする。ですが、手術をしても結局そこで終わりではなく、そこから抗がん剤になるので手術はやめて抗がん剤を来週からしましょう、ということになりました。
量を減らしてほしい、との申し出に前回はカルボプラチンとパクリタキセルの2種類を入れたけれど、今回は副作用が小さいカルボプラチンだけでも数値は下がると思うのでカルボ単独にしましょう。それだと髪が抜けることもないですし、と提案してくれたので、それが可能なら少ないにこしたことはないというわけで、そういうことになりました。
もうひとつアバスチンという新薬もありますが、それは高いんですという提案は効くかどうか定かでないものをまた入れるのは嫌だったので、とりあえず今回は辞退することに。
だって高いわしんどいわ、なんて目に遭うのは嫌ですもん。
しかしカルボ、カルボと略して言う先生についついポテチじゃないんだから……と心の中で笑ってしまいました。
副作用はそんなにないと思います、と言われていましたが、前回も少量ずつ3回に分けるから……と言われやってみたら、とんでもなくしんどかったので今回も話半分に聞いておくことにします(苦笑)。ま、でも髪がなくならないのはありがたいな。
あと今回は前のように毎週ではなく、3週間に1回の投与なので副作用が抜ける時間がそこそこ取れそうです。血管もダメージは受けるけれど続けざまじゃないので回数が無限ループにならなければどこかしら入れるところはあるかな。
とりあえず、来週までにウォークマンにアルバム追加しておかなきゃ(←かなり大事なことらしい 笑)
経過観察
2016.08.29 Monday
今日は金曜の午後に受けたPET-CT検査の結果を聞きにまたまた病院へ行ってきました。
今回、腫瘍マーカーの値が突然大幅アップしてしまい、しかも前回抗がん剤治療を開始した時よりも高い値だったので、またあの嫌で嫌でたまらない抗がん剤になるおかなぁ、とおっかなびっくりで診察室に入ると……。
検査では特に明らかなガンが見つからりませんでした。
とのこと。嬉しいけれど、何であんな値になったのでしょう?と聞いてみても
何でなんだろうねぇ、前にも言ったリンパを取って調べるのもアリだけれど、明らかに腫れているとかそういうのもないのに取るのも痛いだけだしねぇ。
というわけで、もうしばらく様子を見ることになりました。
わーい、これで来月つばちゃんに元気な状態で会えます。
手術を担当した外科医の先生がそのままずっと担当してくれているからか、必要以上にあれこれいじくったり、とにかく早く抗がん剤とならないのが本当に助かります。
腫瘍マーカー値が高くても目に見えて日常生活に差し支えるほどの症状がないのであれば、このままこっそり共存していく方がずっといいです。
とりあえず来月の検診は、つば九郎効果が出ることを期待しよう。
リオ閉幕と検査など
2016.08.22 Monday
連日熱く報道されていたリオ五輪も終了。
何だかんだと結局、かなり楽しみました。先週の土曜は出勤だったため、100X4の男子リレーを生で見られなかったのが残念でした。
日本一(?)オリンピックを満喫したっぽい、つば九郎さんは興奮のあまり机をめっちゃ叩いた(本鳥談)そうですが、その様子が目に浮かびます。でも、あれはつばちゃんじゃなくてもかなり痺れます。陸上競技の短距離で日本人が黒人選手達と同等に戦えるなんて少し前までは想像もつきませんでしたから。
まかさの敗戦に思わずもらい泣きしてしまったレスリングの吉田選手、閉会式では吹っ切れたようで晴れやかな笑顔になっていてほっとしました。
やっぱり彼女には笑顔が似合います。
そんな感じでオリンピックにうつつを抜かしている間も淡々と進んでいたペナントレース。昨日は珍しく(こらこら)Gに勝ち嬉しい一夜でしたが、あれだけ負けても順位が4位なことにびっくり(苦笑)。
今季は1強5弱とはいえ、虎さんより下にまだ2チームもいることが凄いわ。
さて、今日は検査のため病院へ。このところすぐ疲れてしまい、今日も検査を終えて問診までの待ち時間、持参した本を読むはずが、猛烈な睡魔に襲われて予定の半分も読めなかった(^^ゞ
まぁ、本は逃げないし幸いなことにとっても面白いので寝る前の楽しみとして少しずつ読むことにします。
検査の結果は、上にも書いたとおりお盆休みくらいから、何だか疲れやすい上に疲れがなかなか抜けないなぁと思っていたら、案の定腫瘍マーカー値が一気に倍増以上になっていました。最近、ちょっと背中が痛かったり、休みの日は2食くらいで丁度いい感じだったので、やっぱりかぁという感じです。
いい加減病気との付き合いも長くなってくると、数字に表されるより先に、あんまりよくないだろうなぁとかいうのがちゃんとわかるのが便利というか目安になるというか。
その場で腹部のエコー検査をしたのですが、腹水は溜まっていないとのこと。
これも、溜まってくるとどうなるのかは身を以て体験済のため、今はまだ溜まってなさそうだから大丈夫と思ったとおりでした。
そんなわけで、金曜日にPET−CT検査をすることに。
結果がわかるのは来週の月曜なので、それ如何によってはまた楽しくない日々がやって来るのかなぁ、という状況です。
とりあえず、来月は年に一度の逢瀬、って七夕みたいだけれど(^^ゞ
つば九郎先生に会いに行くのでそれを楽しみに乗り切ろう。
手術回避
2016.06.20 Monday
今日は手術前検査で病院へ。
いつものように受信機にカードを差し込んで印刷された本日の検査予定を見てびっくり。びっしり埋まってました(^^ゞ
最初の採血では、トレーに載っているこれから血液を採取する試験管みたいな津筒の数が普段の3倍以上あって、こんなに採るんですか? と思わず聞いてしまいました。
右は後で造影剤を入れる時に使うので、今日も左腕からの採血でしたが、何しろ本数が多いので途中から腕の色がどんどんこれってヤバくないですか? という感じに変色するわ腕も痺れてきたなぁ、と。
子供の頃に仮面ライダーか何かで見た、どんどん血を抜かれていく話を何故か思い出しまし、これ大丈夫なのかな? とちょっぴり心配になりましたが、何とか無事終了。
CT撮影では、これまで造影剤を入れるのは女性しか見たことがなかったのですが、今日は若い男性の方でした。注射針を入れられるのはちょっと怖かったけれど、すんなり入ったのでほっとしつつも、男性だからか少々力が強くて、個人的には看護婦さんの方がいいなぁ、なんて贅沢なことをちらりと思いましたが、少しずつ医療の現場でも男性・女性の垣根が低くなってきているのはいいことかも。
そんなわけで、あっちへ行ったりこっちへ行ったりして検査を終え、いよいよ先生とのご対面です。
いつものようにどうですか? と聞かれたので、このところ足がむくむことを伝えて いよいよ何日から入院でと説明が始まるのかなと思ったのですが、なかなか先生が切り出しません。
あれれ、と思っていると手術どうしましょうかねぇ? と言うではないですか。
数値はほぼ横ばい。CTで見つけたモノもリンパと一緒に採る腹づもりだったのが一応、それらしきものは見つからないとのこと。
痛い思いをしてリンパを取っても、本当に調べるためだけになる上にリンパを取ると今よりもっと足もむくみますし。卵巣も子宮も体網も全部取ったしねぇ。
卵巣がんの人全員がリンパを取るわけではないんです。
え、それじゃ手術しなくてもいいってこと?? と疲れて眠かった目蓋がバッチリ開きました。
しばし考え込んだあと先生がくだした決断は、今回はとりあえず手術はナシで、しばらく様子を見て、また数値がもっと上がってきたら抗がん剤をしましょうというものでした。
この前は抗がん剤、途中でやめたしねぇ、と言われ、え?そうなの? とびっくり。
本当は6回の予定だったのが、半分の時点で検査して効果があったのでやめたそうで。
3回で終わってこれで生きられるーと思いました、と思わず言ったら笑ってました。てっきり最初から3ヶ月のつもりだと思っていたので、あそこで終わってくれてホントに良かったです。
2クール目の途中から毎回、これしばらく中断して様子見るのできませんか? って訴えてたもんなぁ。ということはご飯も食べられない云々訴えたのを聞いてくれたってことなんだ、前から知ってたけどいい先生に当たってホントよかったなぁと心底思いました。
幸い一番最初の手術後に投与したものと同じ薬しか使ってないため、今手術しなくても薬で効果があると思います。まだまだ他の薬もありますし、と笑顔で言われてありがたいような、いやいや前回他の薬で治療している人に聞いたら、こっちの方が更に副作用が酷いって聞いたので他の薬あっても使いたくないよ、というのはとりあえず心の中にしまっておきました。
何はともあれ、今回の入院・手術がなくなったのは本当に嬉しい!!
これで心おきなく週末楽しめます。
実は4月の時点では20日から入院を提案されたけど、どうしても月末のミッチーのワンマンに行きたくて月末は都合があるのでキリよく来月にしてもよいですか? と提案して良かった〜〜。(当たり前ですがワンマン行きたいから、なんて馬鹿なことは言ってませんよ)
うん、ということで今回はワンマン効果だね(笑)。ありがとう!
今日もう一つの病院での目的である、飲むヤクルト、検査前の水分補給のために院内のセブンイレブンにあったので試してみました。
1本にシロタ株が300億、甘さ控えめ脂肪ゼロが売りだそうで。
飲んだ感想は、確かに普通のヤクルトよりはそんなに甘くない。でも、スワローズは好きだけど飲料ヤクルトはそんなに好きでもないので、もう1度買って飲む気はないなぁ。値段も118円もしたし(苦笑)。
数時間後、お腹が急にゴロゴロして何故に? と考えて飲むヤクルトに思い至りました。なので、お腹が弱い人にはあんまりお薦め出来ませんが、便秘がちな人には効果があるのかもしれません。
どっちにしろ、飲む飲まないはYOU次第(つばちゃん風)だね。
定期検査5月
2016.05.23 Monday
週末にヒムロックのLAST GIGS 東京ドーム初日に参加して今日は5月の検査日。
今回のツアーが発表された時、もちろん本音を言えば今日の最終日に行きたかったけれど、それだと月・火と2日間会社を休むことになり。
病院通いでちょこちょこ休んでいるのもあって、土曜日なら休みを取らなくても行けるなということで決めましたが、結果的に正解でした。
最終日のチケット持ってるのに行けないとなると泣くに泣けないので(^^ゞ
土曜日のライブは文句なしに最高だったし。
LAST GIGSについては今夜の最期が終わって落ち着いてから、また改めて書きたいと思います。
そんなわけで、疲れてへろへろでの検査。
待ち時間、『三島由紀夫のレター教室』を読みながら、とっても面白いんだけれど身体が疲れすぎて(苦笑)、何度も意識が飛びそうになってました。
今日も出来るなら左腕から採血お願いします、と差し出したところ、どこも堅くて細いねぇとあちこち探り、先月と反対側の場所に何とか取れるところを見つけて採血することが出来ました。ちょっと痛かったけれど、せっかく採れるのだから我慢ガマン。
疲れ具合から、今回はとっても良くないか、逆にいいかのどっちかだなぁと思っていましたが……結果は、前回より数ポイントだけ数値が下がりました。
先生もどんどん上がってるのじゃなくて、良かったねぇと。
心の中でこれはヒムロック効果に間違いない! と思ったのはもちろん先生には内緒です。ありがとう!
来月は手術前検査でまた色々検査です。検査の結果を見て、手術の方針を決めるそうで。とりあえず、入院用にてんしょんあげぽよ〜になる用品は昨日仕入れて来たし何とかなるかな。
4月3回目の検査
2016.04.25 Monday
今月は一体何回病院に行けばいいの? という感じで今日も今月3回目の検査に行ってきました。
GW直前の週初めだったからか、病院がいつになくありえないくらいに混んでいて採血待ちのところでは座るところもなく。勝手知ったる感じでCT検査室の前が空いていたのでそこの待合場所で本を読みふけっていたら、いきなり目の前の扉が開いて焦りました(苦笑)。
検査の結果はまぁ、いつも通りと言うか順調に少しずつマーカー値が上昇してきている以外はこれといったこともなかったのですが。
今回、ひとつだけ嬉しかったのは、採血が看護師さんだったのでダメ元で取れるなら左腕からお願いします、と差し出したところ。
ななななななんとちゃんと綺麗に2本採れました。う、嬉しい〜〜。
最初の抗がん剤治療以来だから、実に2年ぶりです。ついに遂に左腕の血管から採血することが出来ました
以前、カチコチになった血管を柔らかくするにはどうしたらいいですか? と聞いた時に1番いいのは筋トレです、と言われあっさり諦めたのですが。
抗がん剤を休止して体力がだいぶ戻ってきたのに加え、ここ1ヶ月ほど毎日ダンスレッスン(というほど大げさなものではない 笑)をしている成果が出たに違いありません。
だって、毎晩振付もどきの練習を始めてからちょっぴりお尻も上がってきた気もするし(笑)。
これで今度から採血は左腕でも出来るし、手術後の点滴も出来るはず。ずーーっと右腕で何でもしていたせいで、右腕が痛くなってきたところだったのでこれは嬉しいです。
次回は来月後半まで病院も行かなくていいので、その間にもっと血管が復活してくれていたらいいな。
PET-CT検査4月
2016.04.04 Monday
今日は週末とは打って変わり、朝からとても肌寒く。
寒いなーと思いつつ、PET−CT検査に行ってきました。一昨日から引き始めた風邪のせいで身体がだるく。
でも、PET−CT検査は薬を浸透させるために小1時間ほど安静にする時間が前後に取られているので助かりました。
いつもは殆ど座ったままですが、今日ばかりはリクライニングを完全に倒して横になってました(^^ゞ
この検査も何だかんだともう5回目(苦笑)。すっかり段取りにも慣れたものです。今日の検査はしんどかったのもあって、いつもより随分長く感じたけれど、終了時に時計を見たらいつもどおりだったので単純に具合が悪かっただけのようです。
ちなみにPET−CT検査、風邪を引いていても検査自体には何の影響もないそうです。
そんなわけで、検査を終えて受診科へ行き手続きを済ませ、遅めの昼ご飯。外に出るのが寒いのと億劫で地下のコンビニでおにぎりやら杏仁豆腐やらを買って食べることに。流石に朝も昼も食べていなかったため、かなりお腹が空いていたのですが、急に食べ物がどんとやってきたせいか、食べ終わってしばらくすると今度は強烈な腹痛に(^^ゞ
これは適わないなぁと思い、順番が来るまで空きベッドで休ませてもらうことに。これは本当に助かりました。すっかり病院慣れしてしまい、以前だったら待合室の椅子で我慢していたと思うのですが、具合が悪いので休ませてと簡単に言えるようになったのは、長年の病院通いの成果かも。
ゆっくり休むことしばし。検査の結果が出たので主治医とのご対面です。
来週からまた抗がん剤の日々かぁ、血管持つかなぁと覚悟していたのですが。
検査では明らかな影とかは見つからなかったとのこと。ですが、数値は毎回上昇しているので恐らくリンパ節に転移している可能性があるため、腹腔鏡手術でリンパ節を採取して調べたいとの申し出がありました。
最初の手術でリンパ節まで取り切っておらず、昨夏の検査ではリンパ節に再発が見られたため抗がん剤で抑えたけれど、今回また腫瘍マーカー値が増加してきているので恐らくリンパ節に転移している可能性があるとのこと。
卵巣がんの場合、リンパ節から動脈に転移する可能性がとても高いそうで。
ただリンパ節の場合CTやPET検査で見つかる場合は、相当大きくなってからでないとわからないため、一度腹腔鏡でお腹の中を見たいとのことでした。
このリンパ節、脂肪膜を取り除き出現する内臓の奥の奥にあるため、ものすごく深くまでいかないと見つけられないそうで。6時間くらい手術がかかります、と聞き「あらまぁ、大変」と素っ頓狂なことをつい漏らしてしまいました(^^ゞ
で、肝心の手術ですが最速でも6月半ば以降になります、と言われたので。んん?6月は大事なニンジンがあるよ……とまたまたそんなことが頭をもたげ。
ダメ元で「これ、7月の第一週まで延ばしてもいいですか?」と聞いたところ、あっさりOKが出ました(^-^)。
一応、これからしばらくは定期的に検査をして、悪化したら抗がん剤を入れて7月まで様子を見ることになりました。
6時間も手術と聞くと、さすがにちょっとげんなりですが。私はただ寝てるだけだし。そんなに長時間集中力と体力・技術を要求される外科医ってほんっと大変な職業だなぁとしみじみ思います。とりあえず、抗がん剤は現状維持なら7月以降からになっただけでも御の字です。
これで元気いっぱいとはいかなくても、普通に春〜初夏のニンジンに参加できそうです。
来月のラストライブ、去年の神宮観戦みたいな状況だったら厳しすぎると思っていたので首の皮一枚でつながった思いです。
今日は検査が終わったら美味しいオヤツでも食べて帰ろうと思っていたのですが、風邪のだるさでとてもそんな状況ではなく。
さっさと帰って一眠りしたら、少し復活してきました。
入手以来、毎晩続けていたダンスレッスン(笑)、今日は1回お休みして明日からまた再開します。昨夜2回やったから今日の分も先取りしたということでw
定期健診3月
2016.03.28 Monday
今日は朝から病院でした。
早めに着いたのでいつもより受付を待つ列も短く6人目でなかなかと思っていたら……機械が作動する直前になって何故か前の方が3人ほどどこかへ行ってしまったおかげでなんと3番目。
受付番号もこれまで見たことがないような若い数字で、今日は早そうだラッキーと思ったとおり、血液検査の順番がななななんと最初の1組目でした。
長いこと通っていて初めてだっとワクワクと入室し、いざ採血に臨んだところ。
あれれ?上手く入らなかったらしく、左腕はもともと入れるところがないし。手の甲でもいいですよ、と言ったところそこは自信がないので……とあっさり拒否されて5分ほど待てますか? と看護婦さんが来るのが5分後だからということでしばし待つことに。せっかく1番だったのにこれならゆっくりめの順番になれば看護婦も普通にいたのになぁ、後ろの人ごめんよと思いながら待っていると、看護婦さんが到着。
なんてことはないいつも見慣れた婦人科の看護婦さんでした。事情を聞き、「婦人科の患者さんには後からまた会うのに失敗したらどうしよう」なんて言われるので「失敗しても別に恨まないから大丈夫」と軽口を交わし合いつつ、なんでダメだったの? と聞くのでかくかくしかじかと説明を聞きながら、ここにちゃんと立派なのあるよ、と触られた部分は表面上、血管があるかはわかりません。触るとぼこっとなってるのがわかるよ、と言うので触れてみたところ確かにぼこっと大きな感触がありました。
「別にもう1回同じところで試してもいいですよ?」と言ってみたところそうする、ということで。再トライしたところあっさり採れました。「さすが、プロ!」と感心してしまいました(^^ゞ
一応、無事採血が済み婦人科の受付も当然また1番。今日は早く終わるかも〜と思いながら持参した本を読み始めたのですが、待てど暮らせどお声がかかりません。気づいた頃には結局1冊読み終えてしまいました。
そんなわけで結局、受診出来たのは採血から2時間近く経ってからでした(とほほ)。
腫瘍マーカーの値が順調に上がっているため、来週PET−CT検査を行うことに。その結果を受けて、前回薬が効いたから今回も同じ薬を入れることにしましょう、とのこと。前回、ご飯が食べられなくて困ったから量を減らすって言われてましたが減らしてくれるんですよね、と確認したところ量は減らします、と言ってくれたので結果次第だけれど、また毎週投薬の日がやってくるけど前回よりはまだマシかな。
とはいえ蓄積があるので全く楽観できませんが(^^ゞ それより入れるところが残り少なくなっている方が面倒かも。
検査の前に採血ですか? と聞いたところ今日採ったのでそれはいいでしょう、と言われ「やった」と声をあげたら件の看護婦さんも「やったね。でも来週いないけどね」と笑ってました。
来週の結果次第だけれど、投薬が始まったらまた体力ガタ落ちになるので。
「メロディアス」の振付、ワンマン参加まで3ヶ月かけて練習すれば何とかなるさーと思っていたけど来週までにそこそこ踊れるようにしておかないと。
しかし、かかしおかし。これがとーーーっても難しいんだわ(苦笑)。
つばさサイズは簡単でよかったなぁ(遠い目)。
マーカー値
2016.02.29 Monday
今日は久しぶりのCT検査でした。
採血の際、そろそろ左腕から出来ないかなと思って診てもらったのですが、血管は見えるけれどもどれも細くて針を入れるのが難しい、ということで諦めてやっぱり右腕からの採血になりました。
左腕から採血等が出来なくなってもうずいぶん経ちますが、ずっとこのままだと困るなぁ。以前、先生に血管が元気になるにはどうしたらいいですか? と聞いたところ一番いいのは筋トレです、と張り切って答えられ。
聞いた瞬間、何故か現監督のアニキが浮かび、腕立て伏せもウェイトトレーニングもまず無理無理と思ってしまいました。
抗がん剤終了後、少しずつ左手で荷物を持ったり、動かしてみたりしてみましたがそんなものでは何の効果もなかったようです。
CTで造影剤を入れる際、またしても右腕でしかもさっき採血したのと同じところに針を刺されてしまいけっこう痛かったけれど、「痛みを感じたら言ってくださいね」と言われたものの、また別にところに刺し直すのも余計面倒で。抗がん剤みたいに何時間もかかる場合は耐えられないので痛いですと訴えるけれど、造影剤での撮影なんて数分我慢すればいいし、とそのまま受けたら針を抜く時がとっても痛かった(^^ゞ せっかく薄れかけてた注射針の跡が現在絶賛真っ赤中。
検査の結果はこれといった異常なしでほっとしました。
ただ、腫瘍マーカーの値がまた先月の倍くらいに増えているので来月も様子を見ましょうとのことでした。
2倍になったと言ってもまだ許容範囲なのと、この前再発した時は、何かした時の疲れ方がもっと酷く。現在はその時よりずっと元気なので、まだまだ大丈夫かな。さすがに長く付き合っていると、自分でもそろそろヤバいなとかわかるようになってます。
抗がん剤を入れると確かに腫瘍マーカーの値は下がるけれど、逆に体の他の機能が低下しまくりで具合の悪い人になるのでちょっとやそっとでは入れたくないもんね。
採血できた
2015.12.09 Wednesday
月曜日は1ヶ月ぶりの検査でした。
血液検査、前回の抗がん剤から1ヶ月経ったから、そろそろ普通の場所で採血できるといいなぁと思いながら、どこからでも採れるところからお願いします、と腕を出したところ……。
点滴穴だらけの腕の真ん中のところからブスリと。そんな穴だらけのところにまた刺すの? と一瞬思いましたが、次の瞬間勢いよく管の中を通って行く赤黒い血液が見えた途端、思わず「やったー!」と言ってしまいました。
看護師さんもよかった〜とほっとされていましたが、末端に近くなるに従い採血自体が痛いのを知っている分、やっぱり採りやすいところから採れるとほっとするそうで。
出来れば普通のところから採ってあげたい、という言葉に確かに立場が逆だとそう思うかもなぁと納得でした。
そんなわけで随分久しぶりに普通に採血が出来ましたが、結果が出るまでの待ち時間が長かったです(^^ゞ
抗がん剤投与の時は、すぐに投薬を開始するために、採血の分析も特急で行ってくれていたため、すっかりそれに慣れてしまっていました。
持参した本を完全に読み終えてもまだ声がかからず。待ちくたびれた頃にようやく順番が巡ってきました。
当たり前ですが、2週間程前に救急で風邪の対処をしてもらったことはしっかりばれてました(^^ゞ
結果は良好。ということでまたしばらくあの嫌〜〜な投薬が遠のきました。
白血球も順調に育ってきたし。髪の毛はほんのちょっぴり頭に貼り付いていた長めの髪がどんどん抜け始め、頭皮からは薄らと新しい髪が生え始めてきて、プチ一休さんのようになってきました。とはいえ、まだまだ一休さんの方が髪がちゃんとあるけどね(笑)。
これであと10日ほどに迫ったお楽しみにも大手を振って参加できます♪
PET−CT検査
2015.11.06 Friday
昨日はPET−CT検査でした。
抗がん剤治療の弊害で血管がことごとく細く固くなってしまい、採血すら手の甲から何とかギリギリやっている状況で検査用の薬剤をどうやって注入するのか?心配でしたが、手の甲から無事注入できました。
しかーし、夜になったら注入したところから出血してきて少しだけびっくりしました。
半分を過ぎた頃から、抗がん剤を入れたところからも後で出血することが何度かありましたが、もう入りませーんって血管が主張してるのかも(^^ゞ
検査は通常通りの撮影を行った後、回復室で静養していたら、もう1回お腹の部分だけを追加撮りします、と言われ8月の時も後から追加撮影したので今回も何かありそうだなぁ……と思いつつ今日の結果を待ちました。
さて、検査結果は効果が見られ腫瘍マーカーの値も下がってます、とのこと。
効果がなかったら、投与をやめることも考えなきゃと思っていたのでほっとしました。
2週間ほど間を置いて薬の量を減らしてもう少し投与したい、と言われたのですが。
9回の投与で体力も落ち白血球の数値もかなり低くなっていることと、血管の方が相当限界に来ていてもう刺すところがありません、と腕を見せて説明したら、
一旦体力の回復を優先してしばらくは血液検査で様子を見ることにしましょう、というわけで年内の投薬はなくなりました
しばらくないと思うと嬉しい!
