ごきげんいかが？

来週は参議院選挙の投票日です。
火曜に抗がん剤を投与するので日曜はまだ副作用が残っていてへろへろです。
丁度通勤途中の家から近いところに期日前投票所があり、とても楽なので最近の地方選挙はほぼ毎回期日前投票に行っています。

今回も最初は副作用で外出が厳しいから期日前投票にしようと思っていました。が、期日前投票は投票内容が書き換えられる可能性がある、ということを知り這ってでも当日投票に行くことにしました。

たった一票だけど、文字通り命がけの一票を無駄にはしたくありません。
超がつく保守王国と言うと聞こえはいいですが、ただの利権と私利私欲に塗れた老人が牛耳るガチガチの何にも変わりたくない県民性の土地柄なので、両隣の県にはもしかしたら微風が吹いても私が住む地域にはそよ風すら起きないでしょう。何も変わりはしないと分かっていても、全住民がそうではないという意思表示のために投票へ行きます。

今回の選挙で少しはマシな社会になるかも、なんて希望はとっくの昔に捨てたのでありません。もしかしたらこれが最後の選挙になるかもしれない、くらいの絶望感です。最後というのは自分が動けなくなるという意味ではなく、選挙すら行われないような国になる可能性が非常に高いからです。とても残念ですが。

超がつく富裕層が今の状態が続いてほしいと願うのは癪だけれどわかります。最も恩恵を受けている人たちだからです。よほど立派な人でなければ旨い汁が吸えるとわかっているものを手放すのは難しいでしょう。
けれども、せいぜい小金持ちにもやっと手が届くか程度の人達や小金持ちすら届いてない人達が変わりたくない、と社会が衰退していくのを後押ししているのがとても不思議です。自分達は特権階級だから当然、自分達も恩恵を受けてしかるべきだし、この先も自分だけは安泰的な意識を持っているのでしょうか？

芸能人の不倫や薬物使用、お笑い芸人がどうしたこうした等、自身の生活に直接影響がないことにはやたら熱心なのに、日々の生活に直結する税金の使い道や選挙のこと、政治家の不正等には限りなく無関心でいられることが理解に苦しむし恐ろしいです。


この社会が素晴らしいものになるように、全ての人が幸せになれる社会の実現等高邁な意思があるからではなく。
好きな音楽を聞いて、野球や好きなスポーツを見てワクワクしたり、つばちゃんに癒され、好きなところへ出かけたり本を読んだりする自由があり、日々美味しくご飯が食べられて温かいベッドで寝られる、そんな当たり前の日々がこれからも続くことを願って、私は２１日不慮の事故が起きない限り這ってでも投票へ行きます。