機動戦士ガンダム THE ORIGIN ��
2018.05.13 Sunday
気持ちのいい気候だった昨日とは打って変わり、朝から雨がしとしとどころかざーざー降り、気温もすっかり肌寒くなった本日。
朝一で機動戦士ガンダム THE ORIGIN �此崔太検＼屬ぷ太院廚鮓�てきました。
朝の８時４５分からの回は他にジャニーズ映画の舞台挨拶ライブ配信つきがあり、それ目当てと思われる女子がたくさんいるものの、こちらの方は日曜の朝早くに来る人はそんなにいないだろうと思ったら、発券機の前はおじさんがいっぱいで長蛇の列。え？そんなにいるの？ でも並んでいるおじさん達の雰囲気がなんか違うなーとと思ったら大半は同じ時間から開始のリメイク版の「宇宙戦艦ヤマト」を見に来た人でした。
さて、前作の「激突 ルウム会戦」から１年。遂にオリジンシリーズの完結です。前作に引き続き地元の映画館で見られるのがありがたく。
いよいよ「ガンダム大地に立つ」に繋がる部分がどういう風に描かれるのか楽しみでした。
前回はプラモデルの１部品が入場特典として配布され、こんなのもらっても……でしたが、今回入口で渡されたのはタイトル名が入った黄色い正方形の袋。
一体なんだろう？ と帰宅後開封してみたら、安彦氏描きおろし（カラー）のブライト＆ミライさんのミニ色紙でした。わーい！
公開２週目ですが、こんな場末のブログにオリジンの感想を求めて来る方はほぼいないと思われるのでそのままネタバレ含めた感想をいきます。
賛否両論あるようですが、私はルウム会戦から見始めたのもあってとっても楽しめました。
今回は冒頭のダイジェストもさらっと流しすぐに本編に入り、ドズル麾下のジオン軍VSレビル率いる連邦軍の艦隊戦が大迫力で描かれるのに圧倒されてしまいました。メカとかに詳しくないので、間違ってるかもですが、ガンダム本編はモビルスーツ戦がメインだったし、艦隊が出てくることはあってもここまで本格的な艦隊戦が描かれたのは初めてな気がします。
映像が綺麗すぎて、被弾や爆発の様子を目の前で見せられている感じで何度も思わず身が縮こまってしまいました。
ガイア、オルテガ、マッシュの黒い三連星の活躍ぶりに黒い三連星の異名は伊達じゃなかったんだ、と実感。今回もオルテガのシャアへの敵愾心の燃やしっぷりにはわかっていてもつい笑ってしまいます。
リュウさんの「人間は簡単に宇宙のゴミになっちまうんだ」の台詞が悲しい。
タイトルにもある、赤い彗星の誕生となる赤ザクでのシャアの人間離れした速さが美しかったです。もっと活躍を見たい、という感想をいくつか見かけましたが充分凄さも速さも伝わったしあれくらいでちょうどいい気がします。
早い段階での戦争終結を望むデギンとあくまで戦争続行を望むギレン、父を尊重しつつギレンとは違う意味で続行を望むキシリアが結託し捕虜にしたレビルを脱走させる”青い鳥作戦”のくだりは特に見ごたえがありました。
マ・クベがなぜあれほどまでにキシリアに忠誠を誓ったのかも描かれていたし。
名画や壺をにべもなく次々と贋作と切って捨てるシーン面白かったなぁ。
偶然、青い鳥作戦の大事な局面に居合わせてしまったシャアが、詳しい事情は分からないまでも瞬時に”政治ショー”を察知し協力した場面。恫喝から一転して慇懃無礼ともとれる丁重さでレビルを送り出す姿が実にシャアらしくて良かったです。
船乗りになりたいと思ったことは一度もない、と艦長職をドレンに丸投げするところもらしすぎて笑ってしまいました。
ミッチーイチオシなガルマ。キザでナルシストすぎて昔からとっても苦手なキャラクターですが（苦笑）、このシリーズのガルマを見ると笑えるくらいの坊ちゃんぶりと幼さが哀れでもあり、ゼナにも完全に可愛いちょっと困った弟扱いされている様子に何だか応援したくもあり。オリジンのおかげで少しだけガルマへの苦手意識が薄くなりました。
ガルマの死後、ドズルがあいつは俺をも超える男になるはずだったのに、的なことを言ってましたが、掃討作戦での様子を見る限り人の上に立つのには向かない気がします。
キシリア、冷酷な面が前面に出がちだけれど、ギレン以外の家族のことはとても愛している人なんだと思います。自分が宇宙で一番正しいと思っているギレンと異なり、プライドは高いものの何かに秀でた人間やモノをきちんと評価する目も持ち合わせていて。ドズルもそうだけれど一度懐に入れた人間に対しては意外と優しい面もあり、そこが甘さ、弱みでもありあの最後に繋がっているのですが。
ミッチーのガルマ好きにはごめん、ぜんぜん共感出来ないと言っておきながら、私はキシリアが好きだーということを改めて実感したオリジンでした。
言うまでもなくイチオシはアムロでブライトさんもカイもミライやセイラ、ランバラル、ハモンさんら大好きなキャラクターはいっぱいいますが。
というより1stで苦手なキャラクターってガルマ＆イセリナ以外ほぼいない（苦笑）。
恐らく先ごろの人気投票でもとーーっても低くて共感する人は少ないと思うけれど、子供のころから何故かキシリアが気になる存在でした。
後半、ホワイトベースのメインクルーとなる人物達が時には本人の意思とは関係なく引き寄せられるように続々とサイド７へ集まっていくのが感慨深かったです。カツ、レツ、キッカはサイド７にいた時からフラウに遊んでもらっていたのね。さりげなく親子の会話で登場するカムラン君ににやりとしてしまいました。ブライトさんだけいないなーと思ったら、まさかの最終シーンでの登場が嬉しかったなぁ。ちゃんと本物のブライトさんと違和感を感じさせない声なのがすごい。オスカ、マーカーもいて胸が熱くなりました。
何より嬉しかったのは、今の技術の綺麗な画像でホワイトベースの全景と内部の様子を見られたこと。
山崎まさよしが歌う主題歌がカッコよくて。エンドロールの画像を見るのと歌を聴くのと両方で忙しかったです。
最後のそして、ガンダムが始まる を見るとこのまま本編もオリジンの世界観で見てみたいという気持ちになるけれど。1stはたとえ古くてもあのままでいじらないでほしい気もします。
とりあえず、今夜は「ガンダム大地に立つ」を見ます。
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