Best Hit Alfee2016 秋フェス in 高周波文化ホール 2016.10.15
2016.10.22 Saturday
毎年恒例の年中行事な秋のツアー、今年も行ってきました。
今回はお隣の富山県は新湊市にある高周波文化ホール。それってどこ？？ と言わずにはいられない謎のホール。地図で確認したところ新湊とは言ってもほぼ高岡のところにあったためそんなに遠くなくてほっとしました。
海王丸パークの割と近くです。
去年の秋のツアーも同じ富山県の高岡市民会館という懐かしいホール。
この時も抗がん剤治療中。ただし、この時は最後の１回の後だったため、体力はなくともまだもうちょっとだけ元気でした。
今回は、ご飯が食べられるようになったとはいえ、体力が相当なく。ふらふらしたり背中がずっと痛く頭痛もあったりと踏んだり蹴ったりの状態。
春フェスに続き、届いたチケットが真ん中より少し後ろの席でちょっとほっとしました。
ホールに隣接の駐車場が埋まる前にというわけで、１４時くらいに金沢を出発。の〜んびりぽかぽか陽気というより、かなり汗ばむ気候でエアコンをお供に、カーステレオのお供はアルコンなのに何故かミッチーをがんがんにかけて（笑）快適なドライブです。
いや、一応言い訳するとＣＤ入れ替えようかなぁと思ったのですが、何をやるのかわからないため膨大なアルバムからチョイスするのが面倒だったので、そのまま楽しくファンキーな気分で行きました。
知らないところでもすんなり行ける特技を今回も発動し、あっさり難なく到着。
このホールの駐車場はなんと無料（素晴らしい！）なのですが、数が限られており私が着いた時点でかなり埋まっていたので早めに来て大正解でした。
さて、ここから先は盛大なネタバレです。まだツアー序盤なので詳しい内容を知りたくない方のために折りたたんでおきますね。
初めて来た高周波文化ホール。高周波って高い周波数のことでしょ、たかみーも高い音の意味だと思い込んで喜んで たかみー高周波文化ホールと連呼してたもーん、という大多数の方のために。
一般には全く馴染みがないであろう高周波について簡単に説明すると。鋼鉄やアルミなどの金属を加工する際の焼き入れ工程のひとつです。
機械や機械部品を制作する場合、生の素材である金属を加工していくのですが、金属そのままでは弱いため、高炉に入れ高温で焼くことにより金属が固く摩耗に強くなります。
通常の焼き入れは全体が固くなるのに対し、高周波熱処理は一部分だけにあてて固くすることが可能なため、主に機械の動力の要となる部分の部品加工で使用されることが多いのが特徴です。
富山県はアルミホイール加工や不二越などの大型工作機械メーカー、高岡での鐘作りなど、機械加工が盛んなため高周波加工を請け負う企業がたくさんあるのかもしれません。
似非解説はこのくらいにして。
高周波文化ホール、１２２０席のこじんまりしたホールでもしかしたらそうかもなーと思った通り、後ろでも相当見やすかったです。
ステージが小さいため、セットやバンド全員載れるかちょっぴり不安でしたが、ちゃんと収まってました。
開演前のＳＥ、今回は何かなぁと思ったらいい感じでピアノのイージーリスニングがかかってました。学生時代、ジョージ・ウィンストンが大流行して友達にＣＤをダビングしてもらってよく聞いたなぁと懐かしく思い出していたら……最後の方で有名な「オータム」がかかり、本当にジョージ・ウィンストンだったので驚きました。
定刻より少しだけ遅れてのスタート。ステージ中央後方から３人が登場したのが後ろでもはっきり見えました。
今回のセットリスト。
１．Orionからの招待状
２．メリーアン
３．Time Sprit
MC 幸ちゃん
４．Girl
５．WIND OF TIME
６．SWINGING GENERATION 2003
