40th Anniversary 2014 GENESIS ��2014.10.18 at 本多の森ホール
2014.10.20 Monday
昨年の春ツアー以来、１年半ぶりのTHE ALFEEの地元でのライブ。
前回、色んなことがありましたが、今回ツアー日程が発表になった際、素直に久しぶりに行きたいなと思い、行ってきました。
今年デビュー40周年＆メンバー２人が還暦を迎えたお祝いツアー。
集大成的なラインナップになるのかな？ と思いつつ、いつものとおり事前情報は殆ど仕入れず、唯一赤いハンカチだけは持って行きました。
前回は近年では一番の集客でしたが、今回も後ろ数列は空席でしたが、８割方埋まっていました。前回同様、出戻りの方が増えたのかな？
メンバーも還暦ですが、客席の方にも年配の方がそれなりに増え始め、ステージの上と下で一気に高齢化が進んだ気がしました。
何と言っても４０年だもんね。
開演前はポピュラーなクラシック音楽が流れていることが多いですが、今回は「IN THE MOOD」や「A列車で行こう」等のライトジャズが流れていました。
まだ始まったばかりなので、セットリスト等ネタバレしたくないよ、という方のために折りたたんでおきます。
今回のセットリストです。
オープニング〜カルミナ・ブラーナより〜
1.GLORY DAYS
2.幻想飛行
3.Brave Love 〜Galaxy Express 999
MC 幸ちゃん
4.Beat Pop Generation
5.Shadow of Kingdom
6.LOVE-0=
7.CRIMSON KISS 〜白夜−byakuya−〜
MC 幸＋桜井 → ３人
8.まもなく2番線に…
9.心の鍵
10.マンハッタン・レイン
11.哀愁は黄昏の果てに
MC たかみー
12.英雄の詩
13.LIBERTY BELL
14.悲劇受胎
15.LOVE
16.至上の愛
アンコール1
17.WILD BAHN！
還暦ロック〜グッズ紹介コント〜三三七拍子
18.Punks Life
19.It's For You 〜星空のディスタンス
アンコール2
20.The Boxer
MC たかみー
21.Wind Tune
場内に流れていた音楽が止み、オープニングは何だろう？ と思っていたら流れて来たのはカルミラ・ブラーナの有名な一節でした。
薄い膜に３人のシルエットが大きく浮かび上がり、おぉーっでしたが、ちゃんと奥に立っているのもくっきり見えて、後ろの人にはこの仕掛け、かなり高揚感があっていいかも、と思いました。
今回もシンプルなセット。ギリシャ建築風の柱が何本も立っていて、１本１本が横から切り離されているのですが、その切り口がギザギザで妙にリアル感があるところが凝っていていいなーと。
衣装は、桜井さんはダークネイビーのスーツ、たかみーがピンク紫のパンツとチェスターコート風の長上着。たかみーも派手なんだけど実は一番派手だったのが幸ちゃん。グレー地に白で細かな刺繍模様が施されたスーツで白の刺繍のところどころに青い刺繍が混じっていて綺麗でした。
前回、色々衝撃を受けてしまったあれこれは、免疫がついたらしく。今回も曲によってはコーラス部分は明らかに……というのがちらほらありましたが、それぞれメインボーカルはしっかり歌っていたし。まだツアー前半で元気なのもあってか、さほど気にならずに楽しめました。
最近はもう面倒なのと髪の育毛のため、よほどのことがない限りカツラを被らず。今回もカツラなしで参加したのですが、ステージの３人を見ながら、桜井さんも幸ちゃんも髪がたくさんあっていいなーと（笑）。
途中、相変わらず薄毛ネタを挟んでいた２人でしたが、いやいやいやいや、充分たくさんあるし、長いよ！ と。いつもと違う、新鮮な気持ちで２人の頭髪を眺めてしまいました。
久しぶりに間近で見た、たかみー。妖怪並みの若さを保っているたかみーですが、さすがに老けたというか、目の周りが随分疲れた感じだったのが気になりました。逆に幸ちゃんの方が肌もツルツルで元気そうで。やっぱり好きなことをあれこれしてるからかなーなんて思ってしまいました
桜井さんは、今回あまりあちこちに動かなかったので、そこまで細かいことはわかりませんでしたが、まだツアー前半だからか、声もいつになくよく出ていたし、元気に出しものをこなしてました。
