気持ち前へ
2013.12.04 Wednesday
先日から突然、調子が悪いというか巨大化してしまったお腹と足、人生初の大台=50キロ越えに、これはただ事ではない! 病院へいきなさい、というわけで昨日市内の何度かお世話になったことがある大きめの病院へ行きました。
あれこれ検査して、結果を聞くべく診察室へ入ると。担当してくれた女医さんから丁寧に説明を受けて、すぐに別の大きな病院を紹介され、今日1日がかりで行ってきました。幸い、今日は最近では珍しいくらいの割合暖かい穏やかな日で。
検査にあちこち行かされても寒いということは全くなかったのがありがたかったです。
大まかな説明は前日受けていたので、ある程度の覚悟はしていたのですが、最終的に下されたのは、貴方は卵巣がんの疑いがあります。恐らくステージ3です。とのことでした。
前日に検査を受けた病院で、恐らくそうだろうからすぐに別の病院で詳細な検査を、と言われた時はあまりに突然で。先生の話を聞いている時は相手が感心するくらい、ごく普通に聞きいれわからない部分を質問したりしていたのですが、紹介するための手続きを取る為にと待合室で待つことになった途端、急にポロポロ涙がこぼれてきてしまい、すごーく怪しい人になってました(^^ゞ
今日の検査は1人で行ってもいいけれど、説明もあるから誰かご家族がついてきてくれた方がいいです、と言われ、丁度昼休みの時間だったので姉に急遽、明日休みを取ってほしいと電話。ちゃんと落ち着いて話さなきゃと思い、自分でもそうしているつもりだったのに出た途端、いきなり「どうしたん。何泣いてるの?」と言われてしまいました(苦笑)。落ち着いているつもりが、全然落ち着いてなかったようです。
その後、午後からは出勤して仕事をしたのですが、上司に説明した時は大丈夫で相手の方がびっくりオロオロしていたくらいだったのですが、溜まった仕事を黙々と片づけているとやっぱり気づくとポロポロになるので、周囲にバレないようにするのがけっこう大変でした。
とりあえず、年老いた両親には今日の検査結果が出てからにしよう、と姉にも黙っていてもらうことをお願いして迎えた今日。
出た結果は、やはり疑いがあるので入院して手術、半年間の抗がん剤治療をしましょう、とのことでした。
何でも卵巣は、身体の中でも奥にあるため、その腫瘍が悪性なのか良性なのかは、取り出してみないとわからないそうです。現在の状況から考えて、ほぼ悪性だろうということですが、とりあえず全摘出してしまえば、あとは抗がん剤治療をしながらの再発との闘いになるため、半年後に状態がよければ仕事に就いたりもできるそうで。
昨夜、ネットで検索してみたところ、実際にそうやって社会復帰しながら闘っている方のブログがいくつもあり、とても参考になりました。
さすがに昨日は、色々考えてしまってポロポロしっぱなしでしたが、1日経って現実を受け止める決心がついた今日は、自分でもびっくりするくらい前向きになってました。
実は、昨日その疑いがあるからすぐに手術・治療をした方がいい、と言われた瞬間に思ったのが「えーっ。3月末の世界選手権のチケット取っちゃったから、絶対に行きたいよう」でした(大笑)。
その後も4月はギドン・クレーメルの最後かもしれない公演を聞きに新しくなったフェスティバルホールに行くし、5月だったかのヒムロックの地元公演のチケットももう取ってしまったんですけど。スパん九郎を持って来年も神宮球場に行くもん! ちなみに甲子園に行くのは当たり前すぎてわざわざあがってません。
と、よくもまぁ、これだけ次から次へと遊ぶ予定ばかり並べられるもんだと我ながら呆れるくらいでした。
ちなみに、今日長々と説明を受けた際に何か質問はありますか? と聞かれ、費用だの色んなことを聞いた後で、こうなったら聞いちゃえ、というわけで3月にどうしても旅行したいんですけど と聞いてみたところ、状態が良ければ行けますよ、ただし現時点ではまだ何もわからないので断言できませんが とのこと。
それを聞いて俄然、行く〜〜!! になってます。ほほほ。
だって元々病気のことがなくても、今度の五輪で長年ずっと応援してきた選手が本当に引退してしまうこともあり、またどんどん複雑になるルール改正により、昔みたいにのんびり選手1人1人の演技を楽しめなくなっているのもあって、今回が最後の生観戦になるだろうから絶対に行きたいね、と友人と話していたのです。
どんなに泣いても現実が変わるわけでもないのなら、今の状況を受け入れて、やりたいこと(って遊ぶことばっかりだけど 笑)をひとつずつクリアできるよう頑張るしかないわけで。
つばちゃん風に言えば、気持ち前へ、ご〜ごご〜!! です。
京様なら”やるしかねぇ”ですかね(笑)。
ただ、ひとつだけ。これからどんどん年老いていく両親の介護をどうしよう、なんてあれこれ考え始めた矢先だったので、もしかしたらきちんと介護することが出来なくなるかもしれないのだけが、本当に申し訳ない限りなのですが。
いきなりそんな説明をされて、本当は泣きたいくらい辛かったと思うのだけれど、姉と二人でした説明を淡々と受け止めて、前向きに頑張ろうと言ってくれて親のありがたみをしみじみと実感しました。
そんなわけで来週から入院、すぐに手術でクリスマス明けの頃に退院の予定で頑張って来ます〜。
そんなこと、わざわざこんなところに書いたらびっくりして読み手が困るだろう、と言われたらそれまでなのですが。
隠しだてして突然沈黙するより、ここで今までどおり、これから起きることや色んなこと、その時思ったことを綴っていこうと思ったので。
重ね重ね申し訳ないです。
しばらくは無理ですが、回復したらありがたくも遊んでくれる友たちに必ず会いに行きたいと思ってますので、その時にはまた遊んでやってくださいね(ぺこり)。
ちなみに今週いっぱいまでは仕事にも行くので、またここでもあれこれ勝手に綴っていると思います。
- ご報告 (08/16)
- 星野源見つけた (06/20)
- ポート入れ替え (06/14)
