やた!
2014.04.30 Wednesday
今日も勝って、これで甲子園10連勝〜〜!!
と浮かれていたら、びーっぐえーっぐでは、遂にヤクルトがG倒に成功!
やったね。これでつばちゃんのビジター遠征連敗記録もストップだし、こっちはGとのゲーム差が広がってくれたし(^-^)。
今夜は楽しいぱとろ〜るになるね。
PIECE OF PEACE
2014.04.30 Wednesday
今日は地元のデパートで行われている”PIECE OF PEACE" WORLD HERITAGE EXHIBIT BUILT WITH LEGO BRICK に行ってきました。
レゴブロックで作った世界遺産展PART-3。その名のとおり、世界各国の世界遺産をレゴを使って再現してみました、という展示会です。
日本海側では、今回が初の開催だそうで。5月11日までエムザ8Fで開催中です。
GW中は混みそうなので、今日なら空いているかな? と思ったとおりいい感じにお客さんはそこそこで快適でした。しかも、エムザの会員カードを見せると100円引き。思わず、嬉しい〜と言ってしまいました(^^ゞ
美術館などと同じく、展示品の写真はNGだと思ったら……手を触れるのはダメ(そりゃそうでしょう)だけれど、写真はOKで撮った写真をFACE BOOKに登録しよう! となっていたので、カメラを持ってくるんだったとちょっぴり後悔でした。
まず最初にレゴで作った地球がお出迎え。緑と青のレゴを使った地球、綺麗でした。その横には厳島神社が見事に再現されていて、反対側には富士山。
この富士山が、こっち側とあっち側で雪に当たる部分を変えてある細かさにほーーっと感心しきりでした。すぐ傍でじっくり見るのもいいですが、少し離れたところから眺めると全体像がよくわかります。
その後も世界各国の世界遺産が、色とりどりのレゴを使って見事に再現されています。
万里の長城やモン・サン・ミシェル、マチュピチュ等は世界遺産だと知っていましたが、ウェストミンスター寺院やヴァシリー寺院、オペラハウス、エッフェル塔や自由の女神まで世界遺産なのかーと軽い驚きでした。
逆にブラジリア大聖堂やベネズエラのコロとその港、メキシコの古都グアナフアトとその銀鉱群など、そんなところがあるのかーと初めて知ったところも。
このベネズエラのコロとメキシコのグアナフアトは色遣いがとっても綺麗で、見ていても楽しかったです。
面白かったのは中国のパンダ。レゴで作ったパンダ、可愛いというよりちょっとシュールでした。ちゃんと笹をもっている芸の細かさが凄いです。
コロッセウムやアクロポリス、サグラダファミリアは、レゴで見ても嬉しくなってニンマリしてしまいます。永遠の憧れタージマハルも綺麗でした。写真で見てもうっとりだけれど、レゴでもうわーっという感激があります。
見ていると、あれも見てみたい、ここにも行ってみたいという欲求がかきたてられますが。おいそれとは海外旅行には行けないので、この展示会で少しだけ海外旅行気分を味わえました。
しかし、国内外問わず少ない訪問地でもれなく世界遺産を見ていたんだなーと我ながら感心(苦笑)。
沖縄なんて遥か昔の修学旅行でしか行ってないのに、ちゃーんと琉球グスク見ていたり、韓国も社員旅行で華城見たなぁと。
団体旅行って、そういう目玉な観光地に必ず行くもんね。そう思うと団体旅行も捨てたもんじゃないのかも。
そんなわけで、なかなか珍しくて面白い展示会でした。
シミとクマ
2014.04.27 Sunday
ゴールデンウィーク明けが6回目の抗がん剤投与なので、今が色々動けるチャーンス! とばかりにちょこちょこ散歩に行ったり、食べられる時に食べよう、とおやつを食べているこの頃。
ところで、4回目の投与後くらいから少しずつ気になっていることが、最近とみに顕著になってきました。
それは……お顔にシミや目の下にくっきりクマが出来てきたこと。
最初は何だかやけに最近シミが目立つようになってきたなぁと思っていただけだったのです。元々少しくらいならシミもあったしね。
しかーし、このところどうみてもこれはものすごーく増えてないか? というレベルにまで達してきて。あれれ? 急に老化してきたのかしら、と思ったのですが、もしかして……と思い調べてみたところ。
卵巣がんや乳がんの患者の方の多くがシミが増えた! と言われているではないですか。
抗がん剤にはそういう副作用というか、弊害? もあったのね(とほほ)。
一応、投与が終わればシミも消えると書いてあったので、それを信じることにしましょう。
というわけで、副作用の項目にまたひとつ追加です。
投与を重ねるとお顔にシミと目の下にけっこうはっきりクマが出来ます。
ま、どちらもメイクをきちんとすれば隠せるものだけれどね。本当に消えるのかどうかは、また数ヶ月後に実地報告をします〜。
あ、あと。副作用と違うけれど。先日、造影剤を使ってMRIを撮った時、造影剤を入れられた途端、身体がすごーく暑くなってきてあんまり好きな感覚ではなかったのですが、これもけっこう多くの方が感じているということを知りました。
だからどうなんだと言われればそれまでなんだけれど。これって自分だけ? と思うことが他の患者も同様だとわかると、けっこうほっとします。
6回が終わったら、副作用のまとめみたいなの作っておこうかな。
うわっヤクルト連勝だ! 借金がまたひとつ減ってよかったね。
動物ワンダーランド3
2014.04.26 Saturday
今日からゴールデンウィークです。とは言っても毎日が日曜日な生活を送っているため、いつでも♪ゴールデンウィーク なわけですが。
それでも、連休だ〜と思うと嬉しいのは何故だろう?
3月末にがっつり遊んだので、今回は遠出をする予定もなく。間の平日の時にのんびりがっつり市内を散歩に行こうかと画策中。
例年よりかなり控え目ですが、今年もラ・フォルジュルネには行ってきます。
さて、いしかわ動物園の愛らしすぎる動物達の3回目です。
いよいよ終盤、バードストリートです。バードストリート、鳥通りなんて素敵な響きでしょう。鳥好きには楽園の響きに聞こえます。
いしかわ動物園のバードストリートにいる鳥たちは、怪我をしたりしていたのを保護した、ここでしか生きられない鳥が殆どです。
何の鳥だったか忘れましたが、片翼しかないため跳べません、の但し書きがされた鳥がいました(T-T)。
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む
という柿本人麿の歌が浮かんでくる、見事な尾をした尾長鳥です。
こちらはツル。何ていう種類か忘れましたが、他の鳥を色々見て来た挙句に見るとその背の高さが際立ちます。それにしても細いっ!
赤い頭と白いトサカがとってもお洒落なミミキジ。
雉も鳴かずば撃たれまいのキジは、きっとこんな鮮やかなタイプじゃなかったんだろうなぁ。これだと鳴かなくても色でバレちゃうよ。
鳥の王様、インドクジャクです。繁殖の為にしか翼は広げてくれないので、見事な ♪Wind is blowing from the Aegean と歌いたくなるようなポーズは残念ながら見ることはできませんが、閉じていても首のあたりの目にも鮮やかなブルーや羽の綺麗なグリーンが目を惹きます。
ゲージの前にはちゃんと翼を広げた美し過ぎる写真が掲示されていました。
反対側の通りは鷹などの猛禽類コーナー。
どれもけっこう高い所にいるので、写真を撮るのはあきらめてそれぞれ独特な風貌を眺めて楽しみました。オスプレイってミサゴのことだったのね、とここに来たおかげで知りました(^^ゞ
バードストリートの最後はフクロウやコノハズク、ミミズクといった夜行性の鳥たちです。夜行性なので当然のことながら、ゲージの奥の方でじっと眠っていました。次はナイトズーで彼らが動くところをちゃんと見たいです。
続いては”ライチョウの峰”です。ライチョウは、国の特別天然記念物に指定されている貴重な鳥なので、山小屋風の建物の中で大事に飼育されています。
ライチョウは、季節により羽毛の色が茶褐色〜白色へと変化するそうで。
今はまだ冬の色なので真っ白です。夏の短い間のみ茶褐色になります。その様子が写真つきで詳しく説明されていました。
モコモコな身体に小さな嘴が可愛い〜。
いよいよ終盤。なだらかな坂を下っていくと”アフリカの草原”が見えて来ました。
キリンやシマウマなど大型動物なので、遠くからでもよく見えます。
ついついキリンやシマウマに目を奪われがちですが、よく見ると彼らに混じってホオジロカンムリヅルのつがいが戯れています。
アフリカにもツルっていたんだ〜と思うとともに、アフリカのツルは一段とお洒落です。トサカなんて殆ど芸術作品のようです。
グレビーシマウマです。こうして見るとたてがみの感じとか、足とかシマウマって馬だったんだなぁと当たり前のことをしみじみ思ってしまいました。
膝に見える部分が実は踵だそうで。じゃあその下の長い部分はなんなんだ? となりますが、何とそれは甲なんです。
シマウマ=黒と白のシマシマ な印象ですが、茶色と白のツートンがとても美しいです。全身シマシマだけれどお腹は真っ白なんだね、と。部位によってシマの密度が違っていたり、実物を見ると面白い発見がいっぱいでした。
さぁ、いよいよお待ちかね?”ゾウの丘”です。
アジアゾウのサニーです。何故、サニーかというと、彼女はサニーランドの閉園に伴い、そこからいしかわ動物園にやってきたからなのです。なので、県民にとってはとっても長く親しまれているゾウさんです。
ゾウは群れを作って生活するそうですが、群れの中のボスは一番長老のメス、つまりおばあさんなんだそうで。
サニーは1頭しかいないけれど、この動物園のボス??
