ごきげんいかが？

ＨＥＲＯ〜ヒーローになる時、それは今〜ではなく（笑）。
あ、本題に行く前にこれ、元々セイコーのＣＭのキャッチコピーで。他にもいくつか候補がある中、ＣＭ曲のオファーを受けた甲斐よしひろ氏が１０くらい並んだ中で、即座に迷うことなくこれならやります、と指差したのがこの”ヒーローになる時、それは今”だったというエピソードが残ってます。
その言葉どおり、大ヒットで本当にその年のＨＥＲＯになったとは、カッコよすぎて出来すぎな話ですが実話です（笑）。

と甲斐バンドの話ではなく(^^ゞ
某サイトさまにて以前、紹介されていた映画「ＨＥＲＯ（英雄）」ようやく見ました。
ストーリーなどその時に頭に入れたはずだったのですが、見事に忘れてしまい（爆）、殆どまっさらな状態で見たのですが……。
いやーそれが却ってよかったです！
そっかーこうなるのか、という展開の見事さに思いっきりやられました。
全体的に台詞も登場人物も少なくて、でも壮大な感じだけはやたらするのですが（笑）、そのシンプルさが逆にすーっと話の中に入っていけてよかったです。
映像も綺麗でしたし。
どの人物もとても魅力的でしたが、個人的に残剣にやられました！あぁいう境地になれるってすごいなと思うと同時に、彼の最後の行動「信じてるから」そうした、という部分を見ていて、唐突にこれって政だなーと（爆）。
じゃ、飛雪は竜なのか？と突っ込まれるとそれはちょっと違うなと思うのですが(^^ゞ
相手に合わせて真剣に戦いつつも、最後の最後は自分の意思を押し通して自ら身をひくっていうくだりが、政っぽいなと。ってあんたの政のイメージって・・・と呆れられそうですね（苦笑）。
それ以前に、この映画を見ていきなりそっちに頭の回路がそっちに行くな！という話ですが（笑）。
あと、秦王と残剣の関係。自分のことを一番わかっていたのは、何と一番の強敵・宿敵だったというくだりが深いなぁと。同様にその残剣の真意を悟った無名の行動、これも悲しいけれどこういう真に相手の力を認めたときには、己の意思を捨てるというような話に思いっきり弱い身には、たまらない話でした。

久しぶりに余韻にどっぷり浸りたい映画を見た気がします。
それにしても、こういう中国映画の宮殿などのシーンを見ると、しみじみ「で、でかい！」と国土の大きさを感じますね（笑）。
秦軍役の人って殆どエキストラだと思うのですが、自分がどこにいるかなんて絶対にわからないだろうなぁ。