ティラミスマロン
2011.09.30 Friday
今日で9月も終わりです。天気予報によるとこの週末から秋を通り越してぐっと冷え込むそうで。
うーん、仕方がないとはいえ、この極端過ぎる気候何とからならないんでしょうか。季節の移ろいをゆっくり味わうことができるのがこの国の魅力のひとつ(と勝手に思ってます)なのに、これじゃ情緒もへったくれもありません。
さて、今月も無事終了&そろそろ涼しくなってきたので。というわけで、帰りに駅に行ったついでに久しぶりにラ・ナチュールのケーキを買って来ました。
夕方なので、そんなに種類も残っていなかったのですが、秋らしく栗を使ったケーキ、ティラミスマロンです。
ここのケーキは全体的に甘いので、これもティラミスとマロンが合体したということは相当甘いんだろうなーと覚悟(笑)して食べてみると……。意外と甘さ控えめで上のティラミス部分は軽く、下のスポンジ部分に洋酒が効いていてとてもしっとりして美味でした。上に添えられたチョコマカロンも美味しかった。
そんなわけで、今月の終わりも結局スイーツ日記でした。
しかし、冗談でなく最近大好きなおやつを食べるのもけっこう苦しく。
おやつを食べる時にはごはんを減らさないと入りません(苦笑)。
ま、理屈は合ってるんだけどね。胃袋の大きさは決まってるんだし。
夕食に少し重めのものを食べると、明らかに朝になっても消化し切れていないのがわかります。去年の今頃とかは逆に夕食のあとにおやつを食べても平気なくらい食欲旺盛だったのになぁ。明らかに消化力が落ちている感じで寂しいです。
11万分の1
2011.09.29 Thursday
今朝、出社した途端先に来ていた同僚がいきなり「ライブ楽しかった?」と聴いて来たので、???と思っていたら、朝のヤフーニュースのトップにヒムロックが6月に行った東日本大震災復興支援ライブで集めた総額6億6922万940円を被災地3県に寄付、という記事が出ていたそうで。
そういえば朝、ツイッターでFCの公式ツィがそんなようなことを発表していたのを見た気がするけれど、ちゃんと見てなかったのでてっきり定期的に公表していた1クリック募金の合計額をまた呟いているんだとばかり思ってました(^^ゞ
ただただヒムロックがそういう趣旨のライブをやるのなら行きたい、久しぶりに懐かしい友人達に会いたいという気持ちで参加して、ひたすらライブを楽しんであまりの人の多さと会場中のパワーに感動してしまっただけですが、1人でできることは少ないけれど皆が集まれば大きな力になる、ということを改めて実感しています。
あの日11万分の1の1人になれたことに感謝です。
思いがけず
2011.09.26 Monday
帰宅したところ、ご当選おめでとうございます、という封書が届いておりました。一体何だろう?と思って開けてみると、いつも行く書店で先日開催されていたキャンペーンの京都日帰り旅行当選のお知らせでした。
確かに店員さんに応募券を渡されて、そこの箱に記入して入れてくださいねーと言われて応募した記憶はありますが、そもそも当たるとも思っていなかったので賞品が何かも確認せずに応募してました(^^ゞ
いや〜びっくり!こういうのって当たらないものだと思っていたので。昔、学生の頃クラスメイトが書店クジで海外旅行を当てたことがありましたが。
秋の京都の紅葉なんてこんなことでもなければわざわざ出かけないので(激混みなのが嫌だから^^ゞ)、何もなければこの機会に行って来まーす。
嬉しいけど、でもこれで今年の運全部使いきってたらどうしよう。
いや、この勢いで宝くじ買えば当たる、くらいに思わないとね。
目黒の秋刀魚
2011.09.23 Friday
サンマが美味しい季節です。今夜の夕食も新鮮な秋刀魚を美味しくいただきました。
サンマと言えば目黒の秋刀魚だけど、どんな話だったっけ?と思い出せなかったので家族に聞いてみたところ。「何それ?」という反応。落語の噺にと言っても落語なんて知らんと一蹴されてしまいました。とほほほほ。
仕方がないのでネットで検索して、そうそうこんな話だったーとようやくすっきり。こういう時、ほんと便利だなぁとつくづく感じます。
しかし、何でこの話がそんなに心に残っていたのかすごく謎です。
多分、知ったのは「ちりとてちん」に嵌まるもっとずっと前だと思うのですが。笑点でも見たのか(苦笑)。
世間では連続3連休のところも多いですが、貧しい企業にそんな贅沢はなく。今日は普通に出勤。でも、まぁ電話も鳴らず溜まっていたことが片付いたのでそれはそれでよかったのかも。
ところで、昨日突然発表された中日・落合監督の退任。いろいろ事情があるので仕方ないとは思いますが、後任が高木守道氏って。昔、と言っても20年近く前に監督していた方を何故に今また引っ張り出してくるのか??