サニーは長く動物園で暮らしているだけあって、とってもサービス精神が旺盛。子供達が声を合わせて”サニーちゃーん!”の大合唱を繰り返していると、ちゃんと奥から最前列まで出てきてくれました。
なので、後ろ姿もパチリ。目の前で見るとほんっとに大きくてそれだけでおぉぉっとなりますが、尻尾は意外と可愛いのね。
こちらは正面から。こうして見ると本当に穏やかな優しい顔です。
長い鼻を使っておやつ? の草を掬っては食べを披露してくれたサニー。鼻の穴までしっかり見ることができました(笑)。鼻の長さはすごいけれど、鼻の穴はちゃんとふたつあるんだーと思ったり。
近くのベンチに腰を下ろしてサニーの一挙手一投足を眺めていると、癒されるというかどれだけ見ていても飽きることがありません。
名残惜しいサニーに別れを告げて、次は”カバの池”です。
コビトカバのメス、のぞみちゃんです。コビトカバというだけあって、普通のカバよりかなり小さいです。それでも充分大きいけれどね。
カバって水の中にでーんといて時々大あくびをするイメージだったので、こんな風にノシノシと歩きまわる姿は意外でした。
こちらはオスのヒカルくんです。のぞみとひかりって新幹線か、と突っ込みたくなりますが、どの動物か忘れたけれどイチローって名前のもいました。
でも、どこがイチローなのか???だったけど。
オスは首のあたりがほんのりピンク色になっているのが特徴です。
人間だと女性の方が色々着飾ってお洒落を楽しむ人が多いけれど、動物はみんなオスがお洒落さんです。
最後はチンパンジーとオランウータンでしたが、どちらも高いところで日向ぼっこ中でこちらには目もくれず。ちょっと寂しかったけれど、彼らにしたら知るかってところなので仕方がないです。
そんなわけで、想像以上にものすごく楽しかった動物園。未だにレッサーパンダ可愛かったな〜とか色々思い出してはニマニマしてしまってます。
今度はナイトズーで夜の動物園を見に行きたいな。
彼岸過迄
2014.04.25 Friday
動物園だよりの続きを1回お休みして。
4月から某新聞で100年ぶりに夏目漱石の「こころ」の連載が開始され、毎日1回分をちまちま読んでいたのですが、例によってせっかちなので、子供の頃に読んだ岩波文庫を引っ張り出してきて一気読み。
古い本を引っ張り出してくるといつも実感するのは、昔の本は字が細かく1ページの中の情報量がたくさんあったんだなぁと。
なので、岩波文庫の中でも「こころ」は薄い部類に入るのだけれど、今、書店で新潮とかで出ている「こころ」はそれに比べるとびっくりするくらい分厚くなっています。
それはともかく。「こころ」を読んだついでに、少し前の金曜言葉塾で紹介されて以来気になっていた「彼岸過迄」を読んでみました。
「彼岸過迄」何とも気になるというか、けっこう洒落たタイトルです。が、これも新聞連載小説で漱石が胃潰瘍という当時としては相当な大病を患った後、作家活動を再開するにあたり、連載開始の正月からだいたいお彼岸過ぎ迄の長さにしよう、と思いこのタイトルにしたそうで。
という話を林先生がテレビでしていて、その時はへぇそうなのかぁ相変わらず何でもよく知ってるなぁと感心したのですが、読んでみると何てことはない。
タイトルについては、小説の前書きで漱石自身が書いているため、小説を読んだ人には周知の事柄。どうみても漱石フリークな林先生にとっては、朝飯前のことだったという。
この「彼岸過迄」は漱石晩年の作品で「門」「こころ」と並び後記三部作と言われているそうです。
と偉そうに書いていますが、読み終えた後、何だか難しかったけれど他の人はどんな感想をもったのかしら? と思いレビューを見て知りました(^^ゞ
さて、今難しかったと書きましたが。それは読みづらかったとかそういうことではなく。寧ろ綺麗な読みやすい文体で(明治〜大正の小説なのでその時代や漱石特有の言い回しはもちろんありますが)、さらさら〜っと一気に読めたのですが、読み終えて、面白かったけれど、この作品で漱石は一体何が言いたかったんだろう? と考えてしまい、それがわからず難しいと思ってしまいました。
なので、その答えを求めて色んな人のレビューを読んだのですが。いや〜皆さん凄いわ。とても同じ物を読んだとは思えない、立派なレビューがずらりでした。
とてもこんなの書けないし、そもそもそんなことちっとも思わない(わからない)かったよと思い、やっぱりこれを紹介するのはやめとこうと思ったのですが。
続けて一緒に購入した村上春樹の「女のいない男たち」を読み始めて、ふと気がつきました。
小説なり文章を読んで作者や書き手は一体、何を言いたかったのだろう? と考えるのって学生時代のテストの影響ではないのか? と。
現国や古文を問わず、小説や随筆の抜粋したものを載せ、いくつかの設問が並んだのち、大抵最後にこの文章で作者が言いたかったことはなにか? 簡潔に述べよ、とか何字以内にまとめよ、とか。
それには大抵、出題者が望む答えがあり(ってテストに答えが用意されているのは当たり前だけど)、作者が本当に言いたかったことの真偽はともかく、テスト用の答のパターンというのは大抵決まっていて、一度コツを掴めばたやすくははーんこういう答えを望んでるのね、と嘘八百を並べて過ごしていたツケがどうやら大人になっても抜けていないんだと。
何故なら、村上春樹の小説を読むとき、読んだあとも彼が何を言いたかったんだろう? なんて考えたことはなく。そもそもそんなことを考えていたら、彼の小説なんて読めません(こらこら)。それは別に村上春樹に限ったことではなく、宮部みゆきだろうが内田康夫だろうが、安部公房あたりまで年代を上げても同じです。たまに、これってこういうことを言いたかったのかな? と読み終えて思うこともあるけれど。小説を読む楽しさとは、自分にとって面白かったか、つまらなかったかそれだけ。面白ければ満足して何度でも読み返すし、つまらなければ今回は外れだったなぁと思うだけです。
それが今回は夏目漱石という、現代人にとっては古典文学に属する明治の文豪だったため、つい構えてしまったようです。
と、恐ろしく長い前置きになりましたが。「彼岸過迄」です。
敬太郎という大学を卒業して、就職活動中(でも、あんまり熱心じゃない)な若者が友人の須永市蔵との関わりを通じて、彼の叔父達と交流をもつようになり、敬太郎を媒介として市蔵と彼を取り巻く人々の様子が語られる、そんな物語です。
読み進めるうちに、敬太郎が主人公のはずだったのに、途中から彼は物語の語り手のような役割となり、読み終えて真の主人公は市蔵だったんだと気づきました。
小難しいことは脇に置いて。明治も終わりが舞台なので、その時代の人々の暮らしぶりが窺えて興味深く。最初は、就職活動中でありながら、何となく大学を卒業したのだからしかるべき地位の職につきたい、つけるだろう、とのほほんと贅沢なことを思っている敬太郎に、こらっもっと真面目に就職活動しなさい、と姑ばばあのようなことを思ってしまったのですが(^^ゞ
その次に登場した市蔵に至っては、敬太郎よりも学問の上では優秀だったにも関わらず、いっこうに働く気がなく。
内にこもり、彼なりに思い悩むところは大いにあるとはいえ、傍から見れば暢気な生活を送っているのを見て、んん?明治というのは、社会の様相が激しく変わり、たび重なる軍備増強や高すぎる税金で庶民はとても苦労した時代だと思っていたイメージが激しく崩れ落ちてしまいました。
他の小説でも、この人は一体どうやって生計を立てているんだろう? と思うような、いわゆる家の財産だけで働かずに暮らしている人物が少なからず登場するので、もしかして昔はそういうことが可能だったのかと思い聞いてみたところ。
もちろん現代でもそういう人は限られているにせよいるけれど、戦前までは確かにそういう人々が普通にいたそうです。
敬太郎の目を通して語られる、色んな人々の描写が興味深く。
生活様式そのものは100年前だけれど、そこで生きる人々が考えたり、交わされる言葉の内容自体は現代でも変わることがなく。時代背景が次々変わっていくだけで、そこで暮らす人間そのもの自体は100年前だろうが、200年前だろうがさほど変わっていないのかもしれません。
千代子が好きだけれど、自らの境遇や諸々から結婚には決して踏み切らない市蔵に千代子は「あなたは卑怯だ」と言い切るのですが、卑怯でもあるけれど寧ろ臆病者だなと思ってしまいました。
卑怯で臆病でそのくせ嫉妬心だけは人並みかそれ以上に持っている市蔵。とことん面倒くさいヤツなのですが、何故かなんてやつだっこんな人嫌だ、と思えないところが不思議です。
と、結局何が言いたかったんだ? という紹介になってしまいましたが。
敬太郎や千代子、市蔵、松本らを通してしばし明治の空気に触れてみるのもいいものです。
動物ワンダーランドその2
2014.04.24 Thursday
続いては、”ネコたちの谷”です。
ネコたちと言ってもニャーと鳴くあのネコではありません。
先ほどから恐ろしい唸り声が聞こえていた、百獣の王達のゾーンです。
まずは〜。黄色と黒の柄が美しい♪我らがタイガース の虎です。
しかーしトラ様。非常に眠いようで。岩の上で日向ぼっこを決め込みちっともこちらを見てくれません。しかも、手前にある細長く黒いものは……。
そうです、ウ○コが鎮座しています。でも、身体の割に意外と便の量は少ないのね(苦笑)。
お隣の昨日紹介したライオンもやっぱり日向ぼっこをして、半眠り状態でした。
虎もライオンも、ガラス越しとはいえかなり至近距離で見ることが出来るのはありがたいのですが、やっぱり怖いよう。
先を進んで行くと、次は珍しいユキヒョウです。ですが、ユキヒョウは見学者の頭上にいるため、歩きまわるたびに頭の上からドンドンという音が振って来ます。ユキヒョウという名前が示すとおし、身体の白い色が綺麗でおしゃれです。
下からなのでこれまた珍しい(?)ユキヒョウの肉球がくっきり。
これを見ると獰猛だけれどネコ科なんだなーと納得です。
さて、先ほどライオンもトラも寝てばっかり。しかもライオンはメスだからたてがみがないよ! と失礼なことを言っていたら。
オスは室内にいました。1日交代で外に出るようです。
このライオンはけっこうなお年寄りだそうで。絵に描いたライオンっぷりです。しかし、狭い室内をぐるぐる動きまわっては、ガラスにドーンドーンと身体をぶつけてくるので、ものすごく怖いです。ガラスがあるとわかっていても怖かった〜(>_<)。
隣ではトラのお留守番役が1頭、やっぱり同じようにぐるぐる回ってはドーンドーンとやっていました。室内だと咆哮する声が響くので余計、威圧感があって迫力満点でした。でも、やっぱり怖いよう。
続いては”オーストラリアの平原”です。
ワラビーやカンガルーに混じってダチョウがいるよ! と思ったら……。
ちゃんと看板に書いてありました。”ダチョウに見えますが、違います。私はエミューです” これは失礼しました。
ワラビーとカンガルーはそれぞれ群れを作ってのんびり座ったり、カンガルーはピョンピョン飛び跳ねるというか、カンガルーってそういう歩き方しかできないんだよね??