でも、腫瘍マーカーの値って抗がん剤治療中は毎回の血液検査で数値がわかっていたはずなのに、プリントアウトされたものにはもちろん、画面上で見せてくれるデータにもなかったけれど、あれはワザと隠してたのね。
気にする人はものすごく気にするからなのか、こちらもわざわざ聞かなかったけれど。
前回の治療の時も終わった時に、最初ここまで高かったのがこれだけ下がったんですよ、と一気に半年分のデータを見せられたことを思い出しました。
今日は副作用がピークなのと白血球が少ないためふらふらですが(^^ゞ、明日から徐々に回復していけばそのうち痺れもなくなるし、お正月が明けるまではしばらく楽しく過ごせそうです。わーい。
2度目の抗がん剤3クール3/3回目
2015.11.04 Wednesday
とうとう2度目の抗がん剤も予定回数最後の日になりました。
まぁ明日の検査結果次第では、無罪放免とならずにまた延長ということもあるのですが(^^ゞ その場合はしばらく間を置くことをお願いしてあるのと、また無限ループに突入するのかどうかもじっくり考えたいので。とりあえず副作用でどうこうするのは今週でおしまい……のはず。
今や恐怖の粋に達しつつある採血は今日はななななんと2本。いや〜それ絶対無理です、と思わず言ってしまいました(^^ゞそれ以前に採血がなかなか上手くいかず、最初の方は早々にギブアップで別の方にお願いすることに。さすがにお願いされるだけあって多少苦労はしつつも無事、血管に辿りつくことができたのですが、採取できる量が少なくてなかなか溜まりません。
これはヤバイと思ったらしく、検査担当の方に声をかけて予定の4分の1くらいの量でも検査できるかどうか確認をとってくれてそこで終了となりました。ほっ。
途中、手の甲がダメなら足から採るのはアリですか? と聞いたのですがそれはダメだそうで。少し前にテレビで1滴で検査できる技術の話をしたところ、その方もご存じだったようで、私も少量で検査できるようになったらいいなと思います、としみじみ話されてました。
患者本人も切実ですが、看護師さんも私以上に採血が大変な人を何人も見ているだろうし、あの技術が早く実用化してくれるといいなぁぁ。
順調に血液の数値は下がってきているものの、数値が低い状態に身体の方が慣れてしまったのか、一時期ほどふらつきも酷くなく。
予定どおり最後の(?)投与となりました。
今回は音楽を聴きながらの睡眠投与です。腕の痛みも前回に比べれば殆ど軽いもので。多分、両方入れた時のダメージが大き過ぎて、その影響で先週は血管が相当弱っていたのでしょう、うん。
そんなわけで何とか無事、終了しました。
今日はパクリタキセルのみで1万4千ちょっと。
明日はPET-CT検査で朝から絶食のため、今日のうちに食べだめ(笑)しようと思ったのですが、夕方から早くも胸のあたりがむかむかしてきてしまい、何とか夕食はちょい少なめに食べられましたが、浅はかな目論見はあえなく失敗しました。
先のことはひとまず置いておいて。今夜はようやく投与が終了した喜びを噛みしめたいと思います〜。
2度目の抗がん剤3クール2/3回目
2015.10.28 Wednesday
ようやく食べられるようになってきたと思ったら、すぐに次の投与の日が来てしまいました。
先週、抗がん剤治療室の看護師さんにそろそろ採血なら右腕もできるかも? と言われたので今日の採血で早速試してみたのですが……、血管は見えてるのにカンカンに固くなってて入らず、結局今日も手の甲からの採血となりました。
痛い思いだけさせてごめんね、と採血担当の看護師さんに謝られてしまいこっちが申し訳なく。
少し前に林先生の番組で、ほんの1滴で血液検査が出来る技術が開発されたというのを紹介されていましたが、あぁいうありがたいものが一般の病院に巡ってくるのはきっとずっと先のことなんだろうなぁ。
出来れば1回休みたかった投与だけれど、今週と来週は天敵のカルボプラチンはないからというのと来週の3回目の翌日に既にPET−CT検査の予定が入っているため結局、今日も投与することになりました。
ただ、食べられなくて大変すぎたということで、今後カルボプラチンの量をへらる事を考えましょう、ということになりました。
減らせるんだったら最初から少量にしてほしかったよ、とほほほほほ。
そんなわけで今日は今回の投与中ずっと聴いていた音楽もなく。パクリタキセルのみなのですぐ終わるかと思っていましたが、いつも音楽の効果もあって途中よく眠ったりしていたので早く終わると思っていた時間の流れが今日はとても長く感じられ。
おまけに点滴を刺したところが途中、恐ろしく痛くなってしまい、終了してからしばらくは痛くて右腕が挙げられなかったくらいでした。
音楽を聴くのもちょっとしんどいな、と思って1回休みにしてみましたがこれまで思いの外効果は大きかったようです。
投与直後に検査をしてくれるのはありがたいけれど、そうするとまた仕事を休まなければならず。
仕事自体は大したこともしていないし、休めてラッキーな面もあったりするけれど。流石に治療開始以来ずっと定期的なお休み、週末は途中早退を繰り返しているためだんだん居心地が悪いというか、心苦しくなってきました。
とりあえず連日ばんがってるつばちゃんを見習わなきゃ。
本日の診療代は高額医療控除適用で5千円ちょっとでした。
峠終了
2015.10.26 Monday
1クール、2クールと回を追うごとに辛さが増してきていたため、3クール目は相当しんどいだろうなぁと思ってはいましたが、現実は予想の更に上を行かれてしまった今回でした。
木曜から既に殆ど食べられなくなり、金、土、日はほぼ終日ベッドとお友達状態。楽しみにしていた日本シリーズを見るどころではなく。第1戦の五郎丸の始球式は何とか見ましたが、肝心の試合は1戦、2戦ともしんどすぎて殆ど見られず。翌朝に結果を確認して、やっぱりホークス強いなぁぁぁと。
でも、るるぶ福岡買って福岡行きたいアピール(?)していたつば九郎だけでなく、つばみも無事ヤフオクドームに行けてよかったね。
去年の日本シリーズの時も思いましたが、福岡の応援はもしかしたら甲子園以上かも。
明日からは神宮に戻って気持ちを切り替えて行こう。
これまでは、食べられない時には元気になったらあれを食べよう、ココに行きたいとあれこれ妄想していたのですが、今回はあまりのしんどさにその気力すらなく。食べたいモノも浮かばず、楽しいことを考えるということもできず。
生きる気力を奪われるってこういうことなのかぁと初めて実感しました。
何しろ普通に座っていられないため、当然まっすぐ歩くとかそういうのも出来ず。どうなることかと思いましたが、日曜夜からようやく普段の半分くらいのご飯が食べられるようになり、今朝は久しぶりにちゃんと歩くことができました。
今日は出勤したのですが、手足と身体がやたら冷えて仕方がなく。何故だろう? と考えて、身体のエネルギーが足りていない為、体温も下がって寒いのだとようやく思い当りました。
こんな感じで最後は冷たくなっていくのかなぁ、なんてちょっと思ってしまいました。
食べられるようになったのはいいけれど、今度は少し食べるとお腹をこわす現象が発生。でも、食べないとエネルギー不足が深刻なので食べたけどね。
とりあえずようやく今回も峠を越えたようです。明日からまた少しずつ日常に復帰していきます〜。
2度目の抗がん剤3クール1/3回目
2015.10.21 Wednesday
2度目の抗がん剤も遂に最終クール。
最終と書きましたが、このクールが終わったら一旦検査なので本当に最終かどうかはそこで決まります。勝手にあと3回で終了!な気分満載なので、どうかこれ以上の投与になりませんように。
今回も採血は1本なので、すぐに終了かと思いきや、最初に担当してくれた看護師さんでは上手く行かず、上手な人を呼んで来ますと言われしばし待った後に現れたのは、いつも抗がん剤治療室でお世話になっている看護師さん。
この方の注射針を射す上手さは折り紙付きなので、安心してお任せしたところあっさり細い血管を仕留めて無事採血となりました。思わず流石です、と言ってしまいました(^^ゞ
問診の際、今回は何故か頭痛に悩まされたので言ってみたところ「鎮痛剤を出しますか?」と聞かれたので速攻で「しばらくひっくり返っていれば治まるのでいいです」とお断りしました。鎮痛剤って強いし、そんなの飲んだら頭痛は治まっても逆にめまいがしそうで。
この日は最初の採血で手間取ってしまったため、全体的にスケジュールが遅れ気味で外来治療室に到着した時点でかなりの方が順番待ちでした。
ですが、治療室に入ってからはスムーズに進み、とっておきの腕を曲げる部分の太い血管を使ったおかげで点滴中の痛みも殆どなく。途中肩が凝ったりした以外は問題なく終えることができました。
終了して注射針を抜いた後は、ガーゼを当ててもらうのですが、そのガーゼが真っ赤になって溢れるくらい出血してびっくりでした。だんだん血小板も減って来ているとこんなことが起こるのかぁでした。幸い2度目はたっぷりガーゼを貼ってしっかり押さえたため、それ以降出血することはなくほっとしました。
今日はパクリタキセルとカルボプラチンの2種類投与なので2万8千円超でした。
3回目は副作用がキツイだろうなぁと覚悟したとおり、これまでは投与した日はまだ食べられるのですが、今回は当日から既にあまり受け付けず、それでもいつもの半分くらいは食べられました。
2度目の抗がん剤2クール3/3回目
2015.10.14 Wednesday
今日は週1回の抗がん剤投与の日。
昨日はここ最近ではもっとも調子がよかったのですが、調子がよくて調子に乗った(シャレでは決してない!)反動なのか?ものすごく早くに睡魔が襲ってきて、大抵投与の前日は眠れないことが多いけれど、今回はぐっすりたっぷり寝ることができました。
今や最大の難関? と化した採血は今回は1本のみ。どうやら2種類投与の日は2本でそれ以外は1本ということがようやくわかってきました。
今日は若い看護師さんが担当だったので大丈夫かな? とちょっぴり失礼なことを思ったら、手の甲からしか採血できないということを知ると慌ててベテランの方に代わってくれてほっとしました。
今回は副作用も控え目だったため、問診もあっという間に終了。
顔なじみの患者さんから、腕に刺すところがところがなくなった時に行うカテーテル点滴、却って楽でいいらしいよ、と聞いたので、そろそろ点滴を刺す血管がなくなってきてるだろうと思い、外来の看護師さんに聞いたところ、なんとそれをする場合は1泊2日入院で外科医が身体にポートを創る小さな手術のようなものを行わないといけないと知り、それは絶対に嫌だ! と思いました(^^ゞ
幸い、腕がほとんど使えなくなるから点滴中少し不自由だけど肘の部分の血管がまだあるから、しばらくここでできますよーということで、今回も普通に点滴できました。
途中、ちょっと痛かったけれど、患部を温め始めたら痛みも感じなくなり、本日も無事終了〜。跡が少しすごいことになっているけれど、今の時期はもう長袖で隠れてしまうので問題なしです。
来週は遂に最終クールの1回目。あまり考えたくないので、直前まで考えないことにします。
本日のお昼は、ものすごく久しぶりにシャルマでカレーランチを食べました。
シャルマのカレーけっこう好きなんだけど、がんを患ってからというか、がんを宿したことを知らずに過ごしていた頃から量が多すぎて食べられなくなっていたのです。
でも、今日はけっこうお腹も空いてるしというわけでチャレンジしてみました。
相変わらずもちもちのナンが美味しい〜。今日のランチは、筍とじゃがいものカレーと鶏の肉団子が入ったカレーの2種類。
えー秋なのに何で筍? と思ったけれど、筍無駄にいっぱい入ってたけど(苦笑)、マイルドな味で美味しかったです。チキンカレーの方は大好物なので文句なく美味でした。ごちそうさま〜。
とっても美味しかったのですが、やっぱりちょっぴり多かったようで、夕方になってもちっともお腹が減らないというオマケがつきました(ふふふ)。
さて、今日から相棒シーズン14がスタート。
カブラキさんより、彼の背後にいる上司の榎木孝明(役名憶えてない)の方が楽しみだったりします。よそ様のキャリア相手でも内村・中園コンビの対応は変わらないのかも気になるところです。
とりあえず、心機一転また面白い話がたくさんだといいなぁ、と控え目に期待しておきます。
2度目の抗がん剤2クール2/3回目
2015.10.07 Wednesday
今日は全国的に晴れ渡った秋らしい、というか日中はちょっと暑いくらいの陽気でしたが。あっという間に1週間が過ぎ、再び投与に朝から病院へ行ってきました。
これだけの陽気だと他の手段で通勤・通学する人が増えるのか、いつものバスがかなり空いていて快適でした。
最初の採血で、いつも1本だけなのでてっきりそのつもりでいたら、「今日は2本です」と言われ、採血時の血液の流れる速度もめっきり遅くなっているため、あの状態で2本は嫌だなぁと思いましたが、本日の看護師さんは上手な方で思っていたよりすんなり終えることが出来てほっとしました。
婦人科へ行くと、以前に顔なじみになった患者仲間の方もいて、診察を待つ間お互いに情報交換。私は覿面に食欲に影響しますが、その方は食欲は逆にすごくあって太られた、と聞き羨ましい反面、痺れやほてりや皮膚系に色々副作用が出るとのことで。同じ薬を投与されているのに、本当に副作用は人によって様々だなぁと改めて実感です。
色々話して励まし合って、ちょっぴりすっきりしました。ありがとうございます。
問診で今回は食べられなかったことを力説しなきゃ、と勇んでいきましたが(^^ゞ
「今日入れるのは軽いほうの薬だけだから、そこまで食べられないことはないですよ」で終了。やっぱりね。まぁ医者の立場だとそう言うしかないもんね。
食べられない時は、食べるブドウ糖やエアウィーダーのような経口飲料で栄養を補ってみては? と友人がアドバイスをくれたので、そういうのを摂取しても大丈夫ですか? と一応聞いてみました。
あっさり大丈夫です、との答え。併せてとにかく水分をたくさん採ってくださいと言われて今日の問診は終了〜。
先週の投与はかなり痛かったため、血管もどんどん固くなっていて点滴を入れる血管あるのかなぁ? と心配でしたが。
なかなか入れられそうな場所が見つからず、探すのに手間取ったけれど、ココと決めて入れるのはすんなり行き、いつ針が刺さったのかわからないくらいスムーズで見事な手際でした。思わず来週もこの人に当たったらいいなぁ、と願ってしまいました。
途中、薬の調達が間に合わず少しだけ待つことになった以外は、本日の投薬は痛みも殆どなく終了。
今回、食べられなくなってしまった反動で月曜の夕ご飯を本人比でけっこうたくさん食べたところ……お腹がびっくりしたのか? すっかりお通じが悪くなってしまい、それ以降ずっとお腹がはって仕方がなく。薬を飲んでもなかなか解消しません。帰宅して数時間かけて、ようやく何とかはりは解消しましたが、今度からは食べられるようになっても我慢して加減しなきゃ。
とりあえず、今日の時点はまだ元気です。味覚障害がちょっぴり出てるけどね。
食べられなくなる時は、そんなに味覚障害は出ないけれど、パクリタキセルだけの時はどうも味覚障害がセットのようです。色々あるなぁ。
本日の診療代はパクリタキセルのみ投与で 1万3円ちょっとでした。
ご飯を食べよう
2015.10.05 Monday
ようやく今回の副作用も一段落し、昨夜からやっとご飯が食べられるようになり、今日からまともに食べられるようになりました。
しかし、木曜の夜からほぼ食べられなくなったおかげで、金曜まではまだ少しは何とかなったものの、土日は完全に殆ど動けず。
今日も食べていないので身体に力が入らず、お昼に弁当を食べて休憩して、栄養が少し身体に巡るようになった15時過ぎくらいからようやく、ちょっと復活してきたな、と思えるようになりました。
今回は2クール目なので、前回も1回目はしんどかったから、とそれなりに覚悟はしていましたが、想像以上にダメージが大きかったです。
しんどすぎて何か楽しいことを考えて気を紛らわそう、とかそういうレベルですらなく。完全に思考が停止してしまい、ひたすら横になって寝てばかりでした。
ヤクルト優勝が金曜じゃなく土日にずれ込んでいたら、間違いなく優勝決定の瞬間も行進も見られなかったと思うと、金曜に決めてくれてほんと良かった〜。
これで明日1日過ごしたら、また次の抗がん剤投与が来る、なんて考えたくないです。
次は、今回みたいなひどいのじゃないから、と家族は言ってくれるけれど。
皆、しんどいって言うもんね、と言ってくれるけれど。
がんになると、とりわけ有名人がガンであることを告白した場合、必ずと言っていいくらい ”闘います”という言葉がセットになります。
私はこの言い回しが苦手です。
闘ってガンをやっつけなきゃ、という意味で使われるのだと思うけれど、強くなんかない私は、闘うより何とか上手く共存させてください、と思います。
卵巣がんは、抗がん剤の効果が見られる数少ないがんのひとつだから、抗がん剤そのものは否定しませんが、体力には個人差があるのにどうして投与の方法や分量は一律にしかならないのか?
抗がん剤の投与に関して、どうして0か100かの極端な投与しか殆どの病院では認められないのか?
1人1人の患者の苦しさより、何よりも製薬会社の方が大事ですか? と言いたいです。
震災からの復興や災害対策より、まったく必要のないオリンピックにひたすら巨額の無駄金をつぎ込むことにまい進するような国なので、ひと1人の命なんて虫けらどころか枯れ葉以下の扱いで当然くらいにしか思っていないんだろうけれど。
今すぐは無理でも、いつか近い将来、このおかしな儀式としか思えない治療方法が改善してくれることを願ってます。
2度目の抗がん剤2クール1/3回目
2015.09.30 Wednesday
今日は先週ラッキーにも祝日でお休みだった、抗がん剤投与2クール目の1回目を受けに朝イチから病院へ行ってきました。
今回、朝は丁度いいバスが近くから出ているのでそれに乗っているのですが、これまでは水曜日は何故か雨の確率が高く、しとしとだったり小雨が降っていることが殆どでしたが。今日は朝から絵にかいたような秋空で。
ぴりっと冷えた空気が肌に心地よく。晴天でバスも空いていて快適でした。
願わくば、来週もこんな気候だったらいいなぁ。
さて、シルバーウィークが明けたせいか、今日の病院はいつになく激混みでした。今日は家族も別の大きな病院へ行っていたのですが、そこも尋常じゃない込み具合だったそうで。この狭い地域でそんなにも沢山の人が病院のお世話になっているのかと思うと……何とも言えない気持ちになります。
1回お休みがあったから、血管も少しは元気になっているといいなぁとの願いも虚しく。今日も手の甲からの採血でしたが、いつもの上手な看護師さんは見当たらず、少し若い感じの方にしてもらったのですが……スムーズに行かず1本しか採らないのにいつもより時間がかかってしまいました(T-T)。
足の甲にはふっとい血管がいくつも透けて見えるけれど、次回からこっから採れないのかしらん。
しかし、病院ているだけで何だか元気も吸い取られる気が。昨日は薬も抜けてここ最近のうちでは、かなり元気だったのに、待合室の椅子に座っているだけで、何だか身体がだる〜い気がしてくるから不思議です。
毎回、必ず測る体温もいつもは36度後半の値なのに、初めて35.7度という表示が出てびっくりしましたよ(笑)。
赤血球が3600もあるーと結果を見せられて喜んだのですが、帰宅して前回の数値を比べてみると、白血球も赤血球も血小板やすべての数値がしっかり前回より減ってました。とほほほほほ。この分だと3クール目は、慢性貧血の状態になるのがほぼ確実な気が。
主治医との問診では、今日からアバスチンを入れますね、と言われたのですかさず、「この前今回は見送ってとっときましょう、ということになりましたよ」
と答えると「あ、そうだったね、ごめんごめん」とすぐに訂正してくれましたが、危ない危ない。違うことはちゃんと指摘しないと、危うくせっかく取りやめになったアバスチンを投与されるところでした。ふ〜。
まだまだ今日を含めてあと6回、投与が続くため、今日くらいは左腕で点滴をというわけで、看護師さんが必死になって入れられそうな血管を探してくれたのですが。いざ、針を刺してみると痛いだけでちっとも血管に入っていかず、結局断念しました。入らない時って、痛さが格段に違うのですぐにわかるようになってしまいました(^^ゞ
そんなわけで、今回も右腕への投与となりました。
薬を入れれば入れるほど、血管が固くなってしまうそうで。柔らかくする方法はないんですか? と聞いてみたところ、筋トレをすると柔らかくなるとの答え頂きましたが。今の状況で筋トレなんてまず無理。看護師さんも、こういう治療を受けている方に筋トレは難しいと思います、と。
一瞬、金本アニキとかアスリートはものすごい柔らかい血管をしているのかも、と思ってしまいました(^^ゞ
1クール目は毎回、入念なケアをしてもらっているのもあり、さほど痛みは感じなかったのですが、今回はパクリタキセルを入れている途中から、すごく痛くなってきて。あと少しだから、と我慢をしていたのですが、最後の生理用食塩水を入れている頃には、かーなーり痛くてたまらなくなってしまったため、最後に針を抜く時に途中から痛かったと告白をしたところ。
冷やしましょう、と炎症を抑える軟膏を塗り、その上から保冷材をくるんだものを患部にあてて上からネットをかけてもらいました。
今もまだ少し痛むので、今夜は保冷材を取り替えてこのまま冷やして寝ることにします。
1クール時の点滴痕も既に危ない人みたいに変色して固くなってしまっているので、最初からこの方法を実践していたら、もう少しマシだったのかなぁ。
2クール目は蓄積がある分、1クール目より副作用もキツくなりそうだな、と覚悟していましたが、点滴投与の夜から既に胸のむかつきが始まってきました。
お腹は空いていたので夕飯は少なめにしてきっちり完食しました。
本日の費用、健康保険限度額適用で、抗がん剤投与の日でしたが、4380円ですみました。わーい!
