負けられない戦い
2014.06.29 Sunday
29日のロッテ‐オリックス戦(QVC)の試合前、「第1回テレビ局対抗スピードガンコンテスト」が行われ、121キロを記録した日本テレビ・上重聡アナウンサーが優勝した。
テレビ朝日・三上大樹アナ、フジテレビ・宮沢智アナ、TBSからはスポーツ情報番組「S☆1」に出演中のタレント・小島瑠璃子、テレビ東京からはキャラクター・ナナナが登場。それぞれ順に、108キロ、26キロ、51キロ、7キロだった。
PL学園‐立大でエースとして活躍した上重アナは、さすがの貫禄で他局を圧倒。「甲子園出場経験のある元高校球児にとっては負けられない戦いだったので、思いっきり投げました。大人げなくてスイマセン…」と苦笑いしつつも、その後、始球式にも“再登板”し、111キロを計測した。 デイリースポーツより
これがホントの負けられない戦いがそこにある! です。PLの上重と言えば私でもあぁとわかるくらいなので、そりゃー負けるわけにはいかないでしょう。大人げなくてすいません、じゃなくて寧ろそこで本気にならなくてどうする、です。日テレじゃなくてTBSだったら間違いなく先日終了した『ルーズヴェルト・ゲーム』に出演オファーが来てたのでは?(笑)
すっかり日が経ちましたが、『ルーズヴェルト・ゲーム』期待どおりのスカッとしたラストでとっても気持ちがよかったです。
最終回は、野球パートが思った以上に長くて、途中でコンペはどうなるのかちょっぴり心配になりましたが、わかっていても逆転劇は気持ち良かったです。
諸田社長のダブルアクセルも楽しかったし。
8回終了後の予告編で「900度見誤ったんだよ」のシーンが流れた後、諸田のダブルアクセル、と表現している人がいて、900=2回転半だからダブルアクセルかーと感心しながら吹きました。さらっとこういうのが出て来る人って凄いです。
諸田社長は威圧的な態度はともかく、青島の技術力は最初から高く評価していたので、最後のあの選択はアリというか、経営者としては当然の行動な気がします。
過去に「貴方が嫌いだから」と断っておきながら、しれっとそちらに商売を持ちかけるのも別にビジネスの世界ではありえる話だし。そもそも好き嫌いとビジネスの話は別の次元だしね。生産ラインが足りないからイツワの工場を借りる、という高度な嫌がらせまでは想定外でしたが。
ずっと最後にはぎゃふんと言わせてほしいと願っていたので、それを言い渡された時の談春さんの表情を見た時にはしてやったりでした。
同じくらい、憎々しかった如月投手については、毎回サドンデスの全力投球合戦というあれだけの投げ合いを演じた相手なら、もはや憎しみとかそんなものはとっくに超えてしまい、別の感情が沸いてくると思うのであれでよかったです。
試合直後に何かを言いかけて、でも何も言わないところがまたよかった気がします。
ってよその始球式やら終わったドラマの感想やらで、何か大事なことから逃げてないかって? 気にしない気にしない。
ただ、今日の試合を楽しみに球場へ足を運んだファンには、心底同情します。
あ、じゃびっとが秋田こまちスタジアムに遠征したおかげで、じゃびっとの左目の端に涙跡みたいな変な横棒がついているのを初めて知りました。
あの横棒、昔からあったのかなぁ。ジャビットの顔をちゃんと凝視することって殆どなかったので知らないや。
土井垣さん
2014.06.28 Saturday
長かった一週間が終わり、ようやく週末です。
昨日はさすがに疲れがピークに達してしまい、帰宅時にはへろへろ。早々にお休みモードになってしまいました。
さて、順調に少しずつ生えてきている髪の毛ですが。まったくなくなってしまった所からのスタートの為、生え始めると頭の形というか、髪の毛がある部分の形がそれはそれはくっきりとよくわかります。
当たり前ですが、女性が坊主になる機会というのは、尼になるケースを除けばごく普通の人にはまずないため、女性の頭皮はどのような形で髪が生えているのかを知るすべがありません。
最初に髪の毛が生え始め、肌色だった頭皮が黒くなってきた時に鏡に映った顔を見て思いました。あれれ? この髪の形ものすごーくどこかでよく見た気がする、と。
そう、懐かしい昭和の高校球児。特に漫画などで描かれた高校球児の髪型にそっくり。生え始めた当初は、まだ眉毛もまつ毛も殆どなかったため、こ、これはどう見ても土井垣さん、と思ったら可笑しくておかしくて吹き出してしまいました。
家族には少林寺拳法の人みたい、と言われたのですが、心の中で「ちがーう。少林寺拳法じゃなくて土井垣将だっ」と言い返しておきました。
あぁいう坊主頭というか、あの髪の生え方はてっきり男性特有のモノだとばかり思っていたので、髪の長さや形で女性らしくなるだけで、そもそもの生え方は男女でそう変わらないということを知り、何だかものすごい生物学的な発見をした気分を味わってます(笑)。
同じ高校球児でも土井垣さんから上杉達也になるには、まだまだ長〜い道のりがかかりそうですが、次はどんな発見があるかと思うと、かなりワクワクです。
週末は目の前だ
2014.06.26 Thursday
社会復帰してから今日で4日。
初日は、帰宅した時点でへろへろ。もう眠くて眠くてたまらなかったのですが、日を重ねるうちに疲れはあるものの、瞼が重くて仕方がない、という状況からは脱してきました。
とにかくあと1日乗り切れば、週末です。病気になる以前からいつも早く週末にならないかな、と思っていましたが、今週は心底切実にそう思います(^^ゞ
今日はこの夏いちばん? というくらい日中の陽射しが強かったせいか、毎日定期的に起こるホットフラッシュの回数が、いつもより多く。
机の上にミニ扇風機がほしいと思ってしまいました。
ウィッグの下に薄いガーゼの帽子を被っているのですが、1日びっしょり頭が汗をかくため、毎日使用しては洗濯を繰り返していたら、だいぶ帽子がへたってきました。元々頭が小さく、少し大きめの帽子の端を折って被っているのが、ゴムが伸びてきたらしく、トイレで鏡を見ると前髪の下に何だか黒いものが見えるよ状態に(苦笑)。
この分だとひと夏を越す頃には帽子がすっかり伸びきってしまいそうなので、週末にウィッグ店に下帽子を買いに行かなくっちゃ。
ところで、夕方のニュースで沖縄の海にゴマアザラシが1頭泳いでいる、という話題が流れていました。
時折目を瞑って糸目状態で泳ぐ姿は愛らしいの一言に尽きますが、沖縄の海水温は普段アザラシが生息している北の海と比べると10度も高いそうで。
今はいいけれど、暑さにやられてどんどん身体が弱ってしまわないか心配です。
何故、沖縄の海にこのアザラシが連れて来られたのかも謎ですが、早々に元の涼しい海に戻してあげてほしいです。
