ロンドン五輪開幕
2012.07.28 Saturday
今日から夏休み。って今週は思わぬ病気にかかったせいでほぼ全休だったのですが(^^ゞ
昨日の午後の途中からようやく会社に顔だししたところ、何だかえらい広まっていてちょっと恥ずかしかったです。
おかげさまで後はもらった薬を最後まで飲みきったら終了になりました。
ご心配くださった皆様、どうもありがとうございました。
さて、今日からいよいよロンドン五輪。
毎回開会式というか、選手入場と聖火リレーがとても楽しみなのですが。
朝食の時点で丁度入場行進のDくらいだったので、そこから開会式鑑賞。
高島屋がデザインしたという赤と白の公式ユニフォーム。何だか物ごころついてから、多少の形は変わってもあぁいうスタイルしか見たことない気が
同じ国旗が赤と白の2色しかない、ポーランドやスイスはとってもお洒落なのになぁ。あれ、絶対にブレザーは赤にしないといけません!という何か決まりでもあるのかな。
そんなわけでアルファベット順に入場する各国選手達、皆さんお国柄がよく出ていて毎度のことながら楽しいです。
以前、某SNSのアプリで国旗を覚えるクイズに嵌まってしまい、国旗だけはやたら自信があるため、国旗を見るとあ、どこの国だ!と出てくるものの、どこにあってどんな綴りかはさっぱり(^^ゞだったので、今回の入場行進でへーこの国ってこんな綴りなんだーとかなり勉強になりました。
で、続々と登場する選手団を見ながら、最後は開催国イギリスだけど、その前つまり最後の国ってどこ?そもそもYやZで始まる国なんてあったっけ? と。
気になりだしたらもう止まりません。それを見届けるまでは……と掃除も洗濯もほったらかして見入ってしまいました。
結果はYから始まる国はイエメン。Zはザンビアとジンバブエ。つまり最後から1つ前はジンバブエでした。ジンバブエって勝手にGとかJから始まると思っていたので綴りを知った時はおーZIMBABWE!と妙〜〜な感動がありました。
出る出ると噂があったベッカム様もなかなか美味しいところで登場したり。
聖火の点灯の仕方がとっても斬新で面白かった〜〜。
最後はポール・マッカートニーも登場して「Hey Jude」の大合唱。出だしの部分がちょっと失敗しちゃったのはご愛敬。
色んな国の選手達が歌っている姿は圧巻でした。やっぱりビートルズは偉大です。世界じゅうの人が一緒に歌える歌があるってものすごいことだなーと感激でした。
大合唱と豪華すぎる花火の饗宴を見ていたら、すっかり満足してしまい、うっかり「あーいいオリンピックだった」と開会式なのにまるで閉会式を見たような気分になってしまいました。
今回は丁度いい時間だったなーと思ったら、単純に自分が入場行進の途中から見たからだっただけで、あの前に更に2時間近く色んなパフォーマンスがあったそうで。最初から最後まで付き合った皆様はほんっとーにお疲れ様でした。
会を重ねるごとにこういう式典の長さがどんどん長くなっている気がするけれど、選手も観客もあそこまで長いのは誰も望んでいない気が……。
何はともあれ、これから2週間どんなドラマが生まれるのか楽しみです。
イチローヤンキースへ
2012.07.25 Wednesday
この数日寝ている間に電撃的に決まったイチローのニューヨーク・ヤンキースへの移籍。
シーズン途中での移籍もさることながら、行き先がヤンキースだったのにはもっとびっくり!!
移籍早々、きちんと結果を出すあたり、やはりイチローだなぁと。
このまま新天地で、もうひと花もふた花も咲かせてくれるといいな。
しかーし、このニュースを知ったネットでの反響の多くが、驚きつつもイチローの心配ではなく、”ムネリンかわいそう””ムネリンどうなる!?”といった類の川崎を心配するコメントが多数だったことに爆笑してしまいました。
ま、あれだけ殆どストーカーのような慕いっぷりを散々見せつけられていた側としてはその反応もわかるけど。一般人にとっての川崎の存在って……と少々気の毒になってしまいました。
川崎がヤンキースに移籍するのは、相当ハードルが高いと思いますが、それを糧に大選手になってくれればイチローも本望じゃないかな。
スイカが命綱
2012.07.25 Wednesday
週末から何となく体がだるく。単純に1週間の疲れがピークの日に、暑〜いあまりよろしいとは言えない環境で作業をしていたからかなーと思いつつ。
疲れた身体を引き摺ったまま職場の飲み会に参加したところ、取り立てて期待していなかったお店の料理が思いの外美味しく、同年代の同僚たちと楽しく語らい、翌日曜日は多少の疲れはあったものの、いつもの雑事を済ませた後は、録画しておいたオールスターを見てのんびり過ごしたはずが……。
夜ごろから具合があまりよろしくなくなり。月曜朝にはついに嘔吐で水しか食べられず。どうにも悪寒がするので熱を測ったところ38.5度。あちゃー夏風邪ひいちゃったかな、とトホホな気分になりながら、月末も近い上に長期休みの上司などで人員が不足している現状、最低限のことだけやって病院に行こうと出勤したところ。
途中から悪寒のせいか手足が痙攣してきてしまい、運転するのもやっとな状態となってしまい、恐ろしくスリリングで恐怖に満ち満ちた20分程を経てようやく会社に辿りついた時には、自力で駐車場に停められなくなるという有様(苦笑)。
結局、同僚に車で病院まで送ってもらい、半日以上かけてあちこち検査に回され、最終的に告げられたのが多分左側の腎臓の「腎盂腎炎」ではないかと。
原因は不明ですが、何らかの菌に感染して発症する病気だそうで。
