Chateau of The Alfee �� 富山オーバード・ホール 2018.10.6
2018.10.14 Sunday
先週の土曜日に去年の１２月の地元以来、１０ヶ月ぶりにTHE ALFEEの秋ツアーに参加してきました。今回はツアーが始まって２本目。去年の春以来のオーバード・ホール。
去年も抗がん剤治療の週と重なってしまいましたが、今回もまた。
それ以前に元気いっぱいの時にライブ自体がそんなにないような。
あ、今年は６月末のミッチーかなけんの時は一番元気な時期だったけど死ぬほど暑かった（苦笑）。
それはともかく。今回も当日朝からようやくご飯が食べられるようになり、栄養が身体に入って少しずつ元気が出て来たものの体力がないのでふらふら。
前回楽だった新幹線でのんびり行こうと思っていたら……なななんとこの日は丁度台風２５号がやって来た日と重なるという、長いライブ人生の中でも初めて（？）台風の影響を受けることになりました。
前回のオーバードの時はラブラブライトを購入しましたが、今回もご当地フラッグが必要と知り、その購入も兼ねて１５時３０分には富山到着。
その時点で既に帰りに新幹線が夜中の２３時半の最終のみ動きます、との張り紙が。えーっ台風の進行速度から考えても寧ろ丁度帰りの２１時台を動かしてそれ以降運休の方がいいのでは？ と思ったのですが、とりあえず終演後には様子が変わってるかもという淡い期待を抱いてまずは会場へ。
既にグッズ購入の長い列が出来てました。体力にものすごーく不安があるため、グッズは身内＆友人に任せてロビーにある椅子で休憩させてもらいました。
これはすごーく有り難かったです。
無事、購入しホールの地下のお店で腹ごしらえも済ませ（小さいお店だったけど味はとっても美味しかった！）、ホールへ。今度はすぐに入場出来ました。
まだまだツアーが始まったばかり。ここから先は恒例のネタバレ満載になるため折り畳んでおきます。
今回、連れが約２０年ぶりに復活するというので張り切ってチケットを購入したら、、オーバード・ホールでの最後列を更新する席でした（苦笑）。
届いた時はえーーーっ！？ とちょっとがっかりしたのですが、実際にホールに入ってみると思いの外見やすく。１人は病み上がり、もう１人もブランク大なので丁度よかったです。
後ろから見渡してわかったのは、オーバードは奥行きがそんなになく、途中の通路も広くとっていないため、同じ列番号でも地元のホールの方が後方になるということ。あと、両サイドも狭くてコンパクトで見やすいけれど花道がないのはちょっぴり残念かな。
さて、今回のセットはツアータイトルにもある通りお城をイメージした造りになっていました。ぱっと見は派手だけどシンプルでいい感じです。
真ん中の部分が扉のようになっていて、あそこから出てきたらいいねーと話していたら……本当にそうでした。
日程発表時は、ツアー２本目かぁもうちょっとこなれてからの方がよかったなーなんて贅沢なことを思っていましたが。今回のツアーここ数年でいちばん楽しかった！！何がいいって、客席も初日の人が殆どだからすべてが新鮮で、しかも始まったばかりだから３人とも元気がいい！！
いつもグダグダになりがちなグッズ紹介コーナーもさくさくっといい感じで進み、そして何よりセットリストが近年にない個人的に大当たりでした。
ツアー開始と同時に終わってしまったのが本当に残念です。２０年ぶりくらいに城ホールなら行けるかな、なんて思いましたが流石に体力等考えて自粛します。
さて、本日のセットリストです。
1.無情の愛Ｘ
2.恋愛論理
3.恋の炎
MC幸ちゃん
4.シンデレラは眠れない
5.メリーアン
6.Masquerade Love
MC幸ちゃん＋桜井さん→３人
7.あなたの歌が聞こえる
8.まもなく二番線に
9.Another Way
MCたかみー
10.新世界を越えて
11.裏切りへの前奏曲
12.天河の舟
13.Uncrowned Kingdom
14.永遠の詩
15.至上の愛
アンコール1
MC 昭和ブラザーズ
It's for you
よせばいいのに
グッズ紹介コーナー
16.Bad Morning
17.Wings of Freedom
18.星空のディスタンス
MCたかみー
19.Long Way to Freedom
アンコール2
20.ジェネレーション・ダイナマイト
MCたかみー
21.GLORIOUS
