内覧会
2017.11.26 Sunday
今日は朝から内覧会へ行ってきました。
と言っても住宅展示場ではなく。来年早々に新しくなる石川県立中央病院の一般公開。
今月、治療に行った際に窓から見える新しい病院を見て、やっぱり新しいっていいなーと思っていたら、地元紙に今日の9時〜16時まで一般公開します、との記事があり。新しい建物でまごつかない為にも、といそいそと出かけてきました。
新しい病院は今の病院のすぐ後ろの敷地にででーんと建っています。
石川県立中央病院の文字がなければ、どこかの新築マンションのような外観。
今日は入り口前にシャトルバス乗り場があり、この日のためにシャトルバスまで出したのかーとびっくりでした。
入口でパンフレットが配られ、何だか催し物に来たような気分です。
当たり前ですが、新しいので広い・明るい・綺麗!
受付はココで、支払いは……と見ていくと、わーい!自動精算機が遂に設置されました(パチパチ)。何を今更、と笑われそうですが、市内の他の大きな病院には当然ある自動精算機がなく、支払いは窓口で手作業でしていたのも精算に時間がかかる要因の一つになっていたのでこれは嬉しい。
でも、、スーパーの自動精算機と一緒でお年寄りがまごつく様子が今から目に浮かぶなぁ
数ヶ月前にローカル番組での特集で触れていたように、今回の新築で女性専用外来が設置されたのです。今の婦人科はCT検査室の隣にあるため、ひっきりなしに男性が婦人科の前を通るのがいつも嫌だったのが、これで解消されます。
今回の新築でCTとMRIが同じ並びになったのは良かったです。PET−CTは検査の性質上、少しだけ離れているけれどこれまでの場所から考えると遥かに近くなって便利になっています。
女性専用外来のお隣は小児科病棟。
ここがとにかく可愛くて楽しい(笑)。
いしかわ動物園やのとじま水族館の動物達を科内に描いたのがウリだそうで。
天井には”ひゃくまんさん”と子供達が描かれていたり。
診察室の扉には、ゾウやクマ、リス、ペンギン等の動物が描かれています。
あんまり楽しくて、これ、婦人科の扉にも何か描かれてないかしら、ともう1回戻ってみましたが、何にも描かれてませんでした(苦笑)。
いい歳のおばさんだけど、同じ診察を受けるなら私もペンギンやレッサーパンダの扉の部屋に入りたい(大笑)。
散々1Fで楽しんだ後は、順路に従い上階へ上がり公開された部分を見学。
要所要所に病院のスタッフが立っていて、見学者の質問に答えてくれていました。よく見ると、見慣れた職員の方もちらほら。
採血の受付もチェックイン機と自動化されています。
通常の採血はチェックイン機でOKだけれど、外来治療室に行くときはいつも、勝手にファストパスと呼んでいるラミネートカードに記入しているけれど、それはどうなるの? と思ったので近くのスタッフに確認したところ、その手の処置が必要な人はちゃんと別の有人カウンターがありました。
これだけでも、今日来た甲斐があったというもの。あんまりお世話になりたくないけれど、また通うであろう外来治療室も展示コースには入っていないため、場所も教えてもらい一安心。
手術室や集中治療室は、一般のお客さんは興味しんしんで色々質問されている方があちこちにいました。
1Fのメインエレベーターの横には山中塗のお盆(?)が飾られているのが、県の建物らしいなぁと。映りがイマイチで伝わりませんが、実物はもっと綺麗でした。
ローカルテレビでも公開されていた入院病棟。基本は4人部屋(現在は6〜8人の大部屋が主体です)でこれまでに比べると格段に広くなってました。
どのベッドも窓に面している、とのことでしたが、3つは大きな窓に面しているけれど1つだけ小窓なので、そこに当たるとちょっと残念かも。
見学者の間からは綺麗やねぇ、広いねぇの後に、ま、入りたくないけど、という一言が必ず付け加えられているのが、うんそうだよねと納得でした。
