あなたに会えてよかった
2010.02.28 Sunday
オリンピック開幕以来、いい加減にせんかい!と思われる勢いで毎日飽きもせずにオリンピックもしくはフィギュアネタのオンパレードですが。
今日も今日とてやっぱりこの話題です(苦笑)。
試合でのモヤモヤ感を吹き飛ばすべく、これは思いっきり楽しむぞ〜と意気込んでいたエキシビション。放送開始5分前にはテレビの前にスタンバイでしたが、開始後間もなく津波警報により遮断。昭和天皇崩御以来では?というくらいの各局すべてが(噂ではあのテレビ東京までもがだったそうで)、一斉に津波警報、画面いっぱいに日本列島の嵐となってしまい。津波警報の大事さはわかるけど、わかるけどBSまでそれにしなくたっていいじゃないかーと不埒なことを思っているうちに、ようやく画面も復帰。でも、左下には燦然と太平洋側のみが赤く縁取られた日本列島が輝き続ける、という考えようによっては二度と見られない素敵なコラボレーション状態。
夕方からの再放送で録画し直そうと思ったら、、現在放送中の画面にもやはりしっかり日本列島が居座っておられます。(10年後くらいに見たら、あーあの時津波警報が出て大変だったんだよなーという思い出になると諦めてこのまま残します^^ゞ)
そんな嫌〜な感じで横やりが入ってしまった本日のエキシビション。
いや〜最後の最後までカナディアンクォリティ炸裂でしたね。
あまりこういうことは言いたくないけれど、エキシビションまでもが史上最低(?)の五輪を象徴しているようでした。
まず、最後をテサモエで締めるのはカナダだから仕方ないとしても、日本人はまとめて全員前半、地元ジュニアの次が高橋君?二部に4位のステファン
?一部のトリがプルさん?等あからさまな滑走順に驚いていたら、、全員アンコールなし、最後の最後に元スケーターという歌手のおじさんが登場して画面ジャックをされてしまう、という何ともトホホホなオチでした。
(プルさん、ステファン、大輔君、チャン君の豪華そろい踏みのジャンプの際におじさんが画面を奪ってしまったことに強い怒りを覚えたのは、私だけではないはず……)
高橋君の「ラブレター」はすっかりおなじみのナンバーですが、しっとりと流れるような素敵な演技でした。復帰以降、いい意味で演技に力みがなくなってこういうショーでも”魅せる”という視点に立った演技ができる、本当にいいスケーターになったなぁとしみじみ。
全体的に皆、マイナー調のしっとり系のナンバーばかりで、かなり盛り上がりに欠けた感じでしたが、川口&スミルノフペアの演技はエキシビならではの技がたくさん詰まっていて、しかもこれぞロシアな雰囲気も醸し出しつつとても楽しかったです。
しっかりとロシアペアの伝統を受け継いだ演技を披露する川口さんの姿には、どれほどの努力を積み重ねてきたのだろう、と思わず胸が熱くなりました。
ペアは先に滑った銀メダルのパントン組もよかったな。個人的には雪組よりパントン組に金メダルをあげたかったので(フリーのあの演技は何度見ても素敵です)、エキシビでもまた素晴らしい演技を見られて満足満足。
ペア金の雪組は流石すぎる存在感で思いっきり魅せてくれましたね。踏んでいる場数が違うというか何と言うか、競技で見たいのはパントンだけれど、こういうショーでは間違いなく雪組だなーと。最初から最後までとにかく素晴らしかったです。
さて、楽しみにしていた我らがプルさん。2連覇の暁には3XXで「Believe」なんて恐ろしい噂も飛び交っていて、それだけはやめてくれ〜と心配でしたが。「Je Suis Malade 」というフランスのシャンソンでしっとりとでも、しっかりプルさんらしさを見せつけてくれました。
出てきた瞬間、エキシビなのになんでこんなに緊張するんだ、というくらいテレビの前でドキドキしてしまいましたが、始まってしまえばいつものプルさんらしく、やたら高い3Tを決めたあとは3A2本を跳び、今のルールでは無用の長物となってしまった高速変態ステップ、最後はこれまた同じようにもはやエキシビでしか見られなくなってしまった高速スピンを決めて、氷の上に崩れ落ちるという演出で決めた瞬間、テレビの前で嬉しさのあまりスタオベしてしまいました。
お客さんのスタオベと拍手の嵐が本当に嬉しかった!
