機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦
2017.09.18 Monday
3連休の中日の日曜日。朝イチで表題の映画を見てきました。
結構前にオリジンの連載が開始され、友人から面白いよーと聞いたりもしていたけれど、未だに読んだことがなく。
数年前から映画の上映が開始され、ちらっと予告やポスターを見て見たいっとその時は思うものの、都合がつかなかったりそこまでの意欲が沸かず。
今回初めて見よう、と思ったのはネットでちらちら見かける予告でアムロが出ると知り、見たいなと思ったところに公式サイトに載った及川さんのコメントが熱すぎて(笑)。でも、言いたいことはわかりすぎるくらいわかる上に、ランバ・ラルやハモンさんが出るんだー、カイも? と一気に後押しされ、思い立ったが吉日で行ってきました。
1stというか逆シャアまでのガンダムは大好きで、以前お台場の等身大ガンダムも上京時に悪天候の中、喜々として見に行ったくらいですが。
時系列を事細かに記憶していたり、自分でプラモデルを作ったりするほどではなく。劇場入口で今回の特典らしい、プラモデルのパーツ(1/144)とあったので144個集めたら完成だと思われます、を受け取り要らないけど断るのも大人げないし、と頂きました。
そんな体たらくなので、今回のタイトルにある”ルウム会戦”がどういうものなのかさっぱりだったけれど、何の予備知識もなく見たおかげですんなり楽しめました。
ネット上での評判はイマイチのようですが、見終わった瞬間面白かったーーーー!と心の中で叫びました。久しぶりにわくわくしっぱなしでした。
私は何しろシリーズ初見だったので、冒頭のこれまでのダイジェストで大体の流れがわかったのも有り難く。
何より、絵が格段に綺麗で艦隊やモビルスーツの動きがとても自然で臨場感があって、スピード感や重力の負荷のかかり具合がまるで一緒に自分も体験しているようで、うわー凄いなぁと楽しかったです。
ダイジェストのキャスバル少年の一人称が”ぼく”なのが新鮮だったり。デギンやランバ・ラル、レビルら登場人物が当たり前ですが若いっ。
キシリアの髪型が何とも言えない外ハネなのが妙におかしいけれど可愛かったり。色んなことにいちいち反応してしまいました。
これまでナレーションの言葉でのみ知っていた、地球上の人類の半数を死に至らしめたコロニー落としの全貌には、恐ろしさとやりきれなさにいたたまれなくなりました。
子供の頃に見た時、その後何度も再放送やDVD等で見た時もどこか遠い、未来の物語として見ていた世界が何十年後にこれほど現実味をもって見る日が来るとは夢にも思わず。
サイド2の少年少女のエピソード、直接本編には関係ないけれど、こういうごく普通の人々の様子がさりげなく描かれているのがいいです。
戦争で亡くなった人の中にはこんな風に自分の身に何が起きたのかわからないまま死んでいった人が沢山いるんだろうな、と。落とす側のジオン兵の「目の前に地球が迫ってくるのなんか見たくねぇだろ」という台詞、一かけらの優しさという言い訳に、より残酷さを感じました。
サイド7でのシーンは、オリジン未読なため、アムロ、ハヤト、フラウの3人は子供の頃からの付き合いだけれど、カイもそうだったの??しかも、同じクラスってカイは2つ上のはずじゃ?? と色んな疑問が沸きっぱなしでした。
カイってやさぐれ、ひねてる印象はあったけれど、あんなにストレートな俺様不良なイメージはなかったです。
ガンダムに関しては、サイド7侵攻時に初めて見て……と思い込んでいましたが、日常生活で父の資料を見ていたり、次回作では所在を探るシーンもあるようで。やっぱりそうだよね、と納得です。
カイ、ハヤトらワル仲間とともにお仕置きされるシーン、1人だけ父の威光で逃れる自分に後ろめたさを感じつつも、決して皆も見逃してやってください、と言わないのがアムロらしくて、うんアムロってこういうヤツと頷いてしまいました。