丁度、近くの幼稚園や保育園から見学に来た子供達の一団がやって来たのですが、カンガルーに大興奮!! ものすごい歓声がこだましていました。
次は”郷土の水辺”ゾーン。
動物園なのに水族館に来ちゃったよー、という感じで大きな水槽の中には小さな魚がいっぱい泳いでいます。
横にこの水槽には何と何と何がいます、と写真つきで紹介されているので必死であれがコレでコレがあれで…と探したのですが、どの水槽にも何故か必ず1〜2種どこにいるのかわからない魚がっ。
次は”南米の森”ゾーン。
入った途端、暑いっと声を上げてしまいました。動物達のために温度管理をしているため、中は熱帯の暑さです。
いきなり巨大ワニだのトカゲだの、この世で最も苦手な動物たちがお出迎え。
暑いし、このゾーン嫌だ〜と思って速足で通りすぎようと思ったのですが。大好きなオニオオワシ君がものすごく無防備に本当に手で触れる位置でポーズを決めているではないですかっ。
身体の3分の1はクチバシなのでは? と思うくらい見事な嘴です。前に神戸の花鳥園で見た時は、こんな近くでは見られなかったので、鳥好きにはたまらないです。暑いけど。
後ろの檻の中にも、小動物が色々いた中で一際目を引いたのがこれ。
ワタボウシタマリンという猿の一種だそうで。一度見たら忘れられないような特徴的な風貌です。
横から見ると余計際立ちますが、猿なのにまるでトサカを頭の上に乗っけているみたいです。
更に進んで行くと反対側には爬虫類が色々いたようで。「ほら、ここに……」の声だけで、いいっそれはぜっっっったいに見ません!! と背中を向けて通り過ぎました。動物園、楽しいんだけどかなりの確率で彼らも必ず展示されてるのよね(とほほ)。
さて、恐怖を味わった後は、今回の最大のお楽しみ。
ペンギンです。う、嬉しい〜〜〜。わーいペンギン、ペンギンと足取りも軽く”ふれあいひろば”へ向かうと。
いましたよ!しかも群れをなしてたくさんいるではないですかっ。
マゼランペンギンです。白と黒のツートンカラーがたまりません。手と言うか羽をパタパタする仕草がいちいち可愛過ぎです。しかも、こんな至近距離で見てもいいの? というくらい近いのが嬉しい♪
すい〜すい〜っとプールの中を泳いでいるのも何羽もいます。けっこう泳ぎは速いのねと感心。
丁度、運よくペンギンの食事タイムに当たったので餌をあげるのを見ることができました。
小さな身体で大きな口を開けて、ちょうだいちょうだい!と飼育員さんにねだる姿が可愛い。ここでもやっぱりパタパタやってます。
はいっと口に直接お魚を入れてもらいます。立て続けに2、3匹飲み込んで満腹になると餌を差し出されても、プイッと横を向いてもういらないっと合図するのが可愛過ぎです。
人間もそうですが、ペンギンにも個体差があって中には細い子もいて。そういう子はやっぱり食べる量も少ないそうです。
丁度、ペンギンの繁殖期で数日後には卵を産みます、とのことで。その前に食いだめをしているため、殆どのペンギンのお腹がちょっとメタボ。
色といい、丸いぷっくらとしたお腹といい、そしてあの羽のパタパタした動き。つばちゃん、やっぱり君は……と思ったのはしょないですから〜。
こちらも楽しみだったカピバラさん。とっても眠そうです。カピバラって勝手に小さいと思っていたので、想像以上に大きくて驚きました。
冬になったら温泉で幸せ〜なカピバラさんをまた見に来たいです。
幸せ天国なふれあい広場は、鳥ゾーンでもあり。色んな種類のインコが大きな籠の中にたくさんいました。
黄色い顔に真っ赤なほっぺのオカメインコ、その名のとおり美しい緑色のミドリインコ。目の覚めるような綺麗な青いインコもいました。
その中にまじって九官鳥です。こうして見るとなんてお洒落な鳥なんだろう。
四草の家ではないので、算段の兵べえはもちろんしゃべってくれません。
ここまででたいぶ歩いた上に、あれこれ見て回って少し疲れたのでしばし休憩。
ずっと上を見上げていることが多かったせいか、思いの外肩が凝っていたことに自分でもびっくりでした。
次も鳥好き天国なゾーン。”水鳥たちの池”です。
カモや白鳥と言ったお馴染みの鳥たちに混じって、とってもお洒落な鳥がいました。
ホオアカトキです。私って美しいでしょ、と言わんばかりに立ち姿も美しいです。
上からなので綺麗な色が伝わりにくいですが、オシドリです。家の近くの川にもいるけれどこんな綺麗な色の子はいないなぁ。
そうそう、カモって川で水にぐるぐる潜っているのを見ていると小さく見えたけれど、近くで見るとこんなに大きいのかーとそれも新鮮な驚きでした。
というわけで続きはまた明日です〜。
動物ワンダーランドその1
2014.04.24 Thursday
さて、昨日のブログでもちらっと書きましたが。いしかわ動物園へ行ってきました。
敷地がとにかく広く、自然の地形を生かした中に動物たち本来の生息環境を再現、というコンセプトで作られたとおり、広々とした環境にいる動物を見て回ることができてとても楽しかったです。
まず、入口を入ってすぐは”アシカ・アザラシたちのうみ”コーナー。
目の前に大きなプールがどーんとあるのですが、アザラシ達に姿はどこにも見えず
一体どこ? と思ってキョロキョロしたところ、すぐ横に建物があり、もしかしてここ? と入ってみると……いました!
室内だったので写真は撮りませんでしたが、高い石の上にバイカルアザラシがどーんと寝そべっていました。その一方で狭い水槽の中をけっこうハイスピードでアシカがぐるぐるすいーっという感じで泳ぎまわっています。
帰りにもう一度見た時は、外の屋外プールでゴマアザラシが気持ちよさそうに泳いでいました。バイカルアザラシは外でもでーんだったけど(^^ゞ
続いてなだらかな坂を上っていくと、次は”サルたちの森”です。
入ってすぐの檻には、可愛いリスザルの親子がいました。
コモンリスザルの子供です。親の方はゲージの奥の方でたまにちょこちょこ動く程度でしたが、この子はとにかく元気がよくて。1人であっちにぶらさがったりこっちにぶらさがったりして遊んでいました。
お隣は白と黒のツートンカラーが可愛いワオキツネザルがいたのですが、これも小柄でズームを狙い過ぎてしまい、撮った写真がすべてブレていたためありません(T-T)。でも、キツネそっくりの顔が可愛かった〜。
その隣はブラッザモンキー。黒っぽい身体に口の周りだけが白い、ぱっと見白ひげをたくわえているような風貌の猿です。サルはやっぱり人間に近いだけあって、動きが見ていてとにかく面白くて。
動きが激し過ぎて写真は断念して、普通に見学して楽しみました。
お次はシロテナガザルです。
シロテナガザル、というだけあってみんな手首から先が白い!