他チームのこととはいえ、???な人選でした。
しかし、かつての森西武の時もそうだけど、プロ野球って勝てば官軍にはならない世界だなぁと。
どうでもいいですが、子供の頃、最初に覚えたドラゴンズの歌は♪1番高木が塁に出て〜2番XX(←そこは忘れた)が送りバント〜♪でした。
明日こそは夏物の整理ができるかな。
夏の終わり
2011.09.19 Monday
夏の終わりは突然やって来た、とまるで何かの小説の書き出しみたいな感じに本当に朝起きたら夏が終わってました。
昨日は外に立っているだけで頭から汗が噴き出すくらいの猛暑だったのに、この差は一体と言う感じです。
とりあえず昨日までひたすら開け放ってばかりだった窓を閉めて過ごしましたが、面倒だったのでそれまで同様着古したTシャツに短パンのまま、近所のスーパーに買い物に行こうとしたら、全力で家族に止められました(^^ゞ
仕方なく長袖に着替えて行きましたが、確かに皆さんちゃんと長袖に多くの人は靴下も履いてました。いや、部屋の中は割合暖かかったので、それでOKと思ったら外はびっくりするくらいひんやりでした。
というわけで、しみじみと夏の終わりを実感した本日でした。
夏の終わりと言えば、8月の終わりころにツイッターで夏が終わりだと思うと「さよなら夏の日」がやたら聴きたくなるという書き込みをけっこう目にして、そうかなぁ?なんて思ったりしましたが。天の邪鬼な私は逆に真冬の寒い日に無性に「SUMMER GAME」が聴きたくなったりするので。
今日は昼からロングランでNHK-FMで山下達郎三昧だというのを夕方知り、7時前くらいから聴いているのですが。
他人に提供した曲のコーナーでマッチにあげた「ハイティーン・ブギ」は、それまでマッチが出した曲を聴きまくり、彼が歌いやすい音域、発音しやすい言葉を選びに選んで作ったということを知り、そこまでするというか、それであの曲が出来たのかと驚愕でした。
マッチは上から下に降りて来る音程だとピッチが割と安定するそうで、確かにあの曲は最初から最後までずっと上から下に降りて来るメロディーばかり。それであんなカッコイイ曲が出来るとは。まさに天才というか職人技です。凡人にはとうてい計り知れませんが、小田和正とかあの辺の人達もそんな感じで曲を書いていたりするのかも。
更にどうでもいいことですが、あの曲を書いた当時の達郎さんは29才だったというのも驚きでした。
今の年齢を考えれば当然ですが、何だか小学校高学年の頃から何となく聴き始めてその時すでにおじさんだと思っていたので(^^ゞ、82年当時にまだそんなに若かったのかと二度びっくりでした。
というより、多分小〜中学の頃に勝手におじさんだと思っていたアーティストの方々って今思うと皆、けっこうまだまだ若手だったんですね。
そう思うと、EXILEとか、もしかしたら今の子供たちから見るとやっぱりおじさんなんだろうか。
宇宙の渚とPRISONER IN PARADISE
2011.09.19 Monday
昨夜NHKでやっていた「宇宙の渚」。
宇宙の渚とは何ともロマンティックな言い回しですが、地球の大気圏と宇宙との間にある宇宙でも地球でもない空間というか層のことをそう呼ぶそうです。
今まで図鑑や新聞テレビなどで流される写真でしか見たことがなかった地球の姿を宇宙から見た映像として見られるという、以前なら夢物語だったことが現実に今、家のテレビで見ているというそのことに驚くとともに何だか凄い時代になったんだなぁと。
