ごきげんいかが？

毎年の恒例行事に今年も参加してきました。
今回は流石に前日の夜中に吐き通しだったため、これは無理だなぁと諦めていたのですが、病院で点滴をしてもらったら吐き気も治まり、少しずつご飯が食べられるようになると元気も沸いてきて。

これまでは富山でコンサートというと自家用車を運転して行っていたのが、今回は最初から新幹線のはくたか・つるぎ専用往復切符を購入していたこともあり、行くこと自体は割と楽に行ける。いい感じに真ん中より後ろなのでのんびりみられる＆カンレキーズの振りも覚えたことだし。
家族の行って元気をもらってらっしゃい、という言葉に甘えて行ってきました。

はぁ？　抗がん剤治療で寝っ転がっていたのが少し良くなった途端、隣県までライブ？？　ここまでお気楽な人生ならさっさとくたばれば？　と呆れられること必至ですが（汗）。
行けるうちはのんびり行こうと決めたので。
ここから先はレポになりますので、興味のある方のみどうぞ。

この日のＭＣで知りましたが、オーバードホールはなんと１０年ぶりだそうで。
そんなに経っていたのかと驚きでした。
新幹線だと金沢→富山間はなんと２３分。本当に楽でした。ホールが駅前なので地元のホールに行くより楽だったくらいです。

今回、カンレキーズの振り付けにラブラブライトを使うというので、２０年ぶりぐらいにグッズを買いました。
入場してグッズ購入の列に並ぼうとしたら……びっくりするくらい長蛇の列。階段を上がってというので上がっていくと、なんてことはない５階まで上がりました。これ、開演に間に合うのかな？　と不安になりましたが、意外とサクサク進み、たまたま居合わせた方と楽しく会話できたおかげでストレスなくお買い物出来ました。
人生初のペンライト、長いことグッズ買ってなかったのでたまのお布施だし、振り付け動画と同じ２本買いしました。

無事グッズ購入＆ライトの点灯確認を済ませ席へ。今回は桜井さんよりの２Ｆ席（と言ってもこのホールは変則でいわゆる１Ｆ後方が２Ｆになります）
両隣が少しいかつい感じの年配のおじさまと年配のおばさま。この場でペンライト降って踊ったら顰蹙かなぁ、とちょっぴり心配だったのですが、どちらもとても気さくな方で。
１部後の休憩時間にＧＳをリアルタイムで体感された方々ならではのお話を色々聞かせてもらいました。
どちらも地元の方で初アルコン。男性の方は昔から好きだったそうで。お二方とも最初から最後まで楽しそうにされていて嬉しくなりました。
今回オーバードホールが初めて完売した背景には、新幹線の開通がもちろん大きいだろうけれど。こういう昔から知ってたり好きだった方が時間と心に余裕ができて近くに来るなら行ってみよう、と思い足を運んでくれた、というのもいくぶんあるのかも、と思いました。

今回のセットリストです。
1.GREAT VACATION 〜GO! GO! The KanLeKeeZ!!
2.あの時君は若かった
MC ３人
3.ブルー・シャトウ
4.エメラルドの伝説
MC ３人
5.夜空の星
6.フリフリ
7.好きさ 好きさ
8.Dancing 60's
9.エレキな恋人

休憩（10分間）

10.悲劇受胎
11.American Dream
12.ジェネレーション・ダイナマイト
MC 3人
13.まもなく２番線に（ライブハウスバージョン）
14.DNA Odyssey
MC 3人
15.シンデレラは眠れない
16.LAST OF EDEN 〜Neo Universe PART II
17.無情の愛 X
18.Nouvelle Vague

アンコール1
19.恋人になりたい
グッズ紹介
20.星空のディスタンス
MC たかみー
21.SWEAT ＆ TEARS

アンコール2
MC たかみー
22.あなたに贈る愛の歌

オープニングからカンレキーズ。ビートボーイズのナンバーがそのままカンレキーズになって場内のあちこちからブルーのライトが揺れていて綺麗でした。
カンレキーズのステージはセットも銀幕という言葉そのものなような、金銀のビラビラした細いテープのようなものが幾重にも下がっていて、ザ・昭和の歌謡ショーという感じ。
３人でカンレキザイルみたいな動きをしたり、１曲ごとに衣装を早替えしたり、おじいさん達は猛ハッスルでした（笑）。
タイガースの衣装に憧れて、中学時代学ランを後ろ前に着て針金で作ったネックレスもどきをしていた高見沢少年の話が面白かったです。
針金でお前が作ったの？　と（不器用なコイツが作ったらぐちゃぐちゃでネックレスにならない）驚きの突っ込みを入れた幸ちゃんに「いや、作ったのは友達、俺は指示しただけ」と返したたかみーに「それ、今と一緒じゃん」とすかさず突っ込む桜井さんなやりとりが可笑しかったな。