しかもテナガザルという名前にふさわしく、1匹はゲージの隙間から手を伸ばして草を取ってました。彼らも順番に上からつり下げてある遊具? にぶらさがっては降りたり、ゲージの中をすばしっこく飛びまわったり。
「猿の惑星」を思い出してしまいました。
次は”イヌワシの谷”。
イヌワシは県の鳥ですが、なかなか実物を目にする機会はなく。とっても高いゲージのどこにいるんだろう?? と見上げてみれば。
さすが鳥らしく、高い枝の上にじーーーっと止まっていました。
写真だとわかりづらいですが、大型の猛禽類なので足がとにかくたくましくてびっくりでした。
さて、次は個人的に可愛過ぎてたまらなかった”小動物プロムナード”です。
まず最初は、ネズミみたいな愛らしいケープハイラックスです。
こう見えてタヌキの仲間だそうで。彼女はつい最近、赤ちゃんを出産したばかり。大きな石の下の巣に隠れている我が子を振り返ったりしては、気遣っていました。
運が良ければ赤ちゃんが見られますよー、と飼育係の方に言われたのですが、石の奥で動く姿は見えど、中々明るいところへ出てきてくれなかった赤ちゃんですが、しばらくすると外に出てきてくれました!(わーい)
アップにしてしまったので、お母さんとの大きさの比較がわかりづらいですが、本当に小さくて掌に乗りそうなくらいでした。ちょっとおすまし顔が可愛い〜。
次はマーラ。小鹿に見えますが、実はネズミの仲間なのです。
檻の中ほどに固まっていたのですが、飼育員さんが餌をあげてくれたため、目の前まで出てきてくれました。ラッキー☆
しばらくしてまたケープハイラックスの前に戻ったりと、このパートにはかなり長くいついてしまいました。
続いては、じゃーん。レッサーパンダです。もふもふした感じとモコモコなしっぽがたまりません。
彼女はメスで、中にこしらえてある台の上をぐるぐるまわっては降りて、水をちょっと飲んでまた登って……を何度も何度も繰り返していました。
ぬいぐるみが歩いているような可愛さです。でも、近くで見ると足とかけっこうクマっぽいのがよくわかります。
一方、その頃彼女の相棒であるオスくんは……。
台の一番高いところで日向ぼっこをしながらすやすや眠っていました。
こっちが嬉しくなるくらい幸せそうな顔で眠っています。きっといい夢みているんだろうなぁ。
ちなみにこの2頭と昨日紹介した居眠りレッサーパンダは微妙に種類が違います。いずれにせよ、可愛いことには違いなく。
小ぶりな大きさといい、本物のパンダよりレッサーパンダの方がいいなーと。って本物のパンダを生で見たことはないですが。
その2へ続きます。
動物園は楽しい
2014.04.23 Wednesday
今日は朝からいしかわ動物園へ行ってきました。
昔は卯辰山公園の上にサニーランドというプチテーマパークがあり、その中に動物園があったのですが、閉園に伴い動物園が辰口へ移転していしかわ動物園に生まれ変わったのはもう随分前。
ニュース等で赤ちゃんが生まれたり、カピバラさんが温泉につかったりする映像を見るたび、一度行ってみたいなと思いつつ、なかなか機会がなく。
念願かなってようやく行ってきました。
行く前から楽しみでしたが、実際に行ってみて想像以上に楽しかった!!
もう全力で楽しんでしまいました。入園料830円の元は完全に取ったね。
というわけで、あれこれ紹介したいのですが、まだ写真の整理が出来ていない為とりあえず。
お昼寝ならぬ朝寝中のレッサーパンダがあまりにも可愛かったので、パチリ。
丁度、何かの取材でカメラマンの2人組の男性もやって来たのですが、この可愛さに”いい写真が撮れる”と喜んでいました。
もう1枚。動物園と言えば〜、やっぱりコレでしょう。というわけで。
百獣の王、ライオンです。え? たてがみがないとライオンに見えない?
いいえ、見えなくてもライオンです。最初は居眠りしていて、私達がガラス窓を叩いても薄目を開けてみて、ふん、と知らん顔でしたが、いい感じに近くをジェット機が飛んでくれたおかげで顔を上げてくれました。ラッキー。
どの動物も見ごたえありまくりでしたが、何と言ってもゾウですよ、ゾウ。
最後の最後にゾウだったのですが、いくら見ていても飽きず。このままここにいたら日が暮れてしまうので(苦笑)、いい加減切り上げて帰りました。
可愛過ぎる動物達のあれこれについては、明日以降順番に紹介します。
春一番
2014.04.23 Wednesday
春一番なら、もうとっくに吹いたよ! という声がどこかから聞こえてきそうですが。
今日は、先日食べた春スイーツの紹介です。
ようやく副作用も落ち着いてきて、またもりもりとまでは行かないまでも、あれこれ食べられるようになってきたので、エクラタンで春スイーツをいただいてきました。
まるで苺そのもののような形が可愛らしい、春一番という名のケーキです。
中を切ってみると、なんと苺がまるまる入っているではないですかっ!
苺大福のケーキバージョンみたいで、これを見ただけでテンション上がりまくりです。
エクラタンと言えば、冬に食べたエクレアの印象が強烈すぎて、このケーキも苺ジャムがどうのこうのと書いてあったため、またすごーーーく甘いんじゃ……と覚悟して(?)食べたのですが。
これは優しい甘みでとてもさっぱりしていて美味しかったです。
土台部分がタルト生地になっていて、しっかりした生地でこの部分も美味しかった〜。
ごちそうさま〜。
イメチェン成功
2014.04.20 Sunday
金曜からのヤクルトを迎えての3連戦。多分、勝ち越しは出来るだろうと思っていたけれど……まさかの3タテ。
しかも、昨日と今日は序盤に大量点を取られてからの逆転劇
せっかく遊びに来てくれて、可愛いショットをいっぱい見せてくれたつばちゃんには本当にめんご、だけれど勝負に情けは禁物です。
勝てる試合は勝っておかないとね! まけられないたたかいがここにもある、ですよ。うん。
しかし、ヤクルト相手だと何でこう毎回、試合時間がとんでもないことになるかなぁ(苦笑)。
さて、先日これから暑くなってくるとカツラの中が蒸れて大変そう、ということを書きましたが。
前に友人がウィッグつき帽子をプレゼントしてくれたのです。もらった当初はまだ寒い上に頭に副作用で吹き出物がいっぱい出来ていたため、一瞬ためして大事にしまっておりました。
そのウィッグつき帽子を昨日、再び取り出して試してみました。
肩までかかるストレートヘアなんて子供の頃以来で久しぶり過ぎて、大丈夫かなぁ? と思いつつ装着してみたところ。おぉぉぉ、自分で言うのも何ですが(笑)意外ととっても似合ってるよ!
家族にも、似合うし若く見えると言われ、すっかり上機嫌で外出してみました。
短い時間なので、まだよくわかりませんが全カツラよりは蒸れなさそうです。
着け心地は、やっぱりオーダーカツラの方が快適だけれど、しばらくは短時間の外出はこれでイメチェンを楽しむことにします。わーい。
さよなら、アドルフ
2014.04.17 Thursday
今日もぽかぽか、というか昨日より更に暖かく過ごしやすくなってきました。
さすがにそろそろストーブや冬仕様のパジャマは出番がなくなる季節になりそうです。
今日も少しだけお散歩。まだまだ少し前のようにガッツリしっかりは歩けませんが、続けることが大事だからと勝手に言い聞かせてます。体調が戻ってくればまたあちこち出歩けるもんね。
暖かいのはとっても嬉しいんだけど、そうなると頭が蒸れてくるという別の新たな悩ましい問題が発生しそうです(^^ゞ
先日も抗がん剤の投与を受けながら、看護婦さんと暑くなったらカツラの中で頭が蒸れてくると吹き出物が出来たりして大変になりそうだからどうしよう? なんて会話を交わしていました。
個人的には今のクリリンな頭(←家族に言われて以来、すっかり気に入ってしまいました 笑)でも全然構わないのですが、それだと周囲の人は困ると思うので難しいところです。
頭って意外と汗をかくんだなぁ、というのをしみじみ実感しています。
さて、先週の火曜日、抗ガン剤投与の前日に行くなら今しかない、ということで久しぶりにシネモンドへ行ってきました。
実際、ホントにこの日に行かなければその後は……だったので見られなくなるところでした。
映画は1本が2時間前後なので、見たいと思ってもそれだけの長時間同じ姿勢でいられるかが不安でしたが、先月のスケート観戦ですっかり自信をつけたのもあり、優雅に平日の朝の映画鑑賞となりました。
今回見たのは「さよなら、アドルフ」というオーストラリア、ドイツ、イギリスの合作映画です。
実は、何故かタイトルを「さよなら、ルドルフ」だと思い込んでいて、帰り道あれこれ考えながら、アドルフだと内容としっくり来るのになぁとバカなことを思っていました(苦笑)。
ちなみに原題は「LORE」ストレートに主人公の名前です。
簡単なストーリーは、宣伝チラシより引用です。
