庄司紗矢香 with ウラル・フィルハーモニー
2012.05.03 Thursday
今日から始まったラフォルジュルネ音楽祭、後半。
今日は今年の音楽祭のプログラムが発表された時から楽しみにしていた庄司紗矢香 with ウラル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴きにまたまた音楽堂へ行ってきました。
29日のオープニングコンサートの時はそうでもなかったのですが、音楽堂へ行くべく、家から10分ほどのところにあるJRの駅で金沢駅行きの電車の乗ろうとしてびっくり!いつも空いている印象しかない(苦笑)ローカル線が人でいっぱい。しみじみ連休なんだなーと。今年は気候もいいし、やっぱりみんな出かけたくなっちゃうのねと納得でした。
ちなみにこのローカル駅、半年ほど前にリニューアルして綺麗になったのです。それに伴い特急電車が通過したり、普通電車が近づいてくると可愛らしい音楽が流れるようになりました。で、この前乗った時からこの曲なんだろう? と気になり。耳コピしてオープニングコンサート後、帰宅してから家族に弾いてみせたところ、数フレーズも弾かないうちに「アニーローリー」と判明。知らんかったんか? と言われましたが、うん知らなかったです。
それはさておき。
29日の神尾真由子に引き続き、日本が誇る二大若手女流バイオリニスト・庄司紗矢香嬢の登場とあって、今日も音楽堂は満杯。今回1Fの丁度真ん中くらいでしたが、最後列に臨時椅子が並んでいました。で、初めて知りましたが1Fの臨時席だけ椅子が立派なんですね(苦笑)。上の階だと普通にパイプ椅子なのに。
新たな発見でした。
今日の演目はショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番。
チケットを予約した際に、ショスタコのヴァイオリンコンチェルトなんて聴いたことないなーと思い、予習のためCDを購入。この日に備えて聴いたのですが、もともとショスタコーヴィチ自体あまり好きじゃないのと、現代音楽に近い感じで、これ聴くのかーといささかトホホな気分に(^^ゞ それでも頑張って10回くらいは通して聴いたかな。
そんな心境で迎えた本日の公演でしたが、百聞は一見にしかず、の言葉通り。生で聴いた方が100倍もよかったです。予習したおかげでフレーズは一応頭に入っているし。
今日はどんな衣装かな? と楽しみだった今回の衣装は、真っ赤な朱赤のドレス。去年のラフォルジュルネの時は黒ですこーし残念でしたが、今年は目の覚めるような赤が曲にもよく合い、素敵でした。そういえば第1回目のラフォルジュルネでベートーヴェンのコンチェルトを弾いてくれた時も赤だったな。
肝心の演奏は、上に書いたとおりよかったです。以前聴いたときより音に更に艶があり、磨きがかかっている感じ。紗矢香嬢のポイントのひとつである豊かな低音はそのまま、高音の美しさが際立ってました。
初めて聞いた頃の荒削りな部分はすっかり影を潜め、代わりに艶っぽさというか音色の美しさが増した感じで。重音でガシガシ弾きまくってもゴツゴツした感じがないのには恐れ入りました。
何しろマニアックな曲なので、聴衆もよくわからないけど演奏にどんどん惹き込まれて行くような感じで。圧巻のカデンツァも良かったけど、オケとせめぎあうような2楽章が特に良かったです。
弾き終えた瞬間、楽器を下ろしてニコっとするのが変わってなくて嬉しかったな。ってどこ見てるって感じですが。
ブラボーの野太い声があちこちから飛んでいて、立ちあがって身を乗り出すように大喜びで拍手しているおじさんがいたり。何だか微笑ましいというかこっちまで嬉しくなってしまいました。
終演後、ロビーを歩く観客から「バイオリンて素敵な音がするのねー」との声が聞こえてきましたが、そうよー、しかも紗矢香さんだもん、とにんまりしてしまいました。
また今年もラフォルジュルネに来てくれてありがとう。
次回はどんな演奏を聴かせてくれるのか、これからも楽しみです。
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