ロード&ゴー
2012.11.10 Saturday
長い長い1週間もとい2週間が終わり。今日はさすがに疲れ果て有給を取りました。例えば休日に1泊2日の旅行に出かけ、そのまま翌週に突入した場合、月・火と続いて行くとだんだん疲れも回復していくのですが、今回は逆に疲れが加速というかどんどん降り積もっていく感じで。木曜の帰りは運転しながら眠いよ〜状態でした(^^ゞ
昼間、買い物に出かけても、普段の休日だとついつい足を延ばしてあっちに行ったりこっちに行ったりするのですが、そんな気力も殆どなく。あー疲れてるなぁと思いながらも駅から武蔵を経て香林坊までてくてく歩きながら、途中でんん?こういう時はバスに乗ればいいのでは? と気づきました。
でも、普段車通勤なので休みに出かけた時くらいは歩かないとね。
さて、下で予告したとおり今日は先日読んで面白かった本の紹介です。
ロード&ゴー (双葉文庫)
日明 恩
元々は、出張のお供にと読みたかった横山秀夫の短編集が文庫化されたのでそれを買いに行ったところ。この本が目にとまり。たまには読んだことのない作家のものを、ということと何より帯にて有川浩氏が絶賛されていて。彼女がそんなに面白い!という本なら本当に面白いんだろう、と思い購入してみました。
読んだ感想は、本当に面白かった〜〜〜!ミステリーのくくりだけれど、陰惨さがなく読後感がとにかく爽やか。
消防士がらみの事件を扱った「鎮火報」シリーズのスピンオフ作品だそうで。代表作である「それでも、警官は微笑う」シリーズも含めどれも未読だったので、そんなことも全く知らずに単純に救急車がジャックって何だか面白そう、というそれだけで読みましたが、何の問題もなくすらっと話にも入っていくことが出来ました。
序盤は救急車というか、救命士という仕事がどんなものかをストーリ中でつぶさに描き、その上で本題の救急車ジャックに入るのですが、様々なケースを取り上げながら、救命士の仕事内容と各登場人物の特徴も読みながらにして頭に入って来るという展開。
暴走族上がりの元ヤンの主人公・生田温志を軸に美人だけれど、やたらお堅い正義感が服を着て歩いているような森栄利子、救命士の鑑ような頼れる隊長・筒井圭一の3人が勤務中に倒れている見知らぬ男に救いの手を差し伸べたことから前代未聞の救急車ジャックに巻き込まれる、というストーリー。
犯人グループが何故、救急車ジャックなどというとんでもないことをしでかしたかは、ストーリーが進むにつれて明かされていき。それは予想通り、昨今ニュース等で見聞きするような重い悲劇が元になっているのですが、それなりに重いテーマを扱っていながら、何故か読んでいて息苦しくなるようなそんな感じではなく。
救命士同士の固い絆というか篤い友情にほろりと来たり、胸が熱くなったり。
個人的に隊長の相棒的存在の名オペレーター、コマンダー鬼平のカッコ良さに惚れました。途中から勝手に寺島進か椎名桔平あたりが演じたら似合いそうだな、と思いながら見事な仕事ぶりに惚れ惚れしつつ楽しみました。
救急車ジャック自体は、ラスト前に解決するのですが、その後に展開されるストーリーから描かれる各登場人物の姿にじーんと来ます。
実際にそんな光景を目にすることは絶対にないだろうけれど、もし、そんなことが起きたらものすごい壮観だろうなーと思わずにはいられないクライマックスの展開には、かなりわくわくしてしまいました。
普段から、出来ることなら一生救急車のお世話になんかなりたくない、と思い未だに乗ったことはもちろんないですが、この本を通して救命士という仕事の想像もつかないような大変さ、それを全うしようとする人々の心意気に触れ、タクシー代わりに使うような人には厳しく対処してほしい、と心底思います。
今回の登場人物は、本編シリーズでは脇役として登場するそうで。次は本編のシリーズも読んでみたいと思います〜。
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