1945年春。敗戦後のドイツで、ナチ親衛隊の高官だった父と母が連合軍に拘束され置き去りにされた14歳の少女・ローレは、幼い妹・弟たちと遠く900キロ離れた祖母の家を目指す。終戦を境に何もかもが変わってしまった国内では、ナチの身うちに対する目は冷たく、相手が子供であっても救いの手を差し伸べてくれる者はいなかった。そんな中、ナチがユダヤ人にしてきた残虐行為を初めて知り、戸惑うローレ。更に、ローレたちを助けてくれるユダヤ人青年・トーマスが旅に加わったことで、ローレがこれまで信じてきた価値観やアイデンティティが揺らぎ始める。
第二次大戦のドイツを取り上げた映画はこれまでにも数多くありますが、ナチ幹部の家族、子供について描いた作品は見たことがなかったので、それに惹かれて見ました。
それまであまり考えたことはなかったですが、ドイツ国内において、同じ戦時下であってもナチ党員、それも幹部クラスの家族というのは、かなりの厚遇を受けていた、ということが冒頭でさりげなく描かれていて、当たり前のことなんだけれど、どこの国においてもそういう部分は同じなんだなと。
ただ、違うのはドイツは戦後、そういう人々を厳しく断罪し特権を取り上げたのに対し日本の場合は、そういう人達がそのまま既得権益を守り、言葉は悪いですが逃げおおせてしまったことが、未だにいつまでもきちんと過去に向き合えない一因になっている気がします。
当初、本当に何の疑いもなく総統が自分達を導いてくれると思っていたローレが、旅を続けるうちに色んなことに気づいてしまい、自分でもどうしていいのかわからず苦しんでいくのに対し、妹や弟達はローレの言葉を信じ、途中旅に加わるトーマスとも分け隔てなく打ち解けていく対比が切ないというか、本当に子供であることの幸せな部分を見た気がしました。
ローレやトーマスのような青年達は、自分達の肉親やドイツがしてきたことを知り、受け止めることは出来なくともそれを現実のこととして受け入れようとする一方で大人たち、年配者はそんなのはでっちあげだ、と本当はどこかで分かっていたはずなのに決して現実を見ようとしないところが悲しいです。
確か「戦場のピアニスト」では、一般市民もユダヤ人達がどんな運命を辿るのか知っているような描写があったのですが、あれはポーランドだからでおひざ元のドイツでは本当に一切何も知らなかったんだろうか? と考えてしまいました。
わかってはいるけれど、それを認めてしまうと自分の存在意義自体がなくなってしまうから、頑なに貴方達の両親は間違っていない、と言うしかなかったのか。
それは何もドイツに限ったことではなく、日本でもアメリカでもロシアでもどこでも、現在の社会でも見られる光景で。人間の愚かさを目の前に突き付けられた気がしたシーンでした。
テーマ自体はとても重いですが、映画の描写自体はそれほど残酷ではなく。一部、目を背けたくなるシーンもありますが、全体的には淡々と先の見えない逃避行でありながら、あまり切迫した緊迫感もなく進んでいきます。
途中、悲劇的な要素もありますが、あの状況下でそれだけで済んだのは逆にどんな奇跡が働いたのか? という気がしなくもないです。
トーマスについても、ずっと相手が子供ばかりでうち1人は赤ん坊だとしても現実にそんなことが起こりうるのか、という思いがあったのですが、落胆というよりは実際そういう風にした人間は当時少なくはなかったんだろうなと。
”アメリカ人はユダヤ人が好きだからね”という台詞には、ものすごく納得でした。
終わりが唐突で、え、これで終わり? と見た瞬間は思いましたが、ヨーロッパの作品はけっこうそういうのが多いのでそんなものかな。
ただ、彼女達がその後どうなるのかはとても気になりました。ローレはもちろん、幼かった妹弟達が真実を知った時、彼らは何を思うんだろう? と。あと、トーマスもどうなったのか。
煽り文句に釣られた割には、少し肩すかしを食らったような気がしないでもないですが。この映画は内容がどうのこうのより、これを見た人が色んなことを考えることが大事なのでは? と思います。
春のうららの
2014.04.16 Wednesday
何故か長引いてしまった今回の副作用。
ようやく今日の午後くらいから治まってきました。今日は久しぶりに少しだけ離れたコンビニへお散歩がてらお出かけ。
日頃目につかないような見知らぬ家の軒先を綺麗に彩っている花に目を奪われつつ、母と一緒にのんびりゆっくり歩いてきました。
「アンタとこんなところ、こうして歩くことなんてないよねぇ。観光地でもないし」と言われ、思わず頷いてしまいました。
そもそも元気だったら、わざわざ一緒に出歩くこともないし。
だいぶ散ってきた桜のじゅうたんを踏みしめながら、川べりで遊ぶツバメを眺めたり。この家、お洒落だなーと立ち止まったり。
ぽかぽかと気持ちのよい陽気の中、のんびりいささかおぼつかない足取りのおばさんと老人の怪しい二人連れでした(^^ゞ
明日はもうちょっと本格的に散歩できるかな。
1歩進んで2歩下がる
2014.04.15 Tuesday
今日から復活だ〜、お腹も空いて食べられるようになってきたし……と昨日から今朝にかけて美味しくご飯も食べていたら。
朝食後、しばらくして胸がむかむかするなーという状態が続き。結局、午前中いっぱいかけて胃の中は空っぽになってしまいました。
ちーん。。。
そんなわけで、今日もやっぱり大人しい1日を強いられることに。
そろそろ桜も散ってきてしまい、完全に散り終わる前に散歩も行きたいんだけどなぁ。
焦っても仕方がないので、また明日から仕切り直しです。
今夜は久しぶりに都ばす!もあるしね。
まさかの
2014.04.14 Monday
へたっている間にタイガースがなんと甲子園でG相手に3タテを食らわしてくれていました
凄いよ、一体何の奇跡だ!? という感じですが。喜びつつも、これもきっとそのうち春の椿事だったねーということになっているんだろうなぁと思ってしまうところが悲しい性です。
でも、まぁ滅多にないことなのでここは素直に思いっきり喜んでおきましょう。
3戦目の僅差の試合をきっちり勝てたのは大きいです。
一時はどうなるのかと思った投手陣も、これで少しは上向くといいな。
今回は前回ほどではなかったものの、お決まりのコースを辿り。今日からそろそろ復活できるかなーと思っていたのですが。ふらつくのが治まらないので今日は諦めて家で大人しくしておりました。
1日1日なので、これを過ぎれば後は元気になっていくのみ。今回は嫌〜な検査も1回パスだし。
だいぶ暖かくなってきたので、近いところでちょこちょこ出かけてみたいところもあったり。
抗がん剤5回目
2014.04.09 Wednesday
今日は5回目の抗がん剤投与の日。
いつものことながら、前日は眠っては醒めの繰り返し。何回やっても嫌だなという思いは消えず。まぁここで多少寝不足になっても、投与されている間に不足分は取り戻せるからいいんだけどね。
今回は月曜日に撮ったMRIと採血の結果を聞いてから、なのでいつもの投与の日よりゆっくりめに病院へ行けばいいので、少しだけ楽ちんです。
どきどきしつつ、診察室に入り、まずはMRIの結果を聞きます。
結果は………”今のところ転移も再発も認められません”とのこと。わーい、これで社会復帰への扉が開かれる準備が整い始めました。腫瘍マーカーの値もほぼ正常になっているとのこと。
この腫瘍マーカーの値、がん患者の日記や会話などでよく見る言葉ですが、これまで入院直前の検査で言われて以来、先生との会話にのぼらないので、敢えて聞かなかったのです。
この人はいちいち言うと、また勝手な想像で突っ走りそうだと思われたのか(笑)、単純に正常になったら伝えればいいと思っていたのかは不明ですが、ともかく”がんサバイバー”への道は順調のようです。
これまでは投与から2週間後に採血と白血球の造血剤を投与しに病院へ通わなければならなかったのですが、今回は、私の場合下がってもちゃんと後で回復しているので、採血は次回の抗ガン剤投与の日までしなくてよくなりました。
うわーい!! これが一番嬉しいかも(^^ゞ 血管がどんどん弱ってきていて、採血するのが恐怖になりつつあったので、しばらく身体に何にも刺されないというのがとーーっても嬉しいです。
抗がん剤6回投与後に腹腔鏡にて検査、の日取りも一応決めてきました。簡単にすむのかと思っていたら、またしても全身麻酔でと聞き、全身麻酔にいい思い出がひとつもないので、うげげっと思いましたが、まぁそれも結果がよければ数日の入院ですむし。何かがあればその分長くかかります、と先生は言ってましたが、そこは耳が勝手にスルーです。
そんなわけで、とりあえず結果が良かったので、今日は勝手にお祝いだ〜と思いつつ投与を受けたのですが……。
これまでは左手はかなりダメージが来ていたけれど、右手は元気だったのが、今回ので右手もかなりダメージが来ました。すごーく痛いのは数日我慢すればひくと思うので、これも仕方がないかな。
ためしに左手で箸が使えるかやってみましたが、ものの見事に無理でした。もとと不器用なのにすぐに出来るわけがない(苦笑)。
前回、吐き気がかなり長く続いたので、いつもよりたくさん吐き気止めをもらうことにしました。その吐き気、前回は投与翌日からだったのが、既に現時点で来ています。早っ!