初めて聞く病名に???でしたが、その頃には熱が酷過ぎてあまり質問をする気力もなく。とりあえず、薬で様子を見るという言葉に、あまりに中々帰してくれないので緊急入院になったら困るなーという懸念がなくなったことにとりあえずホッとしたのを見透かされたのか「熱がどうしても下がらなかった場合は入院ですよ」と言われ、へろへろの頭で”なら、下げればいいんだね”、とよくわからない決意だけを固めました。
朝方の時点で38.5度あった熱は病院に着いた頃にはとっくに39度を超えてしまい、とうてい自力では立っていられず、検査も車いすを使っての移動だったのですが、順番待ちをしている際にだんだん恐ろしく呼吸が苦しくなり、手足が石のように硬直してしまい、まったく動かなくなるといういわゆる過呼吸状態(というそうです)に陥ってしまうというオマケつき。
熱が高いのは多少慣れていても、あれは全くの未経験だったので怖かった〜〜。左手の指が奇妙な形に固まったまま動かなくなってしまったのをぼんやり眺めながら、何らかの病気で手足が動かなくなってしまった人達はこんな恐怖を味わっていたのかとかなり的外れなことを思ったり。
検査に点滴を2種類と半日以上病院に拘束されてしまい、これはけっこうかかったかもなーとよろよろと会計に行ったところ、○万●千円です、と言われビックリ!!全部千円札で払っていいならあるかもしれないけど、薬代も払うことも考えて「カード使えますか?」と聞く羽目に。あっさりOKでしたが、買おうかどうしようか考え中だった「ボストン・リーガル シーズン2」のDVD-BOXの価格を遥かに上回るお金がパタパタと飛んで行きました(ぐすん)。
そんなわけで、病院の後に戻る予定だった職場は、迎えに来てくれた同僚にも勧められたとおり呆気なく帰宅コースへ。
通常の風邪と違い、頭痛はまったくないのですが、何しろ熱が高いため座っていることすらもかなり苦痛で。月曜の夜はせっかく楽しみにしていたマー君の投球を見る気力すらなく。
食べ物もロクロク食べられず。とにかく水分補給と言われたので、水と病院からの帰りに買ったカットスイカをほんの少し食べた以外は横になるしかないという体たらく。
翌火曜日になると、薬のおかげで幾分熱も収まり朝は新聞くらいなら読めるようになり、午前中に薬のおかげで文字通り熟睡したのが効いたのか、お昼頃にはかなり気分も良くなり、スイカ生活からようやく脱却して、これなら明日には会社にも顔を出せるかな?と思っていたはずが……。
夕方頃から再び悪寒が酷くなり、どんどん寒さが増していくため夕食どころではなくなり怖いもの見たさで測ってみたところ39.8度もあるではないですか!とりあえず薬を飲んでみても、昨日は割とすぐに効いてきたのが全然効果がなく。困ったなーと思ったところに、どうしても熱が酷い時にと渡された座薬のことをふと思い出し、入れてみたところ……。いや〜30分くらいで効いてきたのには思わず、ビバ・座薬!と思ってしまいました
そんなわけでお休み3日目にして、ようやくかなり回復してきたので、こうしてバタバタと日記を打っています。
当たり前ですがこの2日、ネットはおろかテレビを見る気力すらなく。月曜の夜に根性で(笑)腎盂腎炎とはどんな病気なのか検索するのが精いっぱい。
唯一、少し気分が良い時に読みやすい内容の本を読むことぐらいしか出来ず。
テレビを見たりネットをするのって、意外と気力と体力を使うんだなーと。
このまま今日の夕方に何も起こらなければ、明日からは何とか社会復帰できるかな。
それにしても、スイカで命を繋いだここ数日。これにかかったのが夏でよかったなーとしみじみ。だって他の季節だったらスイカが食べられないもんね。
マツダオールスターゲーム2012
2012.07.22 Sunday
今年もプロ野球のオールスターゲームの季節になりました。
最近はいい選手がどんどんメジャーに行ってしまうので、だんだん純粋な意味でのオールスターではなくなってきているのが寂しい限りですが。
それでも、金土と意外と言ったら失礼すぎるけれど、思いの外楽しめました。
金曜はテレビで昨夜は外出していたので録画して(笑)おいたものをのんびり鑑賞。そこまでして見たいのは、プレーが見たいのはもちろん解説が2日間ともクドちゃんだったから。おまけに昨夜はプラス古田だったので、多分これは面白いだろう……と踏んだとおり、楽しかったです。
個人的に谷繁の株がぐぐぐーっと上がりました。
昨日は能見がいいピッチングを披露してくれましたが、昨夜は鳥谷がセカンド守備で魅せてくれたし、平野のセーフティー→ヘッドスライディング→結果的にツーベース。自称泥んこ王子って(笑)。このままいい感じでシーズンに戻ってくれたらいいなぁ。
ノリさんのホームランは凄かったなぁ。
昨夜は能見とマエケンが楽しそうに会話していたり、鳥谷が他球団の選手と楽しそうにしていたり、となかなかセの方はベンチの雰囲気も楽しそうで和みました。このところずっと暗〜〜〜いベンチを見慣れていたので、久しぶりに虎の子達の楽しそうな様子が見られただけでも大収穫です。
球児は相変わらずオールスターは得意というか(苦笑)。でも、本人はすごく満足そうだったのでヨシとしましょう。
マエケン、宣言どおり気合の入ったいいピッチングでした。調子がいい時のマエケンの投球は本当に見ていて気持ちがいいです。あのやんちゃくさそうな表情もいいんだよなぁ。ってポイントそこですかって感じですが
しかーし、マエケン以上に後半を締めた野村が素晴らしかった!