2度目の抗がん剤1クール3/3回目
2015.09.16 Wednesday
今日は1クール目3回目の抗がん剤投薬の日でした。
来週はカレンダーのおかげでたまたま水曜が祝日のため、1回御休み。
これがすごく嬉しい!!!
今日の投薬はとても人数が多いため、いつもの朝イチではなく11時30分からというわけで、病院には11時前に行けばOK。
幸い昨日に引き続き、気分が良かったので病院に行く前に、夏の服や靴の手入れがあれこれ出来て助かりました。
その手のことは大抵週末に行うのですが、週末だと副作用で大概へたれているため、これはとってもありがたかったです。
さて、今日も採血を無事済ませ、投薬前の問診。
次回から予定では今まで使っていた薬に加えてアバスチンを投薬します、とのことでしたが……。何だか卵巣がんには効く実績があまりない上に、何と言ってもまだまだお高いのと沢山注入して動けなくなるのが嫌だったので。
一応、「次回から入れる予定のアバスチン。まだ卵巣がんに効いたという実績があまりないようなことを聞いたのですが」と問いかけてみたところ。
「うん、まだ長期間に渡るデータがないので、効いた・効かないというデータがあまりありません。今回はとっておきますか」
と言われたのでヤタっと心の中でガッツポーズ。「高いお金払って効かなかったら嫌だもんね」とまで言われたため、「今回は前回と同じパターンでお願いします」というわけで、めでたくアバスチンの投与はなくなりました
うん、高いのももちろん嫌だけど、これ以上薬が増える方がもっと嫌だったので勇気を出して聞いてみてよかった〜〜。
しかし、それはダメと言われたらどうしよう、とちょっぴりびくびくでしたが、存外にぶっちゃけた答えが返って来て逆に笑ってしまいました。
一応、どんな薬なのか調べておいてよかった(ほっ)。
これだけガンに罹る人が増えて、インターネット等で色んな情報もすべてではなくとも少しは調べられる現在、やっぱり嫌なものは嫌とはっきり言うのも大事だなと。日頃からこれって何ですか? これはこういうこと? 等いつも、あさってな質問をあれこれしていたおかげで、薬のこととかけっこうちゃんと説明してくれるし。まさに”じみちなあぴ〜るじゅうようです”。
今回も投薬時間が短いバージョンで、音楽を聴きながらウトウトしているうちに終了。終わった後は、やっぱり恐ろしく睡魔が強く、帰宅後2時間ほど熟睡してしまいました。
初めての時は、最後はホントにへろへろでしたが3クールくらいまでは、終わってからこんなに眠くなることはなかったのに、今回はどうして毎回すごく眠いんだろう??
毎日のんびり療養しながらの投薬と、普通の生活を送りながらの投与だと薬に対する抵抗力が違ってくるのかしらん。
今回の費用は、パクリタキセル注入で1万とちょっとでした。
脱毛はじまる
2015.09.16 Wednesday
2回目の投薬は、食欲にはさほど影響なく食べられましたが、その分貧血というか身体が重く、ふらふら〜っとした感じが続き、これはこれで面倒だなと思っていました。
それも週が明け、薬が抜けて来るに従いだんだんと治まり。火曜は投薬以来、こんなに身体が楽になったのは初めてというくらい、調子がよく。
久しぶりに途中休憩をする必要もなく1日過ごすことができました。
さて、身体の調子とは反比例して月曜から遂に脱毛が始まりました。前回は、ぼろぼろというよりはごそっという勢いでどんどん抜ける髪に悲しくなりましたが、2回目ともなると慣れたもの。あ、始まったのねくらいの思いしかなく。
ただ今回はゆっくりです、と言っていたのにずいぶん早く始まったなぁ、と。
念のため治療開始時にもらった、副作用が出るスケジュール(考えてみればずいぶん嫌な予定表だ 笑)によると脱毛は14日目からになっていて、月曜は13日目なのでほぼ予定どおりでした。
今回は週明けになるとけっこう身体が楽でしたが、3回目になるとより蓄積されるので束の間の安らぎタイムは来週もちゃんと訪れてくれるといいなぁ。
2度目の抗がん剤1クール2/3回目
2015.09.09 Wednesday
楽しかったつばハウスツアーも無事終了し、昨日はたまりまくった仕事を何とか片づけて。
今日は2回目の抗がん剤投与のため、朝から病院へ。
台風の接近により朝からかなりの雨降りでしたが、バスだと病院の正面玄関へ横付けしてくれるため、こういう時はありがたかったです。
前回までは辛うじて血管がまだ無事な右腕で採血もしていたのですが、右腕は抗がん剤のために取っておいてくださいと言われたため、今回は左手での採血。
しかーし、ベテランの看護師さんが一目見るなり、ないなぁ……と。手の甲にはいくらか血管が浮き出ているのでそこから採血することに。
素人にはよくわかりませんが、通常の採血方式だと取れそうにないから、と注射器を使っての採血は予想以上にスムーズで助かりました。
採血してくれた看護師さん、先週も同じ方で明らかに取りにくいとわかっている患者には上手な人をちゃんと配置してるんだなぁ、とそんなところに感心してしまいました。
診察を待つ間、先週も見かけた年配の方が、左手甲の採血後を見て仲間と察知したらしく、話しかけて来られたのでしばしの間、お互いの情報交換に花が咲きました。抗がん剤治療は病巣が違うと当たり前ですが、薬の種類がまったく違うので同じ薬を使っている方と話ができるのは楽しいというと語弊がありますが(^^ゞ色んな意味でいい気晴らしにもなりました。
何でもない時は、おばさんの時に無神経にも思われる知らない人でも話しかけてパワーがしんどかったりもしますが、今回ばかりは体調がしんどかったのもあり、話しているうちに元気になってきて助かりました。
1回目なのに予想以上にへろへろになったよー、と先生にも報告したところ……、あらあらという感じで今週と来週はしんどい薬じゃないから身体も楽です、とそれ慰めになるの? という返事をいただきました。
でも、カルボプラチンを入れると白血球少なくなるんですよね? との問いに、減るのは大体2週間後くらいからなので、今週は大丈夫です、とのこと。
ホントかなぁと思いつつも、投薬後の状態は薬による眠気が抜けた現在、昨日よりかなり楽になってきたのでしばらくはこの状態が続くといいな。
今日は薬が1種類のみなので、投薬も午前中に終了。途中ちょっとウトウトしましたが、今回も音楽を聴きながら、こっそり布団の中で足先を動かしたりしてノリノリに聴けました(笑)。
終了後の眠気は前回と変わらず。午後からはうとうとしつつのんびり過ごしたおかげで、ようやく睡眠剤の効果も薄れてきたようで、今は先週投薬を受けてから一番身体が軽いです。
この分なら、明日は一昨日より元気に仕事もできそうです。
とりあえず、最初の投薬から1週間の間の副作用まとめ。
全身の倦怠感。食欲不振。便秘。関節(主に手首)に軽い痛み。
足の裏と足先に痛み、お風呂の湯船につけると酷くなる。
2回目投薬後、新たに出た症状は、食べ物の味がよくわからない!
ぐわーん、せっかく食欲が出て来たのに何を食べても不味くはないけれど、きゃーっ美味しいわっという感激がない(ぐすん)。
つばハウスツアーの夜ごはんでとっても美味しいイタリアンを食べたのですが、食べといてよかった〜〜と思いました(^^ゞ
今なら元気はあの時よりあるけれど、きっとあの感激を味わえない。
ともかく最初の3点はかなり改善されてきたので、今の状態でこの先2週間を過ごせれば日常生活は大丈夫かな。
あ、本日の医療費。パクリタキセル1/3量と便秘薬処方で1万ちょっとでした。
いざ
2015.09.05 Saturday
初回だから大したことないさ〜とたかをくくっていたら……。
確かに前回の終盤ほどのダメージではなかったですが、分割投与でもやっぱりしっかり副作用はありました(^^ゞ
とりあえず、木曜は1日仕事をして金曜はちょっと無理と思ったので、どうしてもしなければならないことを片づけて午後からお休みをいただきました。
へろへろで早退するのを快く承諾してくれた職場の皆に感謝感謝です。
吐き気もようやく治まり、今日の夕食からほぼ普通に食べられるようになりました。まだちょっと体力がイマイチだけれど、これなら一晩寝れば明日には出かけられるかな。
ちょっとお天気が心配だけれど、最悪途中であめちゅうになってもいいから、一目つばちゃんに会えますように。
2度目の抗がん剤1クール1/3回目
2015.09.02 Wednesday
今日は先日告知したとおり、朝から約1年3ヶ月ぶりの抗がん剤投与の為、病院へ。
抗がん剤投与の時は、車の運転は禁止の為、前回は手術直後からのスタートだったのもあり、家族に送迎してもらっていたのですが、今回行きはバスを使用。
思いの外スムーズに到着して楽ちんでした。これなら、よほど体調が悪くない限り行きはバスにしよう。
いつもどおり、採血の順番を待っていると、いきなり○番の方ーと番号を呼ばれ、あっという間に採血室の中へ。そういえば、抗がん剤投与の日は、事前に最速指令が出ているのか? 以前も最優先で色んな検査や診察をしてもらえたことを思い出しました。
初回なので、検温も血液検査も難なくパスし、久しぶりに訪れた外来の抗がん剤治療室。見た目は何も変わらず、以前にお世話になった看護師さんの顔もちらほらあり、全く嬉しくない場所なのに何だか懐かしい気が(^^ゞ。
分割投与を実施するようになったのと同様、パクリタキセルとカルボプラチンの劇薬(敢えてこう呼ぼう)は以前は250mlのブドウ糖液に混ぜて注入していたのですが、劇薬ゆえ、血管への負担が大きく、点滴中痛みを訴える患者が多かったらしく(そりゃそうだ)、今は500mlのブドウ糖で注入することになったため、前より痛みは少ないと思います、との説明がありました。
内心、助かるわ〜と思いつつも、だったらもっと早くからそうすればよかったのにとも(苦笑)。
ただ、倍の液体が体内に入るため、以前よりトイレに行く回数が増えます、と言い添えられました。
トイレの度に点滴を一旦止める手間が入る分、看護師さん達は大変だろうけれど、受ける側からすれば何度もトイレに行かなくてはいけないけれど、その間は毒の注入が中断されるので、身体はその分ラクになるのでその方がいいです。
昨年の計6回の投与で左腕の血管が相当なダメージを受けてしまい、後半はほぼ右手だけの注入となったのですが。今回は1年経過しているため、右手しか入れられないのでは利き手にダメージが大きく、生活に支障が出るのもあり、左手に入れられないか見てもらったのですが、残念ながらかなり難しいとの結果だったため、今日は右手に注入してもらいました。
左手は採血くらいなら、多分大丈夫だから採血時に使ってください、とのこと。
仕方がないけれど、採血って上手な人と下手な人の差が歴然なんですよー。運悪く苦手な人に当たっちゃうと、痛いわ入らないわ、何回も射されるわで散々なのを身をもって知る身には、左手で採血はかなり勇気のいる挑戦です(苦笑)。
兎にも角にも今回の投与、色んな工夫と過去の経験でこうすれば痛みが軽減する、という技を駆使してもらったので、想像よりは痛みが少なくてすみました。
音楽を聴きながら……作戦、これもいい試みでした。2枚組のライブアルバム楽しく聴ききりました。音だけに集中出来る分、細かいところまでよく聴こえてよかったです。
来週は今日より時間が短く、身体への負担も少ない方の薬剤投与なので、また楽しく音楽を聴きながらで行こうと思います。
3分割投与にした分、終了時間もこれまでより1時間半ほど早く終わり、うとうと眠りこけていたら終了していました。
と、投与自体は覚悟していたよりはしんどくなかったけれど。終わってからずーーーーっとひたすらものすごく眠いです。
元々、昨夜全然眠れず3時過ぎにようやくウトウトして寝入った睡眠不足状態なところに薬の副作用の効果がプラスされたのか??
帰宅してから1時間半ほど熟睡してしまいました。
今も、既に瞼がかなり重くなってます。
前回、副作用は大抵翌日以降に来ていましたが、今回は夕方から身に覚えがありまくりの、身体がとにかく重く、誰かが私の身体の上やら横から乗ったり押してるの? というような感じが既にしてきました。
幸い、胸のあたりがムカムカしてきたけれど、まだ食べられる状態なので夕食は美味しく頂きました。
あと、足先の痺れが早くもやってきました。
全体的に症状が出るのが早い感じです。ま、でも早くに出てしまえば抜けるのもその分早くなると思うので、これなら土曜の午後くらいには回復してくるといいなぁ。
今日、投与したのはパクリタキセルとカルボプラチン1/3量。
吐き気止めの薬代込みの健康保険限度額適用で 3万2千円ちょっとでした。
病気になってあれこれ検索した際、こんな症状が出るよというのはその人なりにわかるけれど、で、がんになったら治療費ってどれくらいかかるの? というのが殆どわからなかったので。
いつか誰かの役に立つかも、(かも〜かも〜鳥だけに〜のフレーズがだ〜いすきっ)と思い今回の治療記録に記すことにしました。
PET-CT検査
2015.08.21 Friday
今日は先日の検診で受けましょう、と言われたPET−CT検査でした。
この検査を受けたのは昨年の5月。検査受付で「初めてですか?」と聞かれたので「2回目です」と答えたところ、「じゃぁ場所わかりますね」とにっこり笑顔で言われ「いいえ、忘れてしまったのでわかりません」と答える羽目に(苦笑)。
そんなもん、1年ちょっと前に1度だけ行ったところなんて憶えてるわけがありません。ただでさえ、病院て迷路のようでわかりにくい上に興味のない事柄は聞いた瞬間から忘れるタチですから。
まずは静脈注射をして、薬が身体中に回るまで1時間弱安静に。週末で疲れていたのも手伝って、朝から朝寝タイムとなりました。
この検査、一応だいたい20〜30分くらい機械の中に入っていないといけないのですが、前回は思ったより短く感じたのが今回は何だか長いなぁと。
一旦終了して回復ルームで待っていると「追加で撮影したい分がありますので、もう一度来てください」と言われ再び撮影室へ。
2回目は5分くらいですみました。
無事、終了した時点でお昼少し前。結果が出るまでしばらくかかるので一旦お昼に出て戻り、持参した本をすっかり読み終えた頃にようやく診察室へ。
結果は……腹部のリンパ節に再発している兆候がみられます、とのこと。
追加撮影があった時点で、何らかのことがあるだろうと思っていたので、やっぱりなぁでした。
寧ろ背中が痛かったりしたので、もしかしたらすい臓とか他の臓器に転移していたらやだなぁと思っていたため、予想よりはマシでした。
再び抗がん剤治療をすることに。ただし、今度は1ヶ月に1回ではなく、これまで一度に投与していた薬を3回に分けて毎週1回ずつ投与するとのこと。この方が身体への負担が少なくてすむそうです。
前回の治療を終えてから、色々調べたりして抗がん剤を投与するのは仕方がない部分があるにせよ(卵巣がんは抗がん剤の効果が比較的あるガンなので)、投与の量を減らしてほしい、というのを次に使用する時がきたら懇願しようと思っていたので、先生の方からそういう提案をしてくれて助かりました。
9月の2日から毎週水曜投与1セット=3週間を3セット行って様子を見ることになりました。
秋分の日の週は連休があるため、1セット目が終了した時点で1週間お休みになるのが身体にもちょっと嬉しい。
前回までの薬に加えて今回からアバスチンを試薬として使いたい、と言われたのですが、高額なのと一度に3種類も入れるのが嫌だったので、1セット前回と同じ薬をやって効果をみてから、ということにしてもらいました。
早速アバスチンについて、ネットで検索してみましたが……。費用自体は、高額医療限度額制度を適用すれば、そこまで高額ではないけれど。この薬、卵巣がんには延命効果がないというデータが出ているようなのですが。
もう少し調べてから、どうするか考えよう。
最初のガンは手術で一応の根治は期待できるけれど、再発したガンは根治はありえない、というのはこの1年で学習したので。だからと言って、ドラマや小説などでよく出て来る余命なんとか、にいきなりなるわけではなく。
ガンとうまく共存しながら暮らしていく方法を考えたいと思います。
私自身は最初にガンが見つかった時に、色々調べたり考えたりして治療についてはこうしたい、という思いがあるけれど。家族、特に母あたりは再発してもまた抗がん剤治療や手術をすれば治る、と思いこんでいるふしがあるので(^^ゞ。
その辺をどう折り合いをつけていくかが、今後の課題というと大げさだけれど当面の問題です。
そんなわけで、9月からは毎週水曜日は確実にお休み。1回目くらいは大丈夫かもしれないけれど、副作用が強くなってきたら当然、仕事どころではなくなるし。勤務形態を含め、仕事については明日会社で相談することになりました。
ちなみに9月の初めにつば九郎に会いに行く予定ですが、当然のことながら行きますよー。まだ1回目は副作用も大したことなかったし、その頃ならもちろん髪もまだあるしね(ふふふ)。
投薬日を決める時、月か水と言われ神宮観戦が頭にあったので迷わず「前回もそうだったので水曜日でお願いします」と言ってしまいました。
実際、水曜だと副作用のピークが週末に来るので何かと都合がいいのです。
夏に大人しくしていた分、秋はちょこちょこ予定があるのですが、欲張りなのでどれも諦める気はさらさらありません。
手術後、というハンディがない分前回よりマシだろう、と勝手に踏んでます。
ちなみに分割投与だと、髪が抜ける速度も前回よりゆっくりになるとのこと。
個人的には髪も大事だけれど眉毛とか鼻毛とか、そっちの方が身体的に困るのでそれもゆっくりだといいなぁ。鼻水が止まらなくなるのがとっても面倒くさかったので。
とりあえず投薬開始までに寝室で音楽が聴けるように方法を考えなくっちゃ。
えぇぇ、そこなの? と呆れられそうだけれど。私の中ではかなり大事なことです。
副作用でしんどい時、本をめくるのもいいけれど音楽が聴けたらいいなぁと前回思ったので。
経過観察2015年8月
2015.08.10 Monday
連日暑い日が続きすぎて、昔なら甲子園大会が終わると秋風が吹く、と言われていますが、今年はその頃になってもずっと暑いままなのでは? という恐ろしい予感すらするこの頃。
今日は、先月に引き続き血液検査のために朝から病院へ。
夏休みに入っている人もそろそろ出てきたのか、受診受付機の前に並んだ人数がいつもの月曜より心なしか少ない気がしました。
血液検査もいつもほど混んでいなく。
逆に途中で通った小児科の前がものすごい人数になっていて、夏休みを実感させられました。
さて、先月引っかかった腫瘍マーカーの値は、今月は更に上昇してました。
まぁなんか下がってる気がしなかったので予想通りというか。前回が52.8で今回が70.5。
一昨年にガンが発覚した時は3ケタを軽く超えてたので、今すぐどうこう慌てる状況ではないですが。一応、問診の際に腹部のエコーを撮り、腹水とかが溜まっていないことは確認。
これは、お腹まわりに変動がないことや、便秘や下痢になっていないことからもそこは大丈夫だと思ってました。
現在の症状? としては、少し前から背中が痛いのが続いているのと、食欲はあるけれど沢山はいらない。
半年くらい前から、水やお茶などの水分がごくごく飲めません。普通にごくごく飲むと100%の確率でむせます。なので、ちびちびお上品に少しずつ飲んでます。
家族にはそれ、おかしいでしょ! と叱られましたが、気をつければいいだけなのともう慣れたので私自身はあんまり困ってないです。
あと、他人が聞いたら笑われそうだけど(^^ゞる〜び〜がですね、あんまり美味しくない。350ml缶1本を1人で空けられなくなったのが先月くらいかなぁ。
いや、その前に甲子園に行った時にも、日本で一番る〜び〜くんが進む野球場である甲子園なのに1杯でもういいや、と思ったのでその頃からだんだん要らなくなってきたかな。
もうひとつはぁぁ? と笑われそうなのが。カットケーキ1個全部食べるのがちょっと辛いです。3分の2くらいまではとっても美味しい。でも、あと少しが重たいなぁと思うようになりました。
幸い、和菓子は美味しくいただけるので、現在はおやつが食べたい時は和菓子で満足してます。こういう時、金沢に住んでてよかったなぁと心底思います。
だって、美味しい和菓子の宝庫だもん。(←ココ、重要です。他県にも和菓子店はいっぱいあるけど、やっぱり地元のが一番美味しい)おまけに家から歩いて行ける距離に市内を代表する和菓子メーカー数店のうち2店舗があるしw
それと、食べ物とは無関係ですが。個人的にあれれ? と思うことがもうひとつ。今年は戦後70年ということで、夏前からちょこちょこそれに関したドキュメンタリーや特番が組まれていますが。
これまでだと見ると怖くなるのがわかっていても、見ずにはいられないという自分でも変な嗜好があったのですが、今年は何故か見るのがきついです。
先日も、特攻隊についてのNスペを見ようと思って見始めたのに、結局3分の1も行く前にもういいや、となってやめてしまいました。
最後のはホント、そんなもんわざわざ見なくても……という意見の方がまっとうな気もするので別に困らないけれど。
背中が痛いのと毎日疲れてだるいのはちょっと困ります。疲れてるのは、熱帯夜続きで夜よく眠れないのが多分にあると思いますが。
とりあえず、すぐにむせる件は、主治医に言ったところ、たまに食道の入口が細くなって飲みづらくなる人がいます。どうしても困るのなら内科で診てもらうように手配しますが、とのこと。
外科の先生からしたら、それ命に関わらないしそんなもんだよなぁと妙に納得した上に、この上更に別の科にかかるのなんて面倒くさいのでその場でじゃ、いいですとなりました。
背中の痛みと腫瘍マーカーが2ヶ月連続上昇しているのが気になる、ということで来週PET検査をすることになりました。
検査自体は寝たままできるので苦痛ではないけれど、費用がかかるのと(苦笑)いわゆる点滴状態での検査なので、注射針がすんなり血管に入ってくれることを願うだけかな。
先週土曜出勤だったのもあり、今日は1日休みを取っていたので、午後からは避暑を兼ねて「ミッションインポッシブル/ローグ・ネイション」を見てきました。
これについては、明日にでもブログでちゃんと書きますが。
いや〜〜〜面白かった!!個人的には前作より今回の方がより楽しかったです。
この作品はやっぱり劇場で見てこそだな、と冒頭の大音量の音楽を聞いた瞬間に思いました。
現金なもので、映画館に入った時はけっこうもうだるくて始まるまでしんどいなぁと思っていたのですが、映画を見ている間は痛みやだるさを完全に忘れてました。
こういうシリーズものって回を重ねて行くと、どうしてもつまらなくなったりするのに、毎回飽きさせず一定以上のクォリティーを維持しているのはホントすごいなと思います。