病棟の中で1部屋だけある、特別室。流石に広くて立派でした。ここ高そう、と思ったら居合わせたおじさんが1泊2万円だと教えてくれました。
公立病院なので上限が決められているから、との説明になるほど〜です。
まぁ一生縁のない部屋だと思うけどね。
新しい病院の1Fにはドトールコーヒーが入り、2Fにはレストランもあります。現在は以前あった食堂も閉鎖され、地下のセブンイレブンしかないので、これは助かります。
スタバやタリーズよりドトールが好きだけれど、生活圏内にドトールがなくなかなか行く機会がなかったけれど、しばらく病院帰りにドトールに寄るのが楽しみになりそうです。
半吉
2017.11.24 Friday
昨日行った九萬坊大権現で珍しくおみくじを引いてみたところ、”半吉”でした。末吉や小吉は聞いたことがありますが、半吉は見るのも聞くのも初めて。
半吉って何? と気になったので調べてみました。
半吉の位置づけは以下のようになるそうで。
大吉 → 中吉 → 小吉 → 吉 → 半吉 → 末吉
→ 末小吉 → 凶 → 小凶 → 半凶 → 末凶 → 大凶
おみくじに詳しくないため、こんなに種類があること自体、今回初めて知りました。
半吉は吉より下なのかーと思いましたが、よく考えたら吉の半分なんだから理屈は合ってますね。
意味としては、吉凶が該当期間を通して半々ある運勢、まさに読んで字の通りです。
さて、この半吉初めて見ましたが、とても珍しいそうで。神社によってはそもそも半吉自体入れていないところも多いとのこと。
有名どころでは浅草寺や熱田神宮では半吉が出ることもあるけれど、5%くらいの確立でとてもレアとのこと。
そんな大きなお寺や神社ではない、地方の小さなお寺でまさかの半吉を引き当ててしまった私。相当おめでたいのでは? とすっかり喜んでいます。
最初に番号が出たときは三十七番と書かれていて、のん気にモーツァルトの交響曲37番てどんな曲だったっけ? と心の中で一生懸命思い出そうとしていたくらいで。ありがたい一言とともにおみくじが書かれた紙をもらった時も、ご住職に言われた言葉の方に気をとられ、吉とか凶とかあまり気にしていませんでした。が、家に帰りじっくり中身を見てみたら……、おみくじなんて本当にこれまでの人生でも片手で余る回数くらいしか引いていなかったのに。
もしかして、知られていないだけであのお寺はものすごーく半吉がたくさん入れてあるところだったりして(笑)。
それはそれで楽しくていいけどね。
というわけで、九萬坊へ行く機会があったら是非おみくじを引いてみましょう。
1回100円ワンコインで引けるというのにもびっくりだったのでした。
ちなみに昨日から気になっていたモーツァルトの交響曲37番は、なななんと存在しないそうで。長らく37番と思われていたものは冒頭部以外はヨハン・ミヒャエル・ハイドン(一般的に有名なフランツ・ハイドンの弟)の交響曲25番になるそうです。
ひぇぇぇ知らなかった!どうりで、37番て演奏会でも聞く機会がないわけです。
1本のおみくじから色んな発見があった実り多すぎな初冬の祝日でした。
九萬坊大権現
2017.11.23 Thursday
今日は勤労感謝の日。
しがない役立たずなサラリーマンは今日は楽しむのだー、というわけで今日は友人に誘われて内川にある九萬坊大権現に行ってきました。
同じ市内にありながら、ダムと筍の里があるところという認識しかない内川にはこれまで全く縁がなく。完成した子供の頃に家族に連れられて以来の実にン十年ぶりに訪問してきました。
まず最初に訪問したのは内川ダム。この日の天気予報は終日雨。今の時期の金沢はとにかく雨、雨、雨、たまに霙が普通なので相当の雨も覚悟しましたが、出発した時はいい感じに曇り空。ダムに着いてもまだ曇り空でした。
ダムは山間にあるので、周囲の景色がいい感じ黄色や赤に紅葉しています。
風はちょっと冷たかったけれど、空気が澄んでいてとても気持ちがいい!