初日終了
2014.06.24 Tuesday
職場復帰初日、同じくがんサバイバー体験者の方々の最初はとても疲れる、というのを見聞きしていたので、どうなんだろうな? と思っていましたが。
やはり、先人達の声は正しかった。
午前中が終わった時点で、くたびれたなーと思い、15時を回った頃には早く帰って寝たいと思い、ようやく終業して帰る頃にはへろへろ。
夕食をすませると、もう瞼が重くて重くて。
せっかく開いた本は2ページともたず早々に寝てしまいました。
ものすごく久しぶりな仕事は、色んなことを綺麗さっぱり忘れていて(笑)、聞く単語すべてが何だかそんなモノもあったなぁ、状態。
デスクワークで久しぶりに頭を使い疲れがたまったせいなのか? 普段の両足の裏側がずっと痺れている状態に加えて、夕方から右足の腿の表側付け根が何故か痛くなり寝ている間もずっとだったのが??? でした。
毎日少しずつ慣れていけば、体力も戻ってくるかな。
名前は大事です
2014.06.22 Sunday
長かったおやすみもあと少し。すっかりぐうたら生活に慣れ切ってしまい、明日からまた日常が始まる、というのがなかなか実感できません。
ところで、4月に姿だけが発表され、そのあまりの不気味さが一部で話題になったヤクルトの新マスコットの名前が決定した、というニュースが流れてきました。その名も「トルクーヤ」。何だそれ、一体どういう意味? と思ったら、何てことはない逆さまから読んで一気に気が抜けてしまいました。
そりゃ、確かにつば九郎はブログではさかさま言葉を多用しているけれど。
だからってあの風体で「トルクーヤ」ですか。うーん、、つば九郎もつばみもアクロバティックな芸は出来ないから、そういうのをやりたいんだろうけれど、代わりがあれなら燕太郎を引退させることもなかった気がするんだけどなぁ。
ま、よその球団のことなので、つば九郎が引退とかになったら相当慌てますが、それ以外はまたおそろしく変なのを作ったなぁくらいですみます。
と思ったけど、んん? てことは来月神宮に行ったら、その「トルクーヤ」を見ることに。
キー太が誕生した時は、これ以上マスコットはいらないけどな、と思いながら球場で実際に見てみると意外と可愛く。いつの間にかすっかり受け入れてしまったけれど、トルクーヤは慣れるのに時間がかかりそうです。
さて、今夜はいよいよ「ルーズヴェルト・ゲーム」の最終回。見事に逆転に成功して最後はすっきりした気持ちで終われるといいな。
二世対決
2014.06.21 Saturday
今夜の炎の体育会TVで工藤阿須加くんがマスクドスラッガーと対決する、というので楽しみに見ました。
フォームがクドちゃんにそっくりなのは、そりゃー直々に指導受けたからなぁとスタジオの面々ほど感激はしなかったのですが、見事最後に打ち取った後のインタビューでの「何か(なんか)」を連発したコメントとその「何か」の言い方がお父さんと同じだったことにびっくり&大感激でした。
アスカくん、顔よりしゃべり方とかマスクドスラッガーの正体がわかって、慌てて頭下げる時の慌てっぷりとか、頭の下げ方とかそんなところがいちいちお父さんにそっくりで、やっぱり親子だなぁと笑ってしまいました。
しかし、120キロって素人がたかだか3ヶ月の特訓で出せるものなの??
まぁ球がそこそこ速いだけでは、投手としてやっていけるほど野球は甘くはないけれど。握りを教えてもらったからスライダーもOKには驚くより呆れてしまいました。チェンジアップも素人とは思えない投球だったし恐るべし、遺伝子です。
流石にVTRで出た現役時代のお父さんのスライダーとは、球のキレから速さまで段違いでプロの凄さを実感でしたが(当たり前)、それより何より予想外にちょいちょい若かりしクドちゃんがいっぱい見られて楽しかった〜。
と、アスカくんの凄さもアレだったのですが、マスクドスラッガーが誰なのかが非常に気になり。最初に3塁打を打ったことがある、だのドラフトの映像からてっきりパ・リーグの選手だとばかり思ってました。
途中、サブローかな? と思ったのですが、サブローは身長はどんぴしゃだったのですが、伊良部より遥かに後輩な上にPLからプロに入団しているので、大卒というヒントには当てはまらず。しかも、サブローなら、恐らくアスカ君程度の球なら簡単に打って勝負にならないだろうし。
何より、相当対戦して3塁打を1回打ったことがある、は仮に苦手としてもあまりに酷過ぎる対戦成績になってしまいます。
他に誰だろう?? あまりマニアックな人だとマスクを脱いでも、野球ファン以外には???になっちゃうし、と考えているうちに、見事にアスカ君が三振を奪ったため、マスクを外した下から出て来たのは……長島一茂とは予想外でした。
確かに、引退して相当経っている一茂だったら素人相手でもけっこういい勝負になりそうなので、そういう面でも2世対決としてもうまい人選でした。
一茂とクドちゃんの対決と言ったら、1994年の日シリしかありえないので、恐らくその時だと思うのですが、西武が巨人にボロ負けした記憶はあっても一茂が日シリに出ていた記憶が欠片もありません(苦笑)。
多分、これ一茂の方は思い出の三塁打なんだろうけど、クドちゃんの方はそんなことがあったこと自体忘れてそうです(^^A
ま、何はともあれバラエティーの企画でこれだけ楽しめるとは思ってなかったので、いいもん見られてラッキーでした。
ラッキーと言えば、数日前に見たプレバト!も、假屋崎先生のお花教室が好きでときどき見るのですが、今回は京本さんが出ていてラッキーだったな。
お花はきっと上手く活けそうだな、と思ったらホントに綺麗に活けていて恐れ入りました。
ピカピカでふらふら
2014.06.21 Saturday
月曜からの社会復帰に備え、朝から洗車。
洗車自体、去年の秋以来なのでかなり久しぶりです。
洗車って意外と体力を消耗するので、ようやく自分で洗車が出来るようになったことが嬉しい♪ 綺麗に磨いてピカピカになった愛車に大満足。
明日の予報は雨のようだけれど、気にしない気にしない。
午後からは、近くの書店まで散歩がてら片道30分強をかけ歩いていったのですが、これが大失敗。
雨が降りそうで降らない高い湿度が災いしてか、書店に着く前にへろへろ。何だか今日はやけに身体が重いなぁと。
帰りもまた戻るんだよなぁ、と当たり前のことを思いながら、行きより遥かに重くなった足取りで何とか頑張ってようやく辿りつきましたが、疲労感が半端じゃなく。しかもいつまで経っても暑いまま(^^ゞ
暑い中、てくてく歩くのはほどほどにしようと肝に銘じましたとさ。やれやれ。
髪が生えてきた!