今回は「オーロラ」「流星」「謎の閃光スプライト」の3本立てにプラス、宇宙ステーションからの映像をリアルタイムでお茶の間に流す、というのにものでしたが、どれもこれも今まで見たことがない(そりゃそうだ)映像の数々に感激しっぱなしでした。
オーロラって色合いといい、何となく子供の頃から憧れですが、あんな風になっていたとは。しかも、宇宙飛行士の毛利さんは実際にオーロラの中を通ったことがあり、その時の様子を語る言葉がこれまた詩的というか、素敵すぎて何だか一瞬、自分がどこにいるのかわからなくなりました。
流星、毎年ペルセウス流星群だ、何とか彗星だとかと天体ショーが見られますが、実際に流れ星を見たことがないので、あの映像はもうわくわくしっぱなしというか、テレビに向かってうわっとかひたすら感激の声を上げてしまいました。しかし、流星って考えていたよりもずっと小さいんですね。極小だけれども落下する速度があまりに凄いから大気に触れてあんな風に光るとは。しかも肉眼で見えないものも含めると数兆個も降り注いでいたとは。
雷の際に発生するスプライト、初めて聞く言葉に現象ですが、番組でも誰かが言っていたように雷とは天から落ちて来るものだとばかり思っていましたが、あんな風に地球から宇宙に向かって放出しているモノがあったとは。これはまだまだ謎な部分が多く、番組のために撮った(撮れた)映像がこれからの研究に画期的なモノになるだろう、とのことで。生きている間に新たな謎が解明されるのか楽しみです。
しかし、当たり前ですが実に色んな現象を研究している人っているんだなーと。
どの映像も素晴らしかったですが、個人的には宇宙ステーションから見た地球の映像がやはり一番感激でした。中東の油田の眩さや、アジア近海に浮かぶ漁船の光まであんな風に輝いて見えるのには驚きしかなかったです。
日本列島があんなにくっきり見えるとは。地球規模で言ったらほんとに小さな島でしかないのに大都市の明るさもかなり衝撃でした。
反対側のサハラ砂漠も凄かったですが、地球の淵に映る薄い青い幕。いわゆる大気圏。丸い地球が本当に綺麗な青いヴェールで包まれていて、ただただ美しいと思ってしまいました。
カンニングの竹山氏ではないですが、あの映像を見ていたらこの青い地球を守るために確かに自分も世界のために何かしないと、と思いました。
来春からシリーズでNスペで特番を放送してくれるそうで、今から楽しみです。
で、昨日の昼間は映画「ナチス、偽りの楽園」を見てきました。
原題は「Prisoner in Paradise」楽園の囚人ですが、邦題の方がしっくりきます。クルト・ゲロンという戦前にドイツで活躍したドイツ系ユダヤ人の俳優・映画監督の数奇で過酷な運命に光を当てたドキュメンタリーです。
医者を志してベルリンにやって来たユダヤ系ドイツ人、クルト・ゲロンは、ナイトクラブの舞台の魔力に取りつかれ、ショービジネスの世界にのめりこんでいく。舞台の脇役で評判になったゲロンが最初に脚光を浴びたのは1921年。『ワイルド・ステージ』に出演中の女優トルーデ・ヘスターベルクが、ナイトクラブ“クカ”で目にしたゲロンを主役に抜擢したのだ。彼はそのキャラクターとユーモアで、さまざまな作品に出演し、確固たる地位を築いていく。代表作は大女優マレーネ・ディートリッヒと共演した1930年の「嘆きの天使」。