子供の頃以来に間近で見るダムは綺麗な緑色の水が湛えられていて、周囲の景色との色合いがとても綺麗でした。
高いところが苦手なので写真がなくて申し訳ないですが、水面にさりげなく周囲の山が映っていて、晴れた日ならもっと綺麗だろうなーと。
この辺の山は手入れがされていないため、色んな形の木がごちゃごちゃですが逆にそれがとてもいい感じで。自然って面白いなーと感心してしまいました。
ダムの次はお薦めスポットその2、としてダムからほど近い住吉町の奥にある小さな神社を訪問。
住吉町って全国至る所で聞く地名ですが、何か謂れがあるのかな?と今簡単に調べてみましたが、各地それぞれの由来があるようです。
それはさておき、名前だけは知っていたけれど足を踏み入れたのは初めてな住吉町。金沢にこんなところがあったとは? という感じの時代が少しタイムスリップしたような小さなムラでした。間近で見るのは殆ど初めてな古びた土蔵が残っていたり、昭和の記録映画で目にするような古い木造建築がそこかしこに建っていました。
住吉神社の周囲には樹齢100年は軽く超えるのでは? と思うような巨木が聳え立ち、老朽化により?切り倒された切り株も、そのままオンザステージになりそうな大きな丸です。神社の鳥居に支那事変からの帰還を祝してと彫ってあるのに時代を感じます。
住吉町を出て一旦、末町の方へ続く道を下り、お昼も近づきお腹も空いてきたので内川近辺では有名なそば処”宮川”でお昼ごはん。
初めてですが、かなり有名なそば店のようで。店内はお客さんでいっぱい。私達は運よくすぐ席につくことが出来たのですが、途中でトイレに行った際、入店を待つお客さんが行列になっていて驚きました。
たまたま隣県から見えられた年配のご夫婦と相席になったのですが、その方によると県外からのお客様も多く、最近地元のテレビでも紹介されたためますますお客さんが増えているそうです。
このご夫妻が本当に感じのよい素敵な方々で、美味しすぎるお蕎麦ともどもとっても楽しいお昼ごはんになりました。
夏でも温かいお蕎麦が好きな私は冬季限定の鴨南蛮を頂きましたが、細麺でもちもちでコシがあって本当に美味しいお蕎麦でした。鴨ももちろん柔らかくて香ばしくて。そば湯は別に作っているだけあって、そばがきに近いくらいのとろみがあってこちらも大変美味しかったです。
デザートに頂いた、そば茶プリンがこれまた絶品でした(^-^)。
先ほどの住吉神社もそうでしたが、お蕎麦やさんの周囲にも立派な木がたくさん。友人の1人がとても木に詳しくて、これは何の木、あっちは何と的確に教えてくれるのにへえぇぇぇと感心しきりです。
残念な鳥頭なので、せっかく教えてもらってもすぐ忘れてしまい、今日ちゃんと覚えたのは栗の木だけですが(えぇぇ?)、1本でも分かる木が出来ただけで大満足です。
お腹も心も満たされ、大満足で店を後にして本日のメインイベント、九萬坊大権現へ。
お蕎麦やさんのすぐ近くでした。
駐車場に車を停め降りると、赤い柱に九萬坊大権現と書かれたすぐ横に八萬坊大権現と併記してあります。反対側の柱には黒壁山薬王寺と書かれていました。
九萬、八萬とあるからには七萬とか六萬もあるのかな?という友人の言葉に一萬坊から順番にあるのかも、と単純に信じてしまいましたが、どうやらそういうことではないらしく(苦笑)。
•九萬坊大権現(くまんぼう だいごんげん)
九萬坊大権現、八万坊大権現、照若坊大権現(てるわかぼう だいごんげん)の三聖大権現は、嘗て(かつて)金沢城内に鎮座し祀られていたが、ある時城を巡回していた藩主が、九万坊の祠(ほこら)の前で、「会釈をして通ってください」と家老に言われたので、藩主は、「加賀の太守は私である。私以上の者は出ていってほしい」と言ったところ、その夜、加賀の国境を寂しそうに越えてゆく三人の僧の夢をみた。それが九万坊であると知るや、あわてて連れ戻しに家老を差し向けたという。三代藩 利常公の時、黒壁山(金沢の別所にあります Hoo Poo 注)へ後遷座されるが、明治三十五年、同山は遠く淋しき山道にて時に参拝人を脅かす悪徒の出没もあり、御移転を契約した折、信者の嶋田直勝の枕頭に出現し、「速やかに移転せん。場所は野田の桃雲寺なり。」と示された。信者世話人相諮り当寺に御遷座されるも当寺は前田家歴代の菩提所なるに因縁浅からぬ御縁である。三聖大権現の威神力多大にして、商売繁盛・身体健勝・種々心願の達成等、招福・開運の御加護を仰がんとする多数の信者の帰依する所である。 パンフレットより
本堂は入り口から坂道を少しくだってすぐのところにあります。
天狗の羽をかたどったのがシンボルマークです。最初、天狗の羽と知らず、菊の花を横から見た図だと思ってました(^^ゞ
拝礼を済ませ、まずは奥の院へというわけで。本堂のすぐ横にある奥の院→と書かれた立て札に従い、進んでいくと急こう配の遊歩道をえっちらおっちら下って行きます。すぐ横を川がごうごうと音を立てて流れていて、ちょっとした山奥へ来た気分です。
友人から聞いたところによると、奥の院にはお松の方が使用していた鏡が祀られているそうで。鏡に嫉妬や恨みなどのよくない思いが籠っていて、その怒りが災厄をもたらすのを鎮めるために祀られたとのこと。
川沿いの山道をくだっていくと、目の前にものすごい急こう配の石段が出現。
遠くから見ている時は、金毘羅さんの石段みたいなんて呑気なことを思っていましたが、目の前で見るとあまりの急こう配さと石段の狭さにびびりまくりです。
私は昔から高いところが大の苦手で吊り橋はもちろん、歩道橋だって出来れば渡りたくないくらいのヘタレです。
そんな私にここを登れと? と心の中で問いかけますが、もう後戻りは出来ません。怖いよう怖いようと呟きながら(やめなさい)一段一段登っていきます。怖いので足元以外は絶対に見ないようにしていたため、周りを見る余裕なんて一かけらもありませんでした。
どうにかこうにか登った先には想像より大きな祠がありました!
