夏の終わり
2011.09.19 Monday
夏の終わりは突然やって来た、とまるで何かの小説の書き出しみたいな感じに本当に朝起きたら夏が終わってました。
昨日は外に立っているだけで頭から汗が噴き出すくらいの猛暑だったのに、この差は一体と言う感じです。
とりあえず昨日までひたすら開け放ってばかりだった窓を閉めて過ごしましたが、面倒だったのでそれまで同様着古したTシャツに短パンのまま、近所のスーパーに買い物に行こうとしたら、全力で家族に止められました(^^ゞ
仕方なく長袖に着替えて行きましたが、確かに皆さんちゃんと長袖に多くの人は靴下も履いてました。いや、部屋の中は割合暖かかったので、それでOKと思ったら外はびっくりするくらいひんやりでした。
というわけで、しみじみと夏の終わりを実感した本日でした。
夏の終わりと言えば、8月の終わりころにツイッターで夏が終わりだと思うと「さよなら夏の日」がやたら聴きたくなるという書き込みをけっこう目にして、そうかなぁ?なんて思ったりしましたが。天の邪鬼な私は逆に真冬の寒い日に無性に「SUMMER GAME」が聴きたくなったりするので。
今日は昼からロングランでNHK-FMで山下達郎三昧だというのを夕方知り、7時前くらいから聴いているのですが。
他人に提供した曲のコーナーでマッチにあげた「ハイティーン・ブギ」は、それまでマッチが出した曲を聴きまくり、彼が歌いやすい音域、発音しやすい言葉を選びに選んで作ったということを知り、そこまでするというか、それであの曲が出来たのかと驚愕でした。
マッチは上から下に降りて来る音程だとピッチが割と安定するそうで、確かにあの曲は最初から最後までずっと上から下に降りて来るメロディーばかり。それであんなカッコイイ曲が出来るとは。まさに天才というか職人技です。凡人にはとうてい計り知れませんが、小田和正とかあの辺の人達もそんな感じで曲を書いていたりするのかも。
更にどうでもいいことですが、あの曲を書いた当時の達郎さんは29才だったというのも驚きでした。
今の年齢を考えれば当然ですが、何だか小学校高学年の頃から何となく聴き始めてその時すでにおじさんだと思っていたので(^^ゞ、82年当時にまだそんなに若かったのかと二度びっくりでした。
というより、多分小〜中学の頃に勝手におじさんだと思っていたアーティストの方々って今思うと皆、けっこうまだまだ若手だったんですね。
そう思うと、EXILEとか、もしかしたら今の子供たちから見るとやっぱりおじさんなんだろうか。
宇宙の渚とPRISONER IN PARADISE
2011.09.19 Monday
昨夜NHKでやっていた「宇宙の渚」。
宇宙の渚とは何ともロマンティックな言い回しですが、地球の大気圏と宇宙との間にある宇宙でも地球でもない空間というか層のことをそう呼ぶそうです。
今まで図鑑や新聞テレビなどで流される写真でしか見たことがなかった地球の姿を宇宙から見た映像として見られるという、以前なら夢物語だったことが現実に今、家のテレビで見ているというそのことに驚くとともに何だか凄い時代になったんだなぁと。
今回は「オーロラ」「流星」「謎の閃光スプライト」の3本立てにプラス、宇宙ステーションからの映像をリアルタイムでお茶の間に流す、というのにものでしたが、どれもこれも今まで見たことがない(そりゃそうだ)映像の数々に感激しっぱなしでした。
オーロラって色合いといい、何となく子供の頃から憧れですが、あんな風になっていたとは。しかも、宇宙飛行士の毛利さんは実際にオーロラの中を通ったことがあり、その時の様子を語る言葉がこれまた詩的というか、素敵すぎて何だか一瞬、自分がどこにいるのかわからなくなりました。
流星、毎年ペルセウス流星群だ、何とか彗星だとかと天体ショーが見られますが、実際に流れ星を見たことがないので、あの映像はもうわくわくしっぱなしというか、テレビに向かってうわっとかひたすら感激の声を上げてしまいました。しかし、流星って考えていたよりもずっと小さいんですね。極小だけれども落下する速度があまりに凄いから大気に触れてあんな風に光るとは。しかも肉眼で見えないものも含めると数兆個も降り注いでいたとは。
雷の際に発生するスプライト、初めて聞く言葉に現象ですが、番組でも誰かが言っていたように雷とは天から落ちて来るものだとばかり思っていましたが、あんな風に地球から宇宙に向かって放出しているモノがあったとは。これはまだまだ謎な部分が多く、番組のために撮った(撮れた)映像がこれからの研究に画期的なモノになるだろう、とのことで。生きている間に新たな謎が解明されるのか楽しみです。