その分、早く終了してくれればいいのに、前回は始まりも長いくせに終わりも遅かっただけに、むむむむむです。
ま、でも副作用が退いてきてからの回復っぷりは、前回がいちばん元気だったのできっと今回もそんな感じになることでしょう。
ということで、数日はブログもお休みです。
昨日、久しぶりに映画を見て来たのでその感想は副作用が退いてからまた書きます〜。
枇杷のおやつ
2014.04.07 Monday
お花見に行ったついでに、久しぶりにむらはたへ行ってきました。
今月の果物は枇杷、茂木ビワです。
ビワって初夏というか梅雨の時期の果物のイメージがありますが、長崎県の茂木町(もぎまち)で生産しているビワだそうで。
ビワ、たまにしか食べられないけれど大好きなのでこれは嬉しい♪
というわけで、お昼ごはん代わりにオーダーしたのは茂木ビワのロールケーキとビワがセットになったおやつ。
ビワを使ったロールケーキも珍しいけれど、これだけ一度にたくさんのビワを食べることはまずないので、それだけでおぉぉ〜っという気分になります。
ビワ、さすが果物やさんで提供されるだけあって甘みもあり、美味しい〜。
こちらは、お連れの方がオーダーした桜シフォンケーキとビワのセットです。
ケーキにビワが入っていない分、カットされたビワがよりたくさんです。
ちなみにこの桜シフォンケーキ、温めてあったとのこと。更に、シフォンケーキと聞くとふわふわの軽いものを連想しますが、けっこうしっかりした生地でシフォンというより普通のスポンジケーキのよう、と逆に喜んでました。
むらはたと言えば、パフェなので周囲のお客さんはやっぱり今月のパフェ、ビワのパフェを食べられている人が多く。ビワがこれでもか、と盛りつけられたパフェを眺めながら、あれ盛りつけるのけっこう面倒だろうなーと思ってしまいました。
しかし、一番大変なのは佐藤錦のパフェだ、とこのお店のほぼ常連なお連れの方に言われ、た、確かに……とすごーく納得してしまいました。
盛りつけるのも大変だけれど、食べるのもいちいち一粒一粒種を出さないといけないし、相当面倒くさいパフェです。しかも、佐藤錦だから値段も豪華ランチが食べられるよーという値段(^^ゞ食べることはないけれど、どんな感じなのか一度見てみたいです。
ハタチになりました
2014.04.06 Sunday
金曜日からの神宮でのヤクルト戦は……つば九郎もハタチになりましたシリーズ。3日間に渡り様々なイベントが催されました。
とはいえ、もちろん現地には行けないのでCSで少しでも様子が映らないかと観戦。しかーし、この3連戦はとにかくとんでもない乱打戦の応酬で、途中つば九郎に和みつつも終わりのないシーソーゲームにはらはらしっぱなしでした。
昨日はマートンが7打点もあげたのに、開幕以来崩壊続きの投手陣が、またしてもやっぱり……な展開で逆転負け。今日も似たような展開でしたが、今度こそのマートン大活躍で久しぶりの勝利
色々反省点は多々あれど、やっぱり勝つのがいちばんですね。
っと試合内容ではなく。ハタチのお祝いの話。初日、2日目はトラッキーが来場。初日の5回裏終了時点でのトラッキーからの花束贈呈はバッチリTVでも流れました。
その後も7回での東京音頭や試合終了のはいたっち〜等、いつになく様子がちらちら映るので、現地の雰囲気はもちろん味わえないけれど。少しだけ楽しさのお裾わけをもらった気分です。
2戦目はイベントが試合終了後に集中したせいか、試合中は殆ど取り上げられませんでしたが、その分今日のサンスポに成鳥式の様子のナイスショットがいくつも載っていました。
小川監督に「20歳になったんだから、これを機に漢字も少し憶えましょう」と言われたそうで。衣笠球団社長には「今日で20歳なんだから、もちろんお酒はこれまで飲んでないよね」と言われたり。
いつものことながら、マスコットの遊びに同じく遊び心をもって接してくれる球団だなぁと感心。
この成鳥式、スワローズファンだけでなく、現地の虎党の方にも参加者がいたようで。今日のハッピバースデーソングも参加している虎ファンがいっぱいいたし。球場でお祝いしてくれた皆様、ありがとう〜。
今日の試合で主催試合連続1400試合出場(ってプレーはしていないけれどね)も達成。20年とひと口に言っても休まず続けるのは相当大変なことです。
これからも目標の2000試合目指して頑張ってほしいです。
あと600試合かぁ。まだまだ相当かかるなぁ。無事、見届けられるよう私も頑張らなくっちゃ。その時こそ、現地でお祝いに参加したいな。
お花見
2014.04.06 Sunday
今日は朝からお花見に行ってきました。
と言っても、お花見自体は昨日既に散歩を兼ねて、家の近所の伏見川ぞいを歩いてしたんだけれどね。全体的にまだ6〜7分咲ですが、来週末の丁度見頃の時は5回目の抗がん剤直後でお花見どころではないので(^^ゞひとあし先に愛でておきました。
残念ながら、今日は朝から小雨がぱらつき、しかもかなり肌寒い日でした。冬物はどんどん片づけていっているため、殆ど唯一残しておいたニットを着込んでの外出です。
数日前から無料開放中の兼六園。広坂でバスを降りて真弓坂からえっちらおっちら入園です。真弓坂から公園内に入るのってかなり久しぶりです。
園内は地元民に混じり、外国からの観光客がたくさん。雨にもめげずに歩きまわっています。
さささっと霞が池の周りをぐるっとまわり、とりあえず何はなくともお団子だっというわけで、桂坂前の通りにある茶店へ。
花見団子1皿3本入りだったので、2人で1皿を分け合うことに。
お茶はポットでどーんと好きなだけどうぞ、と出て来ます。意外と太っ腹です。
お団子やの前は園内でも古くからある立派な桜の木があります。いい感じに石川門が見えるのでぱちり〜。
そのまま石川門へ。雨だけどここは絶好の撮影スポットなのでお約束のぱちり。
沈床園(ちんしょうえん)の桜はやっぱり見事です。ってあんまり映ってないけど。
門をくぐり、実はいいところがある〜と案内してもらったのが桜並木。
いい感じにたまたま誰もいません。以前は金沢大学の敷地内だったのですが、移転後に園側というか県が吸収した模様。こんなところに桜並木があったなんて初めて知りました。わーい。
そうこうするうちに雨足が強くなったので、黒門側から坂を下りて近江町武蔵界隈へ。お昼代わりに食べた久しぶりの”むらはた”スイーツ便りはまた別項で。
ショコラティエのカフェ
2014.04.04 Friday
世界選手権の翌日、ショコラティエがやっているお店へおやつを食べに行きました。
今年の1月に身内が上京した折に行き、とっても美味しかったと絶賛していたのでそれなら私も行ってみよう、というわけで行ってきました。
赤坂見附にあるデリーモというお店です。
駅から徒歩3分くらい。きちんと何本目の通りを曲がって……とメモしていたのですが、そんなことするより”はなまるうどんのオレンジを目指した方がすぐわかるよ!”と言われ、その通りにしたところ。本当にわかりやすかったです。
昨年オープンしたお店で、あれよあれよという間にすっかり人気店になったらしく、到着した時点で順番待ち3組目です、と言われたのですが丁度入れ替えのタイミングだったらしく、殆ど待つことなく入れました。
チョコレート専門のパティシエが開いたお店なので、チョコレートに特化した商品が殆ど。その中で比較的甘くない、重くなさそうなのを……と待っている間に物色。
しかーし、甘くないだのどうのこのという思考が停止するくらい、可愛らしい見た目に黄色スキーの血が騒ぎ、あっさり決めてしまいました。
クレメス。ホワイトチョコのムースを黄色コーティングした上にアプリコットを飾り、中にもアプリコットのジュレが隠されています。甘いかなーという予想を裏切り、酸味が効いていてとても爽やかなケーキでした。黄色い見た目で選んで正解でした。
ちなみにクレメス、という名前なのにクレメまで見て勝手にクレメンスと思い込んでしまい(汗)、思いっきりクレメンスと注文してしまいました。
クレメンスは大リーガーだっての。
こちらは友人がオーダーしたチョコパンケーキ。モンキーパンチにチョコレートアイスをトッピングしたもの。
お互い少しずつ交換したのですが、このパンケーキ見た目からして相当甘いんだろうなーと覚悟して食べたところ。意外や意外、パンケーキの生地はふわふわだしチョコの方も案外甘さ控えめでした。1コつけてもらったバナナが美味しかった!
この日は暑くて水分がたくさん欲しくてポットで出て来る紅茶を注文。紅茶の方は格別美味しいと感激するほどではなく。普通の紅茶でした。
美味しいねーと言いながら、楽しくおしゃべりしていると……。
よろしければどうぞ、と店員さんが持ってきてくれたのは、3種のチョコ菓子が乗ったお皿。ナッツをチョココーティングしたものに白砂糖とココアパウダーをまぶしたものが1つずつと、木の実やドライフルーツをホワイトチョココーティングしたおやつの合計3つ。
これがどれもとっても美味しかったです。
お店の雰囲気もよく、機会があればまた訪れてみたいです。ごちそうさま〜。
2014世界選手権・アイスダンスSD/男子フリー
2014.04.01 Tuesday
7年ぶりの日本開催となったフィギュアスケート世界選手権。
今回も男子フリーの3月28日のみですが、行ってきました。
7年前も暖かかった記憶がありますが、今回はそんな比ではなく。事前の天気予報でも相当暖かい予報が出ていましたが、実際殆どGW? というくらいの暖かさでした。
観戦の前にまずは長丁場だから、と早目の昼ごはんをさいたま新都心駅近くにあるラフレさいたま内で中華を食べたのですが……。
これが、安いんだけどどこかの大学近くの大盛り専門店ですか? というくらいのボリュームでした。
さいたまスーパーアリーナは数年ぶり。もちろんライブでしか行ったことはなく、ここでのフィギュア観戦は初めてです。
入口に同じ敷地内で開催されている衣装展のポスターが貼ってあったのでパチリ。
各柱を使って出場する日本選手がどーんと紹介されていました。
やっぱり一番人気は羽生君で絶えず誰かが写真を撮っていたので、この大会を最後に引退する鈴木さんを撮っておきました。
ハコが大き過ぎて席の場所によってはかなり見え辛いのでは? と思っていましたが、実際に現地引換で割り当てられた席はジャッジ側右手の上方。席の番号だけ見た時は、んんん? これだとA席の方がまだ見やすかったかなぁ、と思ったのに反してリンク全体が見渡せる上に丁度4回転ジャンプを目の前で跳んでくれるポイントでもあり、4回転スキーにはとっても美味しい場所でした。
開始時間が当初の予定より早まったのもあり、会場に入った時点でアイスダンスは第四グループの途中でした。
前回の東京大会の時もそうでしたが、場内はまだまだ空席が目立ちます。その分、見通しもよくかなり快適に観戦することが出来ます。
製氷タイムを挟んで第5グループではリード姉弟が登場。
ものすごい大歓声でした。会場中で掲げられた日の丸の数が半端じゃなかったです。今季最後の試合で地元ということもあって、気合が入っている感じでよかったんじゃないかな。
第6グループは、お馴染みの組が多数で5分間練習から大歓声でした。
密かに楽しみにしていたロシアのボブロワ/ソロビエフ組が体調不良のため棄権というアナウンスが流れたのが残念でした。
ドイツ、ロシア、アメリカ、フランスの4組となったのですが、どの組が出てきてもあちこちでその国の国旗が振られていて、一体いくつ国旗を持ってきてるの? と少々びっくりでした。
イリニフ/カツァラポフ組、期待していたのですがツイズルでカツァラポフがミスしてしまい、ちょっぴり残念でした。
このグループが豪華だったため、勝手にこれでアイスダンス終了かと思っていたら7グループもしっかりあり、実際7グループの組の方がどの組もいい演技が多かったです。
特にカナダはパイパー/ポール組の若手がとても良く、改めて層の厚さを見せつけられた感じでした。
イタリアのカッペリーニ/ラノッテ組も素敵でした。
が、このグループとっても素敵な演技が多かったのですが……。
早朝から移動してきての疲れが一気に来てしまい、ものすごく見たいんだけど身体がついていかない状態で(汗)。あんまりよく憶えていないのが悔やまれます。
前回の東京大会のときは、とにかくピアソラが多かったですが、今回は「シング・シング・シング」で滑る組が多かった。タンタンスタタンのあのドラムが聞こえて来ると、また? と思ったくらいでした。
リフトが解禁になったから仕方がないけれど、ペアとの境目がどんどん薄くなってきてしまい、アイスダンスは昔のスタイルの方が好きだったなーと久しぶりに生で見て思ってしまいました。
アイスダンスが終了し、しばらく休憩になると夕方からの男子フリーを見る人が来場し、一気に空席が少なくなりました。
場内のモニターにこれまでのワールドの歴史のようなVTRが流れ、懐かしい顔触れが続々登場。
ジュベール、ランビエール、ヤグディンらに混じり、全身金のプルさんが流れた瞬間、ファンなのに友人と2人で吹きました。
よりによってこの衣装のにしなくてもーと思わず言い合ってしまいましたよ。
ランビエールだってシマウマだし、ヤグディンも今見ると変な衣装だけど(腰みのバナナじゃないよ)、そんな比じゃなかったです。
しかし、こうして見ると最近は一度見たら忘れられないような変な衣装を着なくなったよねぇと2人でしみじみしてしまいました。
全身骨とかキリン、シマウマ、ウルトラマン、勇名トラetc.あの変さが愛おしかった!シュルタイスも色々突き抜けていたけれど、いつの間にかいなくなってて寂しかったな。
ジョニーはどれも素敵だったけれど、逆にお洒落すぎて1人だけ悪目立ちしてたり。
いつの日か、また観客の度肝を抜くような衣装の選手が現れることを願ってやみません。
休憩中に改めて場内を見渡すと、ショートサイドの左右に出場選手の国旗が下がっているのですが。なんとスペイン国旗のエンブレムの部分がなくて、ただの黄色と赤の国旗になっているのを発見。
これはいただけなかったなぁ。日本だと国旗にそれほど思い入れがある人は少ないけれど、外国は国旗を大切にする人が多いのに、何故初日で気づいて直さなかったんだろう?