登りながら、高い山の頂上なみに狭い足場が殆どないところを想像していたため、それなりの広さがある祠でほっとしました。
手前の炎の形をした置物は、蝋燭を立てるためのものらしく、真ん中にいくつも蝋燭を立てるための針がついています。
こわごわ、何にも悪さをしませんからどうか無事におろしてください、とお願いして今度は再び急こう配な石段を一段ずつ降りて行きます。
怖くて仕方がなかった行きと違い、下が見える帰りの方がまだ怖くなかったです(^^ゞ
無事に石段を下りきった時は、安堵感からどっと疲れが(苦笑)。
あんなに怖い思いをしたのは久しぶりです。
帰りはくだってきた山道を登るため、再び本堂に着いた時にはすっかり息が上がってしまいましたが、大してことはしていないのに充実感がとってもありました。
本堂でおみくじを引き、ご住職のありがたい解説を聞き、周囲をのんびり散策。
歩き始めた時は空気が冷たいと思ったのが、奥の院への道中ですっかりぽかぽかどころか暑いくらいでした。
最初に行った内川ダム界隈もそうでしたが、この辺は木と言う木に雪つりがしてあります。街中よりは雪が多いけれど、昔に比べたら遥かに少なくなった雪でもこうして冬が来る前にきちんと雪つりをする習慣に頭が下がる思いと、何にもないのに早々と縄で縛られている木がちょっと可哀想な気持ちも。
本堂の前には不道明王が鎮座していました。
霊感ゼロなので、何かパワーを感じるとかそういうのはまったくなかったけれど、まるで秘湯のような道を歩いて綺麗な景色を眺めながら川音を聞いて、えっちらおっちら歩いたり、友人とのんびりおしゃべりして、日々家と会社の往復で山のようにため込んでいたストレスがすーーーーっと消えて行きました。
九萬坊の入り口には見事な枝垂桜の木があり、桜が咲く頃にまた訪れてみたいです。
楽しい休日をありがとう!!
炎上する君
2017.11.19 Sunday
今年もこの季節がやってきました。
カップdeヤクルト。今年はパッケージの変更もなく。宣伝部長につば九郎が就任したので応燕するべく、とこれは美味しくて毎冬の楽しみなのであだるとばいやー(大人買い)するぞーと意気込んで近所のコンビニに行ったところ、、売れたらしく2コしかありませんでした(ちーん)。仕方がないので2コとも買って棚を空にしたのですが。今日のお昼、そのコンビニに行ったらカップdeヤクルトがたくさん陳列してありました。
入荷早々に売り切れたことで、人気商品として定着した模様です(^-^)。自分以外にもあの商品を気に入っている方がこの界隈に少なからずいることがわかり嬉しい♪また明日の帰りに勝ってこようっと。
さて、随分前に読んでとても面白かった本の感想を今更ですが書いておきます。
まだ暑かった頃、毎週土曜の朝ラジオでやっている「ラジオ文芸館」。土曜が休みの日に朝ごはんや掃除をしながら聞くのがちょっとした楽しみです。
短編をベテランアナウンサーが朗読してくれるのですが、これが本当に上手でこれがきっかけでその本を読みたくなり、購入した実績が何度かあります。
大抵は男性アナウンサーが担当しているのが、この日はたまたま女性アナウンサーで、今まであまり読んだことのない雰囲気の物語でしたが、朗読の上手さにすっかり引き込まれ、家事の都合で途中までしか聞けなかったため、続きが気になり誰の何という作品なのか調べました。
西加奈子の「私のお尻」という短編で、『炎上する君』という短編集に収録されていることが判明。
西加奈子、それまでも書店で平積みされているのを見かけて名前だけは知っていましたが読んだことがなかったため、丁度いい機会だと思いいそいそと書店へ行きました。
目当ての書籍は少し探したらすぐに見つかりましたが、帯に又吉直樹さんの推薦文が書かれていて”絶望するな、僕たちには西加奈子がいる”とありました。
なんて大げさな、と思いつつ購入。
