ミッションインポッシブル/ゴーストプロトコル
2012.01.04 Wednesday
お正月休みも今日で終了。3が日は温泉に行った以外は見事に引きこもり生活だったので、今日は今年1本目、公開直後から見たかった「ミッションインポッシブル ゴーストプロトコル」に行ってきました。
最近は椅子の座り心地の良さから、フォーラスの映画館に行くことが多いのですが、バーゲンまっさかりのこの時期にそんなところに行っては、無駄遣いのモトというわけで家から一番近いイオンでの鑑賞となりました。
が、結果的にスクリーンがやたら大きい会場だったのでよかったです。何度もイオンの映画館も足を運んでるけど、1番スクリーンてあったかな?SWシリーズやタイタニックではもしかたらあの巨大スクリーンだった気がしないでもないけれど(^^ゞ最近は地味な作品を見に行くことが多いので、あの臨場感たっぷりなスクリーンは良かったなあ。
さて、公開前からドバイの高層ビルに駆け上がるシーン等が話題だった本作ですが、実は……その予告編を殆ど見ていなかったので、たまたま同僚からそういうシーンがあることだけは聞いていながら具体的には何の予備知識もなく行きました。(ってMI3の時も同じこと書いた気が)
いや〜〜〜〜面白かった!!
正月早々のちょっぴり鬱々とした気分が吹き飛びました。一応平日の朝イチでしたが、まだ休みの方も多いのか、館内はそこそこの入り。年齢層が高めなのがシリーズモノ&トムだもんなーという気も。
お決まりの予告編垂れ流し等が終わり、いよいよ本編が始まりますよーとなった瞬間、いきなり日本語でバーンと ミッショインポッシブル ゴーストプロトコルと出て来たのにはやれやれ、と苦笑い。この作品大丈夫か?とちょっと思ってしまいましたが、続いて流れてきたパラマント映画のロゴの登場の仕方が100周年仕様でやけに豪華&スタイリッシュになっていたので一気に気分が回復しました(単純)。
上に書いたとおり、今回の舞台がどこかも知らぬまま、いきなり始まった本編で最初に映ったのがブタペスト(てか、あの建物はどう見てもプラハだったけど 笑)の美しい風景。うわー綺麗だなーと喜んだのも束の間、いきなり緊迫感溢れるシーンからお次はモスクワの刑務所へ。
この時点でまだ主役のイーサンが出て来ず、一体どこに?と思わせたところで1人何やら獄の壁に向かってボールを投げつける謎めいた男が登場。なかなか顔は出さずに仕草だけでわかる人にはわかる、という演出が憎いです。
ここから怒涛の脱獄劇、オープニングロールと流れ込んで行くくだりが本当に楽しくて、テーマ音楽が流れる中導火線に火がついて行くあのオープニングだけでワクワクしてしまいました(^^ゞ。
このシリーズの楽しみのひとつが、ハイテクを駆使した小物類ですが、今回はクレムリン宮殿に侵入した際にいきなり登場した、CG合成スクリーンが中でも秀逸でした。ちゃんと途中に笑えるシーンも仕込んであって上手いっと手を叩きたくなりました。
ドバイの場面でのいよいよミッション開始、と緊張が高まる中でさりげなくフェイスマスクが出来あがっていくシーンを見せているのも上手かった。
しかし、せっかくのフェイスマスクを今回は使わなかったのがほんの少しだけ心残りだったり。
クレムリン爆破はちょっとCGっぽさが見えてしまったのが残念だったけど、その後の病院のシーンやIMF長官とのシーンは硬軟織り交ぜた感じで楽しかったです。サブタイトルの意味が??だったのが、ちゃんと明かされたのもすっきりできたし。
噂のドバイの高層ビルのシーン。最初にカメラが舐めるように高層ビルの下から上へと移動するのですが、高所恐怖症にはそれだけでかなり怖かったです。
肝心のビル上りのシーン。てっきりスタントを使ってるのだと思い込んでいたのですが、なんとあれ吹き替えなしだったとは。やるなぁ。壁面横走りは見ている分には楽しいけれど、いくら命綱があっても何百万ドル積まれてもあれを生身でやるのは無理
ハイテク手袋があっけなくダメになるのはお約束ということで。あの辺のくだりは色々突っ込みどころ満載ですが、上階と下階でそれぞれが騙し合いつつ協力するシーンは、チームならではの任務という感じでちょっぴりハラハラしつつ楽しめました。