すごく淡々とアウトを取り、球数も少なく。何よりあの落ち着きぶりは新人離れしすぎていて怖いくらいでした。
成瀬のナックルフォークも面白いと言うか、そんな球を投げることが可能なのかーとびっくりでした。
マエケンのMVPはご本人も認めるとおり、ちょっぴり意外でしたが。インタビューの際、本物のマイクと一緒にバナナを差しだしている手が(笑)。
そんなナイスなギャグをするマスコットは誰だ、と思ってよーく見るとつば九郎でした。
サクサクと試合が終了し、そのまま再生していたら、最後に思わぬオマケもついてきてラッキーでした。クドちゃんにとっては新庄のあのパフォーマンスはあんまり知らなかったようで。素直に楽しんでいるのが何とも。
相手ベンチに許可を取っていたのは、当時確か古田がけっこうバラエティー等で言っていたので知ってましたが、事前に連盟に許可は言われてみれば納得だけれど、妙なところでマメというか何というか。
矢野様そこまでムキにならんでも、と思いつつそこが矢野様らしくていいのかも。
Tシャツマッキー対野茂も懐かしかった〜〜。あれ、野茂は(日シリでヒット打ってるから)当然工藤さんが代打だと思ってて。でも工藤が「こういうのは若い方が行けよ」と無理矢理野茂を行かせたからあぁいう恰好になったという。
結果的に慣れないレフト守備に行く羽目になったので、素直に打席に立っておいた方が楽だったんだけどね。しかもVTRに「振れよ」と突っ込み入れるくらいなら、ご自分が立てばよかったのでは(^^ゞしかし、愛甲さんよっぽど工藤ちゃんの守備が不安だったんだろうな(苦笑)。
イチローVS松井は有名すぎるエピソードですが、あのコーナーの最初にちらりと映った「見ると腹が立ちますね」と工藤ちゃんがプチ怒りしていたのは一体何のことだったのかが気になります。
そんなわけで。肝心の試合よりオマケコーナーがメインみたいな日記になってしまいましたが。明日はマー君の快投が見られるかな。
しかし、今年は特別らしいけれど3試合は多過ぎるなーと。1試合だけにすれば本当に”スター”な選手しか出られなくなって、やる方も見る側にもプラスだと思うんだけどね。
アフリカに勝った?
2012.07.19 Thursday
毎日毎日本当にうだるというより、焼け焦げる〜というような暑さが続いています。会社で室内にいるとクーラーが効いていて快適なのですが、一歩外に出た途端、じりじりと音を立てて肌が焼けていくのが感じられます。
会社はまだクーラーが効いているけれど、我が家は訳あって予定では明日いっぱいまでクーラーを入れられないので、今こうしてこの文章を打っている間も暑さとの闘いです(笑)。
何でも今の日本の気温はアフリカより高いそうで。
ちなみにもうすぐオリンピックが始まるロンドンの最高気温は20度より少し上。羨ましい〜&今回のこの気候は選手達にとっても丁度いい絶好のコンディションなのかも。
しかし、とにかく暑いけれどギリギリ我慢出来る暑さかなと思っていたのが、アフリカより暑いと聞くと一気に暑さというか不快さが倍増する気が
でも、夏が暑いとスイカや果物が甘〜くなるので、スイカや瓜類で涼をとりつつ何とか乗り切ろう。
吹奏楽部あるある
2012.07.16 Monday
本日、涼みを兼ねて出かけた折、お連れの方が見つけて「これ、きっとアンタならわかるんじゃない?」と薦めて来たので思わず立ち読みしながら爆笑してしまいました。
吹奏楽部あるある
吹奏楽部あるある研究会,菊池 直恵
この先に野球部あるある、というシリーズもあるそうで。学生時代に吹奏楽部だった人には多少の差はあれ、共感する小ネタがいっぱい詰まった1冊。
私は中学〜大学までやってしまった上に、高校も信じられないようなエピソード満載で大学はせっかく都会に行くのだから楽しく泳いで過ごそう、と思っていたはずが……上(この場合下なのか?)には上があるのだとしみじみ思い知らされたほどのありえない逸話満載の筋金入りの吹奏楽学生時代を送ってしまったため、パラパラめくっただけでもわかるわかる!とあるある過ぎて悲しくなったくらいでした。
個人的にツボだった例を上げると
■別名は「体育会系文化部」。
■ドラマや映画の楽器演奏シーンに全力で突っ込む。
■『星条旗よ永遠なれ』を頭の中で再生すると、エンドレスになる。
■校内のマラソン大会で陸上部員とデッドヒートを繰り広げたことがある。
■高校野球でブラバン強豪高が出ると演奏に注目してしまう。
体育会系文化部はその名のとおり。強豪でもなく、単なる部活動の一環だった中学時代でさえ、中学の部活動にありがちな意味のないトレーニングとか満載だったなぁ。
これと似たようなので未だに練習中に水を飲むことを禁止している学校がある、というくだりには、21世紀でまだそんなこと言っている学校があるのかと驚きでした。水飲み禁止は運動部でも定番ネタですが、昭和期の笑えない部活の七不思議のひとつかも。