そんなわけで、頭の中はすっかりあのお馴染みのテーマが鳴り響いてます。
そういえば、本編前の近日上映作品紹介で「ヒロイン失格」という邦画の予告が流れていたのですが、画面上には登場していませんでしたが、最後に出演者がバーンと出た時に真ん中に”柳沢慎吾(特別出演)”とあるのを見て、思わずおぉ〜慎吾ちゃん出世したなぁ、と思ってしまいましたw
経過観察2015年7月
2015.07.13 Monday
最高気温37.4℃を記録した本日、本当に冗談でも何でもなく暑すぎて何もする気が起きない、というのをしみじみ実感してしまいました。
台風の影響でそれなりどころか、風はとてもあるのにただの迷惑な熱風でしかなく。帰宅すると部屋の中はカレンダーを始め、棚に置いてあるものが強風のせいで飛ばされ床に散らばってました。
さて、今日は久しぶりの経過観察のため、朝から病院へ。
病院も検査も大嫌いだけれど、今日ばかりは病院にいる間は涼しくて快適でした(苦笑)。
最後の抗がん剤から1年余が経った現在、血管もそろそろ採血なんてどこからでもかかってきなさい、の以前の看護師さん大喜びな差し放題に戻っているだろう、という目論見は甘かった(^^ゞ
血管を探す時点で、ギュッと握ってくださいねと何度も念を押されてしまい、何とか探して針を刺すと今度はなかなか血が流れて来ないのか(?)血管の中をぐりぐりと針でまさぐられ、ちょっぴり痛いけれどせっかく何とか刺さったんだからと堪え、ようやく流れ始めた血液を無事2本採取し終えてほっとしました。
今日は造影剤を使用したCT撮影もあるので、造影剤を入れる時に苦労したら嫌だなと思ったのですが、こちらの方は反対側の腕にしたおかげか採血ほどの手間をとらずにいけたのでよかったです。
久しぶりの造影剤は分かっていても、やっぱりあのやたら身体が熱くなるのは苦手です。
検査自体は、今日はいい感じにどこもさくさくと進み、最後の主治医との問診は結果が出るまでの時間もあるのでそれなりに待たされましたが、ちゃんと持参した本のおかげで退屈せずにすみました。
検査結果は……このところ、一頃より食べられる量が落ちてきているので、何かあったら困るなぁとほんの少しだけ覚悟していましたが。
CT等では明らかな症状は見られません。とのこと。
ただ、血液検査で腫瘍マーカーの数値が上がっているので来月また血液検査をしましょうとのことでした。
腫瘍マーカーの数値は、確かに大事な目安のひとつだけれども、今のところ体重の増減もないし、腫瘍マーカー上昇=ガンの再発ではないので。
血液検査はすっかり苦手となってしまった現在、少々憂鬱ですが、来月も半日病院で涼めると思えばいいかな。
今回みたいにあれこれ検査でなければ、諭吉様が飛んでいくこともないだろうし。
♪運がよければこの世はパラダイス 愛があればなんとかなるのさ
ですよ、うん。
支払いを待つ間、血液検査の結果を見て、んん? コレステロールの値が高いんでないかい? スイーツの食べすぎかっ と焦ったのですが、帰宅して調べてみたらなんてことはない、余裕で標準値内でした(笑)。
150を超えたらヤバイって勝手に思い込んでいただけでした(大笑)。
経過良好
2015.03.16 Monday
今日は経過観察のため久しぶりに朝から病院へ。
相変わらず待ち時間が長くてげんなりしましたが、結果は良好
白血球と血小板がまだ少なめですが、そんなに一気に増えるものでもないのでだんだん増えてくることでしょう。
次回は7月なのでそれまで自由に好きなことがあれこれできます。
というわけで、嬉しくなってお昼ご飯は以前から行ってみたかった、アイカーリーでカレーを食べてきました。
平日限定10食のアイカーリーセット。890円。
キーマカレーとココナッツカレーが半分ずつとウコンライスに焼きゆで卵つき。
サラダとデザートにアイスがつきます。
プラス100円でドリンクがつけられるのでホットチャイを注文。
カレーのご飯は通常200gなのですが、どう考えてもそんなに食べられるわけがないので100gにしたかったのですが(^^ゞ、最小単位の150gにしてもらいました。出てきたお皿を見て、これでもいつも食べてる量より多いなーと思ってしまったのですが、あっさりした味付けで美味しく食べられました。
カレーはココナッツの方はマイルド、キーマカレーの方は普通の辛さ。どちらも食べやすく美味しかったです。
チャイはほんのり甘い、とあったとおりカレーの後に飲むと丁度いい甘さでした。
カレーは辛いのが好きなので、次回食べる機会がある時は辛口にしよう、と心に決めました。
デザートのアイスはマンゴー、ココナッツ、チョコ、抹茶、バニラ5種類くらいから選べます。見た瞬間にココナッツに決定。これも優しい味で美味でした。
とっても美味しかったけれど、やっぱり量が多かったらしく。午後から仕事に行ってもちっともお腹が減りませんでした(苦笑)。
帰宅してから血液検査の結果をじっくり眺めてみると。
全体的に数値はどれも低い中、正常範囲の中だけれど若干総コレステロールが高いのは、運動不足以外の何物でもなさそうです。
去年の今頃の方が躍起になって散歩に出かけたりしていたので、だいぶ暖かくなってきたことだし、また散歩でも始めなきゃ。
確定申告
2015.02.03 Tuesday
ここ数カ月ほど文章を考えたりするのが億劫になり、ブログもついついさぼりがち。これではいかん!そろそろ切り替えないと……とようやくちょっぴりやる気モードになったところで。そういえばそろそろ確定申告の季節じゃなかったかしら? と調べてみたら。
そうです。2月は確定申告の季節です。これまでの人生、税金に関しては会社の総務がやってくれるのが当たり前、という状況で過ごしてきましたが、今年はそうもいきません。というのも、昨年1年間に支払った莫大(あくまで私の中でね)な医療費の控除を申告せねばならず。
国税庁のホームページからエクセルファイルをダウンロードし、ふむふむと記入の仕方を確認したまではよかったものの。
ためにためておいた医療費のレシートや明細の束を見て、一気にげんなりしてしまいました(^^ゞ
うぅ、面倒くさい。でもこれをやらないとお金も返ってこないし。。
小耳に挟んだところによると、苦労して申告しても還付金は僅かという声も。
エクセルフォームが作ってあるだけでもかなりありがたいんだから、とりあえず地道にがんばろう。
今、苦労してと書くために”くろう”と入力したら、あっさり”九郎”と変換されてしまいました(苦笑)。
寝ぐせ
2014.09.02 Tuesday
9月になりました。このまま一気に涼しくなるはずはない、と思ったとおり今日は少し暑さが戻って来ました。と言っても真夏のそれこそ何をしても暑くてたまらないというほどではないのが、確実に季節は動いているんだなぁと感じさせてくれます。
抗がん剤治療を終えて以来、順調に伸びてきている髪が、まだまだだけれど超ベリーショートくらいになってきました。
少し前から、朝起きると寝ぐせもちょこんとついていたりして。
というわけで、せるふぱちりをしてみました。
うなじちょろりならぬ、寝ぐせちょろりです。が、せるふぱちりの修行がまだまだ足らず、これでは寝ぐせというより、少しハゲた人の頭のようです(大汗)。
抗がん剤後に髪が生え始めると、最初はくるっクルの癖っ毛になったりする人が多いそうですが、私の場合は特に以前と変わったこともなく。色も真っ黒なままです。これを機会に昔みたいな真っ黒ヘアーに戻そうかな。
記憶力
2014.08.13 Wednesday
今日からお盆休み。今回は久しぶりの友人に会う以外、特に大きな予定はないのでのんびりゆったりです。
休みに入る前に同僚たちとも話していたのですが、わーい5日もあるーと思っててもきっとあっという間なんだろうな、と。
そんな貴重な1日目も何だかんだとするうちにささっと終わりに近づいています。
ところで、抗がん剤投与をしている途中からずっと気になっていることがあり。目出度く投与が終了した現在も続いていることがひとつ。
それは、記憶力の低下です。昔から記憶力だけは無駄に良い方だったのですが、春ぐらいからあれれ? と思うことが多くなりました。
ちょっとしたことが覚えられないとか、以前はさらっと出て来たことがなかなか出て来ないとか。
先日も会社のおじさんたちと野球談議をしていた際(ってオヤジですね 笑)佐々岡が出て来なくて困りました。しばらく考えた末に出てきてほっとしましたが、以前だとそんなことは殆どなかったのでちょっとショックです。
年齢的なものなのかな、と思いつつ、何だか急に来たのでこれはもしや……と思い調べてみるとやはりありました。
高用量の抗がん剤投与を受けたときの副作用及び後遺症として「脳の働きの低下」があるとのこと。
たとえば集中力を欠く、人の話を理解しにくい、 記憶力が落ちる、思考が混乱するなど。
大抵は軽いモノだというのが救いですが、これ確かにあるあるです。
先月、イベントに行った際も最近記憶力がとみに低下しているから、曲順だけでも暗号みたいにしてメモっておこうかなと思ったのですが、冒頭で「コンサートじゃなくてトークが殆どで歌はちょっとかなと思ってる」と言われたのに安心してすっかり楽しみきってしまったところ。意外や意外、1コーラスのみが殆どとはいえ、思いがけずたくさん歌ってくれたのにその曲順が殆ど思い出せない。
打ち上げでファン友さんに「1曲目なんだっけ?」と聞いて教えてもらうまで、ホントに出て来ませんでした。
今までン十年ライブに通い、曲順をすっかり忘れたなんて初めてなのでホントにショックです。
需要はともかくレポ書きたいなと思ってはいるのですが、そんなわけで今回はなかなか手をつけられず。日が経てば経つほど忘れてしまうため、お盆休み中に何とかするのが夏休みの宿題です。
手足の痺れやホットフラッシュも時間は少しかかりますが、だんだんなくなるとのことなので、この脳の働きの低下もなくなってくれるといいなぁ。
これを機会に大事なことはメモをする、という習慣を身に着けようかな。
今まで記憶力にあぐらをかいてホントにメモを取らない人だったので(苦笑)。
要観察2回目
2014.08.04 Monday
今日は2回目の要観察でした。
旅行も楽しんだし、ご飯も美味しく食べてるし大丈夫だろうと思った通り、順調に回復してきていました。
白血球もようやくギリギリ標準値まで戻って来たし、血小板はまだ少ないけれどこれは怪我をしたりしなければ普段の生活には支障がないので大丈夫。
順調なので診察も自然と明るくなります。
髪がどんどん伸びてきていると言ったら、丁度伸び始める頃ですねと。
そういえば、とずっと気になっていたホットフラッシュはこの先永遠に続くのかと聞いてみたところ、だんだん少なくなってくるとのこと。大体1年位で治まるとのことなので、今夏はもう仕方がないけれど、このまま順調に行けば来年の夏はこのとんでもない現象から解放されると知り、俄然未来が明るくなってきました(単純)。
抗がん剤の後遺症も足の痺れはまだ少し残っているけれど、復帰当初に比べればかなり楽になりました。よくある爪への色素沈着も私は兄の指だけなので、裸足にならなければわからないレベルですんでいます。
寒くなる頃には走ったりしても平気になってるかな。
休んでいる間は、ちゃんと元に戻るのかなぁと思ったりもしましたが、人の治癒力ってすごいなぁとしみじみ実感しています。
たくさん臓器を取ってしまったので完全に元の状態になるということはないけれど、今よりもう少し回復したら年齢を考えても充分なレベルです。
あとは髪がベリーショートになるくらいまで伸びて特別な時以外はカツラを被らなくていいようになるのが待ち遠しい。
経過観察1回目
2014.07.07 Monday
♪ささの葉さ〜らさら〜
今夜は七夕です。しかし、台風が接近中のため全国的に雨、あめ、雨。
七夕の日に降る雨のことを催涙雨(さいるいう)と言うそうです。今朝のお天気コーナーでやっていて、ほぉぉでした。
ちなみにこの時期になると願い事を書いた短冊がたくさんぶら下がっている大きな笹を見かけることが多く、微笑ましい子供達の願い事に和みますが、短冊に書く願いごとは、例えば習字が上手くなりたい、とか絵が上手になりますように、等の手習いごとを書くものなのだそうです。
織姫は機織り星なので手仕事に関する願い事をすると叶う、と言われていて、よく見かける”お金持ちになりたい”とか”宝くじが当たりますように”等のそういった類の願い事を書くのはNG。ということを先日知りました。実際に子供の頃にどんな願い事を書いてつるしたかはもう覚えていませんが、お金持ち系ではないものの手習いごとだったかなぁ。
さて、今日は経過観察になって初めての外来でした。
とりあえず、先月手術の際に採取した腹水の検査結果と術後の傷の具合を確認してどちらもOKでした。
今日もやっぱり採血があり、さすがに一時期よりは採血がちゃんと出来るようになっていたのでほっとしましたが、この半年ですっかり注射嫌いが板についてしまったため、採血する瞬間は少しだけ恐怖を味わいました(汗)。
この結果はまた来月の外来で聞くことになります。
今のところ心配事項がないため、診察室の雰囲気も終始明るく、採血の順番待ちが長かった以外は今までで一番元気な外来でした。
時間が経過すれば、白血球もどんどん増えてきますよーと言われたので、そうすれば疲れやすくなるのもあと少しの辛抱です。
足の痺れも少しずつ小さくなってきてるし、この分だと楽しい夏になりそうです♪
週末は目の前だ
2014.06.26 Thursday
社会復帰してから今日で4日。
初日は、帰宅した時点でへろへろ。もう眠くて眠くてたまらなかったのですが、日を重ねるうちに疲れはあるものの、瞼が重くて仕方がない、という状況からは脱してきました。
とにかくあと1日乗り切れば、週末です。病気になる以前からいつも早く週末にならないかな、と思っていましたが、今週は心底切実にそう思います(^^ゞ
今日はこの夏いちばん? というくらい日中の陽射しが強かったせいか、毎日定期的に起こるホットフラッシュの回数が、いつもより多く。
机の上にミニ扇風機がほしいと思ってしまいました。
ウィッグの下に薄いガーゼの帽子を被っているのですが、1日びっしょり頭が汗をかくため、毎日使用しては洗濯を繰り返していたら、だいぶ帽子がへたってきました。元々頭が小さく、少し大きめの帽子の端を折って被っているのが、ゴムが伸びてきたらしく、トイレで鏡を見ると前髪の下に何だか黒いものが見えるよ状態に(苦笑)。
この分だとひと夏を越す頃には帽子がすっかり伸びきってしまいそうなので、週末にウィッグ店に下帽子を買いに行かなくっちゃ。
ところで、夕方のニュースで沖縄の海にゴマアザラシが1頭泳いでいる、という話題が流れていました。
時折目を瞑って糸目状態で泳ぐ姿は愛らしいの一言に尽きますが、沖縄の海水温は普段アザラシが生息している北の海と比べると10度も高いそうで。
今はいいけれど、暑さにやられてどんどん身体が弱ってしまわないか心配です。
何故、沖縄の海にこのアザラシが連れて来られたのかも謎ですが、早々に元の涼しい海に戻してあげてほしいです。
初日終了
2014.06.24 Tuesday
職場復帰初日、同じくがんサバイバー体験者の方々の最初はとても疲れる、というのを見聞きしていたので、どうなんだろうな? と思っていましたが。
やはり、先人達の声は正しかった。
午前中が終わった時点で、くたびれたなーと思い、15時を回った頃には早く帰って寝たいと思い、ようやく終業して帰る頃にはへろへろ。
夕食をすませると、もう瞼が重くて重くて。
せっかく開いた本は2ページともたず早々に寝てしまいました。
ものすごく久しぶりな仕事は、色んなことを綺麗さっぱり忘れていて(笑)、聞く単語すべてが何だかそんなモノもあったなぁ、状態。
デスクワークで久しぶりに頭を使い疲れがたまったせいなのか? 普段の両足の裏側がずっと痺れている状態に加えて、夕方から右足の腿の表側付け根が何故か痛くなり寝ている間もずっとだったのが??? でした。
毎日少しずつ慣れていけば、体力も戻ってくるかな。
髪が生えてきた!
2014.06.17 Tuesday
数日前からカビ九郎をPCの壁紙にしているのですが、慣れとは恐ろしいモノで、あんなに不気味だの怖いよう〜と言っていた、まっくろくろすけ九郎が、毎日見ているうちにすっかり可愛く思えて仕方がなくなってきました。
白い時にはさほど思わなかった足の短さとか(苦笑)、まぁ鳥だから鶴じゃないんだし足は短くていいんだけどね。
せっかく作ったカビ九郎、またどこかで登場してほしいな。
退院時に”抗がん剤から1ヶ月が過ぎたら髪は生えてきますよ”と先生がいったとおり、数日前から遂に髪が生えてきました。
と言ってもつるっぱげだった頭がうっすらと黒っぽくなってきたかな? という程度ですが。同時に眉毛もうっすらとこの辺が眉です、という感じで薄黒っぽくなてきました。これで書く時の目安が出来てありがたいのだけれど、個人的には眉毛よりまつ毛が早く生えてきてほしいです。
まつ毛がないとコンタクトの出し入れがしにくい上に、眼にゴミが入ってきて面倒くさいことこの上なく。
髪はまだまだ長〜い道のりだけど、眉毛は描かなくていいくらいになるまでどれくらいかかるのかな。
ところで、本日の夕食に去年のクリスマスに飲もうと買っておいたシャンパンをようやく開けました。半年以上経っていたので、味が劣化しているかなと心配でしたが、美味しかった〜。
ただ、まだ以前のようには程遠い量しか飲めない為、家族全員でも1本空けられず(苦笑)。それなのに酔いだけはしっかりというかいつも以上にあったり。
明日以降、気が抜けたシャンパンをちびちびやることになりそうです。
薬が抜けてきた!
2014.06.13 Friday
梅雨入りしてからというもの、そんなに雨も降らず空梅雨ぎみだったのが、昨日から本格的にざぁざぁと降り始め、それに伴い気温がぐっと下がり。
今日は梅雨冷えの寒さというほどではないけれど、半袖ではちょっと肌寒く感じられます。
療養生活に入ってから、ずっと手足のしびれ対策と単なる趣味の延長で、体調が悪かったり病院などの用事で1日つぶれてしまった日以外は、ほぼ毎日ピアノを弾いて遊ぶという名の練習を繰り返してきました。
以前にせっかく弾いていても、途中で意識が飛んだり思うように指が動かなかったりしてイライラする、ということを書きましたが。
今週に入り、突然変化が生じてきました。
退院する時に先生に「体力は薬をやめたらすぐに戻りますよ」と言われたとおり、日1日と元気になってくるのを嬉しく実感していたのに加えて、水曜くらいからピアノを弾いていて、あれ? すんごい調子がいいよ、と思うことが出て来たのです。
これまでは、前の日に苦手なところを集中して練習しても、翌日になると一体何のために練習したんだか、というようなことになっていたのに、ここ数日はちゃんと練習したところが翌日になったら成果が現れる、子供の頃に練習していたような事態になってきたではないですか。
ひとつの楽章を通しで弾くと、途中で必ずわけがわからなくなることもなくなり。下手なのはおいといて(苦笑)、楽章通してちゃんと弾けたのには自分でもびっくり!!
うわーい、遂に薬が抜けた効果が出て来たんだーと喜びを噛みしめてしまいました。
まだ足の裏側全体のしびれは残ってるけれど、それもいつか消えてくれるでしょう。手がちゃんと動くようになったのが何より嬉しい〜〜。
要観察へ
2014.06.06 Friday
ただいまです〜。
数日ぶりのシャバの空気は上手いぜぃ。とアホな書き出しで始まったのは、ひとえに入院中に面白すぎてつい読み耽ってしまった浅田次郎著『プリズンホテル』シリーズのせいです。
これについては、近日中にブログのネタとして紹介したいと思います。
半年前のジェットコースター的な展開で、あれよあれよという間に入院・手術とは異なり、今回は手慣れたもの。
さっさと帰るもんね〜の決意どおり、荷物はごく最小限にまとめ。一応、全身麻酔ながら今回は多分に確認要素が主なため、手術前の恐怖心を和らげるための注射も、前日麻酔科の先生が「今回はアレだったらいいですよ」と言ってくれたのを幸いに、1本でも針は少ない方がいい!というわけでナシ。
おかげで生まれて初めて手術室まで徒歩で行き、自分の足で歩いて中に入り、手術用のベッドに横たわるという経験をしてしまいました。
手術室の中は、どこもかしこもステンレスの調度品や器具ばかりで、食品製造業者の冷凍庫の中に入ってしまったかのような錯覚に陥ります(えぇぇ?)。
手術台のベッドってこんなに狭いのか、ということを初めて認識しました。
しかし、あの幅だとお相撲さんやレスラーは元より、かなり太めの患者の場合はどうするんだろう??
それはともかく。順番に心電図やら色んな器具を装着され、口に酸素マスクをあてがわれ、「今から麻酔の薬が入ります。ちょっと冷やっとしますよー」と言われたのを最後に記憶がありません
次はお馴染みの身体を揺すられて「終わりましたよ」でした。
ドキドキの結果は、半年前にあれだけ巣食っていたガンはひとまず大人しくなり、お腹の中も綺麗になっていました。
というわけで、晴れて”完治もどき”、要観察の状態に。
今回は、手術の翌日には立ちあがることも出来、点滴地獄に陥ることもなく。順調に進んで行き、今日の午前中に退院することが出来ました。
一応、お腹に穴を開けたので、またまた傍から見るとおばあさんのような歩き方になってますが(^^ゞそれも少しの辛抱です。
あと少しだけ静養したら、今月下旬から遂に、晴れて社会復帰です。
ににににににににににににににん。
社会復帰、いい響きです。
退院前の手術の結果及びこれからの経過観察の予定等を主治医から聞いた席では、しっかり、これだけ綺麗になっていても再発することがあります、薬を止めたらすぐに再発する人、数ヶ月後に再発することもあります。と釘を刺され。
ちなみに6ヶ月以内に再発した場合は、抗がん剤の薬を昨年末に認可された新しいものに替えるけれど、それ以降に再発の場合はこれまでと同じ薬になるとのこと。
なので、この機会にと思い、抗がん剤を再びやることになってしまった場合に量を減らすことが出来るのかどうか聞いてみたところ……。
減らしても効果があることは知っていて、体調により減らすことは出来ます、と言ってくれました。
もちろん、少しでも長く今の”完治もどき”状態が続くことが理想ですが、世の中そんなに甘くはないと思うので。
もしもの時に、エビデンス一点張りの杓子定規な定量投薬を勧める主治医ではないことがわかっただけでも、明るい未来が開けた感じです。
そんなわけで、ひとまず社会復帰を果たすことが出来そうです。
発覚以来、あれこれ世話を焼いてくれた家族はもちろん、直接会って色々励ましてくれたみんな、ネットを通じて温かい言葉をかけてくれた方々、本当にありがとうござました!
