小説家を見つけたら
2006.01.13 Friday
昨日の風邪が治らず、結局今日は会社をお休みしてしまいました。
我ながらよくもここまで、、と思うくらい1日中寝ていたおかげでかなりすっきりしてきました。
そんなわけで、先日見た映画の話でも。
年末年始のお休み、せっかくだから久しぶりに映画でも見ようとレンタル屋により、まず手に取ったのが今の季節にぴったり(?)な
デイ・アフター・トゥモロー
何となく寒〜い時にとっても寒いモノを見たらどんな感じがするか味わってみたくて(^^ゞ
元々、公開時に映画好きな友人と「見たい」と言っていたのが、先に見た友人の感想から「レンタルでいいかー」となり(苦笑)こんな時期の鑑賞となりました。内容はまぁ、既にあちこちで触れられている作品なので改めて説明しませんが。途中から結末が見えてしまうのが勿体無いなかったです。
雪のシーンはCGを駆使して相当頑張ったのがよくわかるリアルさでしたが、寒そう〜(><)という点では「八甲田山」の方が上かも。って全然違うジャンルなので比べるのがおかしいんだけどね。
あと、この映画が公開されて数年も経っているのに、今なおCO2問題で同調しようとしない某国の言動はどうなんだろう。。という印象をより強くしてしまいました。
もう1本は「アレキサンダー」あたりの歴史モノをと思ったのですが、生憎貸し出し中だったので、あれこれ迷っているうちにふと見つけたのがコレ。
小説家を見つけたら
昔からS・コネリー大好きで、主演の大作映画は殆ど映画館に足を運んでいましたが、これは未見だったのと、たまにはこういう静かな感じのモノをじっくり見たいなーと思い借りましたが、コレはあたりでした。
ストーリーは、コネリー演じる処女作を出したきり、隠遁生活を送っている小説家が、貧しいながらも類まれなる文才とバスケの才能を持つ黒人少年がひょんなことから出会い、交流を深めていく様子を描いた、見ようによってはちょっと退屈な感すらある物語なのですが。
コネリー、少年役のロブ・ブラウンともに、とても味のある演技で取り立てて感動的な台詞や、派手な展開があるわけでもないのにとても引き込まれました。時々はっとするような言葉が随所にあり、なるほどと唸ることしきりだったり、また、全編とても綺麗な英語が常に話されているのも大きな特徴です。
交流を通して、少年・小説家ともに新しい世界が開けていく様は見ていて気持ちがよく、心が洗われます。
ラストの「OVER THE RAINBOW」も内容にとてもよく合っていて、最後のとどめという感じでやられました。
偏屈じいさんを演じるコネリーの存在感の大きさには圧倒されっぱなしです。
若かりし頃のジェームズ・ボンドや「レッド・オクトーバーを追え」や「ザ・ロック」などの年老いてからの迫力あるアクション・スターとしての彼も素敵ですが、こういう深みのある役では、より年齢を重ねた人間としての魅力が堪能でき、改めて素敵な歳のとり方をしている人だなぁとしみじみ。
後半、自転車に乗るシーンがあるのですが、普通に自転車に乗り手を振るだけなのに、こうも人は格好よく自転車に乗ることが出来るのか!?と思うくらい素敵な姿にはビックリ、もう参りました〜でした。
ただ、ラストのエピソードはなかった方がいいかな、という気はちょっとしました。自転車に乗って旅立つところで終わった方が、その後を想像する楽しみがあっていいかな、と。まぁ、でも世の中にはどうにもならないこともある、ということを少年に教える意味もあるのかもしれませんが。せっかくじわじわときていた感動が、あそこで一瞬興ざめするようで、何となく勿体無い気がしました。
”小説””文章を書く”といった言葉を媒体とするモノを核としながら、言葉で表現しないことの良さを教えてくれる、そんな素敵な作品です。
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