また『三文オペラ』を脚色し、主役のマック・ザ・ナイフも演じている。やがて、俳優としての活動だけに留まらず、監督業にも進出。活躍の場を広げて絶頂期を迎える。一時はハリウッドからも招かれたものの、それを断ってヨーロッパで活動を継続。やがてナチスによるユダヤ人迫害が始まると、それを逃れてフランス、オランダへと渡る。そんな状況下でも監督、俳優の仕事はやめなかったが、オランダでドイツ軍に捕えられてしまう。送られた場所は、楽園と称されたテレージエンシュタット強制収容所。そこで彼はナチスの宣伝映画の監督を命じられたのだった……。 goo映画より
当時の貴重な映像と生き延びた人へのインタビューによる構成がとてもよかったです。題材が題材だけに、かなり怖い思いをするかも、と覚悟していたのですが、この手の作品によくある残虐なシーンは殆どなく。それでも生き延びた人の肉声とナレーションだけで充分当時の状況が伝わって来て、余計に考えさせられました。
生き延びるために、悪魔に魂を売ったと言われても何よりも映画製作が好きでたまらなかったから、懸命に最良の宣伝映画を作ろうとするゲロン。ナチスの為によいことをしたのだから、自分は移送されることはないと信じていたのに、映画が完成して間もなくその彼自身が最後の移送車に乗せられてアウシュビッツに送られてしまったことに憤りというかやり切れなさを感じました。
彼だけでなく、映画に出演した囚人達全員が送られた、というのにも敗色濃厚となり、そういう偽りの工作をしようとしたこと自体を隠ぺいするために映画に携わった人々を葬ったのでしょう。あまりに酷い話ですが、状況は違っても当時の日本でも敗色濃厚となり、様々な隠ぺい工作が行ったことが明らかになっているだけに、さもありなんと思ってしまうことが余計辛かったです。
ゲロンが言った「どんな場面でも撮ることはできるが、人々の瞳にある恐怖の色だけは消すことができない」という言葉が重く突き刺さりました。
全国で順次公開中で金沢はかなりもう後半なので、これから公開になる地域の方が少ないですが、劇場でもレンタルでもいいので、機会があれば多くの人に見てほしい作品です。
いいとか悪いとかだけじゃなく、色んなことを考えさせられる作品です。
そんな映画を見て色々考えた後に、夜に壮大な天体ショーを見たせいか、素晴らしい映像を見ながら何故かポロポロ涙が溢れてしまい仕方がなかったです。録画しておけばよかった、と後悔です。
貴重な映像自体は、番組公式サイトでも見られるようなので、興味がある方は是非。とても心が洗われます、たぶん。
サントノーレ・ピスターシュ
2011.09.17 Saturday
今日から3連休。と言っても大きな予定はありません。
少しだけ涼しくなってきたし……、と朝気合を入れて掃除をしたところ、なんてことはない結局真夏ほどとは言わないまでも、しっかり頭から汗が滴る羽目にはりました。
雨が降り足らないせいか、1日ずっとムシムシしていて思わず今、不快指数を測ったらすごいことになりそうだなと。
そういえば、最近は気温の高さは話題になりますが、不快指数ってあまり発表されなくなったなぁ。
さて、お休みのお楽しみ。久しぶりにサンニコラへ行ってきました。
今日のお目当てはこちら。秋の新作が出た中にピスターシュを使ったケーキがあると聞き、勇んで出かけてました(笑)。