さて、ファンファーレが鳴り響きいよいよ男子フリーの始まりです。
このファンファーレ、録音にするならどっかの大学に頼んで生で吹いてもらってもいいのにな、なんて思いました。
プレジナがSPでの怪我により棄権したため、第1グループが5人になっていました。
この辺はメダル争いには程遠いので、演技自体はまだまだな選手が殆どだけれど、それぞれが自身の目標を達成して喜んでいる様子がとても微笑ましかったです。
第2グループではフィリピンのカルーザが登場。6分間練習の時に、日本にもファンが多く公式練習では大きな歓声を浴びていました、と紹介されていてへーと思ったのですが、実際場内の人気の高さにびっくりでした。
個人的にはマルティネス君が見たかったよう、とエントリーの時点で思ってたんだけどね(^^ゞ
このグループでは、韓国のキムがなかなか良かったです。冒頭の3A-2T、3T-3Tのコンビネーションをきっちり跳んでいて、後半の3Aも綺麗でした。スピンも良かったし、男子不毛だった韓国にも遂にいい選手が現れたなーと。
場内ではレイノルズが大人気でしたが、個人的には次に滑ったイタリアのイヴァン・リギーニがとても良かったです。曲に合ったスケーティングが素敵でした。
演技自体はレイノルズより同じカナダの若手のナムの方が良かったな。が、まだリンクの全体を使えていない感じだったので、それが少し勿体なかったです。
製氷タイムになると、僅かに残っていた空席もほぼ埋まり。
しかし、この時点で相当疲れもたまってきてしまい、製氷中は殆ど静養に費やしました。改めて観戦するのって体力がいるんだなぁと実感でした。
いよいよ第3グループです。
この試合を最後に引退するアボットが登場するとあって、6分間練習から大声援でした。この6分間練習中、場内では選手1人1人を紹介してくれるのですが、あまりネタがないのか家族情報ばかり紹介される選手もいて、その情報はいいよと思うのもあったり。
コフトンの時に「お父さんもフィギュアスケートの指導をしていますが、お父さんの指導を受けたことは一度もありません」と紹介されたのには、そんなの余計なお世話、と2人で突っ込んでしまいました。
直前のアモディオの欠場でフランスからただ1人の出場となったベセキエ、4Tもきっちり跳んで良かったです。後半の3連コンボも決めてたし。
いよいよアボット登場。
3番ジェレミーアボットさん、アメリカのアナウンスが流れた瞬間から場内のあちこちから「GO!Jeremy」の声援が飛んでいました。ものすごい声援で、あんまり続くと演技が始められないよとちょっぴりハラハラしましたが、世界一のアボットファンであるお父さんの美声による声援を機にピタリと場内が静まり返り、いよいよ始まります。
会場中が祈るように見つめていた冒頭の4Tが決まった瞬間、本当に嬉しかった!
続く3A-2Tも何とか決めてコンビネーションスピンではアボットらしく魅せてくれました。その後も3連コンボで回転不足があった以外は、殆どミスなく流れるようなスケーティングで場内を魅了していくアボットに感無量でした。
これでもう見ることが出来ないんだなと思うと、最後の最後に最高の演技が出来てよかったねと思うとともに、あとちょっとで終わってしまうのが本当に名残惜しかったです。
最後のスピンでは待ち切れずに立ちあがる人が続出していましたが、最後のポーズを決めるのを待ってスタオベ。
多くの観客同様、最後に素晴らしい演技を見ることが出来た嬉しさで涙腺決壊でした。いつまでも鳴り止まない拍手にこの暖かさが日本だよなぁと。
今思い出してもうるうるしてしまいます。
町田や羽生の時も凄かったけど、この日一番の歓声と観客の歓喜はアボットだった気がします。それくらい忘れられない光景でした。
今回、感染症対策でずっとマスクをしていて、アボットの時に泣きながらマスクだと顔が隠れていいなーと思っていたのですが。あまりの感激にマスクの中が涙と鼻水でぐちゃぐちゃになってしまい、次の選手の得点待ちの間に取り替える羽目になってしまいました(とほほ)。
リーバースも楽しみにしていた1人でしたが、オリンピック疲れか全体的に身体が重そうでした。ゆっくり休んで来季を楽しみにしています。
こちらも楽しみにしていたコフトン。冒頭の4Sがシングルになったり、全体的に荒い感じがしましたが、アボットを抜いてこの時点で暫定1位に。ま、ショートとの合計だから仕方がないんだけどね。最終的に4位で久しぶりにロシアに2枠をもたらしました。その2枠は誰になるのか? ロシアは女子の躍進がめざましいだけに男子も頑張ってほしいな。
いよいよ最終グループ。6分間練習に登場した6人中3人が日本人なんて日がこようとは。しかもいい感じに1人おきに配置されているのが何とも。
既にほぼ満員となった場内が大歓声に包まれます。あっちで誰かがこっちでも誰かがジャンプを決めるたび、ものすごい拍手と声援が起こっていましたが、皆があまりに調子よくバンバン跳ぶので、それは後でとっておこうよと思った貧乏性です。
怒涛の6分間練習が終わり、最初に登場したのはアボットに続き、今日で引退のトマシュ・ベルネル。
7年前の東京大会で当時まさかの素晴らしい演技に場内大興奮となって以来、日本でも大人気だったベルネル。あれから7年経ち、日本はもちろん各国で世代交代が進み、当時の出場選手で今回も出場したのは彼だけなのが何とも感慨深いです。
当初は来ないかと思っていたので、最後の雄姿を見届けることが出来て本当に嬉しいです。
アボット同様、最後にどうか満足のいくいい演技を!という空気が会場中に漲っていましたが……。冒頭の4Tの失敗に始まり、得意のアクセルでもすっぽ抜けがあったりとジャンプは不調でしたが、ステップやスピン、ベルネルらしいスケーティングで魅せてくれました。
いい演技で終われなかったのは残念だったけど、それもまた彼らしいかな。
長い間、試合でもショーでも本当にたくさん楽しませてくれました。ハラハラ、しょんぼりすることが殆どだったけど(こらこら)、たまにいい演技をした時の嬉しさは格別でした。
演技後、ファンの方とハグしている姿が微笑ましかった〜。
最後に日本に来てくれてありがとう!