今回、セットリストを見ればわかるとおり。定番曲やヒット曲が殆どなく。
メッセージソングも変拍子もプログレも全くなく。激しいのも悲劇受胎くらいだし。久しぶりの曲もちょこちょこあって、全体的に少し軽めな選曲でしたが、それが却って新鮮でこういうのもいいなーと。
春ツアーのセットリストを調べてみたら、こちらは定番目白押しで。これも楽しそうだけれど、もし春に地元に来ていても、このラインナップだと到底無理だったので、今回のしっとり秋メニューで丁度よかったです。
個人的には「マンハッタン・レイン」がとても嬉しかったな。「心の鍵」と併せてしっとり聴かせてくれました。
お座りコーナー後のＭＣで、少年時代のヒーロー、ナショナルキッドへの思いを熱く語るたかみーと、ナショナルキッド自体？？？ な人が多い客席の温度差が可笑しかった。
おかげさまでナショナル・キッドのストーリーは全くわからないけれど、何故にナショナル・キッドなのかだけは異様に詳しくなりました。
ナショナル・キッドが使用していた光線銃を買ってもらえなかった俊彦少年。ある日手持ちの水鉄砲に平かなで”こうせんじゅう”と書くことで解決させたエピソードが微笑ましいと同時に、脳内に思いっきりつば九郎文字で”こうせんじゅう”と再生されてしまいました(^^ゞ。
ちなみに対照的に幸二少年は速攻で隣の電気店で200円で購入したそうで。その辺はさすがというか。賢少年は幼稚園かばんに定期をくくりつけてもらい、１人で電車通学していたエピソード等、少年時代の思い出話がてんこもりの今回のＭＣコーナーでした。
そうそう、桜井さんは阿川佐和子さんの某氏への「貴方って見かけによらずバカなのね」発言で阿川さんが大好きになったそうで。それを言った時の声が本当に嬉しそうで。たとえ台本であっても、それだけは本心なんだろうなーと笑ってしまいました。
たかみーと言えば、お座りコーナーの途中で着替えて出て来る際、”この人は還暦を迎えてますます派手で、どこでこんなの売ってるんだ？ という衣装になってますが、普段も着てるモノはそんなに変わりません”と紹介され、またどんな変衣装（こらこら）が、と思ったら……ミラーボールをそのままパンツにしたようなスタイルで眩しかったです（苦笑）。上は白とミントブルーで配色としては綺麗でした。
アンコールで着ていた、朱赤のメタリック生地の背中に黒で大きく”高見沢還暦上等”も凄かったな。
「至上の愛」、今のメンバーになってからツアーで聴くのは多分、初めて。
キーボードが聴かせどころの曲は数多くありますが、その中で一番好きなキーボードが汗と涙と並んでこの曲。すごくシンプルだけど、とても派手に聴こえるのが好きなのですが、こういうアレンジにしたのかーと。
以前の聴き慣れたアレンジの方が好きだけれど、それだと絶対にＹ氏の音と比べてしまうだろうから、少し寂しい気もしますがこれでよかったのかも。
原曲VER.はＣＤで聴けるしね。
「哀愁は黄昏に〜」だったか「悲劇受胎」のどっちか忘れましたが、エンディングでギュインギュインやっているのを、おーやってるやってると横目で眺めている幸ちゃんが楽しそうだったのと、何より弾いているご本人が途轍もなく幸せそうで。きっと今、最高に幸せなんだろうなーとしみじみ。
かと思うと「The Boxer」でスリーフィンガーを１人ものすごーく神妙な顔で弾いていたのも微笑ましかったな。
ギターと言えば、アンコールの☆ディスで再び花道にやってきたたかみー。ご満悦に弾いていたギターが白とピンクで、ネックの部分にもあちこちにピンクの装飾が施されていて、何て綺麗なギターなんだ、と思わず見入ってしまいました。
今回は特にハプニングもなく、ココだけのお楽しみのようなものもなかったですが、純粋に楽しめました。
来春は６月にふたたび福井のフェニックスだそうで。今度は頑張って久しぶりに福井へ行ってみようかな。それまでにもう少し体力もつけなくっちゃ。
彼らがライブツアーなんてもう出来なくなるか、私がライブどころじゃなくなるのが先かはわからないけれど。それまでは近くに来た時には行こうかな、と再び思った秋の夜でした。
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