サイド2に続き、テキサスコロニーのシーン、1年戦争終盤でテキサスコロニーが砂漠化していたのは、こういうことがあったからなのかと。
セイラさんの凛々しさが格好良く。常に狙われている環境で育った2人だからセイラさんも護身術は一通り身につけているのがよくわかるシーンでした。
テキサスの上空から赤いザクがセイラを見下ろしているシーンは良かったなぁ。
そしてお目当ての1人。若きワンバ・ラルのカッコ良さに惚れ直しました。
言っていることは正しいし、ラルの生き方に惹かれるけれど、戦争ではこういう人ほど亡くなっていく、という彼らの行く末を知っているだけに切なかったです。1年戦争でハモンが何故、あれほどラルの部下に慕われているのかいまいち不明だったのが、今回すっきりしました。三下相手への啖呵、胸がすっとしました。その後の歌もよかったな。
ラルの上司のドズル。彼には彼なりの葛藤があったのがよく描かれていました。
ただ、ドズルってあそこまで大声で喚きっぱなしのキャラクターではなかった気がするのですが……。確かに声も身体も大きいけれど、もっと普通に会話してた印象なので、そこだけは残念でした。
参謀会議にしっかりいる、マ・クベににやっとしたり、コンスコン何故あなたがそこに偉そうにいるの? と思ってしまったり。
今回、何度も登場していてもキシリアが一言もしゃべったのを聞かなかった気がするけれど何故なんだろう? 小山さんてニュース番組のナレーションとかで声は聞くので存命ですよね?
3歳くらいのキャスバル坊やと遊んであげたこともあるんだよ、お忘れかい? って台詞にあったシーン、これまでの映画であったのかな。今度過去作遡って確認してみようっと。
ザビ家四兄弟のうち、男3人はジオン・ズム・ダイクン暗殺から1年戦争まで、それぞれ何を思って戦いに入っていくのかは描かれているけれど、今回の映画を見ながら、キシリアって何の為にあの戦争を戦っていたんだろう? と考えてしまいました。
1st終盤ではギレンに次ぐナンバー2の位置にいたけれど。ギレンとキシリアでは思い描いていた世界は明らかに違っていたし。
ギレン並みに冷徹に見えて、案外情にもろく優しい一面もあって意外と人を信じる面が仇となってあの最期になったわけですが。
あと、今あの髪型で1年戦争終盤ではあのまとめ髪って、髪の毛伸びるの早くていいなーとくだらないことも思いました(^^ゞ
音楽も良かったなぁ。新しい曲に混じってちょこちょこお馴染みの曲が挟まれるのがたまらなく。ザビ家のシーンでよく流れていたファンファーレ。耳に馴染んだものより響きが柔らかくて明るくなっていて、新録したのかな? だとしたら、これ演奏した人ダムファンだったら最高に嬉しかっただろうなー。
最後は、え、ここで切るか!? という気もしますが。あのシャアのスピード感を一緒に体感できた数分は圧巻でした。
黒い三連星とのやりとりは、これぞシャアって感じで楽しかった〜。
飲料ボトルをピってやるシーン、こういうのがガンダムの良さだなぁと。
これまで3倍速だの赤い彗星だの言われても、そこまで早いかなぁくらいに思っていたのを初めて凄さを実感できました。それだけでも見に行った甲斐がありました。
セイラさんは昔から大好きだけれど、シャアはある程度こういうことをしたかったのねと思うことは出来ても、やっぱり好きにはならないわ、とそこも再確認できました(苦笑)。
で、結論としては。ガンダム好き以外には全く伝わらないだろうけれど。おいかーさんのコメントが的確すぎでした。もうあのまんまでした(笑)。
赤い彗星のシャア誕生、は来年5月公開だそうで。
続きがとっても楽しみになってしまったので、地元で公開されていればまた見に行きます。
噂ではこの先、1年戦争も描くつもりだそうで。是非とも見たいけれど、このペースだと何年かかるかわからず。最後まで見届けられるかなぁ。
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