裏か表か
2004.11.25 Thursday
火曜日に受け取った写真集、勿体無くて見られない〜と罰当たりなことを思いつつ、ちょっとずつ楽しんでます(^-^)。
各地でもホント熱い感激の声の数々に、あらためてあぁ竜さんが返ってきたんだなぁと、じんわり感激に浸ってます。
あの映画については、ホントに言いたいことが山のようにありすぎて(笑)、某所の解説も書きたいけどこれは書いちゃまずいだろーというような思いばかり浮かんでくるので、未だに書けてないのですが(苦笑)。公開から20年近くたったので、流石にもう時効かなと思い、ちょこっとここで呟くことにしました。
この映画、公開時に映画館で見たのですが、ホントにショックでした。
実は死ぬこと自体はそんなにショックじゃなかったんです。撮影中から京本さんご自身があちこちの番組で言われたり、映画のパンフにもいきなり1ページ目(だったと思う。今、手元にないのでうろ覚えですが)に山内氏が映画の中では竜・壱・参は死にますがテレビ版では死なせるつもりはありません、とのコメントがどーんと載っていて、今度の映画は仕事人が死ぬ!というのを最大の売りにしていた記憶があります。
だから死ぬのは悲しいけれど、華々しく散る姿を見届けようと思い、楽しみに映画館に足を運びました。
なのに、結果は・・・「何なの、これは!?」でした。一体何がそんなにショックだったかというと、公開前の宣伝やCMで散々見せられた竜の登場シーンが悉くカットになっていたこと、それがめちゃくちゃショックだったんです。
あの日、丁度私の目の前に竜ファンと思しき、若い2人組の女の子が座っていました。映画が始まってどれだけたっても一向に竜さんが出てこなくて、何で出ないの〜?とやきもきも頂点に達した頃、ようやく顔を見せた途端、彼女達が「やっと出てきたね」とほっとしたように笑顔を向け合ったのを今でもはっきり覚えてます。
それくらいほんとに出番がなく、殺され方もあんまりじゃ・・・という内容にただただ絶句でした。
色んな事情があってしょうがないのは頭ではわかっていても、こういうオチがあるのを知りながら、当時これでもか!というくらいあちこち宣伝に借り出されていたのかと思うと本当にやりきれなく。ま、こういうのは何も京本さんに限ったことでなく、芸能界や社会では当たり前のこと、更に向こうにだけ非があるのではない、というのもわかってはいるのですが。とにかくそんな思いを抱くのが嫌で、あまり見たくない1本なのでした(苦笑)。
でも、客観的に一本の作品としてみると、いい映画なんですよね。単なるヒーローでは決してない、すごく泥臭い人間味溢れる仕事人の生き様がまざまざと描かれていて、あの相手の前じゃ竜や壱があぁなっても仕方がないというのも納得できます。雨中の立ち回りもとても迫力&見ごたえ充分です。でも、それでもやっぱり複雑な想いは捨てきれず。いい映画であることそれ自体がすごく悔しくて。
でも、今回こうして写真集であれから20年たちました、という竜の姿を見せて頂いて吹っ切れました。
あの映画はあれでよかったんだ、と何だか初めて素直に思えた気がします。
変な話ですが、もし、あの時竜が映画で死なずその先の仕事人シリーズにも出続けていたら、、この45歳の竜はありえなかったと思うし、こうして当時のスタッフの方と一緒に素晴らしい写真の数々を見せてもらえることもなかった気がするのです。って都合のいいほうに解釈しすぎだよ、アンタと自分で突っ込みたいですが(笑)。
それにしても、やっぱり鬘&着物姿ほんっとに似合いすぎです(><)。来年こそはまた久しぶりに本格的な時代劇役者の姿が見たいです〜〜。
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