早速、その日から読み始めましたが、全部で8編が収録されており、目当ての「私のお尻」は6話目でした。
全体的に少しずつ現実離れした物語が殆どなのですが、それぞれに違った味がありどれも面白く、読んでいて飽きません。
目当ての「私のお尻」ももちろん、面白かったですが、「甘い果実」と「炎上する君」「ある風船の落下」がとりわけ気に入りました。
各話で描かれているのは嫉妬や孤独、絶望、虚無感、愛憎と言った負の感情が殆ど。だけどもどの話にも何とも言えないユーモアやささやかな希望、優しさ、悠久といったものでその負の感情を包んでそれぞれが持つ苦しみを昇華してくれるため、全て読み終えた時に何故だかとても清々しく、よし頑張って生きて行こうという気持ちになりました。
巻末に添えられた又吉さんの各話の解説がまた素晴らしく。それぞれの物語の良さをこれ以上ないくらい的確に語っているのに唸らされました。
この人は本当にこの作品が大好きで、多くの人にこの本の素晴らしさを知ってほしいという気持ちがぎっしり詰まってました。
何かが好きだーという気持ちをは誰しもあるだろうけれど、それをこんなに見事なバランスで表現できる人がいるのか、と。
物語と解説すべてを読み終えた時、最後を締めくくる”絶望するな、僕達には西加奈子がいる”は決して大げさではなく、うん、確かにその通りだと深く頷いてしまいました。
何かに絶望しそうになった時、「炎上する君」を開いて表題作でもどれでも読むことで救われるとまではいかなくとも、絶望が小さな些細なことだと思える気がします。
彼女の作品は数多いのでけっこう大変だけれど、これから少しずつ長編も読んでいこうと思います。
川沿いのカフェ
2017.11.13 Monday
昨日は伏見川沿いに今年できたカフェに行ってきました。
工大の近くです。この辺に馴染みがない方にはわかりにくいようですが、日頃から行動範囲なので我が家からはとても行きやすい場所でした。
cafe Y's home(かふぇわいずほーむ)
少し前の地元情報誌にモーニングが美味しいカフェとして紹介されていました。
朝7時30分から日没までの営業です。
お店は伏見川の遊歩道沿いにあるため、窓際の席だと遊歩道を散歩する人がよく見えます。伏見川沿いは桜並木が続いているので、お花見の時期だと桜を愛でながらお茶が出来る絶好のロケーション。
こじんまりとした店内には暖炉があり、もう少し寒くなったら暖炉に火が入るのかな。
ランチタイムは特製丼、ホットサンド、カツサンド、キッシュがそれぞれセットに出来ます。
この日はキッシュを単品で注文。
単品なのにちゃんとサラダとクスクスがついていて驚きました。
ランチセットだとこれにスープがついてプラス200円です。
キッシュ単品は600円。
キッシュは生地がしっかりしていて、大きすぎず小さすぎず私は丁度よいサイズでした。がっつり食べたい方は特製丼がかなりボリューム満点そうでした。
ちなみにお連れの方が注文したカツサンド、カツをその場で揚げて千切りキャベツを挟んだものが2つ。けっこうボリュームがありました。
自家製デザートのエコセ。ピスタチオとアーモンドクリームをココア生地に練り込んだケーキです。甘くなくてしっかりとした食感でとっても美味でした。
お連れの方のリンゴのガトーインビジブル、という聞き慣れないケーキ。
スライスしたリンゴを重ねて焼いたフランス菓子。断面が本当に見事な層になっていて、見た目に反してかなりもっちりだそうで。
次回はぜひこれがあれば食べてみたいです。
紅茶のキャンディーはポットで出てきます。芦屋のお店から茶葉を取り寄せているとのことでしたが、紅茶は普通でした。紅茶はやっぱりLITTLE TEA POTがダントツかな。
ちなみにお連れの方はいつでもどこでもアイスコーヒー派で、このお店のアイスコーヒーはものすごく美味しいそうなのでアイス珈琲好きは騙されたと思って飲んでみては?