この先は、いつものとおり金本アニキ方式で(笑)、”完治もどき”状態を1日ずつ積み重ねていきたいと思います。
退院したら……と楽しみにしていた諸々については、また改めて。
行ってきます
2014.06.01 Sunday
しばらくシャバとお別れの最終日の今日は、準備をしながらのんびり過ごしました。
幸い、昨日ほど暑くもなく。時折、気持ちのよい風が吹き。
タイガースも連敗から脱出
日曜までには戻って来たいなぁという思いから、来週の「ルーズヴェルト・ゲーム」の留守録をどうしようか考えた挙句、万一に備えてセットしておくことにしました。
さて、今夜はその「ルーズヴェルト・ゲーム」を見て。
帰ってきたら、CD-BOXを聞いて、読めなかった分のつばブロをぷりたつ読めることを楽しみに行ってきます〜。
血液検査とらくがき
2014.05.30 Friday
このところ急激に暑くなり、初夏を飛び越して一気に夏が来た! 状態です。今のところ湿度がそれほどでもないから耐えられるけれど、これで本格的な夏が来たら……と思うと乗り切る自信が
それまでに体力つけておかなきゃ。
さて、今日は血液検査のため朝から病院でした。
前回、白血球を増加させる注射を3回打って、値を回復して麻酔科にこれでどうだっとバーンと結果を提示しよう、と言っていた先生の目論見でしたが。
てっきりもう完璧だねと思っていた数値でしたが。
白血球:2520
赤血球:303
血小板:9.8
で、白血球がギリギリ何とか許可が下りる数値だった以外は、軒並みまだ少ない状態でした。
このところ、夜はちゃんと寝てるのに昼間やたら眠いので、もしかしてそれもそのせい? と思い、聞いてみたところ。
白血球も赤血球も少ない上に貧血の数値も出てるため、疲れやすくすぐに身体が休息を求めるためとのこと。
確かに、血液検査後、結果を聞くまでの間もやたら眠くて椅子に座りながらつい、うとうとしてしまったくらいです。
とりあえず、今日もう1回、白血球を増加させる注射を打ち、月曜の入院時にもう1度血液検査をすることになりました。
これ以上、入院を伸ばされるのは嫌だなと思っていたので、どうやらそれは免れたようでほっとしました。
しかーし、これで今回は4回も増血注射をする羽目に。帰り途、ふと4回打ったということは、、フランス料理のフルコースの贅沢ヴァージョンにボトル1本足してもお釣りがくるよ、と思うと同時にそんなしょうもない換算をうっかりしたことに笑ってしまいました。
それを言いだすとキリがないもんね。何しろ抗がん剤1回で京様の限定CD-BOX2コ分ですから(苦笑)。6回だとちょっとした海外旅行に行けちゃう。
まぁ、それがなくてもきっと違うことで急に入用になったりして、そのうち諭吉様に羽が生えて飛んでいくんだろうけどね。
明日の1日店長名刺お渡し会、行きたかったなぁと思いつつ。
そんな叶わないことはすっぱりと諦めて、たくさんの人が行ってくれることを願おう。
は、渋谷のタワレコって……今年の初めにつばちゃんが1日店鳥した際、誰かがイベントをしましたってニュースの時にメディアに必ず映る、ステージ後ろの壁というかタワレコタワレコって延々書いてある衝立みたいなアレに落書き、もといサインを入れてたなぁ。
”今後、色んなイベントに名前は残ると思います、へでで”って言ってたから、きっと明日もあるはず。くぅぅぅ〜見たかったなぁ。
めにーぴーぽーのうち、誰か1人でも「あんなところに何やら黒い落書きが。”つばくろう”???」って気づいてくれたら面白いな。
副作用もどき色々
2014.05.27 Tuesday
交流戦が始まってから、まるで図ったようにどのカードも初戦●2戦目○状態が続いている我らがタイガース。
今日は昨日の雨で1日延びたロッテ2戦目。交流戦とか日シリとか短期決戦的なものには何故か信じられない強さを発揮するマリーンズ。今年はここまで負けなしだったので、今日もヤバいかも……と思ったのですが、先発が涌井と知り、勝つなら今日しかないよ! と断言したとおり、見事1戦目の雪辱を晴らしましたこれでこのカードもタイ。
貯金は増えもしないけど減らないのでヨシとしましょう。
ところで、昨日のブログで紹介した黒カビ九郎。
ご本鳥は相当気に入ったのか?あれ以来、〆の1枚の如く毎回のようにどーんと繰り出してくるのはいいのですが、”じんぐうのきゅうかんちょう”には、笑ってしまいました。
確かにそう見えなくもないですが、どちらかと言うと九官鳥よりはカラスの方が近い気がします。
でも、慣れとは怖いもので最初は怖いようと思ったのに、だんだん可愛く思えてきました。
さて、今週に入りだいぶ血液の具合が回復してきたらしく。入浴後以外はかなり元気になったのは喜ばしいことなのですが、ここに来て違う悩みが発生してきました。
それは、最後に抗がん剤を入れた右腕の血管の針を刺したところが、赤くはれ上がって痛いことと。
首の後ろや胸の上など、3カ所に吹き出物と呼ぶにはあまりに大きい、おできと言った方が正しいくらいの出来モノが出来て、これも真っ赤に腫れて痛いのです。
これまでも、少し大きめの吹き出物が出来ることはありましたが、ここまで大きく身体のあちこちに出来て全部が腫れあがるなんてことはなかったので、何が起きたのだろう?? です。
まぁ、日常生活に支障が出るほどではないので、そのうち治るかなぁと思ってますが。
ただ、右腕の血管の痛みだけは、昨日はピアノを弾いていても相当痛かったので今日はお休みしてしまいました。ちょっと固いモノとか力を入れられないため開けられないし、これは不便です。
抗がん剤治療を始めてから、手のリハビリを兼ねピアノを弾くことを始めたのですが。
難しい曲を間違えるのは、下手くそだから仕方ないのですが(^^ゞ、何でもないところでふっと意識が飛ぶじゃないけれど、何でそんなところで失敗するかなぁ?? ということがたびたび起きます。
日々、数ヶ月をかけて実験してみたところ。2ページくらいなら集中力がもつのですが、10ページ超の曲になると、ページをめくってとやっているうちに、必ず途中でふっとくる時間がやって来てしまい、せっかくここまで来たのにぃぃということに。
6回目を終えて、また練習が出来るようになってからは、体力的にもしんどいのでやさしい曲にしていたのですが、やっぱり結果は同じ。もう何故なんだーっ!となっています。
ピアノを弾く分には好きで勝手にやってるのだからいいのだけど(毎日聞かされる家族は気の毒な面もあるけど)、仕事を始めたらこれは困ります。
昔から集中してガーッとやってしまうタチなので。それが数分単位とかでポチポチ切れてしまうと効率が悪い上にミスだらけになりそうで。
これは社会復帰してから、どうなるのか身をもって実験です。
もう1つ。眉毛もまつ毛も綺麗になくなってけっこう経ちますが。
このところ、やたら目にゴミが入るのです。鼻の毛や髪と同様に、いかにこれまで身体のあちこちが毛というものによって守られていたのか実感です。
眉毛も完全になくなってしまったので、描くしかないのですが、描いてそれなりに時間が経つと消えるんだーということを遅まきながら知りました(^^ゞ
ペンシルと皮膚が合ってないのか、しばらくすると描いたところがかゆくなってくるので、うっかり掻いてしまった日には大変!しまった、と思った時にはこすったところが綺麗に眉なしになるという(苦笑)。
落ちにくいタイプのモノもあるそうなので、ネットで調べてみなくっちゃ。
1週間延期
2014.05.21 Wednesday
今日も白血球を増やす注射を打ちに病院に行ったところ。
先生からお話があります、と言われ……なんだろう?? と思ったのですが。
先日の血液検査の数値の結果だと麻酔科の審査が通らないので、入院・手術を1週間延期します、とのことでした。
白血球は注射で増やすことは出来るけれど、血小板の値はある程度抗がん剤が抜けてこないと上がらないので仕方がありません。
入院は6月2日からになりました。
ということは、自動的に退院もその先の社会復帰ももう少し先になることに。
先日、職場復帰の予定日を上司と決めたばかりだったけれど、もう一度計画のやり直しです。
これについては、焦らなくていいから無理せず良くなってから来なさい、という有り難過ぎる言葉を頂いているので何とかなりますが。
2日に入院3日に手術ということは、CD−BOXの発売日の4日は、まだ入院中です(ぐすん)。せっかく発売日に入手出来ると思ったのになぁ。
こうなったら1日でも早く出られるように頑張ろう。
検査あれこれ
2014.05.19 Monday
今日は手術前検査のため、朝から病院でいろいろ検査でした。
このところ、どの検査よりも嫌〜というか殆ど恐怖のようになっている採血。
今回は無事1回で針がちゃんと刺さったのでほっとしたのもつかの間。トレーに並んでいる注射器の本体というか、試験管みたいな容器がざっとみたところ5本もあるではないですかっ。以前より血管がかなり細くなっている分、容器にたまるのも遅いため、5本全部採り終わるまではけっこうな時間が。3本目が終了する頃には、うーんけっこう痛くなってきたよ、と思っても痛いと言っても何かが変わるわけでないため、じっと我慢すること数分。ようやく5本全部終了です。
色んな理由でたくさん本数がいるのだろうけれど。これだけ色々技術が進歩したのだから、この採血もちょっとの量であれこれ調べられるように近い将来なってほしいものです。
その後も心電図やらレントゲン、諸々が終わり。先週のPET検査と併せて先生から結果を聞くのですが、この時の待ち時間がとにかく長かったです
月曜は大抵混んでいますが、今日の患者の数は本当に何でこんなに多いの? と思うくらい多かった。
気になる結果は、PET検査では顕著な印はありませんでした
白血球が今回、特に低かったので久しぶりに注射3回コースに。これは、もう先週から今回低いだろうなーと自覚症状もあったので仕方がありません。
でも、毎日のんびり過ごすにはそんなに支障がないんだけどね。
今度の手術について、あれこれ説明を受けたのですが、火曜に入院して一番早くて土曜もしくは日曜の退院になるとのこと。そ、そうですか。勝手に2泊3日くらいで帰れると思っていたのはあっさり却下。
機械の検査で何もなくても、開けてみて元々の手術で取り切れなかった分もあるので、取れるor取らないといけないモノがあれば取ります、だの、もし何かがあれば抗がん剤をもう少しする予定も立てないと、等そんな嬉しくないことばっかり並べないでほしいのですが。
何より、抗がん剤はやーーーっと終わったと思っているところなので、連続6回以上は身体によくないんじゃないですか? と聞いてみたところ。いや、そんな決まりは特にないです、とのお答え。いや、決まりはなくてもこれ以上連続は嫌なんだってば! と顔に書いてあるのがわかったのか。やるにしても、2ヶ月くらい休んでからもう3回ということも出来ますから。と聞き、最悪それなら仕方がないかな、と思ったり。
何にせよ、特に何もないはずだと思っているので、先生だって過去に検査で何もなくても開けてみて何かあったこともありますから、と前置きしてたしね。
あれこれ最悪のケースを先に説明してくれたのだということで。
とりあえず、来週はしばらく収容所暮らしをすることになりそうです。
帰ってきたら、CD-BOXの発売だしね! それを励みにばんがってきます。
つい、先日までまだ何となく家の中は少し肌寒いくらいでしたが。
さすがに今日は外はもちろん、家の中もすっかり暖かくというより、場所によっては暑いと感じるくらいでした。夏のように湿度が高くないので、気温がそこそこあってもサラっとしていて過ごしやすいです。
今年はエルニーニョのおかげで冷夏になる、という長期予報が出ていますが、今日みたいな日がずっと続くなら過ごしやすくていいな、と言ったら、絶対にそんなことはない、と返されてしまいました(とほほ)。
確かに気温はここ数年みたいな殺人的な温度にならなくても、湿度がむわっと上がることは避けられなさそうだもんね。
PET検査
2014.05.17 Saturday
昨日はPET−CT検査でした。
PET検査、聞き慣れない言葉ですが、私も先日先生に手術前に一度PET検査しましょう、と言われて初めて知りました(^^ゞ
一応、知らない方のために簡単に説明すると。って私もそんな偉そうに人に説明できるほど詳しくないのですが。先生の説明と待っている間に部屋に貼ってあった説明書きを総合して。
簡単に言うと、がん細胞は正常細胞の3〜8倍ものブドウ糖を摂取する性質があり、その性質を利用した検査です。
注射でブドウ糖の代用となる薬「FDG」を血液内に入れ、その状況により全身のがん細胞を調べる検査です。
検査当日は、検査の6時間前から絶食です。もらった注意書きには、検査の前日の運動と下剤及び下剤促進剤の服用は控えてください、とありました。
そんなわけで、昨日は朝ごはんを食べた後は、何にも口にせず。とっても空腹な状態で病院へ。
PET検査は、採血やCTなどを行うところとは違い、隔離されたところにありました。放射性なんちゃら室(←例によって不得意な分野に関しては、とことん名前が憶えられません)という物々しい名前が書かれた扉を開け、人通りのない廊下を歩いて行くと下駄箱があり、サンダルに履き替えます。
とりあえず、靴だけサンダルに替えて待っていると、検査技師の先生がやって来て今度は更衣室に案内され、検査着に着替えます。
金具のついたものだけがNGで、Tシャツや靴下などは着てもOKです。
簡単に検査の流れの説明を受けて。
1.検査薬を注射で入れます。
これが、なかなか上手くいかないだろうなとの予想通り、最初左手の甲でやってNG。次に右の手の甲でもNG。血管の中に針を射し、何とか入れられないかぐりぐり探られるので、抗がん剤ほどではないけれどけっこう痛かったです(^^ゞ
腕が悪いわけではなく、単純に抗がん剤のせいで血管が固くなってしまっているためなので、看護師さんがとっても謝るのが逆に申し訳なく。
結局、右腕の上の方に入るところを見つけてくれ、そこから入れることに。
そんなに長い時間ではないけれど、投与はそこそこ時間がかかったので腕に見つけてくれて助かりました。
ちなみに、この薬を入れるの自体は全然痛みはありません。途中何度も痛くないですか? と聞かれましたが、抗がん剤を経験してしまうと大抵の注射の痛みは耐えられます。
2.薬を全身に行き渡らせるために、リクライニングシートに腰掛けて1時間ほど安静にします。
椅子を倒すとベッドみたいになりますよ、と言われたのですが、そこまでは……と思ったので椅子に腰かけたままうたたねしている間に呼びに来ました。
3.専用の機械で撮影
CTやMRIのような、筒型の機器の中に寝たままの態勢でベッドが動いて勝手に撮影してくれます。
この時、身体が動かないように固定されますが、特に苦しくもありません。両手はバンザイでも下におろしてもどっちでも可だったので、私は下におろす方を選択しました。
時間は時計を見ていないのでわかりませんが、多分20分前後じゃないかな。
4.薬が抜けるまで専用の部屋で安静
今度の部屋はテレビがあり、見てもいいですよと言われたのですが、特に見たいものもないので普通にのんびりして過ごしました。
撮影に不備があったり、その他何か理由があれば2回目の撮影になるのですが、無事1回の撮影で済んだのでこれにて終了。
最初の注射で少し時間を食ってしまったので2時間強かかりましたが、他は特に問題なく終了です。
時間がかかる以外では、検査としてはかなり楽な部類に入ると思うのですが、終わった頃には何故かぐったり。
帰りは運転しながら少し頭痛がしたくらいでした。何でだろう? お腹が空きすぎたのが原因かも(苦笑)。
そんなわけで、昨夜はすっかりくたびれてしまい20時に寝てしまいました(汗)。
ぼちぼち
2014.05.12 Monday
今回も水曜日に抗がん剤を投与して、これまでは翌日くらいから食欲が落ち始めていたのですが、最後は当日夜から吐き気やむかつきがやってきてしまい。
今日の昼ぐらいからようやくちゃんとご飯が食べられるようになりました。
5日ほど寝転がってばかりだったせいで、またしても体力がすっかり落ちてしまい(^^ゞ今日からそろそろ活動開始と思ったものの、まだまだふらつくため(これは白血球が減少しているせいなので仕方ないかな)、今日も結局家で大人しくしている羽目に。
でも、ちゃんとお腹が空いてご飯が食べられるようになったので、明日からまた少しずつ途中から加速度がついて回復に向かってれっつらごー! です。
そんなとんでもな体調のクセに、昨夜は本多の森ホールへ無理矢理行ってきました(大汗)。
朝、起きてからもなかなか体調が回復せず、午前中は半ば本気でこれは無理だなー仕方がないから今回は諦めよう、と思ったくらいだったのですが。お昼を少しだけ食べてひと眠りしたところ、だいぶ気分が良くなったので行って来ました。
KYOSUKE HIMURO 25th Anniversary TOUR GREA1TEST ANTHOLOGY -NAKED-
何ーっとお叱りの声が飛んで来そうですが。当たり前ですが、チケットを取った時点ではよもやこんなことになるとは露ほども思わず。
抗がん剤の投与も初期の頃は、日曜ならもう回復期に入っているから大丈夫さーと思っていたのですが、蓄積とは恐ろしいモノで。今から思えばスケート観戦が3月でよかったなーとしみじみ思います。
それはさておき。家族にホールの前まで送ってもらい、とりあえず参加してきました。
ほぼ座っているだけが精いっぱいで、1人だけノリの悪いお客でごめんなさい状態でしたが。見えないんだろうなーと思っていたのが、途中がんばって立ちあがってみたところ、思いの外ヒムロックがピンポイントでよく見えることを知り。かと言って、ずっと立っている体力はまったくないので(^^ゞ、どうしてもじっくり見たい曲を前の座席に捕まって立ちながら見た後は、しばらく座って休憩を繰り返しつつ楽しみました。
「LOVE&GAME」のジャンプとか久しぶりにやりたかったけど、手も挙げられない状態なので心の中だけでジャンプしておきました。
半分以上、音と雰囲気を楽しむだけだったけど、そのおかげかいつになくじっくり歌も聴けたし、やっぱり行ってよかったなーと。
立ち見もぎっしりで、あれだけ入ったのは久しぶりじゃないかな。
熱気がすごくて、途中ホット・フラッシュも重なって汗が止まらなくなって困りました。
お約束のお父さんネタでお墓がある松任のことを”マット”と言うのが可笑しくて。「マット、あれ、ないの? 反応が……」と戸惑ってましたが。
いえいえ氷室さん、そうじゃなくて皆、心の中で「マットじゃなくてそれ松任」と言いたいけれど言えなくてモヤモヤしてたんだと思います。
バラードもいっぱい聴けたし、相変わらずカッコよく。最後はとびっきりの笑顔に思わず可愛い、と場違いなことを思ってしまった久しぶりのライブ。
次は何年後かわからないけれど、次回もまた今度は万全の体調で行けますように。
そんなわけで、明日からまたぼちぼち なにかしらばんがろう。
シミとクマ
2014.04.27 Sunday
ゴールデンウィーク明けが6回目の抗がん剤投与なので、今が色々動けるチャーンス! とばかりにちょこちょこ散歩に行ったり、食べられる時に食べよう、とおやつを食べているこの頃。
ところで、4回目の投与後くらいから少しずつ気になっていることが、最近とみに顕著になってきました。
それは……お顔にシミや目の下にくっきりクマが出来てきたこと。
最初は何だかやけに最近シミが目立つようになってきたなぁと思っていただけだったのです。元々少しくらいならシミもあったしね。
しかーし、このところどうみてもこれはものすごーく増えてないか? というレベルにまで達してきて。あれれ? 急に老化してきたのかしら、と思ったのですが、もしかして……と思い調べてみたところ。
卵巣がんや乳がんの患者の方の多くがシミが増えた! と言われているではないですか。
抗がん剤にはそういう副作用というか、弊害? もあったのね(とほほ)。
一応、投与が終わればシミも消えると書いてあったので、それを信じることにしましょう。
というわけで、副作用の項目にまたひとつ追加です。
投与を重ねるとお顔にシミと目の下にけっこうはっきりクマが出来ます。
ま、どちらもメイクをきちんとすれば隠せるものだけれどね。本当に消えるのかどうかは、また数ヶ月後に実地報告をします〜。
あ、あと。副作用と違うけれど。先日、造影剤を使ってMRIを撮った時、造影剤を入れられた途端、身体がすごーく暑くなってきてあんまり好きな感覚ではなかったのですが、これもけっこう多くの方が感じているということを知りました。
だからどうなんだと言われればそれまでなんだけれど。これって自分だけ? と思うことが他の患者も同様だとわかると、けっこうほっとします。
6回が終わったら、副作用のまとめみたいなの作っておこうかな。
うわっヤクルト連勝だ! 借金がまたひとつ減ってよかったね。
1歩進んで2歩下がる
2014.04.15 Tuesday
今日から復活だ〜、お腹も空いて食べられるようになってきたし……と昨日から今朝にかけて美味しくご飯も食べていたら。
朝食後、しばらくして胸がむかむかするなーという状態が続き。結局、午前中いっぱいかけて胃の中は空っぽになってしまいました。
ちーん。。。
そんなわけで、今日もやっぱり大人しい1日を強いられることに。
そろそろ桜も散ってきてしまい、完全に散り終わる前に散歩も行きたいんだけどなぁ。
焦っても仕方がないので、また明日から仕切り直しです。
今夜は久しぶりに都ばす!もあるしね。
抗がん剤5回目
2014.04.09 Wednesday
今日は5回目の抗がん剤投与の日。
いつものことながら、前日は眠っては醒めの繰り返し。何回やっても嫌だなという思いは消えず。まぁここで多少寝不足になっても、投与されている間に不足分は取り戻せるからいいんだけどね。
今回は月曜日に撮ったMRIと採血の結果を聞いてから、なのでいつもの投与の日よりゆっくりめに病院へ行けばいいので、少しだけ楽ちんです。
どきどきしつつ、診察室に入り、まずはMRIの結果を聞きます。
結果は………”今のところ転移も再発も認められません”とのこと。わーい、これで社会復帰への扉が開かれる準備が整い始めました。腫瘍マーカーの値もほぼ正常になっているとのこと。
この腫瘍マーカーの値、がん患者の日記や会話などでよく見る言葉ですが、これまで入院直前の検査で言われて以来、先生との会話にのぼらないので、敢えて聞かなかったのです。
この人はいちいち言うと、また勝手な想像で突っ走りそうだと思われたのか(笑)、単純に正常になったら伝えればいいと思っていたのかは不明ですが、ともかく”がんサバイバー”への道は順調のようです。
これまでは投与から2週間後に採血と白血球の造血剤を投与しに病院へ通わなければならなかったのですが、今回は、私の場合下がってもちゃんと後で回復しているので、採血は次回の抗ガン剤投与の日までしなくてよくなりました。
うわーい!! これが一番嬉しいかも(^^ゞ 血管がどんどん弱ってきていて、採血するのが恐怖になりつつあったので、しばらく身体に何にも刺されないというのがとーーっても嬉しいです。
抗がん剤6回投与後に腹腔鏡にて検査、の日取りも一応決めてきました。簡単にすむのかと思っていたら、またしても全身麻酔でと聞き、全身麻酔にいい思い出がひとつもないので、うげげっと思いましたが、まぁそれも結果がよければ数日の入院ですむし。何かがあればその分長くかかります、と先生は言ってましたが、そこは耳が勝手にスルーです。
そんなわけで、とりあえず結果が良かったので、今日は勝手にお祝いだ〜と思いつつ投与を受けたのですが……。
これまでは左手はかなりダメージが来ていたけれど、右手は元気だったのが、今回ので右手もかなりダメージが来ました。すごーく痛いのは数日我慢すればひくと思うので、これも仕方がないかな。
ためしに左手で箸が使えるかやってみましたが、ものの見事に無理でした。もとと不器用なのにすぐに出来るわけがない(苦笑)。
前回、吐き気がかなり長く続いたので、いつもよりたくさん吐き気止めをもらうことにしました。その吐き気、前回は投与翌日からだったのが、既に現時点で来ています。早っ!