2014.06.17 Tuesday
数日前からカビ九郎をPCの壁紙にしているのですが、慣れとは恐ろしいモノで、あんなに不気味だの怖いよう〜と言っていた、まっくろくろすけ九郎が、毎日見ているうちにすっかり可愛く思えて仕方がなくなってきました。
白い時にはさほど思わなかった足の短さとか(苦笑)、まぁ鳥だから鶴じゃないんだし足は短くていいんだけどね。
せっかく作ったカビ九郎、またどこかで登場してほしいな。
退院時に”抗がん剤から1ヶ月が過ぎたら髪は生えてきますよ”と先生がいったとおり、数日前から遂に髪が生えてきました。
と言ってもつるっぱげだった頭がうっすらと黒っぽくなってきたかな? という程度ですが。同時に眉毛もうっすらとこの辺が眉です、という感じで薄黒っぽくなてきました。これで書く時の目安が出来てありがたいのだけれど、個人的には眉毛よりまつ毛が早く生えてきてほしいです。
まつ毛がないとコンタクトの出し入れがしにくい上に、眼にゴミが入ってきて面倒くさいことこの上なく。
髪はまだまだ長〜い道のりだけど、眉毛は描かなくていいくらいになるまでどれくらいかかるのかな。
ところで、本日の夕食に去年のクリスマスに飲もうと買っておいたシャンパンをようやく開けました。半年以上経っていたので、味が劣化しているかなと心配でしたが、美味しかった〜。
ただ、まだ以前のようには程遠い量しか飲めない為、家族全員でも1本空けられず(苦笑)。それなのに酔いだけはしっかりというかいつも以上にあったり。
明日以降、気が抜けたシャンパンをちびちびやることになりそうです。
企業は誰のもの
2014.06.16 Monday
今日は午前中に、来週からの復帰に備えて快気祝の手配に某デパートへ行ってきました。
重いものを持てないのと、会社から持ち帰るのも面倒だろうということで配送にしてもらったのですが、人数分の送り状を手書きとなるとこりゃ大変だなぁと思っていたら、今時はちゃんと文明の利器を使ってPCに登録する方式だったので助かりました。
しかし、びっくりしたのは電話番号で検索をかけるとデパートの顧客リストから住所、氏名等がささっと出てくること。
大抵、世帯主が登録されているので、そのままもしくは名前を一部変更することでこと足りて楽なんだけれど、こんなところでもしっかり知らないうちに情報が取られて管理されているんだなぁと便利な反面、ちょっぴり怖い気も。もちろん、我が家もご多分に漏れずしっかり登録されていました。
さて、今日のタイトルは何だか小難しそうですが、そんなことでは全くなく。
昨夜「ルーズヴェルト・ゲーム」で小賢しい株主の竹原が、やたら「企業は株主のものだ!」を連発していたのを見て、はて? そうかなぁと思ったので。
誰もが知っているような大企業で、株主総会を開く際にはどこかの会場を借りたり、総会屋の力を借りなければならないような大量の株主をもつ企業であれば、株主のものだ、という主張もそういう面も多々あるだろうな、と頷けるけれど。
株主総会で委任が少しはいるとはいえ、あれだけの人数しかいない青島製作所クラスの会社なら、株主のためではなく、創業者の青島会長は当然としてもそこで働く社員のものなのでは? と思います。
商品を開発する人、製作する人、材料の手配調整等をする人、在庫管理をする人、商品を売る人、経理を司る人etc.これらの人がいなければ、商品を作ることも売ることも出来ず、竹原が望む配当だって得られないのだから。
でも、今のご時世、会社はそこで働く社員のためのものだ、なんて青臭いことを言っては笑われるのかなぁ なんて迫真の株主総会シーンを見ながら思ったのでした。
昨日の回で笹井専務の株が一気に高騰しているようですがw、確かによかったんだけど。個人的には、青島会長にやられてしまいました。
あぁいう人にだったら、そりゃ肩書とかそんな損得勘定抜きでついて行きたくなりますもん。半沢の頭取より、青島会長の方が断然魅力的です。って仮に山崎努が頭取役をやればやったで、すごい貫録たっぷりな魅力溢れる頭取になるんだろうけど。
しかし、最初の頃は顔を見るのも嫌なくらい、登場するとムキーっとなっていた六角さんこと製造部長がすっかり大人しくなってしまったのが、これで邪魔されずにすむと安心しつつ少し寂しいような気も(苦笑)。
顔を見るのもイヤ、と言えばもう1人。いつも憎たらしすぎて出る度に顔を背けていた(こらこら)イツワの如月投手が、途中のCMで青島野球部やイツワナインと一緒にど真ん中の絶好のポジションでものすごい素敵な笑顔だったのに本当はこんないい顔する子だったんだな、と感心しながら吹きました。
確かに普通の顔をしていれば、爽やかなイケメン君なので、あの晴れやかな笑顔は納得なのですが、あそこまでイヤな奴になりきれる鈴木伸之クンの今後に注目です。
池井戸作品なので、最後はハッピーエンドになるのは多分確実だけれど、イツワvs青島の試合後は、如月が突然改心してあのCMで見せたような爽やか青年になるのかなぁ。素直に負けを認めるくらいならいいけど、あんまりそれこそ900度改心されちゃうのは、らしくなくて嫌です。
900度で思い出しましたが、予告での900度発言を受けて諸田のダブルアクセル、という書き込みに笑ってしまいました。900度=2回転半=ダブルアクセル なるほど〜です。
そういえば、中盤で鹿取が出ていて演技が出来るのかハラハラしていたら(笑)、無難に台詞がなくてホッとしましたが、最終回もさりげなく誰か出演していたら面白いな。
独眼竜政宗
2014.06.14 Saturday
GW中、たまたま土曜の夕方にBSにチャンネルを合わせたところ、岩下志麻が出ていたので嬉しくなってそのまま見てしまったことから、いきなり見始めた『独眼竜政宗』。
これが、ものすっごく面白くてすっかり嵌まってしまいました(^^ゞ
