青豆
2009.06.14 Sunday
先日の発売以来、何だかものすごい勢いで売れ続けている「1Q84」。
近所の書店や市内の中心部にある書店はもちろん、昨日行った大型書店でもベストランキングの1位で。しかも肝心の現物は置いていないという有様でした。
我が家ではとっくに読み終わり、今は母が読んでいる最中ですが、先週くらいからちらほらと新聞にも書評が載るようになり。先週は中央紙、今週は出先で見た地元紙に出ていました。
それぞれ見た感想は、なんかどれも難しくて(苦笑)。
もともと村上春樹の作品て書評を書きにくいと思うのですが、今回はあまりに話題作になってしまった&先のエルサレムでの授賞式の壁と卵のスピーチの影響もあるのか、ことさら小難しい解釈になっている印象を受けました。
個人的には、ものすごく面白いと思ったし、お気に入りの「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」に近い作風が何だか懐かしくも感じたのですが、えーみんなそんな難しいこと考えながら読んだの?というのが率直な感想です。
まぁ、書評なんてどれもことさら難しく書いてあることの方が多いので、読み手がそれぞれ楽しめばいいんだけどね。
そういえば、村上春樹の小説は殆どが何かが解決したり、めでたしめでたしになることは皆無ですが。この作品と「世界の終わり〜」だけはラストがほのかに希望が感じられる未来を予感させるものになっていて、そういう点でも世界観が共通しているのかも。
それはさておき。昨日友人からこの本の話題が朝の情報番組でも取り上げられていて、その中でストーリーのさわりが紹介されていたということを聞き、ホントに大ブームなんだなぁとしみじみ実感しました。その中で主人公の1人、テロリストの青豆が…と言われ、青豆はわかるけど青豆ってテロリストなの?と驚いてしまいました。
テロリストの定義が何か、と言われると困るけど。テロリストというのは現体制や自分たちが現在置かれている状況に何らかの不満があり、それを倒すことを目的としている人たちだと思うのです。とすると、青豆は殺人者ではあっても特に現状に大きな不満を抱いているわけでないので当てはまりません。どちらかというと、銃を持たないスイーパーもしくはアサシン(暗殺者)に近いんじゃないかなぁ……と考えて、ハタと思い当たりました。
青豆って仕事人だよ、と(笑)。普段はスポーツジムの評判の良いインストラクターとして生計を立て、とある人物から依頼があった時のみ、仕事(殺人)を行う。彼女自身はそれに関しては興味がまったくないにせよ、もちろんその報酬はしっかりと支払われる。
そして彼女は生まれ育った環境がそうさせてしまったのだけれども、人との深い関わりを極力避けているという点に置いてもバッチリ当てはまります。
更に、殺られる相手は死んで当然の男達ばかりだとしても、青豆本人はちゃんとこれは許されざることなのだ、ということをきちんと自覚している。
とここまで来たら、完璧に仕事人ですよ。
だから何?と言われること必至ですが。今日の午後、庭の草むしりをしながら青豆って何だろう?とつらつらと考えていて、仕事人だ!と思い当たり、ものすごくすっきりしました(苦笑)。
でも、その直後に雨が降ってきて作業はあえなく中断になってしまったんだけどね。やれやれ。
ル・マルカッサン
2009.06.14 Sunday
土曜日は友人と鞍月にあるフランス・ベルギー料理のお店「ル・マルカッサン」でランチを頂いてきました。
この辺はあまり来ることがない地域なので、ここにこんなお店があったことも知らず。すぐ近くにも、ココにこんなお店があるんだーという料理店がちょこちょこありました。入ってみたいけれど、どこも車でないと来れないのが難点かも。
お店のすぐ近くにある大型書店・ビーンズで待ち合わせをしたのですが、数日前にたまたま同僚からこの書店のトイレが赤い、という話を聞いたのでせっかくなので行ってみました(笑)。
ドアを開けてびっくり、壁も洗面台も何もかもホントに赤一色。
誰もいないのをいいことに証拠として(?)1枚撮ってきました。
そんな便器の写真なんかいらん!と言われそうですが、ホントに真っ赤です。どうせなら便器も赤にすればよかったのにと思ってしまいました(^^ゞちなみに市内の観光地のどこだったか忘れましたが、赤い便器のトイレがあります。
さて、肝心のお店ですが。こじんまりとした感じの中に漂う高級感。足を踏み入れた瞬間、いや〜失礼しましたとちょっぴり思いました(苦笑)。
ランチのコースは2,990円、3,580円、5,250円、7,350円の4種類。
前日の疲れ&お財布の中身と昼からそんなに沢山いらないわ、というわけで2990円のコースをオーダー。
まず最初に一口サイズのリエッタ?(名前忘れちゃった)。これ、お皿が1人ずつ色も柄も違うのです。私のは黄色の小花模様でしたが、あとの1人は赤の花柄、もう1人は緑の柄で、どれもとても綺麗でした。
肝心の料理の味は、一口食べるとチーズの濃厚な味が広がって美味しい♪
こちらは前菜のホタテ貝とトウモロコシのムース。見た目はまるでデザートのようですが、食べるとしっかりホタテとトウモロコシの味でした。
そら豆とエンドウ豆の冷スープ。これ、ものすごく豆の風味が効いていて美味しかったです。
パンも小ぶりだけどもっちりしていて美味しくて、全員もう1個いただきました。
メインの鴨のロースト。いんげんと北海道産のじゃがいも、ひょろっとしているのはフランスのアスパラガスだそうで。ジャガイモがほくほくしていてバターとじゃがいもの甘さがいい感じに溶け合っていて、美味しい〜。
最後はお待ちかねのデザート。クレームブリュレのチェリー添え。プリンもすごく美味でしたが、上に添えられたチェリーがとても甘酸っぱくて美味でした。
全体的にどれも丁寧に作られた、優しいお味で。美味しいと評判だから一度行ってみたかったという友人の言葉どおり、確かに美味しかったです。
一番のお気に入りは前菜のホタテとトウモロコシのムースかな。この食材を組み合わせてムースにしよう、という発想も凄いし、見た目も綺麗で味もさっぱりしていてわざわざ食べに来た甲斐がありました。
お店の雰囲気も静かで落ち着いていてよかったです。
しかし、3日前から要予約の7350円のランチコースっていったいどんな内容&どんな方が食するのかちょっぴり気になりました。
宝くじでも当たったら試して・・・・やっぱりみないなぁ。お昼にそれだけ使うよりハードカバーの読みたい本を大人買いする方がいいな
そうそう、私たちが食事している間も次から次へとお客さんがやってきていたので、こんなところにありながらかなりの人気店なんだなーとびっくりでした。
「ル・マルカッサン」
金沢市鞍月5-110
電話 076-238-0858
営/11:30〜14:00(L.O.)、18:00〜20:30(L.O.)
休/月曜(祝日の場合は翌日休)
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