その分、早く終了してくれればいいのに、前回は始まりも長いくせに終わりも遅かっただけに、むむむむむです。
ま、でも副作用が退いてきてからの回復っぷりは、前回がいちばん元気だったのできっと今回もそんな感じになることでしょう。
ということで、数日はブログもお休みです。
昨日、久しぶりに映画を見て来たのでその感想は副作用が退いてからまた書きます〜。
どきどきの……
2014.03.24 Monday
今日は血液検査でした。今日の結果次第で週末の楽しみがOKかどうか決まるため、昨夜は落ち着かずなかなか眠れませんでした(^^ゞ
いつもより少しだけ時間がかかった今日の検査。どきどきしつつ先生との対面の結果、白血球の値はやっぱり少ないけれど前回も2回の注射で回復したから今回もそれでいきましょう、ということで今日と水曜の2回打つことに。
副作用が今まででいちばんしんどかったのは、やはり蓄積されたせいだそうで。しんどい時にお腹が痛くなるのが気になる&4回が終了したので来月一度CT検査をすることになりました。検査は嫌だけれどCTは痛くないから、お財布は痛いけど(苦笑)いいかな。
そんなわけで、水曜に病院へ行けば来月までは治療はなし、ということで……。
にににににににににににん。
無事、世界選手権の観戦に行けることになりました。うわーい!
こうなると俄然、散歩にも熱が入ります(単純)。
長Tシャツにカーディガンを羽織っただけのスタイルで出かけたのですが、ぽかぽか陽気で帰りはそれでも暑かったです。てくてく歩きながら4月になったらこんなに暖かくなるんだなぁ、と。
暖かいといえば、病院の前に噴水がある小さな公園のような緑の空間があるのですが、そこに鳩が鈴なりになって一斉に水浴びをしていました。
最初は数羽だったのが、どこからやって来たものか来るわ来るわで気がついたら殆どおしくらまんじゅう状態で水浴びする鳩の群れが可笑しいやら微笑ましいやら。しばらくしたらあっという間にあれだけいたのがいなくなる中、ほんの数羽だけいつまでも水浴びしているのがいるのも面白かったです。
近くの川につばめが来ているそうなので、明日はつばめを見に行ってこよう。
眉毛の効用
2014.03.22 Saturday
昨日までは冬に逆戻り〜の寒さでしたが、今日からはまた暖かくなってきました。
プチ散歩に出たついでにコンビニで肉まんを買おう、と思って行ったところ。
残念ながら既に発売が終了していました。早いよ!と思ったけれど、少し前まではかなり暖かかったから仕方ないかな。
ちなみに市の繁華街にあるコンビニでは1年中売られているそうで。それは知らなかったので、そうなのかぁと逆にへぇでした。
夏でも売られているのか、憶えていたら今度チェックしなきゃ。
そんなわけで、今日からようやく散歩も再開です。
だいぶサクサク歩けるようになっていたのが、しばらく休んでいたのでまたやり直しです。初日だったので今日は割合軽めにしましたが、それでも帰る頃には足がすっかりだるくなっていました。
明日はもうちょっとたくさん歩いてみようっと。
ところで。副作用で髪がずいぶん抜けてしまってから久しいのですが。ある一定の量のところで一時停滞していたのが、ここ数日またちょこちょこ抜け始めました。それは特に問題ないのですが。
少し前からいつの間にか抜け始めていた眉毛とまつ毛が、いよいよ乏しくなってきました。
髪の時はさほどでもなかったのですが、眉毛やまつ毛がないと人相が変わりますね。先日の朝、起きて顔を洗う時など、少し瞼が腫れぼったかったのもあり。鏡を見て、ふとハムの中田翔??と思ってしまいました(苦笑)。
瞼が普通だと流石に中田からは脱却しましたが、いずれにしても眉毛って見た目に影響が大きいんだなと今更ながら実感です。
なので、外出するためにまず服を着替えると、これが自分でも笑ってしまうくらい全然似合ってない!
馬子にも衣装というより、ウィッグもメイクもないと殆ど不完全な女装をしているような状態になってしまいます。
そんなわけで、これを機会に今更すぎるけれど眉毛を上手に描くテクニックを身につけなくっちゃ。
蓄積されたか?
2014.03.18 Tuesday
先週の水曜日に4回目の抗がん剤を投与してから、長かった〜。
前回も副作用は出たものの、本当にしんどい時期が短くて意外と楽だったので今回は体力も以前よりついてきたし……と思っていたのですが、甘かったです。
今までで一番しんどかった。
個々の症状に対しては回数を重ねたので対処方法もそれなりに心得ていて、便秘などは早めに手を打ったおかげで殆ど薬に頼らずに過ごすことが出来ました。
が、肝心の身体そのものというか、殆ど起き上がれないという状況はどうにもできず。
木曜の夜から昨日まで、結局殆どの時間を横になって過ごすことになりました。
日曜まではめまいやふらつき、痛みに加えて吐き気が酷くてそれがとても困ったのですが、昨日になると吐き気がようやくひいてきたのが助かりました。
これまでだと月曜くらいから、かなり人間らしい生活が出来ていたのですが、今回はめまいやだるさがとにかく酷く。横になって休んでいるとしばらく楽になるものの、起き上がって椅子に座って何かをするのが辛く。PCの前に座るのも5分くらいが限界で。
だんだん薬がたまってきますからねぇ、という先生の口癖みたいなものの威力を身をもって体感です。
あと数日もすれば、今回は本当にしんどかったなぁと思えるくらいに回復しているのだと思いますが、4回目でこれだったら5回目はどうなるのか、と少し考えてしまいます。
毎回、不思議なのが抗がん剤の副作用が酷い間は、決まって手術をしたお腹の内部も痛くなること。最近は痛みも殆どなくなり、かなり快適に過ごせるようになっていたのにこれは一体どういう作用によるものなのか??
しかも、最初は病巣であった左側から始まり、お腹の真ん中辺りへと時間とともに痛む箇所が変化していっているのも不思議です。
と言って、考えたところで何の知識もない自分に答えが出るわけではないのですが(^^ゞ
あと、副作用が酷い時は突然、身体中がぼわっと発熱したように熱くなる症状が頻繁に出ます。ぼわっとなった後は、これまた突然、すーっと身体が冷えます。この2つは必ずセットです。
これに関しては、更年期障害にも似たような症状があるそうで。将来、そうなった時にそんなもんだというのが先にわかってよいかな、くらいに思ってます(苦笑)。
最初はとまどいますが、慣れてしまえば意外と楽にやり過ごせます。なので、この先、更年期障害になるかも……と怯えている方は参考にしてください(笑)。
手足の痺れと痛み。これはずっと継続していますが、骨がきしむような痛みは数日なので、症状が悪化するようなこと=温める をしないように注意していればこれも乗り切れます。
ただ、何もしないでいると足が固まってしまいそうなので、毎日5本指靴下を履いて強制的に足の指を動かすようにしています。意外と効果があるのか? 5本指を始めてからは、耐えられないような痛みになることはなくなりました。
そんなわけで、今回は副作用について簡単にまとめてみました。
今日はこのまま、ゆるゆると過ごして夕方から頑張ってお出かけしてきます(^-^)。
抗がん剤4回目
2014.03.12 Wednesday
今日は抗がん剤投与の4回目でした。
だんだん慣れてきて、ものすごく嫌であることには違いないけれど。だからと言って逃げてもどうにもならないので、なるようになるさ〜的な気持ちで行ってきました。
先に行った血液検査では、久しぶりに白血球が3300あり、「散歩効果ですね」と喜んだら担当医は笑ってました。
この調子で食べて散歩等をしていけば、月末の一大イベントも大丈夫なはず。
しかし、点滴をセットする看護師さんに「スケート行くんですよね?」と聞かれたのにはびっくりでした(^^A 入院中に別の看護師にその話をして、消灯後の全日本選手権テレビ観戦を許可してもらいましたが、しっかり広まっていたようで。恐るべし看護師さんの情報拡散ネットワーク(笑)。
でも、そういう目標を持つことは大事です、と言ってくれたのでよかった(ほっ)。
何だかんだと、とうとう4回目の投薬で、医師にも後半戦ですねと言われたのですが。
副作用とかも嫌だけれど、いちばん困るのがだんだん点滴を入れるところがなくなってくることです。前回右腕だったので、今日は左腕なのですが、これまでの治療で血管がすっかり固くなってしまい、最初に入れたところは失敗。
いつもは腕の内側に針を刺すのですが、表にも刺していいですか? というわけでいいも悪いも入るところでやるしかないので、今回は初めて表側での点滴となりました。
痛みは、看護師さんの方も色々工夫をしてくれるため、そこそこあっても2回目の時のような酷い痛みではなく。
しかも、最初に入れる吐き気止めの薬の中に催眠剤も入っているせいか、とにかく眠くて。自分でもよくもこんなに寝れるわと呆れるくらい、殆ど眠って過ごしました。身体はだるいけれど、これだと眠っている間は痛さとか早く終わらないかなぁといった感情がないのがいいです。
別のブースからは豪快ないびきも聞こえてきたりして(笑)。
指先や足の指の痛みは、薬がだんだん蓄積されてきたらしく、投薬から時間が経っても完全に消えることはなくなったけれど、付き合い方もそれなりに覚えてきました。
しかし、これだけ痛みというか痺れみたいなのがあるのに、毎日の練習の成果なのか? ピアノはどんどん手が動くようになっているのが不思議です。練習って大事なのね、と昔は知っていたことを改めて再確認です。
そんなわけで、4回目の投薬も無事終了しました。室内の暖房設定が28度になっていて、途中から暑くて仕方がなかったこと以外は寝ていたおかげでそんなに苦にならずにすみました。
これまでは、投与した当日と翌日までは、けっこう元気で3日目くらいからへたっていたのが、今日は帰りの段階からかなりだるくしんどくなってきています。
これも薬の蓄積作用なのか?
でも、しんどいのが前倒しされただけと思えば、そんなものかな。
というわけで今夜の相棒は録画しておいて後で見ることにします(笑)。
震災関連の番組とかも見たいんだけど、さすがにしんどい時にこれは無理です。ごめんなさいっ。 おやすみなさい〜zzz
ソチ効果ならず
2014.02.18 Tuesday
今回は、ソチ効果で乗り切ろう! なんていう目論見は悪魔の薬相手に通用せず。またしても今回も数日間は寝る、ご飯、お風呂な生活となってしまいました。
テレビを見るのもけっこう労力がいるんだなーと知ったこの数日。
しかし、この抗がん剤という悪魔、病気を退治してくれてるんだか、逆に生きてる人間に害をなしているのかどっちなのかよくわかりません。
しんどいのは数日で手足の痛みは多少長引くもの、後は少しずつ確実に楽になっていくとわかっていても、これがあと3回続くのかと思うと……。
この数日でせっかく少し増えていた体重がまた減ってしまいました。
今日からまた普通に食べられるようになったので、しばらくしたらまた増えると思いますが増えた頃にまた次のが来るんだよなぁ。。
さて、寝ている間にオリンピックでは色んな選手の活躍があり。朝のニュースで結果を知ってにんまりするのみでしたが、今回はどの競技も男性が頑張ってますね。
特に7回目のオリンピックで念願の個人でのメダルを獲得した葛西選手の笑顔がとっても素敵でした。
メダルが決まった瞬間、若い選手達がわーっと駆け寄って来たのもいい光景でした。葛西選手に関しては、金メダルを取った選手が会見で彼の隣にいることが光栄だとまで言われたのを見て、改めて本当にジャンプ界ではものすごい存在なんだなーと実感です。
団体も長野以来の銅メダルで心の底から嬉しそうな4人の様子にこっちまで気持ちが明るくなりました。ありがとう!
そんなわけで、またぼちぼち綴っていきます。
波乱万丈な男子シングル及びプルさんについては明日また。
抗がん剤3回目
2014.02.12 Wednesday
今日は3回目の抗がん剤投与の日。
前回、とても痛かったので今回もそうなったら嫌だなぁと思っていたせいか、昨晩はあまり眠れなかったです。
今日も朝早くから病院へ行き、まずは血液検査だったのですが、これまでの治療で血管がすっかり細くなってしまい、なかなか採血ができず。途中で看護師さんは変わり、5回目にしてようやく終了となりました。それも、以前ならぴゅーっという感じで勢いよくすぐに容器の中に血液がたまるのに、今回はなかなか溜まらず、結局2本のところ1本でOKとなりました。
抗がん剤を投与するには、白血球の数値が3000以上ないといけないのですが、今回の値が2880。最初、先生は来週に延期しましょうか、と言われたのですが、せっかく来た上にそうすると3月の投与も1週遅れになってしまいます。
最初の受診の際に3月末に旅行したい、と伝えてあるため(^^ゞ、結局先生もこれくらいだったら入れてもいいかな、ということで無事、投与決定。
外来投与の部屋に行き、改めて担当の先生が更に詳しいデータを手に投与前の確認の際は、「数値も正常ですので予定どおり投与しましょう」と言われ、ほっとしつつも、ん?じゃぁさっきの3000云々は何だったの?? という気がしないでも。
これまでの投与で左腕がすっかり固くなってしまったため、今日は右腕にしたのですが、右腕はまだ元気だったらしく。前回に比べると痛みは多少あるものの、ホットノンを定期的に取り換えてくれたのもあって、かなり楽でした。
しかも、今回アレルギーを止める薬を入れたため、それがかなりの睡眠作用があるらしく、昨晩の寝不足と併せて投薬中かなり眠く。一番嫌な抗がん剤の数時間は殆ど眠っていることになり、逆に助かりました。
2回目の投与の後に頭部のあちこちに吹き出物のような発疹が出来たのは、やはり副作用のひとつだそうで。ようやく治まって来て先生もよかったですねぇ、と言ったすぐ後に、でも今日また入れたら……出ますねぇ。と言われ、その通りなんだけどちょっとずっこけそうになりました(^^ゞ
今回、痛みがあまりなかったおかげで、投薬のスピードも少し早くすることができ、前回より随分早く終えることができました(^-^)。
ただ、薬のせいかやたら眠いのと、早くも温めると足先や指先が痛くなる症状が出始めているのが面倒です。
2回で副作用の種類はだいたい出尽くした気が勝手にしているのですが、今回また新しい症状が出たら嫌だなぁ。
風邪?
2014.02.01 Saturday
昨日で1月も終わりなので昨夜ブログを書く予定だったのですが、どうにもこうにも身体が言うことを聞かず。「天誅」だけは頑張って見て、早々に寝る羽目になりました。
というわけで気を取り直して。具合のいいうちに昨日の分をアップです。
昨日も朝から注射と検査のために病院へ。今回も早めに家を出たにも関わらず、この日は到着すると、もうそれなりの人数が並んでいました。
それでもけっこう早めに受付が出来て、採血場へ行くと……、注射は8時30分からですとのアナウンスが。えーっせっかく早く来たのにと思ったけれど、決まりなので仕方がありません。
持参した本を読みながら待つことにしたのがいけませんでした(苦笑)。
あんまり本が面白くて没頭しすぎてしまい、自分の番号が呼ばれたのに気づきませんでした(^^ゞ
そんなわけで無事、注射と採血を済ませて婦人科へ移動し、診察を待つことに。
学習すればいいのに、ここでもやっぱり待ち時間に件の本の続きを読み耽ってしまい、またまた慌てて診察室へ行く羽目に。
そこまで没頭する自分もどうかと思うけれど、おかげで今回は待ち時間がまったく苦になりませんでした。
しかし、何度もやらかすのは恥ずかし過ぎるので、今度からもう少し面白くない本を持って行くことにしなきゃ。ってそもそも読んでいて楽しくない本なんて読みたくないけどね。
もう注射はいやだから、ちゃんと結果が出てくれないとと願ったとおり、白血球は無事、正常な数値に戻りました(^-^)v
血小板の方は何故か更に数値が下がっていたのですが、これは時間が経って薬が抜けない限り改善しないと先生に言われたので、これで何もなければ3回目の抗がん剤まで病院へ行かずに済むことになりました(わーい)。
そんなわけで、わーい!と嬉しくなって病院を後にし、お昼ごはんも食べて帰宅したのですが、帰宅直後からどうにもこうにも身体がだるく。
れれれ?おかしいな、と思いつつ、起きていられないのに1時間半くらいそのまま昼寝。その後も何だか具合がすぐれず。結局、昨日はピアノの練習も出来ずじまい。
夕方になると更にだるさが加速し。夕食は少なめにして食べたもの、いつもだと食事でエネルギー回復となるのに、その効果も虚しく。「天誅」までは横になりながら読書をしつつ、見終わって何だか身体が熱いことにようやく気付き、熱を測ってみたところしっかり発熱していました。
そういえば、鼻も時々出るし、もしかして病院で風邪をもらってきたのかも??
更に、すっかり寂しくなった頭のあちこちにポツポツと赤い発疹というか、吹き出物のようなモノが突然出来てしまい、寝るとその赤く腫れた吹き出物が擦れて痛いのです。
帽子で蒸れたのか? 身体が毒素と闘った結果が頭皮に出たのか? これも新手の副作用なのか、まったく次から次へとよくもまぁ謎なことが起きるものです。
血液検査
2014.01.27 Monday
今日は朝から血液検査のために病院へ。
かなり早く行ったおかげで、受付機械の前に並ぶ羽目になったけれど、駐車場も近い場所に停められたし、何よりいつも散々待たされる採血がとても早くすることが出来ました。
私の血管は採血がしやすく以前は、健康診断などで採血をするのはへっちゃらでしたが、入院中に点滴パニックになって以来、採血というか注射がすっかり苦手に(苦笑)。それにしても抗がん剤やら血液検査のせいで両腕ともあちこちに注射の跡だらけです。
採血をすんなり済ませ、先生の診察です。
前回は異常なしでしたが、今回はいきなり白血球も血小板も値が低いので注射をします、と言われ、えぇぇでしたが、まぁ1回打つくらいならと思っていたら、なんと月・水・金の3回打ちますとのこと。えーめんどうくさいしやだなぁと思っていたのが顔に出ていたらしく、「本当は毎日打った方がいいんだけど、毎日来るのも大変でしょうから1日おきにします。金曜日に効果があったかどうかもう1回採血します」と言われてしまいました。
確かに、このところ朝起きがけからしばらくは、なんだか頭が重かったり少しふらっとするけれど。
でも、白血球や血小板が少なくてもお腹がすいてご飯が美味しく食べられるし、ピアノも弾けるし、散歩もできるし、お風呂掃除だってできるよ。ふらっとするのだってそんなもんかと思えば普通に過ごせます。それに、前回だって毎日夜になると熱が上がるのが数日続いたけど、丁度年末年始で病院もお休みだったからアイスノンをしながら「増えろ増えろ白血球」と念じていたらいつの間にか治りましたよ。
といくら心の中で抵抗しても、状況は変わらず。診察後に注射を打つことになりました。すっかり血管に針を射すのに慣れ切ってしまい、注射はそこじゃないよ、と看護師さんに言われるまで気づきませんでした(^^ゞ
そもそも注射自体、久しぶり過ぎていつ以来か憶えてません。ここ数年は何かあっても大抵点滴だったしなぁ。そんなわけで、とても久しぶりの注射は、それなりにけっこう痛かったです。
ところで、今回の副作用、骨がきしむような指と足先の痛み、温めるととくに酷くなる、というのはやはり先生にも珍しい症例だったようで。
普通は、温めるとよくなるんですけどねぇ。血の巡りが良くなると酷くなるんですかねぇ。と首をかしげていました。
次回の投与では、症状緩和のために漢方薬を出してみましょう、と。
確かに、ネットで調べてもそんな例は見つけられなかったので、ここはひとつ私が最初の(?)事例になって、次回どうなるかをまた報告したいと思います。
そして、個人的に今回いちばん気になっていたお腹の件ですが。
そもそも腫瘍や臓器を取ったからと言って、お腹の中が空洞になっているわけではなく。従って胃や腸が下がって来るということもありません。とばっさり全否定されてしまいました(ははは)。
腸の働きで一時的にお腹が膨らんだだけでしょう。ちゃんとご飯も食べられて腸も働いているので心配いりません、とのことでした。
とんでも仮定は完全に的外れだったけど、とりあえずほっとしました。
と、ここまで打ったら何だかすごーく眠くなってきました(汗)。
これも白血球、いやいや、きっと病院に行って疲れたせいですよ、うん。
そういうことか
2014.01.25 Saturday
手術以来、あれだけ膨らんでいたお腹がぺったんこになっていたのですが、この2日ほど急にまた少し膨らむ時があり。
まままままま、まさか取り切れなかったがんがむくむくと急成長してまた腫瘍を作ってしまったのー??
そんな恐ろしい超特急再発現象ってありなの??
まだつばちゃんにも京本さんにも虎の子達にも、誰にも会いに行けてないのにぃぃぃと密かに戦々恐々としたのですが。
冷静になって考えてみると。手術直前の寝がえりを打つのもしんどいくらいお腹がパンパンになる前は、ぽっこりしてきたのと同時に常にお腹が満腹のような感じで1日3食食べること自体がきつかったのです。
でも、この2日間は体調もよくむしろお腹がとっても空いてご飯も3食おいしく食べられる。しかも、このぽっこり常にではなく。何かを食べてしばらくするとぽっこりしてきたなぁとなるけれど。しばらくするとまたしぼむというかそんな大したことはなく。汚い話で恐縮ですが、排便があったりすると覿面にしゅるーっと引っ込んで行きます。
そこで、当たらない仮説を立ててみました。
私が卵巣がんになったと聞いてすぐ、家族の職場に同じような手術の経験者の方がいて色々話を聞いてきてくれた中にこんなのがありました。
手術でお腹の腫瘍と腹水と臓器を取ったら、お腹がへっこみ喜んでいたのにしばらくするとその空洞に別の臓器(胃とか腸)が降りてきて真っ平らじゃなくなった。
そうです、今の私がまさにその他の臓器が降りてきてしまった状態なのでは?
