再入退院とドセタキセル その3
2020.05.23 Saturday
またまた前回からかなり続きがあきました。
へたりすぎていてとてもブログを書く力もありませんでした。
薬の投与から3週間目なので、まさかもう副作用はないだろうとおもっていたのですが大甘でした(ぐすん)。
5月4日の月曜朝、目覚めた時に枕に大量の髪が抜け落ちていてぎょっとしました。これまでも抗がん剤による脱毛は何度も経験しましたが、いつも2回目の投与から髪が抜け始めていたため、今回ももう少し先だと思っていたのでビックリ!
更にとにかく身体がだるく重く。日中になるとどんどん酷くなり、自分の意思とは無関係に目蓋が降りて来てしまい、何もできません。
しんどいのと何かをしている途中で意識がなくなりそうで、動くこともままなりません。
毎日夕方に訪問看護士が来てくれて、点滴をしてくれるのですが今日の状態を説明をしている間にもすーっと目蓋が降りて来て、初めて見る現象に看護士さんも驚いてました。
その日はいつもの通り点滴を施され、夕食後ベッドに横になっていると再び連絡があり、抗生物質の投与に再訪してくれました。
夜、寝ている時がとにかくしんどくて苦しくて。一晩中辛かった。
火曜日もほぼ同様な感じで。ただ、目蓋が勝手に降りて来てしまう現象は前日より少し和らぎました。
この日の訪問看護の方はベテランだけあって、前日何でだろう? と思っていたことは熱によるものと即座に判定。この日から解熱剤を服用することに。
水曜日も同様な感じですが、前夜、解熱剤を飲んだおかげで朝はふらふらする以外は少し楽でした。でも、この夜は寝初めてしばらくしたら、ものすごい悪寒に襲われ、布団から出ることはもちろん、手を伸ばして鼻をかむこともままならないほど。悪寒がやっと治まっと思ったら、熱が急上昇し始め39度を軽く超えました。
木曜日もほぼ同様です。日中のだるさが日に日に増していきます。
この日は、採血も行い、結果を受けて金曜日から抗生物質の内容が変わり投与が朝夕の2回に変更に。
金曜日もやはり、前日と似たような症状。毎晩、高熱が出て解熱を繰り返すのでものすごく辛い。
土曜日になったら流石に少しは良くなるかなと期待しましたが、結局さほど変わらず。3日連続で解熱剤を飲んだせいで別の副作用が起きて、身体が鉛のように重くなってしまったため、この夜は氷枕で凌ぐことに。
明け方には何とか熱も下がり、日中はだいぶ回復していたため、今夜はもう熱が上がらないといいなーと思っていたのですが。
土曜夜もやはり、熱が上がり何とこの夜は数日ぶりの39度超え。もう解熱剤は飲まないと固く決めていたので、この夜も氷枕と水分補給で何とか一晩乗り越えました。
日曜の朝になり、やっと37度台まで下がると同時に、自分でも毎回不思議なのですがようやく「あ、今回の副作用はこれで終わった」という感覚が初めて訪れました。
翌週の火曜は2回目の抗がん剤投与だったのですが、前回の受診以降の副作用の顛末を時系列に沿って記録したものを先生に渡し、もう抗がん剤は出来ません、とお願いしたところ。思いの外、すんなり受け入れられました。これからは毎月、血液検査等で様子を見ながら、何かあれば都度対応していくことになりました。
わーい、これで体力回復に努めるぞ〜とその日は嬉しかったのですが。
頑張って外出したのが思いのほか、たたったらしく。
その日の午後はもちろん、翌日の水曜日はものすごくぐったりしてしまい、1日中ほぼ起き上がることも出来ませんでした。
これには、さすがに落ち込んでしまいました(泣)。
それからは、少しずつ亀の歩みで動ける時間を増やすようにしているのですが。今週に入り、もう副作用は終了したはずなのに。
水、木、金と3日続けてまた夜中に熱が上がる症状が出て、一体何故なんだろう? と。
