第4回白山・手取川もみじウォーク
2008.11.16 Sunday
去年に引き続き今年も白山・手取川もみじウォークに参加してきました。
今回は白山スーパー林道を歩く姥ケ滝(うばがたき)コース、17キロ。
昨日までは11月と思えないような晴天が続いていたのに、この日は朝から雨。仕方がないとえはい、ちょっぴりブルーです。
かっぱの上下や濡れたものを入れる大きなゴミ袋等、雨の準備もしっかりして集合場所の瀬女高原スキー場へ。
会場に着くと雨の中、参加者たちが続々と集まって来ます。
昨年は県外からの参加者が目につきましたが、今回のコースは距離が長いせいか?ほぼ県民もしくはたまにお隣の富山の文字が見られる程度。
今回は距離が長いので飴を持参しなきゃ、と思いつつ買いそびれてしまったと思っていたら、、受付で渡されたゼッケン諸々が入った袋に森永ミルクキャラメルの箱を発見。ラッキー☆増田明美さん監修によるウォーキングの心得つきでした。
2日目なので今回は新聞社のお偉いさんの挨拶もなく、傘をもったまま出来る準備運動をして順番にバスに乗り込みます。
瀬女高原からスタート地点の姥ケ滝まではバスに揺られての移動です。
前回はバスもあっという間についた感がありましたが、今回は17キロもあるせいか窓外に広がる紅葉を眺めながら、けっこう長い乗車時間でした。
係の方は一斉によーいスタート!とやりたかったみたいですが、はやる参加者達がバスを降りるとさっさと歩き始めてしまったため、何となくスタート地点に着いた者から順番にスタートになりました。
ま、雨の中傘を差しながら待つのもアレだもんね。数の力恐るべし(苦笑)。
長丁場だからゆっくり行こうね、と歩き始めたスーパー林道。標高があるだけあって瀬女高原より明らかに気温が低く、寒くはないけれどかなりひんやりとしていました。
でも、数分も歩くと身体がほかほかしてきます。
この辺りは滝が多く、順番に大小色んな滝を見ることが出来ます。
そのうちのひとつ、旧名五重の滝改めかもしかの滝です。
かもしかが多く生息していることからかもしかの滝になったそう。五重はよーく目を凝らして見ると何となく上から順番に五段になっているのがわかります。
途中、川沿いの砂地のところには猿の群れも。写真に撮りたかったのですが、豆粒にしかならなかったので目に焼き付けておきました。
大きい猿と子猿がペアになっていて、子猿の小ささが可愛かった〜。
3キロほど歩いたところで料金所に到着。この日は雨のせいか山のところどころにガスが沢山かかってました。
この頃になると雨もかなり小降りになり、歩きやすくなってきました。
料金所から更に数キロ歩いたところで最初の休憩ポイント・白山自然保護センター中宮展示館に到着。1時間ほど歩いてお腹が空いてきたのと、弁当を食べれば背中のリュックが軽くなる!というわけで少し早いけど昼ごはん。
この頃にはかなり身体もほかほかして暑いくらいです。でも、暑い〜と上着を脱いでしばらくすると少しすーっと汗が退いて肌寒さを感じるくらいに。
ココ初めて入りましたが、テントが再現してあったり、色んな山の動物の模型があったり、白山麓の精密な模型があったりとけっこう面白かったです。
お腹も膨れたところで再出発、と歩き始めてびっくり。さっきまでだるく感じていた足が明らかに軽くなってるではないですかっ。エネルギー補給って大事なんだねーとしみじみ実感。更にさっきまでぽつぽつ降っていた雨も上がりいい感じ♪
秋の山は右を見ても左を見ても綺麗に紅葉してます。
昔からなのですが、黄色やオレンジ、赤に紅葉した山を見ると何故かとっても美味しそうに見えるのです(笑)。ということを友人に言ったら、「カレーみたいに黄色いから?」と言われましたが、カレーとかそんなんじゃなく(言われるまでカレーの発想はなかった^^ゞ)ぱぁっと明るい感じが食欲をそそるというか。うーん何でだろう??
順調に歩くうちに一里野スキー場に到着。昔、スキーに来たよねぇなんて言いながらここでも水分補給と軽い運動を。この頃はまだまだ元気で「この調子なら17キロ行けるいける!」なーんて余裕だったのですが……。
この後すぐ急な下り坂で思いのほか、体力を消耗してしまい一気に足がバテバテに
それでもまだまだコースは続くよどこまでも。
紅葉もだんだん下山して来ると少しずつ色合いが変わってきます。でも、共通していたのは山の上も中腹も橋の上から見る景色が最も美しいということ。新たな発見でした。
だいぶ疲れたなーと思ってきたところで、待機している係の方から「あと5キロくらいです。頑張ってください」と声をかけられあと5キロなら……と思ったのが甘かった。
どう考えても5キロ以上はあるだろうと思う道のりが続き。だんだん口数も少なくなり、景色を見る元気も薄れただ足を機械的に動かすのみに。
ようやくゴール付近にある”かんぽの湯”の黄土色の建物が見え、あと少しだ〜と思ったのも束の間。ここからが遠かった!!しかもこの辺りから延々続くトンネルがどこも薄暗く。皆で歩いているのに何とも言えない怖さがありました。
ゴールまで数キロになった頃からまた雨脚が強くなり、傘を差し続けるのにも体力っているんだと知った日でした。
こちらは疲れた果てた時にふと後ろを振り返ったらあまりに見事なので撮ってしまった天然記念物の夜泣き銀杏。
この付近にこの地域の住民と思われるおばあさんが立っていて「あんたら雨の中大変やったねぇ」と声をかけてくれたのが、かーなーり励みになりました。
そんなこんなで歩き始めてから4時間30分後、遂にゴール。出発前は17キロって2時間30分くらい?なんて言ってた私達。なんてことはない自分達の予想の甘さを痛感しました。現金なものでスキー場が見えた途端、亀の歩みだった足が急にせかせか動きました。
すっごい疲れたけど充実感はめちゃくちゃありました。
17キロ歩いたよ〜〜〜!と、とっても清々しい気分です。
ゴールのスタンプを貰い、地元の方のご好意でふるまわれたなめこ汁が熱くて美味しかった〜〜。
沢山歩いた後は、温泉で疲れを取ろう!というわけで、今度は車で一里野温泉群へ。ここ、さっき歩いたんやねぇとしみじみ語り合ってしまいました。
まだまだゴール目指して歩く人達のどの顔にもはっきり”疲れた、もうイヤ”と書いてあります。何ともいえない歩きっぷりを見ながら、きっと先刻の自分達もあんな様子だったんだろうなーと。
そんなこんなで再び辿り着いた一里野温泉・ろあん。ココそんなに大きくはないですが檜風呂でとても落ち着くのです。中のお風呂がとっても熱くて疲れた身体によく効きました。外の露天風呂には丁度もみじが真っ赤に紅葉していて思わず風流だなーと。ぽかぽかにあったまって気持ちよかった〜〜。
とっても疲れた&雨にも降られちゃったけど楽しかった紅葉ウォーク。
来年も機会があれば参加したいな♪
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