ドカベン最終回
2018.06.29 Friday
水島新司先生の代表作『ドカベン』が昨日発売の少年チャンピオンに掲載分をもって終了しました。
昔から雑誌、書籍の類は1日遅れの発売になるため、多分もうないだろうなーと思いつつ今日の帰りコンビニ2軒を回ってみましたが、やっぱりありませんでした。
大凡の内容は昨夜の時点で把握したし、プロ野球編の途中で脱落してしまったので最終回自体にはそこまで執着はありませんが(大甲子園のラストで最終回という気持ちがやっぱり強いです)、とうとう終わったのかーという気持ちです。
割と最近、そういえば「ドカベン」ってまだ続いてるのかな? と思った矢先に先週朝の情報番組で遂に最終回を迎える、というニュースを知り。
その時に紹介されていた画が無印単行本46巻の表紙で、あの表紙が大好きなので朝からテンションが上がりました(苦笑)。
今、さらっと無印と書きましたが、ドカベンシリーズは一番有名な最初に連載された山田達が高2の春までを描いた「ドカベン」を無印、数年のブランクを経て水島ワールド総当たりによる高3夏の大会を描いた「大甲子園」。
平成になり、舞台をプロ野球に移してチームメイトが各球団に散り、かつての仲間と敵として戦う様子を描いた「ドカベン・プロ野球編」更に2000年代に入ると今度は各球団に散っていた仲間が再び同じチームとなり、かつてのライバル達と戦う「ドカベン・スーパースターズ編」。
とここまでしか私には分かりません(苦笑)。シリーズ名は知っていますがスーパースターズ編は一度も読んだことがなく、そこから更にトーナメント方式の現在まで続いたドリームトーナメント編の5種類の呼び方があります。
子供の頃好きだったーという人は、大抵「大甲子園」までは読んでいたという人が多いと思います。
私は3人きょうだいの末っ子だったので、最初は兄が集めていたのを面白いから読んでみろと薦められ、最初はすごーく抵抗したクセにいざ読んでみるとその面白さにあっという間に嵌り、→無印後半は姉が単行本を買い集め→大甲子園以降は私が買い集めるという3人で揃えたシリーズは、大人になっても繰り返し読み返していた私が最終的にずっと保管していました。
随分前にプロ野球編を手放し、数年前の引っ越し時に熟考の末大甲子園も手放してしまったため、未だに手元に残っているのは無印48巻分のみですがそれでも相当な量があります。
最初の頃はきょうだいが買って来る単行本の続きを首を長くして待っていたのが、だんだん待ちきれなくなりチャンピオンを毎週買うようになっていったなぁ。雑誌だと色がついていたり、絵も大きくてそれが嬉しかった!
当時のチャンピンがまた面白い作品がいっぱいで。「マカロニほうれん荘」「がきデカ」「ブラックジャック」等。そんな風にして小学生の頃から少年漫画にどっぷり嵌ってしまったため、少女漫画を殆ど読まずに育ちましたが全く悔いはありません。
多くの読者と同じく、野球のルールは「ドカベン」で知りましたし、恐らくこの漫画に出会わなかったら、野球観戦に出かけるほどの野球好きにはなっていなかったと思います。
キャラクターがそれぞれ対戦相手も含めてとても魅力的で、それぞれの関係性が好きで試合以外のシーンも楽しめました。もちろん一番の魅力は試合展開がどうなるんだろう?と毎回ワクワクしたり不安になったり、と飽きることがなかったです。
昨夜の「クローズアップ現代+」で山本昌さんが話す内容に、そうそう!そうなのよー!と全面的に同意でした。
昌さん、前から知ってたけど本当にいい人だー。プロ野球選手が挙げる好きなキャラクターはけっこうな確率で殿馬、岩鬼が多く。主人公の山田ですら一押しは清原とかほんの数人だった気がします。そんな中、投手で里中推しって昌さん以外にいるのかしら?
鉄人・昌さんの原点は小さな巨人だったとは、初めて知りました。
昌さんが挙げていた高1センバツ決勝は誰もが認める名勝負ですが、個人的にその前の秋季大会決勝のvs横浜学院戦も好きです。試合展開が本当にドラマティックで良かったなぁ。この頃丁度上り調子なので絵柄も最高に綺麗で。
横学戦は高2夏の予選も面白かった!心理戦で俄然有利にたったはずなのに、三太郎が掘った穴がきっかけで劣勢になるくだりとか、最高に面白かったな。
ってあげだすとキリがないのでこの辺でやめますが。
引っ越し以来、一度も読み返してないけれど。来週の投薬後の副作用のお供に久しぶりに読み返してみようかな。
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