子供の頃はともかく、高校生以降は大河ドラマを見る習慣がなくなったため、放送当時ももちろん見ておらず。
というより、これが放送された1987年に毎週日曜夜8時にドラマを1年間見続けるのは不可能だったので、仮に見たくても無理。同じ枠だった『やるっきゃないもん!』を見られたのは、毎回ダッシュしたのと丁度終盤が夏休みと重なった幸運があったから。それでも行事等でいくつか欠けたなぁ。
と、それはともかく。
世間に疎い私でも、当時これがとっても人気があったことと「梵天丸もかくありたい」は何となくそんな言葉が巷で流行していたことはうっすらと記憶が。
あとゴクミが美少女、と騒がれていたことも。
その「梵天丸もかくありたい」が今日の放送でたまたま流れておぉ!でした。
丁度、見始めた頃は、まだ主役が子役の頃だったので、後藤久美子が演ずる愛姫(めごひめ)も見れたのですが、本当に綺麗で、本放送から30年近くたって何故、世間が騒いでいたのかをようやく実感をもって悟りました。
成人してからあれだけ美人であれば、子供時代もさぞやというのは想像はつくけれど、着物姿が綺麗で本物のお姫様のような立ち居ふるまいに感心しっぱなしでした。
絶対にありえないけれど、梵天丸はドラマどおりに渡辺謙にバトンタッチして、愛姫はもうちょっとたってから桜田淳子に変わってくれれば、と思ってしまいました(^^ゞ
伊達政宗という武将の名前は知っていても、どんな人物だったのかさっぱりなので、毎回へーそうなのかーと思いながら見るのですが、合戦シーンも城の中のシーンもバランスが取れていてどちらも面白い上に、やっぱり役者さんの所作が武将から侍女に至るまできちんとしているので安心感がすごくあります。
この時代はこういう所作だとか台詞回しとか、そういう時代劇の基本的なことがベテランはもちろん、年若い役者さんにもちゃんと継承されていたんだな、と思うとちょっぴり切なくなります。
その役者達ですが、キャストが今見るとありえないくらい豪華で。
主役が渡辺謙でお父さんが北大路欣也、お母さんが岩下志麻。ものすごい親子です(笑)。
これだけでも凄いのに、家臣や敵将の充実ぶりには笑ってしまうくらいです。
しかも、1人1人の個性が強くてカッコよかったり、渋かったり、頼りになったりで惚れ惚れしてしまいます。
輝宗や政宗と家臣のエピソードはどれも、見ごたえがあってじーんときてしまいます。
小十郎(西郷輝彦)のエピもよかったけど、最上の刺客として伊達家に潜り込んでいた山家国頼(大和田伸也)が輝宗に告白し、許されるシーンは主君、家臣両君の男気にうっかりもらい泣きしたくらいよかったなぁ。
かと思えば、秀吉(勝新太郎)がねね(八千草薫)に南蛮渡来の貢物だと言って、2人でオルゴールを回したり、金平糖の入った壺をわしゃわしゃ降って皆で食べてたり、やけにほのぼのと笑えるシーンもあったりで。今のところ毎回、見ていてちっとも飽きません。
あと大滝秀治演ずる虎哉宗乙が説得力ありすぎて。寅さんの御前様もそうだけど、こういう仏に仕える人を絶大な説得力でもって演じることができる役者さんて今じゃ殆ど見られなくなった気がします。
再放送の場合、けっこう集中して連日放送とかが多いですが、これは1週間に1回なので、見やすくありがたいです。
まだ5分の1くらいなので、この先来年初めまでのんびりじっくり楽しみたいと思います〜。
舞鶴引揚記念館
2014.06.13 Friday
昨日は舞鶴引揚記念館へ行ってきました。
数年前にシベリア抑留体験者である詩人・石原吉郎についての書物を読み、初めてシベリア抑留というものがあり、どんなものであったかを大まかながら知りました。同じくシベリア体験者の画家・香月泰男の美術館が山口県にあることを知り、行ってみたいと思ったものの、何しろ山口はあまりにも遠く、実現しないまま月日が流れ。
療養中に大量に読んだ、内田康夫の浅見光彦シリーズに舞鶴引揚記念館が出て来る話があり、その時に初めて昔、引揚者がたくさん舞鶴港から帰国したこと、記念館の存在を知り、舞鶴ならそんなに遠くないから行ってみたいなと思っていたのです。
実は、何故か舞鶴は福井県の端にあると思っていて、行こうと思い立ち、記念館のホームページ等を調べた時に京都府にあることを知りました(^^ゞ
舞鶴へは北陸道を経由し、今は舞鶴若狭自動車道が小浜から開通しているため、金沢からだと車で4時間弱で行けます。
高速道路を降りて国道27号線に出ると、すぐに舞鶴引揚記念館や赤レンガ博物館の案内標識が要所要所に出ているため、とてもわかりやすかったです。
記念館は舞鶴湾を望む高台にあり、すぐ近くには自衛隊の舞鶴駐屯地や原発に関連した施設があったりして、記念館自体は静かな佇まいですが、あまり慣れない小心者にはそこへ至る経路はちょっぴりものものしく感じました。
入口の前に1985年に建てられた終戦40周年を記念して作られた大きな”平和の誓い”の文言を刻んだ石碑があり、これを作ってから更に30年経ち、平和の誓いが蔑ろにされそうな世の中になるなんて、建てた当時は思いもよらなかったんだろうなーと思ってしまいました。
記念館の入館料はなんと300円。入場券、小さなパンフレットと一緒に併設のカフェで使える50円の割引券も一緒についてきます。
館内は貴重なシベリアから持ち帰った当時の生活用品や衣服、手紙や日記などの展示品が分類されて展示されているほか、シベリア抑留と日本国内、世界の主なできごとを併記した大きなパネルの年表があり、時系列がわかりやすくて私のような当時をまったく知らないモノにはとてもありがたかったです。
シベリアからの引揚自体は終戦の翌年1946年12月から開始されたのですが、最後の引揚者が帰国したのは終戦から13年も経った1958年だということを知り、愕然としてしまいました。
昭和に直すと昭和33年、東京オリンピックが昭和39年ですから、敗戦からの復興がどんどん進み、東京タワーが完成し、チキンラーメンが発売になったのと同じ時に、ようやく強制労働から解放された人々がいたのかと思うといたたまれないです。