ＧＳがたった２年でブームが終了したとは知りませんでした。
一気に４００組ぐらいデビューして一瞬でブームが終了したそうで。やっぱりブームになっちゃダメだね、俺たちが長くやってこれたのもブームになってないから、で客席から拍手が起こると、今の拍手はむかつくなぁ。そりゃ俺たちは時代の先頭には立ってないよ、でも常に４番手５番手の位置に走ってたからで、と何故か逆切れするたかみーでした。

加山雄三さんのカバーの後、加山さんネタで日本で初めてサーフボードを作った方、というのにそうなのかーと。歌やお芝居の他に船の設計もされるそうであまりの多芸多才さにびっくりでした。

カンレキーズのラブラブライトを使った振付。一度覚えて直前にもう１回おさらいしようと思っていたのが副作用で出来なかったけれど楽しく自分でも驚くくらいきっちり踊れました♪
踊るというほど激しくもないし、簡単かんたん。その辺はみちさんでみっちり鍛えられたおかげだね。
カンレキーズに関しては賛否両論あったみたいですが、個人的には楽しかったな。ＧＳのカバーも知らない曲もあったけれど、アレンジはもろアルフィーだし、カンレキーズのオリジナルに至っては完全なる高見沢節でビートボーイズの還暦版だし。
何より途中のおしゃべりで当時の思い出話をしている３人が本当に楽しそうでした。
「小さな日記」を１コーラス歌い、桜井だと「大きな日記だ」で♪大きな日記につづられた大きな顔のことでした　の替え歌が可笑しすぎて。綺麗なコーラス＆ギターワークをかき鳴らしてノリノリな２人に怒る桜井さんの図に大笑いでした。この息の合いっぷりは殆ど神業に近いかも。

そうやっていつも笑いのネタにされる桜井さんですが。
２部のＭＣで高校の文化祭の思い出話の時に桜井さんのクラスからは、いつもＳ＆Ｇのレコードがかかっているのか、と思うくらい上手い桜井さんの歌が聞こえてきた、と語るたかみー。本当にそれくらい上手かったんだ、と力説していました。学業とか田舎育ちのことは弄るけれど、歌の上手さに関しては今でも心から認めてるのがよくわかる１コマでした。


２部は一変していきなりのメタル３連発。「ジェネレーション・ダイナマイト」ギターが弾けたらこの間奏のギターソロはコピーしたいっと未だに思うくらいやっぱりカッコイイなぁと。
幸ちゃんがミント色、桜井さんはライラック色のスーツでとても爽やかな２人。右の方はメタリックシルバーで彼にしては渋めで全体としては初夏らしいカラーな衣装でした。

いきなりのメタル３発。幸ちゃん曰く３曲連続が限界です、これ以上やると桜井の手と顔が攣ってしまう、手が攣るのはいいけど顔が攣るとヤバイですからね、と笑いを取ってから、我々は３曲が限界ですがこの方は違います、５曲ぐらい平気だよね？　と振られたたかみー、うんと頷いていてまぁそうだろうなと大いに納得でした。

さっきも休憩しましたが、メタル３曲あったのでここでまた座っていただいて。
ギラギラ衣装にアコースティックギターで衣装に全然合わないね、と自他ともに認めていたたかみーでした。
今日はライブハウスバージョンで３人でやります、と始まった「まもなく２番線に」アコースティックギターのアンサンブルが素晴らしかったです。
幸ちゃんのリード旋律の横でトレモロを一生懸命弾くたかみー、よかったなぁ。

アコースティックコーナー終わりのＭＣで。メリーアンが売れる前と後で来るＣＭの依頼が全然違った、売れる前は各地の宛先ソング、住所に節つけろってんだよ？　と笑いながらぼやくたかみーでした。
８５年カネボウのＣＭソングで一斉に立ち上がる場内でした。
「シンデレラは眠れない」高校の時、文化祭だったか予餞会でやったことを懐かしく思い出しました。
場所によっては「風曜日〜」や「１９」のところも多いようですが、シンデレラでよかったです。

本編最後の曲を聴きながら、この手の自由のための戦いを歌った曲は、これまでは中東や東欧諸国、旧ソ連邦から独立した国等の遠い異国の出来事と思って聞いていたけれど。今日からはもうそんな他人事ではなく、自分達が当事者になってしまったんだな、と。
何十年もアルコンに通ってきて、まさかそんな時代が来るとは思ってもみなかったけれど、それが現実なんだなと思いながら聞いてしまいました。