７．終わりなきメッセージ
MC ３人 ツアーパンフ紹介
８．碧空の記憶
９．今日のつづきが未来になる
10．Going My Way
11．孤独の影
12．運命の轍、宿命の扉
13．愛を惜しみなく
14．LIBERTY BELL
15．君に逢ったのはいつだろう
アンコール
ツアーグッズ紹介
16．カンレキーズのテーマ 〜 恋の花占い��
17．花の首飾り
18．フリフリ
19．G.S. I Love You−あの日の君へ
20．星空のディスタンス
アンコール２
21．風曜日、君をつれて
22．風を追いかけて
今回も桜井さんよりでしたが、ハコが小さいおかげで３人とも過不足なくよく見えました。細かい表情まではもちろんわかりませんが、去年居合わせた人に聞いた、初めてのホールはメンバーが張り切る、との格言どおりオープニングからかなりの盛り上がり。
桜井さんがグレー系のチェックのスーツ、幸ちゃんもチャコールグレーのスーツに赤いネクタイ、たかみーは黒光りするメタリックシルバーの衣装。
そんな衣装より何より、今回びっくり＆嬉しかったのは、たかみーが髪を切ったこと！！ 肩先ぐらいまでの長さに緩いウェーブがかかっていて、この長さにしたのって２５年ぶりくらい？？ いやーもう一生あのロングおばけでいくのかと思っていたので嬉しいよ、嬉しい、嬉しい！！
春フェスの時に秋のツアーは多分、オリオンがオープニングかなと思った通りのオープニング、ちょっとは捻って欲しい気もしたけれど（笑）、好きな曲なので楽しめました。
「TIME SPRIT」多分、生で聴くのは２０年ぶりくらいだと思うのですが、久しぶりで嬉しかったなぁ。
最初の挨拶で、今日が初日の人に９割くらいの手が挙がってたかな。ま、４本目なので当たり前ですが。何をやるかわからない人が多いので、イントロが鳴るたびにおぉぉ〜というどよめきが凄かったです。
今日が初アルフィーの人、で真ん中ブロック後方で年配のおじさんが手を挙げたのに対して「お父さんが初めてなのは見ててすぐわかりました」と幸ちゃんから即座に突っ込み。
「終わりなきメッセージ」では、たかみーが桜井さん側の花道端にいたおばあさんに手を差し伸べたり、と年配の方の姿がそこかしこに見られました。
皆さん、元気です。ってステージの上のおじいさん３人が一番元気ですが。
「Girl」〜「終わりなき〜」のくだりはホント嬉しくて。体力なさすぎて拳もロクに上げられないけれど、楽しかった〜〜。「終わりなき〜」で拳が上げられない分、♪だからさよならロンリネス の合唱は頑張って歌うぞーと思ったら、いつもみたいに声が出ない。歌を歌うのにも体力がいるんだなーと実感してとほほでした。
そんな体たらくな自分とは対照的に、狭いステージの上で元気に熱唱するたかみーを見てなんて元気なんだ、と思ったら泣けてきました。
恒例のツアーパンフ紹介。
「SATISFACTION」で登場した桜井さん、幸ちゃんとひとしきりお決まりのやりとりの後、改めて♪ハーイ と呼びかけた途端、うっかり ♪はーい と返しそうになってしまい、慌てて思いとどまりました（汗）。
呼び掛けには即応答、パブロフの犬状態がすっかり身についてしまってます（苦笑）。
「チャンチキおけさ」を熱唱した桜井さん、歌い終わると調子に乗って おねーさんお銚子１０本、ビール５本ね、に爆笑。すかさず２人に叱られてました。
さぁそろそろあの方を呼んでみましょう。というわけで着替えの済んだたかみー登場。「移民の歌」をハイトーンでノリノリで歌いまくる姿に大受け。
遂にこの曲で登場してしまった、と幸ちゃんに突っ込まれてましたが、自分の曲より楽しそうで上手かった（笑）。あれを見られただけでも来た甲斐があったかも。
毎回恒例のツアーパンフ紹介。今回は序盤なので拡大版はなし。そのうち作ります、とのこと。
