5万5千人のウェーブ
2011.06.11 Saturday
4月の発表以来、待つこと約2ヶ月。遂にこの日がやって来ました。
東日本大震災から丁度3ヶ月の6月11日。
今日から2日間に渡り東京ドームで行われる 東日本大震災復興支援チャリティライブ KYOSUKE HIMURO GIG at TOKYO DOME "We Are Down But Never Give Up!!"に参加するべく久しぶりに上京してきました。
本来ならば同じ日に同じ場所で50歳を記念して、昨年のツアータイトル50X50にかけて(?)自身の歩みを振り返る意味合いも込めてバンド時代の楽曲とソロ曲を歌うスペシャルライブの告知が来たのが丁度震災の数日前。
あまりの状況に残念だけどこりゃ無理だわ、と思ったとおり程なくして中止の発表があり、そこから更に今度はチャリティー&全曲BOΦWYでのライブ。
本音を言えば、全曲ボウイより当初のとおりの半々(しかもかつてのCDL同様リクエストを募る)の方がいいのにという気持ちがかなりありましたが、復興支援=より多くの集客ということを考えると自然なことかな、と納得。ここ1ヶ月ほどは、さすがにもう聴くことはないだろうと思っていたバンド時代のアルバムを久々に聴きまくり、楽しみにして迎えた当日。
西日本の荒天の影響で飛行機が50分ほど遅れ、機内から見える景色は雲のじゅうたんというよりは、雪原と見まごう程の一面分厚い雲の塊。羽田に近づくにつれ、窓の外で飛散する水しぶきが凄かったです。
今回あまりのチケット争奪の過熱ぶりに、急きょKSではチケットの現地引換えを実施したため、行列を考慮して東京に着いたらまずドームでチケットを引換える予定だったのですが、到着が遅れたためホテルにチェックインしてから、会場入りそのものを少し早めることに変更。結果的にこのチケット引換はとてもスムーズだったのでそれで正解でした。
おやつとして小出の上生菓子を持参していたのですが、鞄の中で潰れてしまい、綺麗な花の形をあしらった外観は友人の前に並べた時は無残にも俵型になってしまってました(とほほ)。でも、味は当たり前のことながらとっても美味しかったです。
16時少し前に後楽園駅に到着、ドームへの道のりは同好の士でいっぱい。
ドームの周りは開場を待ち侘びる人で溢れかえってました。チケットを引換た後はせっかくドームに来たんだから久しぶりに行こう、と決めていた野球体育博物館へ。予想どおりいい感じに空いていました。これについては、別の項で改めて。
今回はドームなので人の数も普段のイベントライブとは比較にならない規模のため、いつもなら会場入り前に集結する友人たちとの合流は諦めて博物館で遊んだ後は早々に中へ。のんびり椅子に座り、水分補給やおやつを食べたりしながらどんどん場内が埋まって行く様子を楽しみました。
最初は一列ごっそり空いていて、あそこなかなか埋まらないねーなんて言っていたのが、ちょっと話しているうちにふと見るといつの間にかどーんと埋まっていたり。開演直前にバルコニー席からスタンドの本当に端の端までぎっしり埋まっているのを見た時はちょっと感動でした。
開演5分前(だったかな?)に場内アナウンスが流れ、全員起立して1分間の黙とう。ざわざわとした雰囲気は感じられるものの、あれだけ熱く賑やかだった場内が静けさに包まれたのは凄い。再びアナウンスが流れ終了した途端、再び熱気に包まれた場内。ここからが長かった
SEとしてかかっていたナンバーが1曲終わるたびに、物凄い歓声が上がり、天井を走るカメラに向かって手を振る観客達。カメラに向かって手を振ってどうするのよ?と突っ込みつつも、つい近くに来ると私達も振ってしまうのが悲しい性(^^ゞ。
結局15分押しくらいで待ちに待った瞬間がやって来ました。
オープニングは何だろう?と恐らく会場にいた誰もが思っていた耳に聞こえてきたのはまさかのイントロ。
うわっこれが1曲目とはやられた!と思いつつ、のっけからものすごい歌声に包まれた場内でした。ってこうして延々書いているとキリがないので。
01. DREAMIN'
02. RUNAWAY TRAIN
03. BLUE VACATION
04. ROUDE OF GRAY
05. ハイウェイに乗る前に
06. BABY ACTION
07. JUSTY
08. WELCOME TO THE TWILIGHT
09. BAD FEELING
10. "16"
11. LONGER THAN FOREVER
12. MEMORY
13. B・E・L・I・E・V・E
14. 季節が君だけを変える
15. B・BLUE
16. MARIONETTE
17. PLASTIC BOMB
18. DOWN TOWN SHUFFLE
19. BEAT SWEET
20. RENDEZ-VOUS
21. ONLY YOU
22. IMAGE DOWN
encore
1. ON MY BEAT
2. ホンキー・トンキー・クレイジー
───MC───
3. NO. NEW YORK