季節ごとに変わるサントノーレシリーズのピスタチオ版、サントノーレ・ピスターシュ。
緑とピンクの鮮やかなコントラストが美しく、見ただけでテンションが上がります。シューの中にはカスタードクリームとチェリーソースがたっぷり。
とっても美味しい、けれど甘い(^^ゞ今年やけに嵌まっている、このシリーズの中では一番甘かったです。でも、濃いコーヒーと一緒に食べれば丁度いい&ピスターシュクリームがとにかく美味しかったのでOKです。
夕食は餃子(って甘い物のあとに餃子ってかなり強力な組合せかも)だったのですが、今回は皮に餅粉入りというのを初めて使ったのですが、皮がもちもちっとしていて美味しいのですが、1コ2コと食べ進めるうちに、このもちもちっぷりが少々きつかったです。水餃子にはいいかもしれませんが、焼き餃子はやっぱりいつもの薄皮の方が合ってる気がしました。
懐かしいカバー曲
2011.09.10 Saturday
めっきり過ごしやすくなり快適だーと喜んでいたのも束の間。
昨日からまた暑さがぶり返してきました。昨夜は久々に寝苦しい夜を味わいました。この週末はそろそろサンダルの手入れをして……なんて思っていたのが、この暑さでまだまだサンダルを手放せません。
暑さ寒さも彼岸まで、とは昔から言われていることですが、お彼岸はまだまだ先。当分この暑さが続くのかと思うと、一度涼しさに慣れてしまった身体にはかなりキツイかも。
ところで、今日外出した際にコンビニに行ったところ、流れている女性ヴォーカルの歌が、何となくどこかで聴いたような?でも、最近の流行りの曲は殆ど知らないはずなのになぁ、と耳を傾けると次から次へと勝手に歌詞が出てきて明らかに知っている、あれ?何でと思った途端、わかりました。
GLAYの「BE LOVED」を誰かがカバーしていたんですね。元々バラードですが、アコースティック調の優しい綺麗な歌声が、本家より曲の良さを引き出している気がしてしまいました(^^ゞ
最近、少し前(と言ってももう10年以上前だけど)の曲をこんな風にカバーしたり、CM等でも少しだけ懐かしい曲が流れていたりすることがありますが、こういうのもいいな。
俺の空と葛飾北斎
2011.09.07 Wednesday
めっきり過ごしやすくなったのは大変よいのですが、夏の疲れが一気に出てきたのか?このところ夜が以前にも増して弱くなってしまいました。
さて、最近通勤で先月発売された山下達郎のニューアルバム「Ray of Hope」を聴いているのですが。
その中に「俺の空」というファンク色の濃い1曲がとても気に入っています。
俺の空、って何だか70年代くらいの漫画にありそうなタイトルですが。その内容が凄いと言うか。日頃歌詞なんてかなりどうでもいい、くらいに歌詞をまったく重要視せずに(^^ゞ音楽を聴いていますが。言葉ってこういう風に使うのかーと、さすがというか、なるほどなぁと納得してしまいました。
内容は2F建ての一軒家に住んでいる主人公が、ある日突然庭の前にタケノコみたいに生えてきた25F建てのビルのせいで、2Fの窓から小さく可愛く見えていた富士山を眺めていたのに、まったく見えなくなった。
また、ほんの僅かな贅沢として楽しんでいた日向ぼっこも出来ず。雨戸を開けると常に上から目線で見下ろされている気がして落ち着かない。誰が俺の空を売り飛ばしたんだ。政治家かゼネコンか?俺の空を返せー!