ドラマや映画の楽器演奏シーンに、はブラバン出身でなくても楽器をやっていた人ならついついやってしまう習性な気も。
ちなみに吹奏楽部のことをブラバンと呼ぶか吹部と呼ぶかで世代が分かれるそうで。吹部という呼称自体初めて聞いたのでへぇぇぇでした。
へぇぇぇついでに、もう1コ驚きだったのが。
福山雅治、堺雅人、つるの剛士は学生時代ブラバンでホルンを吹いていたそうで。後者の2人はともかく、福山とブラバン、しかもホルンてイメージが違い過ぎてびっくりでした。
星条旗はホントそのとおりで、この項を見たおかげで未だにエンドレスになってしまい、誰か止めて〜〜状態です。
校内のマラソン大会は、人によるんじゃないかな。というより、私の周囲は高〜大学含めてマラソンが得意な部員って殆どいなかった記憶が。
私自身は大学時代にやらかしましたが(デッドヒートというか、ぶっちぎりの優勝だと思ったら既に陸上部の子が到着していてすごく悔しかった 爆)、そんな部員はお前だけや、と呆れられたし、単純に子供の頃にずっと水泳をやっていたおかげでマラソンが得意だと思っていたので、これがあるあるの項目にあって逆に驚きでした。
甲子園での応援は、強豪校じゃなくてもまず、この子いいプレーするなーよりも先に応援に耳が行ってしまいます。ついつい「おっここの応援、切り変わりが早くて上手いなぁ」と感心したり。でも、家族は誰もそんな部分に着目していないのでついて来れずけっこう寂しいひとときです。
他にも
■休みがずーっと続いた挙句に少しだけ吹く場面で、うっかり吹きそびれてしまい知らん顔した
というのもタセット(楽章全休)が多い楽器だとありがちかも。ちなみに私自身は、このタセット部分で本番中に熟睡したことが(^^ゞ
それまでの練習がキツ過ぎて演奏会当日はもうフラフラで、前日に練習が早く終わり、帰りに寄った美容院でもカット中に寝入ってしまったほど疲れ果てていたという。
後半の方は強豪校あるある、として現在の吹奏楽界で有名な北海道の高校が取り上げられていたのですが。
●放課後の練習のほかに、朝練、昼練がある
●休みは正月とテスト期間のみ
●部活しかしていないので、当時流行ったドラマや歌を知らない
●土日なのに朝練がある
これはもう首がもげるほど同意でした。でも、これに関してはあまり厳しくない部出身だと逆にそんなのありえない!となるそうで。
あと、パラ読みなので本書に書かれているかどうか不明ですが。
大学時代、行事等の演奏する場でミスをやらかしてしまった場合、その日の終わりのミーティングで必ず全員の前で「本日は何の曲のでミスをやらかしてしまい、ご迷惑をかけて申し訳ありませんでした」と詫びると「アホ!」という突っ込みと言うか喝を入れるという儀式があり。入部当初はものすごく驚いたのですが、学年が上がるにつれ抵抗なく喝を入れる側になれるようになっていったのが、今から思うと恐ろしいなぁ。
確か交流のあった他大学でも程度の差こそあれ割と馴染みな光景だったので、当時の関西特有のしきたりだったのか、未だに謎です。
あと、最初の方で”雨なのに金管だけ外で練習”という項目には、思わず雨ならいいじゃない、こっちは雪だったんだからね!と突っ込んでしまいました(苦笑)。これについては、未だに当時の友人に会うと、あれはありえなかったという話になるのですが、今これを打っていてもそう思います。ったく八甲田山じゃないんだから。
でも、雪も嫌でしたが、真夏の炎天下に金管だけずーーーーっと外というのもいったい何の罰ゲームだったのか(笑)。
そんな毎日だったせいで、下宿のおばさんと顔を合わせた際に「あら、いい色に焼けてるわねぇ。ハワイにでも行って来たん?」と聞かれ返答に困ったというトホホな思い出が。
他にもありえない、でもごく一部の界隈ではきっとあるあるな数々が山ほどあるのですが、あまりここで書くと身バレしそうなので。この辺で。
そんなわけで。学生時代、少しでも吹奏楽をかじったことがある方なら、かなり笑えると思いますので、見かけたら手に取ってみてはいかがでしょう?
ささやかな1勝
2012.07.16 Monday
今日も朝からうだるような暑さです。でも、全国にはまだまだもっと暑い場所がたくさんあるかと思うと……いつから日本の夏はこんなに過ごしにくくなってしまったのか(とほほ)。昔は夏が大好きでしたが、今は好きは好きだけれど簡単に好き!と言い切れないところが切ないです。
さて、夏といえば毎年恒例の夏の全国高校野球地区予選。この週末から地元でも始まりました。家族からは完全にバカにされつつも、毎年一応今年こそは天変地異がひっくり返るくらいの勢いでありえない、奇跡がもしかしたら起こるかも……とささやかにこっそり期待しているのですが。
今年は組み合わせ抽選を見た時点で、今年も残念ながら初戦敗退だなーと思って今朝の新聞を見たら、、、なななんと勝ってましたす、すごいよ!