今回、超お久しぶりな連れの方は事前準備も怠りなく、初日直後にセットリストをチェックしブランク期間の曲すべてを予習するのは諦めて要の曲だけをひたすら聴き込む作戦に。
私は毎度のことながら、当日のワクワク感を楽しみたいのでネタバレしないようお願いし、オープニングは何かなーとすんごいウキウキと待ちました。
いつものように場内が盛り上がり、お城の真ん中から３人がドーンと登場しわーい♪ と思ったら、、まさかの「無常の愛、Ｘ」でした。
「三位一体」を借りに来たので一応一番新しいアルバムは聴いておくのね、感心感心と思ったら……オープニングの為だったとは。
このアルバム大好きなんだけど、この曲だけはちょっと苦手なのよー。
イントロが鳴った瞬間、えーっでしたが３人それぞれの衣装を眺めながら、お決まりの桜井さん→たかみーの交互ボーカルを楽しんでいたら意外と楽しかったです。
それより２曲目の方が、うわーこれ苦手なヤツだー と思いつつ♪情け無用の恋愛悲劇 と歌えるのが悲しい。歌えるけどタイトル忘れたー。とりあえずたかみーがこの上なく楽しそうだしま、いいかー 納得したところで３曲目のイントロがっ。
近年ほぼ毎回のように登場するナンバーですが、これでようやくテンションが上がりました。花道がないので幸ちゃんとたかみーが左右に走って行かないのがちょっと残念ですが、一気にステージが明るくなったおかげで桜井さんの衣装がこげ茶のスーツと思っていたのが紫なのが判明しました。
右の方がド派手すぎてあまり目立ちませんが、さりげなく桜井さんも毎回けっこう鮮やかな色のスーツなのです。
一気に場内の温度が上がったところで こんばんは〜 といつもの挨拶。今日は台風が来ていて大変ですが、しばしの間台風のことは忘れて最後まで盛り上がりましょう！
シンデレラは割と最近聞いた気がしますが、いつ聴いても楽しいのでＯＫです。初めて聴いた高校生の頃から変わらず、今聴いてもなんて斬新なアレンジなんだっと感心します。お馴染みのシモンズを叩きながらクルっクルっと器用にスティックを回す幸ちゃんを見ながら、幸ちゃんて学生時代に授業中にシャープペンシルをくるくる回していたんだろうなーと。一時期ちょっとだけ練習したものの全く出来なかった不器用さんには、あのクルクルは何回見ても羨ましい限りです。この日の衣装はグレーのチェックのジャケットに真っ赤なネクタイ。後ろからだとネクタイの赤がとても目に鮮やかでした。
富山では何故か聞く確率がとても高い「メリーアン」を挟んでの「マスカレードラブ」。冒頭のアレンジが聴いたことがない感じだったため、次はなんだろう？ と思った直後にお馴染みのフレーズが流れた途端、理性が飛びました。
体力がないので控えめにしていたのが、嬉しさのあまりノリすぎてしまい次がお座りコーナーで本当に助かりました。
この曲だったと思うのですが、後ろのセットの窓部分がキャンドルの形になっていてそこに照明が灯ってとても綺麗でした。
春先のワンマンでも、この日以上にやっとの状態だったのに２曲目の「スリル」で１人タテノリ全開で一気に体力使ったことを思い出し、我ながら学習能力ゼロだなーと。でも、楽しかったので後悔はしてません（きっぱり）。
今回は２本目なので、今日が初日率はいつも高い北陸ですが、９割以上の手が挙がってました。更にこの日も今日が人生初アルフィーの人がちらほら。
３階以上の席でも手が挙がっていたようで、見上げながら「あの辺は手を挙げなくても見たらわかります。動きが違いますから。初めてでわからなくなっても大丈夫ですよ、周りに先輩いっぱいいますからね」とお馴染みの声をかける幸ちゃんでした。
ひとしきり場内を温めて、さぁそれではこの方を呼んでみましょう。桜井さーんの声で王冠にマント姿の桜井さんことマサルイ１３世登場。まずは向かって右手にご挨拶、続いて左手、そして真ん中とゆっくりと歩き回り恭しく一礼をする姿が異様に決まってました。
ねぇねぇここあんたのお家？ と尋ねられ「ウィ」と答える王様。
いくつかの質問にすべてウィで返していた王様、寝室はどの辺？ と聞かれて左上端をあっちと指さす王様。セットのお城が放射線状に描かれているため、端の方がかなり斜めになっており、あそこだと斜めって寝にくくない？ という当然のやりとりからの寝返りポーズまでのやりとりが、実にくだらないけど最高に可笑しかったです。
そろそろあのお方を呼んでみましょう、高見澤さーんで登場したたかみーの右手にはムチが握られていました。懐かしソング（世代じゃないので不明(^-^; を歌いつつビシ、バシと鞭をしならせるたかみーものすごく楽しそうです。