そう考えると頷ける点がいくつもあります。そうだ、きっとそうに違いない。
これぞ究極の胃下垂というやつですね。
なーんだ、そうと分かると一気に気持ちが楽になりました。
一応、月曜日が検査の日なので先生にも聞いてみようかな。すっごく笑われそうな予感大だけど(^^ゞ
とりあえず、満腹いっぱいになるまで食べるのは危険、というのはあちこちで見かけるので(お腹を切り開く大きな手術を受けた人は、食べ過ぎると腸閉そくになる危険が大きいのです)、腹8分目を心がけて毎日の食事を美味しくいただきます。何が嬉しいって、ちゃんと自分の口からご飯が美味しく食べられることが本当に嬉しいのです。
というわけで。心配がなくなったところで「天誅」見なおそうっと♪
ウィッグ完成
2014.01.25 Saturday
先日、注文したウィッグが出来上がったので昨日、引き取りに行ってきました。
微妙なサイズ調整のため、出来上がったものを一度被ってみて、つめる部分というか量を確認して内側から縫ってもらいます。
案の定、たくさん縫ってもらうことに(苦笑)。ウィッグそれ自体は職人さんというか、メーカーの方で製作しますが、この微妙なサイズ調整はお店で担当の方がするので思わず「お針子上手じゃないと働けませんね」と言ってしまったところ「いやいや、私ができるくらいだからそんなことないです。慣れですよ。慣れ」と笑顔で返って来ましたが、いいや、慣れはもちろんあるだろうけれど。そこそこ器用な人じゃないと出来ないわーと心の中で強く思いました。
待つことしばし。遂に完成したウィッグを使って被り方の練習です。下に被る薄い生地で出来た水泳帽みたいな黒い帽子で位置を整えます。一見何の変哲もないように見えて、ちゃんと前後の区別があり、これで頭部を保護します。
しかーし、ここでもやっぱりこの水泳帽(じゃない)が若干大きくて端の方を折り曲げる羽目に(^^ゞ
下帽子を固定したら、次はいよいよウィッグを被ります。後ろの取っ手みたいな部分を持ち、頭に被せて後ろから取っ手を引っ張ってやや後方部よりにしっかりとウィッグがずれないように固定します。次に鏡の前で左右のバランスがおかしくなっていないか確認し、裏側の布などがきちんと髪の中に隠れているかも確認し、髪を適当にわけたりくしゅくしゅっとしたりして完成です。
被ってみた感想は、おー久しぶりに髪がある顔を見たわ(こらこら)。
なかなかいい感じですが、すっかり髪がないのに慣れていたので何だかヘルメットを被っている気がしないでも(苦笑)。
重いとかかぶっている部分の違和感とかは全然なく、とってもいい感じです。
この後、数回被り方のレッスンをして、お手入れ品の説明を受けて終了。
丁度お昼どきになってしまったので、そのまま出来たてほやほやのウィッグをつけてご飯を食べに行きました。
駐車場からお店までの道すがら、「これって何だかヘルメットを被っているように見えるかなあ」とか「風が吹いてずるっていったらどうしよう」等1人で悶々としてしまいました。誰もそんなんわからんちゅうに。
風が吹くと、ちゃんと髪が数本ほつれたのには、おぉぉっすごい! と妙な感心をしてしまいました。
少し前にテレビで見た、やくみつるのカツラなんてそのまま洗髪したり、ドライヤーで乾かしたりしてもビクともしてなかったもんなぁ。最近のカツラは本当にすごいわ。
昼ごはんを食べてる間も嬉しいというより、カツラってばれないか気が気でなかったのですが(汗)、帰宅後、母に「あら、いいわねぇ」と言われてようやく安心できました。
ほめた後にすかさず、もうちょっと長くてもよかったのに、だの、せっかくだからもっと全然違う髪型にしてもよかったのに等言われましたが。
母よ、えぇそういうのも出来るし、当初は考えたんです。でも、そういうのは高い上に複雑にするとそれだけお手入れも難しくなるのよ。
と心の中で反論したところ。しばらくしてあっさり「でも、変わった髪型にしてもアンタ手入れできないもんね」と勝手に納得され、ほっとするようなちょっぴり悔しいような。
何はともあれ、これでお出かけの際は普通の人の仲間入りが出来るようになりました(わーい)。頑張ってお手入れちゃんとしなくては。
やれやれ
2014.01.20 Monday
今日のタイトル、何だか村上春樹の小説によく出て来る言い回しみたいですが(^^ゞ
本当に、ようやく、やれやれという心境なので使ってしまいました。
水曜日に抗がん剤の2回目を投与され。翌日はまだ大丈夫だから、と掃除等簡単な数少ない(苦笑)今の自分に出来ることをやっておいて大正解でした。
金曜日は朝、目覚めたときから目まいやふらつき、吐き気に襲われ。何とかほんの少しだけ朝食を摂った後は、ひたすら寝てばかり。
お腹の傷というか、内部のあちこちがやたら痛み、加えて前回まではなかった両足の先が骨がきしむように痛むため、歩くのにも何かにつかまってようやくという有様で。
土曜日もあまり事態は変わらず。やっぱり殆ど寝て過ごし。日曜も……ということで週末の殆どを横になって過ごす羽目になってしまいました(T-T)。
2回目の方が辛い人もいる、とは聞いていたものの、まさかここまでとは思わず。あまりにどうにもならない情けない状況にさすがに少し凹みましたが。
今朝、目覚めた時には目まいも遠のき、お腹の痛みなどはまだ残るものの、あれだけ苦しかった両足の痛みが殆どひいてくれてほっとしています。
もっと酷い副作用に苦しむ人も沢山いるので、今回の私が体験した辛さなんてそれほどではないのだろうけれど。これがあと4回続くのかと思うと、、頑張らなきゃと思う反面、それだけは勘弁してくれ〜と思う弱い自分がいます。
次回の投薬までに少しでも軽減できる秘訣とかあれば、看護師さんに聞いてみようかな。
それにしても、この数日本当に何にも出来ず。ひたすら寝ているだけの私に、文句も言わず少しでも食べられるものを……とあれこれ気遣ってくれた家族にはひたすら感謝感謝です。
例えば、1人暮らしとかだったら今の時点で自分は生き延びてないんじゃないか? と本気で思います。
2週目には今度は何が起きるのか? ちょっぴり怖いけれど、これ以上のしんどい目には遭わないだろうと信じて。再び自由に歩けるようになった喜びを噛みしめたいと思います〜。
抗がん剤2回目
2014.01.16 Thursday
昨日は2回目の抗がん剤投与でした。
投与の前に血液検査をするため、早朝から病院へ行ったのですが、早くに行ったにも関わらず、血液検査のコーナーは順番を待つ人でいっぱい。
いつも思うのですが、もう少し人数を増やして検査がスムーズに進むようにしてほしいなぁ。
その後、主治医の診察を受け、術後1ヶ月が経過したのでお腹の具合も診てもらったのですが、張りもなく血液検査の結果も良好でほっ。
ただ、血圧だけが妙に高く。と言っても普段がものすごい低血圧なので、今の数値で普通の人の値なんだけどね。最初にがんが見つかった時もこんな感じで、私にしては高血圧で驚いたのですが、入院中に元の低血圧に戻っていたので、また上がったのが気になるなぁ。そのことを迎えに来た家族に言ったところ「(抗がん剤)嫌だなぁ、怖いなぁと思ってるのもあるのでは?」との答えにそんなもんかもと納得してしまいました。
外来抗がん剤治療棟へ移動し、色々問診やら下準備をしていよいよ抗がん剤投与です。前回、左腕にしたところ3週間くらい投与した部分が重く、次回は右腕にしようと思っていたのですが、数日前から痛みや重みも消えたので、やっぱり効き腕は何かと不便だからと今回も左腕にしたのですが……失敗しました。
前回の投与で血管がかなり弱っていたらしく、血管確保のために注射針を刺した時から前回より少し痛いなぁと思っていたのが、吐き気止め、生理食塩水を入れていくうちに更に負担が増したのか、いよいよ抗がん剤が身体の中に入った途端、ものすごく痛かった!
思わず「いたっ」と言ってしまいました。ホットノンで腕を温めると多少痛みが緩和するのですが、前回はそれを当てるとかなり楽だったのに、今回は腕の上と下両方で4コも当てたにも関わらず、痛く。一般的に3時間かけて入れるパクリタキセルという薬の方が痛く、次に1時間かけて入れるカルボプラチンは痛みが殆どないとされているのですが、これになっても痛みは変わらず。看護師さんが点滴の速度を緩めてくれたのですが、それもあまり効果がなく。カーテンの向こうで看護師さん達が「(痛みが酷くて)かわいそう」という会話を交わしているのが聞こえるのが申し訳なく
最後に再び生理食塩水を入れるのですが、これは通常10分くらいですぐ終わるのを、あまりに痛いのでこれも速度を緩めてもらい、最後はもう「あと5mlだー」と必死でした。
そんなわけで、今回はかなりキツかったです。右手しか使えないので、途中昼ごはんを食べるのもひと苦労。これは片手でも楽に食べられる形状のモノにすれば次回は左手だけでも何とかなるかな。ただ、片手だと本のページをめくるのがちょっと面倒でした。次回までに左手だけで本を読む練習をしておこう。
昨日は、たまたま他の患者さん達は、投与時間が短い方が多かったらしく。投与されている間にも、次々やってきていた患者さん達も、私が終えた時には全員投与を終えて誰もおらず。いいなー短時間で済んで、とちょっぴり羨ましかったです。
がんの部位やステージによって、投与する薬の種類も量も違うので、こればかりは仕方ないんだけどね。
初回投与時は入院中で、色々あって相当時間がかかったので、毎回こんな感じですか?と主治医に聞いた際、外来は早いですよ3〜4時間くらいで済みます、
と何度も言われていたのですが、結局5時間半かかりました。
先生、点滴の速度を速めることは物理的に可能だけど、それだと投与される側の負担がすごいことになるので無理です看護師さんもそんな短時間は無理です、って笑ってました。
実際にお世話をしてくれる看護師さん達はその辺は、手慣れていて状態に合わせて調整しれくれるし、どうしたら負担が軽くなるか、日々工夫を重ねてくれるので、時間はかかるけどそこはとてもありがたいです。
次回の診察の際、先生やっぱり5時間半かかったよ、って言ってみようかな。ははは、そう? と笑って誤魔化されそうだけどね(^^ゞ
そんなわけで、会計を済ませて帰る頃にはすっかり夕方になってました。
夕方なのでそんなに待たずに済むかな? と思いましたが、甘かった!
やっぱりしっかり長いこと待たされました。うーん、いつも思うけど病院でやたら疲れる要因のひとつにとにかく待ち時間が長いことが挙げられると思います。
検査で待ち、診察で待たされ、必要書類を渡されるのにもすごーく待たされ、と待ちくたびれました……となってしまいます。もう少し何とかならないのかなぁ。
さて、抗がん剤治療は前回の薬が体内に少しずつ残るので、回を重ねた方が辛くなると聞いていたのですが。確かに、今回の方が身体のだるさや、胸のむかむかとか細かい部分で前回と違うなーと実感です。
今朝、起きた時も何だかふらーっとするし。でも、投与の翌日がまだ副作用もそんなに出ず、いちばん楽なので(病院側の説明もそうだし、実際前回もそうでした)今日のうちに頑張ってやれることはやっておかなくちゃ♪
運転できた♪
2014.01.14 Tuesday
今日は朝、起きた時はとても寒く。午前中は雪も舞っていたため、いやだなぁと思っていたら……10時を過ぎた頃からすっかり明るくなり、昼前には青空が覗く天気となりました。
これは、チャーンスということで。明日の昼食を買いに近くのパン屋まで車で行くことに。久しぶりの運転でおっかなびっくりでしたが、幸い昼間で空いているのをいいことに、40キロくらいでトロトロ走って行ってきました。
と言っても、車で5分くらいのところにあるんだけどね(^^ゞ
ちゃんとバックで駐車も出来たし。運転より寧ろ乗り降りと、降りてからの方が悲しいくらいのろのろ歩きで時間がかかりました。
合計10分弱のドライブでしたが、所定の場所に無事駐車した時にはやりとげた感がいっぱい(笑)。これなら、この先体調や天候が余程悪くなければ、通院やちょっとした外出なら自分で運転していくことが出来そうです。
もう少しお腹の傷の痛みがひいてきたら、スポーツセンターでウォーキングマシーンでもやって足の筋力を取り戻すことから始めよう、と目論んでいるのでその日が来るのも近いかも。
明日は2回目の抗がん剤投与です。はっきり言ってすごーく嫌ですが(^^ゞ、そんなことも言ってられないので頑張って来ます。
1kg増えた!
2014.01.12 Sunday
3連休も2日目。って毎日が日曜日な生活を送っているアンタには関係ないでしょ!と言われそうですが。一応、家族が仕事に出かける日はちゃんと早起きして同じ時間に朝ごはんを食べているので(←いばるな)、連休は朝寝坊が出来るからありがたいのです。
入院中よりは随分マシですが、一度寝たら朝までぐっすりというわけにはいかず、夜中にトイレに起きてしまった後はなかなか寝付けず、明け方うとうとした頃にはもう起床時間となることも多く。なので、朝の惰眠をむさぼれるこの3日間はかーなーり嬉しいのです。
とはいえ、今は副作用で足が痺れているため、起きている間は色んなことをしていると気が紛れてあまり痺れも気にならないのですが、横になるとその分一気に痺れがやってきてなかなか寝付けない一因にもなっていて、なかなか難しいところです。
昨日は、長年の友人が今回の件でがん闘病の先輩であることをカミングアウトしてくれたので、色んな話をお互いにしたくて午後、家の近くでお茶をしてきました。積もる話がいっぱいありすぎて、気がついたら3時間も話してしまいましたが、色んなことが聞けて随分気持ちの上でも楽になりました。
帰り際に彼女が渡してくれた、かつて彼女も勇気づけられたという詩のコピーがとても心に沁みました。ありがとう!
さて、退院以来、体重が激減してしまい、少しずつ食べる量も増えてきているのにいっこうに体重が増えないのが密かな悩みでしたが。今日、日課となっている入浴前の測定で、ななななんと1キロ増えてました
このところ、おかずは少なくしてもご飯を頑張ってたくさん食べた甲斐がありました。ん?でも退院して3週間足らずで1キロ増ってことは、このペースでいくとそのうち逆に太るんじゃ……? と言ったら、家族にない、ナイ、絶対ないと全否定されました。
体重が増えた分、以前より少しだけれど確実に活動できる時間も増えてきているし、まずは3月末目指してこの調子で頑張ろう♪
はじめてのウィッグ
2014.01.10 Friday
抗がん剤の副作用で髪がほぼ風前の灯まで抜けてしまったため、昨日駅西にあるウイッグ専門店へ行ってきました。
ウィッグ自体初めてで、何を基準にお店を選べばいいのか迷っていたところ、髪が抜けてしまってからと、髪が生え始めてからでは頭の大きさが違うため、ウィッグの再調整をしなければならず、その時に無料でやってくれるところと有料のところがあるから無料のところを選んだほうがいい、というとってもありがたいアドバイスを受け、市内に数カ所しかないうち無料でやってくれるのは1軒のみだったため、あっさり決定。
事前にホームページから予約を入れたところ、折り返しかかってきた電話の対応もとても感じがよく。ここなら大丈夫かも、と思い出かけてきました。
駅まで送ってもらい、駅前からお店までは地下道を通って行ったのですが。昨日から寒波がやってきたおかげで寒い寒い。早く着きたいのに、残念なことにまだ人並の速さで歩けない為、もどかしいくらいの亀歩きでようやく辿りつきました。予約時間より早く着いてしまったのですが、すぐにそのまま応対してもらえて助かりました。
必要事項を記入し、一応説明を受けて早速ウィッグの試着です。何しろエクステすら装着したことがないので、ウィッグは見るのも触るのも初めて。初めて触れたウィッグは、びっくりするくらい軽くて手触りもとても自然です。
お店によっては全て人毛のところもあるのですが、そうすると重いらしく、それは困るなぁと思っていたのですが、このお店のウィッグはミックス毛といって人毛4割、人口毛6割なので軽いのです。
大まかな髪型の希望を聞き、それではまず、といくつかあるウィッグの1つを手渡され、ネットを装着してもらって被ってみます。
説明の際、帽子感覚で被れますよと聞いていたとおり、頭に載せても重くなく本当にそれまで被っていた帽子の代わりにウィッグを被りました、というくらいの違和感のなさです。
ただ、マネキンに被せていた時と自分が被ってみた感じでは、当たり前ですがかなり違っていて、改めて試着って大事なんだなーと。
あとウィッグと言っても、頭頂部にあたる部分にはちゃんと下に皮膚が貼ってあり、上から見た時に地肌と同じような感じに見えるよう工夫がされているのには、へぇーでした。
また、髪も1色ではなく1本1本少しずつ微妙に色を違わせることにより、より自然な仕上がりになるそうで。確かに髪がどんどん抜けて行った時に1本1本色や太さも随分違っていることに驚いたのですが、そんな細かなところまで考えて作られるものなんだぁと感心しきりでした。
襟足はこんな感じでサイドはこうして、前髪はもうちょっと軽く等修正してもらう部分をあれこれ決めて、恐る恐る値段を聞いてみると……。
最初にホームページを見てこれくらいの値段のでいいかな、と思っていたのより軽くオーバーしています。
うーん、、どうしようかなと思い、このくらいの値段だとどんな感じになるのですか? と当初の予算を言ってみると、違いを説明した上でこんな感じです、とサンプルを被せてもらうと……。あれれ、明らかにあんまり似合ってないなぁと。たまたま、その時お店に人が見えられたため、その応対に部屋を出ていかれた間、ずっと被ったままでいるとほんの数分なのに、頭が少し痛いというかこれ、早く取りたいなぁというくらいの違和感がありました。
そんなわけで、結局迷いましたが、何だかんだと2年くらいはお世話になる上に、職場復帰すれば毎日お世話になるものだから、というわけで最初に薦めてもらったものを購入することにしました。ちょっと予算オーバーだったけど、せっかく作って合わないなーと思いながら使うよりは、これを被ることで気持ち良く毎日過ごせるならそこは必要経費かな、と。
最初は、せっかくだから普段あまりしないような髪型に挑戦、なんて思っていましたが、やっぱり楽ちんで似合うのが一番、ということでボブベースで前髪を軽くサイドは流した感じのトップを少しふんわりさせたスタイルに落ち着きました。顔が以前にも増して痩せてしまったせいか、普通のボブやあまりにすっきりした髪型にするとまるで中学生のように見えてしまうのです。
それにしても、色々試着する際、何度も店員さんに「本当に頭が小さいですねー」と言われてしまい、一応その自覚はありましたが、そこまで小さいのかなぁとちょっぴり考えてしまいました(苦笑)。
来週、2回目の抗がん剤投与のため、その後の体調をみて今月中に引き取ることになりましたが、出来上がりが楽しみです。
家族には、カツラの方が形が崩れない分、いつも変な髪になっている普段よりよっぽどいいんじゃない? なんて言われてしまいましたが、実際、そうかもあとは大事な鬘のメンテナンスをちゃんとしなきゃ。出来るかなぁだけど大枚はたいたんだから頑張らねば。
帰りは、また駅までの地下道をてくてく歩き。これが恐ろしく寒い上に普段ならなんてことはない道なのに、遠かった〜。平日のお昼前なので工事の人以外誰も歩いていないし、改めて外は寒いようと実感でした。
せっかく出たのだから、とその後は駅からバスで武蔵ケ辻まで移動し、エムザに寄って化粧水を購入し、再びバスに乗って香林坊へ。
アトリオ地下で紅茶を購入し、3Fのカフェ・ドゥ・ローゼスへ。少し前にここでこだわり卵を使った料理が食べられる、と知り一度行ってみたかったのです。この時点でだいぶ疲れてきたので、ゆったりした席がとてもありがたかった〜。昼どきでお腹が空いていたので本当はオムライスを食べたかったのですが、すぐ近くでオムライスを食されているおばさま2人のテーブルを見て、うーんこれは重くて無理だなぁ、ということで断念。
自家製濃厚パンケーキ、というのがあったのでこれと紅茶をオーダーしました。
注文時に「ボリュームけっこうありますか?」との問いに「まるまる1枚なのでそれなりにあります」との答えどおり、なかなかの迫力です。
入院中にお見舞いに来てくれた友人から、パンケーキの話を聞いて以来、パンケーキが食べたくて仕方がなかったのがこれで果たせました(笑)。
でも、これパンケーキというよりはホットケーキのような厚みです。でも、食べて見るとふわふわ〜。これにメイプルシロップとホイップクリームの器がそれぞれつき、お好みでかけて食べます。
そのままでも充分美味しいのですが、せっかくなので少しでも太るたしになるかも? と普段なら殆どかけないメイプルシロップもクリーム全部食べてみましたが、クリームは甘さ控えめ、メイプルシロップは香ばしくて美味でした。
普通の人には物足りないかも、ですが今の私には充分ボリュームたっぷりでした。
紅茶はポットというか、カップの他にガラスの器に入ってたっぷり出て来るし。
これはかなりお得感満載でした。
何よりガラス張りの窓から外がよく見えてロケーションもばっちり。って昨日は雪景色だったから見てるだけで寒かったんだけどね。
そんなわけで、帰宅後はさすがに疲れてしまいましたが、久しぶりにバスに乗って街の空気を味わえて楽しかったです。
まだまだバス停の目の前の範囲しか行けない上に、疲れて来ると覿面に手術をしたお腹が痛くなってくるので、気軽にお出かけには程遠い状況ですが、週初めに病院へ行った時よりは確実にマシに歩けるようになってきたし、少しずつ少しずつ社会復帰に向けて頑張ります〜。
お正月
2014.01.03 Friday
新年、あけましておめでとうございます。
今年もまったり、色んなことを綴っていきますのでよろしくお願いします。
さて、お正月は家族で辰口温泉の”まつさき”に行ってきました。
病気が発覚する前から、年始は温泉に行くことが決まっていたので、急遽入院・手術となった時はどうなるかなぁ? と不安だった温泉旅行(と言っても車で1時間もかからないんだけどね)。
12月中は調子がよかったり悪かったりで、一応行くけれど殆ど部屋で寝てることになるんじゃ……という心配はどこへやら。
大晦日に見たサブちゃんの「まつり」とあまちゃんファミリーの歌に元気をもらったのか? 1日の午前中はまだ身体が重く、ちょっとしんどいなぁとおもっていたのが。
温泉に着いてすぐにお風呂に入って(なんと無料で家族風呂が借りられるというので、それに姉と二人で入りました)、久しぶりにゆっくり足を延ばしてリラックスしたのがよかったのか、上がる頃には何だかかなり調子がよくなり。
その後も夕食までほんの少し休憩した以外は、のんびりテレビを見たり、皆でくだらない話をしたり。
夕食ももちろん全部は食べられなかったけれど、美味しくいただくことが出来ました。夕食の際、ビールをコップにほんの少しだけ頂いてみたのですが、やっぱり美味しくなかったです(苦笑)。以前のようにビールが美味しい、飲みたいと思うことがきっと復調のバロメーターになりそうです。
まつさき、初めて行きましたが、料理からお風呂やその他の細かなことまでとても気配りが行き届いた旅館でした。大浴場には、私のような術後間もない人が傷跡を見られるのに配慮して、風呂敷状の腰巻が用意してあったり。
明けて2日は、ロビーで餅つき大会が行われ、宿泊者につきたてのお餅がふるまわれました。お餅つき、子供の時以来でしたが見てるだけでも楽しかった〜。
つきたてのお餅の柔らかくて美味しいこと!