って1回戦勝ったくらいでそんなに喜ぶなって感じですが。でもでもすぐ近くにあるもう1つの毎回初戦敗退がお約束の某高校じゃなく、一応能登の方の学校相手にちゃんと打ち勝ってるってかなり凄いよ。
とりあえずよかったねーと心の底からひっそり喜んだ朝のひとときでした。
さてさて。久しぶりに未だに1回も欠かさずに頑張って見ている「平清盛」。
昨夜はとうとう源義朝が最後の時を迎えてしまいました。
キャストの顔触れから、最後は風呂場で説はさすがにやらないんじゃないかなぁとの予想どおり、自害での最期となりましたが。義朝・正清の師弟関係が好きだったので、最期のシーンはうるっときてしまいました。
しかし、その後の頼朝に沙汰を言い渡すシーン、清盛が頼朝を殴りつけた瞬間、相手が義朝に変わっていたのには、えぇぇぇぇとそれまでうるうる泣いていたのが大笑いになってしまいました(^^ゞ
まぁ、あれだけこのドラマでは清盛と義朝が親友だという設定にして、それまで何かと関わりを描いてきたので、あれもアリかとは思いますが、あまりに斬新過ぎて(苦笑)。
先日からの信西に続き義朝もこれで退場。序盤からドラマを支えてきた顔触れが次々といなくなり。
地味に孫権こと、浪岡さん=義平も出番は少ないながらいい味出していたので、敗走とともに彼もいなくなったのが寂しいなぁ。そういえば、得子様は何のナレもなく自然消滅のようになくなってしまったのが惜しまれます。
義朝退場とともに、頼朝も遂に今の中川君から岡田将生へバトンタッチ。でも、この中川君の頼朝すごく良かっただけに、このままずっと彼で行ってもよかったんじゃないかな、という気も。
それ以上に、ここまで来た以上、意地でも頑張って最期まで見るとは思いますが、この先そんな楽しみな顔触れってあんまりもうないんだよなぁ。
忠清も盛国も出番少ないし。今回ラストに出て来た藤九郎。あまりの黒さに一瞬、塚本高史だとわからなかったです。塚本君を知ったのは「木更津キャッツアイ」なので未だに塚本クン=アニなイメージですが、彼も意外とNHKの作品に出てるんだよなぁ。
それにしても藤九郎って誰?と思ったら、、安達盛長のことだったんですね。盛長って「草燃える」で武田鉄矢が演じたとにもかくにも殿が一番、という頼朝の一の家臣のイメージが強いのですが、元は平家が島流しにする際につけた目付役みたいな人だったとは。源氏って主従の絆を篤くする何かを持っていた系譜なのかも。
夏らしいおやつ
2012.07.15 Sunday
お休みっていいなぁと昨日から満喫しています。でも、当たり前ですが暑いっ。
部屋にいるだけでムシムシじわ〜っと汗ばむこの時期が今年もやってきました。
さて、暑いけれどとりたててどこか遠出の予定もなく。避暑を兼ねて久々にサンニコラへ行ってきました。
ショーケースの中もすっかり夏らしくなり。今回、レモンのタルトと迷った末、こちらの方がより爽やかな気がしたのでアナナスのなんちゃら(暑さで忘れてしまいました)というメレンゲが主体のケーキとホットのカプチーノをオーダー。
アップにし過ぎてややピンボケしておりますが。黄色い見た目が何とも可愛く、それだけでテンションが上がります。
避暑に行ったのに何故、ホットの飲み物を頼んでいるかというと……。店内は涼しくそもそも冷たい飲み物があまり得意ではなく(注 ビールなどのアルコールは除く)。いつもは本日のブレンドコーヒーを頼むのですが、たまには違ったものをというのでカプチーノにしてみました。
ちゃんとハート形に泡で模様をつけてあるのが嬉しい。この技術には素敵な名前があったはずですが、忘れてしまいました。バリスタだっけ??
肝心のケーキは、メレンゲの中にパイナップルのジュレとグリオットチェリーが仕込んであり美味しい♪ が、個人的には一番下の土台部分のクッキースポンジがとにかく美味でした。
2ヶ月前くらいに発表になって以来、ずっとどうしようかなーと思っていた9月にサンドーム福井で行われるFantasy On Ice。遅まきながらジュベールが追加発表になったと知り、んじゃ行こうっとぴあで申し込んでしまいました。
いつもはアイクリのお知らせが来たと同時に先行で取ってしまうのですが、今回はその時点では殆ど出演者の発表もなく、ギリギリでも何とかなるかと見守っていたのですが。チケットはあるだろうけれど端っこだろうなー、それでもいいやとぽちったら……、れれびっくりするような番号が出てきて驚きました。
ラッキーというか、嬉しいけれど。またしても人生の運をこんなところで使っている気が(苦笑)。
ブライアン、ステファン、ジョニーの揃い踏みと聞いては、これは行くしかないでしょう。去年に引き続き、今年もまた近場のショーでジュベールが見られるとは夢のようです♪もちろん羽生君やあっこさん、荒川さんもすごく楽しみだけどね。わーい、9月が今から楽しみ〜〜。
OEK第324回定期公演 7月13日 石川県立音楽堂
2012.07.13 Friday
今夜は毎度おなじみ、OEKの定期公演を聴きに音楽堂へ行ってきました。
今回の目玉は今をときめく(?)ダニエル・ハーディングが指揮をするということ。ハーディング人気とポピュラーな曲目のおかげも手伝ってか、いつになく大入りでした。
本日の演目は一部が
ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲ニ長調
独奏:シン・ヒョンス
数あるヴァイオリン協奏曲の中でも、OEKで聴く確率がチャイコと並んでダントツなベートーヴェン。前回聴いたのは去年のラ・フォル・ジュルネでのオリヴィエ・シャルリエとの競演。
今回はソリストが韓国の方なので、かなり情熱的な演奏だろうなーと思っていましたが、かなり熱い演奏でした。
全体的にテンポがややゆっくりめで、どちらかというとややねちっこい印象。1楽章と3楽章それぞれにあるカデンツァがその名の通り、なかなか独創的な演奏でした。特に3楽章だったかの、ハーモニクスで奏でる部分を、まんま綺麗な高音で弾き切っていたのは、こういうのもありかと。
ただ、情熱的に弾きまくる分、全体的なテンポが掴みづらいのか、オケとの掛け合いが3楽章は特にもたついた感じになったのが残念でした。
協奏曲をやるといつも、このソリストと掛け合う部分でハラハラさせられるのですが、それって単純に準備不足というか、個々の適応能力の問題じゃないのかなぁ。