おいお前、と桜井さんを指差し何人の衣装着てんだよ とムチでいたぶる姿はとても台本とは思えない、おじいちゃんたちによる本気のごっこ遊びにしか見えません（笑）。
なんかどう見てもサイズが合ってないなーと思ったら、本当にたかみーのマントだそうで。そう言えば去年のツアーだったかで、桜井さんがたかみーの楽屋に入ってこっそり衣装を着ていた という話を暴露していたなーと。
いつも着たそうにしていたから今回着させてあげたの、に場内爆笑でした。
恒例のツアーパンフ紹介コーナー、ハヅキルーペとマンダム先が読めるんだけども大笑いでした。序盤なのでダラダラせずさくっと進み、アコースティックコーナーへ。
まさかの「あなたの歌が聞こえる」。いやーこれを生で聴いたのはいつぶりだろう？ 記憶にないくらい前の気がしますがものすごく嬉しかった！！
アレンジは当時と違っているけれど、これもいいなーと。いつになく丁寧な歌声を聴きながらこの頃の歌詞が一番好きだなーとしみじみ。
「Another Way」後のＭＣで、この曲の後はいつももし別の道を歩んでいたら という話をするのですが。今回もみんなもそれぞれ、あの時あぁしたらこうしたらと思うことがあって違う道を行っていたかもしれない。でもどんなに違う道を行っても回り道をしても、きっとみんなはどこかでアルフィーに出会って今日この場所に来たはず。何故なら俺たちはずっと歌い続けてきたから と。
ずっと通い続けてきた私は、うんうんいつものいい話だなぁくらいに聞いていたのですが（こらこら）、２０年ぶりのお連れの方はものすごく心に響いたようで。だって２０年も離れていてまた昔と同じように会えるバンドなんてないよ、と言われて確かにそうだなーと。
続けていることも凄いですが、何より若い頃とステージの内容も殆ど変わっていないからこそそういう普通じゃあり得ない体験が出来るんだなぁと納得でした。
とある方にアルフィーは存在自体がプログレ、と言われて嬉しかったそうで。
プログレの説明を軽くしてノリにくいことこの上ない、だけど俺たちは昔からプログレの曲を沢山やってきてその中からいくつかやりたいと思います。座って聞くもよし、立って聞くのもよし に続けてノレるもんなら乗ってみな といつになく挑発的だったのがツボでした。（もしかしてちょっと古いけど、半沢直樹の大和田常務の真似？）
「裏切りへの前奏曲」のイントロが流れた途端、嬉しかったけどそっかーこれもプログレだったんだ、と気持ちよくノリながら思いました。
今回ツアーが始まったばかりなので、全員元気でしたが桜井さんの声がホントよく出ていて気持ちよかった〜〜。
「永遠の詩」意外すぎる選曲でしたが良かったな。近年、今になってこれをやるんだ！？という曲がちらほらありますが、今回は「あなたの歌が〜」とこれでした。
「至上の愛」はあのアレンジにして正解かな。大好きな曲だけに寂しいけれど変わらないモノなんてないのだから、かつて至上の演奏をいっぱい聴けた幸せを噛みしめます。
お待ちかねのアンコール。浪花節だよ人生はのイントロが鳴り響き、着流し姿の３人（でも全員女物の着物 笑）で登場。
そのまま桜井さんがいつかのように ♪飲めと言われて素直に飲んだ〜 と歌ってくれるかと期待しましたがイントロだけで終わってしまい残念！
以前に登場したときは、この着物着るのもうやだーと桜井さんがごねていた記憶があるのですが（苦笑）、もう観念したのか３人ともすごいハイテンションでした。
「It's for you」フルコーラスやってくれたのは久しぶりじゃないかな。いつ聴いてもこれはホント掛け値なしに素晴らしい！！
「よせばいいのに」子供の頃流行ったなー懐かしい、と思って聴いてましたがなぜか全部歌えるのに我ながらびっくりでした(^^A 聖子ちゃんとか明菜ちゃんの歌もそうだけど中学生くらいの記憶って一生ものなのね。
普段、演歌は全く聞きませんがアルコンで聞くと毎回異常に楽しい＆会場の盛り上がりも異様になるのは何故なんだろう。
会場がこの上なく温まったところで恒例のグッズ紹介コーナー、食べ物編。
相変わらず下手な芸人さんより面白おかしく紹介してくれますが、グッズの売り上げが生命線ですからねーとついに切実なコメントが出てました。
チケット完売＝黒字とはならなくなって久しいですが、４５年経ってもこうして全国マメに回ってくれるのは本当にありがたいし頭が下がります。
ご当地フラッグの宣伝の時に幸ちゃんが「どの曲で使うかはすぐわかりますから」と言ってたのが可笑しかったです。