ただ、アサシン・モロー、かなり手ごわそうだったのに、まさかあんなにあっさり殺られてしまったのが勿体なかったです。
砂嵐の中のカーチェイス、かなりの迫力でしたが、砂嵐が凄過ぎて少々画面が見づらかったのが難点でした。ハイテク探知機、便利そうでかなり興味をそそられましたが、暢気にそんなもん見てたら後ろから来るよ、と何度思ったことか。でも、そんなことは起こらないのがこれもまたお約束。
お約束と言えば、今回新たにチームに加わった謎の分析官ことブラント。やたら強くて渋かっこよいクセに何故か高いところや飛び降りるのは嫌い、という少々ヘタレな部分が人間味があってすっかり贔屓になってしまったのですが、前作の影響かかなり最後の最後まできっとここで……と相当疑いながら見てしまいました。
ストーリー自体は、その設定は30年前のスパイ映画ですか、と言いたくなる気がしないでもなかったり(でも、東西冷戦を知る世代には懐かしくも嬉しかった)、当局は関知しないというお馴染みの指令ながら、ちゃんと仲間と連絡が取れて装備もバッチリだったりと突っ込みどころ満載。
個人的には必死で乗り込んだ貨物車の中が……のところが一番えぇぇぇー!?となりましたが、そのあとのチームのやりとりが良かったのでOKです。
前半のスリリングな展開に比べると、後半はややダレたというか惰性的な感じがしないでもないですが、ま、この手の作品は大スクリーンをフルに使ってとことん非日常を楽しむのが一番大事なので、その点では文句なしです。
チームそれぞれの個性が確立されていて、チームワークの良さもしっかり味わえたし。クライマックスでの惑星に例えた指令をイーサンが送る部分は、台詞の妙が楽しかったな。20年前なら冥王星は仲間外れにならずにすんだのにね。
クライマックスのラスボスとの対決シーン、駐車場の仕組みを上手く使った演出はなかなか見ごたえがありました。
最後の最後アタッシュケースを操作するイーサンの横で目を剥いていたラスボスの姿に、007シリーズだと絶対にここでもう1回起き上がって来て大乱闘だよなぁと(笑)。いや、それがないのがこのシリーズの逆にいいところなんだけどね。
案外あっけなく超難関ミッションが完了した後のエンドロール、まさかの展開でこれまでのシリーズを知るファンには嬉しい〆でした。
これまでの中で今回のチームが一番見ごたえがあったので、出来ることならもう1作くらいこのチームでのミッションが見たいけれど。さすがに次はトムも50代なので無理だろうな、と思うとちょっぴり切ないです。
何はともあれ、新年最初にすっきり楽しい映画をありがとう!
- ご報告 (08/16)
- 星野源見つけた (06/20)
- ポート入れ替え (06/14)
- 再入退院とドセタキセル その3 (05/23)
- 再入退院とドセタキセル その2 (05/13)
- ご報告
⇒ ユウキ (08/22) - 星野源見つけた
⇒ しおん (06/30) - 星野源見つけた
⇒ ひろりん (06/29) - 再入退院とドセタキセル その3
⇒ しおん (05/25) - 再入退院とドセタキセル その3
⇒ さくら (05/24) - 腸閉塞
⇒ しおん (04/07) - 腸閉塞
⇒ ひろりん (04/05) - 腸閉塞
⇒ しおん (04/02) - 腸閉塞
⇒ さくら (04/02) - パラサイト 半地下の家族
⇒ しおん (02/01)
- 横浜移籍!?
⇒ ニュースブログ (07/25) - ぶらり東京紀行その2
⇒ 山野楽器! (06/15) - ぶらり東京紀行その2
⇒ 山野楽器! (06/15) - ぶらり東京紀行その2
⇒ 山野楽器! (06/15) - ギンギラギンにさりげなく
⇒ デボネア日記 (06/02) - 日本一おめでとう!!そしてさよなら
⇒ ノラ猫の老後 (10/27) - COI静岡公演
⇒ Color Pencils (10/16) - 今岡復活!!
⇒ 続「とっつあん通信」 (09/29) - 8連勝!
⇒ 続「とっつあん通信」 (09/29) - 快勝!
