はっぴばーすでー
2018.05.05 Saturday
こどもの日の今日。大事なことを忘れていました。
いや、夕食のときはちゃんと覚えていてわざわざ口にも出しましたが(^^ゞ
本日、5月5日はこいのぼりの日でもあると同時に、ソフトバンク監督の工藤公康さんの55回目の誕生日です。
誕生日を無事、白星で飾れてよかったね。おめでとう、クドちゃん!!
その昔、契約更改で「今年もゴーゴー(5千5百万の意味)だね」と笑顔でうそぶいていた55の年までしつこくファン(だいぶぬるくなったけど)を続けているとは自分でも思ってもみませんでした。
今季は辻さん率いるライオンズが今のところ突っ走ってますが、終盤鷹とライオンのデッドヒートで盛り上げてくれるのを楽しみにしてます。
少し前に久しぶりにつばブロでつばちゃんとの2ショットが公開されていて、うきゃーーと喜んだのもつかの間。あっという間に違う写真に差し替えられてしまったのには、一体どんな”おとなのじじょうです、おさっしください”があったのかとても気になります。
別につばちゃんとの2ショ、この先もNGじゃないよね??
対岸の彼女
2018.05.05 Saturday
以前は面白い本に出会うとせっせとマメにブログであぁだこうだ感想を書いていましたが、ここ数年すっかり億劫になり。
読んだ直後はこの喜びを誰かに伝えようと思うのに、疲れたとか眠いとか先送りにしているうちにもういいや、となってめっきり書かなくなってしまいました。
ここ半年くらいでも何冊もこれは!と思う本との出会いはありましたが上述の理由でそういう本がたまってしまい結局そのままに。
せっかく連休なので今日は久しぶりに表題の本を取り上げてみることにします。
『対岸の彼女』角田光代著
以前から好きな作家の1人でしたが、去年急に猛烈に嵌り何冊か読み漁った中で抜群に好きな1冊です。
彼女の作品は読後に楽しい、嬉しいという気持ちになることは少ないけれど(汗)その中でこの話は読み終えると毎回、とても爽やかなすがすがしい気持ちになります。
簡単なあらすじは
専業主婦の小夜子は、ベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始めるが……。結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、それだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。多様化した現代を生きる女性の、友情と亀裂を描く長編傑作。文庫本裏表紙より
同い年の立場の異なる二人の女性を主人公に二人の出会いからすれ違いを描いたこの本は、小夜子の視点で綴られる現在と葵視点の過去が交互に交錯しながらストーリーが進んでいきます。
立派な書評や感想はネットのあちこちに溢れているので、毒にも薬にもならない独善的な感想になりますが。
葵パートの高校時代の部分、とても面白くて引き込まれる一方で高校でもこんなこと(スクールカーストと多くの感想に書かれていました)が起きるのか、というのが初めて読んだ時の率直な感想でした。
高校でのスクールカーストは「霧島、部活やめるってよ」でその存在らしきものを知り現代の高校生達は大変だな、と思ったのですが。自分たちが高校生だった頃も知らないだけで存在していたのか、と。この本を読んで今更ながら驚きました。
家庭の事情からカーストの最下層にされてしまったナナコの「今みんながあたしについて言ってることは、あたしの問題じゃなくあの人たちが抱えている問題。あたしの持つべき荷物じゃない。人の抱えている問題を肩代わりしていっしょに悩んでやれるほど、あたしは寛大じゃないよ」という台詞がとても心に残ります。
葵がナナコはずっと幸せな環境で大事に育てられてきたと勝手に誤解したほどのナナコの明るさの原点を見せられたようで。また、これは家族のことだけでなく、すべての人との関係に通じる言葉な気がします。
あれほど深く結び付いていた葵とナナコが、ある事件をきっかけにぷっつりとその関係も途絶えてしまったことを不思議に思っていた小夜子が、終盤ふいにその理由を理解するくだりがとても好きです。
多くの読者は、終盤の葵の父の計らいで事件以来、初めて葵とナナコが再会するシーンが落涙ポイントのようですが。泣き虫な私は意外とそこは平気で。
最後の一旦は葵の元を去ろうとした小夜子が再びその扉を叩きに行くシーンで毎回、必ず鼻の奥がつーんとしてしまうくらい大好きです。特に元々人に思いを伝えるのが苦手な小夜子が、うまく葵に真意が伝わらなかったのではないかと思い、言葉を重ねようとしてそうじゃない、ちゃんと正確に伝わってるとわかるくだりがたまらないです。
その直後の掛け合い漫才のようなやり取りが嬉しくて、人と人が出会うっていいなーとポロリと涙が零れます。
なので、病院の待合室などではそのシーンが来る前に本を閉じます(笑)。
個人的に掃除業の指導員として登場する、中里さんがとても好きです。実際に一緒に働くとなるときっと怖くて逃げだしたくなるに違いないけれど。彼女の言動を見ていると気持ちよく、仕事はきっちり頑張らなきゃと思います。
女性が主役で男性は脇役、しかも葵の父以外は全員ちょっと嫌な感じの人しか出てきませんが。毎回、読み返すたびに気になるのが葵の会社を手伝っていた木原です。葵さんのファンなんです、と言いながら最終的には葵のやり方に不満を持っていた社員を団結させてごっそり引き抜いて去っていった木原。
最初からそういう目的だったのか、本当にファンだったけれど途中からそういう目的になったのか。とても気になります。実社会でもこういうタイプの方は時々見かけますが、そういう風に立ち回る心理とはどんなものなのか?