昨日今日は、炬燵に入ってのんびり寝ながら箱根駅伝を観戦。かつての柏原くんのようなずば抜けたスターはいないけれど、大学生達の熱い戦いに若いっていいなーとしみじみ。
温泉では、枕が変わると眠れない+兄のいびきがうるさくて殆ど眠れなかったのが幸いしてか? 昨夜は7時にはもう起きていられなくなり。途中2度ほどトイレに起きた以外は、退院後初めてぐっすり熟睡できました。
そのおかげか、今朝は朝からこれまででいちばん体調がよく。お昼前に、年賀状を出しがてら、近くのコンビニまで歩いて行ってきました。
普段なら何てことはない距離が、何しろ体力がガタ落ちなので遥か遠くに感じられ、しかも亀の歩みでしか歩けないので、見かけた人にしたら相当怪しいおばさんに見えたに違いないですが。行きは思ったより歩けて、もうちょっと遠くまで行けるかも、と思ったはずが、帰りはやっぱり少し疲れましたが、初めて1人で外出できたのが何より嬉しかったです。
明日も天気がよかったら、また亀散歩に出かけて少しずつ体力を取り戻していかなきゃ。
体力と言えば、退院以来、少しずつ食べる量も増えてきているのに体重がいっこうに戻りません。温泉では、自分比で一生懸命食べたからきっと体重も増えてるはず……とお風呂場で体重計に乗ったところ。結果は41kg。昨日も今日もやっぱり変わらず。何故だー!となってます。確か最初の抗がん剤を投与する前に病院で測った時はもうちょっとあったのになぁ。
便秘が解消されたと同時に体重も減ってしまったようです。あ、でも抗がん剤の薬の量は体重に比例して処方されるので、今のままだと前回より少し少なくてすむかも。それだけは嬉しい。
初めての外出
2013.12.29 Sunday
今日は朝から調子がよく。午前中、近所のSCへ姉が連れて行ってくれました。
お正月頃から髪が抜けてしまう予定(って書くと変だなぁ)なので、それに備えて外出用のあったかニット帽を買いに。
近所のSCは、秋頃フロアを大改装したのですが、それ以来行っていなかったのでここが同じお店? というくらいすっかり変わっていました。
手術以来、初めての外出。寒いけどやっぱり外は明るいなぁとそんな当たり前のことを実感。早く歩けないのでのんびりのんびりですが、帽子を求めて店内を回るのが楽しく。しかもバーゲンて年明けからだと思っていたら、既に始まっていたのでしっかりバーゲン価格で丁度いい帽子を購入することが出来ました。
帽子のついでに、普段からちょっとした外出の際に着られるダウンほどごつくないモッズコートみたいな羽織ものが欲しいな、と思っていたので(何しろ、近くのスーパーに行くのも毎回ごついコートを着ていたのよ^^ゞ)それも物色したところぴったりなのを発見。試着してみたところ、温かいのに軽くてこれなら病院に行ったり、気晴らしに外出する時にも楽に着られる〜ということで、こちらも購入。
しかもどちらもサティだからびっくりするくらい安い♪
今年の冬は、とてもじゃないけれどバーゲンは無理だなぁと諦めていたので、思わぬところでバーゲンに行くことができました。わーい。
移動も含めて1時間くらいだったけれど、楽しかった〜〜。
何だかんだと、普段なら大したことはないけれど、退院後初めてけっこう歩いたのでお腹もとっても空き。お昼ごはんもいつもより多く食べられました(^-^)。
まだ発疹は消えないけれど、何だか今日1日で随分元気になった気がします。
ありがとう!
先日から、首を長〜くして待っているつば九郎の契約更改。まさかの越年ですかw来月、どんなサプライズを見せてくれるのか楽しみです♪
副作用
2013.12.27 Friday
退院以来、日1日と回復していっているのが自分でもわかり。
やっぱり家はいいなぁとしみじみ実感しています。
昨日の午前中はかなり調子もよく。入院中、極度の不眠症に陥り(^^ゞ、夜中眠れないので布団の上でエアピアノを弾きながら、退院したら久しぶりに弾こうと思っていたのを実行してみました。
力がないのでフォルテはフォルテにならないし、優しい曲しか弾けないのですが
それでも楽しかった〜〜。療養中に「ワルトシュタイン」をモノにするのが密かな目標です。まだまだ遥か先の話だけれどね。
手術からしばらくして始まった抗がん剤による治療。抗がん剤といえば、副作用がひどいという話をあちこちから聞き、実際に病院でも抗がん剤治療をされた方にちょっとだけ話を聞いたところ「私は酷かった」と言われ。ただでさえ、術後の回復が遅れて酷い目にあったのに(苦笑)、これに副作用が加わったら……なんて覚悟していたところ。投与して最初の1週間は先生も驚くくらい、何もなく。自分でもこれならいけるかな、後は体力を取り戻すだけだ。と思っていたのが。
昨日の夕方から突然、ものすごい倦怠感を身体中が遅い、起きていられず。単純に昨日は初めてお昼寝もしなかったし、疲れたんだろうなぁ体力ないなぁ。としょんぼりだったのですが。
今朝起きてからもだるさは抜けず。おまけに昨日から手足がやたらかゆく。食欲もちゃんとあるし、意識もしっかりしていて、あれをしたいこれをしたいという思いはあれど。誰かが四方八方から私の身体を押さえつけているような、そんな圧迫感がずっと取りまいています。おかしいなぁ、と首をひねって急に思い当りました。そっかーこれもひとつの副作用なんだと。
そういえば、昨日で丁度投与してから1週間だったなと。そっかーがんと闘っている方は日々、こんなしんどいものに打ち勝ってきたのかと改めて実感です。
でも、確かこの副作用は1〜2日がピークでその後は徐々に軽くなると聞いたので、きっと今日明日を乗り切れば次の段階へ行けることを信じて頑張ります。
そんなわけで、頂いたコメントのお返しもすごくすごくしたいのですが(本当にありがとうございます)、しばしお待ちくださいませ。
全日本のこととか、色々書きたいのぃぃぃ。
P.S
退院した翌朝にテレビで見たふなっしーの ♪ふ、ふ、ふ、ふ、ふなっし〜
という妙ちくりんな歌が耳から離れません。
ただいま
2013.12.24 Tuesday
本日、無事何とか帰ってくることが出来ました。
まだ体力がなくて(^^ゞPCの前に長いこと座っていられないので
とりあえず報告のみです。
もう少し元気になってきたら、また入院中のことやあれこれ綴っていきたいと思います。
色々励ましてくださった方、本当にありがとうございました!!
一歩ずつ
2013.12.08 Sunday
朝起きた時はとても寒くて、今日は1日こんな感じかな〜? と思ったら、昼前からどんどん日が差してきて昼間はホッカイロを貼っていると暑いと思ったくらいでした。
午前中は軽く掃除をして前から予約しておいたタイヤ交換をしてもらいに近くのGSへ。冬になり毎日のような雨と先日、高速道路で長距離をすっ飛ばしてきたおかげで、車が随分汚れてしまっていたため、スタンドの方からコーティングを薦められ。しばらく乗ることもないし、多分洗車をする体力もすぐにはないだろうし、何よりそんなに乗らなければガソリン代もかからないしなーということで初めてスタンドで洗車+コーティングをしてもらいました。
約2時間後、車を引き取りに行くとまるで新車のようにピカピカになった愛車がいました。わーい。
明日もちょこっとだけ出かけると思うので、それを最後にしばし愛車とはお別れですが、またこれを乗りこなせる日がちゃんと来ますように。
帰りに運転しながら前方を見ると、天気がよかったせいか綺麗に雪化粧をした山が見えて、あー綺麗だなぁなんてしみじみ見入ってしましました。
ここ1週間ほどで急に何だか疲れやすくなったなあ、と感じています。
検査や仕事に行った日はもちろん、今日も昼間ほんの少しだけ外出したのですが、夕方になると大したことは全然していないのに、疲れたなぁと思ってしまい、こんなに体力なしだったかなぁ? と思うとちょっぴり情けない気分になります。
あさってからはいよいよ入院です。と言ってもすぐ手術なので、もうまな板のコイ状態。それ自体はなるようになるさー という心境になりつつあります。手術は痛いし怖くないと言えばウソになるけれど。いい加減それなりに生きてきて、人間って案外すごくて痛みも傷もそのうち和らいでいく、というのを知っているのでそれはそこまで心配していなかったりします。
ただ、最初は手術のことで頭がいっぱいで、その後から始まる抗がん剤治療というのをすっかり忘れていて……。傷が治れば定期的に病院に通って治していけばいいんだーと思っていたのです。が、便利なんだか不便なんだか(苦笑)、抗がん剤治療ってどんなのだろう? なんてうっかり検索してしまったおかげで、うわー髪の毛抜けるんだ、人によっては吐いたりするんだ、とか余計ないらん知識を得てしまい、そっちの方が正直に言って怖いです。
いい歳して今更怖いもへったくれもないとは思うのですが。自分にとってはまったくの未知の世界なのでやっぱり怖いです。ま、それもやってみなきゃわからないんだから、その時そのときで頑張るしかないんだけどね。
今回のことがあってから、家族はもちろん何人かの友人から”絶対に完治するって祈ってるからね”という言葉をいただきました。
涙が出るくらい嬉しかったし、本当にそうなりたいと思います。
立場が逆で私の近しい人がそうなったら、きっと自分もそう言うだろうなと思います。ありがとう。
何て声をかけていいかわからなくて、そっと見守ってくれてる人も、やっぱり逆だったら自分もそのクチだろうなーと思ったりするので、それもとっても嬉しかったりします。ありがとう。
お医者さんに手術の説明を受けた際、費用だのワールドに行けるかどうかより何より本当に一番聞きたかったことは「あと何年生きられますか?」でした。
でも、そんなことお医者さんだって今の段階では答えられないし、困るだろうなーと思って我慢しました(笑)。
ネットで卵巣がんで検索するとすぐ出て来ますが、この病気の場合術後の○年生存率は他の癌に比べてとっても少ないです。
そんな統計、打ち破ってみせるわ、という決意も大事だし、上司からは「絶対に勝負に勝って来いよ」と激励されました。嬉しかったけど、いつの間にか試合になってるよと突っ込みたかったり(笑)。
話が飛びますが、今年の夏、地元に金本アニキがトークショーに来た時、「どうしてそんなに長い間、過酷なトレーニングに耐えて来られたのか? 継続させる秘訣は?」 みたいな質問があり、その時のアニキの答えがものすごく心に残っています。
「ダイエットでも勉強でも何でも最初から、何年続けようとか思うと絶対に続けられません。まずは1週間続けてみてください。1週間続けることが出来たら、次はもう1週間頑張ろう。それが1ヶ月になり1年続いた時、1年出来たんだからまた1年頑張ろう、そう思って僕はやってきました」と言っていました。
それを聞いてから、私が実際に実行したのは用もないのにコンビニに行かない、という実にしょうもないことでしたが(大笑)。実際に始めてみて1月たった時に金本の言う通りやった〜、とすごく納得して現在に至ってます。
なので、今回もその方式で行こう、と。最初から絶対に5年行きぬくぞ〜!10年生きるぞ〜とか思うと、もし叶わなかった時の落胆もすごくすごく大きいと思うのです。さすがにいきなりあと1年とかそんなことはないと思ってますが(^^ゞ1ヶ月ずつ、今月も生き延びることが出来た、わーいありがとう! というのを積み重ねて行ってその先に何年、何十年と続けていこうかな、と。
遠い希望としては、つば九郎の主催連続試合出場2000試合を見届けたい、というのがあったりしますが(^^ゞ。単純計算でもあと8年以上かかるようなので、叶ったらいいなーという願いとして、傍からみたらもっとマシな願いを立てろー!という突っ込みは当然のものとして、でも本人は割と真剣に思ってます。
だって今のところ具体的で一番わかりやすい目標地点なんだもん。好きなアーティストの○○が見たいとか、京本さんがこんな役をやったら……とか、タイガースがもう1回優勝するまで、月旅行が可能に等実現するかどうかわからないことを目標にしても仕方がないでしょ。
そんなわけで、あと1日娑婆の空気を満喫したら、頑張って来ます〜。
ちょっとだけ前進?
2013.12.06 Friday
昨日は、1日会社に行き溜まりまくった仕事を片づけつつ、長期休暇のために引き継ぎをどうするこうするで家に帰るとさすがにぐったり。
何とかグランプリファイナルの男子SPだけを見て早々に寝てしまいました。
羽生、凄かった〜。殆ど完璧な演技は嬉しいけれど、願わくばここでピークなんてことになりませんように。
パトリックは長旅の疲れ&ここで一旦、ピークを落として本番に備えたのかな?
去年アイスショーで見て、その滑りに感動しまくって以来、俄然応援しているので(単純)、オリンピックでは是非とも鳥肌が立つような演技を見せてくれるといいな。
まっちーは、今日の巻き返しに期待してます。
さて、今日はまたまた病院へ行き。手術前に消化器系に転移していないかの検査を受けて来ました。
またしても胃カメラや大腸がん検査での麻酔が効きすぎて、誰もいなくなるまで眠りこけるわ、その後もずいぶんフラフラしてしまい、見知らぬ周囲の人に心配されまくってしまいましたが結果は、今のところどちらへの転移も認められないということでした。
多分、大丈夫じゃないかなぁとは思っていたものの、実際に画像つきで証拠を見せてもらいほっとしました。嬉しくなって、検査のために朝から何も食べていなかったので帰りに昼ごはんがわりに(?)美味しいケーキとお茶をいただきました。腫瘍のせいで、ここ数日急激に食べるのがしんどくなってしまっているのですが、朝昼抜きでけっこうお腹すいたなー、これならケーキ2コくらいいけるかも? という思いはあっさり途中で崩れ去りましたが、すんごく美味しかったです。
今回の件で色んな方から励ましや声をかけてもらい、しみじみ人のつながりのありがたさを実感しています。
友人にお腹が重くて邪魔でメタボの人って大変なのね、とダイエットに必死な人が聞いたら殴られそうなことを言ったところ、女の子なんだからそこは妊娠って大変でしょ! と返され、あ、そうかーと気づきました(笑)。
その話を母にしたところ、妊娠中どんなに大変だったか滔々と語られ、改めて妊婦さんて本当に凄いなーと遅まきながら尊敬のまなざしでいっぱいです。
そんなわけで、ぼつぼつ入院の準備を始めなきゃと思いつつ。明日はお休み前に最後のひと仕事に会社へ行ってきます。
本日のつばぶろ。”つばろっく”がいたく気に入ってしまいました(^^ゞ
気持ち前へ
2013.12.04 Wednesday
先日から突然、調子が悪いというか巨大化してしまったお腹と足、人生初の大台=50キロ越えに、これはただ事ではない! 病院へいきなさい、というわけで昨日市内の何度かお世話になったことがある大きめの病院へ行きました。
あれこれ検査して、結果を聞くべく診察室へ入ると。担当してくれた女医さんから丁寧に説明を受けて、すぐに別の大きな病院を紹介され、今日1日がかりで行ってきました。幸い、今日は最近では珍しいくらいの割合暖かい穏やかな日で。
検査にあちこち行かされても寒いということは全くなかったのがありがたかったです。
大まかな説明は前日受けていたので、ある程度の覚悟はしていたのですが、最終的に下されたのは、貴方は卵巣がんの疑いがあります。恐らくステージ3です。とのことでした。
前日に検査を受けた病院で、恐らくそうだろうからすぐに別の病院で詳細な検査を、と言われた時はあまりに突然で。先生の話を聞いている時は相手が感心するくらい、ごく普通に聞きいれわからない部分を質問したりしていたのですが、紹介するための手続きを取る為にと待合室で待つことになった途端、急にポロポロ涙がこぼれてきてしまい、すごーく怪しい人になってました(^^ゞ
今日の検査は1人で行ってもいいけれど、説明もあるから誰かご家族がついてきてくれた方がいいです、と言われ、丁度昼休みの時間だったので姉に急遽、明日休みを取ってほしいと電話。ちゃんと落ち着いて話さなきゃと思い、自分でもそうしているつもりだったのに出た途端、いきなり「どうしたん。何泣いてるの?」と言われてしまいました(苦笑)。落ち着いているつもりが、全然落ち着いてなかったようです。
その後、午後からは出勤して仕事をしたのですが、上司に説明した時は大丈夫で相手の方がびっくりオロオロしていたくらいだったのですが、溜まった仕事を黙々と片づけているとやっぱり気づくとポロポロになるので、周囲にバレないようにするのがけっこう大変でした。
とりあえず、年老いた両親には今日の検査結果が出てからにしよう、と姉にも黙っていてもらうことをお願いして迎えた今日。
出た結果は、やはり疑いがあるので入院して手術、半年間の抗がん剤治療をしましょう、とのことでした。
何でも卵巣は、身体の中でも奥にあるため、その腫瘍が悪性なのか良性なのかは、取り出してみないとわからないそうです。現在の状況から考えて、ほぼ悪性だろうということですが、とりあえず全摘出してしまえば、あとは抗がん剤治療をしながらの再発との闘いになるため、半年後に状態がよければ仕事に就いたりもできるそうで。
昨夜、ネットで検索してみたところ、実際にそうやって社会復帰しながら闘っている方のブログがいくつもあり、とても参考になりました。
さすがに昨日は、色々考えてしまってポロポロしっぱなしでしたが、1日経って現実を受け止める決心がついた今日は、自分でもびっくりするくらい前向きになってました。
実は、昨日その疑いがあるからすぐに手術・治療をした方がいい、と言われた瞬間に思ったのが「えーっ。3月末の世界選手権のチケット取っちゃったから、絶対に行きたいよう」でした(大笑)。
その後も4月はギドン・クレーメルの最後かもしれない公演を聞きに新しくなったフェスティバルホールに行くし、5月だったかのヒムロックの地元公演のチケットももう取ってしまったんですけど。スパん九郎を持って来年も神宮球場に行くもん! ちなみに甲子園に行くのは当たり前すぎてわざわざあがってません。
と、よくもまぁ、これだけ次から次へと遊ぶ予定ばかり並べられるもんだと我ながら呆れるくらいでした。
ちなみに、今日長々と説明を受けた際に何か質問はありますか? と聞かれ、費用だの色んなことを聞いた後で、こうなったら聞いちゃえ、というわけで3月にどうしても旅行したいんですけど と聞いてみたところ、状態が良ければ行けますよ、ただし現時点ではまだ何もわからないので断言できませんが とのこと。
それを聞いて俄然、行く〜〜!! になってます。ほほほ。
だって元々病気のことがなくても、今度の五輪で長年ずっと応援してきた選手が本当に引退してしまうこともあり、またどんどん複雑になるルール改正により、昔みたいにのんびり選手1人1人の演技を楽しめなくなっているのもあって、今回が最後の生観戦になるだろうから絶対に行きたいね、と友人と話していたのです。
どんなに泣いても現実が変わるわけでもないのなら、今の状況を受け入れて、やりたいこと(って遊ぶことばっかりだけど 笑)をひとつずつクリアできるよう頑張るしかないわけで。
つばちゃん風に言えば、気持ち前へ、ご〜ごご〜!! です。
京様なら”やるしかねぇ”ですかね(笑)。
ただ、ひとつだけ。これからどんどん年老いていく両親の介護をどうしよう、なんてあれこれ考え始めた矢先だったので、もしかしたらきちんと介護することが出来なくなるかもしれないのだけが、本当に申し訳ない限りなのですが。
いきなりそんな説明をされて、本当は泣きたいくらい辛かったと思うのだけれど、姉と二人でした説明を淡々と受け止めて、前向きに頑張ろうと言ってくれて親のありがたみをしみじみと実感しました。
そんなわけで来週から入院、すぐに手術でクリスマス明けの頃に退院の予定で頑張って来ます〜。
そんなこと、わざわざこんなところに書いたらびっくりして読み手が困るだろう、と言われたらそれまでなのですが。
隠しだてして突然沈黙するより、ここで今までどおり、これから起きることや色んなこと、その時思ったことを綴っていこうと思ったので。
重ね重ね申し訳ないです。
しばらくは無理ですが、回復したらありがたくも遊んでくれる友たちに必ず会いに行きたいと思ってますので、その時にはまた遊んでやってくださいね(ぺこり)。
ちなみに今週いっぱいまでは仕事にも行くので、またここでもあれこれ勝手に綴っていると思います。
くりびつ!?
2013.12.02 Monday
12月になりました。昨日、12月だーとウキウキとかれんだーだれんだーを次の月に進めたところ、12月の写真があまりにシュールで笑うとまだ傷が痛いのに、堪え切れずに爆笑してしまいました。
だって、チキンの丸焼きが載った皿を前に片手に赤ワインのつば九郎。添えられたコメントが”まるこげだ〜!!”ですよ。
ツボに嵌り過ぎて、今見てもやっぱりくすっと笑ってしまいます。
ところで。先週の手術以来、気になっていることがひとつ。
手術の翌日には何だか突然お腹がぽっこり出始め(笑)。最初は、手術の日お腹を空っぽにした反動で急に食べたからかなーと思っていたのですが、数日経てもまったく凹む気配がなく。それに加えて翌日からお風呂が解禁になって、愕然としたのですが。こ、これは一体誰の足だ!? というくらい足が見事な桜島大根状態に。
おバカな私は、ここしばらく痛くてそろそろとしか歩けなかったから運動不足で足の筋肉が落ちて足が太くなったのかな、と思い、痛くなくなったら運動不足解消のために歩かなきゃ、なんて思っていたのですが……。
何だか日に日に足がどんどん太くなっているようで。このまま行くと手持ちのパンツがはいらなくなるのでは、と思い始めた矢先に家族に「何、その足!?」と指摘され。確かにありえないくらいパンパンに膨れていて膝なんて殆ど原形をとどめていません。何だか♪に〜し〜 こにしき〜 と歌い出したくなるくらい見事な足になってます。
これを打っている現在も特に左足が重くて何だか殆ど感覚がなくなってきましたよ
試しにちょっと体重を測ってみなさい、と言われ滅多に乗らない体重計に乗ってみたところ……。ななななんと見たことがない数字を針が指しているではありませんか。ガーン!? 高校生の頃から殆ど体重が変わらないのに、いきなり6キロも増えてました。え、どういうこと?? そんなに突然食べる量が増えたわけでもないのに6キロ増ってありえないよ!
これは明らかにむくんでいる状態だよ、と言われ。明日、大人しく病院へ行ってきます〜。しかーし、このまま元に戻らず一気につばちゃん体型まっしぐらになってしまったら、うぇーーんどこにも行けないよう。
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