私はアイスコーヒーが苦手なので次回はカフェオレを飲んでみたいな。
ごちそうさまでした〜。
忘れていた気持ち
2017.11.12 Sunday
今回の副作用、事前に言われていたとおり、今までで一番楽でした。
すぐ疲れたり、朝は身体がとても重かったりというのはあっても、何よりもご飯が食べられたのが助かりました。
なので仕事も休むことなく、土曜日までびっちり行くことができました。
来月は投薬はお休みで検査のみなので、クリスマスケーキも美味しく食べられそうなのが嬉しいです。
嬉しさついでにクリスマス用に小さいスパークリングワインを買っておかなくちゃ(笑)。
お酒は好きだけれど、本当に嗜む程度にしか飲めなくなりました。ちょっとは美味しいけれど、それ以上はまったく美味しくないし苦痛です。残念な気もするけれど、年齢を考えてもその方がエレガント(笑)でいいかな。
さて、久しぶりにフィギュアスケートの話題です。
昨夜は帰宅した時点で女子は終了していたので、夕食後からのんびり男子フリーを見てました。
緊張で思ったようにいかなかった選手も多かったけれど、本当に久しぶりにのんびりと純粋に競技そのものを楽しめました。
ヴォロノフが優勝するとは、驚きと嬉しさでちょっとウルウルしてしまいました。ずっと続けてきて本当によかったね。
NHK杯の男子シングル表彰式でロシア国家が流れたのっていつ以来だろう? と思うとそこも感慨深かったです。
リッポンもいつの間にか30近くになっていて、生観戦していた頃は楽しみな若手が出て来たなーと思っていたのに、日頃すっかり忘れている自分がしっかり年を重ねていることを嫌でも実感させられました(苦笑)。
各選手の演技を楽しく見ながら、子供の頃から大人になっても毎年楽しみに見ていた頃のN杯ってこんなのだったなぁ、と。
観客もテレビを見てる人も、贔屓の選手のあるなし関係なく色んな選手の演技を見てスケートって楽しいな、凄いなーとわくわくしていた気持ちを思い出しました。国内で開催されているので、唯一リアルタイムでどうなるのかな? とドキドキしながら見るのが楽しくて、あの何とも言えない暖かくてアットホームな雰囲気が大好きでした。
スケートに限らず、日本人は自国選手を応援するべき、という押し付けが私は大嫌いです。
もちろん日本の選手が活躍してくれたら嬉しいけれど、そこばかりに夢中になって他の選手を蔑ろにするような放送や行動はその競技の魅力を半減させるだけだと思います。
来年以降も今年みたいに、スケートそのものを楽しく見られる大会でありますように。今夜のエキシビションも楽しみです。
他力本願DX
2017.11.06 Monday
今日は先週、1週間延ばしにした抗がん剤投与のため病院へ行ってきました。
朝は肌寒いけれど日中はかなり暖かくなるため、着るものに困ります。
天気も良く道も空いていてスムーズに到着しましたが、意外とけっこう既に並んでいました。
やっぱり冬が近づくと患者が増えるのかしらん。
いつものとおり採血・採尿を終え、主治医との面談です。
気管支喘息やら食道に潰瘍やら散々な目に遭っているので、まずご飯は食べられるようになりましたか? と。
幸い昨日くらいから、だいぶ普通にご飯が食べられるようになったこと、ただご飯を食べると背中が痛くなるのと、足の指の爪が剥がれてしまったことを伝えました。
今日はアバスチンだけなのですが、これしばらく続くのですか? 点滴を入れるところもだんだんなくなってきたし、しばらく休止とか出来ませんか? と聞いてみたところ。
薬で抑えている状態だから、やめるとまた出て来る可能性があります。
だけど、やめるのはいつでもできます、高額だし一旦中止してみますか、とのことでとりあえず来月は検査のみになりました。
外来治療室でも、弱っているところがあちこち出てきて大変になってしまったから、一旦元気になってからまた治療したほうがいいね、と言われ今日は予定どおりアバスチンのみの投与になりました。
外来治療室の窓からはピカピカの新病棟が見えるため、点滴前に思わず窓から綺麗だなーとじっくり眺めてしまいました。