ベルネルに沸いた場内に本日の主役登場です。
登場した瞬間から大声援でした。町田、遠目に見ても緊張しているのが見て取れます。見ている方も緊張でドキドキでした。
冒頭の4Tと続く4T-2Tのコンビネーションも決まり、よっしゃーと拳を握ります。今日はパタパタが控え目でオリンピックの二の舞になりませんように、とそれだけを願ってしまいました。後半の3A、よく堪えました。もうジャンプを跳ぶたびに、祈るような気持ちでドキドキハラハラしっぱなしでした。
最後のステップに入る前に、さっと手を上げてポーズを取った時の表情で、ようやくいつもの町田になったというか、これで最後だーという感じでスイッチが入った感じでした。
終わった瞬間、大きなミスなく滑り終えた安堵でほっとしました。あんなに緊張して試合を見守ったのって2002年長野大会の本田以来かも(^^ゞ
スタオベしながら思わず「よかった〜」と言ってしまいました。4方に挨拶をしている時のやりきった感満載の表情に思わず笑みがこぼれます。
高得点を期待する拍手が沸き起こる中、表示された184.05に場内再び大歓声でした。緊張しすぎて疲れたけど、すっごく楽しいひとときでした。
興奮さめやならぬ中登場したハンヤン。
冒頭の3A-3Tの幅が凄かった!途中の3Aで転倒してしまったのが残念でしたが、生で見たい選手の1人だったので、それが叶って満足です。来季はどれだけ成長しているのか楽しみ〜。
次はいよいよ羽生です。町田が終わった時点では、羽生といえど4Sの転倒が殆どお約束になっている以上、逆転は難しいんじゃないかなと思っていました。
が、ハンヤンの得点待ちでリンクに登場した姿を見た瞬間、これはもしかして意地で降りるかもと思ったら……。
本当に下りた瞬間、やったと思ってしまいました。続く4Tは高さもあって本当に綺麗でした。3Fを何とかこらえた後は、疲労感を滲ませながらも圧巻の滑りでした。金メダリストの意地と底力を見せつけられた気がしました。
最後、リンクに倒れ込んだ時は「お疲れ〜」という意味も込めてか?、場内のあちこちから笑いが起きてました。
点数を待つまでもなく、これはいったなーと思ったとおり、1位の表示が出た瞬間、大歓声でした。町田も凄かったけれど、実際に生で見比べてみるとやっぱり羽生の方が上だなと納得です。本当にいい勝負でした。これを生で見ることが出来て本当によかったです。
場内では順位はわかっても、細かい点差まではこの時点では把握しておらず、最後にずらっと順位表が表示された時、あまりの僅差に自分も含めあちこちから驚きの声があがったほどでした。
ハビエル・フェルナンデス。彼も声援が凄かった!ハビーの掛け声があちこちから飛んでいたのですが、友人がうっかり「ハビーがハゲーに聞こえるよ」と言ってしまい、スペイン人でよかったねとアホなことを思ってしまいました。
今回はザヤりませんように、と祈るような気持ちでいたのですが。本当に綺麗な4回転でした。冒頭の4Tも綺麗でしたが、単独の4Sの美しさにうっとり。惚れ惚れしていたら続くルッツからのコンビネーションがパンクしてしまいました(T-T)。ステップ、スピンともにハビエルらしさが溢れていてとても楽しかった〜。すごく楽しかったけれど、今季はショート、フリーともに似たような系統のプログラムだったので、来季はもう少し違ったハビエルも見てみたいな、と贅沢なことを思ってしまいました。
銅メダルおめでとう!
最終滑走は小塚。彼への声援も凄かったです。全日本の時点でせめて世界選手権は彼に行ってほしい、と思っていたので急遽出場で大変だったとはいえ、こうして見ることが出来てとても嬉しかった。
シーズン当初は、せっかくの序奏とロンドカプリツィオーソなのに、曲と滑りがいまいち合ってないなぁとやきもきしましたが、しっかり修正した滑りが気持ち良かったです。来季はまた彼らしい美しいスケートが見られますように。
皆が皆、満足いく滑りではなかったけれど、本当に熱くいい試合でした。
素晴らしい戦いを見せてくれてありがとう!
そしてまさかの日本勢1,2フィニッシュ。羽生、町田、ハビエルおめでとう!!
いつもなら表彰式もしっかり見てから帰るのですが、体力も限界に来ていたため、帰りの混雑を考えて表彰式前に会場を後にしました。丁度、会場を出たところで外の大型スクリーンで表彰式の様子を見られたのでよかったです。
当たり前ですが3人ともいい笑顔でした。
行く前は、ショートの羽生で起きた声かけのこともあり、とんでもない場内だったらどうしようと思ったりもしたのですが。フリーはそんなこともなく。7年前と同じかそれ以上に温かな空気に包まれたとてもいい場内でした。
あんなに場内を埋め尽くす日の丸を見たのは、生まれて初めてかも。
時々、近くに前のめりの人が発生して見づらくなったこともあったのですが、その都度上手に注意してくれる人がいたおかげで終始ストレスを感じることもなく、本当に楽しい観戦でした。
今シーズン限りで引退の選手も多く、来季は顔触れが大きく変わりますが、若い選手の台頭を期待しつつ、のんびり各選手の活躍を楽しみたいと思います〜。
- ご報告 (08/16)
- 星野源見つけた (06/20)
- ポート入れ替え (06/14)
- 再入退院とドセタキセル その3 (05/23)
- 再入退院とドセタキセル その2 (05/13)
- ご報告
⇒ ユウキ (08/22) - 星野源見つけた
⇒ しおん (06/30) - 星野源見つけた
⇒ ひろりん (06/29) - 再入退院とドセタキセル その3
⇒ しおん (05/25) - 再入退院とドセタキセル その3
⇒ さくら (05/24) - 腸閉塞
⇒ しおん (04/07) - 腸閉塞
⇒ ひろりん (04/05) - 腸閉塞
⇒ しおん (04/02) - 腸閉塞
⇒ さくら (04/02) - パラサイト 半地下の家族
⇒ しおん (02/01)
- 横浜移籍!?
⇒ ニュースブログ (07/25) - ぶらり東京紀行その2
⇒ 山野楽器! (06/15) - ぶらり東京紀行その2
⇒ 山野楽器! (06/15) - ぶらり東京紀行その2
⇒ 山野楽器! (06/15) - ギンギラギンにさりげなく
⇒ デボネア日記 (06/02) - 日本一おめでとう!!そしてさよなら
⇒ ノラ猫の老後 (10/27) - COI静岡公演
⇒ Color Pencils (10/16) - 今岡復活!!
⇒ 続「とっつあん通信」 (09/29) - 8連勝!
⇒ 続「とっつあん通信」 (09/29) - 快勝!
⇒ 続「とっつあん通信」 (09/24)
- August 2020 (1)
- June 2020 (2)
- May 2020 (3)
- April 2020 (3)
- February 2020 (3)
- January 2020 (8)
- December 2019 (6)
- November 2019 (6)
- October 2019 (7)
- September 2019 (5)
- August 2019 (10)
- July 2019 (3)
- June 2019 (8)
- May 2019 (7)
- April 2019 (4)
- March 2019 (6)
- February 2019 (5)
- January 2019 (7)
- December 2018 (5)
- November 2018 (7)
- October 2018 (7)
- September 2018 (10)
- August 2018 (9)
- July 2018 (9)
- June 2018 (9)
- May 2018 (16)
- April 2018 (7)
- March 2018 (10)
- February 2018 (8)
- January 2018 (10)
- December 2017 (11)
- November 2017 (9)
- October 2017 (9)
- September 2017 (10)
- August 2017 (10)
- July 2017 (8)
- June 2017 (8)
- May 2017 (10)
- April 2017 (9)
- March 2017 (10)
- February 2017 (8)
- January 2017 (9)
- December 2016 (11)
- November 2016 (9)
- October 2016 (14)
- September 2016 (12)
- August 2016 (11)
- July 2016 (10)
- June 2016 (12)
- May 2016 (10)
- April 2016 (11)
- March 2016 (11)
- February 2016 (10)
- January 2016 (8)
- December 2015 (13)
- November 2015 (11)
- October 2015 (13)
- September 2015 (16)
- August 2015 (11)
- July 2015 (11)
- June 2015 (12)
- May 2015 (9)
- April 2015 (9)
- March 2015 (10)
- February 2015 (9)
- January 2015 (8)
- December 2014 (10)
- November 2014 (9)
- October 2014 (12)
- September 2014 (9)
- August 2014 (15)
- July 2014 (17)
- June 2014 (19)
- May 2014 (22)
- April 2014 (20)
- March 2014 (16)
- February 2014 (17)
- January 2014 (15)
- December 2013 (10)
- November 2013 (9)
- October 2013 (8)
- September 2013 (15)
- August 2013 (12)
- July 2013 (11)
- June 2013 (12)
- May 2013 (5)
- April 2013 (15)
- March 2013 (14)
- February 2013 (12)
- January 2013 (10)
- December 2012 (13)
- November 2012 (12)
- October 2012 (9)
- September 2012 (12)
- August 2012 (11)
- July 2012 (12)
- June 2012 (12)
- May 2012 (13)
- April 2012 (13)
- March 2012 (10)
- February 2012 (15)
- January 2012 (9)
- December 2011 (12)
- November 2011 (11)
- October 2011 (13)
- September 2011 (10)
- August 2011 (9)
- July 2011 (11)
- June 2011 (28)
- May 2011 (10)
- April 2011 (10)
- March 2011 (11)
- February 2011 (9)
- January 2011 (8)
- December 2010 (11)
- November 2010 (10)
- October 2010 (18)
- September 2010 (13)
- August 2010 (8)
- July 2010 (13)
- June 2010 (12)
- May 2010 (11)
- April 2010 (11)
- March 2010 (12)
- February 2010 (17)
- January 2010 (11)
- December 2009 (15)
- November 2009 (14)
- October 2009 (16)
- September 2009 (13)
- August 2009 (10)
- July 2009 (18)
- June 2009 (15)
- May 2009 (16)
- April 2009 (16)
- March 2009 (15)
- February 2009 (15)
- January 2009 (14)
- December 2008 (16)
- November 2008 (9)
- October 2008 (15)
- September 2008 (13)
- August 2008 (11)
- July 2008 (13)
- June 2008 (18)
- May 2008 (11)
- April 2008 (14)
- March 2008 (17)
- February 2008 (12)
- January 2008 (12)
- December 2007 (20)
- November 2007 (10)
- October 2007 (14)
- September 2007 (15)
- August 2007 (13)
- July 2007 (20)
- June 2007 (15)
- May 2007 (17)
- April 2007 (18)
- March 2007 (19)
- February 2007 (18)
- January 2007 (16)
- December 2006 (16)
- November 2006 (22)
- October 2006 (23)
- September 2006 (21)
- August 2006 (25)
- July 2006 (22)
- June 2006 (25)
- May 2006 (23)
- April 2006 (20)
- March 2006 (22)
- February 2006 (19)
- January 2006 (15)
- December 2005 (15)
- November 2005 (14)
- October 2005 (18)
- September 2005 (11)
- August 2005 (10)
- July 2005 (10)
- June 2005 (11)
- May 2005 (13)
- April 2005 (9)
- March 2005 (2)
- January 2005 (2)
- December 2004 (2)
- November 2004 (2)
- October 2004 (1)
- September 2004 (1)
- August 2004 (3)
- July 2004 (1)
- June 2004 (1)
- May 2004 (2)