ローマ人の物語
2007.05.01 Tuesday
4月29日は3地域対抗のジャパンオープンでした。
旅行に出かけていないので、留守録をセットし帰宅後にゆっくり鑑賞するのを楽しみにしていたのです。が、見事に録画に失敗してました(T-T)。
とりあえず、ちょこっとネットサーフィンをして各人がどんな演技・内容だったのかは確認しましたが。。
うわーん、ヤグディンやトッド・エルドリッジの演技見たかったよ〜。ワールドでは不本意だったバトルの再演も楽しみにしてたのにぃぃぃ。とりあえずガラの方は今月放送されるようなのでそれだけが救いです(とほほ)。
少し前から少しずつ読み進んでいるのが塩野七生のライフワークとも言うべき大作『ローマ人の物語』シリーズ。
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫
塩野 七生
高校の頃、月から土まで毎日でも受けたいと思うくらい大好きだったのが世界史でした。私が教わった先生は相当な変わり者で(^^ゞいわゆるココは受験に出るので覚えましょう、的な授業は全くと言っていいくらいせず。
2年から始まった世界史の授業の1学期を丸々使い、延々ギリシア神話の様々なエピソードを毎回面白おかしく聞かせてくれたり、古代ローマの各人の話をやはりどーでもいいネタを交えて話したり。
当然、試験の問題もまともな問題は半分くらいで、般若心経の有名な冒頭部分を穴埋めしたり、楊貴妃にちなんで貴方のクラスの傾国の美女は誰か?、啓蒙君主にはフリードリヒ2世、ピョートル2世、エカテリーナ2世と2世が多いが何故か? 等どーでもいい内容だけど満点を取るのが難しい問題を混ぜる人でした。(傾国の美女云々は今なら即問題扱いになりそうですが、当時皆かなり真剣に考えて楽しかったですよ。ちなみに最後の問題の答えは単なる偶然です。つい、もっともらしい理由を考えてしまいますが、史実に基づいた裏づけのある説は今のところないので単なる偶然なのです 笑)
そんな困った人でしたが、そのどーでもいい小ネタがとにかく面白くて。まともな授業はいらないから、もっとそういうネタをどんどん話してほしいと願うこちらも変わり者の生徒でした(^^ゞ
そもそも世界史なんて暗記モノなんだから、受験用なら自分で教科書なり資料を読んで憶えればいいわけで。実際、興味のない生徒達は世界史は専ら内職の場と化していて先生の側もそれでOKみたいな学校だったので、こういう先生でも特に槍玉に挙げられることなく続けられたのかも(^^A
そんな変わり者の先生のおかげで、すっかりギリシア神話や古代ローマ好きになってしまい、就職して初任給でギリシア神話集を購入し高校生の頃聞いた話をもう一度ちゃんとした文章で読み返した時の感激はかなりのものでした(大笑)。
で、このローマ人の物語。ハードカバーが刊行された時点でうずうずしていたのですが何せ高いのと全巻ハードカバーにしてしまうとスペースもバカになりません。文庫本になってほくそえんでいたら、上手い具合に家族が購入していたので早速借りて読んでます(^-^)。
しかーし、これ全24〜5巻くらいなのですがどう数えても途中までしかなく。何で?と聞いたところ、カエサル以降は興味がない、とのつれない返事が。そ、そんな!悪名高い皇帝が次々現れたり、五賢帝の治世から最後はあれだけの栄華を誇った帝国が滅びるくだりが面白いのに!! と力説したのですがあっさりかわされてしまったので残りは自前で揃えることになりました(^^ゞ。
いわゆる小説とは違うので、読み始めると続きが気になってページを繰る手が止まらないということはないですが、それまで断片的にしか知らなかった事柄が詳しく、ひとつの流れとして書かれているのを読むのはやはり面白いです。
特に面白おかしく読ませようと、色んな登場人物の人となりを膨らませたりするのではなく、現時点で明らかになっている史実を淡々とわかりやすく書き連ねながら、時折著名な歴史家の意見を引用しつつ、でも、私はこう思う、という私見を挟んでいくので、読み手によってはそれが退屈に感じることもあるかもしれませんが、個人的にはそれが却って読みやすく、歴史上の人物たちがその時何を考えたのか想像できたりして楽しめます。
しかし、紀元以前の出来事なのに、現代社会と通じるものが多く、このやり方を今応用したらもっといい世界が出来るのでは? と思ってしまいます。
月並みな言い方だけど、古の人々というのはホントに凄いものだなーと改めて思います。
現在7巻の途中なので先はまだまだ長いですが、夏ぐらいまでかけてじっくり楽しめそうです(^-^)。
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