チャイコフスキー三大交響曲
2015.07.31 Friday
7月も何だかんだとあっという間に終了です。
ここのところ、背中が痛いのは何でだろう? 最初は何となく背中が痛いなくらいだったのがだんだんひどくなってきました。今日は夕方になったら、遂に座っているのがけっこう辛いくらいになってきてしまい、こりゃばいや〜〜な気分です。週末にのんびりだらだらしたら、少し治まってくれるといいな。
先月のミッチーワンマンショーが楽しすぎて、3枚組ベストを買って聴いていたらものすごく楽しくて、止まらなくなってしまい、ン十年ぶりにCDの大人買いをしてしまいました(笑)。
先日、かなりの量のCDを引き取ってもらったのですが、せっかく空いたCDラックの隙間があっという間に埋まってしまいました。何やってんだか、という気がしないでもないですが、幸せなのでいいのです。
もうちょっと元気があったら、このバッキング完コピしたいっというくらいなホーン好きにはたまらない世界。せめて10年早く出会っていたら、もっといっぱい楽しめたのになぁと少々残念ですが、きっとその頃だったら素直に楽しい!って言えなかった気もするので今の出会いに満足です。
と、タイトルの話とずれてます(大汗)。
今週の月曜にチャイコフスキーの三大交響曲を一挙に演奏する、というとんでもない演奏会を聴きに音楽堂へ行ってきました。
最初にラインナップを見た時は、どう考えても体力いるし疲れそうだなぁと思ったのですが、チャイコの4,5,6番の交響曲をロシアのオケで聴けるなんて、これを逃したらないかも、と思い母と行ってきました。
ロシア政府が国の威信をかけて行われる来日公演、とチラシにあり、そんなに力が入っているのなら聴かねば、と思い行きましたが、いや〜〜〜〜もの凄かったです。素晴らしい演奏会でした。
ロシア国立交響楽団、指揮:ヴァレリー・ポリャンスキー とどこまでもロシアづくしなメンバー。
どうでもいいですが、ソウル五輪で鈴木大地が金メダルを取った時の実況で「後半、強いのはポリャンスキーだっ」というのが忘れられないのですが(大笑)、あのポリャンスキーさんは確かロシアではなくポーランドかどこかの選手だったような。東欧圏ではよくある名前なのかな。
4番から順番に5番、6番と各交響曲ごとに20分の休憩が入るため、18時30分開演と通常より早く開演したにも関わらず、終演は22時をとっくに回ってました。
4番は3つの中では最も派手な構成ですが、冒頭のファンファーレから4楽章まで圧巻の演奏でした。
特に4楽章の盛り上がりっぷりは、これが1曲目なんてウソでしょ? という凄まじさでしばらく拍手が鳴りやまなかったです。
5番は、3曲の中では個人的に一番好きな楽曲ですが、これも素晴らしかったです。特に2楽章が秀逸でした。2楽章から3楽章にかけては、聴きながら目の前に広大なロシアの大地が広がっていくのが見えるようで。
上手く言えないですが、この音はどんなに上手いオケでもちょっと出せないだろうなというのがありました。
各ソリストも素晴らしかったですが、とりわけファゴット奏者が秀逸でした。
3曲ともファゴットがいないと成立しない曲ばかりですが、このファゴット奏者がいたらそりゃぁ吹かせたくなるよなぁと納得でした。
今までも色んなオケで素晴らしいファゴットの音色を聴かせてくれる奏者がいっぱいいましたが、彼は別格というか、こんなものすごい音を出す奏者がいるんだなぁと感激でした。
ファゴットに限らず、クラリネット、オーボエの木管群は名手ぞろいで木管アンサンブルでメロディーを奏でるところがたびたび出て来るのですが、どれもうっとり聴き入ってしまいました。
あと、ホルンのトップ奏者も圧巻でした。長いソロを美しい音で見事に吹き切ったのを見た時は、曲の途中だけれど拍手したくなったほどでした。
チャイコのシンフォニーは、バイオリンコンチェルトが別にあるせいなのか? コンマスが主役になるような部分がほぼないのですが、その分ユニゾンの素晴らしさを堪能しました。あんなに綺麗で音の厚みと深みがあるユニゾンを聴いたのは初めてです。あの弦楽器のユニゾンが聴けただけでも足を運んだ甲斐がありました。
最後の「悲愴」も冒頭から素晴らしかったですが、さすがに3曲目になるとこちらの体力がかなりもたず。最後の4楽章あたりはもう疲労がピークで(^^ゞ
聴いている方がそうなのだから、演奏する側の体力消耗度を思うとただただ凄いっ素晴らしい!! としか言いようがありません。
5番の主題ともいえるメロディー、ヴァイオリン群がスラーの付け方が耳慣れたものと若干異なっていて、独特だったのですが、楽章が進むにつれてこっちの方がしっくりきてこういうのもいいなぁと思っていたのですが。
帰宅してスコアで確認したところこの楽団の方がより楽譜に忠実というか、スラーの切れ目とスタッカートを強調していたことがわかり、なるほどなぁです。
そんなわけで月曜の夜から贅沢な疲れを味わってしまったのですが、掛け値なしに素晴らしい演奏会をありがとう!!
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Comments
それは素晴らしいですね!!
羨ましいですけれど、疲労もいかばかりかと存じます。
特にチャイコなどは、ロシアのオーケストラよりも、ドイツのオーケストラの方がかえってロマンティック、というか情感的な演奏をしますよね。
ロシアづくしの演奏の方が確かにスコアに忠実なのかもしれません。
どちらがいいかは聴く方の好みや体調にもよると思いますが。。
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