- 再入退院とドセタキセル その3 (05/23)
- 再入退院とドセタキセル その2 (05/13)
- ご報告
⇒ ユウキ (08/22) - 星野源見つけた
⇒ しおん (06/30) - 星野源見つけた
⇒ ひろりん (06/29) - 再入退院とドセタキセル その3
⇒ しおん (05/25) - 再入退院とドセタキセル その3
⇒ さくら (05/24) - 腸閉塞
⇒ しおん (04/07) - 腸閉塞
⇒ ひろりん (04/05) - 腸閉塞
⇒ しおん (04/02) - 腸閉塞
⇒ さくら (04/02) - パラサイト 半地下の家族
⇒ しおん (02/01)
- 横浜移籍!?
⇒ ニュースブログ (07/25) - ぶらり東京紀行その2
⇒ 山野楽器! (06/15) - ぶらり東京紀行その2
⇒ 山野楽器! (06/15) - ぶらり東京紀行その2
⇒ 山野楽器! (06/15) - ギンギラギンにさりげなく
⇒ デボネア日記 (06/02) - 日本一おめでとう!!そしてさよなら
⇒ ノラ猫の老後 (10/27) - COI静岡公演
⇒ Color Pencils (10/16) - 今岡復活!!
⇒ 続「とっつあん通信」 (09/29) - 8連勝!
⇒ 続「とっつあん通信」 (09/29) - 快勝!
⇒ 続「とっつあん通信」 (09/24)
- August 2020 (1)
- June 2020 (2)
- May 2020 (3)
- April 2020 (3)
- February 2020 (3)
- January 2020 (8)
- December 2019 (6)
- November 2019 (6)
- October 2019 (7)
- September 2019 (5)
- August 2019 (10)
- July 2019 (3)
- June 2019 (8)
- May 2019 (7)
- April 2019 (4)
- March 2019 (6)
- February 2019 (5)
- January 2019 (7)
- December 2018 (5)
- November 2018 (7)
- October 2018 (7)
- September 2018 (10)
- August 2018 (9)
- July 2018 (9)
- June 2018 (9)
- May 2018 (16)
- April 2018 (7)
- March 2018 (10)
- February 2018 (8)
- January 2018 (10)
- December 2017 (11)
- November 2017 (9)
- October 2017 (9)
- September 2017 (10)
- August 2017 (10)
- July 2017 (8)
- June 2017 (8)
- May 2017 (10)
- April 2017 (9)
- March 2017 (10)
- February 2017 (8)
- January 2017 (9)
- December 2016 (11)
- November 2016 (9)
- October 2016 (14)
- September 2016 (12)
- August 2016 (11)
- July 2016 (10)
- June 2016 (12)
- May 2016 (10)
- April 2016 (11)
- March 2016 (11)
- February 2016 (10)
- January 2016 (8)
- December 2015 (13)
- November 2015 (11)
- October 2015 (13)
- September 2015 (16)
- August 2015 (11)
- July 2015 (11)
- June 2015 (12)
- May 2015 (9)
- April 2015 (9)
- March 2015 (10)
- February 2015 (9)
- January 2015 (8)
- December 2014 (10)
- November 2014 (9)
- October 2014 (12)
- September 2014 (9)
- August 2014 (15)
- July 2014 (17)
- June 2014 (19)
- May 2014 (22)
- April 2014 (20)
- March 2014 (16)
- February 2014 (17)
- January 2014 (15)
- December 2013 (10)
- November 2013 (9)
- October 2013 (8)
- September 2013 (15)
- August 2013 (12)
- July 2013 (11)
- June 2013 (12)
- May 2013 (5)
- April 2013 (15)
- March 2013 (14)
- February 2013 (12)
- January 2013 (10)
- December 2012 (13)
- November 2012 (12)
- October 2012 (9)
- September 2012 (12)
- August 2012 (11)
- July 2012 (12)
- June 2012 (12)
- May 2012 (13)
- April 2012 (13)
- March 2012 (10)
- February 2012 (15)
- January 2012 (9)
- December 2011 (12)
