My Best Friend
2017.12.03 Sunday
昨夜は本多の森ホールでTHE ALFEEの秋フェスタに行ってきました。
ライブはとっても盛り上がってメンバーも楽しそうで特にたかみーが、どうしました?何かいいことありましたか? と余計な心配をしてしまいそうになるくらいのご機嫌ぶりで本当に楽しかったです。
丁度、薬も休止中で副作用もなく、久しぶりに香林坊から坂道をえっちらおっちら登って行こうかと思うくらい(結局、着いた後の疲労を考えてバスに乗りましたが(^^ゞ)元気に参加出来ました。
恒例の一人満足ライブレポは、後日また上げます。
今回、本編の後半開始の曲が本日のタイトル曲でした。
1990年に発売されたアルバム「ARCADIA」に収録されていて、昔からとても好きな曲で久しぶりにツアーで聴くことが出来て嬉しかったです。
この曲が作られたのは、中国で天安門事件が起こり、ベルリンの壁が崩壊し、エストニラやラトビアがソビエト連邦から独立、といった世界が激変する1989〜1990年に書かれ、歌詞にもそういった世相が色濃く反映されたメッセージ性の高い曲です。
その中にこんな一節があります。
”当たり前の平和に甘えすぎてはいけない
時にはこの国の現実を知れよ”
桜井さんの張りのある美声が響く、美しく力強いメロディーで聴いていてとても気持ちがいい部分です。
これまでなら、大好きな曲が聴けて楽しい、嬉しい! で終わるはずでした。
でも、今回は昨夜、会場で聴いた時もそうだし、帰宅してからもずっと、というかより強くこの部分がとても引っかかってます。
昭和の後半生まれの私は、生まれた時から当たり前にカラーテレビ、カラー写真の色付きの世界で(笑)住む場所や食べることに困ったこともなく。自由にモノが言える、頭の上を銃弾が飛び交うこともない、夜になって布団に入れば次の朝が来て日々は続いていく、と何の疑いもなく思って今日まで生きてきました。
歌詞のとおりに 平和は当たり前にあるもの とそのことを疑ったことすらなかったです。
けれども、当たり前の平和に甘え過ぎた結果が、今のこの状況なんだと思い知った瞬間、悔しくて悲しくて情けなくて。
自分を含めた多くの人が難しいことは考えたくない、わからない、面倒くさい、と避け続けて気が付いた時にはもう後戻りが出来ないところまで来てしまいました。
何を大げさな、頭おかしいんじゃない? と思う人もいるでしょう。面倒くさい人だなーと思う人もいると思います。
だけど、80年くらい前のドイツの人々も最初は大したことない、自分達の思いを代弁してくれる者が現れたと思って流されているうちに気が付いた時には戦時下になっていました。
ドイツ近隣に住んでいたユダヤ人も同じように、そこまで酷いことにならないだろうと思っていた人が大多数でした。
数年前から当時のドイツに流れていた空気と今のこの国の様子がとても似ていることがずっと気になっています。
日本だけに限らず、アメリカやイギリス、フランス、スペイン等多くの国で排他的な主張が台頭してきて何だか嫌な時代になってきたなと思います。
結局、人類は定期的に大きな争いをせずにはいられない生き物なのかな、と思うと悲しくなってきます。
歴史を自分に都合のいいように捻じ曲げ、それが正しいことだと言い張る。それがおかしい、いけないことだと指摘する人を逆に攻撃する。
近隣諸国の人を一方的に見下し、都合が悪いことはすべて相手のせいとする恐ろしい人達が大手を振って歩いているのに諫めることもなく。
当たり前に享受していた平和は風前の灯になりつつあり、もう後戻りが出来ないところまで来ていることに気づかない、もしくは気づいていたとしてもそれを認めたくない。
何の根拠もなく大丈夫だと思い込み、都合のいいように解釈してしまう。
自分の頭で考えるのではなく、誰か声の大きな人に簡単に同調し異論を認めない空気が蔓延しつつある今の状況がとても怖いです。
ここ1〜2年、コンサートや野球観戦といった楽しい行事に参加するたび、来年もこうして参加することが出来るのかな? と思います。
それは自分の体調がどうだからではなく。
自由に好きなモノを楽しむことが許されなくなる日が足音を立ててやってくるのではないか、という恐怖にも似た感情です。
とある作家がネットで最近呟いていました。
この国には希望がない。だけれどもまだ絶望はしていない、と。
30年後にも人々が自由に好きな音楽を楽しめる世界であってほしい、心からそう願います。
- ご報告 (08/16)
- 星野源見つけた (06/20)
- ポート入れ替え (06/14)
- 再入退院とドセタキセル その3 (05/23)
- 再入退院とドセタキセル その2 (05/13)
- ご報告
⇒ ユウキ (08/22) - 星野源見つけた
⇒ しおん (06/30) - 星野源見つけた
⇒ ひろりん (06/29) - 再入退院とドセタキセル その3
⇒ しおん (05/25) - 再入退院とドセタキセル その3
⇒ さくら (05/24) - 腸閉塞
⇒ しおん (04/07) - 腸閉塞
⇒ ひろりん (04/05) - 腸閉塞
⇒ しおん (04/02) - 腸閉塞
⇒ さくら (04/02) - パラサイト 半地下の家族
⇒ しおん (02/01)
- 横浜移籍!?