ラーゲリと呼ばれた収容所で出された1日の食事を再現したものにも、たったこれだけと思いましたが、食事については書物にも文字でこれだけと記されていたので予備知識がありましたが。収容所で使われていた食事のスプーンを、くず鉄などを溶かして白樺の木に彫った鋳型に流し込んで作った、というのにびっくりしてしまいました。どんな状況でも工夫して道具をこしらえる人間の逞しさにはただただ感心するばかりです。
ラーゲリが点在した位置を示す地図、引揚船の模型、抑留者を帰国させるために尽力した方々についての展示などとても見ごたえがあり、どれも初めて知ることばかりで色々考えさせられます。
三波春夫さんがシベリア体験者であったことも初めて知りました。私の世代だと「お客様は神様です」の人というイメージしかないのですが、あの有名な台詞と幼い頃にテレビで見たあの明るい笑顔の裏には、きっと想像もつかないような色んな思いがつまっているんだろうな、と思ってしまいました。
別の部屋には、ころ島=中国南西部にある都市 からの引き揚げの様子が写真と文章で紹介されていて、当時の様子をほんの僅かですが窺い知ることができます。その中にあった、引き揚げ者の言葉『戦争とは、特権階級者が私欲のために引き起こされ、その戦争の犠牲になるのは弱い者である。二度と戦争はしたくない』という文(要約)がとても印象に残りました。
行ってみたいと思っていたクセに、元来怖がりのため、昔、原爆資料館に行った時に怖くて怖くてたまらなく、出て来た時には食欲もすっかりなくなり。今回もそうなったらどうしよう、と少々おっかなびっくりでしたが、そんなことはなく。
改めて毎日あたたかいご飯が食べられて、暖かい布団でゆっくり手足を伸ばして眠れることがどんなに幸せなことなのか、をしみじみ噛みしめています。
実際に引き揚げを体験された人がどんどんいなくなり、シベリア抑留や戦争がもたらした悲劇が実感としてわからない人が殆どになってしまった現在。
決して風化させてはいけない記憶があることを後世に伝えるためにも、この先もずっと展示を続けていってほしいなと思います。
P.S.
併設のカフェでは海軍カレー(辛口)引揚カレー(甘口)があり、人気メニューだそうですが、抗がん剤の副作用のせいでカレー等の刺激物がちょーっと苦手になっているため、代わりにチャーハン(550円)を食べました。キャベツがたくさん入っていて手作りでしかもボリューム満点(運ばれて来たのを見て、残そうか真剣に迷いました 笑)で美味でした。
薬が抜けてきた!
2014.06.13 Friday
梅雨入りしてからというもの、そんなに雨も降らず空梅雨ぎみだったのが、昨日から本格的にざぁざぁと降り始め、それに伴い気温がぐっと下がり。
今日は梅雨冷えの寒さというほどではないけれど、半袖ではちょっと肌寒く感じられます。
療養生活に入ってから、ずっと手足のしびれ対策と単なる趣味の延長で、体調が悪かったり病院などの用事で1日つぶれてしまった日以外は、ほぼ毎日ピアノを弾いて遊ぶという名の練習を繰り返してきました。
以前にせっかく弾いていても、途中で意識が飛んだり思うように指が動かなかったりしてイライラする、ということを書きましたが。
今週に入り、突然変化が生じてきました。
退院する時に先生に「体力は薬をやめたらすぐに戻りますよ」と言われたとおり、日1日と元気になってくるのを嬉しく実感していたのに加えて、水曜くらいからピアノを弾いていて、あれ? すんごい調子がいいよ、と思うことが出て来たのです。
これまでは、前の日に苦手なところを集中して練習しても、翌日になると一体何のために練習したんだか、というようなことになっていたのに、ここ数日はちゃんと練習したところが翌日になったら成果が現れる、子供の頃に練習していたような事態になってきたではないですか。
ひとつの楽章を通しで弾くと、途中で必ずわけがわからなくなることもなくなり。下手なのはおいといて(苦笑)、楽章通してちゃんと弾けたのには自分でもびっくり!!
うわーい、遂に薬が抜けた効果が出て来たんだーと喜びを噛みしめてしまいました。
まだ足の裏側全体のしびれは残ってるけれど、それもいつか消えてくれるでしょう。手がちゃんと動くようになったのが何より嬉しい〜〜。
トーキョー・ブルー
2014.06.12 Thursday
今日は半年前くらいからずっと行ってみたいと思っていた場所へ、朝から舞鶴までお出かけしてきました。雨模様でしたが暑くも寒くもなく、カツラの中もそんなに蒸れることなく、道も一部工事で対面の区間がけっこうあった以外は空いていて気持ち良かったです。
去年の静岡よりは半分以下の距離だけれど、ものすごく久しぶりの長距離ドライブは、先ごろ発売された京本さんの『MASAKI KYOMOTO MUSIC WORKS 1984-2013』のおかげで快適。
去年のベスト『TOKYO BLUE』の時に、あれも聞きたいこれも聴きたいっと贅沢なことを思っていたのが、全〜部CDのデジタルリマスタリングの音質で聴けるという無上の幸せ。アルバムがほぼ全部CDになったのだけでも嬉しいのに、シングルにしかない曲もちゃんと網羅されているのが嬉し過ぎです。
特に「ぼくらのグレート」や「未来へ向かって」なんて、収録されると思っていなかったのでものすごく嬉しいのです。
どうせウルトラマンの歌でしょ、なんて侮ることなかれ。確かに正統派なウルトラソングの流れを汲んでるんだけど、それが逆にとってもいいのです。
これぞ戦隊モノヒーローソングの王道のようなホーン部隊。ホルンはちゃんとぱおんぱおん歌ってるし、トランペットとトロンボーンの綺麗に3声に分かれた力強く美しいハーモニーは、耳にするだけで てんしょんあげぽよ〜 です。