4年前に治療を始めた時は、このボロい病院が新しく建て替えすることも知らず。新しい病院に通うことが出来る日が来るとは、長生きはするもんだね。
点滴の準備をしてもらいながら、看護士さんが、今日のカバンは違いますが、前に見たカバンに他力本願のお守りついてましたよね? と言われ、そういえば点滴に通う日はテンションを無理やり上げるために”すぱん九郎”を使うことが多かったなーと。
あのお守りいいなーと、他力本願しかもデラックスって書いてるのがいいなーって思ってたんです、癒されますと言われてびっくりでした。
まさかそんな細かいところまで見られていたとは。
フランク三浦さんの遊び心が、遠い地方の病院の看護師さんの癒しになるとはきっと作られたご本人もびっくりの効能でしょう。
確かあのお守り、超特大サイズをつばちゃんが喜んでしっぽにつけてたら、球団の偉い人にプロ野球のマスコットが他力本願とはけしからん、と怒られたのですが、病人にとっては他力本願の遊び心は逆にとても良いことだったようで。
どのくらい休止期間がもらえるのかは不明ですが、不幸にもまた外来治療室に行くことになった時にはすぱん九郎で行こうと決意しました。
アバスチンは副作用が殆どない、とのことなので今回はこれまでのような思いをしなくてすむはず……。
とりあえず、今日は他力本願デラックスでいい夢がみられそうです。
ソフトバンク優勝
2017.11.05 Sunday
先週から始まった日本シリーズ。
年に一度この時期だけソフトバンクの応援をする貴重な機会。
初戦から6銭まで毎回面白くて楽しくて、気づいたらがっつり全試合、試合終了まで観戦してました。
初戦こそワンサイドゲームだったけれど、横浜の選手達がどんどんシリーズの中で成長していっているのが窺えて、本当に見ごたえのあるシリーズでした。
昨夜は3点をとられて逆転された時は、正直今日はダメかなと思ったのですが、9回裏まさかの内川の同点ホームラン。打ってくれたらいいなーと誰もが願う中での一発は素晴らしいの一語に尽きます。
延長になった時点で、これは勝てると思いましたが(^^ゞ、11回裏サヨナラのチャンスで慶三くんに回って来て、慶三くんじゃ荷が重すぎる、無理と思ってしまってごめんなさい。でも、そう思ったら打つかもと都合のいいことを思っていたら、粘った末にサヨナラタイムリー
本当によかったです。きっとつばちゃんも喜んでることでしょう(^-^)。
というわけで、ソフトバンクの皆様日本一おめでとうございます。
工藤監督も当たり前だけど嬉しそうで。年齢よりは若く見えるけれど、老けたなぁと笑顔で選手を迎える様子を見ながらしみじみ思いました。
前の日シリの時も内川に呼びかけていた気がするのですが、監督内川好きだねぇ(笑)。あぁいうタイプ好きそうだけど。
監督の胴上げを見るたび、重くてごめんなさいと選手達に申し訳ない気持ちになります(こらこら)。
金風吹が舞う中、胴上げされる前で沢山の選手たちがバンザイして飛び上がっている絵を見ながら、目立つからやろうぜ、と若かりしやんちゃ坊主だった監督が始めたパフォーマンスは、今では胴上げに欠かせない光景になったなーと感無量でした。
内川も柳田も素晴らしい選手だけど、このシリーズで今宮選手のファンになってしまいました。
小柄だけど、打ってよし守ってよし、走ってよしの走攻守揃ったいい選手だなぁと。2戦目のヘッドスライディングでの本塁突入で完全にやられました。
彼に限らず、ソフトバンクの選手層の厚さは本当に羨ましい限りです。
中軸だけでなくどこからでも長打が飛び出す強力打線と一瞬の隙を逃さない勝負強さ、固い守り。
タイガースに足りないものばっかりです(苦笑)。
今宮くんみたいな選手がウチにもいたらなぁ、と心底思いました。
毎年、これからが楽しみな選手はいっぱい出て来るのに育ちきれないのがお家芸と化している我らがタイガース。足りないものは何なんだろう? と喜びに浸りつつも考え込んでしまいました。
横浜の選手たちは本当によく頑張ったけれど、やっぱり大事なところでミスが出たり勝負を決められなかったのが大きかったかな。
でも、カープが順当に勝ち上がっていたらここまでの好勝負は見られたかな? と思うのでセの代表に相応しい試合をありがとう!