最初の3Tは、八木沼さんも指摘していたとおり4Tを跳ぶつもりだったんじゃないかな。照明のあまりの暗さに断念したっぽいですが、それでも充分すぎるくらい魅せてくれました。ありがとう!!
晴れやかな笑顔で観客に手を振りながら「スバシーバ(ありがとう)」って言っている姿にじーんときてしまいました。
そして、五輪のエキシビとプルさんといえばこの人、な刈屋アナの嬉しさを隠しきれない興奮しきった「やっぱりプルシェンコはいいですねーふぉほっほっほ」の実況に、プルさんがもちろん一番だけれども、大昔のN杯からずっとプルさんを愛してくれる(刈屋アナが誰のファンかはもちろん知りませんが、毎度の喜びっぷりから勝手に愛していると思っているだけです、ハイ)あなたも最高です!、と思ってしまいました。
いいですねーと連呼しながらパチパチとやけにマイクに直に入ってくる拍手の音は、もしかしなくてもしゃべりながら拍手してるんじゃ、と思いましたよ。
「タラソワさんも立ちあがっちゃいましたね」もナイス実況でした。
トリノでのマートンとの豪華すぎるエキシビと比べたら、、と思う人もいるかもしれませんが、今のプルさんの姿、思い、魅力がいっぱい詰まった今回のエキシビナンバーもすごくよかったです。
ラストの群舞(と言えるのだろうか、あれは^^ゞ)で美姫ちゃんと手をつないでいる姿が、遠い昔のN杯を思い出して、そちらも感無量でした。
子供の頃からオリンピックのフィギュアを楽しみに見ていて、今回ほどもやもやした複雑な気持ちを味わったのは初めてですが。
(こりごりと思ったソルトレイクの方が数倍マシに思う日が来るとは……)
今日のエキシビを見ながらしみじみ今回のオリンピック、プルさんが帰ってきてくれてよかった、と心の底から思いました。
バカと言われようが盲目ファンは気持ち悪いと思われようが、プルさん貴方は最高です!
今後ルールやこの競技がどうなっていくのか、まったくわかりませんが、プルさんが競技をスケートを続けていく限り、ずっと見守っていきたいと思います。
しかし、今日のエキシビ、あっこちゃんとジョニー君が出ていたらもう少しは盛り上がったんじゃないかな、と思うとそれもかなり残念でした。
観客のノリが悪いというのもあるだろうけれど、純粋に歴代のオリンピックのエキシビと比べても格段に見どころに欠けていたと思うので、ある意味お客さんの反応は素直というかシビアだったんじゃないかなと思います。
なんていうか、場慣れしたベテランはともかく、若いスケーター達は競技用のプログラムをこなすのに精いっぱいすぎて、エキシビ用のプログラムまでじっくり作っている時間がないんだろうなーという印象が強く残ったエキシビションでした。
全員もれなく、恐ろしく疲れ切っている感じがなんとも言えないフィナーレにも漂ってましたし。
でも、エキシビが一番チケット代金が高いんだから(行く気満々だった長野の時なんてあまりの高さにびっくり&断念しました)、色んなゴタゴタを差し引いても、もう少し観客を喜ばす、という視点に立ったショーを見せてほしかったです。
トリノの時に誰だったか忘れましたが、「オリンピックのエキシビションは選ばれた者しか滑ることが出来ないから、そこに立つのが夢だった」と言ったスケーターの思いを忘れないで。
さて、オリンピックも終わったことだし。心はもはや来月のトリノワールドに一直線です。今度はすっきりとした気持ちで楽しめるといいな。
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