⇒ 続「とっつあん通信」 (09/24)
- August 2020 (1)
- June 2020 (2)
- May 2020 (3)
- April 2020 (3)
- February 2020 (3)
- January 2020 (8)
- December 2019 (6)
- November 2019 (6)
- October 2019 (7)
- September 2019 (5)
- August 2019 (10)
- July 2019 (3)
- June 2019 (8)
- May 2019 (7)
- April 2019 (4)
- March 2019 (6)
- February 2019 (5)
- January 2019 (7)
- December 2018 (5)
- November 2018 (7)
- October 2018 (7)
- September 2018 (10)
- August 2018 (9)
- July 2018 (9)
- June 2018 (9)
- May 2018 (16)
- April 2018 (7)
- March 2018 (10)
- February 2018 (8)
- January 2018 (10)
- December 2017 (11)
- November 2017 (9)
- October 2017 (9)
- September 2017 (10)
- August 2017 (10)
- July 2017 (8)
- June 2017 (8)
- May 2017 (10)
- April 2017 (9)
- March 2017 (10)
- February 2017 (8)
- January 2017 (9)
- December 2016 (11)
- November 2016 (9)
- October 2016 (14)
- September 2016 (12)
- August 2016 (11)
- July 2016 (10)
- June 2016 (12)
- May 2016 (10)
- April 2016 (11)
- March 2016 (11)
- February 2016 (10)
- January 2016 (8)
- December 2015 (13)
- November 2015 (11)
- October 2015 (13)
- September 2015 (16)
- August 2015 (11)
- July 2015 (11)
- June 2015 (12)
- May 2015 (9)
- April 2015 (9)
- March 2015 (10)
- February 2015 (9)
- January 2015 (8)
- December 2014 (10)
- November 2014 (9)
- October 2014 (12)
- September 2014 (9)
- August 2014 (15)
- July 2014 (17)
- June 2014 (19)
- May 2014 (22)
- April 2014 (20)
- March 2014 (16)
- February 2014 (17)
- January 2014 (15)
- December 2013 (10)
- November 2013 (9)
- October 2013 (8)
- September 2013 (15)
- August 2013 (12)
- July 2013 (11)
- June 2013 (12)
- May 2013 (5)
- April 2013 (15)
- March 2013 (14)
- February 2013 (12)
- January 2013 (10)
- December 2012 (13)
- November 2012 (12)
- October 2012 (9)
- September 2012 (12)
- August 2012 (11)
- July 2012 (12)
- June 2012 (12)
- May 2012 (13)
- April 2012 (13)
- March 2012 (10)
- February 2012 (15)
- January 2012 (9)
- December 2011 (12)
- November 2011 (11)
- October 2011 (13)
- September 2011 (10)
- August 2011 (9)
- July 2011 (11)
- June 2011 (28)
- May 2011 (10)
- April 2011 (10)
- March 2011 (11)
- February 2011 (9)
- January 2011 (8)
- December 2010 (11)
- November 2010 (10)
- October 2010 (18)
- September 2010 (13)
- August 2010 (8)
- July 2010 (13)
- June 2010 (12)
- May 2010 (11)
- April 2010 (11)
- March 2010 (12)
- February 2010 (17)
- January 2010 (11)
- December 2009 (15)
- November 2009 (14)
- October 2009 (16)
- September 2009 (13)
- August 2009 (10)
- July 2009 (18)
- June 2009 (15)
- May 2009 (16)
- April 2009 (16)
- March 2009 (15)
- February 2009 (15)
- January 2009 (14)
- December 2008 (16)
- November 2008 (9)
- October 2008 (15)
- September 2008 (13)
- August 2008 (11)
- July 2008 (13)
- June 2008 (18)
- May 2008 (11)
- April 2008 (14)
- March 2008 (17)
- February 2008 (12)
- January 2008 (12)
- December 2007 (20)
- November 2007 (10)
- October 2007 (14)
- September 2007 (15)
- August 2007 (13)
- July 2007 (20)
- June 2007 (15)
- May 2007 (17)
- April 2007 (18)
- March 2007 (19)
- February 2007 (18)
- January 2007 (16)
- December 2006 (16)
- November 2006 (22)
- October 2006 (23)
- September 2006 (21)
- August 2006 (25)
- July 2006 (22)
- June 2006 (25)
- May 2006 (23)
- April 2006 (20)
- March 2006 (22)
- February 2006 (19)
- January 2006 (15)
- December 2005 (15)
- November 2005 (14)
- October 2005 (18)
- September 2005 (11)
- August 2005 (10)
- July 2005 (10)
- June 2005 (11)
- May 2005 (13)
- April 2005 (9)
- March 2005 (2)
- January 2005 (2)
- December 2004 (2)
- November 2004 (2)
- October 2004 (1)
- September 2004 (1)
- August 2004 (3)
- July 2004 (1)
- June 2004 (1)
- May 2004 (2)