アンコールは馴染みすぎる「恋人になりたい」。盛り上がりが凄かった。
この直後のグッズ紹介コーナーで、話の流れから幸ちゃんが頭にシリコンを詰めて１９０センチというおふざけネタになり、「いくらなんでもシリコン３０センチも詰めたら、頭がこーんなになって（両手を頭上へと持ち上げる）それで♪I wanna be your lover　て歌ったら皆退くだろ、幸ちゃん（ファンが入れる合いの手）じゃねーよ」と自らの歌と合いの手をネタに切り返したのが可笑しかった〜。

この春２１回目の「ＳＷＥＡＴ＆ＴＥＡＲＳ」の絶叫で始まった同曲。
イントロと同時に空からテープが降って来て、ここまで来ないかな？と思ったら意外としっかり飛んできました。お馴染みの色とりどりのテープが揺れる光景は何度見ても綺麗です。自分も振りながら、ふと、テープを降るかポンポン振るかの違いで変わらないよ、と。それにちょっと振付がついてるだけでやってることは一緒だわ、だから何の抵抗もなくあの世界に溶け込めたのかーと納得してしまいました(^^ゞ
流石にもうヘッドバンキングはしないけれど、３人そろってステージ前方でギターを振る様子にやっぱり今日来ることが出来てよかったなーと心から思いました。

正直に言うと、本編でやった演目は後半けっこう苦手な曲のオンパレードで。でも、相変わらず見事な照明の切り替わりを見たり、一生懸命腕をプルプルさせているファンを頑張ってるなーと眺めたり、アンコールに体力温存出来て楽しめました。
ちなみに前半は、省エネ仕様ながらジェネダマの腕プルプルに参加して楽しかったー。
久しぶりに○○が聴きたいなーとかもあるけれど。それより、アルフィーが爺アルフィーになったステージは流石に見ることは出来ないだろうし、今回は行けたけれど来年も変わらず参加出来る保証はないと思うと、別に変な意味でも何でもなく。この場にいられるだけでおつりがくるくらい楽しいです。

と最後に、この日一番のたかみーの衝撃ネタを。
高いところは嫌いじゃない方だけれど。と前置きしてホテルの部屋が高いところで下に降りるためにエレベータに乗ったところ、なんと途中で止まってしまいエレベーターに閉じ込められちゃった。仕方がないから、中で携帯ゲームをしていたら出ることが出来ました。無事出られたから、今こうしてここにいられるわけで。貴重な経験でした。皆さんもそういう事態に遭ったら、携帯のゲームでもして過ごせば怖くない的なことを言って笑ったあと、ま、携帯のゲームは嫌いな人もいるだろうから皆にはお薦めしませんが。とどうでもいいフォロー付きでした。

エレベーター閉じ込められ事件。学生時代、台湾に演奏旅行に行った時、とても素敵なホテルでこのエレベーター大丈夫なのか？　と皆で言い合っていたら、本当に途中で止まってしまい閉じ込められたことがあるのです。
未だに当時の仲間の間で語り草になる笑い話なのですが。
でも、今回アルさんご一行様が泊まったホテルはそんな素敵なホテルじゃなく、恐らく某航空会社系とかの一流ホテルだと思うのです。そんなホテルでもそういうことがあるのかーと。びっくりでした。
しかし、そんな事態になってもゲームをして救助を待つ、凄いわ。大物過ぎる（笑）。あと、ちまちまスマホの画面でゲームが出来るって眼力も年齢を超越してるんだなぁと妙なところで感心した出来事でした。

あとグッズ紹介コーナーで、バカ話すぎて「お前、座薬飲んだだろ？」と桜井さんに突っ込まれる幸ちゃんに「座薬飲んだの？」と大笑いなたかみーという、非常にアホなあなたたち何やってるんですか？　な光景が繰り広げられていました。
お腹がよじれるくらい笑った記憶はあるけれど、話の内容がなさすぎて（苦笑）どんな流れだったのか思い出せません。

今回購入したラブラブライト、１本２５００円と高額で。無理やり買わせていることを気にしているらしいたかみー。高いライト買わせてごめんな、その代わり一生使わせるから、と言ってました。
いや、別にそこまでしなくても秋のツアーも出番はあるだろうからそれでいいですよ。と思いました。
桜井さんがライト代わりになるよ、と言った途端、ならないならないと２人から突っ込まれ皆つけて一列になって帰れば綺麗じゃん、と返していて、一瞬そんな光景を想像してしまいました（笑）。

最後はたかみーの富山最高！　５Ｆの上までノリが最高！次は１０年も空けるなんてことはしないから、また近いうちに必ずくるぞー！な叫び声で終了でした。

終演後、新幹線に乗るために急いでロビーに出たら、１２月２日本多の森ホールの告知が目に入り嬉しかったーー♪

新幹線でオーバード、本当に快適だったので次回、また来る機会があったら利用したいと思います。

今年も元気で楽しい一夜をありがとう！