ビバ・ムジーク
2005.11.14 Monday
今夜はシャルル・デゥトワとチェコフィルハーモーニー管弦楽団の演奏会に行ってきました。
その昔、クラシック好きな後輩にデゥトワ&モントリオール交響楽団のCDを薦められて以来、その音色に嵌りいつか生で聴きたいっ(><)とずっと願っていた大好きな指揮者です。
昨夜は明日はデゥトワだ〜と思うと嬉しくてなかなか寝付けなかったくらい楽しみにしていました。
今日の演目はプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」とチャイコフスキーの交響曲4番。
プロコのロメジュリといえば、80〜90年代にかけて吹奏楽コンクールの地区・全国大会問わずあちこちで上野孝編曲版が演奏され、酷いときには2団体続けてコレなんてこともあったくらい爆発的な人気がありました。私自身は何故か演奏する機会に恵まれませんでしたが、(その分ライバル校がいつもコレでしたが 笑)ほんっとよく聴いたなーという印象があり、あの緻密な派手さが大好きでした。
全曲ではなく特に有名な数曲の抜粋で、冒頭の「モンタギュー家とキャピレット家」の弦の厚みと重低音&ホルンの響きにおぉっ流石!と思ったものの、期待が大き過ぎたのか、反響板がアンサンブル金沢仕様なのか、フルートやトランペットの高音部の音が散ってしまう場面がしばしば見られ、それがとても気になる&勿体無い気がしました。
ロメジュリといえば「タイボルトの死」のクライマックスで1stトランペットのフルオケの重厚な音の厚みを突き抜けるように響くメロディーが何と言っても醍醐味(あくまで個人的な好みですが^^ゞ)なのですが、太い音ではあるけれど、突き抜けるといった感じではなく、ちょっと音の海に埋もれてしまっていたのも気になりました。
そんなわけで、全体としては音の厚みや音色が全然違う!と感激したものの「うーんこんなもんなのかなぁ」と思いながら休憩を挟んで迎えたメインのチャイコの4番。
最初の管楽器のファンファーレが鳴った瞬間から、うわ!さっきと全然違う、と思ったとおり、弦と管が一体となった力強いサウンドに終始圧倒されっぱなしでした。圧巻だったのが3楽章。この楽章は全篇ピチカート(弦楽器で弦を弓で弾くのではなく指で弾く奏法のこと)なのですが、ヴァイオリンからコントラバスまでピチカートの渦がまるで大波小波のように寄せては返して響き渡る心地よさ、凄さにただただ圧倒。思わず身を乗り出してしまうくらい、聴いててワクワクしました。
これぞチャイコ、な怒涛の盛り上がりの終楽章はほんっとに楽しくて、心地よいうねりにを体いっぱいに感じながら、こんなのが生で聴ける喜びに顔が緩みっぱなしでした。
曲が終わり、パートごとに拍手を貰うとき、ペット&ボーン隊に向かって男性数名が「ブラボー!」と叫んでましたが、ホントこれだけ鳴らしてくれてありがとう!!気持ちよかった〜〜〜!と叫びたかったくらいよかったです。
ホントに素晴らしい演奏で、これを聴きながら1部もロメジュリよりは「交響詩・海」とか同じバレエ音楽ならダフニスとクロエの方がこの楽団には合っていたんじゃないかなーと思いました。ダフクロだと合唱団がいるので無理ですけどね(^^ゞ
しかし、チャイコってピアノ・ヴァイオリンコンチェルトも交響曲もこれでもかっていうくらいド派手だよなー、この人ってどれだけ派手好きだったんだろうと思うと可笑しくて可笑しくて。
そして、本編以上に実は楽しみでしょうがなかったアンコール。
ラヴェルの「ラ・ヴァルス」もしくは絶対にワルツが聴きたい!!
と願ったとおり、「白鳥の湖」よりワルツでした。
これがまた、チャイコの4番を上回る素晴らしさ&楽しさで。
こういうワルツの流れるような独特な雰囲気って日本人にはどうしても出せないですね。ワルツの渦に飲み込まれそうなくらい、もう楽しくて楽しくて楽しくて、このままずっと時が止まればいいのに、、そう思ったひとときでした。
久しぶりに心ゆくまで大満足な演奏会でした。今、とっても幸せな気分でいっぱいです(^-^)。死ぬまでにもう1回生演奏を味わいたいなぁ。
今度は東京や大阪でも頑張って行こうかな♪
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