昨日は久しぶりに会社へ行き、6月からの復帰について話をして、丁度コロナ禍の影響で雇用調整に入っているのあり。有り難いくらいのゆるゆる勤務で無理のない範囲で様子を見ながら仕事を始めることも決定しました。久しぶりに同僚と会話もして、疲れたけれどとっても楽しかったのです。午後は流石にぐったり、でほぼ寝ていたのですが。
2日続けて解熱剤を飲んだせいで、身体がとてもだるかったのもあり、昨夜も久しぶりに氷枕で凌ごう!作戦を決行したのですが。
なかなか熱が下がらず苦しかった。
ようやく起き上がれるようになったのですが、すぐに疲れてしまうのは仕方がないにしても、毎晩発熱するのが本当に困ります。
焦っても仕方がないので。地道に少しずつやっていきます〜。
再入退院とドセタキセル その2
2020.05.13 Wednesday
ドセタキセル投与から2日後の4月24日。
遂に晴れて退院の日がやってきました。
投与当日、翌日と副作用は現れなかったのですが、退院当日から副作用が始まりました。
朝食後、身の回りの片づけをしていたら、お馴染みの吐き気がやってきて嘔吐。一度嘔吐した後は、しばらく休んでいれば回復するので、休み休み退院準備をします。
この日から新型ウィルスへの対策がより厳しくなり、入院患者は病棟からの出入りが1日1回に制限され、そこそこ動ける患者にとってはかなり窮屈になりました。
もちろん面会は一切アウトです。着替え等の差し入れは1階受付で病棟ごとにまとめ、各病棟の看護士さんが各自に配ることに。
丁度退院の日からで本当によかった〜。
退院時も例外ではなくこの日、荷物は1階まで看護士さんが運んでくれました。
2月に入院した時からずっと、退院したら行きたかったお気に入りの紅茶やさんで前日お願いしておいたテイクアウトのセットをお昼用に受け取り、帰宅後美味しく頂きました。幸せ〜。
数時間後に結局、嘔吐してしまうのですが(苦笑)美味しかった〜という満足感はひととき得られます。この日から週末までの3日間は、食べた後に嘔吐はするものの、以前のような完全な絶食になることはないのが救いでした。
週が変われば、嘔吐も治まり少しずつ体力を取り戻していこう、と思っていたら。
明けて月曜日。朝から上から抑えつけられるようなだるさが襲ってきます。加えてとてつもない息苦しさで、ほんの少し動いただけで息が切れて動けません。そんな状況が午前中いっぱいずっと続きます。夜になるとひざ下からがとにかく痒い!
息切れが治まる時間が日を追うごとに少しずつ早くなっていくのと対照的に身体のかゆみは足からどんどん上に範囲が広がり耐え難くなっていきました。
退院から1週間後の5月1日。
退院後の検査の為、病院へ。この頃には息切れで身動きがとれないのが10時までには治まるようになっていたので受診も何とかなるかなと思っていたのですが。
病院は広い!そんな当たり前のことが弱り切った身体には堪えました。
検査と受診科はフロアも違うため、亀の歩みでしか進めない身には辛い。
婦人科へたどり着いた頃には完全に弱り切ってしまい、待っている間に久しぶりに嘔吐しました。
先生に退院後の状況を説明し、週明けくらいから副作用も抜けて徐々に回復していくといいですね、と次回からの減量と投薬間隔を少し開けることを決め点滴を受けてから帰宅。
久しぶりの外出は思った以上に負担が大きかったらしく、帰宅後はぐったりでした。
週末には息苦しさと身体のだるさも随分、軽くなり全身の痒みも土曜夜で遂に治まりこれでやっと終わった、と思っていました。
更にくづつ
再入退院とドセタキセル
2020.05.02 Saturday
またまたお久しぶりです。
ようやく起き上がってPCの前に座ることが出来るようになりました。