けっこう7年前のHIMURO VS BO0WYと被っている曲も多かったですが、個人的にとにかく嬉しかったのは「PLASTIC BOMB」。完全に理性が吹き飛びました。でも、周囲も同じような方だらけで会場の盛り上がりは多分、この曲が1番だったんじゃないかな。サビの掛け合いの時の会場からの声が半端じゃ
なかった。
あと、嬉し過ぎ&びっくりしたのが終盤でやった「16」。何となく、これやったりして!?とCDを久々に聴いた時は冗談半分に思っていたのが、本当に始まった瞬間は驚きと感激で足が竦みました。
まさかこれはやらないだろう、でもツィッター等を見る限りもしかしてやるの?と半信半疑だった「BAD FEELING」。もちろんバンド時代とも、ALL TIME SUPER BESTツアーで布袋がやったのとも違う、大人なアレンジでうわーそうきましたかって感じで、カッコよかったです。
「B・E・L・I・E・V・E」の大島さんのSAXも良かったなぁ。元々ソロツアーの時から彼のSAXは大好きですが、本当に何とも言えない哀愁が漂う甘い音色で、聞き惚れすぎてヒムロックの最後の歌い上げる部分の記憶があまりないくらいでした。
予想通り、会場中の合唱っぷりが物凄かったです。でも、開演前は大きな背中がすっかり丸くなってしまった男性陣が多数で、しみじみ年代を感じさせた彼らが始まった途端、本当に心の底から楽しんでいる様子は自分も一緒に楽しみながらも何だか身体中からエネルギーが沸いてくるようで。
「ハロー、東京ドーム!今夜はお前らが主役だぜ、騒ごうぜ!」だったかな?の冒頭以外は一切MCもなく。本編ラストの怒涛のような「IMAGE DOWN」が終了し、あとはアンコールを待つのみ。となった場内で1F2Fのスタンドのどこからともなく沸き起こったウェーブの嵐。これがとにかく綺麗で凄かった!!
アリーナにいたほぼ全員が立ちあがってスタンドを見渡しながら拍手を送ってしまいました。ライブももちろん最高だったけど、何だかあれが見られたことが最も感激したかも(^^ゞ アリーナ後方の男性数人が「こっち来い!」としきりに前方を煽っていたのですが、やはりアリーナでは難しく。結局参加できなかったのがちょっぴり残念です。
そんなわけで、アンコールまでの間は大ウェーブ大会になってしまったので、いつもの氷室コールやアンコールの声はかけずじまい。でも、あの数分間は天井カメラがせわしなく行き来していたので、きっと控室にいたメンバー達にもあの様子は見えていたんじゃないかな。
後日、帰宅してからウェーブは津波を連想させるからけしからん的な声を目にしましたが、多分、あの場にいた方でそんなことを思っていた人は1人もいないんじゃないかな。何て言うか純粋な喜びと俺達は頑張るぞー!っていう意思が爆発した結果な気がします。
バカみたいと言われるかもしれないけど、あれを見た時、これだけの皆のパワーがあれば、きっとどんなことも乗り越えられるはずって思いました。
アンコールのまさかの「ON MY BEAT!」や「ホンキー・トンキー・クレイジー」も楽しかったー!贅沢を言えば、「ON MY BEAT」は最後の煽りはもう1回あっても良かったかな。これについては打ち上げの席でその場にいた全員がほぼ同意見でした。
最後の最後でのMC。メンバー紹介の際に大島さんのことを「俺にとっては石川五右衛門みたいな奴。すげーカッコイイプレイをした後で”またつまらぬものを斬ってしまった”みたいな〜」なくだりには爆笑でした。西山さんがメンバー紹介時にすっこけた際にはすかさず「BEAT CHILDのハイウェイのコピーだね」と突っ込みを入れてみたり。
ところどころで本人の意思とは関係なく笑いを取りつつ、被災地への思いが伝わってくるコメントに参加者それぞれが思うところがあったはず。
ただ、普段のホールツアーでも聞きとり辛いことがあるMCがドームのおかげで後方ではかなり聞き辛く「7月にも友達がここでやるみたいなんで〜」云々の部分、何て言ったの?って友人に聞き返していたおかげで「No!」「N.Y.!」の掛け合いに乗り遅れたことだけが唯一心残りです
まぁ、この曲自体ソロになってからも何度もやっているのでいいんだけどね。でも、あの場で乗り遅れたのはちと悔しい。
ライブの幸せ感に包まれながら、5万5千人でスクリーンに流れる映像とともに聴いた「IF YOU WANT」。心に沁みました。
すごくすごく楽しい夢のような2時間強をありがとう!!
メンバーはもちろん、あの場にいたすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。へたれなので、すぐまた凹んだりすることがあると思うけれど、でも、あの日ライブが終わり規制退場を待つ間、つまらないことに不満を言ってないでこれから頑張ろうって素直に思いました。復興支援と言いながら、他ならぬ自分自身がとてつもなく大きな元気をもらった気がします。
余談ですが、打ち上げでアリーナ前方にいた友人の談。開始直後は「ボウイ最高!」と叫んでいた男性グループが終わるころには「氷室最高!」に変わっていたそうで。それを聞いた瞬間、やったね!と思いました。
熱い熱い素敵な一夜に心からありがとう!
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