どこまでもまっすぐに明るい未来を見つめる歌詞とメロディー、子供の頃によく聴いた杉並放送児童合唱団ばりの心が洗われるような森の木児童合唱団の歌声、そして何と言っても、最初は元気に爽やかにスタートした歌がサビになると微塵のためらいもなく ♪さあ行け ジャック と叫ぶ潔さがたまらなく気持ちいいのです。
「未来へ向かって」の方は最初、マイナー始まりでサビになると一転してメジャーに転じる、これまた戦隊ヒーローモノらしい王道なコード転換が楽しくて、聴いていて元気がもりもり沸いてくるのです。
ってウルトラソングの話じゃなかったのに、つい(^^A
で、この豪華なアルバムの最後にボーナスとしてついているシングルCD「トーキョー・ブルー」があるのですが、これが本当にしみじみといいのです。
基本的に「ジンにまぎれて」や「ため息のリプライズ」「指先かむよなジェラシー」etc.のアップテンポ系やロックテイストばりばりなのが好きなのですが、この「トーキョー・ブルー」はしっとり系の優しいメロディーがとっても心地よく。今の心境にぴたったり来ます。
別れうたなのに、切なさよりぬくもりのある懐かしさがあって、聴いていると心の中にじんわりとあたたかさが広がっていくのです。
フラット系のメジャーコードならではの暖かみのあるトーンにとても癒されます。ほんっとにいいなぁ。今なら「ジンにまぎれて」を超えたかも。
夕方に帰宅した時は、案外へっちゃらだったなーと思ったのが、ご飯を食べて入浴もすませたら、けっこう疲れたなーということを自覚してきました。
そんなわけで、日帰り見学についてはまた明日にでも書きますー。
私の中のあなた
2014.06.10 Tuesday
公開時に映画館へ見に行ったのですが、恐らくその時に色んなことを思い過ぎてというより、キャメロン・ディアス演じる母親に腹が立ち過ぎて(苦笑)レビューが書けず。
5年経って、今ならきっと違う見方もするのでは? と思い、昨夜BSでやっていたのを見ました。
大抵この手の泣かせる映画を映画館で見るのは、涙もろい私には相当勇気がいることなのに、わざわざ見に行ったのは、予告で見た11歳の子供が両親を訴える、という点に興味を惹かれたから。
簡単なあらすじを、シネマトゥデイより引用です。
白血病の姉ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によって生まれた11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)。彼女はこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきたが、母サラ(キャメロン・ディアス)は愛する家族のためなら当然と信じてきた。そんなある日、アナは姉への腎臓提供を拒否し、両親を相手に訴訟を起こす。
5年経ってどう思うだろう? ということしたが、当時はアナ視点で見ていたのが、今回はどうしてもケイト視点から見てしまいました。
白血病については詳しくないので、細かな部分まではわかりませんが、抗がん剤治療や副作用に関する描写がかなりリアル感があり、公開時に見た時よりケイトの仕草や行動に共感ではないけれど、そういうことかーと思う部分がけっこうありました。
サラに関しては、公開時以上に嫌悪感が強くなってしまってました。
以前は親のエゴと思いましたが、今は親というよりはサラという人個人の恐ろしいまでのエゴに憤懣やるかたなく。
そもそもの姉を救うことを目的として、人為的に子供をもう1人作ることの是非はもちろん、その問題をひとまず置いたとしても、私はどうあっても、サラのやり方を許せないし受け入れられないです。
公判で原告側の弁護士は、アナが生まれた時から受けて来た処置を順番に並べていきます。でも、サラはアナではなくケイトが何歳の時、という言い方をしてはその都度アナの年齢に置き換えさせられます。
聞いているだけで、身体のあちこちに痛みと恐怖が走りそうな、姉のためにと施されてきた処置の確認が終了し、「アナの苦痛だけを考えた場合、ひどいことをしてきたと思いませんか?」と問われ、「えぇ……たぶん」としか答えられないサラ。
たぶんて何ですか? 大人だって痛くて苦しいものを子供にしたら、と考えただけで苦しくなります。
「家族がいちばん、そしてケイト。じゃぁ誰がサラの味方を?」という弁護士の問いかけはあまりにも重い響きがありました。
彼女はアナだけでなく、必死で生き永らえさせたいと願っているケイトが抱えている苦しみすらわかろうとしません。
ケイトがアナに対して言った「ママは私を切り刻んで植物状態にして、ふたつの細胞になってしまったとしても生きることを強制するわ」という台詞が胸をつきます。
子供の心が見えなくなってしまっている親とは対照的に、ケイト、ジェシー、アナのきょうだいは互いを尊重し合い、心を通わせているのが救いです。
そして、アナには「誰がアナの味方を?」と公判で言った弁護人、ケイトには母親が主張する手術ではなく、海へ行きたいと言うケイトの願いを叶えようとする医師、それぞれ家族ではなくとも彼らと同じ位置に立ち、救いの手を差し伸べようとする大人がいたことに救われました。
この作品では、子供の死という現実を受け入れられない人の象徴としてサラが極端なくらい、なんて女なのという感じで描かれていますが、サラだけが異質なのではなく、現実にそういう人はきっと少なからずいる気がします。
本人がどんなことがあっても、1分でも長く生きながらえさせてほしい、と願うケースももちろんありますが。親や子、きょうだいがいなくなる、という現実が受け入れられず、本人の意思を置き去りにして延命治療や、効果がなく苦痛でしかない治療を強いるということは、意外と自分がその場面に直面した場合、それと気づかずにやってしまうことがあるのではないかと思います。