全体的に「今、ここでこのテンポで入っていいのかな?」という空気がオケの中にある感じで、きちんと掛け合いが出来ている奏者が逆に「え、もしかして今のタイミングで奏でちゃNGだった?」みたいな感じになってしまうのが、何とももどかしく。
あと、今回はハーディングの指揮の振り方が独特なため、それも合わせづらさに拍車をかけていたのかな、とも思いました。
でも、ベテランのソリストとの競演だとそこまでもどかしさを感じないこともあるので、一概にオケだけのせいとも言い切れないのかも。
薄めのオレンジピンクのドレスに金の靴、という衣装も日本人のソリストではなかなか見られない雰囲気で新鮮でした。
アンコールはパガニーニの24のカプリースより。
すみません、先日の神尾真由子もこれだったので、えーまた?というのが率直な感想でした。流石にテクニックは物凄かったです。が、うーん。。正直技術がものすごいのは先のコンチェルトで充分わかったので、アンコールはもう少ししっとりもしくはさらっと聴かせてくれた方がよかったな。
若いから、こういう激しいの弾きたいんだろうけどね。
休憩を挟んで第二部は本日のメイン。
ベートヴェン 交響曲第5番「運命」。
全曲は無理でも冒頭のあの部分を知らない人は探す方が難しい、と思われるくらい有名すぎる定番曲。
今回の公演にあたり、ハーディング氏は「ただの運命と思わないでください」とメディアのインタビューに答えていたそうで。休憩時にその話を聞き、一体どんな運命なのかな? と楽しみにしていたのですが。
いや〜〜確かに普通の運命じゃなかったです。面白いというか、色んな意味で独創的だけどすごく楽しい運命でした。
上手く言えないけれど、各パートの持ち味を引き出すのがとにかく上手いなぁと。
主旋律を聴かせるのはごく当たり前ですが、それだけじゃなく、この主旋律の裏では、この楽器とこの楽器でこんな風に掛け合いをしていて、それがこういう風に順番に絡みあって、メインの盛り上がりに持って行くんですよ、というのを見事なくらい気持ち良く聴かせてくれるので、目の前にスコアがなくても聴いていると勝手にスコアが頭の中に再現されていく感じで。
正統派な演奏が好きな人は受け付けない部分があるかもしれませんが、個人的にはめっちゃくちゃ楽しかったです。
ただ、指揮者のやりたいことは痛いくらいわかるんだけど、一部それについていけてない部分があるのが勿体ないというか、すみませんという感じで。
しかし、運命を生で通して聴いたのはかなり久しぶりでしたが、やっぱり名曲だなぁと。どのパートに着目しても聴きどころがあって楽しいし、最後にかけての盛り上がりの爽快感は格別です。
とっても楽しいひとときでしたが、もう少し大編成でハーディング指揮だともっと更に楽しいだろうなーと。機会があれば是非聴いてみたいものです。
ハーディングに関しては、春にラ・フォルジュルネで友人が言った「すごく運動神経がいい気がする」評がとても印象的で面白い表現だなと思っていて。今回、運動神経がいい指揮ってどんなんだろう? といつになく指揮者に注目していたのですが。運動神経云々はさておき、動きがとにかくしなやかで。きっと全身の筋肉が柔らかいんだろうなーと(って何じゃそりゃ、という感想ですが)。特に手首の柔らかさは惚れ惚れするくらいでした。
あ、でもあれだけひょいひょいと軽やかに動ける+ひと振りごとに装飾音符のようなオマケの動きがつく、ということは、やっぱり運動神経がすごくいいのかも。
アンコールは同じくベートヴェンの「コラリオン序曲」。
こちらもハーディング節炸裂でしたが、なかなかよかったです。
そんなわけで、今夜も楽しいひとときでした。
七夕
2012.07.07 Saturday
♪笹の葉さーらさら 軒場に揺れる お星さまキラキラ
今日は七夕です。でも、今日の天気は終日降水確率100%。って今は曇りに変わり。でも、いずれにしても今年は天の川は拝めることはなさそうです。
今日は七夕だからか、いつも行くスーパーのレジ係が全員浴衣でした。可愛いなーと思いつつ、浴衣って子供の頃以来着たことないことに気づきました浴衣に限らず着物自体本当に小さい頃以外着たことないけど。
たまに綺麗に着こなしている人を見るといいなぁと思うけれど、自分で着られない&着たとしてもすぐに着崩れするとわかっているモノをわざわざ着る勇気はありません。何でもそうですが、着物も見る人が見ると、それがいいものかニセモノかすぐわかるそうで。
いつも着物をパリッとごく自然に着こなしていらっしゃる年配の友人の方が、以前ぱっと見かけただけの和服姿の方の着物についてあれこれ見抜いていたのには、心底畏れ入りました〜でした。
七夕と言えば、今日の夕食のおやつを買いに小出に行ったところ、七夕餅が売られていました。6個入りしかなかったので別のおやつにしましたが、「お時間があればお茶でもいかがですか?」とありがたい申し出に二つ返事でお願いすると……「せっかくなので七夕餅も味わってください」と柔らか〜い七夕餅を冷たいお茶でいただくことが出来ました。わーい、ラッキー☆
おやつに買ったこの時期限定生菓子・あじさいもあじさいをあしらった綺麗な見た目を裏切ることなく美味でした。ごちそうさま〜。
しまった、写真撮っておくんだった。ケーキだとすかさず写真を撮るけれど、和菓子の場合はつい忘れちゃうんだよなぁ。
和菓子と言えば、数日前にヤフーのトピックスで見た、日本一お菓子を消費する県民は石川(金沢市)だそうで。
それについて色々背景が語られてましたが、小難しいことはさておき確かに和菓子はすごーく身近だし、洋菓子も大好きです。子供の頃は不意の来客に備えて戸棚にはいつも柴舟が常備してあったし。で、賞味期限ギリギリの少〜しふやけた感じになると子供のおやつになったという。だから、大きくなるまで柴舟ってちょっとしけったものだと思い込んでました(苦笑)。という話を会社でしていたら、金沢市民の多くが似たような体験をしていたのには笑ってしまいました。
7月です
2012.07.04 Wednesday
7月です。でも、けっこうまだまだ本格的な暑さもびっくりするような雨もなく。びっくりするような雨は1日に行った日帰りバス旅行で遭遇しましたが(^^ゞ
これについては、写真の整理がまだ出来ていないので週末にでもまとめる予定です。
そんなわけで(?)ブログも今週は(いつもだろうというのはさておき)小休止。
某所で見た、2試合連続で決勝点がワイルドピッチ、ワイルドだろ〜〜?