紹介係なのに桜井さんは大作漫画を読んでいないことが判明。幸ちゃんに至っては「くだらねー」の一言でバッサリ。まぁ、じっくり読む３人というのも全く想像できませんが、正直すぎるでしょと思った一コマでした。
出し物の為にネジをスタッフにいくつも作らせて、俺はネジやじゃねーぞと言わせてしまった、たかみー。情熱を燃やす方向が明らかに間違っているとしか思えないのですが、今に始まったことではないので、髪の毛ネタ同様やらなくなった時が終わりの時なのかも。
着替え後の衣装は、碧空の記憶色の生地にエンジェルギターがこれでもかっというくらい描かれた凄いジャケットでした。
後半、同じグループと思えないよね、と言ったたかみーに対し、変なのはお前だけだろ！俺らちゃんと馴染んでるもん、とぴたっと寄り添った２人。うん、確かにこちらはちゃんと秋色で統一取れてました。
「LIBERTY BELL」。以前にただすけさんに変わってから演奏した時は、キーボードが簡略化されていて、こういうアレンジにしたのかとちょっぴり残念に思ったのですが、今回はちゃんと細かい部分も忠実に再現されてました。大好きな曲なので、これで今後も聴くことができそうで嬉しい。
今回ほど、座って聴くコーナーのありがたみを実感したことはなかったかも。
休憩したおかげで最後まで乗り切れました。「Going〜」でけっこうバラバラ立つ人がいましたが、とてもそんな力はなく座って楽しく聴きました。
拳は、途中から全く力を入れずに手を挙げて軽く振る方法を会得したおけげで後半は省エネ方式で楽しめました。これだと、筋肉痛もないし楽ちんでいいかも。
アンコールのＧＳコーナー。
恒例のグッズ紹介、いつもだとまたかーと思ってしまうのですが（こらこら）。
今回は歌での紹介で楽しかった〜。
最初のエコバッグは、メリーアンのメロディーに乗せて冒頭からしっかり１コーラス全部あったのにはびっくり。これで全部のグッズ紹介したら大変だな、と思ったら２品目めからはサビだけになってました。
個人的に ♪ねこにゃんにゃんにゃん ねこにゃんにゃんにゃん 招き猫 風呂敷つき〜 （メリーアンのサビのメロディーで歌ってね）が下らなすぎてツボでした。コーラスもばっちり決めてくるあたり、さすがだけれど本編とどっちが大事なんだか（笑）。
招き猫餅だったかだけ、「泣かないでMY LOVE」になっていて、これがまた秀逸でした。ライブでは久しくこの曲聴いてないので嬉しかったなぁ。
カンレキーズのテーマからの「恋の花占い�供廖�今回やるかどうか不明だったので、ポンポンは持参せず。お手手ポンポンで踊りました。ポンポンないので冒頭のパパパンにも楽に参加出来て楽しかった〜〜。今回、短縮バージョンだったそうで。楽しく踊っていたので全然気づきませんでした(^^ゞこの曲で一気に身体が楽になった気がします。
ＧＳはお揃いの青地に金の飾りがついたコスチューム。バラバラな個性の３人だけれど何故か全員似合ってたな。
フリフリの曲紹介で１９６６年発売のこの曲からＧＳブームが始まった、と言ってましたが、生まれてないよと思ったとおり、初めて聴きました。
ＧＳコーナーメンバーはとっても楽しそうでしたが、リアルで体験していない身にはちょっと長かったかな。
当たり前田のクラッカー、と美声で発した桜井さん。戸惑う客席に「ほら、みんなわかんないよ。笑ってるの同世代だけだよ」と発案者に抗議してましたが、そのフレーズは知ってるけれど、実際にどういう風に使うかイマイチ知らず。あーこういう風に使うのね、と純粋に感心してしまい笑えなくてめんごです。
２回目のアンコール。
「今日のつづきが明日になる」がオリコン初登場３位で「メリーアン」以降、５０作連続チャートＴＯＰ１０入を達成した記念に今ツアーではシングル５０枚のジャケットが印刷されたトランプを発売中だそうで。