映画の中で、サラは言います。ケイトが死んでも何かが劇的に変わったり、名前がついた通りが出来たり、法的な改正が行われたり、というようなことは何も起きませんでした。ただ、彼女がそこからいなくなった、それだけです。
実際に、よほどの人物でない限り、その人がいなくなったからと言って、ニュースになったり何かが変わることはなく。ごく普通の人の死はサラが言うとおり、今までいたはずの人の存在だけが周りの人々の中からなくなる、ということです。
災害や事故などの突発的な死でなく、難病などの治らない病気を抱えて死に少しずつ直面する人の気持ちというのは、この映画の中で見せたケイトのそれに近く。
終末医療というのは、死に行く本人のためももちろんあるけれど、それ以上に家族が、子や親きょうだいがもうじきその輪の中からいなくなる、ということを受け入れるための時間、という役目もあるのではないか? そんなことを思いました。
感動した、家族愛に泣いた、という感想が多く、作り手もきっとそれが狙いだと思うけれど。それだけでなく。身近な人が死ぬ、ということについて、自分が死に直面したとしたらどうありたいか、そんなことを考えるひとつのきっかけとなってくれたらいいな、と思います。
捨てられない人
2014.06.10 Tuesday
断捨離という言葉が流行って久しいこの頃。
長期療養に入ってから、もしもの時に備えて動けるようになるとはちょこちょこ取り組んでいて、洋服などはあらかた終了していたのですが。
年賀状などの手紙類も整理しなきゃ、と思い立ち始めたところ。
随分前にも一度やったことがあったのですが、また少し溜まってきたのと、その時に何故か手をつけなかった本当に古いモノもこの際だからとせっせとハサミを入れること約2時間弱。ようやくかなりすっきりしました。
こういうものって後で読み返したりとか、まずしないのに何故か捨てられない心理が不思議です。
そこでやめておけばいいものを、棚の奥にいつもずっとある紙箱をこれ、何だっけ? と開けたところ……。
若い頃に行った海外旅行の記念品? や学生時代の演奏旅行のこれまた記念品というか記録らしきものがどっさり入っていました。
恐らくもう二度と行くことのない遠い異国の地の地図だの観光案内だのをどうして箱の中に綺麗に保管しようと思ったのか、まったく謎です。
レシートとか、初めて使ったトラベラーズチェックの控えとか、何やってんのと思う中、一番笑ったのは、演奏旅行の晩さん会ディナーのメニュー表(大笑)。よっぽど美味しかったのか!? と過去の自分に盛大に突っ込みたいです。
他にも当時もらった記念品とかミニ国旗までそっくり箱に入ったまま、保管されていたのには我ながら呆れてしまいました。
少なくとも21世紀になる時に、いや、学生時代の遺物なんて、それこそ卒業して住みかを引き払う時に全部処分すべきものだったのに(大汗)。
その後も色んなお菓子の空き缶などを開けるたび、子供の頃に何かでもらった盾だの、所属していた部活動のバッチだの、高校卒業記念のメダル等々、本人以外にはまったく何かもわからない、どうでもいいガラクタが1コ1コは小さいけれどいっぱいあって無駄な物持ちの良さ、というよりは捨てられない性分に笑ってしまいました。
と、ここまで書いて。毎回こういう整理の時に思う”卒業証書”って世間一般の人々はどうしてるんだろう? 個人的には筒に入ったり、大学のは無駄に厳かな装丁だったりして邪魔なだけで、捨ててもまったく構わないんだけどなぁ……と検索をかけてみたところ。
同じことを思う方はそれなりにいらっしゃるようで。
結論としては、最終学歴の分は、就業に際し必要になることもある。子供の頃の分は本人より親が子供の成長の証としてとっておきたいものだ、そうで。
最終学歴分は、言われてみれば以前どこかでコピーを提出した記憶も確かにある気がします。
もう1つの子供の成長の記録云々は、なるほどなぁだったので親が健在なうちは1ヶ所にまとめておくことにします。
アンダースローは甘酸っぱい蜜の味
2014.06.08 Sunday
交流戦も折り返し地点を過ぎ、予想通り? 最下位をコイと争っているタイガース。今日は初めて初戦を取りました
そういえば、手術の翌朝、起き上がれるようになり確認した携帯メールで前夜の敗戦を知った時は地味〜にショックでした(^^ゞ
とんでもない乱打戦を無事、制したタイガースですが。今日の個人的注目は大活躍したマートンや鳥谷ではなく、ソフトバンクの二番手に登場した山中投手。
数日前に1軍登録されたばかりの2年目。いくつなんだろう? とたった今調べたところによると、れれ?もう29歳なのね。ほーHonda熊本、社会人野球出身ですか。
いや、年齢はいいんです。何で注目かと言うと、それは……彼が絵に描いたような見事なアンダースローだったからです。
一時は本当に絶滅危惧種扱いだったアンダースローですが、ここ数年ポツリぽつりという感じで色んな球団に出没しているのが密かに嬉しかったりします。
今の現役でアンダースローと言えば、真っ先にライオンズの牧田投手が挙げられますが、ごく個人的な嗜好で言えば今日見た山中投手の方が好みです。
投げ方がより正統派、阪急の足立に近い感じです。ってそんな例えでわかる人は相当少ないと思うのですが。私の中でアンダースローと言えば、阪急の足立、山田久志なのだから仕方がありません(きっぱり)。
何故、その2人なのかは敢えて書きませんが、三つ子の魂百までを体現しているのがアンダースローなのです。
って、今日はアンダースローの話をするつもりでブログを開いたんじゃなかったのに。ま、いいか。
というわけで、どうしようかと思っていたタイトルも、何これ? というものになりました。
しかし、あんなに元気だったカープはどうしちゃったんだろう?
やっぱり1粒1000円のコイの餌がよっぽど口に合わなかったのか!?
なんくるないさーでばんがってけろ〜〜!