上手いっ!と思ったら何だか妙に和みました。ありがとう〜。
もはやあちこちで言われてますが着々と暗黒が近づいてきている、というより既に突入している?
今季は順位どうこうじゃなく、残り数ヶ月をかけて立て直しを図ることにかけてもらうしかないかな。
ボランティアガイドと歩く山の辺の道
2012.07.02 Monday
7月1日は氷室の日。
この日は毎年、1年の無病息災を願って”氷室まんじゅう”を食べる日です。
以前は頑なに7月1日にならないとこのおまんじゅうは食べられなかったのですが、近年は6月の終わりから売られていることもあり、今年は前日の30日にいただきました。このおまんじゅうについては、過去何度もこのブログで書いたので今回は割愛です。
さて、1日の日曜日は早起きをして日帰りバスツアーで奈良まで行ってきました。去年、書店くじで当たったお買いものツアーのバス旅行に参加しましたが、いわゆるバス会社が募集する近年大流行のバスツアーに参加するのは初めて。
今回は古事記編纂1300年を記念してボランティアガイドと山の辺の道を歩く、というツアーです。
と言っても日頃古事記のこの字も知らない&興味もない私がそんなものに目をつけるはずもなく(^^ゞそういうものが大好きな母の付き添いで行ってきました。
こういうツアーだからなのか?参加者の年齢層が高く、皆様年配の方ばかり。勝手に昨今巷で話題の歴女みたいな人やいわゆる歴史オタク的な人が多いのかと思っていましたが、ハイキングがてら的な感じの参加者が殆どでした。
今回のツアーに行くに当たり、いくらなんでも古事記について全く知らないのはマズいだろうと思い、直前に書店で学研ムック『ゼロから知る古事記』を購入し、付け焼刃的にほんの少しだけ学習しましたが難しい〜(苦笑)。
人の名前も昔の国の読み方も難しすぎてちっとも頭に入らず。とりあえず、本当にほんの触りだけ何とか頭の片隅に入れて参加してきました。
観光バスに揺られってこのバスが豪華というか、至れり尽くせりで。
朝は珈琲、美味しいコンソメスープが出てくるわ、袋に入ったおやつが全員に配られるわ。当然お昼にはお茶(温かいのと冷たいのが選べる!)も出てきたりとびっくりするくらいのサービスぶりでした。
そんなわけでバスに揺られること数時間、滋賀京都経由で奈良へ。奈良って数えるほどしか来たことないのであれこれ新鮮でした。
途中、最初の訪問地がある天理市内に入った途端、目につく天理教総本山の異様なる建物の大きさにひぇぇぇ〜となりました。実は昔、学生の頃一度だけ仕事で中に入ったことがあるのですが、その時はSPに囲まれて指示された範囲以外は出入り禁止だったり、とにかく物々しかった記憶しかなく。まぁもう二度と中に入ることはないと思うので、今から思えば貴重な経験だったなーと。
さて、そんな天理教の建物の数々に囲まれた奥にあるのが石上神宮。
石上神宮と書くといしがみじんぐうと読みたくなるのですが、いそのかみじんぐうと読むそうです。日本最古の神社のひとつで武門の棟梁たる物部氏の総氏神として、国宝「七支刀(ななつさやのたち)」が奉納されています。
もちろん非公開で写真とレプリカによる展示でした。
石上神宮では、今日の7月1日から夏の大祓いとして茅の輪くぐりが開始です。
出来たてなので、傍に寄ると新鮮な草のいい香りがしてなかなか気持ちがよかったです。
境内にはそれはそれは見事な鶏さんがいっぱい。何でもその昔、誰かが捨てた鶏が野生化してこんな立派な鶏になったそうで。今では神にお仕えする神鳥として元気に境内を歩き回っています。
鶏自体、小学校の頃に学校で飼っていたごく普通の”コケコッコー”と鳴くあの白いのしか見たことなかったので、すごく珍しがっていたところ、昔から日本にいるタイプの鶏で年配の方々にはすごーく馴染みのある鶏だそうで。
もう少し色の綺麗なのや立派なトサカのやら沢山の鶏達が大声で何とも言えない声を発するのはなかなか見ごたえがありました。
これも境内の一部なのですが、こんな風に馬が通るために真ん中に通路が作ってあるのは珍しいそうで。さすがに最古の神社と言われるだけあって、境内に茂っている樹木がどれもそれはそれは年代物で見事でした。
境内には池もあり、よく見ると鯉も泳いでいるのですが、池の向こう側に大きなしだれ紅葉の木があり、秋になったらさぞかし綺麗なんだろうな〜と参加者皆で言い合ってました。
次に行ったのが長岳寺。ここから山の辺の道に入り、ひたすら歩きの始まりです。が、この頃から元々怪しかった雲行きが本格的に怪しくなってきました。
そうそう、このお寺は書院作りで寝殿造りと書院造りの違いってわかりますか?とボランティアガイドさんに聞かれたのですが、そんなものわかるはずもなく(^^ゞ
段違いの棚のようなものが置いた造りになっているのが書院造だそうです。
って言われても肝心の寝殿造りの方が、今やってる大河に出てくるセットのような造りなんだろうなーくらいしかわからないのでふんふんと頷くのみでした。
しかし、このガイドのおじいさん、とにかく物知りで感心しきりでした。
どんなくだらない質問にも丁寧に答えてくれるし、知らないことはきちんとそれはわかりません、と適当なことを言わず、ガイドの鑑のような方でした。
よく歩いておられるせいか、とにかく健脚で。それでもガイドを始めた頃は全然歩けなかったそうで。年月の積み重ねでここまで健脚になれるのかーとそちらにもびっくりでした。
長岳寺を出てからしばらくは田んぼのあぜ道のようなところをひたすら歩き、崇仁天皇陵、景行天皇陵(ヤマトタケルの父)と言った古墳を順番に見て歩きます。と言っても古墳は何しろ大きいので前から見ても全貌がちっともわからず、何だか盛り上がった土の上にひたすら木々が生い茂っている感じです。