せっかくトランプがあるんだから、というわけで５０枚プラスジョーカーの巨大トランプを引いて、出た曲を歌うという企画を発動。
４本目にして既に後悔してる、と発案者自身がのたまってましたが、やる側は大変ですが、聞く方はなかなか面白い企画です。
ちなみに初日にいきなり「イノセントラブ」を引いてしまい、桜井さんがパスを発動して「19」になったそうで。
しかも、その時は散々責めたくせに後日、桜井さんがパスをしてくれて残り２名も実は助かったと思った、と白状したというオチつき。
多分、聞けばあーあれね、とわかると思いますが私もタイトルだけだと欠片もどんな曲かわかりません（苦笑）。
こんな感じでトランプを１枚引いて、とルールの説明で試しに引いて出たのは「サファイアの瞳」。一部から歓声が上がってましたが、個人的にはしょっちゅうやってるので他の曲がいいなーと。
「メリーアンと星空のディスタンスが出たら、もう１回引くからね」とたかみーが言って、桜井さんが引いて出てきたのは……。「風曜日、君をつれて」でした。これも割とよくやるナンバーだけれど、楽しいからＯＫです。
個人的には、５０枚のうち唯一生で聴いたことがない「霧のソフィア」を念じてました。これこそ３０年くらいやってないと思うので、即座にたかみーからパスが来そうだけれどね。
最初からシングルだと俺が一番不利じゃん、とぶーたれてた桜井さんだけが難色を示しましたが、幸ちゃんが出来ます、と涼しい顔で言って、たかみーのやろう、で決定。
間奏のギターソロが８０年代だなぁとしみじみ懐かしんでしまいました。
今ツアーはこの日だけの参加だけれど、この先何が飛び出すのか楽しみです。
歌い切った桜井さんが、曲が終わるといきなり後ろに下がってへなってやっていたのでんんん？ と思ったら。
「桜井さんじょうずー だって」とずっこけポーズで告白。
それは確かにちょっと……あんまりかも。。
ＭＣでも常にオチ担当のいじられキャラが定着してるから、ついそういうノリになったんだろうけれど、そこは、せめて桜井さん最高！ とかにしてほしかったな。
大学にたかみーは８年、桜井さんは６年通った流れから、「メリーアン」の直前までたかみーが学生だったのは有名な話ですが、当時のツアーは学割で回っていたことが判明。笑う場内に「なんだよ、悪いかよ」と抗議してましたが、いえいえ悪くないです。寧ろ正しい学割の使い方過ぎて、学割って年齢制限ないんだなあと当たり前のことに感心してしまいました。
学生時代ネタから、またしても桜井さんの過去を暴露するたかみーに、「ねぇその話必要？個人情報だろ」と大きな声で抗議した桜井さんが正しすぎて大笑いでした。
ラストは「風を追いかけて」。
大好きな１曲がまた聴けて嬉しいけれど。ライブで聞くたびに下手くそだなぁと失礼なことを思ってしまう１曲。でも、この下手さがたまらなく愛おしいです。
これを朗々と桜井さんばりに歌い上げるのなんてたかみーじゃないや、と思うくらい愛おしい（気持ち悪いよ）。
これだけだとあんまりなので、本編ラストの「君に逢ったのは〜」を聞きながら、たかみービブラートが上手くなったなぁ、筋トレの成果か声が安定して伸びるようになったなぁ、還暦過ぎても進化するんだと感心したことも付け加えておきます。
そんなわけで、今回も長いライブでしたがとっても楽しい一夜でした。
新旧バランスよく並んだナンバーで、久しぶりにもう１回見たいなと思ったくらい楽しいライブでした。
まだ序盤なため、終演後来春の予定はまだ出ていませんでしたが。
来年もまた地元で参加出来ますように。来年は久しぶりに「ＤＤＤ」を聞きたいな。踊る楽しさにすっかり目覚めた今なら、とっても楽しく踊れる気がする（笑）。
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