というそれだけの歌なのですが。痛烈な社会批判の中に、”上から目線”とかありがたくない流行語を織り交ぜて、巧みに家の住人が怒っている情景が浮かんでくるという優れモノなのです。
で、その富士山が窓から小さく可愛く見えるという状況。
これまで富士山とはごくたまに東海道新幹線に乗った時に車窓から雄大に聳え立つのをありがたく眺めたり、羽田行きの飛行機の上空から♪頭を雲の上に出し〜 という歌のとおりにょきっと雲の間から見えるのをおぉぉ〜と多少の感動をもって眺めるという付き合いしかしたことがない身には、いまいちわかりませんでした。
が、今年の夏休み。県立美術館で葛飾北斎展が開催されていたのを見に行き、富嶽三十六景を一度にすべて見て、恐ろしく緻密で繊細かつ優美な絵の素晴らしさはもちろん、それ以上に富士山てこんなに色んな場所からくっきり見えるのかーと。
いかに当時の庶民にとって身近なものであったのかをしみじみと実感しました。おかげで、今では都内からだと小さくほんのり見える状況になってしまったけれども、それでも2Fの窓から見える小さな富士山という図が、妙にリアルに想像できると同時に、この歌の住人の怒りもよくわかるようになりました。
しかし、ビルがタケノコみたいに生えてきて 空がふたつに割れる っていう表現何度聴いても好きだなぁ。
ついでなので、先月書きそびれた北斎展の感想を少し。
葛飾北斎展、ホノルル美術館に所蔵されているコレクションが貸しだされたということで、びっくりするくらい多くの作品が展示されていました。
当時の歌舞伎役者のスターが演じているシーンを描いたものや、当時の人々の暮らしぶりがわかるパラパラ漫画みたいな続きものなど、へーこんなものも描いていたのか、と思う作品もかなりありました。
上に挙げた富嶽三十六景も良かったですが、おしまいの方に展示されていた百人一首の歌の世界を描いた絵がとても面白く、1枚1枚答え合わせのようにこれはどの歌かな?と考えながら見るのが楽しかったです。
浮世絵に興味があるわけでも、葛飾北斎の絵自体、大昔に中学の教科書に載っていた数枚を見ただけでしたが、何世紀も経たものと思えない精緻な筆致と鮮やかな色遣いにすっかり魅入ってしまい、途中で休憩&全部観終わった後はすっかり足が棒になるくらいでしたが、恐らく地元の美術館に来なければ一生見る機会がなかったであろう、貴重な絵を見られてよかったです。
ささやかな楽しみ
2011.09.04 Sunday
台風が通過するかも、とやきもきしていましたが結局進路が西にずれたおかげでこちらは雨が多少強く降ったりした以外の影響はなく。
ニュースや新聞で台風が通過した地域の映像や写真を見て、その恐ろしさに胸が痛くなると同時に、台風に限らずあまりに災害に見舞われることが少ない地元にもし、台風や地震などの災害が起きたら、どうしていいかわからずひとたまりもないだろうなーと思うと少し怖くなりました。
避難場所と避難経路くらいちゃんと確認しとかなきゃ、と思うこの頃です。
さて、今日は先月末に旅行等で行きそびれていた美容院にようやく行ってきました。たまたま今週職場で写真を撮る機会があり、すっかり伸びてきた髪が何だかヘルメットみたいだなーと我ながら嫌気が差していたので、やっとすっきりできました。
2ヶ月に1度美容院に行った帰りに、お気に入りのお店でご飯を食べるのが密かな楽しみなのですが、残念ながら今日はお店が遅めの夏休み中。
仕方がないのでつぼみでもう1回、夏の終わりにかき氷を食べてこようと思ったら、びっくりするくらい満員だったのでそれも断念。
代わりにどこかに入るのも面倒なので、結局ドンクでパンを買って帰りました。パン大好きだけど、ドンクのパンは値段の割に大したことがないので(^^ゞ満足度が低いんだよなぁ。香林坊より駅の方がパンの種類自体も充実している気がします。
そういえば、8月の終わりにキャラバンでゼリーinソフトを食べ収めしよう、と思ったらそれも涼しくなってきたのでゼリー自体終了したんです〜と言われてしまい、とってもがっかりしたことを思い出しました。うーん最近食に関するちょっとした楽しみが実現しないことが多いかも。
って大したレベルではないですが。先週は大阪で美味しいものたくさん食べられたし。2日連続グロムに通って幸せでした(笑)。
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