あ、途中に額田の女王の歌碑もありました。和歌にあまり興味がないので景色を眺めて楽しんでいたので忘れてました(^^ゞ
この頃から雨足がどんどん激しくなり、相撲神社に向かう途中で遂に一旦この先どうするか会議となりました。
この先相撲神社→桧原神社→大美和の森を経て最終地点の大神神社に行くのですが、ここからは道があまりよくない&何しろものすごい雨だったので、私達を含めた半分くらいはタクシーで大神神社へ向かうことに。
ホント、バケツをひっくり返したような大雨で、バスのガイド氏も参加者の方々も口々に「大人になってからこんな大雨に遭ったのは初めて」と言われているようなすごい雨でした。
ごく個人的には学生時代の色んな行事を始め、けっこうこういう大雨の中で何かをするというのを経験していたりします(苦笑)。夏イベでも2回くらいあったし、数年前にお台場にガンダムを見に行った時もこれくらい酷い雨の中ずぶ濡れで見たもんなーと。
はっ。ということは……この大雨は私のせい?(大汗)でも、すごーく晴れてほしい時はちゃんと晴れてたし。きっとたまたまですよ、うん。
そんなわけで、先回りして大神神社へ。これもおおがみじんじゃと読みたくなりますが”おおみわじんじゃ”と読むのです。ややこしい〜。
先に待機していたバスで温かい珈琲を1杯ごちそうになり(ホント、何から何まで気配り満点です)、びしょ濡れになった身体を少し拭いてから本日のメインイベント?大神神社へ。
駐車場から神社までの参道にはやはりここも1日がお祭りらしく、沢山の屋台が出ていました。が、ここも大雨に降られてしまいテキヤのおじさん達もかなり大変そうでした。
石上神宮では1コだった茅の輪がここでは三つもあります。だからおおみわ=大三輪なんだーといたく納得でした。
しかーし、これ3つもあると一体どういう順番でくぐったらいいの? としばし迷いましたよ。他の参拝者の方々の様子を見て、見よう見まねでくぐってきました。そういえば、神社の入り口にご神水があり、他の方々同様一口飲んで見たのですがほんのり甘くて美味しかったです。
大神神社の奥には狭井神社(さいじんじゃ)があり、ここのご神水は万病に効くという霊水ですよ、と事前にガイドさんに教えられたので行ってみたところ。
こじんまりとした小さな神社なのですが、いわゆるお賽銭をあげるところに何故かお神酒に混じり、たくさんの卵が置かれています。
???この辺の風習なのかと思い、件のガイドさんに尋ねたところ、この神社の神は大物主神という蛇なのだそうで。女の神と交わったのが実は蛇と聞くと、ひぇぇぇぇとなりましたが、三輪のみも己(へび)を表しているそうで。最初にお水をいただいたところに俵に蛇がとぐろを巻いているから後で見てごらん、と言われ、帰りに確認したところ確かにそうでした。
肝心のご霊水はこちらも美味しかったです。そうそう、この神社には何故か?三島由紀夫の石碑もありました。
あと、この狭井神社の後ろが大神神社のご神体である三輪山で、境内には三輪山への登拝口もありました。当日は時間が遅かったので、入山可能時刻が過ぎていましたが、噂どおり入口にはあれこれ注意書きがしてありました。神聖な山として簡単には入山出来ない古来から伝わるご神体だけあって、入口近くはひんやりとした空気が漂い、ただついてきただけの私でも何となく神秘的な印象を受けるに充分でした。
また、狭井神社と大神神社の途中に展望台があったのでそちらにも行ってみることに。展望台ということは、けっこう登らないといけないのかな、と言う母に冗談半分に「多分、さざえ山(兼六園内にある霞が池を掘り広げた時に出た土を利用して作った小高い小山)くらいじゃない」と言っていたのですが、本当にそれくらいの高さしかなかったです。でも、見晴らしは抜群。桜井市内が見渡せて気持ち良かったです。
最後は神社の入口にある茶店で抹茶を頂いて帰りました。雨のため涼しかったので有名な三輪そうめんは食べずじまいでしたが、お土産に買った、神社駐車場向かいにでーんと店構えをしていた白玉屋栄寿の「みむろ」という最中がものすごーーーく美味しかった!
日頃、最中はあまり得意ではないのですが、薄皮で中の餡がそれはそれは上品な味でこんなに美味しいと知っていたら、もっと沢山買って帰るんだったと思ったほどでした。
そんなわけで、雨にも降られた山の辺の道歩きでしたが、なかなか楽しい旅でした。機会があればもう少し寒い時期にじっくり全行程を歩いてみるのもいいなぁと思ったり。
しかーし、あれだけ色々聞いたボランティアガイドさんのお話、数日たったらかーなーり忘れてしまいました。
しかも、天皇の名前を言われてもそれがいつぐらいの時代なのかさっぱり。西暦で聞いて、いちいち中国ではいつの時代、西洋ではどこどこの国がどうしてあーしてと変換していたという。一番大事な日本の歴史について本当に何にも知らないのをしみじみ実感でした。日本史選択していたらもう少しマシだったのかしらん。そんな遥か昔のことを言い訳せずに今から読めばいいじゃん、と言われたらそれまでなんだけど。
でも、何度でも言いますが日本の方が人も建物も場所も名前とか難しくて憶えられないよう〜〜。何でそんな風に読むのかと思うともうこんがらがってしまって(大汗)。
塩野七生の「ローマ人の物語」で皇帝やら有名どころの家臣やらの名前があれこれ次々出てくるのは全然苦にならない、というかむしろわくわくしたのになぁ。
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