3月末に再入院から何とか退院し、毎日訪問看護サービスによる点滴治療を受けながら日常復帰を目指していたのですが。
今後の治療方針を話し合うために再診に向かう4月14日。この日は前日夜に激しい嘔吐があり、手足がしびれてフラフラで起き上がるのもままならず。
訪問看護サービスに助けを求めたところ、病院へ行けるようにすぐに点滴しましょう、と駆けつけてくれました。
こういうきめ細かい対応をしてくれるのが本当に助かります。
急ぎ、入れられるだけ点滴してタクシーまで送ってもらい、何とか病院に辿り着いたものの。病院は広い!何とか婦人科の受付まで這うように行き、とても座っていられないため順番までベッドで休ませてもらい。
対面した主治医にこれこれこういう状況だから、点滴をお願いしますと伝えたところ、即座に血液&尿検査と点滴をすることに。
3時間ほどの点滴を終え、何とか動けるようになり検査結果を伝える先生がマグネシウムの値が危険水域です。腫瘍マーカーも上昇してますし、一度戻ってもいいけれどこのまま入院した方が……という提案に、前回とは違い一も二もなく同意してました。
病棟まではもちろん自力で行けないので車椅子を押してもらっての移動です(^^ゞ
家族に入院になったので必要な荷物を依頼し、今度は勝手知ったる婦人科病棟へ。
このご時勢なので幸い、病棟が空いていて助かりました。
しかし、激しい嘔吐等で脱水症状は覚悟していましたが、まさかのマグネシム欠乏。短くなってしまった小腸からの栄養吸収が上手くいかなかいためで、これは予想外でした。何だか見たことがないいつもの先生の態度とは違う慌てぶりが自分が思うよりも危険な状況だったんだなーと。今日が丁度受診日で良かったと思いました。
病衣に着替えてほどなくして点滴が始まりました。
今回は24時間の点滴だけでなく、あまり馴染みのない心電図の装置が取り付けられ、これが無駄に重い。
マグネシウム値が崩れると不整脈や心不全の危険性があるそうで。真剣に訴える先生をよそに、ふーんそうなの? とどこまでもお気楽な私(^^ゞ
入院した週末に取り外されるまでずっと邪魔だなーと思ってました。
ベッドに横になり、点滴を入れられてひと眠りするうちにだいぶ気分がよくなってきました。そうすると、吐くのが怖くて食べられなかった食欲が急に沸いてきました。
家だと日に日に食べられる量が減って行ったのに、今回の入院では入院した日の夕食からどんどん逆に食べられるようになりました。
前回の入院時は、もう病院のご飯飽きたー嫌だーと思っていたのが、あれ?これ食べやすくて美味しいと感じるまでに(苦笑)。
今回の入院では、入院した時はこの人どうなるんだろう? 状態だったのにその日の夕食から食べられるようになり、点滴で栄養も補給したおかげか数日は手足の痺れがあったものの、みるみるうちに回復していくのが自分でもわかりました。
当初は病棟のすぐ隣のトイレに行くのもやっとだったのが、程なくして病棟から続く談話室へ自力で行けるようになり。入院した週末には他所のフロアやコンビニに買い物へも行けるようになりました。
前回はまだまだ慣れず、粗相をしてばかりだったイレオストミーの扱いも看護士さんに褒められるほど上手くなっていて、数日に一度行わなければならない装具の交換もスムーズに出来ました(^-^)v
今回の入院では、血液検査の数値を回復させることと同時に入院中に新しい抗がん剤を投与する目的も。
順調に回復し、入院した翌週の水曜に新しい抗がん剤、ドセタキセルの投与を受けました。
事前に薬剤師から副作用の説明を一通り受けていましたが、投与当日と翌日はほぼ影響なく先生とも今回のはよさそうですね、と話していたら……。
くづつ
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