コーナーが終わり、その恰好でアンコール？ と心配したら、ささっとまるでアイドルの早変わりのようにそれぞれがするっと着物を脱いで下から衣装が出てきてほっとするやら、暑くて大変だっただろうなーと。
「Bad Morning」で久しぶりに桜井さんのチョッパーベースが聴けて楽しかった〜〜。確かアンコールだったと思うのですが、黒に赤い縁取りのフライングＡを弾いていて、ゴージャス変態系も楽しいけれどたまにこういうシンプルなのを見るとカッコイイなーと見惚れてました。
本編中盤くらいにずっと持っていた、メタリックシルバー生地にターコイズ色の花柄のレスポール形ギターが綺麗で遠目なので細部まで見えなかったのが残念ですが、あのギターは機会があれば近くで見てみたいです。
先ほどの紹介で言っていたとおり、イントロの最初の音が鳴った瞬間、あ、旗振りだとわかりました（笑）。フラッグ振るのはずいぶん久しぶりでしたが楽しかったなー。すぐ近くの方がなんと横浜フリューゲルスの旗を振られていて、おぉぉ！とちょっと羨ましかったです。
真ん中で張り切ってフラッグを振るたかみーでしたが、旗がすぐにくるくるっと巻いてしまいちっとも靡かないのがらしすぎて可笑しかったな。
エレベーターの話をしたのは、星ディスの直後だったかな。去年の富山公演の際、宿泊ホテルのエレベーターに閉じ込められたたかみー。閉じ込められた時は仕方がないからスマホゲームをやっていたそうで。
ホテルの従業員の方はあの日から来る日も来る日も、いつかまたやってくるこの僕のために毎日点検を欠かさず というフレーズがツボでした。
この秋２回目のー と絶叫したので、あれ？秋も汗と涙？ と思ったら「lLONG WAY TO〜」でした。今後、「Heart of〜」とか「終わりなき〜」等、汗と涙の代わりの曲の時は全部これで行くのかしらん。
で、♪WOW WOW〜 熱唱しながらこの曲でも旗を振るたかみーに合わせて、こぶしの代わりに旗を振ったのですが、これが楽しい＆楽ちんでいい！！
中盤以降、急に動いたのがたたったのか、立っていると背中が痛くなってきていたのですがアンコールが楽しすぎて、やっている間は背中の痛みも忘れてました。
桜井さんもベースのネックに旗を差していて、動くたびにゆらゆら揺れてました。
富山では終演後にフラッグが売り切れたそうで頑張った甲斐があったね♪
元祖爆音曲の「ジェネレーション・ダイナマイト」
メタル系ではやっぱりこれが一番好きです。
少し前に出演した氣志團万博で初めてアルフィーのステージを見た若い方々の感想がすごく嬉しかったという話をしてました。
アルフィーすごい、演奏の音がデカくてすごい（←そこ褒められて嬉しいのがたかみーらしすぎ）、コーラスが凄い！でドヤ顔してました。
みんなはそんな凄いバンドのライブをいつも見てるんだからな、で場内から大拍手でした。
長くやっているとファンも長いし、こういうシンプルで素直な感想をもらうことって殆どないだろうから本当に嬉しかったんだなーと。ツイ等で称賛してくれた参加者の方、ありがとうございます。
ラストは「GLORIOUS」
この曲とっても好きなのですが、アルバム発売直後以外はそんなに聴く機会はないかもと思っていたのでとっても嬉しかった〜。
そんなわけで、体力的にはかなりキツかったけれど。終わってみたら楽しさで来た時より元気になってました。ありがとう！！
まだ２本目だったため、来春の公演予定は張り出されてなかったですが、来春こそは久しぶりに地元で見たいっと切に思います。
終演後、台風で電車が止まってしまったのですが、友人のおかげで神に出会い(
大感謝）たまたま見ることができたツアートラック。
ツアトラずいぶん久しぶりに見ましたが、未だにこういうツアトラを走らせていることにも感謝です。
P.S.
久々参加だったお連れの方は、後ろだからと双眼鏡持参で時折ステージをじっくり見ておりました。そんな彼女が喜びのコメントの後に”テレビだとたかみーふさふさだけど、生で見たらたかみーもおでこがだいぶ後退したね”と衝撃の一言を。
毎回２人のお前はふさふさでいいよなー＆ずーーーーっと見慣れていると気づきませんでしたが、２０年ぶりに見た人には使用前使用後のように真実がはっきり見えたのでしょう。大先生も寄る年波には勝てなかったんだ、と妙に安心したのでした。
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