はじめてのウィッグ
2014.01.10 Friday
抗がん剤の副作用で髪がほぼ風前の灯まで抜けてしまったため、昨日駅西にあるウイッグ専門店へ行ってきました。
ウィッグ自体初めてで、何を基準にお店を選べばいいのか迷っていたところ、髪が抜けてしまってからと、髪が生え始めてからでは頭の大きさが違うため、ウィッグの再調整をしなければならず、その時に無料でやってくれるところと有料のところがあるから無料のところを選んだほうがいい、というとってもありがたいアドバイスを受け、市内に数カ所しかないうち無料でやってくれるのは1軒のみだったため、あっさり決定。
事前にホームページから予約を入れたところ、折り返しかかってきた電話の対応もとても感じがよく。ここなら大丈夫かも、と思い出かけてきました。
駅まで送ってもらい、駅前からお店までは地下道を通って行ったのですが。昨日から寒波がやってきたおかげで寒い寒い。早く着きたいのに、残念なことにまだ人並の速さで歩けない為、もどかしいくらいの亀歩きでようやく辿りつきました。予約時間より早く着いてしまったのですが、すぐにそのまま応対してもらえて助かりました。
必要事項を記入し、一応説明を受けて早速ウィッグの試着です。何しろエクステすら装着したことがないので、ウィッグは見るのも触るのも初めて。初めて触れたウィッグは、びっくりするくらい軽くて手触りもとても自然です。
お店によっては全て人毛のところもあるのですが、そうすると重いらしく、それは困るなぁと思っていたのですが、このお店のウィッグはミックス毛といって人毛4割、人口毛6割なので軽いのです。
大まかな髪型の希望を聞き、それではまず、といくつかあるウィッグの1つを手渡され、ネットを装着してもらって被ってみます。
説明の際、帽子感覚で被れますよと聞いていたとおり、頭に載せても重くなく本当にそれまで被っていた帽子の代わりにウィッグを被りました、というくらいの違和感のなさです。
ただ、マネキンに被せていた時と自分が被ってみた感じでは、当たり前ですがかなり違っていて、改めて試着って大事なんだなーと。
あとウィッグと言っても、頭頂部にあたる部分にはちゃんと下に皮膚が貼ってあり、上から見た時に地肌と同じような感じに見えるよう工夫がされているのには、へぇーでした。
また、髪も1色ではなく1本1本少しずつ微妙に色を違わせることにより、より自然な仕上がりになるそうで。確かに髪がどんどん抜けて行った時に1本1本色や太さも随分違っていることに驚いたのですが、そんな細かなところまで考えて作られるものなんだぁと感心しきりでした。
襟足はこんな感じでサイドはこうして、前髪はもうちょっと軽く等修正してもらう部分をあれこれ決めて、恐る恐る値段を聞いてみると……。
最初にホームページを見てこれくらいの値段のでいいかな、と思っていたのより軽くオーバーしています。
うーん、、どうしようかなと思い、このくらいの値段だとどんな感じになるのですか? と当初の予算を言ってみると、違いを説明した上でこんな感じです、とサンプルを被せてもらうと……。あれれ、明らかにあんまり似合ってないなぁと。たまたま、その時お店に人が見えられたため、その応対に部屋を出ていかれた間、ずっと被ったままでいるとほんの数分なのに、頭が少し痛いというかこれ、早く取りたいなぁというくらいの違和感がありました。
そんなわけで、結局迷いましたが、何だかんだと2年くらいはお世話になる上に、職場復帰すれば毎日お世話になるものだから、というわけで最初に薦めてもらったものを購入することにしました。ちょっと予算オーバーだったけど、せっかく作って合わないなーと思いながら使うよりは、これを被ることで気持ち良く毎日過ごせるならそこは必要経費かな、と。
最初は、せっかくだから普段あまりしないような髪型に挑戦、なんて思っていましたが、やっぱり楽ちんで似合うのが一番、ということでボブベースで前髪を軽くサイドは流した感じのトップを少しふんわりさせたスタイルに落ち着きました。顔が以前にも増して痩せてしまったせいか、普通のボブやあまりにすっきりした髪型にするとまるで中学生のように見えてしまうのです。
それにしても、色々試着する際、何度も店員さんに「本当に頭が小さいですねー」と言われてしまい、一応その自覚はありましたが、そこまで小さいのかなぁとちょっぴり考えてしまいました(苦笑)。
来週、2回目の抗がん剤投与のため、その後の体調をみて今月中に引き取ることになりましたが、出来上がりが楽しみです。
家族には、カツラの方が形が崩れない分、いつも変な髪になっている普段よりよっぽどいいんじゃない? なんて言われてしまいましたが、実際、そうかもあとは大事な鬘のメンテナンスをちゃんとしなきゃ。出来るかなぁだけど大枚はたいたんだから頑張らねば。
帰りは、また駅までの地下道をてくてく歩き。これが恐ろしく寒い上に普段ならなんてことはない道なのに、遠かった〜。平日のお昼前なので工事の人以外誰も歩いていないし、改めて外は寒いようと実感でした。
せっかく出たのだから、とその後は駅からバスで武蔵ケ辻まで移動し、エムザに寄って化粧水を購入し、再びバスに乗って香林坊へ。
アトリオ地下で紅茶を購入し、3Fのカフェ・ドゥ・ローゼスへ。少し前にここでこだわり卵を使った料理が食べられる、と知り一度行ってみたかったのです。この時点でだいぶ疲れてきたので、ゆったりした席がとてもありがたかった〜。昼どきでお腹が空いていたので本当はオムライスを食べたかったのですが、すぐ近くでオムライスを食されているおばさま2人のテーブルを見て、うーんこれは重くて無理だなぁ、ということで断念。
自家製濃厚パンケーキ、というのがあったのでこれと紅茶をオーダーしました。
注文時に「ボリュームけっこうありますか?」との問いに「まるまる1枚なのでそれなりにあります」との答えどおり、なかなかの迫力です。
入院中にお見舞いに来てくれた友人から、パンケーキの話を聞いて以来、パンケーキが食べたくて仕方がなかったのがこれで果たせました(笑)。
でも、これパンケーキというよりはホットケーキのような厚みです。でも、食べて見るとふわふわ〜。これにメイプルシロップとホイップクリームの器がそれぞれつき、お好みでかけて食べます。
そのままでも充分美味しいのですが、せっかくなので少しでも太るたしになるかも? と普段なら殆どかけないメイプルシロップもクリーム全部食べてみましたが、クリームは甘さ控えめ、メイプルシロップは香ばしくて美味でした。
普通の人には物足りないかも、ですが今の私には充分ボリュームたっぷりでした。
紅茶はポットというか、カップの他にガラスの器に入ってたっぷり出て来るし。
これはかなりお得感満載でした。
何よりガラス張りの窓から外がよく見えてロケーションもばっちり。って昨日は雪景色だったから見てるだけで寒かったんだけどね。
そんなわけで、帰宅後はさすがに疲れてしまいましたが、久しぶりにバスに乗って街の空気を味わえて楽しかったです。
まだまだバス停の目の前の範囲しか行けない上に、疲れて来ると覿面に手術をしたお腹が痛くなってくるので、気軽にお出かけには程遠い状況ですが、週初めに病院へ行った時よりは確実にマシに歩けるようになってきたし、少しずつ少しずつ社会復帰に向けて頑張ります〜。
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