プリズンホテル
2014.06.07 Saturday
今回の入院中、手術当日以外は本を読むことが出来たので、家から持参したものや病棟にある書籍をいくつか読み耽りました。
その中でダントツに面白かったのが、昨日の記事でもちらっと書いた浅田次郎の『プリズンホテル』シリーズ。
以前、何かで中井美穂が絶賛し、この本をつまらないと思う人とは友達になれないとまで言っていて、そんなに面白いのかーと思いながらも天の邪鬼な私は、いや別に友達になる機会自体がそもそもないよ、なんてしょーもない突っ込みを入れていたおかげで(^^ゞ、病棟の本棚にこれを見つけた瞬間、彼女が絶賛していたことを思い出しました。
夏、秋、冬、春の全部で4作品があり、春で大団円のハッピーエンドを迎えるのですが、病院にあったのは秋〜春までの3冊。最初の夏はなかったのですが、特に問題なく楽しむことが出来ました。
簡単なあらすじというより、概略は以下のとおりです。
木戸孝之介は幼い頃に母が駆け落ちしたことがトラウマとなり、精神年齢がその時から止まったままの売れっ子小説家である。極道小説『仁義の黄昏』シリーズが代表作なのだが、自分が目指しているのは純文学であり、現在の状況に些か不満もあったりする。子供がそのまま大人になった状態であるため、性格はめちゃくちゃ、周囲に暴力をふるうことでしか、愛情表現ができない非常に困った人物である。
そんな彼には、今や唯一の肉親である木戸中蔵という伯父がおり、彼は関東桜会木戸組組長であり、湯浅元あじさいホテルのオーナーである。
マル暴対策として山奥に建てた、リゾートホテル=湯浅元あじさいホテルは、地元ではプリズンホテルという有り難くない別名で呼ばれる、一風どころかかなり変わったヤクザ御用達ホテル。そんなホテルだが、何故かやくざ以外にカタギの客人もしばしばやって来る。そんなホテルを舞台に繰り広げられる、ハチャメチャだけれども人情味あふれる出来事を通して、木戸孝之助が1人の人間として成長していく様子も描いたシリーズ。
今回読めなかった1巻夏では、孝之助の母の駆け落ちに絡んだ関係者がホテルに孝之助を呼び寄せて真相を語るのが大まかな筋のようで、これは続くシリーズを読んで行けば、詳しいことまではわからないまでも、概略は掴めます。
最初の夏が出たのが1993年。かれこれ20年以上も前のことで、テレビドラマや舞台等にも何度もなっているそうで。まったく知りませんでした(^^ゞ
ですが、知らなかった故に何の先入観もなく物語世界に入っていくことが出来ました。
ヤクザがホテル経営、なんてトンデモ設定なので、出て来る人物もほぼフツーの人は皆無。ホテルマンの鑑のような支配人でさえも、やっぱりちょっと(?)ずれた部分や悩みもあり。プリズンホテルに宿泊した客が漏れなく心の垢を綺麗に落として元気になって帰って行くのと同じように、読み手の方も笑ったり呆れたり、はらはらしたりしながら自分の心もすーっと軽くなっていく、というとんでもない本です。
秋、冬は比較的すんなり楽しめますが、最後の春は涙腺が緩い私は、かなりきてしまい、翌日鼻の周りが真っ赤になってしまいました。
トンデモない人格破綻者で、常に愛を求めてばかりだった孝之助が、育ての母である富江の一言がきっかけで、これまでの人生いかに多くの抱えきれないほどの愛情を受けて来たかを思い知るシーンは、涙なくしては読めません。
個人的には主人公よりも、プリズンホテルの従業員達の魅力にすっかりやられてしまいました。特に板長とシェフの料理人同士の絆というか、師弟愛のような関係にはぐっときます。一方で族あがりの繁クンの言動にもほろりとさせられっぱなしでした。
多分、古い上にとっても有名な小説なので、まだ読んでなかったの? と思う人の方が多いかと思いますが、ものすごくお薦めの1冊です。
要観察へ
2014.06.06 Friday
ただいまです〜。
数日ぶりのシャバの空気は上手いぜぃ。とアホな書き出しで始まったのは、ひとえに入院中に面白すぎてつい読み耽ってしまった浅田次郎著『プリズンホテル』シリーズのせいです。
これについては、近日中にブログのネタとして紹介したいと思います。
半年前のジェットコースター的な展開で、あれよあれよという間に入院・手術とは異なり、今回は手慣れたもの。
さっさと帰るもんね〜の決意どおり、荷物はごく最小限にまとめ。一応、全身麻酔ながら今回は多分に確認要素が主なため、手術前の恐怖心を和らげるための注射も、前日麻酔科の先生が「今回はアレだったらいいですよ」と言ってくれたのを幸いに、1本でも針は少ない方がいい!というわけでナシ。
おかげで生まれて初めて手術室まで徒歩で行き、自分の足で歩いて中に入り、手術用のベッドに横たわるという経験をしてしまいました。
手術室の中は、どこもかしこもステンレスの調度品や器具ばかりで、食品製造業者の冷凍庫の中に入ってしまったかのような錯覚に陥ります(えぇぇ?)。
手術台のベッドってこんなに狭いのか、ということを初めて認識しました。
しかし、あの幅だとお相撲さんやレスラーは元より、かなり太めの患者の場合はどうするんだろう??
それはともかく。順番に心電図やら色んな器具を装着され、口に酸素マスクをあてがわれ、「今から麻酔の薬が入ります。ちょっと冷やっとしますよー」と言われたのを最後に記憶がありません
次はお馴染みの身体を揺すられて「終わりましたよ」でした。
ドキドキの結果は、半年前にあれだけ巣食っていたガンはひとまず大人しくなり、お腹の中も綺麗になっていました。
というわけで、晴れて”完治もどき”、要観察の状態に。
今回は、手術の翌日には立ちあがることも出来、点滴地獄に陥ることもなく。順調に進んで行き、今日の午前中に退院することが出来ました。
一応、お腹に穴を開けたので、またまた傍から見るとおばあさんのような歩き方になってますが(^^ゞそれも少しの辛抱です。
あと少しだけ静養したら、今月下旬から遂に、晴れて社会復帰です。
ににににににににににににににん。
社会復帰、いい響きです。
退院前の手術の結果及びこれからの経過観察の予定等を主治医から聞いた席では、しっかり、これだけ綺麗になっていても再発することがあります、薬を止めたらすぐに再発する人、数ヶ月後に再発することもあります。と釘を刺され。
ちなみに6ヶ月以内に再発した場合は、抗がん剤の薬を昨年末に認可された新しいものに替えるけれど、それ以降に再発の場合はこれまでと同じ薬になるとのこと。
なので、この機会にと思い、抗がん剤を再びやることになってしまった場合に量を減らすことが出来るのかどうか聞いてみたところ……。
減らしても効果があることは知っていて、体調により減らすことは出来ます、と言ってくれました。
もちろん、少しでも長く今の”完治もどき”状態が続くことが理想ですが、世の中そんなに甘くはないと思うので。
もしもの時に、エビデンス一点張りの杓子定規な定量投薬を勧める主治医ではないことがわかっただけでも、明るい未来が開けた感じです。
そんなわけで、ひとまず社会復帰を果たすことが出来そうです。
発覚以来、あれこれ世話を焼いてくれた家族はもちろん、直接会って色々励ましてくれたみんな、ネットを通じて温かい言葉をかけてくれた方々、本当にありがとうござました!
この先は、いつものとおり金本アニキ方式で(笑)、”完治もどき”状態を1日ずつ積み重ねていきたいと思います。
退院したら……と楽しみにしていた諸々については、また改めて。
行ってきます
2014.06.01 Sunday
しばらくシャバとお別れの最終日の今日は、準備をしながらのんびり過ごしました。
幸い、昨日ほど暑くもなく。時折、気持ちのよい風が吹き。
タイガースも連敗から脱出
日曜までには戻って来たいなぁという思いから、来週の「ルーズヴェルト・ゲーム」の留守録をどうしようか考えた挙句、万一に備えてセットしておくことにしました。
さて、今夜はその「ルーズヴェルト・ゲーム」を見て。
帰ってきたら、CD-BOXを聞いて、読めなかった分のつばブロをぷりたつ読めることを楽しみに行ってきます〜。
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