単純にこのまま泥舟に乗り続けるよりは的な心理なのか、作中で葵が言うように会社を作るなんて簡単だと思ったからなのか。
ただ、彼が一斉に退社するように仕向けた女性達は、皆あんまり一緒に働きたくなるような人ではないので(苦笑)うまくいくのかなぁ、とかなり疑問です。それも手伝ってわざわざ後ろ足で砂をかけてまでやる行為なのかな、と思ってしまいます。
けっこう検索かけてみましたが、端役も端役な彼に着目した感想は殆どなく。物語の主題とは無関係なので当然ですが、読み返すたびにますます気になります。
年齢を重ねれば重ねるほど、自分を含めたいていの人は臆病になり、なかなか新しく”出会う”ということに抵抗を感じるようになります。
でも、そうではなくて。全く自分と交わることがないと思っていたところにも”出会い”はあってそれは必ずしも楽しいことばかりではないだろうけれど、それでもやっぱり誰かと出会うために人は生きるんだ、と思わせてくれる1冊です。
風と緑の楽都音楽祭2018
2018.05.05 Saturday
ゴールデンウィーク中に地元で開催されている風と緑の楽都音楽祭へ行ってきました。ラ・フォルジュルネの頃から数えてなんと今年で11年目。
初めてラ・フォルジュルネが金沢で行われた時はここまで長く続くとは思っておらず、今ではすっかりGWの風物詩のひとつとなりました。
最初の頃はとにかく公演をこれでもか、と詰め込んで移動が大変だった思い出がありますが回を重ねるごとに色んな点が改善され、今年は各公演の間は最低でも30分空いていたため、移動も余裕をもって出来ました。
今回は3、4日の公演の中から3公演に行きました。
ペーター・レーゼルとライナー・キュッヒェルが目当てでしたが、ペーター・レーゼルのリサイタルはチケット購入の時点で売り切れで、紀尾井ホール室内管弦楽団との共演のプログラムがあったのでそちらにしましたが、これが大当たりでした。
3日はライナー・キュッヒェルとOEKアンサンブルの競演でモーツァルトとウィンナワルツの小品プログラム。
モーツァルトのディベルティメントはOEKの弦楽アンサンブル数名との共演。キュッヒェルのボーイングの美しさに見惚れてしまいましたが、演奏の方はうーん、、第一バイオリンはキュッヒェル含めて4人でしたがユニゾンで音が4つ聞こえてしまうのはちょっと……でした。始まる前はOEKの弦楽アンサンブルは安心して聴けるからと思っていましたが、いつの間にかこんなにもバラバラになっていたのかと悲しくなりました。木管群は安定の温かみのある音色でしばらく聴く機会がなかったのもあって、変わらぬ様子が懐かしく嬉しかったです。
後半のウィンナワルツの世界は各パート1人ずつのアンサンブルでとっても素敵でした。
キュッヒェルの音色は期待どおりというかそれ以上に美しかった!
超一流のソリストのボーイングは皆、惚れ惚れするくらい綺麗で美しいけれどキュッヒェルのはその中でも群を抜いていて、こんなに美しいボーイングがあるのか!?と思うくらい見事でした。
4日はモナ・飛鳥とザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の競演。
音楽堂ホールでの演奏でしたが、とても良かったです。
指揮者のリッカルド・ミナーレの指揮もエレガントで素敵でしたが、何といっても楽団の音が明るい!!からっと乾いた明るい響きで本当に心地よく楽しかったです。特にオーボエの女性が最初から最後までもう、ノリノリで殆ど踊りながら吹いている感じでもちろん演奏もとても良かったです。
モナ・飛鳥のピアノも軽やかで明るい音色がオケにぴったりで。演奏前後のお辞儀が絵にかいたような元気溌剌であまりの元気っぷりが微笑ましくて見ているこちらも自然と笑顔になりました。
最後は紀尾井ホール室内管弦楽団と広上淳一にペーター・レーゼルと坂口昌優の競演。
不勉強で広上淳一氏を知らず、小柄で全体的に丸い感じがよくいる中小企業の経営者みたいだと妙な親近感を持ってしまったのですが、独特な指揮ぶりがとても楽しくて新鮮でした。
お馴染みのアイネ・クライネ・ナハトムジークで始まった演奏は、とても心地よく。各パートごとに旋律が一塊になったのが混じりあってアンサンブルされていて、それが当たり前なことなんだけれどとても安心感がありました。
間に坂口女史との競演があることを知らず、始まった時は演目変更?かと焦りましたがちゃんと最後にレーゼルとの競演が待っていました。
楽しみにしていたレーゼルの演奏、エレガントでほんっっとに素敵でした。
どうやったらこんな音が出せるんだろう? とうっとり聞き惚れてしまうくらい心地よくて。
最後はまさかのアンコールでメヌエットを披露してくれましたが、これがまた最高でした。ピアノを習う子供達がブルグミューラーを卒業した時点くらいで弾くお馴染みの曲ですが、可愛らしいメヌエットが可憐さを残しつつこんなにエレガントな大人の小品になるのか、と。
以前、チッコリーニのリサイタルでモーツァルトを聴いた時も感激しましたが、世界の巨匠が弾くモーツァルトって何物にも替えがたい最高の癒しです。
これが聴けてほんっとに幸せでした。
来年のテーマは何か不明ですが、来年はどんな演奏が聴けるのか今から楽しみです。
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