達X達
2013.08.25 Sunday
先日の中指骨折以来、バク転が不可となったドアラに代わり、この土日はトラッキーがナゴヤドームで見事なバク転を披露してくれているのですが、今日のトラッキーのバク転のあまりの凄さに思いっきり感動してしまいました。
最後のブリッジだけでも一体いつまでするの!? というサービスっぷりで。トラッキーがあれだけ頑張ってるんだから、当然みんなもやるよね?というわけではないけれど、まさかこの時期にナゴドで3タテ出来るとは思っていなかったのでこれはあさってからの3連戦に大きな弾みがつくといいなぁ。
昨日の朝、新聞のラテ欄で偶然見つけて、これ面白そう! と思ったEテレで毎週土曜日に放送している達X達、SWITCHインタビュー達人。昨夜はたかみーX林英哲さん、でした。
“永遠の王子”ジ・アルフィーの高見沢俊彦と、和太鼓の達人・林英哲。見た目も対極、音楽ジャンルも全く違う初対面の二人だが、トークは最初から異様に盛り上がり…!
ということだったのですが、いや〜ほんっとに面白かった。たまたま母も昨夜この番組を見ていたらしく「あんた見た?」とわざわざ確認され、二人で面白かったねー!と言い合ってしまいました。天の邪鬼な母をも面白かったと言わしめただけあって本当に見ごたえありました。
しかーし、永遠の王子って。たかみー=王子と言われるようになって久しいですが、たかみーを王子と思ったことって未だにないなぁ(苦笑)。寧ろ王子とはもっともかけ離れた位置にいる1人なんじゃないだろうか。
それはともかく。
和太鼓と言えば、地元では浅野太鼓が有名ですが、あれは女性グループなので、男性の和太鼓第一人者の演奏って初めて見ましたが、浅野太鼓も凄いけど、やっぱり男性の力強さは別格ですね。以前オケの奏者に「リハなんだからそんなに叩かないでよ。それくらい考えなさいよ」って叱られたというエピソードには、そう言いたくなる気持ちもわかるな、と笑ってしまいました。
しかし、和太鼓ってガタイのいい人の方がいい音がする、そうで。
冒頭でたかみーが叩いてみて、「いい音しないや」って言ってましたが、確かにたかみーより、つば九郎でぃ〜ぶい〜でぃ〜で大島の和太鼓乱れ打ちしていたつばちゃんの方がいい音させていたので、すごーく納得してしまいました。
(その比較はどうなんだ? と言われそうですが、つば九郎は意外と音楽的センスあります)
もしかしたら、チューバ吹きに体格がいい人が多いのは、やっぱり同じ理由なのかな? と思ってしまいました。
たんぱく質を採る日と炭水化物を採る日を分けて、演奏会に備える、とか場所がない時に5種類ジャンプ1000回で力をピークにもっていく等、和太鼓ならではの調整方法には、なるほどなぁ〜と頷きっぱなしでした。
1000回も凄いけど、5種類ジャンプ英達さんはいとも簡単にこなしていましたが、どんくさい自分なんかには5種類を綺麗に跳び分けること自体が難しくて(^^ゞ長年の努力の賜物に恐れ入りました〜となってしまいました。
後半は番組タイトルどおり、スイッチして英達さんがたかみーの仕事場を訪ねるケースでしたが、これも面白かったです。
紅白初出場の映像、リアルタイムや大昔の自主ビデオ上映会以来久しぶりに見ましたが、今見るともう色んな意味で衝撃的過ぎて爆笑でした。
ベストテンの過去映像は民放でもよく見るけど、あれは滅多にないもんね。さすがNHK!
しかーし、当時いきなりクラスの女子の半数くらいがアルフィーファンになってびっくりでしたが、何故あのどう見ても怪し過ぎる3人組にあれだけの女子高生が夢中になったのか不思議ですw
すたっふ〜の「どこが違うのか全く分からないギターを延々と弾いている」も、どこも同じというか、待つ身になるとそう思うよねぇと。
さらりと「和太鼓だとそんな回数叩けない。まず身体がもたないし、結局一番最初がいちばん良かったになる」とスタッフの肩をもってあげた英達さんの優しさが素敵でした。てか、実際そういうことって多いもんね。音楽に限らず文章や絵とか創作物一般に通じることなんだと思います。
夢は叶うって金メダリストは言うけど、それを否定はしない。けれど、貴方の夢は叶ったかもしれないけれど残りの99.9%の人の夢は叶ってない。だからこれでいいのか迷いながらも与えられた仕事を続けていればそれが天職になる、は確かにそのとおりだな、と。
太鼓が好きでも何でもなかったのに、その道を極めて世界で認められた英達さんに言われると重みが違うなぁ、としみじみ噛みしめてしまいました。
「ぬるま湯の関係」はライブでもよく言っていますが、「愛と筋肉はお店では売ってない」は上手いっと素直に感心してしまいました。愛はお金では買えないは何度も聞いた気がしますが、筋肉は年齢を重ねた今だと実感を伴って頷いてしまいます。
トランプギター、重い重いと以前から言ってますが、まさかつっかえ棒をしていたとは(笑)。ま、あんな巨大ギター抱えてられないもんね。大昔の夏イベで見た時、何あれ〜!?と大笑いでしたが、あれこっきりだったとは貴重な体験に感謝かな。
最後のセッションも楽しかった。若干、太鼓が合わせてくれた感がありますが、あぁいう即興のセッションてどんな楽器で見てもやっぱり楽しいなぁ、と改めて実感でした。
あと何回ライブ出来るんだろう? は見ている側もだんだん思うようになったことですが、たかみーだけは異常に未だに元気なんだよなぁ、と。
もちろん最後には、かなりへろへろになっているのが見て取れる昨今だけど、それでも体力や声量などの差は歴然です。
春ツアーを見て、これから先は音楽がどうのこうのより、残りの2名があとどれくらい体力気力が続くかにかかってるんだな、と実感してしまい、無性に悲しくなってしまったのですが。幸ちゃんに関しては、好きなフォークを弾き語りするスタイルならまだまだ問題ないと思いますが、如何せん本職の楽曲は2人ともキーにしろ曲調にしろ負担が大きくて大変なんだろうなぁ、というのは容易に想像がつきます。
昨夜の番組を見ても、やっぱりたかみー元気だよなぁと。英達さんももの凄いですが、凄すぎて彼の場合ミュージシャンというより殆どアスリートの域に達している気がするので。
これについては、1人だけ若い頃にスポーツをやっていたからじゃない、と言われて確かに一番成長する時期にバスケットなんてきついスポーツをやっていたら、歳を重ねてから差が出るのは必然だし、加えて随分前から筋トレにも凝ってるしなぁと納得でしたが、その辺上手くバランスを取って「ぬるま湯の関係」を持続させていってほしいなと思います。
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