来年の横浜は強くなりそうです。
タイガースは本当に頑張らないとまたBクラスに逆戻りです。
ともあれ、これで今シーズンの全日程が終了。
今季も色んなことがあったけれど、最後まで楽しませてくれてありがとう。
来季はどんな1年になるのか楽しみです。
食道潰瘍
2017.11.01 Wednesday
今日は仕事を途中抜けして胃カメラ検査に行ってきました。
胃カメラを飲むのは手術前以来だから4年ぶり。
以前は四角い黄緑色のシャービックみたいなのを舐めているうちに意識がなくなり、寝ている間に検査が終了でしたが。
月日は流れ、今は全身麻酔はやってないんですね。最初に喉に苦〜いしびれ薬をシュッとひと吹きされ。
部屋に移動し、ベッドに横になり(靴を履いたままでOKなのです!)、静脈注射をして口にマウスピースを咥えさせられてカメラを挿入です(と言っても横になっているのでカメラが入っていく様子は見えません)。
静脈注射をする際、両腕とも注射の跡だらけで麻酔科の技師がちょっと引いてました(^^ゞ
この注射はちょっと痛いですよー、と優しい声かけをしてくれましたが、抗がん剤や造血剤に比べたら軽いもんです。痛み耐性なんかついても嬉しくないけれど、大概の検査は痛いと思わなくなっているこの頃。
初めての意識がある状態での胃カメラ。口をずっと開けたまま、狭い道に機材を突っ込まれているのでだんだん息苦しくなってきます。途中で何度もせき込んでしまいました(汗)。
途中で何か見つかったららしく、そこは精査になるため時間がかかり、息苦しいわ喉に違和感がありすぎて苦しいわで、点滴時の痛み緩和に最大のケアを施こされる抗がん剤より辛いわこれ、と思ってしまいました。
なかなか終わらず、もうそろそろ限界ですと言いたくなった頃にようやく終了。
支えられて近くの休憩所で一休みという名のひと眠りをしたら、気づいた時には周りでたくさん休んでいた人が誰もいなくなってました(^^ゞ
時間にしたら30分くらいですが、皆さん割とすぐに麻酔が覚めるんですね。
まだふらふらしながら、呼吸器内科へ移動し結果発表を待ちます。
じーっと待つ、とみーとマツ、利家とまつくらい待つのかと覚悟しましたが、そこそこの待ち時間で先生との面談になりました。
渡された画像はシロクロで不鮮明だったのですが、先生のところでカラー画像を見たらよくわかるくらい、あちこちにクレーターみたいなのが見えます。
この阿蘇山の噴火口みたいになっているのが潰瘍です、食道潰瘍ですね、とのこと。胃潰瘍とか十二指腸潰瘍は聞くけど食堂潰瘍ってあんまり聞かないなーと思っていたら。
腫瘍とかではなく、抗がん剤によるものでしょう。大変ですねぇ、でも仕方がないのかなぁ、主治医の先生と相談してね、とのこと。
潰瘍に関してはとりあえず2週間薬を処方され、様子をみることになりました。
初めて会った時はとっつきにくい先生かなーと思ったけれど、例えが的確すぎて面白かったり意外と色々話してくれる先生でした。
早速今夜から処方された薬を飲みましたが、効いてくれるといいなぁ。
何となく身体の不調がガンの増殖によるものか、そうでないのかは長年の経験でわかるようになっていて、今回のは咳がとんでもなく酷かったり、あちこちが痛いけれど身体自体は元気なので(あれだけしんどい言っておいて元気? と思うかもしれませんが、ガンが増殖している時は痛みよりだるさや身体があり得ないくらい重くなってしんどいのです)これはきっと違うだろうなーと思っていたのが当たりました。
抗がん剤の副作用によるものなのが恨めしいけれど、とりあえず原因がわかってよかったです。
早く美味しく1人前のご飯が食べられるようになりますように!
そうそう。食べられるようになったら行こうと思っていた、お気に入りのタルト店・サロン・ド・シュークルがなんと先月上旬で倒産してしまいました(泣)。
今まで知りませんでしたが、ラ・ナチュールの傘下だったそうで。あのお店自体はとても流行っていたのに……母体の煽りを受けての閉鎖のようで残念です(ぐすん)。
これでますます、店内で美味しいお茶とケーキが食べられるお店がなくなってしまいました(わーん)。これからますますこういう状況が加速していったら、そのうち丁寧に料理されたものをお店で食べるのが、とてつもない贅沢になる時代が割とすぐそこまで来ているのかも。
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