しかし、当たり前ですが実に色んな現象を研究している人っているんだなーと。
どの映像も素晴らしかったですが、個人的には宇宙ステーションから見た地球の映像がやはり一番感激でした。中東の油田の眩さや、アジア近海に浮かぶ漁船の光まであんな風に輝いて見えるのには驚きしかなかったです。
日本列島があんなにくっきり見えるとは。地球規模で言ったらほんとに小さな島でしかないのに大都市の明るさもかなり衝撃でした。
反対側のサハラ砂漠も凄かったですが、地球の淵に映る薄い青い幕。いわゆる大気圏。丸い地球が本当に綺麗な青いヴェールで包まれていて、ただただ美しいと思ってしまいました。
カンニングの竹山氏ではないですが、あの映像を見ていたらこの青い地球を守るために確かに自分も世界のために何かしないと、と思いました。
来春からシリーズでNスペで特番を放送してくれるそうで、今から楽しみです。
で、昨日の昼間は映画「ナチス、偽りの楽園」を見てきました。
原題は「Prisoner in Paradise」楽園の囚人ですが、邦題の方がしっくりきます。クルト・ゲロンという戦前にドイツで活躍したドイツ系ユダヤ人の俳優・映画監督の数奇で過酷な運命に光を当てたドキュメンタリーです。
医者を志してベルリンにやって来たユダヤ系ドイツ人、クルト・ゲロンは、ナイトクラブの舞台の魔力に取りつかれ、ショービジネスの世界にのめりこんでいく。舞台の脇役で評判になったゲロンが最初に脚光を浴びたのは1921年。『ワイルド・ステージ』に出演中の女優トルーデ・ヘスターベルクが、ナイトクラブ“クカ”で目にしたゲロンを主役に抜擢したのだ。彼はそのキャラクターとユーモアで、さまざまな作品に出演し、確固たる地位を築いていく。代表作は大女優マレーネ・ディートリッヒと共演した1930年の「嘆きの天使」。また『三文オペラ』を脚色し、主役のマック・ザ・ナイフも演じている。やがて、俳優としての活動だけに留まらず、監督業にも進出。活躍の場を広げて絶頂期を迎える。一時はハリウッドからも招かれたものの、それを断ってヨーロッパで活動を継続。やがてナチスによるユダヤ人迫害が始まると、それを逃れてフランス、オランダへと渡る。そんな状況下でも監督、俳優の仕事はやめなかったが、オランダでドイツ軍に捕えられてしまう。送られた場所は、楽園と称されたテレージエンシュタット強制収容所。そこで彼はナチスの宣伝映画の監督を命じられたのだった……。 goo映画より
当時の貴重な映像と生き延びた人へのインタビューによる構成がとてもよかったです。題材が題材だけに、かなり怖い思いをするかも、と覚悟していたのですが、この手の作品によくある残虐なシーンは殆どなく。それでも生き延びた人の肉声とナレーションだけで充分当時の状況が伝わって来て、余計に考えさせられました。
生き延びるために、悪魔に魂を売ったと言われても何よりも映画製作が好きでたまらなかったから、懸命に最良の宣伝映画を作ろうとするゲロン。ナチスの為によいことをしたのだから、自分は移送されることはないと信じていたのに、映画が完成して間もなくその彼自身が最後の移送車に乗せられてアウシュビッツに送られてしまったことに憤りというかやり切れなさを感じました。
彼だけでなく、映画に出演した囚人達全員が送られた、というのにも敗色濃厚となり、そういう偽りの工作をしようとしたこと自体を隠ぺいするために映画に携わった人々を葬ったのでしょう。あまりに酷い話ですが、状況は違っても当時の日本でも敗色濃厚となり、様々な隠ぺい工作が行ったことが明らかになっているだけに、さもありなんと思ってしまうことが余計辛かったです。
ゲロンが言った「どんな場面でも撮ることはできるが、人々の瞳にある恐怖の色だけは消すことができない」という言葉が重く突き刺さりました。
全国で順次公開中で金沢はかなりもう後半なので、これから公開になる地域の方が少ないですが、劇場でもレンタルでもいいので、機会があれば多くの人に見てほしい作品です。
いいとか悪いとかだけじゃなく、色んなことを考えさせられる作品です。
そんな映画を見て色々考えた後に、夜に壮大な天体ショーを見たせいか、素晴らしい映像を見ながら何故かポロポロ涙が溢れてしまい仕方がなかったです。録画しておけばよかった、と後悔です。
貴重な映像自体は、番組公式サイトでも見られるようなので、興味がある方は是非。とても心が洗われます、たぶん。
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