- November 2011 (11)
- October 2011 (13)
- September 2011 (10)
- August 2011 (9)
- July 2011 (11)
- June 2011 (28)
- May 2011 (10)
- April 2011 (10)
- March 2011 (11)
- February 2011 (9)
- January 2011 (8)
- December 2010 (11)
- November 2010 (10)
- October 2010 (18)
- September 2010 (13)
- August 2010 (8)
- July 2010 (13)
- June 2010 (12)
- May 2010 (11)
- April 2010 (11)
- March 2010 (12)
- February 2010 (17)
- January 2010 (11)
- December 2009 (15)
- November 2009 (14)
- October 2009 (16)
- September 2009 (13)
- August 2009 (10)
- July 2009 (18)
- June 2009 (15)
- May 2009 (16)
- April 2009 (16)
- March 2009 (15)
- February 2009 (15)
- January 2009 (14)
- December 2008 (16)
- November 2008 (9)
- October 2008 (15)
- September 2008 (13)
- August 2008 (11)
- July 2008 (13)
- June 2008 (18)
- May 2008 (11)
- April 2008 (14)
- March 2008 (17)
- February 2008 (12)
- January 2008 (12)
- December 2007 (20)
- November 2007 (10)
- October 2007 (14)
- September 2007 (15)
- August 2007 (13)
- July 2007 (20)
- June 2007 (15)
- May 2007 (17)
- April 2007 (18)
- March 2007 (19)
- February 2007 (18)
- January 2007 (16)
- December 2006 (16)
- November 2006 (22)
- October 2006 (23)
- September 2006 (21)
- August 2006 (25)
- July 2006 (22)
- June 2006 (25)
- May 2006 (23)
- April 2006 (20)
- March 2006 (22)
- February 2006 (19)
- January 2006 (15)
- December 2005 (15)
- November 2005 (14)
- October 2005 (18)
- September 2005 (11)
- August 2005 (10)
- July 2005 (10)
- June 2005 (11)
- May 2005 (13)
- April 2005 (9)
- March 2005 (2)
- January 2005 (2)
- December 2004 (2)
- November 2004 (2)
- October 2004 (1)
- September 2004 (1)
- August 2004 (3)
- July 2004 (1)
- June 2004 (1)
- May 2004 (2)
Comments
ブログ更新ありがとうございます。
逆にパワーいただきました。
1人ではないですよ。
ご両親やお兄さんお姉さんみんな側にいます。
ご友人の方も心配されていると思います。
同じ病気で頑張っておられる方もいます。
こんな言葉しか今は書けませんが。
ブログ待っていますね。
Comments
予想もしなかったお話に、ただただ驚いています。
私は三年くらい前に別の部位ですがやはりがんの疑いありと診断され、あれこれと検査を続け、半年くらい経って「がんではないだろうけどよくわからないから経過観察」となり、今に至ります。
最初の検査で「すぐにがんセンターに行ってください、これはまずい」などと言われ(今考えると無責任な発言)、真っ青になった時、自分の体のことも心配でしたが、当時受験生だった娘のこと、同居している姑たちのこと、離れて暮らす親のこと、どうしよう、どうしよう、と、頭の中が大混乱になりました。
同じですね、やはりこのくらいの年齢になると、気になることって同じなのですね〜
もう手術まで間もなくですね、手術が無事成功しますように、そしてその後の回復も順調に進みますように!
三月の世界選手権の観戦も楽しめますように(私も見に行きたいなー)!
あまりに驚いて、ろくなことを書けなくて、ごめんなさい。
でもきっと良くなる!と信じ、お祈りしております。
Comments
お気持ちお察しいたします。
ツィッターにメッセージお送りしたので、お手すきの時にご覧になってみてください。
Comments
新人さん、みやさん、真珠さん
温かい心のこもったコメント本当にありがとうございます。
すごくすごく嬉しかったし、ありがたい気持ちでいっぱいです。
皆、普段は表にそういうことを出さないだけで(当たり前ですね)それぞれが何かを抱えながらも、日々一生懸命に過ごしているのだなぁとしみじみ実感しています。
マイペースで自分なりに頑張っていきますね。
Post a comment