⇒ ニュースブログ (07/25) - ぶらり東京紀行その2
⇒ 山野楽器! (06/15) - ぶらり東京紀行その2
⇒ 山野楽器! (06/15) - ぶらり東京紀行その2
⇒ 山野楽器! (06/15) - ギンギラギンにさりげなく
⇒ デボネア日記 (06/02) - 日本一おめでとう!!そしてさよなら
⇒ ノラ猫の老後 (10/27) - COI静岡公演
⇒ Color Pencils (10/16) - 今岡復活!!
⇒ 続「とっつあん通信」 (09/29) - 8連勝!
⇒ 続「とっつあん通信」 (09/29) - 快勝!
⇒ 続「とっつあん通信」 (09/24)
- August 2020 (1)
- June 2020 (2)
- May 2020 (3)
- April 2020 (3)
- February 2020 (3)
- January 2020 (8)
- December 2019 (6)
- November 2019 (6)
- October 2019 (7)
- September 2019 (5)
- August 2019 (10)
- July 2019 (3)
- June 2019 (8)
- May 2019 (7)
- April 2019 (4)
- March 2019 (6)
- February 2019 (5)
- January 2019 (7)
- December 2018 (5)
- November 2018 (7)
- October 2018 (7)
- September 2018 (10)
- August 2018 (9)
- July 2018 (9)
- June 2018 (9)
- May 2018 (16)
- April 2018 (7)
- March 2018 (10)
- February 2018 (8)
- January 2018 (10)
- December 2017 (11)
- November 2017 (9)
- October 2017 (9)
- September 2017 (10)
- August 2017 (10)
- July 2017 (8)
- June 2017 (8)
- May 2017 (10)
- April 2017 (9)
- March 2017 (10)
- February 2017 (8)
- January 2017 (9)
- December 2016 (11)
- November 2016 (9)
- October 2016 (14)
- September 2016 (12)
- August 2016 (11)
- July 2016 (10)
- June 2016 (12)
- May 2016 (10)
- April 2016 (11)
- March 2016 (11)
- February 2016 (10)
- January 2016 (8)
- December 2015 (13)
- November 2015 (11)
- October 2015 (13)
- September 2015 (16)
- August 2015 (11)
- July 2015 (11)
- June 2015 (12)
- May 2015 (9)
- April 2015 (9)
- March 2015 (10)
- February 2015 (9)
- January 2015 (8)
- December 2014 (10)
- November 2014 (9)
- October 2014 (12)
- September 2014 (9)
- August 2014 (15)
- July 2014 (17)
- June 2014 (19)
- May 2014 (22)
- April 2014 (20)
- March 2014 (16)
- February 2014 (17)
- January 2014 (15)
- December 2013 (10)
- November 2013 (9)
- October 2013 (8)
- September 2013 (15)
- August 2013 (12)
- July 2013 (11)
- June 2013 (12)
- May 2013 (5)
- April 2013 (15)
- March 2013 (14)
- February 2013 (12)
- January 2013 (10)
- December 2012 (13)
- November 2012 (12)
- October 2012 (9)
- September 2012 (12)
- August 2012 (11)
- July 2012 (12)
- June 2012 (12)
- May 2012 (13)
- April 2012 (13)
- March 2012 (10)
- February 2012 (15)
- January 2012 (9)
- December 2011 (12)
- November 2011 (11)
- October 2011 (13)
- September 2011 (10)
- August 2011 (9)
- July 2011 (11)
- June 2011 (28)
- May 2011 (10)
- April 2011 (10)
- March 2011 (11)
- February 2011 (9)
- January 2011 (8)
- December 2010 (11)
- November 2010 (10)
- October 2010 (18)
- September 2010 (13)
- August 2010 (8)
- July 2010 (13)
- June 2010 (12)
- May 2010 (11)
- April 2010 (11)
- March 2010 (12)
- February 2010 (17)
- January 2010 (11)
- December 2009 (15)
- November 2009 (14)
- October 2009 (16)
- September 2009 (13)
- August 2009 (10)
- July 2009 (18)
- June 2009 (15)
- May 2009 (16)
- April 2009 (16)
- March 2009 (15)
- February 2009 (15)
- January 2009 (14)
- December 2008 (16)
- November 2008 (9)
- October 2008 (15)
- September 2008 (13)
- August 2008 (11)
- July 2008 (13)
- June 2008 (18)
- May 2008 (11)
- April 2008 (14)
- March 2008 (17)
- February 2008 (12)
- January 2008 (12)
- December 2007 (20)
- November 2007 (10)
- October 2007 (14)
- September 2007 (15)
- August 2007 (13)
- July 2007 (20)
- June 2007 (15)
- May 2007 (17)
- April 2007 (18)
- March 2007 (19)
- February 2007 (18)
- January 2007 (16)
- December 2006 (16)
- November 2006 (22)
- October 2006 (23)
- September 2006 (21)
- August 2006 (25)
- July 2006 (22)
- June 2006 (25)
- May 2006 (23)
- April 2006 (20)
- March 2006 (22)
- February 2006 (19)
- January 2006 (15)
- December 2005 (15)
- November 2005 (14)
- October 2005 (18)
- September 2005 (11)
- August 2005 (10)
- July 2005 (10)
- June 2005 (11)
- May 2005 (13)
- April 2005 (9)
- March 2005 (2)
- January 2005 (2)
- December 2004 (2)
- November 2004 (2)
- October 2004 (1)
- September 2004 (1)
- August 2004 (3)
- July 2004 (1)
- June 2004 (1)
- May 2004 (2)
Post a comment